JPH09298166A - 半導体製造方法および装置 - Google Patents

半導体製造方法および装置

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JPH09298166A
JPH09298166A JP8114491A JP11449196A JPH09298166A JP H09298166 A JPH09298166 A JP H09298166A JP 8114491 A JP8114491 A JP 8114491A JP 11449196 A JP11449196 A JP 11449196A JP H09298166 A JPH09298166 A JP H09298166A
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JP
Japan
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filament
ions
processing
forming material
semiconductor
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Pending
Application number
JP8114491A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Seto
昌敏 瀬戸
Toshiaki Miyashita
利明 宮下
Kenji Taira
賢二 平
Tomonori Zenin
智徳 禅院
Akira Iizuka
朗 飯塚
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン源であるフィラメントの長寿命化を図
り、かつ被処理物への処理のスループットを向上させ
る。 【解決手段】 フィラメント2のフィラメント形成材料
であるタングステンによって形成されたカバー部材11
(犠牲ターゲット部材)がフィラメント2の近傍2aに
設けられるとともにイオンが生成される第1処理部4
と、第1処理部4に処理ガス3であるBF3 を供給する
ガス供給部5と、前記イオンをイオンビーム6として第
1処理部4から取り出す引出し加速電極と、イオンビー
ム6を半導体ウェハに照射してイオン打込みが行われる
第2処理部とからなり、第1処理部4に前記BF3 を供
給してイオンを生成する際に、前記BF3 との化学反応
によってカバー部材11のタングステンをエッチング
し、そのタングステンをフィラメント2に付着させなが
ら前記半導体ウェハにイオンを打込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造技術に
関し、特にイオンを生成する処理においてイオン源であ
るフィラメントの長寿命化を図る半導体製造方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に説明する技術は、本発明を研究、
完成するに際し、本発明者によって検討されたものであ
り、その概要は次のとおりである。
【0003】イオンを生成して被処理物である半導体ウ
ェハに処理を行う半導体製造装置の一例として、イオン
打込み装置が知られている。
【0004】ここで、イオン打込み工程においては、不
純物のイオンを打込む半導体ウェハをイオン打込み装置
のウェハ保持板に固定し、イオン化した所定の不純物元
素を10〜数百keVのエネルギによって加速して半導
体ウェハに打込んでいる。
【0005】なお、イオン打込み処理については、例え
ば、株式会社プレスジャーナル、1992年6月20日
発行、「月刊Semiconductor World 1992年7月
号」、79〜102頁に記載され、さらに、イオン打込
み装置については、例えば、株式会社オーム社、198
9年6月20日発行、「超微細加工入門」古川静二郎、
その他一名(著)、89頁〜103頁に記載されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した技
術におけるイオン打込み装置では、イオン打込み回数
(半導体ウェハの処理数)の増加にしたがってフィラメ
ントが削れ、約10日間(例えば、半導体ウェハの処理
数として270ロット)でフィラメントが断線するとい
う問題が発生する。
【0007】さらに、フィラメントが断線した場合、フ
