JPH09296841A - 油圧緩衝器及びガススプリング - Google Patents
油圧緩衝器及びガススプリングInfo
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- JPH09296841A JPH09296841A JP13277096A JP13277096A JPH09296841A JP H09296841 A JPH09296841 A JP H09296841A JP 13277096 A JP13277096 A JP 13277096A JP 13277096 A JP13277096 A JP 13277096A JP H09296841 A JPH09296841 A JP H09296841A
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- piston rod
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ピストンロッドを摺動自在に支持し得る上
に、摺動性を向上でき、コスト低下を図り得ると共に、
油液の漏出を好ましく防止することができ更に耐久性に
優れ、長期に亙って滑らかにピストンロッドを摺動させ
る。 【解決手段】 シール部材とロッドガイド6とを備えた
油圧緩衝器又はガススプリングにおいて、ロッドガイド
6はシリンダ2の端部に嵌合する筒状嵌合部13と、ピ
ストンロッド5を案内する筒状軸受部16と、筒状軸受
部16の内周面に一体に定着されてピストンロッド5の
外周に摺接する軸受層15と、筒状軸受部16の内周面
に軸受層15自体により画成されて部分的に形成した油
溜凹部P1,P2,P3,P4と、を有し、且つ、鋼製
薄板材料からなる母材表面に油溜凹部となる部分を残し
ながら、上記筒状軸受部16の部位となる部分にのみ軸
受層15をあらかじめ一体に定着した状態でプレス及び
深絞り成形より一体に成形される。
に、摺動性を向上でき、コスト低下を図り得ると共に、
油液の漏出を好ましく防止することができ更に耐久性に
優れ、長期に亙って滑らかにピストンロッドを摺動させ
る。 【解決手段】 シール部材とロッドガイド6とを備えた
油圧緩衝器又はガススプリングにおいて、ロッドガイド
6はシリンダ2の端部に嵌合する筒状嵌合部13と、ピ
ストンロッド5を案内する筒状軸受部16と、筒状軸受
部16の内周面に一体に定着されてピストンロッド5の
外周に摺接する軸受層15と、筒状軸受部16の内周面
に軸受層15自体により画成されて部分的に形成した油
溜凹部P1,P2,P3,P4と、を有し、且つ、鋼製
薄板材料からなる母材表面に油溜凹部となる部分を残し
ながら、上記筒状軸受部16の部位となる部分にのみ軸
受層15をあらかじめ一体に定着した状態でプレス及び
深絞り成形より一体に成形される。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、油圧緩衝器、特
に、自動車または自動二輪車のサスペンションに用いて
好適な油圧緩衝器及びガススプリングに関する。
に、自動車または自動二輪車のサスペンションに用いて
好適な油圧緩衝器及びガススプリングに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車または自動二輪車のサスペンショ
ンに使用される油圧緩衝器又はガススプリングとして
は、シリンダが一つの単筒式及び外筒とシリンダとして
の内筒とを有した複筒式があるが、いずれのものにおい
ても、シリンダの内部がピストンによって二つの作動室
に隔成されており、シリンダ内において一端がピストン
に連結されたピストンロッドが、シリンダの開口一端に
おいてロッドガイドにより摺動自在に案内、支持されて
いる。
ンに使用される油圧緩衝器又はガススプリングとして
は、シリンダが一つの単筒式及び外筒とシリンダとして
の内筒とを有した複筒式があるが、いずれのものにおい
ても、シリンダの内部がピストンによって二つの作動室
に隔成されており、シリンダ内において一端がピストン
に連結されたピストンロッドが、シリンダの開口一端に
おいてロッドガイドにより摺動自在に案内、支持されて
いる。
【0003】この種のピストンロッドの軸受として用い
られるロッドガイドは、特公昭62−38574号,実
公昭55−23226号及び実開平5−47569号等
で種々提案されている。例えば、特公昭62−3857
4号公報のロッドガイドは、プレス加工されたもので、
直接このロッドガイドの内周面でピストンロッドの摺動
を案内させている。実公昭55−23226号及び実開
平5−47569号公報に記載のロッドガイドは、板状
体で形成され、シリンダの内周に嵌合して支持される支
持部の他にピストンロッドを支持する筒状軸受部を有し
たものであるが、このロッドガイドによれば、筒状軸受
部においてピストンロッドを摺動自在に支持するため
に、筒状軸受部の内面に嵌合固定された別体のガイドブ
ッシュを更に設けている。
られるロッドガイドは、特公昭62−38574号,実
公昭55−23226号及び実開平5−47569号等
で種々提案されている。例えば、特公昭62−3857
4号公報のロッドガイドは、プレス加工されたもので、
直接このロッドガイドの内周面でピストンロッドの摺動
を案内させている。実公昭55−23226号及び実開
平5−47569号公報に記載のロッドガイドは、板状
体で形成され、シリンダの内周に嵌合して支持される支
持部の他にピストンロッドを支持する筒状軸受部を有し
たものであるが、このロッドガイドによれば、筒状軸受
部においてピストンロッドを摺動自在に支持するため
に、筒状軸受部の内面に嵌合固定された別体のガイドブ
ッシュを更に設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、上記特公昭62−38574号公報に示すロッドガ
イドは、ピストンロッドを直接案内するものである為に
摺動面の保油性が不充分で摺動性に劣る。そこで、例え
ば、実公昭55−23226号及び実開平5−4756
9号公報に示すロッドガイドのように低摩擦材のガイド
ブッシュを設けると摺動性が向上するが、この場合でも
保油性に劣るばかりでなくガイドブッシュを筒状軸受部
の内面に嵌合した時、その嵌合の程度が弱いとピストン
ロッドの摺動においてガイドブッシュが筒状軸受部の内
面から抜け出す慮がある。このため、例えば、実公昭5
5−23226号公報に開示されているように、圧入固
定したり、または実開平5−47569号公報のよう
に、抜け止め防止手段として筒状軸受部の上端をかし
め、更に、下端にはストッパ部材を設けているものが開
発されている。しかしながら、このかしめ部を形成した
り、ストッパ部材を設けてガイドブッシュの抜けを防止
する場合には、板状体で一体形成されたロッドガイドに
かしめ部形成やストッパ取付けのための後加工を必要と
