JPH09290475A - 複合パネル材及びその製造方法 - Google Patents

複合パネル材及びその製造方法

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JPH09290475A
JPH09290475A JP8108033A JP10803396A JPH09290475A JP H09290475 A JPH09290475 A JP H09290475A JP 8108033 A JP8108033 A JP 8108033A JP 10803396 A JP10803396 A JP 10803396A JP H09290475 A JPH09290475 A JP H09290475A
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JP
Japan
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lath
composite panel
inorganic curable
plate
resin foam
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JP8108033A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Kawai
合 保 河
Shinichi Sakurai
井 慎 一 桜
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱性、耐熱性、耐火性能、強度に優れた各
種分野における構成材料として広範に用いることが可能
で、かつ低コストでしかも製造方法も簡単で新規な複合
パネル材を提供する。 【解決手段】 無機質硬化性材料からなる板状基材層1
1と、その上面11aに接合一体化したラス12と、ラ
ス12を介して板状基材層11と接合一体化された樹脂
発泡体層13とから構成されている。すなわち、樹脂発
泡体層13の下面13bにラスが熱溶着されるととも
に、無機質硬化性材料からなる板状基材層11の上面1
2aが、ラス12と樹脂発泡体層13の下面13bに固
化の際に接合一体化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、壁材、床
材、天井材などの建築分野、工場設備、各種機械の構成
部品などの工業分野など、広範な分野における構成材料
として用いることの可能な複合パネル材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、このような各種分野における
構成材料として、発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタ
ン、発泡ポリプロピレンなどの樹脂発泡材料からなる断
熱材、石膏ボードなどの断熱材が広範な用途に用いられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、昨今では、
このような各種用途の構成材料として、断熱性、耐熱
性、不燃性、耐久性などを考慮した製品が求められてい
るが、このような樹脂発泡材料からなる断熱材では、断
熱性には優れるものの、強度的にはまだまだ満足できる
ものではなく、また、樹脂発泡材料自体が不燃性ではな
いので、耐火性能の観点から問題がある。
【0004】かかる不燃性という観点からすれば、石膏
ボードは良好な耐火性を有しているので、従来から石膏
ボードが様々な用途に用いられているが、石膏ボードは
圧縮や曲げに対する機械的強度が弱く、また、運搬の際
または組み立ての際に、脆くて欠けることがあり、強度
的には問題があった。
【0005】このため、石膏ボードの片面又は両面に紙
などを貼着し強度を補強した石膏ボードが一般的に用い
られているが、強度的にはまだまだ問題があるので、例
えば、住宅の内装材料などとして用いられるにすぎず、
用途的には極めて限定されている。
【0006】また、合成樹脂断熱板に、木質板、金属板
又は布などを積層した複合パネル材も開発されている
が、これらの部材の積層工程が複雑であって、コスト高
となるため多用化されるには到っていないのが実情であ
る。
【0007】本発明は、このような現状に鑑みて、断熱
性、耐熱性、耐火性能に優れ、しかも強度的にも優れた
各種分野における構成材料として広範に用いることが可
能な新規な複合パネル材ならびにその製造方法を提供す
ることをを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述したよう
な従来技術における課題及び目的を達成するために発明
なされたものであって、本発明の複合パネル材は、石
膏、スレート、モルタル、軽量コンクリ−ト、気泡石
膏、気泡モルタル、気泡軽量コンクリートなどの無機質
硬化性材料を板状基材層として用いて、その不燃性、断