ィラメントを交換しなければならないが、イオン打込み
装置の処理系が高真空でかつ高温(約1400℃)状態
になっているため、フィラメントの交換に4〜5時間を
費やさなければならない。
【0008】その結果、イオン打込み装置のダウンタイ
ムが長く、イオン打込み処理の効率が非常に悪いという
問題がある。
【0009】本発明の目的は、イオン源であるフィラメ
ントの長寿命化を図り、かつ被処理物への処理のスルー
プットを向上させる半導体製造方法および装置を提供す
ることにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0012】すなわち、本発明による半導体製造方法
は、フィラメントが設置された第1処理部に処理ガスを
供給することにより、前記フィラメントを形成するフィ
ラメント形成材料と同じ材料を有しかつ前記フィラメン
トの近傍に設けられた犠牲ターゲット部材の前記フィラ
メント形成材料を前記処理ガスとの化学反応によってエ
ッチングし、そのフィラメント形成材料を前記フィラメ
ントに付着させながら被処理物を処理するものである。
【0013】さらに、本発明による半導体製造方法は、
イオン源であるフィラメントが設置された第1処理部に
処理ガスであるBF3 を供給してイオンを生成する際
に、フィラメント形成材料であるタングステンを有しか
つ前記フィラメントの近傍に設けられた犠牲ターゲット
部材のタングステンを前記BF3 との化学反応によって
エッチングし、そのタングステンを前記フィラメントに
付着させながら半導体ウェハにイオンを打込むものであ
る。
【0014】また、本発明による半導体製造装置は、フ
ィラメントを形成するフィラメント形成材料と同じ材料
を有した犠牲ターゲット部材が前記フィラメントの近傍
に設けられた第1処理部と、前記第1処理部に処理ガス
を供給するガス供給部とを有し、前記第1処理部に前記
処理ガスを供給することにより、前記処理ガスとの化学
反応によって前記犠牲ターゲット部材のフィラメント形
成材料をエッチングし、その前記フィラメント形成材料
を前記フィラメントに付着させながら前記被処理物の処
理を行うものである。
【0015】これにより、被処理物への処理を行いなが
らでもフィラメントを太くすることができるため、フィ
ラメントの断線を防止することができる。
【0016】その結果、フィラメントの長寿命化を図る
ことができる。
【0017】なお、本発明による半導体製造装置は、イ
オン源であるフィラメントのフィラメント形成材料であ
るタングステンを有した犠牲ターゲット部材が前記フィ
ラメントの近傍に設けられるとともにイオンが生成され
る第1処理部と、前記第1処理部に処理ガスであるBF
3 を供給するガス供給部と、前記イオンをイオンビーム
として前記第1処理部から取り出す引出し加速電極と、
所望のイオンを選択する質量分析部と、前記選択された
イオンのイオンビームを前記半導体ウェハに照射してイ
オン打込みが行われる第2処理部とを有し、前記第1処
理部に前記BF3 を供給してイオンを生成する際に、前
記BF3 との化学反応によって前記犠牲ターゲット部材
のタングステンをエッチングし、そのタングステンを前
記フィラメントに付着させながら前記半導体ウェハにイ
オンを打込むものである。
【0018】さらに、本発明による半導体製造装置は、
前記犠牲ターゲット部材が前記フィラメントを覆いかつ
開口部を有したカバー部材であり、前記第1処理部にお
いて前記カバー部材がその開口部を対向電極に向けると
ともに前記フィラメントを覆って設けられているもので
ある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の半導体製造装置であるイオ
ン打込み装置の構造の実施の形態の一例を示す構成概念
図、図2は本発明の半導体製造装置であるイオン打込み
装置に設けられたフィラメントの構造の実施の形態の一
例を示す拡大部分正面図、図3は本発明の半導体製造装
置であるイオン打込み装置における第1処理部の構造の
実施の形態の一例を一部破断して示す拡大部分斜視図、
図4は本発明の半導体製造装置であるイオン打込み装置
における第1処理部の構造の実施の形態の一例を示す拡
大断面図、図5は本発明の半導体製造装置であるイオン
打込み装置によるフィラメントの寿命の実験データの実
施の形態の一例を示す実験結果図である。
【0021】なお、本実施の形態で説明する半導体製造
装置は、AsH3 (アルシン)、PH3 (ホスフィ
