JPH09289732A - 電圧保持回路 - Google Patents

電圧保持回路

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JPH09289732A
JPH09289732A JP8099958A JP9995896A JPH09289732A JP H09289732 A JPH09289732 A JP H09289732A JP 8099958 A JP8099958 A JP 8099958A JP 9995896 A JP9995896 A JP 9995896A JP H09289732 A JPH09289732 A JP H09289732A
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JP
Japan
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voltage
double layer
capacitor
electric double
load
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JP8099958A
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English (en)
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Noboru Abe
昇 安倍
Kohei Ito
康平 伊藤
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Proterial Ltd
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Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電圧保持回路におけるデーターの保持時間の
長時間化とコンデンサの小型化とを達成する。 【解決手段】 充電された電気2重層コンデンサの電力
を、スイッチング方式の電圧変換回路で変換して、負荷
に電力を供給できるように構成したことを特徴とする電
圧保持回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VTR、カメラ、
コンピュータ、メモリーカード、データーターミナル、
プリンターなどのデーターの電圧保持(バックアップ)
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から電池によりバックアップする回
路がよく知られているが、近年、電池の代わりに寿命と
安全性と保守性に優れた電気2重層コンデンサが多用さ
れてきている。しかし、負荷の電源端子と電気2重層コ
ンデンサとを直接接続すると、そのコンデンサの充電時
には負荷の電源端子電圧が降下して、すぐには上昇しな
い問題点がある。このため、従来は図7のようにダイオ
ード61と抵抗62とを介して負荷2の電源端子と電気
2重層コンデンサ4とを接続していた。従来回路の図7
について、図8のタイムチャート図で動作を説明する。
上記の通り、負荷2の端子と、電気2重層コンデンサ4
とを、ダイオード61と抵抗62とを介して接続してい
る。電気2重層コンデンサ4の電圧40が放電されて残
電圧がないときに、電源3の電圧30が受電されると負
荷2の電圧20には電源3の電圧30がそのまま印加さ
れる。
【0003】電気2重層コンデンサ4は、ダイオード6
1で阻止されているが、抵抗62に電源3の電圧30
(5V)が印加されて電気2重層コンデンサ4に、抵抗
62を通して充電時間51の時間に充電電流が流れる。
40はそのコンデンサ4における対応するコンデンサ電
圧を示している。そして、A時点で電源3の電圧30が
切れて停電時間に入ると、電気2重層コンデンサ4に充
電されていた電圧40が、ダイオード61を通して負荷
2に印加されて電圧が保持される。負荷2の図示されな
い半導体メモリーのデーター保持限界電圧の2Vまで降
下した時点Cまでデーターを保持している。このとき、
負荷2の電流(I)が100μAで電気2重層コンデン
サ4の電気容量(C)が1Fでダイオード61の順方向
電圧を無視すると、データー保持時間tすなわち図8の
停電保障時間52は、t=C×V/I=1F×(5V-2V)/100μA=3
0,000秒=約8時間である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電圧保持回
