JPH09289877A - カルシウム補強剤 - Google Patents

カルシウム補強剤

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JPH09289877A
JPH09289877A JP9055484A JP5548497A JPH09289877A JP H09289877 A JPH09289877 A JP H09289877A JP 9055484 A JP9055484 A JP 9055484A JP 5548497 A JP5548497 A JP 5548497A JP H09289877 A JPH09289877 A JP H09289877A
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貞俊 佐久間
Hiroyuki Ito
裕之 伊藤
Junichiro Wakuta
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 好ましくは500nm以下のヒドロキシ
アパタイト超微粒子をクエン酸(又はその塩)含有液、
又はカゼイン、アルブミン等の蛋白質又はカゼインホス
ホペプチド等のペプチドを用いて表面処理し、必要に応
じて粉末化あるいはスラリー化する。 【効果】 水に懸濁した場合、ヒドロキシアパタイトが
沈降することなく長期間安定に分散懸濁することがで
き、カルシウム強化用飲食品ないし医薬として有用であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カルシウム補強
剤、特に加水した場合に沈降することなく極めて長期間
の間安定に分散懸濁することができる、従来未知の新規
カルシウム補強剤に関するものである。また本発明は、
この新規カルシウム補強剤を添加してなる食品に関する
ものである。なお、本発明において、食品には飲料も包
含される。
【0002】
【従来の技術】現在、オステオポローシス(骨粗しょう
症)の患者が1000万人いると言われており、現代の
食生活においてカルシウム摂取は重要な問題である。し
かし、食生活の動向が、決してカルシウム摂取を増加さ
せる方向に向かっていないことを考慮すると、カルシウ
ム含有食品、種々のカルシウム製剤などを積極的に利用
することが必要になってきた。また、日本と米国ではカ
ルシウム摂取量に関する基準が異なるが、日本では摂取
量が低く、本来ならば基準以上の摂取が必要とも考えら
れている。特に閉経後の女性では、一日の必要摂取量が
1000mgとも1500mgとも言われている。閉経
後の骨障害が老化現象として捉えられているが、老後生
活のQOL、骨折、心筋梗塞予防などのためにも内分泌
疾患の一つとして捉え、早期から予防、治療をする必要
がある。現実に、日本での食生活の変化が、カルシウム
摂取を増加させる方向にないことを考えると、カルシウ
ム摂取の問題は更に大きなものとなる。
【0003】オステオポローシスを防ぐには、成長期に
おいて骨量を可能な限り大きくし、骨量の減少期に、減
少した骨量を増加させる方法が望まれているが、食品か
らの摂取に依存する方法、あるいは薬剤に依存するなど
の方法がある。薬剤では、カルシトニン及びビタミンD
が現在主要部分が占めており、カルシウム強化食品も多
く出されているのが現状である。現想的には日常の食生
活において必要量を摂取することが望まれ、食品へのカ
ルシウム強化が積極的になされているのが現状である
が、カルシウムの素材、添加方法、安定性などの問題が
ある。
【0004】食品への応用の場合、主として炭素カルシ
ウムなどを添加補強している場合が多い。しかし、特に
液状食品の場合には、添加した炭酸カルシウムが粒子サ
イズによって沈降したり、増加量によってはかなりの白
濁を呈したり、また、液状に懸濁させた場合、苦みを呈