ン)、BF3 (三フッ化ホウ素)などの処理ガス3を用
いてイオンを生成し、被処理物である半導体ウェハ1に
処理を行うものであり、その一例として、半導体ウェハ
1に不純物のイオンを打込むイオン打込み装置を取り上
げて説明する。
【0022】前記イオン打込み装置の構成は、イオン源
であるフィラメント2のフィラメント形成材料であるタ
ングステンを有した犠牲ターゲット部材がフィラメント
2の近傍2aに設けられるとともにイオンが生成される
第1処理部4と、第1処理部4に処理ガス3であるBF
3 を供給するガス供給部5と、前記イオンをイオンビー
ム6として第1処理部4から取り出す引出し加速電極7
と、所望の前記イオンを選択する質量分析部である分析
用電磁石8と、選択された前記イオンのイオンビーム6
を半導体ウェハ1に照射してイオン打込みが行われる第
2処理部9と、イオンビーム6を半導体ウェハ1に照射
する際にイオンビーム6を走査する走査手段であるAl
プレート10とからなり、第1処理部4に前記BF3
供給して前記イオンを生成する際に、前記BF3 との化
学反応によって前記犠牲ターゲット部材のタングステン
をエッチングし、そのタングステンをフィラメント2に
付着させながら半導体ウェハ1に前記イオンを打込むも
のである。
【0023】つまり、BF3 を供給してイオンを生成す
る際に、半導体ウェハ1にBF3 による不純物のイオン
を打込みながら、フィラメント2の近傍2aに設けられ
た前記犠牲ターゲット部材のタングステンをBF3 との
化学反応によってエッチングし、そのタングステンをフ
ィラメント2に付着させて、フィラメント2を太くする
ものである。
【0024】なお、本実施の形態によるイオン打込み装
置においては、図3または図4に示すように、前記犠牲
ターゲット部材がフィラメント2を覆いかつ開口部11
aを有したカバー部材11であり、第1処理部4におい
て、カバー部材11がその開口部11aを対向電極12
に向けるとともにフィラメント2を覆って設けられてい
る。
【0025】ここで、第1処理部4は、イオンが生成さ
れる箇所であり、アークチャンバ13を備え、さらに、
アークチャンバ13内には、フィラメント2とカバー部
材11と対向電極12とが設けられている。
【0026】なお、本実施の形態によるカバー部材11
は、フィラメント2を形成するフィラメント形成材料と
同じ材料、すなわちタングステンによって形成され、第
1処理部4を形成するアークチャンバ13内に、例え
ば、ねじ固定などによって取り付けられている。
【0027】さらに、カバー部材11は、その厚さが、
例えば、2〜3mm程度のものである。
【0028】また、本実施の形態によるフィラメント2
は、タングステンによって形成され、図2に示すよう
に、曲がりくねった形状を成しており、このタイプのフ
ィラメント2を含めた第1処理部4(図1参照)は、バ
ーナス形イオンソースとも呼ばれる。
【0029】ここで、フィラメント2は、所定の電流を
印加されて加熱された時に熱電子17を発生するもので
あり、図2に示すフィラメント2は、本実施の形態によ
るイオン打込み装置によってイオン打込み処理を行った
結果、その先端付近の直径が大きくなった状態のもので
ある。
【0030】なお、第1処理部4を形成するアークチャ
ンバ13の所定箇所には、前記イオンを取り出す窓であ
るイオン取出し窓13aや処理ガス3を導入するガス導
入口13bなどが形成され、さらに、フィラメント2と
対向する位置にはタンタルなどによって形成された対向
電極12が設置されている。
【0031】また、本実施の形態によるイオン打込み装
置のガス供給部5は、AsH3 、PH3 またはBF3
うちの何れかの処理ガス3を選択的に供給可能なもので
ある。
【0032】さらに、アークチャンバ13のイオン取出
し窓13aの外側には、引出し加速電極7が設置されて
いる。この引出し加速電極7は、イオン化した処理ガス
3をイオンビーム6としてアークチャンバ13から取り
出し、イオンビーム6を加速させるものである。
【0033】また、質量分析部である分析用電磁石8
は、所望のイオンを選択するものであり、分析用電磁石
8から形成される磁力の強度によって打込むべき不純物
のイオンのイオンビーム6だけを選択するものである。
【0034】なお、所望のイオンの選択については、打
込むべきイオンビーム6だけをコースを変える(曲げ
る)ことにより、選択することができる。
