JPH09293430A - 多重構造メンブレンスイッチ - Google Patents

多重構造メンブレンスイッチ

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JPH09293430A
JPH09293430A JP8131182A JP13118296A JPH09293430A JP H09293430 A JPH09293430 A JP H09293430A JP 8131182 A JP8131182 A JP 8131182A JP 13118296 A JP13118296 A JP 13118296A JP H09293430 A JPH09293430 A JP H09293430A
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JP
Japan
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switch
membrane
substrate
contact
membrane switch
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Withdrawn
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JP8131182A
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English (en)
Inventor
Hironobu Kanazawa
宏信 金沢
Yasuhiko Shinohara
安彦 篠原
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、簡単な構成により、複数のスイッチ
操作が同時に行なわれ得るようにした、多重構造メンブ
レンスイッチを提供することを目的とする。 【解決手段】それぞれのスイッチ領域が垂直に並ぶよう
に、互いに積層された複数個のメンブレンスイッチ1
1,12とを含んでおり、全部または一部のメンブレン
スイッチ12が、互いにスペーサ12bを介して隔置さ
れ、且つ対向する面にスイッチ接点12d,12eが形
成された、二枚のメンブレン基板12a,12cから構
成されるように、多重構造メンブレンスイッチ10を構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一回の操作によっ
て同時にオンオフされ得るようにした、複数のスイッチ
接点を備えた多重構造メンブレンスイッチに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、メンブレンスイッチは、例えば図
7に示すように、構成されている。即ち、図7におい
て、メンブレンスイッチ1は、メンブレン基板2と、該
メンブレン基板2の上面のスイッチ領域に導電パターン
により形成された中央接点3と、同様にして、上記中央
接点3に隣接して、該メンブレン基板2のスイッチ領域
の周辺部に形成された周辺接点4と、該周辺接点4に接
触すると共に、中央接点3を跨ぐようにメンブレン基板
2上に載置された上方に向かって凸状に形成されたスイ
ッチ板5と、該スイッチ板5を覆うように載置されたシ
ール6と、該スイッチ板5の中心の上方で、上下動可能
に支持されたボス部7を備えた押しボタンとから構成さ
れている。
【0003】上記メンブレン基板2は、例えばPETフ
ィルムから形成されている。
【0004】上記スイッチ板5は、弾性を有する導電材
料から形成されており、中央部が下方に向かって押圧さ
れることにより弾性変形して、その中央部下面が、上記
中央接点3に接触するようになっている。
【0005】このように構成されたメンブレンスイッチ
1によれば、押しボタンの上面を手指等によって押下す
ると、該押しボタンの下方に延びているボス部7の下端
が、スイッチ板5の中央部を下方に押圧することにな
る。これにより、該スイッチ板5は、その中央部が、下
方に向かって弾性変形せしめられ、該スイッチ板5の中
央部の下面が、メンブレン基板2上に形成された中央接
点3に当接することとなる。従って、メンブレン基板2
の周辺部に形成された周辺接点4は、該スイッチ板5を
介して、メンブレン基板2上の中央接点3に対して、電
気的に接続されることになり、スイッチオンの状態にな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成されたメンブレンスイッチ1においては、押し
ボタンの押下により、そのボス部7によりオンオフされ
る接点は、唯一組であり、一つのスイッチとしてのみ機
能するようになっている。従って、一回のスイッチ操作