し、加えて組み付け作業が煩雑となり、結果としてコス
トアップを招来することになる。
ば、上記特公昭62−38574号公報に示すロッドガ
イドは、ピストンロッドを直接案内するものである為に
摺動面の保油性が不充分で摺動性に劣る。そこで、例え
ば、実公昭55−23226号及び実開平5−4756
9号公報に示すロッドガイドのように低摩擦材のガイド
ブッシュを設けると摺動性が向上するが、この場合でも
保油性に劣るばかりでなくガイドブッシュを筒状軸受部
の内面に嵌合した時、その嵌合の程度が弱いとピストン
ロッドの摺動においてガイドブッシュが筒状軸受部の内
面から抜け出す慮がある。このため、例えば、実公昭5
5−23226号公報に開示されているように、圧入固
定したり、または実開平5−47569号公報のよう
に、抜け止め防止手段として筒状軸受部の上端をかし
め、更に、下端にはストッパ部材を設けているものが開
発されている。しかしながら、このかしめ部を形成した
り、ストッパ部材を設けてガイドブッシュの抜けを防止
する場合には、板状体で一体形成されたロッドガイドに
かしめ部形成やストッパ取付けのための後加工を必要と
し、加えて組み付け作業が煩雑となり、結果としてコス
トアップを招来することになる。
【0005】他方、ガイドブッシュを圧入固定する場合
でもガイドブッシュとしてブッシュを使用する場合に
は、その突合せ面をぴったりと合うように精度よく形成
しなければならず、これがなされていないと、突合せ面
間に隙間が生じたり、突合せ面間に突条が生じたりす
る。突合せ面間に隙間が生じると、当該隙間からシリン
ダ内に充填された油液が漏出して液圧緩衝器の機能が著
しく低下する慮があり、逆に、突条が生じると、ガイド
ブッシュとロッドガイドとの間に同じく隙間が生じて同
様の問題を惹起する上に、ピストンロッドの表面に傷を
付けたり、ピストンロッドの滑らかな移動を阻害した
り、更には突条の部位からガイドブッシュが劣化して早
期に損傷する等の慮がある。
でもガイドブッシュとしてブッシュを使用する場合に
は、その突合せ面をぴったりと合うように精度よく形成
しなければならず、これがなされていないと、突合せ面
間に隙間が生じたり、突合せ面間に突条が生じたりす
る。突合せ面間に隙間が生じると、当該隙間からシリン
ダ内に充填された油液が漏出して液圧緩衝器の機能が著
しく低下する慮があり、逆に、突条が生じると、ガイド
ブッシュとロッドガイドとの間に同じく隙間が生じて同
様の問題を惹起する上に、ピストンロッドの表面に傷を
付けたり、ピストンロッドの滑らかな移動を阻害した
り、更には突条の部位からガイドブッシュが劣化して早
期に損傷する等の慮がある。
【0006】更に、上記、実開平5−47569号公報
に示すように、板状体で一体形成されたロッドガイド
と、これとは別体であって、これに嵌合されたガイドブ
ッシュとにてピストンロッドを摺動自在に支持する場合
の摺動抵抗は、ガイドブッシュの材質等に加えてロッド
ガイドとガイドブッシュと両方の製作精度にも依存し、
したがってそれぞれの製作精度を極めて厳しくして形成
しないと、滑らかなピストンロッドの摺動を得られない
ばかりか、異音を生じさせたり、シリンダ内の油液の漏
出を生じさせたりする等々のこれまた種々の不都合か生
じ得る。
に示すように、板状体で一体形成されたロッドガイド
と、これとは別体であって、これに嵌合されたガイドブ
ッシュとにてピストンロッドを摺動自在に支持する場合
の摺動抵抗は、ガイドブッシュの材質等に加えてロッド
ガイドとガイドブッシュと両方の製作精度にも依存し、
したがってそれぞれの製作精度を極めて厳しくして形成
しないと、滑らかなピストンロッドの摺動を得られない
ばかりか、異音を生じさせたり、シリンダ内の油液の漏
出を生じさせたりする等々のこれまた種々の不都合か生
じ得る。
【0007】そこで、本発明の目的とするところは、別
体のガイドブッシュを用いなくてもピストンロッドを摺
動自在にかつ保油良く性支持し得る上に、ガイドブッシ
ュの抜け出しの慮もなく、而して、かしめ作業等の付加
的な作業をなくし得てコスト低下を図り得ると共に、母
材表面への軸受層の定着時の工夫によって得られる油溜
凹部により油液の漏出を好ましく防止することができ、
更に、耐久性に優れ、かつ異音を発生させることなしに
長期に亙ってピストンロッドの摺動性を向上させること
ができ、加工性,経済性にすぐれたロッドガイドを備え
た油圧緩衝器又はガススプリングを提供することであ
る。
体のガイドブッシュを用いなくてもピストンロッドを摺
動自在にかつ保油良く性支持し得る上に、ガイドブッシ
ュの抜け出しの慮もなく、而して、かしめ作業等の付加
的な作業をなくし得てコスト低下を図り得ると共に、母
材表面への軸受層の定着時の工夫によって得られる油溜
凹部により油液の漏出を好ましく防止することができ、
更に、耐久性に優れ、かつ異音を発生させることなしに
長期に亙ってピストンロッドの摺動性を向上させること
ができ、加工性,経済性にすぐれたロッドガイドを備え
た油圧緩衝器又はガススプリングを提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の単筒式油圧緩衝器、又はガススプリング
は、シリンダ内にピストンロッドが移動自在に挿入さ
れ、ピストンロッドをシリンダの端部に配設したシール
部材とロッドガイドで摺動自在に案内させて、ロッドガ
イドはシリンダの端部に嵌合する筒状嵌合部と、ピスト
ンロッドを案内する筒状軸受部と、筒状軸受部の内周面
に一体に定着されてピストンロッドの外周に摺接する軸
受層と、同じく筒状軸受部の内周面に形成され且つ上記
軸受層で画成された油溜凹部と、を有し、且つ鋼製薄板
材料からなる母材表面に油溜凹部となる部分を残しなが
ら上記筒状軸受部の部位となる部分にのみ軸受層をあら
かじめ一体定着した状態でプレス及び深絞り成形により
一体に成形されていることを特徴とする。
め、本発明の単筒式油圧緩衝器、又はガススプリング
は、シリンダ内にピストンロッドが移動自在に挿入さ
れ、ピストンロッドをシリンダの端部に配設したシール
部材とロッドガイドで摺動自在に案内させて、ロッドガ
イドはシリンダの端部に嵌合する筒状嵌合部と、ピスト
ンロッドを案内する筒状軸受部と、筒状軸受部の内周面
に一体に定着されてピストンロッドの外周に摺接する軸
受層と、同じく筒状軸受部の内周面に形成され且つ上記
軸受層で画成された油溜凹部と、を有し、且つ鋼製薄板
材料からなる母材表面に油溜凹部となる部分を残しなが
ら上記筒状軸受部の部位となる部分にのみ軸受層をあら
かじめ一体定着した状態でプレス及び深絞り成形により
一体に成形されていることを特徴とする。
【0009】同じく、上記の目的を達成するため、本発
明の複筒式油圧緩衝器は、シリンダ内にピストンロッド
が移動自在に挿入され、シリンダの外側にリザーバを形
成する外筒を設け、シリンダの端部と外筒の端部とに配
