JPH09289041A - 電池パック - Google Patents

電池パック

Info

Publication number
JPH09289041A
JPH09289041A JP8127890A JP12789096A JPH09289041A JP H09289041 A JPH09289041 A JP H09289041A JP 8127890 A JP8127890 A JP 8127890A JP 12789096 A JP12789096 A JP 12789096A JP H09289041 A JPH09289041 A JP H09289041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging
switch circuit
microcomputer
voltage
battery pack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8127890A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Nakamura
正一 中村
Satoshi Kobayashi
諭 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8127890A priority Critical patent/JPH09289041A/ja
Publication of JPH09289041A publication Critical patent/JPH09289041A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニッケルカドミウム電池の電池パックと、充
電時にも互換性のあるリチウムイオン電池の電池パック
を提供する。 【解決手段】 充電時、制御回路33により第1および
第2のスイッチ回路32、Q33をオンに制御する。マイ
クロコンピュータ34がリチウムイオン電池31A〜3
1Dの満充電を検出したとき、マイクロコンピュータ3
4の出力にしたがって制御回路33により、スイッチ回
路32を所定の周期でオン・オフ制御するとともに、ス
イッチ回路32のオン・オフの周期のうち、そのオンの
期間の割り合いを長くして充放電端子T31、T32の間の
電圧を次第に低下させる。充放電端子T31、T32に充電
電流が供給されなくなったとき、制御回路33によりス
イッチ回路Q33をオフにしてマイクロコンピュータ34
への動作電圧の給電をオフにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リチウムイオン
電池の電池パックに関する。
【0002】
【従来の技術】充電式電池(2次電池)としてニッケル
カドミウム電池があるが、その充電特性は図3Aに示す
とおりである。すなわち、空のニッケルカドミウム電池
を一定の大きさの直流電流で充電していくと、充電につ
れて端子電圧は次第に上昇していく。そして、満充電に
なると、端子電圧は極大値を示し、以後、次第に低下し
ていく。なお、この端子電圧の低下の速度(割り合い)
は、充電電流が1Cの大きさのとき、10〜20mV/分程
度である。
【0003】したがって、ニッケルカドミウム電池を充
電する場合、充電をしながら端子電圧のチェックを行
い、端子電圧が低下するようになったら、充電を停止す
れば、満充電を行うことができ、しかも、過充電を防止
することができる。
【0004】図4は、そのような方法により充電を行う
ようにした充電装置の一例を示し、符号10はその充電
装置、符号20はニッケルカドミウム電池の電池パック
である。
【0005】そして、電源プラグ11からの例えば100
Vの商用交流電圧が、電源回路(AC−DCコンバー
タ)12に供給されて所定の直流電圧が取り出され、こ
の直流電圧が定電流回路13に供給されて例えば1Cの
大きさの充電用の定電流I13が形成される。そして、こ
の定電流I13が、充電制御用のスイッチ回路14を通
じ、さらに、逆流防止用のダイオードD11を通じて+側
の充電端子T11に出力される。なお、符号T12は−側の
充電端子である。
【0006】また、充電制御用としてマイクロコンピュ
ータ15が設けられ、これに電源回路12から動作電圧
が供給される。さらに、スイッチ回路14の出力側と、
接地との間に得られる電圧が、抵抗器R11、R12により
分圧され、その分圧電圧V11が、マイクロコンピュータ
15のアナログ入力ポート(A/Dコンバータ)A/Dに
供給される。また、マイクロコンピュータ15の出力ポ
ートQ15の出力が、スイッチ回路14にその制御信号と
して供給される。なお、符号C11は、電圧V11に含まれ
るノイズ成分やリップル成分などを除去するためのコン
デンサである。
【0007】一方、電池パック20は、この例において
は、12個のニッケルカドミウム電池21A〜21Lが直
列接続され、したがって、定格出力電圧は14.4Vとされ
ている。また、容量は例えば1000mAhとされている。
