JPH09296949A - 空調制御装置 - Google Patents

空調制御装置

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JPH09296949A
JPH09296949A JP8110727A JP11072796A JPH09296949A JP H09296949 A JPH09296949 A JP H09296949A JP 8110727 A JP8110727 A JP 8110727A JP 11072796 A JP11072796 A JP 11072796A JP H09296949 A JPH09296949 A JP H09296949A
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JP
Japan
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power supply
supply voltage
light
air conditioner
light emitting
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JP8110727A
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Inventor
Takao Okita
孝雄 沖田
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Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストかつ長寿命で空調機への電源電圧を
広い範囲で監視する。空調機の瞬停に対して空調制御の
乱れが生じないようにする。 【解決手段】 空調機への電源電圧を分岐して端子T
1,T2に与える。この電源電圧により、抵抗R1を介
し発光ダイオードPD1にAC波形の半波電流が流れ、
発光ダイオードPD1が発光する。この発光ダイオード
PD1からの光はフォトトランジスタPT1で受光され
る。ここで、抵抗R2〜R4,コンデンサC1の回路定
数の設定により、端子T1,T2に与えられる電源電圧
がAC90V以上のときの発光ダイオードPD1からの
光をフォトトランジスタPT1で受光した時、P1点の
電圧レベルがしきい値以下となる。これにより、MPU
2−1は、空調機への電源電圧がAC90V以上である
と判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調機の動作を
制御する空調制御装置に関し、特に空調機への電源電圧
を監視する機能を備えた空調制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7に空調制御システムの構成図を示
す。同図において、1は空調機(ファンコイルユニッ
ト:FCU)、2は空調制御装置(FCU用コントロー
ラ)、3は設定器、4は冷水用配管、5は温水用配管、
6は冷水用配管4の途上に設けられた冷水用電磁弁、7
は温水用配管5の途上に設けられた温水用電磁弁、8は
冷水用配管温度センサ、9は温水用配管温度センサ、1
0はFCU1からの給気の供給を受ける室内の温度を検
出する室温センサである。
【0003】FCU1は、冷水用配管4からの冷水CW
の供給を受ける冷水コイル1−1と、温水用配管5から
の温水HWの供給を受ける温水コイル1−2と、ファン
1−−3ととを備えている。FCU用コントローラ2
は、マイクロプロセッサ(MPU)2−1と、RAMや
ROM等からなるメモリ2−2と、センサ入力回路2−
3と、ファン出力回路2−4と、バルブ出力回路2−5
と、設定器3とのインターフェイス回路2−6と、電源
回路2−7と、電源監視回路2ー8とを備えている。設
定器3は、マイクロプロセッサ(MPU)3−1と、R
AMやROM等からなるメモリ3−2と、操作キー3−
3と、液晶表示部(LCD)3−4と、FCU用コント
ローラ2とのインターフェイス回路3−5とを備えてい
る。
【0004】この空調制御システムにおいて、FCU1
にはFCU用電源11からスイッチSW1を介して電源
電圧が印加され、FCU用コントローラ2にはコントロ
ーラ用電源12からスイッチSW2を介して電源電圧が
印加される。すなわち、FCU1とFCU用コントロー
ラ2とは、別の電源系統とされる。この場合、FCU用
コントローラ2における電源監視回路2−8は、FCU
1への電源電圧を分岐入力とし、FCU1への電源電圧
が正常か異常かを監視し、その監視結果をMPU2−1
へ与える。MPU2−1は、FCU1への電源電圧が正
常であることを前提として、室温センサ10からの検出