設したシール部材とロッドガイドでピストンロッドを摺
動自在に案内させ、ロッドガイドはシリンダの端部に嵌
合する筒状嵌合部と、ピストンロッドを案内する筒状軸
受部と、筒状軸受部の内周面に一体に定着されてピスト
ンロッドの外周に摺接する軸受層と、同じく、筒状軸受
部の内周面に形成され且つ上記軸受層で画成された油溜
凹部と、外筒の端部に結合される外筒取付部と、を有
し、且つ鋼製薄板材料からなる母材表面に油溜凹部とな
る部分を残しながら上記筒状軸受部の部位となる部分に
のみ軸受層をあらかじめ一体に定着した状態でプレス及
び深絞り成形により一体に成形されていることを特徴と
するものである。
明の複筒式油圧緩衝器は、シリンダ内にピストンロッド
が移動自在に挿入され、シリンダの外側にリザーバを形
成する外筒を設け、シリンダの端部と外筒の端部とに配
設したシール部材とロッドガイドでピストンロッドを摺
動自在に案内させ、ロッドガイドはシリンダの端部に嵌
合する筒状嵌合部と、ピストンロッドを案内する筒状軸
受部と、筒状軸受部の内周面に一体に定着されてピスト
ンロッドの外周に摺接する軸受層と、同じく、筒状軸受
部の内周面に形成され且つ上記軸受層で画成された油溜
凹部と、外筒の端部に結合される外筒取付部と、を有
し、且つ鋼製薄板材料からなる母材表面に油溜凹部とな
る部分を残しながら上記筒状軸受部の部位となる部分に
のみ軸受層をあらかじめ一体に定着した状態でプレス及
び深絞り成形により一体に成形されていることを特徴と
するものである。
【0010】上記の各油圧緩衝器又はガススプリングに
おいて、油溜凹部が筒状軸受部の内周面に任意の間隔を
置いて軸受層自体により画成形成した複数の凹状溝から
構成されるのが好ましい。
おいて、油溜凹部が筒状軸受部の内周面に任意の間隔を
置いて軸受層自体により画成形成した複数の凹状溝から
構成されるのが好ましい。
【0011】同じく、油溜凹部が筒状軸受部の内周面の
任意の位置でその内周面に連続的に軸受層自体により画
成形成した帯状凹溝から構成されていてもよい。
任意の位置でその内周面に連続的に軸受層自体により画
成形成した帯状凹溝から構成されていてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
に基づいて更に詳細に説明するが、図1は、複筒式の油
圧緩衝器を示し、これはシリンダ2と、シリンダ2内に
ピストンを介して摺動自在に挿入されたピストンロッド
5と、シリンダ2の外側にリザーバ26を形成する外筒
3と、シリンダ2と外筒3の上端部に直列に配設したロ
ッドガイド6と、シール部材たるオイルシール45と、
を備えている。外筒3の上部にはキャップ46が溶接で
結合され、このキャップ46内にはダストリップ47と
オイルリップ48と芯金部49とを備えたオイルシール
45が保持されている。
に基づいて更に詳細に説明するが、図1は、複筒式の油
圧緩衝器を示し、これはシリンダ2と、シリンダ2内に
ピストンを介して摺動自在に挿入されたピストンロッド
5と、シリンダ2の外側にリザーバ26を形成する外筒
3と、シリンダ2と外筒3の上端部に直列に配設したロ
ッドガイド6と、シール部材たるオイルシール45と、
を備えている。外筒3の上部にはキャップ46が溶接で
結合され、このキャップ46内にはダストリップ47と
オイルリップ48と芯金部49とを備えたオイルシール
45が保持されている。
【0013】ロッドガイド6は、鋼薄板等の板状部材か
ら深絞り及びプレス成形により一体成形されてなり、図
1,図4に示すように、外周面11がシリンダ2の内周
面12に嵌合された筒状嵌合部13と、内周面14にあ
らかじめ当該内周面14を覆って軸受層15が部分的に
一体に定着形成された筒状軸受部16と、筒状軸受部の
内周面に形成され且つ上記軸受層15で連続的に画成さ
れた斜め方向の連続した帯状凹溝からなる油溜凹部P1
と、筒状嵌合部13の一端と筒状軸受部16の一端とに
一体的に連結されて筒状軸受部16と筒状嵌合部13と
の間に所定の間隔Rを保つための連結部17と、筒状嵌
合部13の一端から径方向にかつ外方向に一体的に伸び
てシリンダ2の環状の上端面に着座した環状支持片19
と、環状支持片19の外周から軸方向に一体的に伸びて
外周面20がキャップ46の内周面に嵌合した外筒取付
部23たる断面逆U字状の嵌合部片と、を有している。
外筒取付部23には、ロッドガイド6の上部の室25を
シリンダ2と外筒3との間のリザーバ室26に連通させ
て、室25に漏出した油液をリザーバ室26に戻す漏油
リターン通路27が形成されている。筒状軸受部16
は、連結部17の内縁から軸方向に上方に一体的に延設
されているが、下方に向けて設けてもよい。
ら深絞り及びプレス成形により一体成形されてなり、図
1,図4に示すように、外周面11がシリンダ2の内周
面12に嵌合された筒状嵌合部13と、内周面14にあ
らかじめ当該内周面14を覆って軸受層15が部分的に
一体に定着形成された筒状軸受部16と、筒状軸受部の
内周面に形成され且つ上記軸受層15で連続的に画成さ
れた斜め方向の連続した帯状凹溝からなる油溜凹部P1
と、筒状嵌合部13の一端と筒状軸受部16の一端とに
一体的に連結されて筒状軸受部16と筒状嵌合部13と
の間に所定の間隔Rを保つための連結部17と、筒状嵌
合部13の一端から径方向にかつ外方向に一体的に伸び
てシリンダ2の環状の上端面に着座した環状支持片19
と、環状支持片19の外周から軸方向に一体的に伸びて
外周面20がキャップ46の内周面に嵌合した外筒取付
部23たる断面逆U字状の嵌合部片と、を有している。
外筒取付部23には、ロッドガイド6の上部の室25を
シリンダ2と外筒3との間のリザーバ室26に連通させ
て、室25に漏出した油液をリザーバ室26に戻す漏油
リターン通路27が形成されている。筒状軸受部16
は、連結部17の内縁から軸方向に上方に一体的に延設
されているが、下方に向けて設けてもよい。
【0014】筒状軸受部16の下端内周は外方に向けて
弯曲しており、軸受層15と共にその下端を外方に向け
て弯曲した弯曲面16aを形成している。
弯曲しており、軸受層15と共にその下端を外方に向け
て弯曲した弯曲面16aを形成している。
【0015】外筒取付部23は、筒状嵌合部13よりも
大径の筒状部片23aを備え、図1に示すように、キャ
ップ46の内周に圧入,溶接等で結合されているが、外
筒3に対して溶接等で結合してもよい。
大径の筒状部片23aを備え、図1に示すように、キャ
ップ46の内周に圧入,溶接等で結合されているが、外
筒3に対して溶接等で結合してもよい。
【0016】軸受層15は、図3に示すように、筒状軸
受部16の内周面14となる母材表面にあらかじめ一体
的に定着形成された多孔質焼結金属層31と、多孔質焼
結金属層31に含浸されかつ一部が多孔質焼結金属層3
1上に薄層として定着形成された合成樹脂層32とから
なり、合成樹脂層32は、ポリテトラフルオロエチレン
