JPH09290119A - 空気浄化器 - Google Patents

空気浄化器

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JPH09290119A
JPH09290119A JP10304596A JP10304596A JPH09290119A JP H09290119 A JPH09290119 A JP H09290119A JP 10304596 A JP10304596 A JP 10304596A JP 10304596 A JP10304596 A JP 10304596A JP H09290119 A JPH09290119 A JP H09290119A
Authority
JP
Japan
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air
demister
water
perforated plate
sectional area
Prior art date
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Pending
Application number
JP10304596A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Fukui
秀明 福井
Shuichi Ishiyama
修一 石山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多孔板における汚染空気の通過可能な横断面
積を小さくすると共に、デミスタにおける浄化空気の通
過可能な横断面積を大きくすることにより、多孔板を小
型化し、洗浄水の少量化を図ることができ、且つ、デミ
スタにおける浄化空気に含まれる水の飛沫の除去率を向
上できる空気浄化器を提供する。 【解決手段】 多孔板1の上に洗浄水の層を形成し、こ
の洗浄水の層に汚染空気を通過させる洗浄部3と、この
洗浄部3を通過した浄化空気に含まれる水の飛沫を除去
するデミスタ4とを有する空気浄化器において、デミス
タ4における浄化空気の通過可能な横断面積が、多孔板
1における汚染空気の通過可能な横断面積がより大き
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚染空気と洗浄水
を接触させて汚染空気中の粉塵等を除去する空気浄化器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものは、多段塔スクラバ
ーが知られている。この多段塔スクラバーは、空気浄化
塔内に複数の貫通孔を有する多孔板が水平に一段または
多段に設けられている。そして、この多孔板の上に洗浄
水の層を形成し、この洗浄水の層に汚染空気を通過させ
て、汚染空気と洗浄水を接触させて汚染空気中の粉塵、
臭い成分、有害ガス成分等を除去して浄化空気となし、
浄化空気に含まれる水の飛沫をデミスタで除去するもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例におい
ては、空気浄化塔の横断面積が略一定であったため、デ
ミスタにおける浄化空気の通過可能な横断面積と、多孔
板における汚染空気の通過可能な横断面積とが略同一の
大きさであった。
【0004】ところで、浄化性能を高めるためには、多
孔板の上に洗浄水の層の厚みを大きくする必要がある
が、汚染空気の通過量及び洗浄水の量を一定にして洗浄
水の層の厚みを大きくするためには、洗浄水の層の横断
面積を小さくする必要がある。
【0005】即ち、多孔板における汚染空気の通過可能
な横断面積を小さくする必要があるが、このために、空
気浄化塔の横断面積を小さくすれば、デミスタにおける
浄化空気の通過可能な横断面積も小さくなる。
【0006】一方、汚染空気の通過量を一定にして多孔
板における汚染空気の通過可能な横断面積を小さくする
と、汚染空気が洗浄水の層を通過する速度が増大し、こ
れにより、浄化空気に含まれる水の飛沫の量が増大する
が、デミスタにおける浄化空気の通過可能な横断面積が
小さくなるため、デミスタにおける浄化空気に含まれる
水の飛沫の除去率が低下するという不都合があった。
【0007】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、多孔板における汚染空気の通過可能な横断面積を小
さくすると共に、デミスタにおける浄化空気の通過可能
な横断面積を大きくすることにより、多孔板を小型化
し、洗浄水の少量化を図ることができ、且つ、デミスタ
における浄化空気に含まれる水の飛沫の除去率を向上で
きる空気浄化器を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
空気浄化器は、多孔板の上に洗浄水の層を形成し、この
洗浄水の層に汚染空気を通過させる洗浄部と、この洗浄
部を通過した浄化空気に含まれる水の飛沫を除去するデ
ミスタとを有する空気浄化器において、デミスタにおけ
る浄化空気の通過可能な横断面積が、多孔板における汚
染空気の通過可能な横断面積より大きいことを特徴とす
るものである。
【0009】本発明の請求項2記載の空気浄化器は、請
求項1記載の空気浄化器において、デミスタが配置され
た部分の空気浄化室の横断面積が、多孔板が配置された