する等の問題点がある。このように、炭酸カルシウムを
食品に応用することに際しては、これらの問題を解決で
きなければ商品価値を低下させてしまうことになる。
【0005】このように従来技術においては、特に液状
食品の場合、炭酸カルシウムが沈降してしまうために、
容器を振って充分に混合させないで上清のみを飲用した
場合は充分量のカルシウムの摂取ができないし、充分に
混合すると白濁し、また、添加量が多いと混合しない場
合でも白濁するため、外観を損ない、食欲を減退させ、
結局、充分量のカルシウムの摂取ができない。更に、上
記のように炭酸カルシウムは苦味を呈するため、大量に
飲用することができず、やはり充分量のカルシウムの摂
取ができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した問
題点を有しない新規なカルシウム補強剤を開発する目的
でなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであり、特に、カルシウム摂
取不足のわが国の現状に鑑み、液状食品が摂取しやすい
点に着目して、液状食品に適したカルシウム補強剤及び
カルシウム強化した摂取しやすい液状タイプその他の食
品を新たに開発する目的でなされたものである。
【0008】そこで、これら問題点を解決するための検
討をおこなった。先ず、添加するカルシウム源として、
味を呈さないこと、水中での分散が安定することが望ま
しい。日常的に摂取している食品の中でカルシウム含量
の多いものとして、乳製品があげられるが、欧米と比較
しその摂取量は少ないのが現状である。乳製品を除い
て、カルシウム摂取に良いと言われるものに魚が有り、
特に小魚の摂取が良いと言われている。この小魚の骨に
存在するカルシウムが重要である。骨の成分としてはリ
ン酸カルシウムがあり、これは即ち、ヒドロキシアパタ
イトである。そこでヒドロキシアパタイトをカルシウム
源と考え、水中の分散安定化が可能であれば、炭酸カル
シウムの利用において問題となっている種々の課題を解
決する事ができる。ヒドロキシアパタイトは、医薬品分
野においても薬剤の担持に利用されようとしており、ま
た歯磨きの中にも添加され、その安全性にも心配がな
く、生物学的利用性も高いと言われている。そこでヒド
ロキシアパタイトの超微粒子を利用する点に着目した。
【0009】たしかにヒドロキシアパタイトは苦味を呈
することはもちろんないし、味自体を呈することがない
ため、経口投与用カルシウム補強剤の成分としては非常
にすぐれているが、微粒子状にしても水中においては二
次凝集を呈し、沈降する。そのため、分散安定化処理の
必要を認めた。
【0010】そこで、ヒドロキシアパタイトの分散安定
化を可能とすることができる物質を検索した結果、クエ
ン酸(又はその塩)又はカゼインホスホペプチド(以
下、CPPということもある)などのペプチド又はアル
ブミンなどの蛋白質でヒドロキシアパタイトの微粒子を
表面処理し、これを水中に投じたところ、長期間に亘っ
て沈降現象が認められず、苦味はもとより格別の呈味も
認められないという有用な新知見を得た。
【0011】これらのことを総合して考え、クエン酸
(又はその塩)含有液、又は蛋白質又はペプチドを用
い、ヒドロキシアパタイト超微粒子を水中においても極
めて長期間安定に分散懸濁できるカルシウム補強剤を完
成させた。本補強剤をスラリー状にして液状食品に応用
すると、沈降することなく、白濁も極めて軽微なもので
あり、粉体にして固体食品に添加しても良い。これらの
新知見を総合して本発明を完成させるに至ったものであ
り、本発明は、ヒドロキシアパタイトをクエン酸(又は
その塩)含有液、又は蛋白質又はペプチドで表面処理し
てカルシウム補強剤を製造する点を基本的技術思想とす
るものである。以下、本発明について詳述する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明において使用するヒドロキ