室温tpvを設定器3からの設定温度tspと合致させるよ
うに、冷水用電磁弁6および温水用電磁弁7の開度やフ
ァン1−3の回転数、すなわちFCU1への冷温水量や
ファン風量を制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の空調制御システムでは、FCU用コントローラ
2においてその電源監視回路2−8は、図8にその要部
を示すようにリレーRyを用いて構成されている。すな
わち、この電源監視回路2−8では、FCU1への電源
電圧が分岐して端子T1,T2を介しリレーRyへ与え
られ、リレーRyの作動によりその常開接点ryaが閉
じることによって、P0点に「L」レベルの信号が生じ
る。この「L」レベルの信号を受けて、MPU2−1
は、FCU1への電源電圧が正常であると判断する。
【0006】すなわち、FCU1をAC100V仕様と
した場合、リレーRyとしてAC100V用のものを使
用し、リレーRyの作動による常開接点ryaの閉成に
よって、FCU1への電源電圧が正常であることを知
る。また、FCU1をAC200V仕様とした場合、リ
レーRyとしてAC200V用のものを使用し、リレー
Ryの作動による常開接点ryaの閉成によって、FC
U1への電源電圧が正常であることを知る。ここで、リ
レーRyとしてAC100V用のものを使用した場合、
このリレーRyにAC200Vが印加されると破壊され
る。また、リレーRyとしてAC200V用のものを使
用した場合、このリレーRyにAC100Vが印加され
ても作動しない。
【0007】このため、従来の電源監視回路2−8で
は、AC100V用とAC200V用の2タイプが存在
し、これをFCU1の電源電圧の仕様に合わせて選択的
に使用しなければならなかった。また、従来の電源監視
回路2−8では、リレーRyを用いているため、すなわ
ち機械接点を用いているため、寿命が短い。また、リレ
ーRyそのものの値段が高く、コストダウンを促進する
ことができない。また、従来の電源監視回路2−8で
は、FCU1への電源電圧が瞬断された場合、すなわち
FCU1が瞬停した場合、これに応動してリレーRyの
常開接点ryaが開放するため、冷水用電磁弁6や温水
用電磁弁7を全閉状態とする等のエネルギーロスをなく
す省エネ動作が行われ、空調制御が乱れる。
【0008】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、低コストか
つ長寿命で空調機への電源電圧を広い範囲で監視するこ
とのできる、また空調機の瞬停に対して空調制御の乱れ
を生じさせないようにすることの可能な空調制御装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、空調機
への電源電圧を分岐入力として発光する発光手段と、こ
の発光手段からの光を受光する受光手段とを設け、この
受光手段での受光状況に基づいて空調機への電源電圧を
監視するようにしたものである。
【0010】この発明によれば、空調機へ電源電圧が供
給されると、発光手段が発光する。そして、この発光手
段からの光を受光手段が受け、この受光手段での受光状
況に基づいて空調機への電源電圧が監視される。例え
ば、受光手段での受光状況に基づいて、空調機への電源
電圧がAC90V以上の場合を感知するようにする。こ
のようにすれば、AC100Vである場合についても、
AC200Vである場合についても、AC90V以上の
電圧が供給されている状況として知ることが可能とな
る。この場合、電源電圧が高くなるにつれ感知タイミン
グが早くなるものとすれば、この感知タイミングからA
C100Vが供給されているのか、AC200Vが供給
されているのかを知ることも可能である。
【0011】第2発明(請求項2に係る発明)は、空調
機への電源電圧を分岐入力として発光する第1および第
2の発光手段と、この第1および第2の発光手段からの
光を受光する第1および第2の受光手段とを設け、この
第1および第2の受光手段での受光状況に基づいて空調
機への電源電圧値を検出するようにしたものである。
【0012】この発明によれば、空調機へ電源電圧が供
給されると、第1および第2の発光手段が発光する。そ
して、この第1および第2の発光手段からの光を第1お
よび第2の受光手段が受け、この第1および第2の受光
手段での受光状況に基づいて空調機への電源電圧値が検
出される。例えば、第1の受光手段での受光状況に基づ
く電源電圧の感知タイミングを第1の受光手段での受光
状況に基づく電源電圧の感知タイミングよりも早くし、
電源電圧が高くなるにつれ第2の受光手段での受光状況
に基づく感知タイミングと第1の受光手段での受光状況
に基づく感知タイミングとの時間差が小さくなるものと
する。このようにすれば、この感知タイミングの時間差