部分の空気浄化室の横断面積より大きいことを特徴とす
るものである。
【0010】本発明の請求項3記載の空気浄化器は、請
求項1又は請求項2記載の空気浄化器において、上部の
大箱状部とこれと連通する小箱状部とから構成される空
気浄化室を形成し、該空気浄化室の小箱状部の下部に貯
水部を配置し、該貯水部における貯水部の上方に多孔板
を配置し、大箱状部にデミスタを配置し、小箱状部の外
側に揚水ポンプを配置し、揚水ポンプを作動して、貯水
部から多孔板の上に洗浄水を供給し、多孔板の上に洗浄
水の層を形成して成ることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一の実施形態で
ある空気浄化器の構成図である。この空気浄化器は、空
気浄化室7を備え、室内の汚染空気を空気浄化室7に送
り、空気浄化室7内で浄化して浄化空気となし、この浄
化空気を室内に送り込むものである。そして、室内、空
気浄化室7、室内の順で空気を連続的に循環させて、室
内の空気を浄化するものである。
【0012】図1に示されるように、この空気浄化器
は、多孔板1の上に洗浄水の層2を形成し、この洗浄水
の層2に汚染空気を通過させる洗浄部3と、この洗浄部
3を通過した浄化空気に含まれる水の飛沫を除去するデ
ミスタ4とを有する空気浄化器において、デミスタ4に
おける浄化空気の通過可能な横断面積が、多孔板1にお
ける汚染空気の通過可能な横断面積より大きいものであ
る。
【0013】ところで、多孔板1は、板厚方向に貫通す
る多数の小さな孔が形成されたものであり、多孔板1の
上に洗浄水の層2を形成して洗浄部3となし、該洗浄部
3に汚染空気を通過させ、汚染空気と洗浄水とを接触さ
せて汚染空気中の粉塵、臭い成分、有害ガス成分等を除
去するものである。
【0014】デミスタ4は、網目状を重ねたもので、洗
浄部3の上方に配置されている。洗浄部3を通過した浄
化空気は、デミスタ4を通過することにより、浄化空気
に含まれる水の飛沫を除去するものである。
【0015】したがって、デミスタ4における浄化空気
の通過可能な横断面積が、多孔板1における汚染空気の
通過可能な横断面積より大きいということは、デミスタ
4の重ねられた網目の貫通する部分の総面積が、多孔板
1の貫通する多数の小さな孔の総面積より大きいという
ことになる。
【0016】また、この空気浄化器は、上部の大箱状部
5とこれと連通する小箱状部6とから構成される空気浄
化室7を形成し、該空気浄化室7の小箱状部6の下部に
貯水部8を配置し、該貯水部8における貯水部8の上方
に多孔板1を配置し、大箱状部5にデミスタ4を配置
し、デミスタ4が配置された部分の空気浄化室7の横断
面積が、多孔板1が配置された部分の空気浄化室7の横
断面積より大きいものである。
【0017】このように、デミスタ4が配置された部分
の空気浄化室7の横断面積が、多孔板1が配置された部
分の空気浄化室7の横断面積より大きいことにより、汚
染空気がデミスタ4を通過する直前の速度を、汚染空気
が多孔板1の上の洗浄水の層2を通過する直前の速度よ
り小さくすることができるため、汚染空気がデミスタ4
を通過する際に、急激な圧損等を生じることなく、デミ
スタ4をスムーズに通過する。
【0018】さらに、小箱状部6の外側に揚水ポンプ9
を配置し、揚水ポンプ9を作動して、貯水部8から多孔
板1の上に洗浄水を供給し、多孔板1の上に洗浄水の層
2を形成している。
【0019】このように、上部の大箱状部5とこれと連
通する小箱状部6の外側に揚水ポンプ9を備えることに
より、揚水ポンプ9を空気浄化室7の大箱状部5の下方
に納めることができ、スペースの有効活用ができる。
【0020】以下に、図1に基づいて、この空気浄化器
について詳細に説明する。貯水部8には、電磁弁10a
を介して給水管11が接続されている。そして水面には
フロートバルブ12が配置されており、このフロートバ
ルブ12により、貯水部8に貯められた洗浄水の量が検
知される。
【0021】また、貯水部8の下方には電磁弁10bを
介して排水管13が接続されている。さらに、貯水部8
からその上方に配置された多孔板1の上部まで揚水ポン
プ9を介して揚水管14が接続されている。なお、多孔
板1の上方には、デミスタ4が配置され、デミスタ4と
空気浄化器の排気口15との間に駆動ファン16が配置
されている。
【0022】以下に、この空気浄化器の動作について説
明する。駆動ファン16が作動するとこれと連動して揚
水ポンプ9が作動し、貯水部8から揚水管14を通過し
て、多孔板1の上に連続的に洗浄水を供給し、多孔板1
の上に洗浄水の層2を形成して、この洗浄水の層2に汚
染空気を通過させる洗浄部3が形成される。
【0023】そして、洗浄水の層2から多孔板1を通過
して落下した洗浄水は貯水部8に貯められる。このよう
に、洗浄水は、貯水部8、揚水ポンプ9、揚水管14、
多孔板1の上、貯水部8の順で循環する。
【0024】なお、貯水部8に貯められた洗浄水の量は
フロートバルブにより検知され、洗浄水の量が減少し、
貯水部8の水位が下がると電磁弁10aを介して、給水
管11から貯水部8に供給される。また、貯水部8に貯
められた洗浄水は汚染空気と接触して汚染するため、一
定期間毎に、電磁弁10bを介して排水管13から排水
される。
【0025】さて、室内の汚染空気は空気浄化器の吸気
口17から空気浄化器内に送られ、洗浄部3を通過し