【0008】そして、電池21Aの+極が+側の充放電
端子T21に接続され、電池21Lの−極が電流検出用の
小さい値の抵抗器R21および保護用のスイッチ回路22
を通じて−側の充放電端子T22に接続される。なお、充
電時には、電池パック20の端子T21、T22が、充電装
置10の端子T11、T12にそれぞれ接続される。
【0009】さらに、電池パック20には、検出回路2
3が設けられ、電池21A〜21Lの端子電圧が検出入
力として入力されるとともに、抵抗器R21に生じる降下
電圧が検出入力として供給され、その検出出力がスイッ
チ回路22に制御信号として供給される。
【0010】このような構成において、充電装置10に
電池パック20が接続されると、定電流回路13からの
定電流I13が、スイッチ回路14→ダイオードD11→端
子T11→端子T21→電池21A〜21L→抵抗器R21→
スイッチ回路22→端子T22→端子T12→接地のライン
を流れ、電池21A〜21Lは、1Cの大きさの定電流
I13により充電されていく。
【0011】そして、この充電につれて、上述のように
(図3Aに示すように)、電池21A〜21Lの端子電
圧が上昇していく。また、このとき、この電池21A〜
21Lの端子電圧が、抵抗器R11、R12により分圧さ
れ、この分圧電圧V11がマイクロコンピュータ15に供
給されて電池21A〜21Lの端子電圧がモニタされて
いる。
【0012】そして、満充電になると、電池21A〜2
1Lの端子電圧は極大となり、以後、低下していくが、
これが電圧V11を通じてマイクロコンピュータ15によ
り検出され、マイクロコンピュータ15によりスイッチ
回路14がオフとされ、充電が終了する。したがって、
電池21A〜21Lが満充電されるとともに、過充電さ
れることがない。
【0013】なお、充電時に、なんらかのトラブルによ
り電池21A〜21Lに供給される電圧が異常に高くな
った場合、あるいは電池21A〜21Lの充電電流や放
電電流(負荷電流)が異常に大きくなった場合、これが
検出回路23により検出され、その検出出力によりスイ
ッチ回路22がオフとされて電池21A〜21Lは過大
電圧や過大電流から保護される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、業務用のポ
ータブル電子機器、例えば取材用VTRには、電源とし
て充電式電池の電池パックが広く使用されているが、そ
の電池パックは一般に上述のようなニッケルカドミウム
電池の電池パックとされている。
【0015】これに対し、近年、充電式電池としてリチ
ウムイオン電池が開発され、実用化されている。このリ
チウムイオン電池は、容量のわりに軽いので、取材用V
TRなどの電源としてきわめて有効である。
【0016】すなわち、リチウムイオン電池はニッケル
カドミウム電池に比べ、1個あたりの出力電圧が高いと
ともに、取材用のVTRなどでは、電池の電圧を内蔵の
DC−DCコンバータで変圧して使用しているので、使
用可能な時間が50%〜100%も長くなる。また、例えば
VTR取材の場合には、電源が確実に得られるようにす
るため電池パックを5〜10個携帯するが、リチウムイオ
ン電池の場合には、その数を30%〜40%減らすことがで
きる。
【0017】したがって、リチウムイオン電池を用いた
電池パックは、業務用としてきわめて有効である。
【0018】ところが、リチウムイオン電池の充電特性
は図3Bに示すとおりである。すなわち、この特性図
は、リチウムイオン電池を、充電量が50%になるまでは
定電流で充電し、以後、定電圧で充電した場合である
が、この特性図にも示すように、リチウムイオン電池の
場合、満充電になっても端子電圧は低下しない。
【0019】このため、上述したニッケルカドミウム電
池の電池パック20用の充電装置10を使用してリチウ
ムイオン電池の電池パックの充電を行うと、満充電を検
出できず、過充電になってしまう。
【0020】この発明は、このような問題点を解決し、
リチウムイオン電池の電池パックにおいて、ニッケルカ
ドミウム電池の電池パック20を充電する充電装置10
により、充電ができるようにするとともに、特にそのよ
うな充電ができるようにした場合に新たに生じる問題点
をも解決しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明においては、1
対の充放電端子と、リチウムイオン電池と、このリチウ
ムイオン電池の一方の電極と、上記1対の充放電端子の
一方との間に直列接続された第1のスイッチ回路と、上
記リチウムイオン電池の充電を制御するためのマイクロ
コンピュータと、このマイクロコンピュータの出力にし
たがって、上記第1のスイッチ回路を制御する制御回路
と、上記リチウムイオン電池の電極と、上記マイクロコ
ンピュータの電源端子との間の電源ラインに直列接続さ
れて上記マイクロコンピュータへの動作電圧の給電をオ
ン・オフ制御する第2のスイッチ回路とを有し、充電
時、上記制御回路により上記第1および第2のスイッチ
回路をオンに制御し、上記マイクロコンピュータが上記
リチウムイオン電池の満充電を検出したとき、上記マイ
