JPH09289563A - カラー画像読み取り方式 - Google Patents
カラー画像読み取り方式Info
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- JPH09289563A JPH09289563A JP8102389A JP10238996A JPH09289563A JP H09289563 A JPH09289563 A JP H09289563A JP 8102389 A JP8102389 A JP 8102389A JP 10238996 A JP10238996 A JP 10238996A JP H09289563 A JPH09289563 A JP H09289563A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光源切換方式のカラー画像読取り装置は走査
速度が遅い問題がある。 【解決手段】 入射光情報を光電変換するために整列配
置された複数のフォトトランジスタ又はフォトダイオー
ドと、光電変換された信号による蓄積電荷を出力するた
めにフォトトランジスタ又はフォトダイオード毎に設け
られたアクセス用トランジスタを有し、アクセス用トラ
ンジスタを介し走査パルスに従って順次、明信号に比例
した画像信号を共通信号ラインに出力する機能を有する
イメージセンサを用い、複数の異なる波長の光源を切り
換え原稿のカラー情報を読みとるカラー画像読み取り方
式において、イメージセンサのフォトダイオードに蓄積
された入射光情報を走査パルスに従って読みとる期間終
了後と次の読み取りが始まる間のブランキング期間にお
いてのみパルス状の照明光を原稿に照明し、順次異なる
波長の光源を切り換え、原稿からの反射光をカラー入射
光情報として読みとる。
速度が遅い問題がある。 【解決手段】 入射光情報を光電変換するために整列配
置された複数のフォトトランジスタ又はフォトダイオー
ドと、光電変換された信号による蓄積電荷を出力するた
めにフォトトランジスタ又はフォトダイオード毎に設け
られたアクセス用トランジスタを有し、アクセス用トラ
ンジスタを介し走査パルスに従って順次、明信号に比例
した画像信号を共通信号ラインに出力する機能を有する
イメージセンサを用い、複数の異なる波長の光源を切り
換え原稿のカラー情報を読みとるカラー画像読み取り方
式において、イメージセンサのフォトダイオードに蓄積
された入射光情報を走査パルスに従って読みとる期間終
了後と次の読み取りが始まる間のブランキング期間にお
いてのみパルス状の照明光を原稿に照明し、順次異なる
波長の光源を切り換え、原稿からの反射光をカラー入射
光情報として読みとる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像読み取
り装置において特に原稿読み取り速度を向上させた光源
切換方式のカラー画像読み取り装置に関する。
り装置において特に原稿読み取り速度を向上させた光源
切換方式のカラー画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー画像読み取り装置はスキャ
ナやハンディスキャナ等の読み取り装置として広く使用
されており、この種の装置には図3のように緑色
(G)、赤色(R)および青色(B)の3原色を順次切
換ることができる原稿照明系(光源19+色フィルタ2
0)と被写体30からの反射光を1列の線状受光素子列
を持ったイメージセンサ40を用い、各色信号成分を順
次メモリ50R、50G、50Bに蓄え出力する方式
(光源切換方式)を用いたものが商品化されている。イ
メージセンサにはCCDが用いられ、レンズにより原稿
情報を縮小してCCDに投射し読みとる。このようなレ
ンズ縮小光学系を用いた場合機器の小型化が困難である
ことが指摘されている。
ナやハンディスキャナ等の読み取り装置として広く使用
されており、この種の装置には図3のように緑色
(G)、赤色(R)および青色(B)の3原色を順次切
換ることができる原稿照明系(光源19+色フィルタ2
0)と被写体30からの反射光を1列の線状受光素子列
を持ったイメージセンサ40を用い、各色信号成分を順
次メモリ50R、50G、50Bに蓄え出力する方式
(光源切換方式)を用いたものが商品化されている。イ
メージセンサにはCCDが用いられ、レンズにより原稿
情報を縮小してCCDに投射し読みとる。このようなレ
ンズ縮小光学系を用いた場合機器の小型化が困難である
ことが指摘されている。