シアパタイトは、微粒子とするのが良く、800nm以
下、好ましくは500nm以下の超微粒子とすれば、水
中においても極めて安定なカルシウム補強剤を有利に製
造することができる。ヒドロキシアパタイト(Ca
10(PO4)6(OH)2)は、水酸化カルシウムその他カル
シウム化合物の水懸濁液にリン酸(塩)溶液を添加する
等常法にしたがって製造することができ、合成されたヒ
ドロキシアパタイト(結晶)から、遠心分離その他常法
にしたがって目的とする超微粒子を分別すればよい。ま
た、市販品も使用可能である。
【0013】本発明を実施するには、ヒドロキシアパタ
イトをクエン酸(又はその塩)含有液、又は蛋白質又は
ペプチドで表面処理する必要がある。クエン酸の選択
は、種々の無機酸、有機酸でヒドロキシアパタイトを処
理してみて、優れた効果が得られたもので、安価であ
り、かつ、食品添加物として広く用いられていることに
よった。クエン酸(又はその塩)含有液はクエン酸(又
はその塩)を含む溶液(クエン酸−リン酸ナトリウムな
ど)であればいかなるものでもよいが、pH4.0〜
7.5、好ましくはpH5.0〜6.5、より好ましく
はpH5.5〜6.1程度に調整されたものがよく、ク
エン酸−クエン酸ナトリウム緩衝液が好ましい。
【0014】また、蛋白質としては、アルブミン、カゼ
インなどがあり、ペプチドとしては、カゼインホスホペ
プチドがあり、その他各種蛋白質やペプチドが単用ない
し併用できる。CPPは、カゼインをトリプシンで加水
分解することにより得られる。なお、CPPには、αs
1カゼインより生成されるα−CPPと、βカゼインよ
り生成されるβ−CPPとがあるが、どちらを用いても
よい。また、市販品も使用することができ、例えば、明
治CPP−I、明治CPP−II、明治CPP−III(明
治製菓(株)製品)等が使用可能である。CPPは、通
常、カルシウムを含有していることが多いが、本発明に
おいてはカルシウム含有CPPが使用できるほか、CP
PをEDTA処理する等によってカルシウムを減少ない
し除去したCPPも使用することができる。
【0015】ヒドロキシアパタイトをクエン酸(又はそ
の塩)含有液又はCPP等のペプチドや蛋白質で表面処
理するには、両者を水中に懸濁、混合せしめ、超音波処
理する等、常法にしたがって処理すればよい。このよう
に表面処理したヒドロキシアパタイトは、これを水に懸
濁した場合、従来から用いられている炭酸カルシウム等
とは異なり、沈降することなく長期間に亘って安定に分
散懸濁することができる。
【0016】したがって、クエン酸(又はその塩)含有
液、又は蛋白質又はペプチドで処理したヒドロキシアパ
タイトは、そのまま本発明のカルシウム補強剤とするこ
とができるほか、その処理物も同じく本発明のカルシウ
ム補強剤とすることができる。処理物としては、濃縮
物、ペースト状物、乾燥物、及び/又は希釈物等が広く
包含される。これら処理物を得るための方法は、減圧濃
縮、凍結乾燥、真空凍結乾燥、その他常法が適宜使用さ
れる。
【0017】本発明のカルシウム補強剤は、飲食品、特
定保健用飲食品、健康飲料、健康食品、栄養食品その他
各種タイプの飲食品として用いることができるほか、カ
ルシウム強化剤として各種の飲食品に添加使用すること
ができる。また、カルシウム強化、カルシウム補強等の
目的で、医薬品としても使用することができる。
【0018】飲食品タイプとして使用する場合は、クエ
ン酸(又はその塩)又は蛋白質で処理したヒドロキシア
パタイトを有効成分とし、これ(その処理物)をそのま
ま、使用したり、他の食品ないし食品成分と併用したり
して適宜常法にしたがって使用できる。本有効成分を用
いる本発明に係る組成物は、固体状(粉末、顆粒状その
他)、ペースト状、液状ないし懸濁液のいずれでもよい