【0035】また、走査手段であるAlプレート10
は、イオンビーム6を半導体ウェハ1に照射する際に走
査するものであり、半導体ウェハ1上にジグザグにイオ
ンビーム6を照射する時などにイオンビーム6の半導体
ウェハ1上におけるX方向やY方向の照射箇所を制御す
るものである。
【0036】さらに、第2処理部9は、半導体ウェハ1
を保持する試料台などを備えるものであり、ここで、半
導体ウェハ1へのイオンビーム6の照射が行われる。
【0037】すなわち、第2処理部9で打込むべき不純
物のイオンが半導体ウェハ1に打込まれる。
【0038】ここで、図1に示す第1処理部4から第2
処理部9に至る処理系14においては、イオン打込み処
理中に閉じられた空間が形成され、その際、処理系14
は、真空雰囲気に保たれる。
【0039】本実施の形態による半導体製造方法につい
て説明する。
【0040】なお、本実施の形態において説明する半導
体製造方法は、前記イオン打込み装置を用いてAs
3 、PH3 またはBF3 などの処理ガス3を用いてイ
オンを生成し、所定のイオンを半導体ウェハ1に打込む
ものであるが、ここでは、処理ガス3にBF3 を用いる
場合を説明する。
【0041】まず、第1処理部4のアークチャンバ13
内において、フィラメント形成材料であるタングステン
によって形成されかつ開口部11aを有したカバー部材
11(犠牲ターゲット部材)を、その開口部11aを対
向電極12に向けるとともにフィラメント2を覆ってそ
の近傍2aに配置させたイオン打込み装置を準備する。
【0042】つまり、カバー部材11をねじ固定などに
よってアークチャンバ13内に取り付けておく。
【0043】その後、アークチャンバ13内を含む前記
イオン打込み装置の処理系14全てを真空排気する。
【0044】続いて、第1電源15によってフィラメン
ト2に約60〜180Aの電流を印加し、フィラメント
2を加熱する。
【0045】さらに、第2電源16によってアークチャ
ンバ13に50〜100Vの電圧を印加する。なお、こ
の際、対向電極12には負の電位が印加されている。
【0046】これにより、加熱されたフィラメント2か
ら熱電子17が発生する。
【0047】その後、ガス供給部5によってアークチャ
ンバ13内に処理ガス3であるBF3 を供給する。
【0048】この時、フィラメント2から発生した熱電
子17は、イオンソース用磁石18によって回転運動を
行いながら、開口部11aを通って対向電極12に向か
って飛び出す。ただし、対向電極12には負の電位が印
加されているため、負の電荷を帯びた熱電子17は対向
電極12から勢いよく反射する(熱電子17の飛行距離
が長ければ長いほどBF3 のガス分子との衝突確率が高
くなり、イオン化し易い)。
【0049】その結果、アークチャンバ13内におい
て、熱電子17とBF3 のガス分子とが衝突してイオン
を生成することができる。
【0050】なお、前記イオンを生成する際に、フィラ
メント2の近傍2aに設けられたカバー部材11のタン
グステンをBF3 に含まれるフッ素との化学反応によっ
てエッチングし、エッチングしたそのタングステンをフ
ィラメント2に付着(融着)させる。
【0051】その後、第1処理部4のアークチャンバ1
3内で生成したイオンを、引出し加速電極7が形成する
30〜60kVのエネルギによって、アークチャンバ1
3からイオンビーム6として取り出す。
【0052】この際、フィラメント2には、カバー部材
11からエッチングされたタングステンが付着(融着)
し続ける。
【0053】すなわち、フィラメント2にタングステン
を付着させながら半導体ウェハ1にイオンを打込むこと
ができる。
【0054】これにより、アークチャンバ13内で加速
されたイオンがフィラメント2に衝突し続けても、フィ
ラメント2が削れて断線することを防止できる。
【0055】つまり、フィラメント2の長寿命化を図れ
る。
【0056】なお、引出し加速電極7によってアークチ
ャンバ13から取り出したイオンビーム6のうち、半導
体ウェハ1に打込むべきイオンのイオンビーム6を分析
用電磁石8によって選択する。
【0057】さらに、イオンビーム6の走査手段である
Alプレート10によってイオンビーム6をX方向また
はY方向に走査し、第2処理部9において所望のイオン
だけを半導体ウェハ1に打込む。
【0058】本実施の形態の半導体製造方法および装置
によれば、以下のような作用効果が得られる。
【0059】すなわち、フィラメント形成材料と同じ材