【0003】これを改良する手段として、正立等倍のロ
ッドレンズアレイを用い原稿読み取り幅以上の長さの長
尺センサにより画像情報を読みとる密着型イメージセン
サを用いることで装置を小型化することができる。密着
型イメージセンサには、CCDやBiCMOSプロセス
によって作成されるBASIS(テレビジョン学会誌、
Vol.47、PP1177)を用いることも可能であるが、高価で
あるため白黒用イメージセンサの多くは、フォトダイオ
ードやフォトトランジスタを1次元に配列しシフトレジ
スタによって、画像情報により光電変換された蓄積電荷
を共通信号ラインに出力するCMOSやバイポーラプロ
セスによって作成されるイメージセンサが用いられてい
る。
ッドレンズアレイを用い原稿読み取り幅以上の長さの長
尺センサにより画像情報を読みとる密着型イメージセン
サを用いることで装置を小型化することができる。密着
型イメージセンサには、CCDやBiCMOSプロセス
によって作成されるBASIS(テレビジョン学会誌、
Vol.47、PP1177)を用いることも可能であるが、高価で
あるため白黒用イメージセンサの多くは、フォトダイオ
ードやフォトトランジスタを1次元に配列しシフトレジ
スタによって、画像情報により光電変換された蓄積電荷
を共通信号ラインに出力するCMOSやバイポーラプロ
セスによって作成されるイメージセンサが用いられてい
る。
【0004】フォトダイオードをCMOSシフトレジス
タで走査する例として、特開平7−245533号公報
に、バイポーラフォトトランジスタをサイリスタシフト
レジスタで走査する例として、米国特許4,845,5
67号公報に、バイポーラフォトトランジスタをCMO
Sシフトレジスタで走査する例として、特開平1−19
8183号公報に開示されている。ここで、前者のCC
DやBASISでは1次元に配列されたフォトダイオー
ドに画像情報により光電変換された蓄積電荷を読み出し
用の電荷蓄積部に一括転送し、光電変換とは関係ない状
態で順次読み出すのに対し、後者では光電変換され蓄積
された電荷を直接順次読み出す点で、さらに読み出し後
は直ぐに電荷蓄積が始まる点で異なっている。
タで走査する例として、特開平7−245533号公報
に、バイポーラフォトトランジスタをサイリスタシフト
レジスタで走査する例として、米国特許4,845,5
67号公報に、バイポーラフォトトランジスタをCMO
Sシフトレジスタで走査する例として、特開平1−19
8183号公報に開示されている。ここで、前者のCC
DやBASISでは1次元に配列されたフォトダイオー
ドに画像情報により光電変換された蓄積電荷を読み出し
用の電荷蓄積部に一括転送し、光電変換とは関係ない状
態で順次読み出すのに対し、後者では光電変換され蓄積
された電荷を直接順次読み出す点で、さらに読み出し後
は直ぐに電荷蓄積が始まる点で異なっている。
【0005】一方、密着型イメージセンサにおいてもカ
ラー画像の読みとる方式には、RBGの色フィルタを1
次元に配列した3列のフォトダイオード上に形成して、
白色光源でそれぞれRGBの色信号を出力する方式(カ
ラーセンサ方式)と、白黒用のセンサチップを用いて照
明光源の波長をRGBの3色に切換え、カラー画像情報
を光電変換する方式(光源切換え方式)がある。後者の
光源切換え方式は、センサチップが安価で容易に作成で
きることから、長尺のセンサを必要とする密着型イメー
ジセンサにとって有利な方式である。
ラー画像の読みとる方式には、RBGの色フィルタを1
次元に配列した3列のフォトダイオード上に形成して、
白色光源でそれぞれRGBの色信号を出力する方式(カ
ラーセンサ方式)と、白黒用のセンサチップを用いて照
明光源の波長をRGBの3色に切換え、カラー画像情報
を光電変換する方式(光源切換え方式)がある。後者の
光源切換え方式は、センサチップが安価で容易に作成で
きることから、長尺のセンサを必要とする密着型イメー
ジセンサにとって有利な方式である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらCCDや
BASISのようなフォトダイオードに光電変換され蓄
積された電荷を一括して読み出す方式と異なり、光電変
換され蓄積された電荷を直接順次読み出す方式では、読
み出しが完了すると同時に電荷蓄積が始まるため、蓄積
および読み出し期間毎に光源を切り換えた場合、各画素
には混色した信号が蓄積される。このため、図2のよう
に各光源を切り換える以前に2ライン走査し、前ライン
を捨てることが必要である。図2では、上段のスタート