が、甘味料、酸味料、ビタミン剤その他ドリンク剤製造
に常用される各種成分を用いて、健康ドリンクに製剤化
すると好適である。
【0019】医薬品タイプの組成物として使用する場
合、本有効成分は、種々の形態で投与される。その投与
形態としては例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、
シロップ剤等による経口投与をあげることができる。こ
れらの各種製剤は、常法に従って主薬に賦形剤、結合
剤、崩壊剤、滑沢剤、矯味矯臭剤、溶解補助剤、懸濁
剤、コーティング剤などの医薬の製剤技術分野において
通常使用しうる既知の補強剤を用いて製剤化することが
できる。その使用量は症状、年令、体重、投与方法およ
び剤形等によって異なるが、通常は、成人に対して1回
約0.1mg乃至2,000mgを投与することができ
る。
【0020】本発明に係る有効成分は、クエン酸(又は
その塩)は食品添加物として広く使用され、CPP等の
ペプチド及びアルブミン等の蛋白質はいずれも牛乳等の
天然物由来の成分であり、ヒドロキシアパタイトは骨の
構成成分であって、いずれも毒性は格別認められず、卓
越した安全性を示し、ラットに対して1日当り500m
g経口投与したが急性毒性は全く認められなかった。し
たがって飲食品タイプの組成物として使用する場合は、
予防用、保健用、通常の飲食品として使用する場合のい
ずれにおいても、有効成分の使用量に格別の限定はない
し、医薬として使用する場合も、患者に応じて上記範囲
内で適宜使用すればよい。また、本有効成分は多量に服
用しても格別の急性毒性を示さないので、必要あれば上
記範囲よりも多量に使用しても差し支えない。以下、本
発明の実施例について詳述する。
【0021】
【実施例1】 (ヒドロキシアパタイトの合成)170mMの水酸化カ
ルシウムの水懸濁液に、100mMのリン酸水溶液を室
温で滴下し、およそpH9で反応を停止した。1週間静
置した後、上清を除去し、ヒドロキシアパタイト溶液を
得た。その溶液の固形分含量を測定し、ヒドロキシアパ
タイト濃度を算出した。
【0022】(0.5Mクエン酸−クエン酸ナトリウム
緩衝液の調製)クエン酸を26.25g秤量し、水を加
え250mlとし、0.5Mクエン酸溶液を調製する。
同様にして、クエン酸3ナトリウムを147.05g秤
量し、水を加え1000mlとする。一定量の0.5M
クエン酸溶液をビーカーにとり、pHメーターの電極を
セットする。スターラーを用い溶液を攪拌しながら、p
H5.8に達するまでクエン酸ナトリウム溶液を加え
る。
【0023】(CPP)市販品のCPPを用いた。純度
は約80%である。このCPPをCPP(+)とする。
また、このCPP10gを10mM−EDTA−2Na
水溶液250mlに溶解後、エタノール250mlを加
え、CPPを沈澱させる。2800rpm、5分間の遠
心分離条件でCPPを回収したのち、水に溶かし凍結乾
燥する。このようにして得られたCPPをCPP(−)
とする。即ち、CPP中にカルシウムの存在するものを
CPP(+)、存在しないものをCPP(−)とした。
【0024】(評価)内径25mm程度のスクリューキ
ャップ付試験管にヒドロキシアパタイト溶液を所定量入
れる。次に、クエン酸−クエン酸ナトリウム緩衝液を表
1の所定量入れ、比較対照としてCPP(+)を表1の
所定量添加する。水を加え、ヒドロキシアパタイト濃度
が一定になるようにメスアップする。また、ヒドロキシ
アパタイト溶液のみで、他に何も添加しない試料も作製
する。超音波破砕装置に2分間かけ、5℃で冷蔵保存
し、経時的に分散状態を観察する。
【0025】(結果)冷蔵保存7日目の観察結果では、
表1に示すとおりヒドロキシアパタイトのみでは、無色
透明の上清と乳白色の浮遊状態の沈殿に明確に分離して
いたが、クエン酸−クエン酸ナトリウム緩衝液を添加し
たものは、CPP(+)を添加したものと同様に分離は