から、空調機への電源電圧値を知ることが可能となる。
【0013】第3発明(請求項3に係る発明)は、空調
機への電源電圧を分岐入力として発光する第1および第
2の発光手段と、この第1および第2の発光手段からの
光を受光する第1および第2の受光手段とを設け、この
第1および第2の受光手段での受光状況に基づいて空調
機への電源電圧値が正常範囲にあるか否かを判定するよ
うにしたものである。
【0014】この発明によれば、空調機へ電源電圧が供
給されると、第1および第2の発光手段が発光する。そ
して、この第1および第2の発光手段からの光を第1お
よび第2の受光手段が受け、この第1および第2の受光
手段での受光状況に基づいて空調機への電源電圧値が正
常範囲にあるか否かが判定される。例えば、第1の受光
手段での受光状況に基づいて、空調機への電源電圧がA
C110V以上の場合を感知するようにする。また、第
2の受光手段での受光状況に基づいて、空調機への電源
電圧がAC90V以上の場合を感知するようにする。こ
のようにすれば、第2の受光手段での受光状況に基づい
て空調機への電源電圧がAC90V以上であることが感
知されているのみの場合を、空調機への電源電圧値が正
常範囲にあるものとして判定することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。 〔実施の形態1:第1発明〕図1はこの発明に係る空調
制御装置の電源監視回路の要部(実施の形態1)を示す
図である。すなわち、この実施の形態では、図7に示し
た空調制御システムにおいて、FCUコントローラ2の
電源監視回路2−8を1つのフォトカプラを用いた電源
監視回路2−8Aとしている。図1において、PC1は
フォトカプラ、D1はダイオード、R1〜R4は抵抗、
C1はコンデンサ、PD1は発光ダイオード、PT1は
フォトトランジスタである。
【0016】この電源監視回路2−8Aでは、FCU1
への電源電圧が分岐して端子T1,T2に与えられる。
この分岐して与えられる電源電圧により、抵抗R1を介
し発光ダイオードPD1にAC波形の半波電流が流れ、
発光ダイオードPD1が発光する。この発光ダイオード
PD1からの光はフォトトランジスタPT1で受光され
る。フォトトランジスタPT1には受光量に応じた電流
が流れ、この電流に応じてP1点の電位が低下する。
【0017】ここで、この実施の形態では、端子T1,
T2に与えられる電源電圧がAC90V以上のときの発
光ダイオードPD1からの光をフォトトランジスタPT
1で受光した時、P1点の電位がしきい値以下となり、
MPU2−1がこの状態を感知する。すなわち、MPU
2−1は、抵抗R2〜R4,コンデンサC1の回路定数
の設定により、FCU1への電源電圧がAC90V以上
であることをP1点の電圧レベルで感知する。
【0018】これにより、MPU2−1は、FCU1へ
の電源電圧がAC100Vである場合についても、AC
200Vである場合についても、AC90V以上の電圧
が供給されている状況として知ることができる。すなわ
ち、FCU1への電源電圧がAC100Vである場合で
も、AC200Vである場合でも、電源監視回路2−8
AにおいてP1点の電圧がしきい値以下となる。MPU
2−1は、FCU1への電源電圧がAC90V以上であ
れば、FCU1の電源電圧が正常であると判断する。
【0019】なお、この場合、MPU2−1には、FC
U1への電源電圧がAC90V以上であることしか知ら
されない。すなわち、FCU1が200V仕様であるの
に、FCU1への電源電圧がAC100Vであったとし
ても、これを知ることができない。また、FCU1が1
00V仕様であるのに、FCU1への電源電圧がAC2
00Vであったとしても、これを知ることができない。
【0020】この場合、電源電圧が高くなるにつれ感知
タイミングが早くなることを利用すれば、この感知タイ
ミングからAC100Vが供給されているのか、AC2
00Vが供給されているのかを知ることが可能となる。
これにより、FCU1の電源電圧の仕様に応じて、FC
U1への電源電圧が正常であるか異常であるかを判断す
ることが可能となる。
【0021】なお、この実施の形態においては、P1点
の電圧レベルによる応答時間は秒オーダであるので、F
CU1への電源電圧が瞬断されても、すなわちFCU1
が瞬停しても、これに直ちに応答することがない。この
ため、FCU1の瞬停時、冷水用電磁弁6や温水用電磁
弁7を全閉状態とする等のエネルギーロスをなくす省エ
ネ動作が行われることがなく、空調制御が乱れることが
ない。
【0022】このように、この実施の形態では、1つの
電源監視回路2−8AでAC100VとAC200Vの
電源電圧に対応することができ、2タイプの電源監視回
路を必要とせず、FCU1の電源電圧の仕様に合わせて