で、例えば二つの回路をスイッチ操作することは不可能
であった。
【0007】また、スイッチ板5及びシール6の代わり
に、下面中央にスイッチ接点が形成された第二のメンブ
レン基板、あるいは同様に下面中央にスイッチ接点が形
成されたスイッチ板5と同様に凸状のエンボスシートが
備えられた、三枚構成のメンブレンスイッチも知られて
いるが、何れの場合も、上述したように、一つのスイッ
チとしてのみ機能する点では、図7に示したメンブレン
スイッチ1と変わらない。
【0008】本発明は、以上の点に鑑み、簡単な構成に
より、複数のスイッチ操作が同時に行なわれ得るように
した、多重構造メンブレンスイッチを提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、それぞれのスイッチ領域が垂直に並ぶように、互
いに積層された複数個のメンブレンスイッチとを含んで
おり、全部または一部のメンブレンスイッチが、互いに
スペーサを介して隔置され、且つ対向する面にスイッチ
接点が形成された、二枚のメンブレン基板から構成され
ていることを特徴とする、多重構造メンブレンスイッチ
により、達成される。
【0010】本発明によるメンブレンスイッチは、好ま
しくは、複数個のメンブレンスイッチのうち、一つのメ
ンブレンスイッチが、上面のスイッチ領域にて少なくと
も一つのスイッチ接点が形成されたメンブレン基板と、
該スイッチ接点を跨ぐようにメンブレン基板上に配設さ
れた上方に向かって凸状の導電性材料から成るスイッチ
板とから構成されている。
【0011】本発明によるメンブレンスイッチは、好ま
しくは、上記一つのメンブレンスイッチが、最下部に配
設されている。
【0012】本発明によるメンブレンスイッチは、好ま
しくは、複数個のメンブレンスイッチのうち、一つのメ
ンブレンスイッチが、上面のスイッチ領域にて少なくと
も一つのスイッチ接点が形成されたメンブレン基板と、
該スイッチ接点を跨ぐようにメンブレン基板上に配設さ
れ、且つ下面中央にスイッチ接点が形成された上方に向
かって凸状のエンボスシートと、から構成されている。
【0013】本発明によるメンブレンスイッチは、好ま
しくは、互いに上下に重なった二つのメンブレンスイッ
チに関して、上方のメンブレンスイッチを構成する下側
のメンブレン基板と、下方のメンブレンスイッチを構成
する上側のメンブレン基板が、一つのメンブレン基板に
より構成されている。
【0014】上記構成によれば、スイッチ操作の際に、
押しボタンまたは手指等により、スイッチ領域の上部を
押下すると、各メンブレンスイッチのスイッチ領域に
て、上方のメンブレン基板またはエンボスシートの中央
下面に形成されたスイッチ接点またはスイッチ板の中央
下面が、弾性変形によって下方に移動することにより、
下方のメンブレン基板の中央上面に形成されたスイッチ
接点に接触する。
【0015】これにより、上方のメンブレン基板または
エンボスシートの中央下面に形成されたスイッチ接点ま
たはスイッチ板が、下方のメンブレン基板の中央上面に
形成されたスイッチ接点と電気的に接続されることにな
る。従って、各メンブレンスイッチにて、それぞれ一つ
のスイッチ機能が得られることになり、全体として複数
のスイッチ機能が実現され得る。
【0016】最下部のメンブレンスイッチが、上面のス
イッチ領域にて少なくとも一つのスイッチ接点が形成さ
れたメンブレン基板と、該スイッチ接点を跨ぐようにメ
ンブレン基板上に配設された上方に向かって凸状の導電
性材料から成るスイッチ板とから構成されている場合に
は、この最下部のメンブレンスイッチは、スイッチ板の
弾性変形により、メンブレン基板上のスイッチ接点に接
触するまで、他のメンブレンスイッチよりも時間がかか
ることから、最下部のメンブレンスイッチによるスイッ
チ操作が、他のメンブレンスイッチによるスイッチ操作
に対して、時間差を有することになり、多様な利用に対
応することが可能となる。
【0017】互いに上下に重なった二つのメンブレンス
イッチに関して、上方のメンブレンスイッチを構成する
下側のメンブレン基板と、下方のメンブレンスイッチを
構成する上側のメンブレン基板が、一つのメンブレン基
板により構成されている場合には、全体として、構成要
素が少なくて済むことになる。従って、全体がより薄型
に構成され得ると共に、コストが低減され得ることにな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明によ
る多重構造メンブレンスイッチの第一の実施形態を示し
ている。図1において、多重構造メンブレンスイッチ1
0は、第一のメンブレンスイッチ11と、その上に積層
された第二のメンブレンスイッチ12と、その上方で上
下動可能に支持された押しボタン13のボス部13aと