路の問題点は、データーの保持時間の長時間化と小型化
の強い要求に対応できないことである。すなわち、電気
2重層コンデンサの耐電圧を下げることができない点
と、コンデンサの残電圧を活用できず無駄にしている点
である。電池を使用する従来のものと比較して、電気2
重層コンデンサを用いた図7の構成では停電保障時間5
2が短いという欠点だけでなく、電気エネルギーをその
電気2重層コンデンサ内にかなりの量を残したまま活用
できなかった。停電後のデーター保持状態で電気2重層
コンデンサの電圧は放電とともに降下するため、電圧保
持回路に用いる電気2重層コンデンサには、データーを
記憶できる最低電圧より高い電圧を充電する必要があっ
た。さらに、一般的にコンデンサの容積(この容積は占
有体積を意味する。)は、その耐電圧の2乗と電気容量
との積にほぼ比例するため、耐電圧が2倍になると容積
は4倍になる。また、コンデンサが同容積であれば、耐
電圧が2倍になると、電気容量は4分の1になる。例え
ば、電気2重層コンデンサにおいて、耐電圧が5.5V
で電気容量が1Fの場合は例えば縦42.5mm×横15mm×長
さ32.5mmの寸法で容積が20.7ccであるのに対して、耐電
圧が2.5Vで電気容量が1Fの場合は例えば外径8mm
の丸形または縦8mm×横8mmの角形でかつ長さが22mmの寸
法であってその容積が1.4ccというように10分の1以
下になる場合もある。このように、小型化すると耐電圧
が低下して大幅にデーター保持時間が減少してしまうと
いう問題がある。
【0005】本発明の課題は、電圧保持回路において、
充電電圧を安定化して、放電することで降下するコンデ
ンサの電圧を、電圧変換回路で変換して安定化された電
圧を負荷へ供給し、コンデンサに充電されている電気エ
ネルギーを無駄なく活用することで、電圧保持回路にお
けるデーターの保持時間の長時間化とコンデンサの小型
化とを達成することである。よって、コンデンサ充電電
圧はコンデンサに適した電圧に設定できる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の電圧保持回路は、充電された電気2重層コ
ンデンサの電力を、スイッチング方式の電圧変換回路で
変換して、負荷に電力を供給できるように構成したこと
を特徴とする。上記本発明では、電源より降圧型の電圧
変換回路で充電された電気2重層コンデンサの電力を、
昇圧型のスイッチング方式の電圧変換回路で変換して、
負荷に電力を供給できるように構成することで、電圧保
持回路におけるデーターの保持時間の長時間化とコンデ
ンサの小型化とをより確実に達成することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の電圧保持回路の
ブロック構成図であって、後述の図2、図3、図5が、
その代表的な具体的態様である。図1において、負荷2
に電源3より電圧が印加されているとき、電圧変換回路
1を介して、コンデンサ4を充電する。電源3の電圧が
切れて負荷2の電圧が下がると、コンデンサ4に充電さ
れていた電圧より電圧変換回路1を介して、負荷2に電
圧を供給する。
【0008】本発明におけるチョッパコンバータ方式の
電圧変換回路の一態様である図3について、図4のタイ
ムチャート図を用いて説明する。電源3より負荷2に5
Vの正常電圧30が印加されているときは、制御回路1
1で負荷2の電圧20が4V以上であることを制御回路
11の内部の比較回路(図示省略)で判別して、電気2
重層コンデンサ4の電圧40が2.2Vに達するまで充
電する。この充電時間51のときの動作は、電流制御方
式の降圧型のチョッパコンバータとして構成されている
チョークコイル14とトランジスタ12と13とによ
り、電気2重層コンデンサ4の電圧40を2.2Vまで
充電する。
【0009】その動作は、トランジスタ13がオンする
と電源3の電圧がトランジスタ12に印加される。この
とき、トランジスタ12はかならずオフしているため、
チョークコイル14と電気2重層コンデンサ4との直列
回路に、電源3の電圧が印加されて、チョークコイル1
4の電流が上昇する。チョークコイル14の電流が10
mAまで上昇したときに、トランジスタ13をオフさせ
ると、チョークコイル14の電流は流れ続けようとし
て、トランジスタ12の逆導通ダイオードを通して電気
2重層コンデンサ4に流れてその電圧は上昇する。その
後ある時間経過したとき(例:100μsec.)に、再
度トランジスタ13をオンさせる。このようにして、ト