熱性を利用するとともに、該板状基材層の上面に樹脂発
泡体層をラスを介して接合一体化することによって、樹
脂発泡体の有する断熱性、軽量性を利用している。しか
も、上下層の板状基材層と樹脂発泡体層とにラスが接合
一体化した状態とし、ラスが補強材として機能すること
によって、複合パネル材全体の引張り強度、曲げ強度な
どの機械的強度を増大している。
【0009】また、本発明の複合パネル材の製造方法
は、無機質硬化性材料からなる板状基材層の上面に樹脂
発泡体層をラスを介して接合一体化し、板状基材層の下
面が、表面被覆部材によって被覆された構成の複合パネ
ル材を製造する方法であって、表面被覆部材をベルトコ
ンベア上に送給して、ベルトコンベア上方に配置された
供給ミキサーから、未硬化状態の無機質硬化性材料を表
面被覆部材の上面に流延する工程と、前記流延した無機
質硬化性材料が未硬化の状態で、予め下面にラスが接合
一体化された樹脂発泡材を、そのラス接合面が無機質硬
化性材料側になるように圧着して一体化する工程と、前
記圧着一体化した後に乾燥、養生させる工程とを含む方
法である。
【0010】さらに、本発明の複合パネル材の製造方法
は、無機質硬化性材料からなる板状基材層の上面に樹脂
発泡体層をラスを介して接合一体化するとともに、板状
基材層の下面にラスを接合一体化し、下方のラスの下面
が、表面被覆部材によって被覆された構成の複合パネル
材を製造する方法であって、表面被覆部材をベルトコン
ベア上に送給するとともに、ラスを表面被覆部材の上面
に送給して、ベルトコンベア上方に配置された供給ミキ
サーから、未硬化状態の無機質硬化性材料を前記ラスと
表面被覆部材の上面に流延する工程と、前記流延した無
機質硬化性材料が未硬化の状態で、予め下面にラスが接
合一体化された樹脂発泡材を、そのラス接合面が無機質
硬化性材料側になるように圧着して一体化する工程と、
前記圧着一体化した後に乾燥、養生させる工程とを含む
方法である。
【0011】また、本発明の複合パネル材の製造方法
は、無機質硬化性材料からなる板状基材層の上面に樹脂
発泡体層をラスを介して接合一体化した構成の複合パネ
ル材を製造する方法であって、離型紙をベルトコンベア
上に送給して、ベルトコンベア上方に配置された供給ミ
キサーから、未硬化状態の無機質硬化性材料を離型紙の
上面に流延する工程と、前記流延した無機質硬化性材料
が未硬化の状態で、予め下面にラスが接合一体化された
樹脂発泡材を、そのラス接合面が無機質硬化性材料側に
なるように圧着して一体化する工程と、前記圧着一体化
した後に加熱乾燥、養生させる工程と、前記離型紙を剥
離する工程とを含む方法である。
【0012】これらの製造方法によれば、簡単な工程で
連続的に、しかも大量に低コストで複合パネル材を製造
することが可能となる。また、本発明の複合パネル材の
製造方法は、無機質硬化性材料からなる板状基材層の上
面に樹脂発泡体層をラスを介して接合一体化した構成の
複合パネル材を製造する方法であって、上下一対の金型
を開放状態で下方のバケット型金型内に、未硬化状態の
無機質硬化性材料を充填する工程と、前記流延した無機
質硬化性材料が未硬化の状態で、予め下面にラスが接合
一体化された樹脂発泡材を、そのラス接合面が無機質硬
化性材料側になるように載置する工程と、前記上方の金
型を閉止して下方に押圧することによって、無機質硬化
性材料上に前記樹脂発泡材を圧着して一体化する工程
と、前記圧着一体化した後に乾燥、養生させる工程とを
含む製造方法である。
【0013】この製造方法によれば、一定の大きさの複
合パネル材を確実に大量に生産することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の複合パネル材において、
無機質硬化性材料から構成される板状基材層は、石膏、
スレート、モルタル、軽量コンクリ−ト、気泡石膏、気
泡モルタル、気泡軽量コンクリートなどの無機質硬化性
材料の他、使用される用途に必要とされる機能に応じ
て、繊維状の補強材や充填材、増量材、着色材、軽量骨
材を含んでいてもよく、また、相互に必要割合で混合し
て使用してもよい。また、板状基材層は、単一の材料か
らのみなるものではなく、前記した無機質硬化性材料を
層状に積層一体化したものでも良く、目的、用途に応じ
て種々組み合わせることが可能である。
【0015】また、本発明の複合パネル材は、板状基材
層の下面にもラスが接合一体化して引張り強度、曲げ強
度などの機械的強度をさらに増大するようにした。さら
に、本発明の複合パネル材は、樹脂発泡体層の上面にも
ラスを接合一体化して引張り強度、曲げ強度などの機械
的強度をさらに増大するようにしている。特に、板状基
材層の下面と樹脂発泡体層の上面の双方にラスを接合一
体化した構成では、両方向の曲げに強く機械的強度がよ
り一層増大する。
【0016】さらに、板状基材層層の下面、又は板状基
材層の下面に接合一体化されたラスの下面を、さらに、