から構成されている。
【0019】第一のメンブレンスイッチ11は、図7に
示した従来のメンブレンスイッチ1と同様に、メンブレ
ン基板11aと、該メンブレン基板11aの上面のスイ
ッチ領域に導電パターンにより形成されたスイッチ接点
11bと、この中央接点11bを跨ぐようにメンブレン
基板11a上に載置された上方に向かって凸状に形成さ
れたスイッチ板11cと、該スイッチ板11cを覆うよ
うに載置されたシール11dと、該スイッチ板11cの
周囲にて、シール11dの上に載置されたスペーサ11
eとから構成されている。尚、図示の場合、メンブレン
基板11aの下には、板金または樹脂成形によるベース
板14が設けられることにより、メンブレンスイッチ1
0全体の剛性が高められているが、このベース板14は
省略されてもよい。また、押しボタン13を省略し、直
接手指操作するようにしてもよい。
【0020】ここで、上記メンブレン基板11aは、例
えばPETフィルムから形成されている。また、上記ス
イッチ板11cは、弾性を有する導電材料から形成され
ており、中央部が下方に向かって押圧されることにより
弾性変形して、その中央部下面が、上記スイッチ接点1
1bに接触して、スイッチ板11cとスイッチ接点11
b間が導通するようになっている。そして、スイッチ板
11cの中央が押下されたとき、スイッチ板11cがス
イッチ操作時のクリック感を発生させるようになってい
る。
【0021】また、第二のメンブレンスイッチ12は、
上記第一のメンブレンスイッチ11のスペーサ11eの
上に載置された第一のメンブレン基板12aと、このメ
ンブレン基板12aの上にスペーサ12bを介して所定
間隔で載置された第二のメンブレン基板12cと、各メ
ンブレン基板12a,12cの互いに対向する面の中央
付近に導電パターンによりそれぞれ形成されたスイッチ
接点12d,12eとから構成されている。
【0022】さらに、上記各メンブレンスイッチ11及
び12は、互いにスイッチ領域が対応するように構成さ
れていると共に、上記押しボタン13は、その下端のボ
ス部13aが、これらメンブレンスイッチ11,12の
スイッチ領域に対応する位置に配設されている。
【0023】本発明実施形態によるメンブレンスイッチ
10は、以上のように構成されており、押しボタン13
の上面を手指等によって押下すると、該押しボタン13
の下端のボス部13aが、第二のメンブレンスイッチ1
2のメンブレン基板12cの中央付近に当接し、スイッ
チ領域のスイッチ接点12eに対応する部分を押下する
ことになる。これにより、メンブレン基板12cが弾性
変形して、そのスイッチ接点12eが、メンブレン基板
12aのスイッチ接点12dに接触することになる。
【0024】さらに、メンブレン基板12aも、そのス
イッチ接点12dに対応する部分が下方に向かって弾性
変形することにより、第一のメンブレンスイッチ11の
スイッチ板11cの凸状の中央部が下方に押圧される。
これにより、該スイッチ板11cは、その中央部が下方
に向かって弾性変形せしめられ、該スイッチ板11cの
中央部が、メンブレン基板11aの上面のスイッチ接点
11bに当接することになる。従って、メンブレン基板
11aのスイッチ領域のスイッチ接点11bは、該スイ
ッチ板11cに電気的に接続されることになり、スイッ
チオンの状態になる。
【0025】この場合、第一のメンブレンスイッチ11
のオンのタイミングは、スイッチ板11cの弾性変形に
よるメンブレン基板11aのスイッチ接点11bへの接
触にある程度時間を要することから、第二のメンブレン
スイッチ12のオンのタイミングより所定時間だけ遅れ
ることになる。従って、第一のメンブレンスイッチ11
と第二のメンブレンスイッチ12とは、そのオンタイミ
ングに時間差が生ずることになり、多様な利用が可能と
なる。
【0026】図2は、本発明による多重構造メンブレン
スイッチの第二の実施形態を示している。図2におい
て、多重構造メンブレンスイッチ20は、図1に示した
第一の実施形態と比較して、第一のメンブレンスイッチ
11と第二のメンブレンスイッチ12とが逆に配設され
ている点でのみ、異なる構成である。即ち、多重構造メ
ンブレンスイッチ20は、ベース板14上に、順次に第
二のメンブレンスイッチ12,第一のメンブレンスイッ
チ11が積層されている。
【0027】この場合、第二のメンブレンスイッチ12
と第一のメンブレンスイッチ11の間には、スペーサ1
1eは配設されておらず、両面テープ15によって、第
二のメンブレンスイッチ12のメンブレン基板12cと
第一のメンブレンスイッチ11のメンブレン基板11a
が互いに接着されている。
【0028】このような構成の多重構造メンブレンスイ
ッチ20によれば、押しボタン13の上面を手指等によ