認められず溶液全体が薄い白濁を呈していた。
【0026】
【表1】
【0027】
【実施例2】クエン酸−クエン酸ナトリウム緩衝液量を
一定とし、ヒドロキシアパタイト量を変えて、分散状態
を冷蔵7日目まで観察した。ヒドロキシアパタイト濃度
は表2の7.5mM〜37.5mM、緩衝液(CAB)
濃度は12.5mMとし、処理方法は実施例1と同じで
ある。 (結果)冷蔵2日目では上清の分離、沈澱の発生とも全
く確認されなかった。冷蔵7日目で上清の分離は確認さ
れなかったものの、底部に極微量の沈殿が確認され、そ
の厚みは、添加したヒドロキシアパタイト量に比例した
ものであった。冷蔵7日目の試料の底部沈殿を残してデ
カント処理し、捕集した溶液の濁度を吸光度測定した。
同時に再度各試料を調製し、分散処理直後の吸光度も測
定した。その結果、どの試料も7日目の吸光度の数値が
分散値後の数値の約80%であることが判明し、溶液中
にヒドロキシアパタイトの約80%が残存しているもの
と推測された。
【0028】
【表2】
【0029】
【実施例3】ヒドロキシアパタイト溶液を所定量ビーカ
ーに入れ、0.5Mクエン酸−クエン酸ナトリウム緩衝
液(pH5.8)を加えた。この時の混合溶液のヒドロ
キシアパタイト濃度は50mM濃度、クエン酸−クエン
酸ナトリウム濃度は83mM濃度とした。この溶液を実
施例1の方法で分散処理した。次に、ビーカーに脱脂粉
乳10g、上記ヒドロキシアパタイト分散液を2.65
g取り、水でメスアップして100mlとした。この溶
液を超音波破砕装置に2分間かけ、その後110℃、1
分間オートクレーブ処理した。ヒドロキシアパタイト無
添加を対照とした。両者を冷却2000rpm、10分
間遠心分離し、沈澱の発生量を測定した。その結果、い
ずれも0.2%w/wであり、差は認められなかった。
【0030】ヒドロキシアパタイトの分散・安定化に及
ぼす媒体調整の影響をpH4及び5において調べ、媒体
を以下の表3に示した。媒体として水(pH無調整)、
硝酸(pH4又は5の希硝酸)、酢酸(NaOHでpH
4又は5に調整)、チオリンゴ酸(NaOHでpH4又
は5に調整)、コハク酸(NaOHでpH4又は5に調
整)、クエン酸(NaOHでpH4又は5に調整)、ク
エン酸−リン酸ナトリウム(pH4又は5)を用いた。
結果は表3に示す通りであるが、媒体としてはクエン酸
−クエン酸ナトリウムやクエン酸−リン酸ナトリウムで
良い結果が得られた。
【0031】
【表3】
【0032】
【実施例4】 (炭酸カルシウムの調製)試薬特級の炭酸カルシウムを
用いた。Planetary micro millで10分間処理を行い、
炭酸カルシウムの微細化を行った後、試験に供した。
【0033】(評価)内経12mm程度のスクリューキ
ャップ付き試験管に水を4ml入れ、CPP160mg
とヒドロキシアパタイト40mgを加えた後(懸濁液の
高さは4cmとなる)、超音波処理を2分間行う。な
お、対照として、炭酸カルシウム40mgを用いて同様
に処理する。処理後、100μl採取し、水900μl
を加え600nmの波長での濁度を測定する。なお、無
乳蛋白系(すなわち、ヒドロキシアパタイトのみ)で分
散処理を行っても、濁度測定までの時間の経過で、ヒド
ロキシアパタイトはほとんど二次凝集を起こして沈澱し
てしまった(二次凝集粒径3〜4μm)。その後、下記
する実験結果に示す経過時間ごとに、分散の状況を測定
および観察する。それぞれの時間の経過したのちに、試
験管の底に沈降した沈殿物の量を定性的に把握する。ま
た、粒子の沈降が観察されるときは、上澄み層の厚さ、
沈降層の厚さを測定し、また上澄み層の中間位及び沈降
層の中間位からそれぞれ100μl採取し、水900μ
lを加え600mmの波長での吸光度を測定する。この
ような測定を行うことにより分散糸の安定性を評価し
た。