信号(St信号)を受けて中段の明出力が1〜nビット
を1ラインとして出力される。この時、各ビットの積分
時間は、1ビット目は中段のa)の期間、最終ビットの
nビット目はb)の期間である。このため、照明光源
は、2ライン間照明する必要がある。そして、下段のR
光の照明期間の内、St信号1のラインを捨て、2のラ
インのみをR色信号として取り出す事が必要である。光
源がSt信号2のラインの読み取りが終了後、G光源に
切り換える。この時も、St信号3と4の期間照明し、
3のラインの信号を捨て、4のラインをG色信号として
取り出すことが必要である。このように2ラインで1光
源読み取りとなるため、読み取り速度が著しく遅くなる
欠点がある。
BASISのようなフォトダイオードに光電変換され蓄
積された電荷を一括して読み出す方式と異なり、光電変
換され蓄積された電荷を直接順次読み出す方式では、読
み出しが完了すると同時に電荷蓄積が始まるため、蓄積
および読み出し期間毎に光源を切り換えた場合、各画素
には混色した信号が蓄積される。このため、図2のよう
に各光源を切り換える以前に2ライン走査し、前ライン
を捨てることが必要である。図2では、上段のスタート
信号(St信号)を受けて中段の明出力が1〜nビット
を1ラインとして出力される。この時、各ビットの積分
時間は、1ビット目は中段のa)の期間、最終ビットの
nビット目はb)の期間である。このため、照明光源
は、2ライン間照明する必要がある。そして、下段のR
光の照明期間の内、St信号1のラインを捨て、2のラ
インのみをR色信号として取り出す事が必要である。光
源がSt信号2のラインの読み取りが終了後、G光源に
切り換える。この時も、St信号3と4の期間照明し、
3のラインの信号を捨て、4のラインをG色信号として
取り出すことが必要である。このように2ラインで1光
源読み取りとなるため、読み取り速度が著しく遅くなる
欠点がある。
【0007】本発明は上記問題点に鑑み、安価なイメー
ジセンサを用いることができ、さらに光源切換方式にお
いても高速な読み取りが可能なカラー画像読み取り装置
を提供するものである。
ジセンサを用いることができ、さらに光源切換方式にお
いても高速な読み取りが可能なカラー画像読み取り装置
を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のカラー画像読み取り方式は、少なくとも入
射光情報を光電変換するために整列配置された複数のフ
ォトトランジスタあるいはフォトダイオードと、光電変
換された信号による蓄積電荷を出力するためにフォトト
ランジスタあるいはフォトダイオード毎に設けられたア
クセス用トランジスタを有し、アクセス用トランジスタ
を介し走査パルスに従って順次、明信号に比例した画像
信号を共通信号ラインに出力する機能を有するイメージ
センサを用い、複数の異なる波長の光源を切り換え原稿
のカラー情報を読みとるカラー画像読み取り方式におい
て、上記イメージセンサのフォトダイオードに蓄積され
た入射光情報を走査パルスに従って読みとる期間終了後
と次の読み取りが始まる間のブランキング期間において
のみパルス状の照明光を原稿に照明し、順次異なる波長
の光源を切り換え、原稿からの反射光をカラー入射光情
報として読みとるものである。
めに本発明のカラー画像読み取り方式は、少なくとも入
射光情報を光電変換するために整列配置された複数のフ
ォトトランジスタあるいはフォトダイオードと、光電変
換された信号による蓄積電荷を出力するためにフォトト
ランジスタあるいはフォトダイオード毎に設けられたア
クセス用トランジスタを有し、アクセス用トランジスタ
を介し走査パルスに従って順次、明信号に比例した画像
信号を共通信号ラインに出力する機能を有するイメージ
センサを用い、複数の異なる波長の光源を切り換え原稿
のカラー情報を読みとるカラー画像読み取り方式におい
て、上記イメージセンサのフォトダイオードに蓄積され
た入射光情報を走査パルスに従って読みとる期間終了後
と次の読み取りが始まる間のブランキング期間において
のみパルス状の照明光を原稿に照明し、順次異なる波長
の光源を切り換え、原稿からの反射光をカラー入射光情
報として読みとるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の第一の実施例のカラ
ー原稿読み取り方式について、図面を参照しながら説明
する。
ー原稿読み取り方式について、図面を参照しながら説明
する。
【0010】図1は本発明の実施例における実施形態で