料であるタングステンによって形成されたカバー部材1
1(犠牲ターゲット部材)がフィラメント2の近傍2a
に設けられていることにより、処理ガス3であるBF3
を供給してイオンを生成する際に、カバー部材11のフ
ィラメント形成材料すなわちタングステンをエッチング
して、そのタングステンをフィラメント2に付着(融
着)させながら半導体ウェハ1にイオンを打込むことが
できる。
【0060】なお、フィラメント2において、タングス
テンが削られる量よりもタングステンが付着する量の方
が多いため、フィラメント2を太くすることができる
(図2に示すように、例えば、直径2mmのフィラメン
ト2を、イオン打込みを繰り返すことにより、直径2.6
mm程度に太くすることができる)。
【0061】つまり、半導体ウェハ1へのイオン打込み
を行いながらでもフィラメント2を太くすることができ
るため、フィラメント2が削られることを防止でき、し
たがって、フィラメント2の断線を防止することができ
る。
【0062】その結果、フィラメント2の長寿命化を図
ることができ、かつ、半導体ウェハ1のイオン打込み処
理におけるスループットを向上させることができる。
【0063】なお、図5に示す実験データのように、カ
バー部材11非取付け時は、半導体ウェハ1(図1参
照)の処理ロット数が270ロット付近において電流値
70A程度でフィラメント2が断線していたが、カバー
部材11取付け時には、半導体ウェハ1にイオン打込み
を行うにつれて、フィラメント2を太らせることがで
き、フィラメント2の長寿命化が図れるため、その結
果、500ロット付近まで半導体ウェハ1を処理可能な
ことを確認できた。
【0064】すなわち、フィラメント2の寿命を約1.9
倍に延ばすことができる。
【0065】さらに、フィラメント2の長寿命化を図る
ことができるため、フィラメント2の交換頻度を低減す
ることができる。
【0066】これにより、イオン打込み装置のダウンタ
イムを減らすことができ、イオン打込み装置の稼動時間
を増やすとともに、半導体ウェハ1のイオン打込みにお
けるスループットを向上させることができる。
【0067】さらに、フィラメント2の交換頻度を低減
することができるため、作業者がフィラメント2の交換
に費やす時間も低減できる。
【0068】これにより、半導体ウェハ1のイオン打込
みにおけるスループットを大幅に向上できる。
【0069】また、犠牲ターゲット部材がフィラメント
2を覆うカバー部材11であることにより、フィラメン
ト形成材料であるタングステンをフィラメント2に付着
させる際に、フィラメント2の所望箇所全体に渡ってタ
ングステンを付着させることができる。
【0070】これにより、フィラメント2の所望箇所全
体をほぼ均一に太くすることができ、その結果、フィラ
メント2の断線をさらに防止できる。
【0071】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記発明の実施の形態に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言う
までもない。
【0072】例えば、前記実施の形態におけるイオン打
込み装置では、処理ガスとしてBF3 を用いた場合を説
明した。
【0073】これは、BF3 が有するフッ素によってカ
バー部材のタングステンをエッチングするためである。
【0074】したがって、前記イオン打込み装置におい
て、フィラメントにタングステンを付着させることがで
きるのは、主に、BF3 を用いた場合である。
【0075】ただし、前記イオン打込み装置において
も、AsH3 やPH3 を用いてイオン打込みを行えるこ
とは言うまでもない。
【0076】また、前記実施の形態においては、半導体
製造装置がイオン打込み装置の場合を説明したが、フィ
ラメントを用いて被処理物に処理を行う半導体製造装置
であれば、イオン打込み装置以外のもの(例えば、スパ
ッタリング装置やエッチング装置など)であってもよ
い。
【0077】つまり、前記フィラメントを形成するフィ
ラメント形成材料と同じ材料を有した犠牲ターゲット部
材が前記フィラメントの近傍に設けられた第1処理部
と、前記第1処理部に処理ガスを供給するガス供給部と
を有し、前記第1処理部に前記処理ガスを供給すること
により、前記処理ガスとの化学反応によって前記犠牲タ
ーゲット部材のフィラメント形成材料をエッチングし、
その前記フィラメント形成材料を前記フィラメントに付