クロコンピュータの出力にしたがって上記制御回路によ
り、上記第1のスイッチ回路を所定の周期でオン・オフ
制御するとともに、上記第1のスイッチ回路のオン・オ
フの周期のうち、そのオンの期間の割り合いを長くして
上記1対の充放電端子の間の電圧を次第に低下させ、上
記1対の充放電端子に充電電流が供給されなくなったと
き、上記制御回路により上記第2のスイッチ回路をオフ
にして上記マイクロコンピュータへの動作電圧の給電を
オフにするようにした電池パックとするものである。
【0022】この結果、充電時にもニッケルカドミウム
電池の電池パックとの互換性が確保されるるとともに、
過充電が防止される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下の例においては、図4におい
て説明した充電装置10により充電できるように構成し
た電池パックの場合である。また、充電装置10におい
て、端子T11と端子T12との間の電圧は、電池パックが
接続されているときと、接続されていないときとで異な
るので、この電圧の違いにより、マイクロコンピュータ
15は端子T11、T12が無負荷であるかどうかを検出す
るようになっているものとする。
【0024】そして、図1において、符号30は、この
発明による電池パックを示し、図1の場合には、4個の
リチウムイオン電池31A〜31Dが直列接続され、そ
の定格出力電圧は14.4Vとされている。
【0025】そして、電池31Aの+極が+側の充放電
端子T31に接続され、電池31Dの−極が、電流検出用
の小さい値、例えば50mΩの抵抗器R31および電池保護
用のスイッチ回路32を通じて−側の充放電端子T32に
接続される。そして、そのスイッチ回路32は、図の場
合、FET(Q31、Q32)のドレイン・ソース間が互い
に逆方向に直列接続されて構成されている。
【0026】また、1チップIC化された保護回路33
が設けられる。そして、電池31Aの+極が保護回路3
3の電源端子VDDに接続され、電池31Dの−極が保護
回路33の接地端子VSSに接続される。さらに、電池3
1A〜31Dに電流が流れることにより抵抗器R31に生
じる降下電圧が、保護回路33に供給される。また、電
池31A〜31Dの電圧のバランスを見るため電池31
A〜31Dの接続点の電圧が、保護回路33に供給され
る。そして、保護回路33の出力信号S31が、FET
(Q31、Q32)のゲートに制御信号として供給される。
【0027】さらに、1チップIC化されたマイクロコ
ンピュータ34が設けられる。このマイクロコンピュー
タ34は、電池31A〜31Dの充電を制御するための
ものである。このため、そのアナログ入力ポート(内蔵
のA/Dコンバータ)A/Dが電池31Aの+極に接続さ
れ、その接地端子VSSが抵抗器R31とFET(Q31)と
の接続点に接続される。
【0028】また、電池31Aの+極が、スイッチ用の
トランジスタQ33のエミッタ・コレクタ間を通じて1チ
ップIC化された定電圧回路35の入力端子INに接続さ
れるとともに、その5Vの定電圧の出力端子OUTがマイ
クロコンピュータ34の電源端子VDDに接続され、その
接地端子GNDが抵抗器R31とFET(Q31)との接続点
に接続される。また、トランジスタQ33のベースが保護
回路33の出力端子に接続され、後述する制御信号S32
が供給される。
【0029】さらに、マイクロコンピュータ34の電源
端子VDDと接地端子VSSとの間に、イニシャルリセット
回路36として、抵抗器R32およびコンデンサC31の直
列回路が接続されるとともに、抵抗器R32に、コンデン
サC31の放電用のダイオードD31が並列接続され、これ
ら素子R32、C31、D31の接続点がマイクロコンピュー
タ34のリセット端子Rに接続される。また、マイクロ
コンピュータ34から保護回路33に後述する制御信号
S33、S34が供給される。
【0030】さらに、端子T31と端子T32との間に、充
電装置10の疑似負荷となる抵抗器R33と、スイッチ用
のトランジスタQ34のコレクタ・エミッタ間が直列接続
されるとともに、抵抗器R31(およびFET(Q31、Q
32)のドレイン・ソース間)に得られる降下電圧が、抵
抗器R34、R35を通じてトランジスタQ34のベースに供
給される。
【0031】また、抵抗器R34、R35の接続点と、端子
T31との間に、放電用の抵抗器R36と、スイッチ用のト
ランジスタQ35のコレクタ・エミッタが直列接続され、
そのベースがトランジスタQ34のコレクタに接続され
る。
【0032】このような構成において、定常時には、図
2Aの時点t1以前に示すように、制御信号S31は
“0”であり、これにより図2Bに示すように、FET
(Q31、Q32)はオンである。
【0033】したがって、充電装置10に電池パック3
0が接続されると、定電流回路13からの定電流I13
が、スイッチ回路14→ダイオードD11→端子T11→端
子T31→電池31A〜31D→抵抗器R31→FET(Q
31、Q32)→端子T32→端子T12→接地のラインを流