あるカラー画像読み取り方式の構成を示すものである。
図1a)において、30は原稿、13はレンズであり等
倍のロッドレンズアレイを示しているが縮小レンズある
いはレンズアレイでもよい。40は線状のイメージセン
サ部を示し、光電変換素子10の上にn個の受光素子列
41を持つ。原稿照明手段としては、21の赤色(R)
の光で照明する光源と、22の青色(B)の光で照明す
る光源と、23の緑色(G)の光で照明する光源とで構
成されていて、原稿と受光素子列の相対位置を走査する
手段と同期してこれら2つの光源を切り換える手段を有
する。ここでは、白色光源を用いて赤色フィルタと青
色、緑色フィルタを交互に交換して照明光を切り換えて
も効果は同じである。
あるカラー画像読み取り方式の構成を示すものである。
図1a)において、30は原稿、13はレンズであり等
倍のロッドレンズアレイを示しているが縮小レンズある
いはレンズアレイでもよい。40は線状のイメージセン
サ部を示し、光電変換素子10の上にn個の受光素子列
41を持つ。原稿照明手段としては、21の赤色(R)
の光で照明する光源と、22の青色(B)の光で照明す
る光源と、23の緑色(G)の光で照明する光源とで構
成されていて、原稿と受光素子列の相対位置を走査する
手段と同期してこれら2つの光源を切り換える手段を有
する。ここでは、白色光源を用いて赤色フィルタと青
色、緑色フィルタを交互に交換して照明光を切り換えて
も効果は同じである。
【0011】10の光電変換素子には図4に示すバイポ
ーラフォトトランジスタとサイリスタシフトレジスタを
用いたICや、図5のフォトダイオードにMOS増幅器
とMOSシフトレジスタを用いたIC素子を用いる。こ
の他にも、フォトトランジスタをMOSシフトレジスタ
を用いて走査する場合でも同じである。
ーラフォトトランジスタとサイリスタシフトレジスタを
用いたICや、図5のフォトダイオードにMOS増幅器
とMOSシフトレジスタを用いたIC素子を用いる。こ
の他にも、フォトトランジスタをMOSシフトレジスタ
を用いて走査する場合でも同じである。
【0012】図4a)の光電変換素子について説明す
る。1aから11aまでのNPNトランジスタのベース
とコレクタは1bから11bまでのPNPトランジスタ
のコレクタとベースに接続し、サイリスタを形成してい
る。1cから11cまでのNPNトランジスタはサイリ
スタのON/OFFを次のサイリスタに伝達する中継ト
ランジスタである。2eから9eまでのPNPトランジ
スタはサイリスタのON/OFFを2fから9fのフォ
トトランジスタに伝達する電流スイッチの役割を果た
す。NPNトランジスタ12に図4b)のST信号が入
り、φ1とφ2にそれぞれクロック信号を入力すること
によって、サイリスタのON/OFFを次段のサイリス
タに伝達する。
る。1aから11aまでのNPNトランジスタのベース
とコレクタは1bから11bまでのPNPトランジスタ
のコレクタとベースに接続し、サイリスタを形成してい
る。1cから11cまでのNPNトランジスタはサイリ
スタのON/OFFを次のサイリスタに伝達する中継ト
ランジスタである。2eから9eまでのPNPトランジ
スタはサイリスタのON/OFFを2fから9fのフォ
トトランジスタに伝達する電流スイッチの役割を果た
す。NPNトランジスタ12に図4b)のST信号が入
り、φ1とφ2にそれぞれクロック信号を入力すること
によって、サイリスタのON/OFFを次段のサイリス
タに伝達する。
【0013】フォトトランジスタのエミッタは、偶数番
目、と奇数番目を2つの共通出力ラインで直接出力5
3、54あるいはプリアンプを通して出力55、56す
る。サイリスタの最終出力52の次のセンサチップのS
Iに接続され、サイリスタのON/OFFは受け継がれ
る。ダイオード2gから9gはフォトトランジスタに一
定電圧で高速充電するためのものである。図4b)のタ
イミングチャートで、外部クロック(EX-CK)から作ら
れたφ1とφ2のクロックに対して、Q1からQ6はサ
イリスタの1から6までのON/OFFを示したもので
ある。Sig(1)は奇数番目のSig(2)は偶数番目のフォトト
ランジスタの出力信号を示したものである。
目、と奇数番目を2つの共通出力ラインで直接出力5
3、54あるいはプリアンプを通して出力55、56す
る。サイリスタの最終出力52の次のセンサチップのS
Iに接続され、サイリスタのON/OFFは受け継がれ
る。ダイオード2gから9gはフォトトランジスタに一