【0034】(結 果)試験番号を以下の通りとする。 試料1:炭酸カルシウムとCPP(+)から成る懸濁液 試料2:炭酸カルシウムとCPP(−)から成る懸濁液 試料3:ヒドロキシアパタイトとCPP(+)から成る
懸濁液 試料4:ヒドロキシアパタイトとCPP(−)から成る
懸濁液
【0035】(定性的評価結果) 静置1時間後 試料1:すでに試験管底の一部に沈澱が認められる。し
かし、澄明な上清層は観察されなかった。 試料2:すでに試験管底の一部に沈澱が認められる。し
かし、澄明な上清層は観察されなかった。 試料3:変化なし。 試料4:変化なし
【0036】静置1日後 試料1:試験管底の全面に堆積した沈澱が認められ、上
清層も約1.4mmの厚さで澄明に認められた。 試料2:試験管底の全面に堆積した沈澱が認められた
が、沈澱量は試料1より少ない。上清層は的1.2mm
の厚さで澄明にみとめられた。 試料3:試験管底の一部に極めて僅かな沈澱が認められ
た。しかし、澄明な上清層は観察されなかった。 試料4:試験管底の一部に極めて僅かな沈澱が認められ
た。しかし、澄明な上清層は観察されなかった。
【0037】静置2日後 試料1:試験管底の全面に堆積した沈澱が認められ、極
めて僅かな白濁を残して液層全体が上清層と観察され
た。 試料2:試験管底の全面に堆積した沈澱が認められ、極
めて僅かな白濁を残して液層全体が上清層と観察され
た。 試料3:試験管底の一部に僅かな沈澱が認められた。し
かし、上清層らしく観察される液層が1mm程度観察さ
れた。 試料4:試験管底の一部に僅かな沈澱が認められた。し
かし、上清層らしく観察される液層が1mm程度観察さ
れた。
【0038】(定量的評価結果(600nmにおける吸
光度値))値は吸光度の測定後、値に希釈倍率を掛けて
求めたものである。
【0039】静置開始時 試料1:18.4 試料2:18.2 試料3: 2.3 試料4: 2.4 炭酸カルシウムを分散された懸濁液試料1、試料2の吸
光度はヒドロキシアパタイトを分散させた懸濁液試料
3、試料4と比較し、濁度がおよそ9倍ある。これは炭
酸カルシウムを分散させたとき、白濁すると言う問題点
を数値的に示すものであり、結晶性ヒドロキシアパタイ
ト超微粒子を使用することの意義が明瞭である。
【0040】 懸濁試料1及び試料2では、上清層は勿論であるが、沈
降層においても静置開始時の吸光度と比較し、明らかに
低くなっている。層の厚さ及び吸光度値から懸濁液中に
残存する炭酸カルシウム量を算出すると、試料1では約
10%、試料2では約13%であり、いずれの場合とも
静置1日間で90%程度の炭酸カルシウムが沈降したこ
とになる。一方、試料3及び試料4では、わずか吸光度
の減少が見られる程度であり、ヒドロキシアパタイトの
分散安定化ができている。
【0041】静置2日後 試料1:上清層:0.8 試料2:上清層:0.9 試料3 :2.1 試料4 :2.3 懸濁試料1及び試料2では、上清層は静置開始時の吸光
度と比較し、明らかに低くなっている。層の厚さ及び吸
光度値から懸濁液中に残存する炭酸カルシウム量を算出
すると、試料1では約4%、試料2では約5%であり、
いずれの場合とも静置2日間で95%以上の炭酸カルシ
ウムが沈降したことになる。一方、試料3及び試料4で
は、わずか吸光度の減少が見られる程度であり、上清層
と見られる部分は極めて僅かであり、吸光度値から、沈
降量はほとんど無視できる。したがって、ヒドロキシア
パタイトの分散安定化ができていることが示された。
【0042】静置開始時から静置2日後までの溶液中に
残存する炭酸カルシウム及びヒドロキシアパタイト量の
変化を図1に示した。図中、縦軸は懸濁液中に存在する
炭酸カルシウムあるいはヒドロキシアパタイトの残存重
量%を示し、横軸は静置後の経過日数を示す。炭酸カル
シウム懸濁液では吸光度そのものが非常に高く、しかも
静置後の吸光度減少が極めて顕著であり、懸濁液の分散