樹脂又はポリアセタール樹脂若しくはこれに潤滑油剤を
含有した含油ポリアセタール樹脂からなる。
受部16の内周面14となる母材表面にあらかじめ一体
的に定着形成された多孔質焼結金属層31と、多孔質焼
結金属層31に含浸されかつ一部が多孔質焼結金属層3
1上に薄層として定着形成された合成樹脂層32とから
なり、合成樹脂層32は、ポリテトラフルオロエチレン
樹脂又はポリアセタール樹脂若しくはこれに潤滑油剤を
含有した含油ポリアセタール樹脂からなる。
【0017】軸受層15と斜め又は水平方向の油溜凹部
P1を筒状軸受部16の内周面14となる母材表面にあ
らかじめ一体的に定着形成したロッドガイド6の成形用
母材は、図2に示すように、例えば、母材としての円形
又は方形の鋼薄板Aを準備すると共に、この鋼薄板Aの
筒状軸受部16となる部位の表面にのみ油溜凹部P1に
対応する隙間aを残しながら二つのリング状に銅又は銅
合金系の粉末体を配し、これを加熱焼結させて多孔質焼
結金属層31を鋼薄板Aの筒状軸受部16となる部位に
形成し、次に、多孔質焼結金属層31の露出された多孔
質表面に、ポリテトラフルオロエチレン樹脂又はポリア
セタール樹脂、若しくはこれに潤滑油剤を含有した含油
ポリアセタール樹脂を、一部が多孔質焼結金属層31に
含浸させ、かつ一部が多孔質焼結金属層31上に薄層と
して一体に定着してなる合成樹脂層32を形成し、この
ようにして筒状軸受部16となる部位のみが鋼薄板A,
多孔質焼結金属層31及び合成樹脂層32からなる三層
構造に形成された円形又は方形の鋼薄板をプレス及び深
絞り成形して上記軸受層15が筒状軸受部16の内周に
位置するように製造することができる。
P1を筒状軸受部16の内周面14となる母材表面にあ
らかじめ一体的に定着形成したロッドガイド6の成形用
母材は、図2に示すように、例えば、母材としての円形
又は方形の鋼薄板Aを準備すると共に、この鋼薄板Aの
筒状軸受部16となる部位の表面にのみ油溜凹部P1に
対応する隙間aを残しながら二つのリング状に銅又は銅
合金系の粉末体を配し、これを加熱焼結させて多孔質焼
結金属層31を鋼薄板Aの筒状軸受部16となる部位に
形成し、次に、多孔質焼結金属層31の露出された多孔
質表面に、ポリテトラフルオロエチレン樹脂又はポリア
セタール樹脂、若しくはこれに潤滑油剤を含有した含油
ポリアセタール樹脂を、一部が多孔質焼結金属層31に
含浸させ、かつ一部が多孔質焼結金属層31上に薄層と
して一体に定着してなる合成樹脂層32を形成し、この
ようにして筒状軸受部16となる部位のみが鋼薄板A,
多孔質焼結金属層31及び合成樹脂層32からなる三層
構造に形成された円形又は方形の鋼薄板をプレス及び深
絞り成形して上記軸受層15が筒状軸受部16の内周に
位置するように製造することができる。
【0018】この際、隙間aに対応する部分が軸受層1
5自体によって連続的に画成された油溜凹部P1たる帯
状凹溝として残る。この為油溜凹部P1は、ピストンロ
ッド5の外周面に付着した油を摺動時に回収して貯溜す
る保油性に優れ、以ってピストンロッド5の潤滑効果を
高めている。
5自体によって連続的に画成された油溜凹部P1たる帯
状凹溝として残る。この為油溜凹部P1は、ピストンロ
ッド5の外周面に付着した油を摺動時に回収して貯溜す
る保油性に優れ、以ってピストンロッド5の潤滑効果を
高めている。
【0019】ピストンロッド5は、筒状軸受部16の内
周面14における軸受層15の露出表面と直接摺動自在
に接して支持されるようになっており、キャップ46を
貫通して外部に突出して、この突出端において自動車の
車体に連結されるようになっている。ピストンロッド5
と外筒3に固着されたキャップ46との間には、シール
部材としてのオイルシール45が嵌合されている。
周面14における軸受層15の露出表面と直接摺動自在
に接して支持されるようになっており、キャップ46を
貫通して外部に突出して、この突出端において自動車の
車体に連結されるようになっている。ピストンロッド5
と外筒3に固着されたキャップ46との間には、シール
部材としてのオイルシール45が嵌合されている。
【0020】以上の油圧緩衝器では、筒状軸受部16に
あらかじめ一体的に定着形成された軸受層15によりピ
ストンロッド5の移動を案内するため、ピストンロッド
5の移動において軸受層15が抜け出す慮がなく、した
がって、かしめ等の抜け止め手段を筒状軸受部16に形
成する必要がなく、後加工等を必要とせず、圧入もなく
組み付け作業が極めて容易,簡単となり、結果として大
幅なコスト低減を図ることができる。加えて、突合せ面
が生じないため、突合せ面による油液の漏出が皆無とな
り、これによる機能低下を招来することがない。
あらかじめ一体的に定着形成された軸受層15によりピ
ストンロッド5の移動を案内するため、ピストンロッド
5の移動において軸受層15が抜け出す慮がなく、した
がって、かしめ等の抜け止め手段を筒状軸受部16に形
成する必要がなく、後加工等を必要とせず、圧入もなく
組み付け作業が極めて容易,簡単となり、結果として大
幅なコスト低減を図ることができる。加えて、突合せ面
が生じないため、突合せ面による油液の漏出が皆無とな
り、これによる機能低下を招来することがない。
【0021】更に、プレス,深絞り等により板状体で一
体形成されたロッドガイド6であるため、所望の製作精
度をもって容易に製造することができる結果、意図した
滑らかなピストンロッド5の移動を得ることができ、精
度不良による異音を生じさせたり、シリンダ2内の油液
の漏出を生じさせたりすることがない。しかも、軸受層
15が多孔質焼結金属層31と多孔質焼結金属層31に
含浸されかつ一部が焼結金属層31上に薄層として定着
形成された合成樹脂層32とからなり、合成樹脂層32
がピストンロッド5に接してこれの移動を案内するため
に、更に滑らかなピストンロッド5の移動を得ることが
できる。しかも、軸受層15の内周には帯状凹溝として
の油溜凹部P1が形成されており、他の特別の手段等を
必要とすることなく、この油溜凹部P1内には油が回収
され、貯溜され、保油されている為にピストンロッド5
の摺動性をより良好にしている。更に、露出表面の合成
樹脂層32が摩滅しても多孔質焼結金属層31に含浸さ
れた合成樹脂層32によって低摩擦性がなお維持される
ため、長期に亘ってほぼ所期の特性を得ることができ
る。
体形成されたロッドガイド6であるため、所望の製作精
度をもって容易に製造することができる結果、意図した
滑らかなピストンロッド5の移動を得ることができ、精
度不良による異音を生じさせたり、シリンダ2内の油液
の漏出を生じさせたりすることがない。しかも、軸受層
15が多孔質焼結金属層31と多孔質焼結金属層31に
含浸されかつ一部が焼結金属層31上に薄層として定着
形成された合成樹脂層32とからなり、合成樹脂層32
がピストンロッド5に接してこれの移動を案内するため