紙、不織布などの布部材、ポリエチレン、ポリプロピレ
ンなどの合成樹脂フィルムシートなどの表面被覆部材で
被覆した。これは、さらに強度を増大し、防湿性を付与
し、他の部材への取り付けや接着を容易にするためであ
り、また、石膏ボードなどの無機質硬化性材料は破壊強
度が低く、運搬の際または組み立ての際に、脆くて欠け
ることがあり、他の構成部材などとの接触による割れ、
ひびなどの発生を防止するためである。
【0017】また、板状基材層の下面にラスを接合一体
化する場合又は樹脂発泡体層の上面にもラスを接合一体
化する場合、ラスの板状基材層又は樹脂発泡体層への接
合一体化状態は、ラスが板状基材層表面位置又は樹脂発
泡体層の表面位置よりも全体的に突設した状態で接合一
体化すれば、引張り強度、曲げ強度などの機械的強度が
増大し、且つモルタルなどの表面処理材を塗設する必要
がある場合にその係止能力にも優れている。さらに、ラ
スの外端位置と板状基材層又は樹脂発泡体層の表面位置
とが一致するように、ラスが板状基材層又は樹脂発泡体
層の表面近傍に埋設されて接合一体化しても良く、この
場合には、さらに機械的強度が増大するとともに、その
表面に直接紙、不織布などの表面被覆部材を貼着するこ
とが可能である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいてより
詳細に説明する。なお、以下の各実施例では同様の構成
部材には、基本的には同一の参照番号を付している。
【0019】図1は、本発明の複合パネル材の第1の実
施例の構成を示す部分拡大断面図であり、図2は、図1
のA−A方向の平面図である。図において、10は全体
で本発明の複合パネル材を示しており、複合パネル材1
0は、基本的には、無機質硬化性材料からなる板状基材
層11と、その上面11aに接合一体化したラス12
と、ラス12を介して板状基材層11と接合一体化され
た樹脂発泡体層13とから構成されている。すなわち、
樹脂発泡体層13の下面13bにラス12が熱溶着され
るとともに、無機質硬化性材料からなる板状基材層11
の上面11aが、ラス12と樹脂発泡体層13の下面1
3bに固化の際に接合一体化されている。
【0020】この場合、無機質硬化材料としては、石
膏、スレート、モルタル、EPSビーズを混入した軽量コ
ンクリ−ト、気泡石膏、気泡モルタル、気泡軽量コンク
リート、ならびにこれらにガラス繊維などの補強材料を
混入したものなどが使用可能であり、これらの無機質硬
化材料を基材として板状基材層11に用いることによっ
て、その不燃性、断熱性が確保されるとともに、板状基
材層11の引張り強度、曲げ強度などの機械的強度を増
大することが可能となる。また、板状材基材層11(芯
材)として軽量コンクリート、モルタル、気泡コンクリ
ートを用いた場合には、これら材料は圧縮強度が強いた
め、建築構造部材としての使用が可能となる。
【0021】なお、これらの板状基材層11には、使用
される用途に必要とされる機能に応じて、繊維状の補強
材や充填材、増量材、着色材、軽量骨材を含んでいても
よく、また、相互に必要割合で混合して使用してもよ
い。また、板状基材層11は、単一の材料からのみなる
ものではなく、前記した芯材を層状に積層一体化したも
のでも良く、目的、用途に応じて種々組み合わせること
が可能である。
【0022】また、ラス12としては、平ラス、こぶラ
ス、波形ラス及びリブラスからなるメタルラス、溶接ラ
ス、網ラス、金網、パンチングメタル、ガラス繊維から
構成したラスなど、複合パネル材10の機械的強度を向
上させるものであれば何れのラスも使用可能である。
【0023】一方、樹脂発泡体層13は、発泡ポリプロ
ピレン、発泡ポリエチレンなどの発泡ポリオレフィン、
発泡スチロール、発泡ウレタン、発泡塩化ビニールなど
が使用可能であり、これら以外でも発泡樹脂であれば何
れも使用可能である。
【0024】また、板状基材層11及び樹脂発泡体層1
3の厚さの割合、寸法については、目的、用途に応じて
適宜選択できるものであり、例えば、建築用材料として
用いる場合には、複合パネル全体の寸法が、縦1800
mm×横900mm×厚さ50mm程度になるように両
層の厚さ割合を適宜選択すればよい。
【0025】さらに、複合パネル材10の両面、すなわ
ち板状基材層11の下面12bと樹脂発泡体層13の上
面13aには、耐火性、耐熱性、断熱性を有する延焼防
止塗料、例えば「ファイヤスパイクシステム(商品
名)」(株)ハイウッドシステム社製を、また、ラス1
2接合面には、「SK耐火コ−ト(商品名)」エスケー
化研(株)製などの耐火塗料を塗布することも可能であ
る。
【0026】このように構成される本発明の第1の実施
例の複合パネル材では、石膏、スレート、モルタル、軽
量コンクリ−ト、気泡石膏、気泡モルタル、気泡軽量コ
ンクリートなどの不燃性、断熱性を有する無機質硬化性
材料を板状基材層11として用いており、しかも、板状