その電源監視回路を選択するという手間を省くことがで
きる。また、この実施の形態では、電源監視回路2−8
AにフォトカプラPC1を用いているので、すなわち無
接触接点を用いているため、寿命が長くなる。また、フ
ォトカプラPC1は値段が易く、コストダウンを促進す
ることができる。
【0023】〔実施の形態2:第2発明〕図2はこの発
明に係る空調制御装置の電源監視回路の要部(実施の形
態2)を示す図である。すなわち、この実施の形態で
は、図7に示した空調制御システムにおいて、FCUコ
ントローラ2の電源監視回路2−8を2つのフォトカプ
ラを用いた電源監視回路2−8Bとしている。図2にお
いて、PC1,PC2はフォトカプラ、D1,D2はダ
イオード、R1〜R8は抵抗、C1,C2はコンデン
サ、PD1,PD2は発光ダイオード、PT1,PT2
はフォトトランジスタである。
【0024】この電源監視回路2−8Bでは、FCU1
への電源電圧が分岐して端子T1,T2に与えられる。
この分岐して与えられる電源電圧により、抵抗R1を介
し発光ダイオードPD1にAC波形の半波電流が流れ、
発光ダイオードPD1が発光する。また、抵抗R5を介
し発光ダイオードPD2にAC波形の半波電流が流れ、
発光ダイオードPD2が発光する。発光ダイオードPD
1からの光はフォトトランジスタPT1で受光される。
発光ダイオードPD2からの光はフォトトランジスタP
T2で受光される。フォトトランジスタPT1,PT2
には受光量に応じた電流が流れ、この電流に応じてP1
点,P2点の電位が低下する。
【0025】ここで、この実施の形態では、端子T1,
T2に与えられる電源電圧がAC90V以上のときの発
光ダイオードPD1からの光をフォトトランジスタPT
1が受光した時、P1点の電位がしきい値以下となり、
MPU2−1がこの状態を感知する。また、端子T1,
T2に与えられる電源電圧がAC90V以上のときの発
光ダイオードPD2からの光をフォトトランジスタPT
2が受光した時、P2点の電位がしきい値以下となり、
MPU2−1がこの状態を感知する。
【0026】ここで、MPU2−1は、抵抗R2〜R
4,コンデンサC1の回路定数の設定により、また抵抗
R6〜R8,コンデンサC2の回路定数の設定により、
P2点よりも早くP1点の電圧レベルからFCU1への
電源電圧がAC90V以上であることを感知する。すな
わち、上記回路定数の設定により、フォトトランジスタ
PT1での受光状況に基づく電源電圧の感知タイミング
(図3(b)に示すSP1)の方が、フォトトランジス
タPT2での受光状況に基づく電源電圧の感知タイミン
グ(図3(c)に示すSP2)よりも早くされている。
【0027】また、この実施の形態では、上記回路定数
の設定により、電源電圧が高くなるにつれ、フォトトラ
ンジスタPT2での受光状況に基づく感知タイミングと
フォトトランジスタPT1での受光状況に基づく感知タ
イミングとの時間差が小さくなるものとされている。す
なわち、図3(b)および(c)における感知タイミン
グの時間差tが、電源電圧が高いほど小さくなるものと
されている。
【0028】MPU2−1は、この感知タイミングの時
間差tから、FCU1への電源電圧値を検出する。すな
わち、この実施の形態では、感知タイミングの時間差t
と電源電圧値Vとの関係を、メモリ2−2に予め図4に
示すような特性テーブルとして記憶させている。MPU
2−1は、この特性テーブルを参照とし、検出した感知
タイミングの時間差tに応ずる電源電圧値Vを読み出
し、この読み出した電源電圧値VをFCU1への実際の
電源電圧値として検出する。
【0029】これにより、MPU2−1は、検出したF
CU1への電源電圧値から、FCU1への電源電圧が正
常であるか異常であるかを判断する。例えば、FCU1
がAC100V仕様であった場合、FCU1への電源電
圧値がAC90V〜110Vの範囲にあれば正常と判断
する。FCU1がAC200V仕様であった場合、FC
U1への電源電圧値がAC180V〜220Vの範囲に
あれば正常と判断する。
【0030】なお、この実施の形態において、P1,P
2点の電圧レベルによる応答時間は秒オーダであるの
で、FCU1への電源電圧が瞬断されても、すなわちF
CU1が瞬停しても、これに直ちに応答することがな
い。このため、FCU1の瞬停時、冷水用電磁弁6や温
水用電磁弁7を全閉状態とする等のエネルギーロスをな
くす省エネ動作が行われることがなく、空調制御が乱れ
ることがない。
【0031】このように、この実施の形態では、1つの
電源監視回路2−8BでAC100VとAC200Vの
電源電圧に対応することができ、2タイプの電源監視回
路を必要とせず、FCU1の電源電圧の仕様に合わせて
その電源監視回路を選択するという手間を省くことがで