て、洗浄水と接触することにより汚染空気中の粉塵、臭
い成分、有害ガス成分等が除去されて浄化空気が得られ
るが、この際に、該浄化空気は水の飛沫を含むことにな
る。その後に、前記浄化空気はデミスタ4を通過するこ
とにより、浄化空気に含まれる水の飛沫が除去され、駆
動ファン16を通過して、排気口15から排出され、そ
の後、室内に送られる。
【0026】ところで、洗浄部3の安定操作範囲は狭
く、洗浄水の層2を減少させれば、汚染空気を浄化する
のに十分な洗浄水の層2の厚みが得られず、また多孔板
1の上に洗浄水が滞留できなくなる場合もある。
【0027】しかし、この空気浄化器の場合は、多孔板
1における汚染空気の通過可能な横断面積を小さくして
おり、これにより、即ち、洗浄水の層2の横断面積を小
さくすることができるため、洗浄水の量を従来に比べて
少なくすることができる。
【0028】通常、洗浄水の層2の横断面積を小さくす
ると、汚染空気が洗浄水の層2を通過する速度が増大す
るため、浄化空気に含まれる水の飛沫の量が増大し、デ
ミスタ4における浄化空気に含まれる水の飛沫の除去率
が低下するものであるが、この空気浄化器の場合は、デ
ミスタ4における浄化空気の通過可能な横断面積を大き
くしているので、汚染空気がデミスタ4を通過する速度
が減少するため、デミスタ4における浄化空気に含まれ
る水の飛沫の除去率を向上させることができる。
【0029】なお、汚染空気がデミスタ4を通過する速
度が減少すると浄化空気に含まれる水の飛沫の自然落下
が促進されることも、浄化空気に含まれる水の飛沫の除
去率を向上させる原因となるものである。
【0030】このように、多孔板1における汚染空気の
通過可能な横断面積を小さくすると共に、デミスタ4に
おける浄化空気の通過可能な横断面積を大きくすること
により、多孔板1を小型化し、洗浄水の少量化を図るこ
とができ、且つ、デミスタ4における浄化空気に含まれ
る水の飛沫の除去率を上げることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の空気浄化器は、
多孔板における汚染空気の通過可能な横断面積を小さく
すると共に、デミスタにおける浄化空気の通過可能な横
断面積を大きくすることにより、多孔板を小型化し、洗
浄水の少量化を図ることができ、且つ、デミスタにおけ
る浄化空気に含まれる水の飛沫の除去率を上げることが
できる。
【0032】本発明の請求項2記載の空気浄化器は、請
求項1記載の空気浄化器の効果に加えて、汚染空気がデ
ミスタを通過する直前の速度を、汚染空気が多孔板の上
の洗浄水の層を通過する直前の速度より小さくすること
ができるため、汚染空気がデミスタを通過する際に、急
激な圧損等を生じることなく、デミスタをスムーズに通
過する。
【0033】本発明の請求項3記載の空気浄化器は、請
求項1又は請求項2記載の空気浄化器の効果に加えて、
小箱状部の外側に揚水ポンプを備えることにより、揚水
ポンプを空気浄化室の大箱状部の下方に納めることがで
き、スペースの有効活用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施形態である空気浄化器の構成
図である。
【符号の説明】
1 多孔板 2 洗浄水の層 3 洗浄部 4 デミスタ 5 大箱状部 6 小箱状部 7 空気浄化室 8 貯水部 9 揚水ポンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔板の上に洗浄水の層を形成し、この
    洗浄水の層に汚染空気を通過させる洗浄部と、この洗浄
    部を通過した浄化空気に含まれる水の飛沫を除去するデ
    ミスタとを有する空気浄化器において、デミスタにおけ
    る浄化空気の通過可能な横断面積が、多孔板における汚
    染空気の通過可能な横断面積より大きいことを特徴とす
    る空気浄化器。
  2. 【請求項2】 デミスタが配置された部分の空気浄化室
    の横断面積が、多孔板が配置された部分の空気浄化室の
    横断面積より大きいことを特徴とする請求項1記載の空
    気浄化器。
  3. 【請求項3】 上部の大箱状部とこれと連通する小箱状
    部とから構成される空気浄化室を形成し、該空気浄化室
    の小箱状部の下部に貯水部を配置し、該貯水部における
    貯水部の上方に多孔板を配置し、大箱状部にデミスタを
    配置し、小箱状部の外側に揚水ポンプを配置し、揚水ポ
    ンプを作動して、貯水部から多孔板の上に洗浄水を供給
    し、多孔板の上に洗浄水の層を形成して成ることを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の空気浄化器。
JP10304596A 1996-04-25 1996-04-25 空気浄化器 Pending JPH09290119A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100311279B1 (ko) * 1999-08-21 2001-10-18 정연숙 공기 정화기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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