基材層11の上面に断熱性を有し、軽量である樹脂発泡
体層13をラス12を介して接合一体化ししている。従
って、この両部材の有する諸特性が相俟って発揮される
ことになるととともに、上下層の板状基材層11と樹脂
発泡体層13とにラス12が接合一体化した状態となる
ので、ラスが補強材として機能することによって、複合
パネル材全体の引張り強度、曲げ強度などの機械的強度
が増大する。
【0027】また、複合パネル材10の両面、すなわち
板状基材層11の下面11bと樹脂発泡体層13の上面
13aには、耐火性、耐熱性、断熱性を有する延焼防止
塗料、例えば「ファイヤスパイクシステム(商品名)」
(株)ハイウッドシステム社製を塗布することも可能で
ある。
【0028】このように構成される本発明の第1の実施
例の複合パネル材10を製造する方法について、以下に
説明する。図3に示したのは、本発明の第1の実施例の
複合パネル材10を連続的に製造する方法の一例を示す
行程概略図である。図3において、離型紙21が繰り出
しロール20から一定速度で繰り出され、一定速度で駆
動されているベルトコンベア22上に送給される。そし
て、ベルトコンベア上方に配置された供給ミキサー23
から、予め水と混練した未硬化状態の石膏などの無機質
硬化性材料24が離型紙21の上面に流延された後、サ
イジングローラ25にてサイジングされる。
【0029】つづいて、無機質硬化性材料24が未硬化
の状態で、別に予め用意された下面にラス12が接合一
体化された樹脂発泡材13が、そのラス接合面13bが
無機質硬化性材料24側になるように、搬送装置26に
よって無機質硬化性材料24上に載置される。
【0030】そして、ベルトコンベア22によって搬送
されて、一対のプレスローラ27,28を通過すること
によって、樹脂発泡材13が無機質硬化性材料24の上
に圧着され一体化される。なお、この際、樹脂発泡材1
3と無機質硬化性材料との圧着一体化をより促進するた
めに、プレスローラ27,28との間で、別途平板プレ
ス29によって加圧することもできる。また、この圧着
一体化の際には、無機質硬化性材料24中に空気が気泡
となって残留して機械的強度が低下するのを防止するた
めに、真空装置Bによって減圧しながら圧着一体化する
こともできる。
【0031】そして、このように圧着一体化された後
に、熱風乾燥炉、ヒータ加熱乾燥炉などの乾燥装置31
を通過する乾燥工程を経た後、養生され、最後に無機質
硬化性材料24の下面に貼着されている離型紙21が、
無機質硬化性材料24の下面から剥離されて巻き取りロ
ーラ32に巻き取られて、複合パネルが製造されるよう
になっている。
【0032】なお、下面にラス12が接合一体化された
樹脂発泡材13を事前に準備するための方法としては、
ラスを発熱板や熱風炉など加熱して発泡樹脂体に押圧す
る方法や、発泡樹脂体を予熱する方法など種々の方法で
調製することが可能である。
【0033】この方法によれば、簡単な工程で連続的
に、しかも低コストで複合パネル材を製造することが可
能となる。また、本発明の第1の実施例の複合パネル材
10を製造する別の方法としては、図4〜図6に示した
ようなバッチ式の製造方法を採用することもできる。
【0034】図4に示した上下一対の金型40,41を
開放状態(すなわち、上方の押圧金型41が退避した状
態)で、予め水と混練して調製した石膏などの未硬化状
態の無機質硬化性材料42を、別途配置された配置され
た供給ミキサーから、下方のバケット型金型40内に充
填する。その後、流延した無機質硬化性材料42が未硬
化の状態で、予め用意した下面にラス12が接合一体化
された樹脂発泡材13を、搬送装置43で保持して搬送
して、そのラス接合面が無機質硬化性材料側になるよう
に無機質硬化性材料42の上に載置する。そして、上方
の押圧金型41を下降させて閉止して下方に押圧するこ
とによって、無機質硬化性材料42上に樹脂発泡材を圧
着して一体化した後、金型を加熱したり、熱風乾燥など
で乾燥し、養生させて、複合パネル材10を製造する。
なお、この際、圧着一体化の際には、無機質硬化性材料
42中に空気が気泡となって残留して機械的強度が低下
するのを防止するために、真空装置(図示せず)によっ
て減圧しながら圧着一体化することもできる。
【0035】この製造方法によれば、前述した離型紙を
用いて製造する連続的な製造方法に比較して、一定の大
きさの複合パネル材を確実に大量に生産することが可能
となる。
【0036】なお、ここでは、連続的な製造方法及びバ
ッチ式の製造方法について例示したが、半連続式など種
々の方法で製造することができ、何ら限定されるべきも
のではないことは勿論である。
【0037】図7は、本発明の複合パネル材の第2の実
施例の構成を示す部分拡大断面図である。この実施例で
は、板状基材層の下面を、表面被覆部材によって被覆し
た点が、第1の実施例と相違しており、その他の構成は