定電圧で高速充電するためのものである。図4b)のタ
イミングチャートで、外部クロック(EX-CK)から作ら
れたφ1とφ2のクロックに対して、Q1からQ6はサ
イリスタの1から6までのON/OFFを示したもので
ある。Sig(1)は奇数番目のSig(2)は偶数番目のフォトト
ランジスタの出力信号を示したものである。
【0014】このような、光電変換素子を用いて、12
5μmピッチに128個のフォトトランジスタを1列に
配置した16mm長さセンサIC素子を構成した。この
センサIC素子を14チップ継ぎ目なく並べ接続して光
電変換素子とした。白色照明で出力電流を積分・増幅
後、25V/lx・sの感度でS/N比32dB以上あった。
460nmの青色LEDと520nmの緑色LEDと6
50nmの赤色LEDを用いてカラー画像を読みとっ
た。0.5MHzのEX-CKで積分時間10msecで走査したとき、
従来の読み取り方法ではRGBの1ラインを読みとるの
に60msecかかる。
5μmピッチに128個のフォトトランジスタを1列に
配置した16mm長さセンサIC素子を構成した。この
センサIC素子を14チップ継ぎ目なく並べ接続して光
電変換素子とした。白色照明で出力電流を積分・増幅
後、25V/lx・sの感度でS/N比32dB以上あった。
460nmの青色LEDと520nmの緑色LEDと6
50nmの赤色LEDを用いてカラー画像を読みとっ
た。0.5MHzのEX-CKで積分時間10msecで走査したとき、
従来の読み取り方法ではRGBの1ラインを読みとるの
に60msecかかる。
【0015】一方、本発明の図1の読み取り方式では3.
6msecの読み出し期間と、読み出し終了後のブランキン
グ期間6.4msecの内、5msecのLED点灯期間でRGBの
3色1ラインを合計30msecで読みとれる。ただしこの
時、LEDのパルスピーク電流は2倍の電流を必要とし
た。また、読み取り画像は当然ながら混色もなく良好な
色再現であった。ここで用いた、フォトダイオードは1
列であるが、もう1列遮光したフォトトランジスタを作
成し、同時にアクセスし2つの出力信号の差信号をとる
ことによって、暗ノイズを低減しプリアンプや外部アン
プの負担を軽減することができる。また、サイリスタに
よるシフトレジスタのみでなく、米国特許4,567,
529号公報のデコーダ回路を用いても同じである。
6msecの読み出し期間と、読み出し終了後のブランキン
グ期間6.4msecの内、5msecのLED点灯期間でRGBの
3色1ラインを合計30msecで読みとれる。ただしこの
時、LEDのパルスピーク電流は2倍の電流を必要とし
た。また、読み取り画像は当然ながら混色もなく良好な
色再現であった。ここで用いた、フォトダイオードは1
列であるが、もう1列遮光したフォトトランジスタを作
成し、同時にアクセスし2つの出力信号の差信号をとる
ことによって、暗ノイズを低減しプリアンプや外部アン
プの負担を軽減することができる。また、サイリスタに
よるシフトレジスタのみでなく、米国特許4,567,
529号公報のデコーダ回路を用いても同じである。
【0016】次に、同じくフォトダイオードを用いシフ
トレジスタで順次アクセスしながらMOSトランジスタ
で電流増幅して画像情報を読み出す例について述べる。
図5a)においてフォトダイオード60、フォトダイオ
ードの個別電極の電圧をゲートに受けて動作する増幅用
MOS電界効果トランジスタ(MOS−FET)62お
よびフォトダイオードの個別電極を初期電位にもどすリ
セット用MOS−FET63とからなる複数個の画素6
4とアクセス用MOS−FET62のゲートに供給する
走査信号を発生させる走査回路65、各画素のアクセス
用MOS−FET22のソースを共通に接続してなる画
素信号出力ライン66、各画素のフォトダイオードリセ
ット用MOS−FET63のソースを共通にして接続し
てリセット電源67に接続するためのリセットライン6
8からなり、CMOSプロセスで作られる。
トレジスタで順次アクセスしながらMOSトランジスタ
で電流増幅して画像情報を読み出す例について述べる。
図5a)においてフォトダイオード60、フォトダイオ
ードの個別電極の電圧をゲートに受けて動作する増幅用
MOS電界効果トランジスタ(MOS−FET)62お
よびフォトダイオードの個別電極を初期電位にもどすリ
セット用MOS−FET63とからなる複数個の画素6
4とアクセス用MOS−FET62のゲートに供給する
走査信号を発生させる走査回路65、各画素のアクセス