系が不安定であることを示している。一方、結晶性ヒド
ロキシアパタイト超微粒子懸濁液では、吸光度そのもの
の値は炭酸カルシウムの吸光度のおよそ九分の一であ
り、白濁の程度が極めて小さい。また、懸濁液の分散系
の安定性を示す吸光度の変化が明瞭に認められず、分散
系が極めて安定であることを示している。なお、使用し
たCPPのEDTAによる処理の影響は顕著には認めら
れなかった。
【0043】
【実施例5】表面処理用タンパク質として、ヒト血清ア
ルブミン(以下、HSA)を用い、最終濃度は0.5m
g/ml、1.5mg/ml及び4.5mg/ml(い
ずれも水溶液)とした。微粒子化は、水に懸濁したHA
(ヒドロキシアパタイト:セントラル硝子、最終濃度1
mg/ml)に表面処理剤を加え、室温下、1000k
g/cm2で5回ナノマイザー処理を行った。
【0044】得られた表面処理HA微粒子の分散状況を
粒度分布測定装置を用いて測定し、平均粒径を求めた。
分散に及ぼす表面処理剤の種類を下記表4に示す。
【0045】
【表4】
【0046】上記結果より、HSAを添加した場合、い
ずれの添加量でも平均粒径100nm以下であり、凝集
が生起せず良好な分散性を示した。
【0047】
【実施例6】HA最終濃度10mg/mlの条件下で、
HA懸濁液を1分間超音波処理し、HSAを加えてさら
に1分間超過波処理し、分散、安定化に必要なHSAの
最終濃度を検討した。結果を下記表5に示す。
【0048】
【表5】
【0049】上記の結果より、HSAは、HAに対し重
量比で1/20以上あれば十分な分散、安定化作用を示
すことが判明した。
【0050】
【実施例7】HSA表面処理HA微粒子分散液の保存安
定性を検討した。0.5〜4.5mg/mlのHSA存
在下にHA水懸濁液(最終濃度1mg/ml)を室温
下、1000kg/cm2で5回ナノマイザー処理して
得たHA分散液を4℃、3週間静置後の安定性を調べ
た。得られた結果を下記表6に示す。表中の数字は平均
粒径(μm)を示す。
【0051】
【表6】
【0052】
【実施例8】実施例7で得られたHA分散液の凍結乾燥
後の安定性を調べた。得られた結果を下記表7に示す。
なお、表中の数字は平均粒径(μm)を示す。
【0053】
【表7】
【0054】上記結果から明らかなように、本発明にし
たがって表面処理したHA微粒子は、凍結乾燥しても安
定であり、表面処理剤濃度が高い場合、凝集も認められ
なかった。
【0055】
【実施例9】密栓蓋付きの容器に、水を2L入れ、更に
CPP 80g及び実施例1で製造したヒドロキシアパ
タイト20gを加えた後、超音波処理を3分間行い、C
PPでコーティングしたヒドロキシアパタイト(液状製
品)を製造した。更にこれを減圧下濃縮して、1/2濃
縮物を製造した。そして更にこれを凍結乾燥して乾燥粉
末を製造した。
【0056】
【実施例10】糖類150g、蜂蜜15g、アスコルビ
ン酸1g、クエン酸0.5g、香料適量に、実施例9で
製造した液状製品を加えて1kgとし、これを95℃で
20分間殺菌し、100mlずつ無菌的にビンに充填し
て、飲食品タイプの健康ドリンクを製造した。
【0057】
【実施例11】実施例8で得た乾燥粉末の20%水溶液
200g、酢酸トコフェロール5g、硝酸チアミン10
g、ニコチン酸アミド20g、無水カフェイン50g、
安息香酸塩及び香料適量に脱イオン水を加えて30Lと
し、殺菌した後30mlずつ無菌的にビンに充填して、
医薬品としての健康ドリンクを製造した。
【0058】
【実施例12】 (1)実施例9で製造した乾燥粉末 50g (2)ラクトース 90g (3)コーンスターチ 29g (4)ステアリン酸マグネシウム 1g (1)、(2)及び(3)(但し17g)を混合し、
(3)(但し7g)から調製したペーストとともに顆粒
化した。得られた顆粒に(3)(但し5g)と(4)を
加えてよく混合し、この混合物を圧縮錠剤機により圧縮