同様の構成となっている。すなわち、無機質硬化性材料
からなる板状基材層11と、その上面11aに接合一体
化したラス12と、ラス12を介して板状基材層11と
接合一体化された樹脂発泡体層13と、板状基材層11
の下面11bを被覆している表面被覆部材14とから構
成されている。
【0038】これは、無機質硬化性材料からなる板状基
材層11は脆く、他の構成部材などとの接触による割
れ、ひびなどの発生することがあるのでこれを防止する
ために、また、さらに強度を増大し、防湿性を付与し、
他の部材への取り付けや接着を容易にするために、板状
基材層11の下面11bに、表面被覆部材14を被覆し
たものである。
【0039】この場合、表面被覆部材14として、紙、
不織布などの布部材、ポリエチレン、ポリプロピレンな
どの合成樹脂フィルムシートなどを用いて接着剤にて貼
着したり、あるいは無機質硬化性材料の硬化の際に同時
に一体化しても良い。また、表面被覆部材14として木
質板、プラスチック板などの硬質の材料を用いて、予め
表面被覆部材に係止片(図示せず)を取り付けておき、
無機質硬化性材料の硬化の際に同時に一体化して取り付
けたり、硬化してから係止具(図示せず)によって取り
付けることも可能である。なお、このような表面被覆部
材14の表面にも、前述したような耐火塗料を塗布すれ
ば耐熱、耐火性能が向上して好ましい。従って、表面被
覆部材として木質系板を使用した場合には、圧縮強度に
優れるため、建築構造部材として使用することが可能と
なる。
【0040】このように構成される本発明の第2の実施
例の複合パネル材10を製造する方法について、以下に
説明する。図8に示したのは、図7に示した本発明の第
2の実施例の複合パネル材10を連続的に製造する方法
の一例を示す行程概略図である。図8において、表面被
覆部材14が繰り出しロール50から一定速度で繰り出
され、一定速度で駆動されているベルトコンベア52上
に送給される。そして、ベルトコンベア上方に配置され
た供給ミキサー53から、予め水と混練した未硬化状態
の石膏などの無機質硬化性材料54が表面被覆部材14
の上面に流延された後、サイジングローラ55にてサイ
ジングされる。
【0041】つづいて、無機質硬化性材料54が未硬化
の状態で、前述したように、別に予め用意された下面に
ラス12が接合一体化された樹脂発泡材13が、そのラ
ス接合面13bが無機質硬化性材料54側になるよう
に、搬送装置56によって無機質硬化性材料54上に載
置される。
【0042】そして、ベルトコンベア52によって搬送
されて、一対のプレスローラ57,58を通過すること
によって、樹脂発泡材13が無機質硬化性材料54の上
に圧着され一体化される。なお、この際、樹脂発泡材1
3と無機質硬化性材料との圧着一体化をより促進するた
めに、プレスローラ57,58との間で、別途平板プレ
ス59によって加圧することもできる。また、この圧着
一体化の際には、無機質硬化性材料54中に空気が気泡
となって残留して機械的強度が低下するのを防止するた
めに、真空装置Bによって減圧しながら圧着一体化する
こともできる。
【0043】そして、このように圧着一体化された後
に、熱風乾燥炉、ヒータ加熱乾燥炉などの乾燥装置51
を通過する乾燥工程を経た後、養生され複合パネルが製
造されるようになっている。 この方法によれば、簡単
な工程で連続的に、しかも低コストで複合パネル材を製
造することが可能となる。
【0044】図9は、本発明の複合パネル材の第3の実
施例の構成を示す部分拡大断面図である。この実施例で
は、板状基材層11の下面にもラス15を接合一体化し
て、引張り強度、曲げ強度などの機械的強度をさらに増
大するようにした点が、第1の実施例と相違しておりそ
の他の構成は同様な構成となっている。すなわち、無機
質硬化性材料からなる板状基材層11と、その上面11
aに接合一体化したラス12と、ラス12を介して板状
基材層11と接合一体化された樹脂発泡体層13と、板
状基材層11の下面11bに接合一体化したラス15と
から構成されている。
【0045】また、ラス15の板状基材層11への接合
一体化状態としては、図9に示したように、ラス15が
板状基材層11の表面(下面)11bよりも全体的に突
設した状態とするのがモルタル係止能力に優れ、機械的
強度を向上するためにはに好ましいが、図10に示した
ように、ラス15を板状基材層11の表面11bから部
分的に突設した突設部分15aと埋設した埋設部分15
bを有するように接合一体化しても良い。また、図11
に示したように、ラスの外端位置15cと板状基材層1
1の表面位置11bとが一致するように、ラスが板状基
材層の表面近傍に埋設されて接合一体化しても良く、こ
の場合には、さらに機械的強度が増大するとともに、後
述するように、その表面に直接、紙、不織布などの表面
被覆部材を貼着することが可能である。
【0046】また、複合パネル材10の下面、すなわち