れ、電池31A〜31Dには、1Cの大きさの充電電流
が流れるようになる。
【0034】そして、この場合、抵抗器R31を流れる電
流の方向(極性)および大きさが、抵抗器R31に生じる
降下電圧を通じて保護回路33により判別され、保護回
路33の端子VSSを基準にして抵抗器R31の降下電圧が
0あるいは正の場合には、制御信号S32によりトランジ
スタQ33はオフとされる。したがって、定電圧回路35
には入力電圧が供給されないので、マイクロコンピュー
タ34には、動作電圧は供給されず、マイクロコンピュ
ータ34は動作しない。
【0035】しかし、抵抗器R31の降下電圧が負の場合
には、1Cの大きさの電流による充電、すなわち、急速
充電と判断され、制御信号S32によりトランジスタQ33
がオンとされ、定電圧回路35に入力電圧が供給される
とともに、その出力電圧がマイクロコンピュータ34に
その動作電圧として供給される。
【0036】すると、イニシャルリセット回路36によ
りマイクロコンピュータ34にリセットがかかり、以
後、マイクロコンピュータ34は、そのROM(図示せ
ず)に用意されているプログラムを、その最初から実行
するようになる。この結果、マイクロコンピュータ34
からの制御信号S31により、所定の短い期間、FET
(Q31、Q32)がオフとされる。
【0037】そして、このオフ期間に、電池31A〜3
1Dの直列電圧がマイクロコンピュータ34により測定
され、その測定値が、例えば4.5V×電池の数の電圧、
図1の場合には、電池は電池31A〜31Dの4個なの
で、4.5V×4個=18Vの電圧以上であるかどうかが判
別される。
【0038】そして、この電池31A〜31Dの電圧が
18V未満の場合は、そのままとされるが、18V以上の場
合には、マイクロコンピュータ34からの制御信号S33
により保護回路33が電池31A〜31Dを過電圧から
保護するときの電圧(直列電圧)が、 VPR=(4.25V+電池の内部抵抗×充電電流I13)×電
池の数 に設定される。そして、FET(Q31、Q32)のオフ期
間を過ぎると、FET(Q31、Q32)はオンになるの
で、上記の充電が再開される。
【0039】なお、充電が行われているとき、抵抗器R
31に降下電圧を生じるが、正常な大きさの充電電流のと
きには、その降下電圧は小さいので、図2Cの時点t1
以前に示すように、トランジスタQ34はオフであるとと
もに、これによりトランジスタQ35もオフである。した
がって、充電は上記のように正常に行われていく。
【0040】そして、この充電につれて、図3Bに示す
ように、電池31A〜31Dの端子電圧が上昇していく
とともに、これに対応して図2Dに実線で示すように、
端子T31と端子T32との間の電圧V30も上昇していく。
なお、以下の説明においては、簡単のため、正常に動作
している場合の抵抗器R31における電圧降下は小さいの
で無視し、電池31A〜31Dの端子電圧と電圧V30と
は等しいものとする。
【0041】そして、時点t1に電池31A〜31Dが
満充電になると、すなわち、図2Dに実線で示すよう
に、電池31A〜31Dの直列電圧が、 VFL=(4.20V+電池の内部抵抗×充電電流I13)×電
池の数 に達すると、これがマイクロコンピュータ34において
アナログ入力ポートA/Dを通じて検出される。
【0042】すると、マイクロコンピュータ34からの
制御信号S34が所定のパルス波形に変化するとともに、
このパルス信号S34が保護回路33に供給され、保護回
路33からの制御信号S31はパルス信号S34と同様に変
化するパルス信号とされる。すなわち、信号S31は、図
2Aに示すように、時点t1から周期τが例えば20m秒の
パルスとされるとともに、そのデューティーレシオ
(“1”の期間の割り合い)が例えば90%から始まって
15分後に10%になるように、10%ずつ小さくされてい
く。
【0043】そして、周期τのうち、S31=“1”の期
間には、FET(Q31、Q32)がオフになる。また、F
ET(Q31、Q32)がオフになると、電池31A〜31
Dの直列電圧が、抵抗器R34、R35を通じてトランジス
タQ34のコレクタ・ベース間に供給されるとともに、端
子T31と端子T32との間の充電電圧V30が、抵抗器R33
を通じてトランジスタQ34のコレクタ・エミッタ間に供
給される。また、このとき、電池31A〜31Dの直列
電圧は、端子T31と端子T32との間の充電電圧V30より
も低い。したがって、トランジスタQ34のベース・エミ
ッタ間は順方向にバイアスされ、トランジスタQ34はオ
ンとなる。そして、トランジスタQ34がオンとなれば、
トランジスタQ35もオンとなる。
【0044】すなわち、周期τのうち、S31=“1”の
期間には、FET(Q31、Q32)がオフになるととも
に、トランジスタQ34、Q35がオンになる。
【0045】したがって、このS31=“1”の期間に
は、電池31A〜31Dは充電されなくなるとととも
に、充電装置10からの充電電流(定電流)I13は、抵
抗器R33を流れるようになる。この結果、抵抗器R33の