って押下すると、該押しボタン13の下端のボス部13
aが、第一のメンブレンスイッチ11のスイッチ板11
cの凸状の中央部が下方に押圧されて、その中央部が下
方に向かって弾性変形する。これにより、該スイッチ板
11cの中央部が、メンブレン基板11aの上面のスイ
ッチ接点11bに当接することになる。従って、メンブ
レン基板11aのスイッチ領域のスイッチ接点11b
は、該スイッチ板11cに電気的に接続されることにな
り、スイッチオンの状態になる。
【0029】さらに、メンブレン基板11aが下方に押
圧されることにより、このメンブレン基板11aの下面
中央が、第二のメンブレンスイッチ12のメンブレン基
板11cの中央付近に当接し、スイッチ領域のスイッチ
接点12eに対応する部分を押下することになる。これ
により、メンブレン基板12cが弾性変形して、そのス
イッチ接点12eが、メンブレン基板12aのスイッチ
接点12dに接触して、スイッチオンの状態になる。こ
の場合、第二のメンブレンスイッチ12のオンのタイミ
ングは、第一のメンブレンスイッチ11のオンのタイミ
ングから殆ど遅れることなく、実質的に同時となる。
【0030】図3は、本発明による多重構造メンブレン
スイッチの第三の実施形態を示している。図3におい
て、多重構造メンブレンスイッチ30は、第一のメンブ
レンスイッチ31と、その上に積層された第二のメンブ
レンスイッチ32と、その上方で上下動可能に支持され
た押しボタン33のボス部33aとから構成されてい
る。
【0031】第一のメンブレンスイッチ31は、第一の
メンブレン基板31aと、このメンブレン基板31aの
上にスペーサ32bを介して所定間隔で載置された第二
のメンブレン基板31cと、各メンブレン基板31a,
31cの互いに対向する面の中央付近に導電パターンに
よりそれぞれ形成されたスイッチ接点31d,31eと
から構成されている。
【0032】また、第二のメンブレンスイッチ32は、
第一のメンブレンスイッチ31の第二のメンブレン基板
31c上に両面テープ34により接着された第一のメン
ブレン基板32aと、該メンブレン基板32aの上面の
スイッチ領域に導電パターンにより形成されたスイッチ
接点32bと、この中央接点32bを跨ぐようにメンブ
レン基板32a上にスペーサ32cを介して載置された
上方に向かって凸状に形成されたエンボスシート32d
と、該エンボスシート32dの凸状部分の中央下面に形
成されたスイッチ接点32eとから構成されている。
尚、この場合にも、メンブレン基板31aの下には、板
金または樹脂成形によるベース板35が設けられること
により、メンブレンスイッチ30全体の剛性が高められ
ているが、このベース板35は省略されてもよい。
【0033】さらに、上記各メンブレンスイッチ31及
び32は、互いにスイッチ領域が対応するように構成さ
れていると共に、上記押しボタン33は、その下端のボ
ス部33aが、これらメンブレンスイッチ31,32の
スイッチ領域に対応する位置に配設されている。
【0034】このような構成の多重構造メンブレンスイ
ッチ30によれば、押しボタン33の上面を手指等によ
って押下すると、該押しボタン33の下端のボス部33
aが、第二のメンブレンスイッチ32のエンボスシート
32dの凸状の中央部が下方に押圧されて、その中央部
が下方に向かって弾性変形する。これにより、該エンボ
スシート32dの中央下面に形成されたスイッチ接点3
2eが、メンブレン基板32aの上面のスイッチ接点3
2bに当接することになる。従って、メンブレン基板3
2aのスイッチ領域のスイッチ接点32bは、該エンボ
スシート32dのスイッチ接点32eに電気的に接続さ
れることになり、スイッチオンの状態になる。この際、
エンボスシート32dの中央部の押下によって、スイッ
チ操作時のクリック感がえられることになる。
【0035】さらに、メンブレン基板32aが下方に押
圧されることにより、このメンブレン基板32aの下面
中央が、第一のメンブレンスイッチ31のメンブレン基
板31cの中央付近に当接し、スイッチ領域のスイッチ
接点31eに対応する部分を押下することになる。これ
により、メンブレン基板31cが弾性変形して、そのス
イッチ接点31eが、メンブレン基板31aのスイッチ
接点31dに接触し、スイッチオンの状態になる。
【0036】図4は、本発明による多重構造メンブレン
スイッチの第四の実施形態を示している。図4におい
て、多重構造メンブレンスイッチ40は、図3に示した
第三の実施形態と比較して、第一のメンブレンスイッチ
31のメンブレン基板31cと、第二のメンブレンスイ
ッチ32のメンブレン基板32aとが共通の一枚のメン
ブレン基板として構成されている点でのみ、異なる構成
である。即ち、多重構造メンブレンスイッチ40は、第