着させながら前記被処理物の処理を行う半導体製造装置
であればよい。
【0078】その場合の半導体製造方法について説明す
ると、前記フィラメントが設置された第1処理部に処理
ガスを供給することにより、前記フィラメントを形成す
るフィラメント形成材料と同じ材料を有しかつ前記フィ
ラメントの近傍に設けられた犠牲ターゲット部材の前記
フィラメント形成材料を前記処理ガスとの化学反応によ
ってエッチングし、そのフィラメント形成材料を前記フ
ィラメントに付着させながら前記被処理物を処理する。
【0079】ここで、イオン打込み装置以外の前記半導
体製造装置の一例として、図6に示す他の実施の形態で
あるEB(Electron Beam )蒸着装置について説明す
る。
【0080】なお、前記EB蒸着装置は、タングステン
によって形成されたフィラメント2を用いて半導体ウェ
ハ1に薄膜を蒸着形成するものである。
【0081】前記EB蒸着装置の構成は、フィラメント
2を形成するフィラメント形成材料と同じ材料すなわち
タングステンによって形成されたカバー部材11(犠牲
ターゲット部材)がフィラメント2の近傍2aに設けら
れた第1処理部4と、第1処理部4に処理ガス3を供給
するガス供給部5とからなり、第1処理部4に処理ガス
3であるBF3 を供給することにより、処理ガス3との
化学反応によってカバー部材11のタングステンをエッ
チングし、そのタングステンをフィラメント2に付着さ
せるものである。
【0082】つまり、半導体ウェハ1に薄膜を蒸着形成
する蒸着処理を行っていない時に、ベルジャ19によっ
て形成された第1処理部4にBF3 を供給し、カバー部
材11のタングステンとBF3 のフッ素とを化学反応さ
せることにより、フィラメント2にカバー部材11のタ
ングステンを付着させてフィラメント2の直径を大きく
するものである。
【0083】なお、半導体ウェハ1に薄膜形成の蒸着処
理を行う際には、第1処理部4にガス供給部5によって
アルゴンガスなどを供給し、フィラメント2から発生す
る熱電子17をアノード20によって数kVの電圧で加
速させる。
【0084】その後、加速した熱電子17による電子ビ
ーム21をアルミニウムなどの蒸着材22に照射して加
熱する。
【0085】これにより、純度の高い蒸着材22を半導
体ウェハ1上に蒸着形成することができる。
【0086】これは、蒸着材22が水冷パイプ23によ
って水冷された銅るつぼ24に収容されているためであ
る。
【0087】また、前記実施の形態による半導体製造装
置および図6に示す他の実施の形態による半導体製造装
置においては、犠牲ターゲット部材であるカバー部材1
1がタングステンによって形成されている場合について
説明したが、前記犠牲ターゲット部材は、その表面にタ
ングステンなどのフィラメント形成材料がコーティング
されたものであってもよく、さらに、前記犠牲ターゲッ
ト部材のエッチングされ易い局部に前記フィラメント形
成材料を有したものであってもよい。
【0088】その場合、前記犠牲ターゲット部材の基材
は、1000℃程度まで耐えることが可能なセラミック
などの耐熱性を有したものであればよく、その表面もし
くは前記局部に前記フィラメント形成材料を有していれ
ばよい。
【0089】また、前記犠牲ターゲット部材は、必ずし
もカバー部材11である必要はなく、例えば、プレート
状のものを組み合わせてフィラメント2の近傍2aに設
けてもよい。ただし、その場合も、所定箇所だけを開口
させてフィラメント2を覆った方が好ましい。
【0090】さらに、被処理物は、半導体ウェハ1以外
の基板部材などであってもよい。
【0091】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0092】(1).フィラメント形成材料と同じ材料
を有した犠牲ターゲット部材がフィラメントの近傍に設
けられていることにより、犠牲ターゲット部材のフィラ
メント形成材料をエッチングして、そのフィラメント形
成材料をフィラメントに付着させながら被処理物の処理
を行うことができる。これにより、被処理物への処理を
行いながらフィラメントを太くすることができるため、
フィラメントの断線を防止することができる。その結
果、フィラメントの長寿命化を図ることができ、かつ、
被処理物の処理におけるスループットを向上させること
ができる。
【0093】(2).フィラメントの長寿命化を図るこ
とができるため、フィラメントの交換頻度を低減するこ