板状基材層11にラス15を接合一体化した表面にも、
耐火性、耐熱性、断熱性を有する延焼防止塗料、例えば
「ファイヤスパイクシステム(商品名)」(株)ハイウ
ッドシステム社製を、「SK耐火コート(商品名)」エ
スケー化研(株)製などの耐火塗料を塗布することも可
能である。
【0047】なお、無機質硬化性材料からなる板状基材
層11の表面にラス15を接合一体化する方法として
は、図示しないが、未硬化状態の無機質硬化性材料の表
面にラス15を圧着することによって無機質硬化性材料
を硬化させて、接合一体化する方法が採用できる。
【0048】図12は、本発明の複合パネル材の第4の
実施例の構成を示す部分拡大断面図である。この実施例
では、板状基材層11の下面11bに接合一体化された
ラス15の下面が、表面被覆部材16によって被覆され
ている点が、前述した第3の実施例と相違し、他の構成
については第3の実施例と同様な構成である。すなわ
ち、無機質硬化性材料からなる板状基材層11と、その
上面11aに接合一体化したラス12と、ラス12を介
して板状基材層11と接合一体化された樹脂発泡体層1
3と、板状基材層11の下面11bに接合一体化したラ
ス15と、ラス15の下面を被覆する表面被覆部材16
とから構成されている。
【0049】これは、前述したように、さらに強度を増
大し、防湿性を付与し、他の部材への取り付けや接着を
容易にするために、また、複合パネル材10の表面、す
なわち、ラス12の網目間隙からの板状基材層11の割
れ、ひびなどの発生を防止するために、ラス15の下面
を、表面被覆部材16で被覆したものである。
【0050】なお、表面被覆部材16については、紙、
不織布など、木質板、プラスチック板などの硬質の材料
などが使用可能であること、表面被覆部材16の表面に
も、耐火塗料を塗布すれば耐熱、耐火性能が向上して好
ましいことなど前述した第2の実施例と同様である。
【0051】このように構成される本発明の第4の実施
例の複合パネル材10を製造する方法について、以下に
説明する。図13に示したのは、図12に示した本発明
の第4の実施例の複合パネル材10を連続的に製造する
方法の一例を示す行程概略図である。図14において、
表面被覆部材16が繰り出しロール60から一定速度で
繰り出され、一定速度で駆動されているベルトコンベア
62上に送給されるとともに、ラス15が、別途設けら
れた繰り出しロール61から一定速度で繰り出されて、
表面被覆部材16の上面に送給される。そして、ベルト
コンベア上方に配置された供給ミキサー63から、予め
水と混練した未硬化状態の石膏などの無機質硬化性材料
64が表面被覆部材16とラス15の上面に流延された
後、サイジングローラ65にてサイジングされる。
【0052】つづいて、無機質硬化性材料64が未硬化
の状態で、前述したように、別に予め用意された下面に
ラス12が接合一体化された樹脂発泡材13が、そのラ
ス接合面13bが無機質硬化性材料64側になるよう
に、搬送装置66によって無機質硬化性材料64上に載
置される。
【0053】そして、ベルトコンベア62によって搬送
されて、一対のプレスローラ67,68を通過すること
によって、樹脂発泡材13が無機質硬化性材料64の上
に圧着され一体化される。なお、この際、樹脂発泡材1
3と無機質硬化性材料との圧着一体化をより促進するた
めに、前述した実施例と同様に、プレスローラ67,6
8との間で、別途平板プレス69によって加圧すること
もでき、真空装置Bによって減圧しながら圧着一体化す
ることもできる。
【0054】そして、このように圧着一体化された後
に、熱風乾燥炉、ヒータ加熱乾燥炉などの乾燥装置71
を通過する乾燥工程を経た後、養生され複合パネルが製
造されるようになっている。 この方法によれば、簡単
な工程で連続的に、しかも低コストで複合パネル材を製
造することが可能となる。
【0055】さらに、図示しないが、前述した第1〜第
4の実施例において、樹脂発泡体層12の上面12aに
もラスを接合一体化して引張り強度、曲げ強度などの機
械的強度をさらに増大するようにすることが可能であ
る。特に、板状基材層の下面と樹脂発泡体層の上面の双
方にラスを接合一体化した構成では、両方向の曲げに強
く機械的強度がより一層増大する。
【0056】また、樹脂発泡体層の上面にラスを接合一
体化する場合、ラスの接合一体化状態は、前述の第3の
実施例のラス15と同様に、ラスが樹脂発泡体層の表面
位置よりも全体的に突設した状態、ラスの外端位置と樹
脂発泡体層の表面位置とが一致するように、ラスが樹脂
発泡体層の表面近傍に埋設されて接合一体化しても良
い。
【0057】なお、以上説明した実施例において、表面
被覆部材14と表面被覆部材16は、目的、用途に応じ
て、同じ材料から若しくは異なった材料から適宜選択し
て構成することが可能であり、またその枚数、厚さも特
に限定されるものではない。
【0058】
【発明の効果】本発明の複合パネル材は、板状基材層と