きる。また、この実施の形態では、電源監視回路2−8
BにフォトカプラPC1,PC2を用いているので、す
なわち無接触接点を用いているため、寿命が長くなる。
また、フォトカプラPC1,PC2は値段が易く、コス
トダウンを促進することができる。
【0032】〔実施の形態3:第3発明〕図5はこの発
明に係る空調制御装置の電源監視回路(実施の形態3)
の要部を示す図である。すなわち、この実施の形態で
は、図7に示した空調制御システムにおいて、FCUコ
ントローラ2の電源監視回路2−8を4つのフォトカプ
ラを用いた電源監視回路2−8Cとしている。図5にお
いて、PC1〜PC4はフォトカプラ、D1〜D4はダ
イオード、R1〜R16は抵抗、C1〜C4はコンデン
サ、PD1〜PD4は発光ダイオード、PT1〜PT4
はフォトトランジスタである。
【0033】この電源監視回路2−8Cでは、FCU1
への電源電圧が分岐して端子T1,T2およびT3,T
4に与えられる。この分岐して与えられる電源電圧によ
り、抵抗R1,R5を介し発光ダイオードPD1,PD
2にAC波形の半波電流が流れ、発光ダイオードPD
1,PD2が発光する。また、抵抗R9,R13を介し
発光ダイオードPD3,PD4にAC波形の半波電流が
流れ、発光ダイオードPD3,PD4が発光する。
【0034】発光ダイオードPD1,PD2からの光は
フォトトランジスタPT1,PT2で受光される。発光
ダイオードPD3,PD4からの光はフォトトランジス
タPT3,PT4で受光される。フォトトランジスタP
T1,PT2には受光量に応じた電流が流れ、この電流
に応じてP1,P2点の電位が低下する。フォトトラン
ジスタPT3,PT4には受光量に応じた電流が流れ、
この電流に応じてP3,P4点の電位が低下する。
【0035】ここで、この実施の形態では、端子T1,
T2に与えられる電源電圧がAC110V以上のときの
発光ダイオードPD1からの光をフォトトランジスタP
T1が受光した時、P1点の電位がしきい値以下とな
り、MPU2−1がこの状態を感知する。また、端子T
1,T2に与えられる電源電圧がAC90V以上のとき
の発光ダイオードPD2からの光をフォトトランジスタ
PT2受光した時、P2点の電位がしきい値以下とな
り、MPU2−1がこの状態を感知する。すなわち、M
PU2−1は、抵抗R2〜R4(R6〜R8),コンデ
ンサC1(C2)の回路定数の設定により、FCU1へ
の電源電圧がAC110V(AC90V)以上であるこ
とをP1(P2)点の電圧レベルで感知する。
【0036】また、端子T3,T4に与えられる電源電
圧がAC220V以上のときの発光ダイオードPD3か
らの光をフォトトランジスタPT3が受光した時、P3
点の電位がしきい値以下となり、MPU2−1がこの状
態を感知する。また、端子T3,T4に与えられる電源
電圧がAC180V以上のときの発光ダイオードPD4
からの光をフォトトランジスタPT4が受光した時、P
4点の電位がしきい値以下となり、MPU2−1がこの
状態を感知する。すなわち、MPU2−1は、抵抗R1
0〜R12(R14〜R16),コンデンサC3(C
4)の回路定数の設定により、FCU1への電源電圧が
AC220V(AC180V)以上であることをP3
(P4)点の電圧レベルで感知する。
【0037】図6にP1〜P4点の電圧レベルに基づく
電源電圧の感知状況を示す。すなわち、MPU2−1
は、同図(a)に示す如く、P1点の電圧レベルからA
C100V以上の電源電圧を感知し、P2点の電圧レベ
ルからAC90V以上の電源電圧を感知する。また、同
図(b)に示す如く、P3点の電圧レベルからAC22
0V以上の電源電圧を感知し、P4点の電圧レベルから
AC180V以上の電源電圧を感知する。
【0038】ここで、MPU2−1は、FCU1がAC
100V仕様であった場合、P2点の電圧レベルからA
C90V以上の電源電圧が感知されているのみの場合を
正常と判断する。すなわち、図6(a)に示した感知状
況で言えば、P1点の電圧レベルからAC110V以上
の電源電圧が感知されておらず、P2点の電圧レベルか
らAC90V以上の電源電圧が感知されている場合を、
すなわち電源電圧がAC90V〜110Vの範囲にある
場合を正常と判断する。
【0039】また、MPU2−1は、FCU1がAC2
00V仕様であった場合、P4点の電圧レベルからAC
180V以上の電源電圧が感知されているのみの場合を
正常と判断する。すなわち、図6(b)に示した感知状
況で言えば、P3点の電圧レベルからAC220V以上
の電源電圧が感知されておらず、P4点の電圧レベルか
らAC180V以上の電源電圧が感知されている場合
を、すなわち電源電圧がAC180V〜220Vの範囲
にある場合を正常と判断する。
【0040】なお、この実施の形態において、P1〜P