値をあらかじめ設定しておくことにより、電圧V30は、
図2Dに実線で示すように、VFL<V30<VPRとなる。
【0046】また、周期τのうち、S35=“0”の期間
には、FET(Q31、Q32)がオンとなるとともに、ト
ランジスタQ34、Q35がオフとなるので、端子T31と端
子T32との間の電圧V30は、図2Dに実線で示すよう
に、電池31A〜31Dの直列電圧VFLとなる。
【0047】したがって、端子T31と端子T32との間の
電圧V30は、図2Dに実線で示すように、時点t1から
信号S31に対応してパルス状に変化するとともに、信号
S31のデューティーレシオに対応して電圧V30の高い期
間の割り合いは次第に小さくなっていく。
【0048】なお、期間τのうち、S31=“0”の期間
は、FET(Q31、Q32)がオンとなるとともに、トラ
ンジスタQ34、Q35がオフとなるので、電池31A〜3
1Dは満充電後も充電されることになるが、続くS31=
“1”の期間に、トランジスタQ35がオンとなって電池
31A〜31Dは抵抗器R36を通じて例えば0.1C〜0.2
Cの大きさで放電されるので、電池31A〜31Dが過
充電となることはない。
【0049】また、期間τのうち、S31=“1”の期間
には、充電が行われないが、すなわち、充電装置10か
ら充電電流が流れないが、トランジスタQ34がオンとな
っているので、充電装置10には抵抗器R33を通じて疑
似的な負荷電流が流れ、したがって、充電装置10が、
電池パックが接続されていないと判断することがない。
【0050】そして、電圧V30が、時点t1から図2D
に実線で示すように変化すると、その平均電圧は図2D
に破線で示すように、次第に低下していることになる。
【0051】そして、このように電圧V30の平均値が低
下していくと、これは、充電装置10のマイクロコンピ
ュータ15から見て図3Aにおける満充電後の端子電圧
の低下と等価なので、マイクロコンピュータ15は電池
パック30が満充電されたと判断し、スイッチ回路14
をオフにする。
【0052】したがって、電池パック30の充電を終了
したことになるとともに、このとき、電池31A〜31
Dは満充電されていることになる。
【0053】そして、スイッチ回路14がオフになる
と、抵抗器R31に充電電流が流れなくなるが、これが保
護回路33により検出され、制御信号S32によりトラン
ジスタQ33がオフとされ、定電圧回路35に入力電圧が
供給されなくなり、したがって、マイクロコンピュータ
34には動作電圧が供給されなくなる。
【0054】なお、充電時に、なんらかのトラブルによ
り電池31A〜31Dに供給される電圧が異常に高くな
った場合、あるいは電池31A〜31Dの充電電流や放
電電流(負荷電流)が異常に大きくなった場合、これが
保護回路33により検出されて制御信号S31を通じてF
ET(Q31、Q32)がオフとされて電池31A〜31D
は過大電圧や過大電流から保護される。
【0055】以上のように、図1の電池パック30によ
れば、満充電後の端子電圧の低下を疑似的に発生させて
いるので、電池パック30がリチウムイオン電池の電池
パックであっても、ニッケルカドミウム電池パックを充
電する充電装置10で、満充電を行うことができるとと
もに、過充電となることがない。
【0056】また、充電が終了してもマイクロコンピュ
ータ34が動作していると、その動作電流は電池31A
〜31Dから供給されることになり、例えば、マイクロ
コンピュータ34の消費電流が3mAであるとしても、
電池31A〜31Dの容量が1000mAhであるから、約
2週間(≒1000mAh/3mA)で、電池31〜31Dは
空になってしまう。
【0057】しかし、この電池パック30によれば、充
電が終了して充電装置10から充電電流が供給されなく
なると、マイクロコンピュータ34への動作電圧の給電
をオフにしているので、電池31A〜31Dが無駄に消
費されることがなく、電池パックとしての自己放電を小
さくすることができる。
【0058】さらに、マイクロコンピュータ34は、そ
のアナログ入力ポート(A/Dコンバータ)A/Dとして
量子化ビット数が10〜11ビットのものを使用でき、電圧
精度が5V/10ビット≒4.88mVとなるので、満充電時
などにおける電圧の検出を十分な精度で行うことがで
き、充電量のバラツキをきわめて少なくすることができ
る。
【0059】また、満充電となり、これが検出されるま
での期間、充電が行われても(期間τのうちのFET
(Q31、Q32)がオンで、トランジスタQ34、Q35がオ
フの期間)、これを放電する期間(期間τのうちのFE
T(Q31、Q32)がオフで、トランジスタQ34、Q35が
オンの期間)を設けているので、過充電を防止すること
ができる。
【0060】なお、上述において、長時間充電しないで
放置しておいたニッケルカドミウム電池を充電すると、
その充電の開始時に端子電圧が低下するので、充電開始
時から例えば5分間は、端子電圧の低下を無視するよう
にした充電装置もある。したがって、電池パック30に
おいても、充電開始時から5分間、すなわち、端子電圧