して石膏、スレート、モルタル、軽量コンクリート、気
泡石膏、気泡モルタル、気泡軽量コンクリートなどの無
機質硬化性材料を用い、板状基材層の上面に樹脂発泡体
層をラスを介して接合一体化した構成、すなわち、上下
層の板状基材層と樹脂発泡体層とにラスが接合一体化し
た状態としとしたので、無機質硬化性材料の有する不燃
性、断熱性が発揮されるとともに、樹脂発泡体の有する
断熱性、軽量性も併せて発揮されることとなる。しか
も、上下層の板状基材層と樹脂発泡体層とにラスが接合
一体化した状態としているので、ラスが補強材として機
能することによって、複合パネル材全体の引張り強度、
曲げ強度などの機械的強度にも優れた新規な複合パネル
材を提供することができる。
【0059】特に、板状基材層として軽量コンクリー
ト、モルタル、気泡コンクリートを用いた場合には、こ
れら材料は圧縮強度が強いため、建築構造部材としての
使用が可能な複合パネル材を提供することができる。
【0060】また、板状基材層の下面にもラスを接合一
体化した複合パネル材では、引張り強度、曲げ強度など
の機械的強度をさらに増大することが可能である。さら
に、樹脂発泡体層の上面にもラスを接合一体化した複合
パネル材では、引張り強度、曲げ強度などの機械的強度
がさらに増大する。特に、板状基材層の下面と樹脂発泡
体層の上面の双方にラスを接合一体化した構成では、両
方向の曲げに強く機械的強度がより一層増大した複合パ
ネル材を提供することができる。
【0061】さらに、板状基材層層の下面、又は板状基
材層の下面に接合一体化されたラスの下面を、さらに、
紙、不織布などの布部材、ポリエチレン、ポリプロピレ
ンなどの合成樹脂フィルムシートなどの表面被覆部材で
被覆した構成の複合パネル材では、さらに強度が増大
し、防湿性が付与され、他の部材への取り付けや接着を
容易にすることが可能であり、また、石膏ボードなどの
破壊強度の低い無機質硬化性材料を板状基材層を用いた
場合でも、運搬の際または組み立ての際に、欠けること
がなく、他の構成部材などとの接触による割れ、ひびな
どの発生を防止することが可能である。
【0062】また、本発明の複合パネル材の製造方法に
よれば、簡単な工程で連続的に、しかも低コストで複合
パネル材を製造することが可能となる。このように、本
発明の複合パネル材は、不燃性、断熱性、機械的強度な
どに優れた複合パネル材であり、特に石膏などの脆く、
強度の弱い材料の場合には強度向上の効果を発現しやす
く、また、ラスは安価で製造も簡易であるため、経済的
にも優れた複合パネル材を提供することができる。
【0063】従って、本発明の複合パネル材によれば、
例えば、壁材、床材、天井材、建築構造用材料などの建
築分野、工場設備、各種機械の構成部品などの工業分野
など、広範な分野における構成材料としての利用が図ら
れた極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合パネル材の第1の実施例の構成を
示す部分拡大断面図である。
【図2】図1のA−A方向の平面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の複合パネル材を製造す
る方法を示す行程概略図である。
【図4】本発明の第1の実施例の複合パネル材を製造す
る別の方法を示す概略図である。
【図5】図4に示した本発明の複合パネル材を製造する
方法の次行程を示す概略図である。
【図6】図4に示した本発明の複合パネル材を製造する
方法の圧着一体化行程を示す概略図である。
【図7】本発明の複合パネル材の第2の実施例の構成を
示す部分拡大断面図である。
【図8】図7に示した本発明の第2の実施例の複合パネ
ル材を連続的に製造する方法の一例を示す行程概略図で
ある。
【図9】本発明の複合パネル材の第3の実施例の構成を
示す部分拡大断面図である。
【図10】本発明の複合パネル材の第3の実施例の板状
基材層11の下面11bに接合一体化したラス15の接
合一体化状態を示す部分拡大断面図である。
【図11】本発明の複合パネル材の第3の実施例の板状
基材層11の下面11bに接合一体化したラス15の別
の接合一体化状態を示す部分拡大断面図である。
【図12】本発明の複合パネル材の第4の実施例の構成
を示す部分拡大断面図である。
【図13】図12に示した本発明の第4の実施例の複合
パネル材を連続的に製造する方法の一例を示す行程概略
図である。
【符号の説明】
10…複合パネル材 11…板状基材層 12、15…ラス 13…樹脂発泡体層 14、16…表面被覆部材 15a…突設部分 15b…埋設部分 20…繰り出しロール 21…離型紙 22、52、62…ベルトコンベア 23、53…供給ミキサ− 24、42、54、64…無機質硬化性材料 25、55、65…サイジングローラ 26、56、66…搬送装置 27、28、57、58、67、68…プレスローラ 29、59、69…平板プレス 31、51、71…乾燥装置 32…巻き取りローラ 40…バケット型金型 41…押圧金型 42…無機質硬化性材料 43…搬送装置 B…真空装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質硬化性材料からなる板状基材層の