とができる。これにより、半導体製造装置のダウンタイ
ムを減らすことができ、半導体製造装置の稼動時間を増
やすとともに、被処理物の処理におけるスループットを
向上させることができる。
【0094】(3).フィラメントの交換頻度を低減す
ることができるため、作業者がフィラメント交換に費や
す時間も低減できる。これにより、被処理物の処理にお
けるスループットを大幅に向上できる。
【0095】(4).フィラメント形成材料がタングス
テンであり、犠牲ターゲット部材がタングステンを有し
ていることにより、BF3 を供給してイオンを生成する
際に、BF3 との化学反応によって犠牲ターゲット部材
のタングステンをフィラメントに付着させながら半導体
ウェハにイオンを打込むことができる。これにより、半
導体ウェハにイオンを打込みながらフィラメントを太く
することができる。その結果、フィラメントの長寿命化
を図ることができる。
【0096】(5).犠牲ターゲット部材がフィラメン
トを覆うカバー部材であることにより、犠牲ターゲット
部材のフィラメント形成材料をフィラメントに付着させ
る際に、フィラメントの所望箇所全体に渡ってフィラメ
ント形成材料を付着させることができる。これにより、
フィラメントの所望箇所全体をほぼ均一に太くすること
ができ、その結果、フィラメントの断線をさらに防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体製造装置であるイオン打込み装
置の構造の実施の形態の一例を示す構成概念図である。
【図2】本発明の半導体製造装置であるイオン打込み装
置に設けられたフィラメントの構造の実施の形態の一例
を示す拡大部分正面図である。
【図3】本発明の半導体製造装置であるイオン打込み装
置における第1処理部の構造の実施の形態の一例を一部
破断して示す拡大部分斜視図である。
【図4】本発明の半導体製造装置であるイオン打込み装
置における第1処理部の構造の実施の形態の一例を示す
拡大断面図である。
【図5】本発明の半導体製造装置であるイオン打込み装
置によるフィラメントの寿命の実験データの実施の形態
の一例を示す実験結果図である。
【図6】本発明の他の実施の形態である半導体製造装置
の構造を示す構成概念図である。
【符号の説明】
1 半導体ウェハ(被処理物) 2 フィラメント(イオン源) 2a 近傍 3 処理ガス 4 第1処理部 5 ガス供給部 6 イオンビーム 7 引出し加速電極 8 分析用電磁石(質量分析部) 9 第2処理部 10 Alプレート(走査手段) 11 カバー部材(犠牲ターゲット部材) 11a 開口部 12 対向電極 13 アークチャンバ 13a イオン取出し窓 13b ガス導入口 14 処理系 15 第1電源 16 第2電源 17 熱電子 18 イオンソース用磁石 19 ベルジャ 20 アノード 21 電子ビーム 22 蒸着材 23 水冷パイプ 24 銅るつぼ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平 賢二 東京都青梅市藤橋3丁目3番地2 日立東 京エレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 禅院 智徳 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 飯塚 朗 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィラメントを用いて被処理物を処理す
    る半導体製造方法であって、前記フィラメントが設置さ
    れた第1処理部に処理ガスを供給することにより、前記
    フィラメントを形成するフィラメント形成材料と同じ材
    料を有しかつ前記フィラメントの近傍に設けられた犠牲
    ターゲット部材の前記フィラメント形成材料を前記処理
    ガスとの化学反応によってエッチングし、そのフィラメ
    ント形成材料を前記フィラメントに付着させながら前記
    被処理物を処理することを特徴とする半導体製造方法。
  2. 【請求項2】 イオンを生成して被処理物である半導体
    ウェハにイオンを打込む半導体製造方法であって、イオ
    ン源であるフィラメントが設置された第1処理部に処理
    ガスであるBF3 を供給して前記イオンを生成する際
    に、フィラメント形成材料であるタングステンを有しか