二のメンブレンスイッチ32のメンブレン基板32a及
び両面テープ34が省略されていると共に、第二のメン
ブレンスイッチ32の下側のスイッチ接点32bが、第
一のメンブレンスイッチ31のメンブレン基板31cの
中央上面に形成されている。
【0037】このような構成の多重構造メンブレンスイ
ッチ40によれば、押しボタン33の上面を手指等によ
って押下することにより、図3の実施形態の場合と同様
に、第一のメンブレンスイッチ31及び第二のメンブレ
ンスイッチ32がスイッチオンの状態になる。
【0038】図5は、本発明による多重構造メンブレン
スイッチの第五の実施形態を示している。図5におい
て、多重構造メンブレンスイッチ50は、図2の実施形
態と比較して、上方の第一のメンブレンスイッチ11と
下方の第二のメンブレンスイッチ12との間に、第二の
メンブレンスイッチ12と同様の構成の第三のメンブレ
ンスイッチ51が配設されている。
【0039】第三のメンブレンスイッチ51は、第一の
メンブレン基板51aと、このメンブレン基板51aの
上にスペーサ51bを介して所定間隔で載置された第二
のメンブレン基板51cと、各メンブレン基板51a,
51cの互いに対向する面の中央付近に導電パターンに
よりそれぞれ形成されたスイッチ接点51d,51eと
から構成されている。さらに、第三のメンブレンスイッ
チ51は、その第一のメンブレン基板51aが、第二の
メンブレンスイッチ12の第二のメンブレン基板12c
に対して、両面テープ52により接着され、またその第
二のメンブレン基板51cが、第一のメンブレンスイッ
チ11のメンブレン基板11aに対して、両面テープ5
3により接着されている。
【0040】このような構成の多重構造メンブレンスイ
ッチ50によれば、押しボタン13の上面を手指等によ
って押下することにより、第一のメンブレンスイッチ1
1,第二のメンブレンスイッチ12及び第三のメンブレ
ンスイッチ51がそれぞれスイッチオンの状態になる。
【0041】図6は、本発明による多重構造メンブレン
スイッチの第六の実施形態を示している。図6におい
て、多重構造メンブレンスイッチ60は、図2の実施形
態と比較して、上方の第一のメンブレンスイッチ11の
代わりに、下方の第二のメンブレンスイッチ12と同様
の構成のメンブレンスイッチ61が配設されている。
【0042】このメンブレンスイッチ61は、第一のメ
ンブレン基板61aと、このメンブレン基板61aの上
にスペーサ61bを介して所定間隔で載置された第二の
メンブレン基板61cと、各メンブレン基板61a,6
1cの互いに対向する面の中央付近に導電パターンによ
りそれぞれ形成されたスイッチ接点61d,61eとか
ら構成されている。
【0043】このような構成の多重構造メンブレンスイ
ッチ60によれば、押しボタン13の上面を手指等によ
って押下することにより、各メンブレンスイッチ12,
61がそれぞれスイッチオンの状態になる。この場合、
凸状のスイッチ板またはエンボスシートによるスイッチ
操作時のクリック感は得られないが、全体が簡単に構成
されると共に、より薄型に構成され得ることになる。
【0044】上記実施形態においては、何れも、多重構
造メンブレンスイッチ10乃至60の剛性を高めるため
に、下側にベース板が配設されているが、このベース板
は省略されてもよいことは明らかである。また、各メン
ブレンスイッチ11,12,13,31,32,33,
51,61の間は、両面テープ15,34,52,53
により接着されているが、これらの両面テープは省略す
ることも可能である。さらにまた、押しボタン13を省
略し、直接手指操作するようにしてもよい。
【0045】また、図2,図5及び図6に示した実施形
態においては、それぞれ互いに積層された隣接するメン
ブレンスイッチに関して、上方のメンブレンスイッチの
下側のメンブレン基板と下方のメンブレンスイッチの上
側のメンブレン基板は、互いに両面テープにより接着さ
れているが、これに限らず、共通の一枚のメンブレン基
板の中央両面に、それぞれのメンブレンスイッチを構成
するスイッチ接点が形成されるようにしてもよいことは
明らかである。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ス
イッチ操作の際に、押しボタンまたは手指等により、ス
イッチ領域の上部を押下すると、各メンブレンスイッチ
のスイッチ領域にて、上方のメンブレン基板またはエン
ボスシートの中央下面に形成されたスイッチ接点または
スイッチ板の中央下面が、弾性変形によって下方に移動
することにより、下方のメンブレン基板の中央上面に形
成されたスイッチ接点に接触する。
【0047】これにより、上方のメンブレン基板または
エンボスシートの中央下面に形成されたスイッチ接点ま