して、1錠あたり有効成分(1)を50mg含有する錠
剤1000錠を製造した。
【0059】
【実施例13】グラニュー糖50g、コーンスターチと
乳糖の等量混合物100g、実施例6で製造した乾燥粉
末100mgを加えて充分に混合した。混合物を100
等分して袋に詰め、1袋1.5gのスティック状カルシ
ウム栄養健康食品を100袋製造した。
【0060】
【発明の効果】本発明に係わるカルシウム補強剤は、カ
ルシウムを長期間安定的に溶液中で懸濁維持することが
できるという優れた特徴を有するので、各種液状食品の
カルシウム原料としては極めて有用である。また、保存
中に溶液中のヒドロキシアパタイト量がわずかに低下す
る可能性はあるものの、品質保証期間、配合量を考慮す
ることにより充分実用性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】懸濁液中に存在する炭酸カルシウムあるいはヒ
ドロキシアパタイトの経時変化を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐久間 貞俊 神奈川県小田原市成田540 明治乳業株式 会社細胞工学センター内 (72)発明者 伊藤 裕之 神奈川県小田原市成田540 明治乳業株式 会社ヘルスサイエンス研究所内 (72)発明者 涌田 純一郎 神奈川県小田原市成田540 明治乳業株式 会社細胞工学センター内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒドロキシアパタイトをクエン酸(又は
    その塩)含有液、又は蛋白質又はペプチドで表面処理し
    てなることを特徴とするカルシウム補強剤。
  2. 【請求項2】 ヒドロキシアパタイトをクエン酸(又は
    その塩)含有液を用いて表面処理し、必要に応じて粉末
    化あるいはスラリー化してなり、加水した場合にヒドロ
    キシアパタイトが沈降することなく極めて長時間安定に
    分散懸濁できるものであることを特徴とするカルシウム
    補強剤。
  3. 【請求項3】 クエン酸(又はその塩)含有液がpH
    4.0〜7.5、好ましくはpH5.0〜6.5、より
    好ましくはpH5.5〜6.1に調整されてなるもので
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2のカルシウ
    ム補強剤。
  4. 【請求項4】 クエン酸(又はその塩)含有液がクエン
    酸−クエン酸ナトリウム緩衝液であることを特徴とする
    請求項1〜請求項3のカルシウム補強剤。
  5. 【請求項5】 ヒドロキシアパタイトを蛋白質又はペプ
    チドで表面処理し、これを粉末化あるいはスラリー化し
    てなり、加水した場合にヒドロキシアパタイトが沈降す
    ることなく極めて長時間安定に分散懸濁できるものであ
    ることを特徴とするカルシウム補強剤。
  6. 【請求項6】 蛋白質がアルブミン、カゼインで、ペプ
    チドがカゼインホスホペプチドであることを特徴とする
    請求項1又は請求項5に記載のカルシウム補強剤。
  7. 【請求項7】 ヒドロキシアパタイトが、800nm以
    下、好ましくは500nm以下の超微粒子であることを
    特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の
    カルシウム補強剤。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記
    載のカルシウム補強剤を固体製品、練り製品及び/又は
    液状製品に添加してなることを特徴とするカルシウム補
    強食品。
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