用MOS−FET22のソースを共通に接続してなる画
素信号出力ライン66、各画素のフォトダイオードリセ
ット用MOS−FET63のソースを共通にして接続し
てリセット電源67に接続するためのリセットライン6
8からなり、CMOSプロセスで作られる。
【0017】なお、走査用信号とフォトダイオードのリ
セット用パルスのNAND信号がフォトダイオードのリ
セット用MOS−FETのゲートに入力される。内蔵ア
ンプは必要に応じて形成するがアンプ部69ではドライ
ブ用MOS−FET1、負荷用MOS−FET2、リセ
ットスイッチ3としてのpチャンネルMOS−FET、
コンデンサ4及びソース抵抗5から構成されるゲート接
地アンプを同一チップ内に形成してもよい。
セット用パルスのNAND信号がフォトダイオードのリ
セット用MOS−FETのゲートに入力される。内蔵ア
ンプは必要に応じて形成するがアンプ部69ではドライ
ブ用MOS−FET1、負荷用MOS−FET2、リセ
ットスイッチ3としてのpチャンネルMOS−FET、
コンデンサ4及びソース抵抗5から構成されるゲート接
地アンプを同一チップ内に形成してもよい。
【0018】図5b)は動作タイミングを示したもので
外部から供給されるクロックパルスCK、スタートパル
スST、走査回路から出力される走査用信号Y1、Y
2、Y3、フォトダイオードのリセット用パルス、画素
信号出力ラインから出力されてアンプに入力される画素
信号電流Iinおよびアンプから出力される画素信号電圧
Voutを示している。第1画素はパルスY1によってア
クセスされ、第1画素のフォトダイオードはY1とリセ
ット用信号のNAND信号によってリセットされる。従
って、アクセスパルスY1の立ち上がりからリセットパ
ルスの立ち上がりの間で画素信号が出力され、リセット
パルスの立ち下がりからアクセスパルスの立ち下がりま
での間で暗信号つまり基準信号が出力される。
外部から供給されるクロックパルスCK、スタートパル
スST、走査回路から出力される走査用信号Y1、Y
2、Y3、フォトダイオードのリセット用パルス、画素
信号出力ラインから出力されてアンプに入力される画素
信号電流Iinおよびアンプから出力される画素信号電圧
Voutを示している。第1画素はパルスY1によってア
クセスされ、第1画素のフォトダイオードはY1とリセ
ット用信号のNAND信号によってリセットされる。従
って、アクセスパルスY1の立ち上がりからリセットパ
ルスの立ち上がりの間で画素信号が出力され、リセット
パルスの立ち下がりからアクセスパルスの立ち下がりま
での間で暗信号つまり基準信号が出力される。
【0019】このようにして、画素信号と基準信号が連
続して、アクセスパルスに応じて出力される。62.5
μm間隔でフォトダイオードを1次元に配列し、256
画素、16mm長さのセンサチップをCMOSプロセス
で作成した。積分時間の間蓄積された画像情報に相当す
る電荷は、読み出し後に基準電圧にリセットされること
から残像がなく、良好な光電変換特性を示す。14チッ
プを接続して、A4サイズのセンサを構成した。クロッ
ク周波数2MHz、積分時間2.5msec、で24V/lx・sの
感度でS/N比35dB以上を得ることが出来る。
続して、アクセスパルスに応じて出力される。62.5
μm間隔でフォトダイオードを1次元に配列し、256
画素、16mm長さのセンサチップをCMOSプロセス
で作成した。積分時間の間蓄積された画像情報に相当す
る電荷は、読み出し後に基準電圧にリセットされること
から残像がなく、良好な光電変換特性を示す。14チッ
プを接続して、A4サイズのセンサを構成した。クロッ
ク周波数2MHz、積分時間2.5msec、で24V/lx・sの
感度でS/N比35dB以上を得ることが出来る。
【0020】このセンサを用いて、従来の図2のような
走査を行った場合、650nm±10nmの赤色LED
(R)、520nm±10nmの緑色LED(G)、4
60nm±10nmの青色LED(B)の3光源を切り
換えた時、3色1ライン走査に15msecの読み取り時間
が必要となる。これに対し、本願発明の図1の読み取り
方式では、1.8msecの読み出し期間と、LED点灯期間
0.5msecでRGBの3色1ラインを合計7.5msecで読
みとれる。この時、LEDのパルスピーク電流は5倍の
電流を必要とした。また、読み取り画像は当然ながら混
色もなく良好な色再現であった。
走査を行った場合、650nm±10nmの赤色LED
(R)、520nm±10nmの緑色LED(G)、4