ランジスタ13のオン・オフを繰り返す。電気2重層コ
ンデンサ4の電圧40が2.2Vまで上昇すると、トラ
ンジスタ13のオン・オフは停止して、オフを続けるこ
とで、電気2重層コンデンサ4の電圧40が2.2Vを
越えて上昇されない。電気2重層コンデンサ4の電圧4
0が2.2V未満になれば、再びトランジスタ13がオ
ン・オフされて、2.2Vまで上昇させる。このため、
電源3の電圧30が正常値の5Vである充電時間51後
の受電時間53の間、電気2重層コンデンサ4の電圧4
0は2.2Vに保たれる。
【0010】電源3の電圧30が切れた時点Aで、負荷
2の電圧20は降下するため、電気2重層コンデンサ4
の電圧40が、チョークコイル14とトランジスタ13
の逆導通ダイオードとを通して負荷2へ供給される。電
気2重層コンデンサ4の電圧40が2Vまで降下した時
点Bからは、チョークコイル14とトランジスタ12と
13とで構成される回路が、そのまま昇圧型のチョッパ
コンバータとして働き、電気2重層コンデンサ4の電圧
40を負荷2へ2Vに昇圧しながら供給する。その動作
は、トランジスタ12をオンさせる(このときトランジ
スタ13はオフさせる)と、電気2重層コンデンサ4の
電圧40がトランジスタ12を介して、チョークコイル
14に印加されるため、チョークコイル14の電流が上
昇する。ある時間後(例:100μsec.)トランジス
タ12をオフさせると、チョークコイル14の電流は流
れ続けようとして、トランジスタ13の逆導通ダイオー
ドを通して負荷2に流れて電圧を上昇させる。負荷2は
電源端子に平滑回路のコンデンサ(図示省略)が接続さ
れた構成であるため、その上昇した電圧は徐々に降下す
る。負荷2の電圧20が2Vまで下がると、再びトラン
ジスタ12がオン・オフして、電気2重層コンデンサ4
の電圧40を昇圧して、負荷2の電圧20を上昇させ
る。すなわち、停電保障時間52において2Vを維持す
る。
【0011】仮に、トランジスタ12のオンしている時
間(t’)が100μsec.で、チョークコイル14
のインダクタンス(L)の値が10mHで、チョークコ
イル14に印加される電圧(V)が2Vであれば、チョ
ークコイル14の電流(I)は、I=V×t'/L=2V×100μs
ec./10mH=20mAまで上昇する。負荷2の電流が10
0μAであるとき、2Vまで降下する時間は100μsec.
×20mA/100μA/2=10msec.であり、負荷2の電流
が1μAの時は、1秒の周期になる。このことにより、
制御回路11の動作電流も負荷2の電流に比例して下げ
ることができる。上記コンデンサ4の充電時にはトラン
ジスタ12の逆導通ダイオードに電流が流れているとき
にトランジスタ12をオンさせて、放電時にはトランジ
スタ13の逆導通ダイオードに電流が流れているときに
トランジスタ13をオンさせることで、トランジスタ1
2またはトランジスタ13の逆導通ダイオードの順方向
電圧(約0.8V)の損失を軽減できるため、変換効率を
あげることができる。
【0012】次に、チャージポンプ(半導体スイッチと
コンデンサとを備えて構成される。)方式の電圧変換回
路の一態様である図2について図4のタイムチャート図
を用いて説明する。上記図3との違いは電圧変換回路部
分であり、電源3の電圧30が正常な5Vのときは、半
導体スイッチ63、64、69と半導体スイッチ66、
67とが、交互にオン・オフして、電源3の電圧の2分
の1の電圧に電気2重層コンデンサ4を充電する。充電
時間51のときの動作は、ある時間(例:100μse
c.)半導体スイッチ63、64、69がオン(その他の
半導体スイッチはオフ)すると、コンデンサ42と電気
2重層コンデンサ4とが直列接続で電源3に接続されて
その電圧が印加されるため、電気2重層コンデンサ4の
電圧40と電源3の電圧30との差電圧が、コンデンサ
42に印加される。
【0013】その充電電流はコンデンサ42と電気2重
層コンデンサ4とに流れるため、その電気容量の逆比例
の電圧に充電される。次に、半導体スイッチ66、67
がオン(その他の半導体スイッチはオフ)すると、コンデ
ンサ42と電気2重層コンデンサ4とが並列接続される
ため、同じ電圧になるまでコンデンサ42から電気2重
層コンデンサ4に電流が流れる。この動作を繰り返すこ
とで、電気2重層コンデンサ4の電圧が、電源3の電圧
の2分の1の2.5Vに向けて上昇する。そして、電気
2重層コンデンサ4の電圧40が2.2Vまで上昇する
と、この動作を停止する。次に、停電保障時間52の動
作は、半導体スイッチ66〜69をオン(その他の半導