    つ前記フィラメントの近傍に設けられた犠牲ターゲット
    部材のタングステンを前記BF3 との化学反応によって
    エッチングし、そのタングステンを前記フィラメントに
    付着させながら前記半導体ウェハにイオンを打込むこと
    を特徴とする半導体製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体製造方法
    であって、前記犠牲ターゲット部材が前記フィラメント
    を覆いかつ開口部を有したカバー部材であり、前記第1
    処理部において、前記開口部を対向電極に向けるととも
    に前記フィラメントを覆って前記カバー部材を配置さ
    せ、前記フィラメント形成材料を前記フィラメントに付
    着させながら前記被処理物を処理することを特徴とする
    半導体製造方法。
  4. 【請求項4】 フィラメントを用いて処理を行う半導体
    製造方法であって、前記フィラメントが設置された第1
    処理部に処理ガスを供給することにより、前記フィラメ
    ントを形成するフィラメント形成材料と同じ材料を有し
    かつ前記フィラメントの近傍に設けられた犠牲ターゲッ
    ト部材の前記フィラメント形成材料を前記処理ガスとの
    化学反応によってエッチングし、そのフィラメント形成
    材料を前記フィラメントに付着させることを特徴とする
    半導体製造方法。
  5. 【請求項5】 フィラメントを用いて被処理物に処理を
    行う半導体製造装置であって、 前記フィラメントを形成するフィラメント形成材料と同
    じ材料を有した犠牲ターゲット部材が前記フィラメント
    の近傍に設けられた第1処理部と、 前記第1処理部に処理ガスを供給するガス供給部とを有
    し、 前記第1処理部に前記処理ガスを供給することにより、
    前記処理ガスとの化学反応によって前記犠牲ターゲット
    部材のフィラメント形成材料をエッチングし、その前記
    フィラメント形成材料を前記フィラメントに付着させな
    がら前記被処理物の処理を行うことを特徴とする半導体
    製造装置。
  6. 【請求項6】 イオンを生成して半導体ウェハにイオン
    を打込む半導体製造装置であって、 イオン源であるフィラメントのフィラメント形成材料で
    あるタングステンを有した犠牲ターゲット部材が前記フ
    ィラメントの近傍に設けられるとともにイオンが生成さ
    れる第1処理部と、 前記第1処理部に処理ガスであるBF3 を供給するガス
    供給部と、 前記イオンをイオンビームとして前記第1処理部から取
    り出す引出し加速電極と、 所望のイオンを選択する質量分析部と、 前記選択されたイオンのイオンビームを前記半導体ウェ
    ハに照射してイオン打込みが行われる第2処理部とを有
    し、 前記第1処理部に前記BF3 を供給してイオンを生成す
    る際に、前記BF3 との化学反応によって前記犠牲ター
    ゲット部材のタングステンをエッチングし、そのタング
    ステンを前記フィラメントに付着させながら前記半導体
    ウェハにイオンを打込むことを特徴とする半導体製造装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の半導体製造装置
    であって、前記犠牲ターゲット部材が前記フィラメント
    を覆いかつ開口部を有したカバー部材であり、前記第1
    処理部において前記カバー部材がその開口部を対向電極
    に向けるとともに前記フィラメントを覆って設けられて
    いることを特徴とする半導体製造装置。
  8. 【請求項8】 フィラメントを用いて処理を行う半導体
    製造装置であって、 前記フィラメントを形成するフィラメント形成材料と同
    じ材料を有した犠牲ターゲット部材が前記フィラメント
    の近傍に設けられた第1処理部と、 前記第1処理部に処理ガスを供給するガス供給部とを有
    し、 前記第1処理部に前記処理ガスを供給することにより、
    前記処理ガスとの化学反応によって前記犠牲ターゲット
    部材の前記フィラメント形成材料をエッチングし、その
    フィラメント形成材料を前記フィラメントに付着させる
    ことを特徴とする半導体製造装置。
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