60nm±10nmの青色LED(B)の3光源を切り
換えた時、3色1ライン走査に15msecの読み取り時間
が必要となる。これに対し、本願発明の図1の読み取り
方式では、1.8msecの読み出し期間と、LED点灯期間
0.5msecでRGBの3色1ラインを合計7.5msecで読
みとれる。この時、LEDのパルスピーク電流は5倍の
電流を必要とした。また、読み取り画像は当然ながら混
色もなく良好な色再現であった。
【0021】一方、560nmの緑色LEDを用いた場
合空色の彩度が低く色再現が十分ではなかった。
合空色の彩度が低く色再現が十分ではなかった。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明のカラー画像読み取
り方式は、少なくとも入射光情報を光電変換するために
整列配置された複数のフォトトランジスタあるいはフォ
トダイオードと、光電変換された信号による蓄積電荷を
出力するためにフォトトランジスタあるいはフォトダイ
オード毎に設けられたアクセス用トランジスタを有し、
アクセス用トランジスタを介し走査パルスに従って順
次、明信号に比例した画像信号を共通信号ラインに出力
する機能を有するイメージセンサを用い、複数の異なる
波長の光源を切り換え原稿のカラー情報を読みとるカラ
ー画像読み取り方式において、上記イメージセンサのフ
ォトダイオードに蓄積された入射光情報を走査パルスに
従って読みとる期間終了後と次の読み取りが始まる間の
ブランキング期間においてのみパルス状の照明光を原稿
に照明し、順次異なる波長の光源を切り換え、原稿から
の反射光をカラー入射光情報として読みとることによ
り、安価な白黒用光電変換素子を用いて高速にカラー画
像を読みとることが可能である。
り方式は、少なくとも入射光情報を光電変換するために
整列配置された複数のフォトトランジスタあるいはフォ
トダイオードと、光電変換された信号による蓄積電荷を
出力するためにフォトトランジスタあるいはフォトダイ
オード毎に設けられたアクセス用トランジスタを有し、
アクセス用トランジスタを介し走査パルスに従って順
次、明信号に比例した画像信号を共通信号ラインに出力
する機能を有するイメージセンサを用い、複数の異なる
波長の光源を切り換え原稿のカラー情報を読みとるカラ
ー画像読み取り方式において、上記イメージセンサのフ
ォトダイオードに蓄積された入射光情報を走査パルスに
従って読みとる期間終了後と次の読み取りが始まる間の
ブランキング期間においてのみパルス状の照明光を原稿
に照明し、順次異なる波長の光源を切り換え、原稿から
の反射光をカラー入射光情報として読みとることによ
り、安価な白黒用光電変換素子を用いて高速にカラー画
像を読みとることが可能である。
【図1】本発明の実施例におけるカラー画像読み取り方
式の駆動を示すタイミングチャート図
式の駆動を示すタイミングチャート図
【図2】従来の光源切換におけるカラー画像読み取り方
式の駆動を示すタイミングチャート図
式の駆動を示すタイミングチャート図
【図3】光源切換によるカラー画像読み取り装置の1例
を示す概略図
を示す概略図
【図4】本発明の第1の実施例に用いた光電変換素子の
回路図とタイミングチャート
回路図とタイミングチャート
【図5】本発明の第2の実施例に用いた光電変換素子の
回路図とタイミングチャート
回路図とタイミングチャート
1 ドライブ用MOS−FET 2 負荷用MOS−FET 3 リセットスイッチとしてのpチャンネルMOS−F
ET 4 コンデンサ 5 ソース抵抗 10 光電変換素子 30 原稿 21 赤色(R)光源 22 青色(B)光源 23 緑色(G)光源) 13 レンズ 40 イメージセンサ部 41 受光素子 20 色フィルタ 19 光源 50 ラインメモリ 1a〜11a NPNトランジスタ 1b〜11b PNPトランジスタ 1c〜11c NPNトランジスタ 2e〜9e PNPトランジスタ 2f〜9f フォトトランジスタ 12 NPNトランジスタ 53、54 共通出力ライン 55、56 アンプ出力 52 サイリスタの最終出力 2g〜9g ダイオード 60 フォトダイオード 62 増幅用MOS電界効果トランジスタ(MOS−F
ET) 63 リセット用MOS−FET 64 複数個の画素 65 走査回路 66 画素信号出力ライン 67 リセット電源 68 リセットライン 69 アンプ部