4点の電圧レベルによる応答時間は秒オーダであるの
で、FCU1への電源電圧が瞬断されても、すなわちF
CU1が瞬停しても、これに直ちに応答することがな
い。このため、FCU1の瞬停時、冷水用電磁弁6や温
水用電磁弁7を全閉状態とする等のエネルギーロスをな
くす省エネ動作が行われることがなく、空調制御が乱れ
ることがない。
【0041】このように、この実施の形態では、1つの
電源監視回路2−8CでAC100VとAC200Vの
電源電圧に対応することができ、2タイプの電源監視回
路を必要とせず、FCU1の電源電圧の仕様に合わせて
その電源監視回路を選択するという手間を省くことがで
きる。また、この実施の形態では、電源監視回路2−8
CにフォトカプラPC1〜PC4を用いているので、す
なわち無接触接点を用いているため、寿命が長くなる。
また、フォトカプラPC1〜PC4は値段が易く、コス
トダウンを促進することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、空調機への電源電圧を分岐入力として発
光する発光手段と、この発光手段からの光を受光する受
光手段とを設け、この受光手段での受光状況に基づいて
空調機への電源電圧を監視するようにしたので、低コス
トかつ長寿命で空調機への電源電圧を広い範囲で監視す
ることができるようになり、また、空調機の瞬停に対し
て空調制御の乱れを生じさせないようにすることも可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る空調制御装置の電源監視回路の
要部(実施の形態1)を示す図である。
【図2】 本発明に係る空調制御装置の電源監視回路の
要部(実施の形態2)を示す図である。
【図3】 図2に示した電源監視回路においてフォトト
ランジスタPT1,PT2での受光状況に基づく電源電
圧の感知タイミングの差を示す図である。
【図4】 感知タイミングの時間差tと電源電圧値Vの
関係を示す図である。
【図5】 本発明に係る空調制御装置の電源監視回路の
要部(実施の形態3)を示す図である。
【図6】 図5に示した電源監視回路においてP1〜P
4点の電圧レベルに基づく電源電圧の感知状況を示す図
である。
【図7】 空調制御システムの構成図である。
【図8】 この空調制御システムにおける従来の電源監
視回路の要部を示す図である。
【符号の説明】
1…空調機(FCU)、2…空調制御装置(FCU用コ
ントローラ)、2−8A〜2−8C…電源監視回路、P
C1〜PC4…フォトカプラ、D1〜D4…ダイオー
ド、R1〜R16…抵抗、C1〜C4…コンデンサ、P
D1〜PD4…発光ダイオード、PT1〜PT4…フォ
トトランジスタ 11…FCU用電源、12…コントロ
ーラ用電源。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調機の動作を制御する空調制御装置に
    おいて、 前記空調機への電源電圧を分岐入力として発光する発光
    手段と、 この発光手段からの光を受光する受光手段と、 この受光手段での受光状況に基づいて前記空調機への電
    源電圧を監視する監視手段とを備えたことを特徴とする
    空調制御装置。
  2. 【請求項2】 空調機の動作を制御する空調制御装置に
    おいて、 前記空調機への電源電圧を分岐入力として発光する第1
    および第2の発光手段と、 この第1および第2の発光手段からの光を受光する第1
    および第2の受光手段と、 この第1および第2の受光手段での受光状況に基づいて
    前記空調機への電源電圧値を検出する検出手段とを備え
    たことを特徴とする空調制御装置。
  3. 【請求項3】 空調機の動作を制御する空調制御装置に
    おいて、 前記空調機への電源電圧を分岐入力として発光する第1
    および第2の発光手段と、 この第1および第2の発光手段からの光を受光する第1
    および第2の受光手段と、 この第1および第2の受光手段での受光状況に基づいて
    前記空調機への電源電圧値が正常範囲にあるか否かを判
    定する判定手段とを備えたことを特徴とする空調制御装
    置。
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WO2020188832A1 (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 Global Mobility Service株式会社 電気装置遠隔制御システム、端末装置、サーバ、電気装置遠隔制御方法、電気装置遠隔制御プログラム及び記憶媒体

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