体スイッチはオフ)させると、コンデンサ41と42と
が電気2重層コンデンサ4に並列に接続されるため、コ
ンデンサ41と42とに電気2重層コンデンサ4から充
電電流が流れて、同じ電圧になるまでその電圧が上昇す
る。
【0014】半導体スイッチ63、64、65がオン
(その他の半導体スイッチはオフ)すると、コンデンサ4
1と42と電気2重層コンデンサ4とが直列接続で負荷
2に接続される。負荷2の電源端子に接続されているコ
ンデンサ(図示省略)に、コンデンサ41と42と電気
2重層コンデンサ4とを通して充電電流が流れて、平滑
回路(図示省略)を含んだ負荷2の電圧を上昇させる。
負荷2の電圧20は、電気2重層コンデンサ4の電圧4
0の3倍電圧まで上昇させる能力があるが、制御回路1
1の働きで負荷2の電圧20が2Vを越えると、上昇さ
せずに負荷電流により徐々に電圧が下がり2Vまで降下
したとき、電気2重層コンデンサ4の電圧を上記図2の
昇圧型電圧変換回路の動作で上昇させる。以後の動作は
図3と同様で、制御回路11が動作できる最低電圧の
0.8Vまで降下するまで、電気2重層コンデンサ4の
電圧40の3倍電圧で昇圧されて負荷2の電圧20に電
圧を供給できる。
【0015】上記は、電気2重層コンデンサ4に降圧方
式で充電して、昇圧方式で停電保障(放電)する構成であ
るが、次に耐電圧の高いコンデンサ4を使用して、昇圧
方式で充電して降圧方式で停電保障をする一態様の図5
の場合を、図6のタイムチャート図を用いて説明する。
電源3より負荷2に5Vの正常電圧が印加されていると
きは、制御回路11で負荷2の電圧が4V以上であるこ
とを制御回路11内部の比較回路(図示省略)で判別し
て、コンデンサ4の電圧40が20Vまで昇圧されて、
そのコンデンサ4を充電する。この充電時間51のとき
の動作は、昇圧型のチョッパコンバータとして構成され
ているチョークコイル14とトランジスタ12と13と
により、そのコンデンサ4の電圧40を20Vまで充電
する。トランジスタ12がオンすると電源3の電圧30
がチョークコイル14に印加される。これにより、チョ
ークコイル14の電流が上昇する。チョークコイル14
の電流が10mAまで上昇したときに、トランジスタ1
2をオフさせると、チョークコイル14の電流は流れ続
けようとして、トランジスタ13の逆導通ダイオードを
通して上記コンデンサ4に流れてその電圧を上昇させ
る。その後ある時間経過したとき(例:100μse
c.)に、再度トランジスタ12をオンさせて、トラン
ジスタ12のオン・オフを繰り返す。
【0016】コンデンサ4の電圧40が20Vまで上昇
すると、トランジスタ12のオン・オフは停止してオフ
を続けることで、コンデンサ4の電圧40を20Vを越
えて上昇させない。コンデンサ4の電圧40が20V未
満になれば、再びトランジスタ12はオン・オフされ
て、20Vまで上昇させる。このため、電源3の電圧3
0が正常値の5Vでかつ充電時間51後の受電時間53
の間、上記コンデンサ4の電圧40は20Vに保たれ
る。電源3の電圧30が切れる時点Aで、負荷2の電圧
20が4V未満に降下すると、制御回路11内部の比較
回路(図示省略)が停電であると判断して、チョークコ
イル14とトランジスタ12と13とで構成される回路
が、降圧型電圧変換回路として働き、上記コンデンサ4
の電圧40を負荷2へ供給する。その動作は、トランジ
スタ13をオンさせる(このときトランジスタ12はオ
フさせる)と、上記コンデンサ4の電圧40が、チョー
クコイル14を介して負荷2に印加されるため、チョー
クコイル14に電流が流れて負荷2の電圧が上昇する。
【0017】ある時間後トランジスタ12をオフさせる
と、チョークコイル14の電流は流れ続けようとして、
トランジスタ12の逆導通ダイオードを通して負荷2に
流れて、負荷2の電圧を上昇させる。負荷電流により負
荷2の電圧20が2Vまで下がると、再びトランジスタ
13がある時間オンした後オフして、上記電気2重層コ
ンデンサ4の電圧40を変換して、図示されない平滑回
路を含んだ負荷2の電圧を上昇させる。上記の図2と図
3と図5とは、いずれも充電時間においてスイッチング
方式の電圧変換回路を採用しているが、その充電時間の
変換効率は本発明の実用上それほど問題にはならないた
め、本発明において電気2重層コンデンサの充電回路と
して電力損失が多いシリーズドロッパー方式を採用して
も、本発明を満足するものである。また、上記の図4と
図6の停電保障時間52では、負荷2の電圧を2Vに設
定しているが、例えば、この停電保障の設定電圧を4.