ET 4 コンデンサ 5 ソース抵抗 10 光電変換素子 30 原稿 21 赤色(R)光源 22 青色(B)光源 23 緑色(G)光源) 13 レンズ 40 イメージセンサ部 41 受光素子 20 色フィルタ 19 光源 50 ラインメモリ 1a〜11a NPNトランジスタ 1b〜11b PNPトランジスタ 1c〜11c NPNトランジスタ 2e〜9e PNPトランジスタ 2f〜9f フォトトランジスタ 12 NPNトランジスタ 53、54 共通出力ライン 55、56 アンプ出力 52 サイリスタの最終出力 2g〜9g ダイオード 60 フォトダイオード 62 増幅用MOS電界効果トランジスタ(MOS−F
ET) 63 リセット用MOS−FET 64 複数個の画素 65 走査回路 66 画素信号出力ライン 67 リセット電源 68 リセットライン 69 アンプ部
フロントページの続き (72)発明者 本郷 弘貴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】少なくとも入射光情報を光電変換するため
に整列配置された複数のフォトトランジスタあるいはフ
ォトダイオードと、光電変換された信号による蓄積電荷
を出力するためにフォトトランジスタあるいはフォトダ
イオード毎に設けられたアクセス用トランジスタを有
し、アクセス用トランジスタを介し走査パルスに従って
順次、明信号に比例した画像信号を共通信号ラインに出
力する機能を有するイメージセンサを用い、複数の異な
る波長の光源を切り換え原稿のカラー情報を読みとるカ
ラー画像読み取り方式において、上記イメージセンサの
フォトダイオードに蓄積された入射光情報を走査パルス
に従って読みとる期間終了後と次の読み取りが始まる間
のブランキング期間においてのみパルス状の照明光を原
稿に照明し、順次異なる波長の光源を切り換え、原稿か
らの反射光をカラー入射光情報として読みとることを特
徴とするカラー画像読み取り方式。 - 【請求項2】異なる波長の光源として、ピーク波長が4
40〜460nmと510〜530nm、640〜66
0nmのLEDを用いることを特徴とする請求項1のカ
ラー画像読み取り方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8102389A JPH09289563A (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | カラー画像読み取り方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8102389A JPH09289563A (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | カラー画像読み取り方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09289563A true JPH09289563A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14326104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8102389A Pending JPH09289563A (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | カラー画像読み取り方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09289563A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6864475B1 (en) | 1999-11-08 | 2005-03-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Image sensor having uniform sensitivity |
-
1996
- 1996-04-24 JP JP8102389A patent/JPH09289563A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6864475B1 (en) | 1999-11-08 | 2005-03-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Image sensor having uniform sensitivity |
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