に、更に滑らかなピストンロッド5の移動を得ることが
できる。しかも、軸受層15の内周には帯状凹溝として
の油溜凹部P1が形成されており、他の特別の手段等を
必要とすることなく、この油溜凹部P1内には油が回収
され、貯溜され、保油されている為にピストンロッド5
の摺動性をより良好にしている。更に、露出表面の合成
樹脂層32が摩滅しても多孔質焼結金属層31に含浸さ
れた合成樹脂層32によって低摩擦性がなお維持される
ため、長期に亘ってほぼ所期の特性を得ることができ
る。
【0022】また、筒状軸受部16は、連結部17によ
ってシリンダ2への筒状嵌合部13と所定の間隔Rを保
つように離れて支持されているので、ピストンロッド5
がその軸線に対して若干傾動しつつ移動することもで
き、この摺動運動を筒状軸受部16の追従的弾性変形を
許容することにより更に滑らかな摺動特性が得られる。
ってシリンダ2への筒状嵌合部13と所定の間隔Rを保
つように離れて支持されているので、ピストンロッド5
がその軸線に対して若干傾動しつつ移動することもで
き、この摺動運動を筒状軸受部16の追従的弾性変形を
許容することにより更に滑らかな摺動特性が得られる。
【0023】図5乃至図7は、本発明に係るロッドガイ
ドの他の実施の形態を示すもので、図5に係る油溜凹部
P2は、筒状軸受部16の内周面のほぼ中間に円周方向
に沿う水平な帯状凹溝と縦方向に沿う帯状凹溝とを軸受
層15自体で画成して構成し、図6に示す油溜凹部P3
は、筒状軸受部16の内周面にその一端から螺旋状に連
続して画成した帯状凹溝で構成している。更に、図7に
示す油溜凹部P4は、筒状軸受部16の内周面全域に軸
受層15自体で区画形成された複数の凹状溝で構成して
いる。
ドの他の実施の形態を示すもので、図5に係る油溜凹部
P2は、筒状軸受部16の内周面のほぼ中間に円周方向
に沿う水平な帯状凹溝と縦方向に沿う帯状凹溝とを軸受
層15自体で画成して構成し、図6に示す油溜凹部P3
は、筒状軸受部16の内周面にその一端から螺旋状に連
続して画成した帯状凹溝で構成している。更に、図7に
示す油溜凹部P4は、筒状軸受部16の内周面全域に軸
受層15自体で区画形成された複数の凹状溝で構成して
いる。
【0024】これらの油溜凹部P2,P3,P4の成形
方法,作用,効果は、図4に示す油溜凹部P1と同じで
ある。特に、帯状凹溝からなる油溜凹部P2,P3や複
数の凹状溝からなる油溜凹部P4を成形する際、あらか
じめこれらの凹溝の形状を想定して図2に示す母材に定
着する軸受層15自体によってこれら凹溝形状に対応す
る隙間aを画成形成しておくものである。
方法,作用,効果は、図4に示す油溜凹部P1と同じで
ある。特に、帯状凹溝からなる油溜凹部P2,P3や複
数の凹状溝からなる油溜凹部P4を成形する際、あらか
じめこれらの凹溝の形状を想定して図2に示す母材に定
着する軸受層15自体によってこれら凹溝形状に対応す
る隙間aを画成形成しておくものである。
【0025】図8は、本発明に係るロッドガイド6の他
の実施の形態を示す。これは筒状軸受部16の上下端を
外方に弯曲させ、この弯曲部に対応する軸受層15も一
体的にその母材の筒状軸受部16と共に外方に弯曲させ
て弯曲面16a,16bとなし、ピストンロッド5を軸
受層15内にスムースに挿入させ、又、挿入後偏荷重が
作用しても無理な荷重が軸受層15と筒状軸受部16に
かからないようにしている。他の構造は図4のロッドガ
イド6と同じである。又、油溜凹部P1は、図5乃至図
7に示す油溜凹部P2,P3,P4と同じくしてもよ
い。
の実施の形態を示す。これは筒状軸受部16の上下端を
外方に弯曲させ、この弯曲部に対応する軸受層15も一
体的にその母材の筒状軸受部16と共に外方に弯曲させ
て弯曲面16a,16bとなし、ピストンロッド5を軸
受層15内にスムースに挿入させ、又、挿入後偏荷重が
作用しても無理な荷重が軸受層15と筒状軸受部16に
かからないようにしている。他の構造は図4のロッドガ
イド6と同じである。又、油溜凹部P1は、図5乃至図
7に示す油溜凹部P2,P3,P4と同じくしてもよ
い。
【0026】更に、図9は、ロッドガイド6の他の実施
の形態を示す。これは、外筒取付部23が環状支持片1
9の外端から径方向外方に向けて連設されたフランジ部
bを備えたものである。即ち、外筒取付部23bは環状
支持片19から起立する円筒部aと、円筒部aから外方
に延びるフランジ部bと、フランジ部bに切欠いて形成
した漏油リターン通路27aと、を有し、フランジ部b
が外筒3又はキャップ46に対して圧入,かしめ,溶接
等で結合されるものである。他の構造は、図4又は図5
と同様である。
の形態を示す。これは、外筒取付部23が環状支持片1
9の外端から径方向外方に向けて連設されたフランジ部
bを備えたものである。即ち、外筒取付部23bは環状
支持片19から起立する円筒部aと、円筒部aから外方
に延びるフランジ部bと、フランジ部bに切欠いて形成
した漏油リターン通路27aと、を有し、フランジ部b
が外筒3又はキャップ46に対して圧入,かしめ,溶接
等で結合されるものである。他の構造は、図4又は図5
と同様である。
【0027】同じく、図10は、ロッドガイド6の他の
実施形態を示す。これは、シリンダ2に嵌合する筒状嵌
合部13との連結部17aを介して下方に向けて筒状軸
受部16を設け、この筒状軸受部16の内周たる表面に
軸受層15をあらかじめ一体に定着させ、更に、シリン
ダ2の上端に着座する環状支持片19から起立する円筒
部aとフランジ部bとからなる外筒取付部23cを設
け、フランジ部bに複数の漏油リターン通路27bを切
欠いて形成したものである。その他の構造,作用,効果
は、上記の実施の形態と同様である。
実施形態を示す。これは、シリンダ2に嵌合する筒状嵌
合部13との連結部17aを介して下方に向けて筒状軸
受部16を設け、この筒状軸受部16の内周たる表面に
軸受層15をあらかじめ一体に定着させ、更に、シリン
ダ2の上端に着座する環状支持片19から起立する円筒
部aとフランジ部bとからなる外筒取付部23cを設
け、フランジ部bに複数の漏油リターン通路27bを切
欠いて形成したものである。その他の構造,作用,効果
は、上記の実施の形態と同様である。
【0028】次に、本発明の他の実施の形態を、図11
にもとづいて説明するが、これは、図1の実施の形態に
対して、オイルシール及びロッドガイド6の取付構造を
変更したものである。即ち、シール部材たるオイルシー
ル50は、ダストリップ51とオイルリップ52と芯金
53を設けた水平な芯金部54とを有し、ロッドガイド
6を構成する外筒取付部23の円筒状部片23aを外筒
3の内周に嵌合させ、更に、外筒取付部23と芯金部5
4とを外筒3の上端を内方にかしめることにより固定し
たものである。ロッドガイド6は図4に示すものと同じ
である。
にもとづいて説明するが、これは、図1の実施の形態に
対して、オイルシール及びロッドガイド6の取付構造を
変更したものである。即ち、シール部材たるオイルシー
ル50は、ダストリップ51とオイルリップ52と芯金
53を設けた水平な芯金部54とを有し、ロッドガイド
6を構成する外筒取付部23の円筒状部片23aを外筒
3の内周に嵌合させ、更に、外筒取付部23と芯金部5
4とを外筒3の上端を内方にかしめることにより固定し
たものである。ロッドガイド6は図4に示すものと同じ
である。
【0029】同じく、図12は、本発明の他の実施の形
態を示し、これは、図11に対して他のロッドガイド6
を取付けたものである。即ち、オイルシール50自体
は、図11と同じであるが、ロッドガイド6を図9に示
すものと同じものを使用したものである。この場合は、
外筒取付部23bを構成するフランジ部bを外筒3の内
周に嵌合すると共に、このフランジ部bと芯金部54と
を外筒3の上端でかしめて固定している。
態を示し、これは、図11に対して他のロッドガイド6
を取付けたものである。即ち、オイルシール50自体
は、図11と同じであるが、ロッドガイド6を図9に示
すものと同じものを使用したものである。この場合は、
外筒取付部23bを構成するフランジ部bを外筒3の内
周に嵌合すると共に、このフランジ部bと芯金部54と
を外筒3の上端でかしめて固定している。
【0030】次に、単筒式油圧緩衝器の実施の形態につ
いて、図13乃至図16にもとづいて説明する。
いて、図13乃至図16にもとづいて説明する。
【0031】これらの油圧緩衝器は、全てシリンダ2内
にピストンを介してピストンロッド5が移動自在に挿入
され、シリンダ2の端部にはシール部材55たるオイル
シール又はガスシールとロッドガイド6が直列に配設さ
れ、ロッドガイド6とシール部材55とでピストンロッ
ドを摺動自在に案内しているものである。ロッドガイド
6の形状は、上記複筒式油圧緩衝器のものと若干異なる
が、筒状軸受部16とその内周の軸受層15と該軸受層
15自体により画成成形される油溜凹部P1との構造
は、上記のものと同じであり、又、その成形方法も同様
である。
にピストンを介してピストンロッド5が移動自在に挿入
され、シリンダ2の端部にはシール部材55たるオイル
シール又はガスシールとロッドガイド6が直列に配設さ
れ、ロッドガイド6とシール部材55とでピストンロッ
ドを摺動自在に案内しているものである。ロッドガイド
6の形状は、上記複筒式油圧緩衝器のものと若干異なる
が、筒状軸受部16とその内周の軸受層15と該軸受層
15自体により画成成形される油溜凹部P1との構造
は、上記のものと同じであり、又、その成形方法も同様
である。
【0032】図13の油圧緩衝器は、シリンダ2内にピ
ストンロッド5が移動自在に挿入され、ピストンロッド
5をシリンダ2の端部に配設したシール部材55とロッ
ドガイド6で摺動自在に案内させ、ロッドガイド6は、
シリンダ2の端部に嵌合する筒状嵌合部13と、ピスト
ンロッド5を案内する筒状軸受部16と、筒状軸受部1
6の内周面にあらかじめ一体に定着されてピストンロッ
ド5の外周に摺接する軸受層15と、筒状軸受部16の
内周面に部分的に軸受層15自体によって画成形成した
油溜凹部P1と、を有し、且つ鋼製薄板材料からなる母
材表面に油溜凹部となる部分を残しながら上記筒状軸受
部16の部位となる部分にのみ軸受層15をあらかじめ
一体定着した状態でプレス及び深絞り成形より一体に成
形されているものである。油溜凹部P1として、図4乃
至図7に示す複数個の凹状溝又は連続した帯状凹溝のい
ずれかと同じものが形成される。
ストンロッド5が移動自在に挿入され、ピストンロッド
5をシリンダ2の端部に配設したシール部材55とロッ
ドガイド6で摺動自在に案内させ、ロッドガイド6は、
シリンダ2の端部に嵌合する筒状嵌合部13と、ピスト
ンロッド5を案内する筒状軸受部16と、筒状軸受部1
6の内周面にあらかじめ一体に定着されてピストンロッ
ド5の外周に摺接する軸受層15と、筒状軸受部16の
内周面に部分的に軸受層15自体によって画成形成した
油溜凹部P1と、を有し、且つ鋼製薄板材料からなる母
材表面に油溜凹部となる部分を残しながら上記筒状軸受
部16の部位となる部分にのみ軸受層15をあらかじめ
一体定着した状態でプレス及び深絞り成形より一体に成
形されているものである。油溜凹部P1として、図4乃
至図7に示す複数個の凹状溝又は連続した帯状凹溝のい
ずれかと同じものが形成される。
【0033】この場合、筒状嵌合部13の下部に連結部
17を介して径方向に所定の間隔Rを保ったまま下方に
向けて筒状軸受部16と軸受層15が形成され、筒状嵌
合部13の上端には径方向外方に延びる環状支持片19
が形成され、この環状支持片19がシリンダ2の上端面
に着座し、その外端がシリンダ2の上端に溶接、又はか
しめで固定されている。シール部材55は筒状嵌合部1
3の内側において嵌合して固定されている。
17を介して径方向に所定の間隔Rを保ったまま下方に
向けて筒状軸受部16と軸受層15が形成され、筒状嵌
合部13の上端には径方向外方に延びる環状支持片19
が形成され、この環状支持片19がシリンダ2の上端面
に着座し、その外端がシリンダ2の上端に溶接、又はか
しめで固定されている。シール部材55は筒状嵌合部1
3の内側において嵌合して固定されている。
【0034】図14は、他の実施の形態を示し、これ
は、連結部17の内端から上方に起立して筒状嵌合部1
3と平行に所定の間隔Rを保ったまま筒状軸受部16を
設けたものである。その他の構造は、図10と同じであ
る。
は、連結部17の内端から上方に起立して筒状嵌合部1
3と平行に所定の間隔Rを保ったまま筒状軸受部16を
設けたものである。その他の構造は、図10と同じであ
る。
【0035】図15は、他の実施の形態を示し、これ
は、ロッドガイド6とシール部材56とをシリンダ2の
上端をかしめて挾持したものである。
は、ロッドガイド6とシール部材56とをシリンダ2の
上端をかしめて挾持したものである。
【0036】シール部材56は、ダストリップ57とオ
イルリップ58と芯金59を内臓した芯金部60とから
なり、ロッドガイド6は、図10に示すものと同じもの
を使用している。この場合、シリンダ2の上端部に段部
2aを形成し、この段部2a上に環状支持片19を着座
させ、次いで、芯金部60と環状支持片19とをシリン
ダ2の上端をかしめて挾持し固定したものである。
イルリップ58と芯金59を内臓した芯金部60とから
なり、ロッドガイド6は、図10に示すものと同じもの
を使用している。この場合、シリンダ2の上端部に段部
2aを形成し、この段部2a上に環状支持片19を着座
させ、次いで、芯金部60と環状支持片19とをシリン
ダ2の上端をかしめて挾持し固定したものである。
【0037】他方、図16は、他の実施の形態を示し、
ロッドガイド6を図11に示すものと同じものを使用
し、シール部材57を内周に複数のリップ61と芯金6
2を備えた芯金部63とからなるものを使用し、シリン
ダ2の段部2aに着座させた環状支持片19と芯金部6
3とをシリンダ2の上端をかしめて挾持固定したもので
ある。
ロッドガイド6を図11に示すものと同じものを使用
し、シール部材57を内周に複数のリップ61と芯金6
2を備えた芯金部63とからなるものを使用し、シリン
ダ2の段部2aに着座させた環状支持片19と芯金部6
3とをシリンダ2の上端をかしめて挾持固定したもので
ある。
【0038】更に、図17は、本発明の他の実施の形態
を示す。これは、ロッドガイド6を図14と同様に略々
断面逆U字状に成形し、かつ環状支持片19を廃止して
シリンダ2の内面に係止させたスナップリング66a,
66bによりロッドガイド6を固定すると共にシリンダ
2の内側にシールストッパ65とオイルシール64とを
直列に配置して筒状軸受部16の軸受層15をドライベ
アリング状態とした単筒式の油圧緩衝器である。
を示す。これは、ロッドガイド6を図14と同様に略々
断面逆U字状に成形し、かつ環状支持片19を廃止して
シリンダ2の内面に係止させたスナップリング66a,
66bによりロッドガイド6を固定すると共にシリンダ
2の内側にシールストッパ65とオイルシール64とを
直列に配置して筒状軸受部16の軸受層15をドライベ
アリング状態とした単筒式の油圧緩衝器である。
【0039】この場合、筒状軸受部16の内周に軸受層
15自体により画成形成した油溜凹部P1は、ピストン
ロッド5の摺動性を向上させるために油を貯溜できるの
みならず、オイルシール64に掻き取られずに油膜とし
てピストンロッド5の外周表面に付着した油を回収して
溜めることができ、これにより外部に油が漏れるのを阻
止し、汚れの発生を防止させる。この構成は、ガススプ
リングにも適用されることは言うまでもない。
15自体により画成形成した油溜凹部P1は、ピストン
ロッド5の摺動性を向上させるために油を貯溜できるの
みならず、オイルシール64に掻き取られずに油膜とし
てピストンロッド5の外周表面に付着した油を回収して
溜めることができ、これにより外部に油が漏れるのを阻
止し、汚れの発生を防止させる。この構成は、ガススプ
リングにも適用されることは言うまでもない。
【0040】図13乃至図17に示すロッドガイド6の
作用効果は、図1に示すものと同じである。又、これら
の実施の形態は単筒式油圧緩衝器に関するが単筒式のサ
スペンション用ガススプリング、あるいは自動車のバッ
クドアの開閉用単筒式ガススプリングにも全く同じ構造
で使用できる。
作用効果は、図1に示すものと同じである。又、これら
の実施の形態は単筒式油圧緩衝器に関するが単筒式のサ
スペンション用ガススプリング、あるいは自動車のバッ
クドアの開閉用単筒式ガススプリングにも全く同じ構造
で使用できる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果がある。
【0042】各請求項の発明によれば、筒状軸受部と
なる母材表面にあらかじめ軸受層を一体に定着した状態
でプレス及び深絞り成形し、この筒状軸受部の内周面に
軸受層自体によって画成形成した油溜凹部内の油により
ピストンロッドの移動を案内するためピストンロッドの
摺動性が向上し、ピストンロッドの摺動において軸受層
が抜け出す慮がなく、したがってかしめ等の抜け止め手
段を筒状軸受部に形成する必要がなく、後加工等を必要
とせず、組み付け作業が極めて容易,簡単となり、しか
も成形,加工等も容易であり、結果として大幅なコスト
低減を図ることができる。
なる母材表面にあらかじめ軸受層を一体に定着した状態
でプレス及び深絞り成形し、この筒状軸受部の内周面に
軸受層自体によって画成形成した油溜凹部内の油により
ピストンロッドの移動を案内するためピストンロッドの
摺動性が向上し、ピストンロッドの摺動において軸受層
が抜け出す慮がなく、したがってかしめ等の抜け止め手
段を筒状軸受部に形成する必要がなく、後加工等を必要
とせず、組み付け作業が極めて容易,簡単となり、しか
も成形,加工等も容易であり、結果として大幅なコスト
低減を図ることができる。
【0043】同じく、ロッドガイドは、突合せ面が生
じないため、突合せ面による油液の漏出が皆無となり、
これによる機能低下を招来することがない。
じないため、突合せ面による油液の漏出が皆無となり、
これによる機能低下を招来することがない。
【0044】同じく、ロッドガイドは、プレス,深絞
り等により板状体で一体形成されたものであるため、所
望の製作精度をもって容易に製造することができる結
果、意図した滑らかなピストンロッドの摺動を得ること
ができ、精度不良による異音を生じさせたり、シリンダ
内の油液の漏出を生じさせたりすることがない。
り等により板状体で一体形成されたものであるため、所
望の製作精度をもって容易に製造することができる結
果、意図した滑らかなピストンロッドの摺動を得ること
ができ、精度不良による異音を生じさせたり、シリンダ
内の油液の漏出を生じさせたりすることがない。
【0045】請求項4又は5の発明によれば、筒状軸
受部の内周面の油溜凹部が軸受層の母材への定着時に当
該軸受層自体によって自動的に画成形成されるため、成
形,加工が容易であり、油溜凹部に溜った油で潤滑効果
を高め、ピストンロッドの摺動性が著しく向上する。
受部の内周面の油溜凹部が軸受層の母材への定着時に当
該軸受層自体によって自動的に画成形成されるため、成
形,加工が容易であり、油溜凹部に溜った油で潤滑効果
を高め、ピストンロッドの摺動性が著しく向上する。
【図1】本発明の一実施の形態に係る複筒式油圧緩衝器
の一部切欠き断面図である。
の一部切欠き断面図である。
【図2】ロッドガイドの母材の平面図である。
【図3】ロッドガイドの軸受部と軸受層の部分拡大断面
図である。
図である。
【図4】一実施形態に係るロッドガイドの断面図であ
る。
る。
【図5】同じく他のロッドガイドの断面図である。
【図6】同じく他のロッドガイドの断面図である。
【図7】同じく他のロッドガイドの断面図である。
【図8】同じく他のロッドの断面図である。
【図9】同じく他のロッドガイドの断面図である。
【図10】同じく他のロッドガイドの断面図である。
【図11】他の実施の形態に係る複筒式油圧緩衝器の一
部切欠き断面図である。
部切欠き断面図である。
【図12】他の実施の形態に係る複筒式油圧緩衝器の一
部切欠き断面図である。
部切欠き断面図である。
【図13】単筒式油圧緩衝器の一部切欠き断面図であ
る。
る。
【図14】他の単筒式油圧緩衝器の一部切欠き断面図で
ある。
ある。
【図15】他の単筒式油圧緩衝器の一部切欠き断面図で
ある。
ある。
【図16】他の単筒式油圧緩衝器の一部切欠き断面図で
ある。
ある。
【図17】他の単筒式油圧緩衝器の一部切欠き断面図で
ある。
ある。
2 シリンダ 2a 段部 3 外筒 5 ピストンロッド 6 ロッドガイド 13 筒状嵌合部 15 軸受層 16 筒状軸受部 16a,16b 弯曲面 17 連結部 19 環状支持片 23a 円筒状部片 26 リザーバ 27,27a,27b 漏油リターン通路 31 多孔質焼結金属層 32 合成樹脂層 45,50 シール部材たるオイルシール 46 キャップ 49,54,63 芯金部 55,56,57,64 シール部材 65 シールストッパ 66a,66b スナップリング b フランジ部 P1,P2,P3,P4 油溜凹部
Claims (5)
- 【請求項1】 シリンダ内にピストンロッドが移動自在
に挿入され、ピストンロッドをシリンダの端部に配設し
たシール部材とロッドガイドとで摺動自在に案内させて
いる単筒式油圧緩衝器において、ロッドガイドはシリン
ダの端部に嵌合する筒状嵌合部と、ピストンロッドを案
内する筒状軸受部と、筒状軸受部の内周面に部分的に一
体に定着されてピストンロッドの外周に摺接する軸受層
と、同じく筒状軸受部の内周面に形成され且つ上記軸受
層で画成された油溜凹部と、を有し、且つ鋼製薄板材料
からなる母材表面に油溜凹部となる部分を残しながら上
記筒状軸受部の部位となる部分にのみ軸受層をあらかじ
め一体に定着した状態でプレス及び深絞り成形により一
体成形されていることを特徴とする単筒式油圧緩衝器。 - 【請求項2】 シリンダ内にピストンロッドが移動自在
に挿入され、ピストンロッドをシリンダの端部に配設し
たシール部材とロッドガイドとで摺動自在に案内させて
いるガススプリングにおいて、ロッドガイドはシリンダ
の端部に嵌合する筒状嵌合部と、ピストンロッドを案内
する筒状軸受部と、筒状軸受部の内周面に一体に定着さ
れてピストンロッドの外周に摺接する軸受層と、同じく
筒状軸受部の内周面に形成され且つ上記軸受層で画成さ
れた油溜凹部と、を有し、且つ鋼製薄板材料からなる母
材表面に油溜凹部となる部分を残しながら上記筒状軸受
部の部位となる部分にのみ軸受層をあらかじめ一体に定
着した状態でプレス及び深絞り成形により一体成形され
ていることを特徴とするガススプリング。 - 【請求項3】 シリンダ内にピストンロッドが移動自在
に挿入され、シリンダの外側にリザーバを形成する外筒
を設け、シリンダの端部と外筒の端部とに配設したシー
ル部材とロッドガイドでピストンロッドを摺動自在に案
内させている複筒式油圧緩衝器において、ロッドガイド
はシリンダの端部に嵌合する筒状嵌合部と、ピストンロ
ッドを案内する筒状軸受部と、筒状軸受部の内周面に一
体に定着されてピストンロッドの外周に摺接する軸受層
と、同じく筒状軸受部の内周面に形成され且つ上記軸受
層で画成された油溜凹部と、外筒の端部に結合させる外
筒取付部と、を有し、且つ鋼製薄板材料からなる母材表
面に油溜凹部となる部分を残しながら上記筒状軸受部の
部位となる部分にのみ軸受層をあらかじめ一体に定着し
た状態でプレス及び深絞り成形により一体に成形されて
いることを特徴とする複筒式油圧緩衝器。 - 【請求項4】 油溜凹部が筒状軸受部の内周面に任意の
間隔を置いて軸受層自体により画成形成した複数の凹状
溝から構成されている請求項1,2又は3の単筒式油圧
緩衝器,複筒式油圧緩衝器又はガススプリング。 - 【請求項5】 油溜凹部が筒状軸受部の内周面の任意の
位置でその内周面に連続的に軸受層自体により画成形成
した帯状凹溝から構成されている請求項1,2又は3の
単筒式油圧緩衝器,複筒式油圧緩衝器又はガススプリン
グ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13277096A JPH09296841A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 油圧緩衝器及びガススプリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13277096A JPH09296841A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 油圧緩衝器及びガススプリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09296841A true JPH09296841A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=15089156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13277096A Pending JPH09296841A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 油圧緩衝器及びガススプリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09296841A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100385484B1 (ko) * | 1997-12-11 | 2003-10-22 | 주식회사 만도 | 쇽업소버의로드가이드 |
JP2010127444A (ja) * | 2008-12-01 | 2010-06-10 | Kayaba Ind Co Ltd | シール部材 |
WO2015194097A1 (ja) * | 2014-06-17 | 2015-12-23 | オイレス工業株式会社 | 滑り軸受 |
-
1996
- 1996-04-30 JP JP13277096A patent/JPH09296841A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100385484B1 (ko) * | 1997-12-11 | 2003-10-22 | 주식회사 만도 | 쇽업소버의로드가이드 |
JP2010127444A (ja) * | 2008-12-01 | 2010-06-10 | Kayaba Ind Co Ltd | シール部材 |
WO2015194097A1 (ja) * | 2014-06-17 | 2015-12-23 | オイレス工業株式会社 | 滑り軸受 |
JP2016003723A (ja) * | 2014-06-17 | 2016-01-12 | オイレス工業株式会社 | 滑り軸受 |
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Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050909 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050913 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060124 |