7Vにして、停電判定電圧を4.8Vにすれば、停電保
障時間52において負荷2の電圧20を4.7Vにでき
るため、メモリーデーターの保護だけでなく、演算回路
などすべての機能を正常に動作できる。このため、本発
明は携帯機器の電池交換時の一時停電の保障にも効果が
ある。
【0018】なお、上記本発明において、チョークコイ
ル14(例えば10mH,10mAのもの。)の定格品の寸法
は、外径7mm×厚さ3.5mm=0.17ccの丸形または縦7mm×横
7mm×長さ3.5mm=0.17ccの角形形状であり、上記本発明
の態様の電気2重層コンデンサ(5.5cc)の約3%であ
って、本発明の電圧保持回路の小型化には好都合であ
る。
【0019】
【実施例】次に、本発明の電圧保持回路である上記図2
(実施例1)、図3(実施例2)と、従来の電圧保持回
路である上記図7(従来例)について、その用いた各電
気2重層コンデンサの耐電圧、電気容量、容積、残電
圧、および各電圧保持回路における負荷電流1mAでの
上記データー保持時間(t)等の測定値の一例を表1に
示す。
【0020】
【表1】
【0021】表1より、本発明の電圧保持回路である実
施例1および実施例2では、従来例に比較して、コンデ
ンサ容積が同等であるが、負荷電流1mAでの上記デー
ター保持時間(t)が2倍を越えて長くなっているとと
もに、残電圧は約1/3になっており、電圧保持回路に
おけるデーターの保持時間の長時間化とコンデンサの小
型化とが達成されていることがわかる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電圧保持回
路は、例えばメモリー集積回路のデーター保護のためな
どに使用されるコンデンサの充電電圧を安定化して、放
電するときに降下するコンデンサの電圧を、その電圧変
換回路により変換した安定化電圧として負荷へ供給する
ことができる。したがって、コンデンサに充電されてい
る電圧が降下して低い電圧になっても、電圧変換回路の
働きでその低い電圧も無駄なく電圧保持に活用できる。
本発明によれば、例えば耐電圧が2.5Vでかつ電気容
量が4.7Fの電気2重層コンデンサ(例えば、直径1
2.5mm×長さ35mm=5.5ccの丸形のものまたは縦12.5mm×
横12.5mm×長さ35mm=5.5ccの角形のもの等。)で、電
圧変換回路の効率が70%として、上記データー保持時
間tは、t=0.7×4.7F×(2.2V-0.8V)/100μA×(1.5V/2V)
=34,545秒=約9.6時間である。一方、上記図7の従来
方式を構成するコンデンサ(例えば、容積20.7ccのも
の。)に比べて、上記本発明ではコンデンサの容積が約
4分の1でかつ長い時間データー保持ができるという優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回路ブロック構成図である。
【図2】本発明の一態様を示す回路図である。
【図3】本発明の他の態様を示す回路図である。
【図4】図2,図3の動作を説明するタイムチャート図
である。
【図5】本発明のさらに他の態様を示す回路図である。
【図6】図5の動作を説明するタイムチャート図であ
る。
【図7】従来の回路図である。
【図8】図6の動作を説明するタイムチャート図であ
る。
【符号の説明】
1 電圧変換回路、2 負荷、3 電源、4 コンデン
サ、11 制御回路、12,13 トランジスタ、14
チョークコイル、20 負荷電圧、30電源出力、4
0 コンデンサ電圧、41,42 コンデンサ、51
充電時間、52 停電保障時間、53 電源受電時間、
54 電源停電時間、61 ダイオード、62 抵抗、
63〜69 半導体スイッチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電された電気2重層コンデンサの電力
    を、スイッチング方式の電圧変換回路で変換して、負荷
    に電力を供給できるように構成したことを特徴とする電
    圧保持回路。
  2. 【請求項2】 電源より降圧型の電圧変換回路で充電さ
    れた電気2重層コンデンサの電力を、昇圧型のスイッチ
    ング方式の電圧変換回路で変換して、負荷に電力を供給
    できるように構成したことを特徴とする請求項1に記載
    の電圧保持回路。
JP8099958A 1996-04-22 1996-04-22 電圧保持回路 Pending JPH09289732A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7075768B2 (en) 2000-11-14 2006-07-11 Toto Ltd. Faucet controller

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