の低下を無視する期間を経過したら、時点t1以後の処
理を許可するようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】この発明のリチウムイオン電池の電池パ
ックによれば、充電時にもニッケルカドミウム電池との
互換性があり、ニッケルカドミウム電池の電池パックを
充電する充電装置であっても、充電を行うことができ
る。また、このことによりリチウムイオン電池の電池パ
ックのために新たに充電装置を購入しなくてもよい。
【0062】しかも、ニッケルカドミウム電池の電池パ
ックを充電する充電装置で充電しても、過充電となるこ
とがなく、過不足なく充電をすることができる。また、
電池パックを使用していないの電流消費を抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す接続図である。
【図2】図1の回路の動作を示す波形図である。
【図3】充電式電池の充電特性を示す図である。
【図4】充電装置および充電式電池パックの一例を示す
接続図である。
【符号の説明】
30=電池パック、31A〜31D=リチウムイオン電
池、32=スイッチ回路、33=保護回路、34=マイ
クロコンピュータ、35=定電圧回路、36=イニシャ
ルリセット回路、T31=+側充放電端子、T32=−側充
放電端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02J 7/10 H02J 7/10 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1対の充放電端子と、 リチウムイオン電池と、 このリチウムイオン電池の一方の電極と、上記1対の充
    放電端子の一方との間に直列接続された第1のスイッチ
    回路と、 上記リチウムイオン電池の充電を制御するためのマイク
    ロコンピュータと、 このマイクロコンピュータの出力にしたがって、上記第
    1のスイッチ回路を制御する制御回路と、 上記リチウムイオン電池の電極と、上記マイクロコンピ
    ュータの電源端子との間の電源ラインに直列接続されて
    上記マイクロコンピュータへの動作電圧の給電をオン・
    オフ制御する第2のスイッチ回路とを有し、 充電時、上記制御回路により上記第1および第2のスイ
    ッチ回路をオンに制御し、 上記マイクロコンピュータが上記リチウムイオン電池の
    満充電を検出したとき、上記マイクロコンピュータの出
    力にしたがって上記制御回路により、上記第1のスイッ
    チ回路を所定の周期でオン・オフ制御するとともに、 上記第1のスイッチ回路のオン・オフの周期のうち、そ
    のオンの期間の割り合いを長くして上記1対の充放電端
    子の間の電圧を次第に低下させ、 上記1対の充放電端子に充電電流が供給されなくなった
    とき、上記制御回路により上記第2のスイッチ回路をオ
    フにして上記マイクロコンピュータへの動作電圧の給電
    をオフにするようにした電池パック。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電池パックにおいて、 上記1対の充放電端子の間に直列接続された抵抗器およ
    び第3のスイッチ回路を有し、 この第3のスイッチ回路を上記第1のスイッチ回路と
    は、逆関係にオン・オフ制御するようにした電池パッ
    ク。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の電池パックにおいて、 上記第1のスイッチ回路がオフで上記第3のスイッチ回
    路がオンの期間、上記1対の充放電端子の間の電圧が、
    上記マイクロコンピュータにより検出される上記満充電
    時の電圧レベルよりも高く設定されるようにした電池パ
    ック。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の電池パックにおいて、 上記リチウムイオン電池に、別の抵抗器と第4のスイッ
    チ回路との直列回路を並列接続し、 この第4のスイッチ回路を、上記第3のスイッチ回路の
    オン・オフと同時にオン・オフするようにした電池パッ
    ク。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の電池パックにおいて、 充電開始時から所定の期間、上記制御回路の処理を実行
    しないようにした電池パック。
JP8127890A 1996-04-24 1996-04-24 電池パック Pending JPH09289041A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8127890A JPH09289041A (ja) 1996-04-24 1996-04-24 電池パック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8127890A JPH09289041A (ja) 1996-04-24 1996-04-24 電池パック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09289041A true JPH09289041A (ja) 1997-11-04