    上面に樹脂発泡体層をラスを介して接合一体化したこと
    を特徴とする複合パネル材。
  2. 【請求項2】 前記板状基材層の下面が、表面被覆部材
    によって被覆されていることを特徴とする請求項1に記
    載の複合パネル材。
  3. 【請求項3】 前記板状基材層の下面にラスを接合一体
    化したことを特徴とする請求項1に記載の複合パネル
    材。
  4. 【請求項4】 前記板状基材層の下面に接合一体化され
    たラスの下面が、表面被覆部材によって被覆されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の複合パネル材。
  5. 【請求項5】 前記樹脂発泡体層の上面にもラスを接合
    一体化したことを特徴とする請求項1から4のいずれか
    に記載の複合パネル材。
  6. 【請求項6】 前記無機質硬化性材料が、石膏若しくは
    軽量コンクリートであることを特徴とする請求項1から
    5のいずれかに記載の複合パネル材。
  7. 【請求項7】 無機質硬化性材料からなる板状基材層の
    上面に樹脂発泡体層をラスを介して接合一体化し、板状
    基材層の下面が、表面被覆部材によって被覆された構成
    の複合パネル材を製造する方法であって、 表面被覆部材をベルトコンベア上に送給して、ベルトコ
    ンベア上方に配置された供給ミキサーから、未硬化状態
    の無機質硬化性材料を表面被覆部材の上面に流延する工
    程と、 前記流延した無機質硬化性材料が未硬化の状態で、予め
    下面にラスが接合一体化された樹脂発泡材を、そのラス
    接合面が無機質硬化性材料側になるように圧着して一体
    化する工程と、 前記圧着一体化した後に乾燥、養生させる工程とを含む
    ことを特徴とする複合パネル材の製造方法。
  8. 【請求項8】 無機質硬化性材料からなる板状基材層の
    上面に樹脂発泡体層をラスを介して接合一体化するとと
    もに、板状基材層の下面にラスを接合一体化し、下方の
    ラスの下面が、表面被覆部材によって被覆された構成の
    複合パネル材を製造する方法であって、 表面被覆部材をベルトコンベア上に送給するとともに、
    ラスを表面被覆部材の上面に送給して、ベルトコンベア
    上方に配置された供給ミキサーから、未硬化状態の無機
    質硬化性材料を前記ラスと表面被覆部材の上面に流延す
    る工程と、 前記流延した無機質硬化性材料が未硬化の状態で、予め
    下面にラスが接合一体化された樹脂発泡材を、そのラス
    接合面が無機質硬化性材料側になるように圧着して一体
    化する工程と、 前記圧着一体化した後に乾燥、養生させる工程とを含む
    ことを特徴とする複合パネル材の製造方法。
  9. 【請求項9】 無機質硬化性材料からなる板状基材層の
    上面に樹脂発泡体層をラスを介して接合一体化した構成
    の複合パネル材を製造する方法であって、 離型紙をベルトコンベア上に送給して、ベルトコンベア
    上方に配置された供給ミキサーから、未硬化状態の無機
    質硬化性材料を離型紙の上面に流延する工程と、 前記流延した無機質硬化性材料が未硬化の状態で、予め
    下面にラスが接合一体化された樹脂発泡材を、そのラス
    接合面が無機質硬化性材料側になるように圧着して一体
    化する工程と、 前記圧着一体化した後に加熱乾燥、養生させる工程と、 前記離型紙を剥離する工程とを含むことを特徴とする複
    合パネル材の製造方法。
  10. 【請求項10】 無機質硬化性材料からなる板状基材層
    の上面に樹脂発泡体層をラスを介して接合一体化した構
    成の複合パネル材を製造する方法であって、 上下一対の金型を開放状態で下方のバケット型金型内
    に、未硬化状態の無機質硬化性材料を充填する工程と、 前記流延した無機質硬化性材料が未硬化の状態で、予め
    下面にラスが接合一体化された樹脂発泡材を、そのラス
    接合面が無機質硬化性材料側になるように載置する工程
    と、 前記上方の金型を閉止して下方に押圧することによっ
    て、無機質硬化性材料上に前記樹脂発泡材を圧着して一
    体化する工程と、 前記圧着一体化した後に乾燥、養生させる工程とを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の複合パネル材の製造
    方法。
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