たはスイッチ板が、下方のメンブレン基板の中央上面に
形成されたスイッチ接点と電気的に接続されることにな
る。従って、各メンブレンスイッチにて、それぞれ一つ
のスイッチ機能が得られることになり、全体として複数
のスイッチ機能が実現され得る。
【0048】かくして、本発明によれば、簡単な構成に
より、複数のスイッチ操作が同時に行なわれ得るように
した、極めて優れた多重構造メンブレンスイッチが提供
され得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるメンブレンスイッチの第一の実施
形態を示す、概略断面図である。
【図2】本発明によるメンブレンスイッチの第二の実施
形態を示す、概略断面図である。
【図3】本発明によるメンブレンスイッチの第三の実施
形態を示す、概略断面図である。
【図4】本発明によるメンブレンスイッチの第四の実施
形態を示す、概略断面図である。
【図5】本発明によるメンブレンスイッチの第五の実施
形態を示す、概略断面図である。
【図6】本発明によるメンブレンスイッチの第六の実施
形態を示す、概略断面図である。
【図7】従来のメンブレンスイッチの一例を示す概略断
面図である。
【符号の説明】
10,20,30,40,50,60 多重構造メ
ンブレンスイッチ 11,31 第一のメンブレンスイッチ 12,32 第二のメンブレンスイッチ 11a,12a,12c,31a,31c,32a,5
1a,51c,61a,61c メンブレン基
板 11b,12d,12e,31d,31e,,32b,
32d,32e,51d,51e,61d,61e
スイッチ接点 11c スイッチ板 11e,31b,51b,61b スペーサ 13,33 押しボタン 14,35 ベース板 15,34,52,53 両面テープ 32d エンボスシート 51 第三のメンブレンスイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれのスイッチ領域が垂直に並ぶよ
    うに、互いに積層された複数個のメンブレンスイッチと
    を含んでおり、全部または一部のメンブレンスイッチ
    が、互いにスペーサを介して隔置され、且つ対向する面
    にスイッチ接点が形成された、二枚のメンブレン基板か
    ら構成されていることを特徴とする、多重構造メンブレ
    ンスイッチ。
  2. 【請求項2】 複数個のメンブレンスイッチのうち、一
    つのメンブレンスイッチが、上面のスイッチ領域にて少
    なくとも一つのスイッチ接点が形成されたメンブレン基
    板と、該スイッチ接点を跨ぐようにメンブレン基板上に
    配設された上方に向かって凸状の導電性材料から成るス
    イッチ板とから構成されていることを特徴とする、請求
    項1に記載の多重構造メンブレンスイッチ。
  3. 【請求項3】 上記一つのメンブレンスイッチが、最下
    部に配設されていることを特徴とする、請求項2に記載
    の多重構造メンブレンスイッチ。
  4. 【請求項4】 複数個のメンブレンスイッチのうち、一
    つのメンブレンスイッチが、上面のスイッチ領域にて少
    なくとも一つのスイッチ接点が形成されたメンブレン基
    板と、該スイッチ接点を跨ぐようにメンブレン基板上に
    配設され、且つ下面中央にスイッチ接点が形成された上
    方に向かって凸状のエンボスシートと、から構成されて
    いることを特徴とする、請求項1に記載の多層構造メン
    ブレンスイッチ。
  5. 【請求項5】 互いに上下に重なった二つのメンブレン
    スイッチに関して、上方のメンブレンスイッチを構成す
    る下側のメンブレン基板と、下方のメンブレンスイッチ
    を構成する上側のメンブレン基板が、一つのメンブレン
    基板により構成されていることを特徴とする、請求項1
    に記載の多層構造メンブレンスイッチ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6743994B2 (en) 2002-06-27 2004-06-01 Yazaki Corporation Slim switch
JPWO2016075901A1 (ja) * 2014-11-14 2017-08-24 ソニー株式会社 入力装置、キーボードおよび電子機器

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US6743994B2 (en) 2002-06-27 2004-06-01 Yazaki Corporation Slim switch
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