Family

ID=14971199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8127890A Pending JPH09289041A (ja) 1996-04-24 1996-04-24 電池パック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09289041A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1424745A1 (en) * 2001-09-27 2004-06-02 NEC TOKIN Tochigi, Ltd. Multi-series connection type battery cell

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1424745A1 (en) * 2001-09-27 2004-06-02 NEC TOKIN Tochigi, Ltd. Multi-series connection type battery cell
US6930467B2 (en) 2001-09-27 2005-08-16 Nec Tokin Tochigi, Ltd. Multi-series connection type battery cell pack for reducing self-consumption over a long period of time
EP1681740A1 (en) * 2001-09-27 2006-07-19 NEC TOKIN Tochigi, Ltd. Multi-series connection type battery cell pack
EP1681741A1 (en) * 2001-09-27 2006-07-19 NEC TOKIN Tochigi, Ltd. Multi-series connection type battery cell pack

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6534953B2 (en) Battery charging apparatus, battery pack and method for charging secondary battery
JP3713770B2 (ja) 二次電池パック
JP3222999B2 (ja) 二次電池の過放電防止回路
US5554919A (en) Charge/discharge circuit having a simple circuit for protecting a secondary cell from overcharging and overdischarging
US20050127873A1 (en) Battery charging method
JPS6162325A (ja) 充電器
JPH04183232A (ja) 非水電解質二次電池の充電方法
JPH09218730A (ja) 電力供給方法及び該方法を用いたコンピュータ・システム
JPH11150884A (ja) 二次電池の充電制御方法およびその充電装置
US6545447B1 (en) Method and apparatus for placing a battery pack that is in a usable mode into a storage sleep-mode ensuring long storage
JP2002238173A (ja) 充放電制御回路と充電式電源装置
JP3696101B2 (ja) 充電方法と充電器
JP3642105B2 (ja) 電池パック
JP2799261B2 (ja) バッテリ充電制御装置
JP2003217675A (ja) リチウムイオン二次電池の充電方法及び装置
JPH09289041A (ja) 電池パック
US6472849B1 (en) Reverse blocking function integrated into charging circuit
US20040183543A1 (en) Power source test instrument
JPH07123604A (ja) 二次電池の充電装置
JP3268513B2 (ja) 電池パック充電装置
JP2006340451A (ja) 充電方法及び充電装置
JP2000253590A (ja) 充放電制御回路
JP3408062B2 (ja) 二次電池の充電方法及び充電装置
JP4110858B2 (ja) 組電池の異常検出装置
JP3216595B2 (ja) 二次電池の充電装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees