JPH09296797A - ポンプ - Google Patents

ポンプ

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Publication number
JPH09296797A
JPH09296797A JP13586696A JP13586696A JPH09296797A JP H09296797 A JPH09296797 A JP H09296797A JP 13586696 A JP13586696 A JP 13586696A JP 13586696 A JP13586696 A JP 13586696A JP H09296797 A JPH09296797 A JP H09296797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge elbow
elbow
metal parts
shaft
main shaft
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13586696A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuki Nakagawa
泰規 中川
Osamu Fujishiro
治 藤城
Makoto Nakashioya
誠 中塩屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP13586696A priority Critical patent/JPH09296797A/ja
Publication of JPH09296797A publication Critical patent/JPH09296797A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 海水等の電解貭液を付勢する羽根車が取り付
けられた主軸2が吐出しエルボ11を貫通する個所で液中
軸受3により軸支され、かつ、グランドパッキン5によ
りシールされているポンプにおいて、溶接補修ができな
い高価な吐出しエルボ1が電食により腐食するのを防止
する。 【解決手段】 主軸2のまわりに配設されてこれを保護
する軸保護管7と吐出しエルボ1との間に犠牲金属部品
9を介在させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は海水等の電解貭液を
移送するのに好適なポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種ポンプにおける主軸貫通部
の近傍の断面が図3に示されている。図3において、1
は吐出しエルボ、2は主軸でその下端には図示しない単
段斜流羽根車が取り付けられている。
【0003】吐出しエルボ1には主軸2が貫通する貫通
穴20が形成され、この貫通穴20の内周面に液中軸受3が
取り付けられ、この液中軸受3の上方に封水ブッシュ4
が、その上方にグランドパッキン5が配設されている。
【0004】パッキン押え6をボルト8により吐出しエ
ルボ1に締結することによってグランドパッキン5は封
水ブッシュ4に圧接し、封水ブッシュ4は液中軸受3に
圧接すると同時にこれらは主軸2の外周面及び貫通穴20
の内周面に密接する。
【0005】主軸2のまわりに配設されてこれを保護す
る軸保護管7の上端部は吐出しエルボ1の下端部に接触
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この種ポンプにおいて
は、通常、主軸2及び軸保護管7はその発銹を防止する
ため、18-8系の不銹鋼製とされるが、吐出しエルボ1は
その強度、延性の増大を図るため球状黒鉛鋳鉄製とされ
ている。
【0007】従って、軸保護管7及び吐出しエルボ1が
電解貭液である海水に曝されると、これら異種金属の接
触部で低電位の吐出しエルボ1から高電位の軸保護管7
に電池作用によって電流が流れ、この結果、吐出しエル
ボ1の下端部に交差斜線を付した部分Aがイオン化され
電食により黒鉛化腐食が発生する。
【0008】そして、鋳鉄製の吐出しエルボ1は溶接補
修ができないため、電食が進行したとき、高価な吐出し
エルボ1を新しく製作しなければならないので、そのコ
ストが嵩むという問題があった。
【0009】また、液中軸受3を潤滑した海水が封水ブ
ッシュ4を経て吐出しエルボ1とグランドパッキン5の
隙間に滲み出し、この際、滲み出し通路に海水中の海生
物が付着することによって図3の黒塗部分Bが腐食し、
この結果、封水ブッシュ4及びグランドパッキン5のシ
ール効果が著しく低下するという問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、第1の発明の要旨
とするところは、海水等の電解貭液を付勢する羽根車が
取り付けられた主軸が吐出しエルボを貫通する個所で液
中軸受により軸支され、かつ、グランドパッキンにより
シールされているポンプにおいて、上記主軸のまわりに
配設されてこれを保護する軸保護管と上記吐出しエルボ
との間に犠牲金属部品を介在させたことを特徴とするポ
ンプにある。
【0011】しかして、吐出しエルボから軸保護管に向
かう電流により吐出しエルボに先立って犠牲金属部品が
電食により腐食する。
【0012】第2の発明の要旨とすることろは、海水等
の電解貭液を付勢する羽根車が取り付けられた主軸が吐
出しエルボを貫通する個所で液中軸受により軸支され、
かつ、グランドパッキンによりシールされているポンプ
において、上記グランドパッキンを抱持するブッシュ状
のパッキン箱を上記吐出しエルボに装着するとともにこ
のパッキン箱と上記液中軸受との間に排液ピットに連通
する腔所を形成したことを特徴とするポンプにある。
【0013】しかして、液中軸受を潤滑した電解貭液は
腔所を経て排液ピットに排出され、吐出しエルボの内周
の隙間を通って滲み出すことはない。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態が図1に
示されている。不銹鋼製の軸保護管7と球状黒鉛鋳鉄製
の吐出しエルボ1との間に鋳鉄等からなる犠牲金属部品
9が介在せしめられている。この犠牲金属部品9は液中
軸受3の下部を保持し、鋳鉄製の六角ボルト10を介して
吐出しエルボ1の下部に着脱自在に締結されている。
【0015】なお、犠牲金属部品9の吐出しエルボ1へ
の当接面C及び六角ボルト10のまわりにはシール剤を塗
布又は充填するのが望ましい。他の構成は図3に示す従
来のものと同様であり、対応する部材には同じ符号を付
してその説明を省略する。
【0016】しかして、軸保護管7と吐出しエルボ1が
海水に曝されたとき、これらの間に電位差が生じ、これ
に基づく電池作用により吐出しエルボ1から犠牲金属部
品9を経て軸保護管7に電流が流れるが、その際、吐出
しエルボ1に先立って犠牲金属部品9が電食により腐食
するので、腐食が吐出しエルボ1に到達する前に犠牲金
属部品9を取り替えれば、高価な吐出しエルボ1の電食
を防止することができる。
【0017】本発明の第2の実施形態が図2に示されて
いる。この第2の実施形態においては、吐出しエルボ1
の貫通穴20内に18-8等の不銹鋼からなるブッシュ状のパ
ッキン箱11が嵌合されてボルト12によって吐出しエルボ
1に締結されている。パッキン箱11の外周面と貫通穴20
との隙間はOリング16によってシールされている。
【0018】このパッキン箱11の内側にグランドパッキ
ン15が抱持され、このグランドパッキン15はパッキン押
え6により押圧されてパッキン箱11の内周面及び主軸2
の外周面に密接している。
【0019】そして、パッキン箱11と液中軸受3との間
に腔所17が形成され、この腔所17は通孔18を経て図示し
ない排液ピットに連通している。なお、封水ブッシュ4
が廃止されているが、他の構成は図3に示す従来のもの
と同様であり、対応する部材に同じ符号を付してその説
明を省略する。
【0020】しかして、液中軸受3を潤滑した海水は腔
所17内に入り、ここから通孔18を経て排液ピットに排出
される。そして、貫通穴20の内周面とパッキン箱11の外
周面との隙間はOリング16によってシールされているの
で、この隙間を通って海水が滲み出ることはない。
【0021】従って、海水中の海生物がこの隙間に付着
することはないので、貫通穴20の内周面が海生物の付着
により腐食するのを防止できる。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の第1の発明においては、
軸保護管と吐出しエルボとの間に犠牲金属部品を介在さ
せたため、吐出しエルボから軸保護管に向かう電流によ
り吐出しエルボに先立って犠牲金属部品が電食により腐
食する。
【0023】この結果、腐食が吐出しエルボに到達する
前に犠牲金属部品を取り替えることによって溶接補修が
できない吐出しエルボの電食を防止することができ、従
って、高価な吐出しエルボを新しく製造する必要がなく
なるので、ポンプの保守費を大巾に低減できる。
【0024】請求項2記載の第2の発明においては、グ
ランドパッキンを抱持するブッシュ状のパッキン箱を吐
出しエルボに装着するとともにパッキン箱と液中軸受と
の間に排液ピットに連通する腔所を形成したため、液中
軸受を潤滑した電解貭液は腔所を経て排液ピットに排出
され、吐出しエルボの内周の隙間を通って滲み出すこと
はない。この結果、海生物がこの隙間に付着することは
ないので、吐出しエルボの内周が海生物の付着により腐
食するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るポンプの主軸貫
通部の近傍を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るポンプの主軸貫
通部の近傍を示す縦断面図である。
【図3】従来のポンプの主軸貫通部の近傍を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
2 主軸 1 吐出しエルボ 3 液中軸受 5 グランドパッキン 7 軸保護管 9 犠牲金属部品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海水等の電解貭液を付勢する羽根車が取
    り付けられた主軸が吐出しエルボを貫通する個所で液中
    軸受により軸支され、かつ、グランドパッキンによりシ
    ールされているポンプにおいて、 上記主軸のまわりに配設されてこれを保護する軸保護管
    と上記吐出しエルボとの間に犠牲金属部品を介在させた
    ことを特徴とするポンプ。
  2. 【請求項2】 海水等の電解貭液を付勢する羽根車が取
    り付けられた主軸が吐出しエルボを貫通する個所で液中
    軸受により軸支され、かつ、グランドパッキンによりシ
    ールされているポンプにおいて、 上記グランドパッキンを抱持するブッシュ状のパッキン
    箱を上記吐出しエルボに装着するとともにこのパッキン
    箱と上記液中軸受との間に排液ピットに連通する腔所を
    形成したことを特徴とするポンプ。
JP13586696A 1996-05-03 1996-05-03 ポンプ Withdrawn JPH09296797A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13586696A JPH09296797A (ja) 1996-05-03 1996-05-03 ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP13586696A JPH09296797A (ja) 1996-05-03 1996-05-03 ポンプ

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JPH09296797A true JPH09296797A (ja) 1997-11-18

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ID=15161605

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JP13586696A Withdrawn JPH09296797A (ja) 1996-05-03 1996-05-03 ポンプ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105090059A (zh) * 2015-07-23 2015-11-25 顾雍舟 机械密封水泵的防漏及主动防堵转保护系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105090059A (zh) * 2015-07-23 2015-11-25 顾雍舟 机械密封水泵的防漏及主动防堵转保护系统

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Effective date: 20030805