JPH09288610A - パス検索負荷分散方法 - Google Patents

パス検索負荷分散方法

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JPH09288610A
JPH09288610A JP8102222A JP10222296A JPH09288610A JP H09288610 A JPH09288610 A JP H09288610A JP 8102222 A JP8102222 A JP 8102222A JP 10222296 A JP10222296 A JP 10222296A JP H09288610 A JPH09288610 A JP H09288610A
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JP8102222A
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Kenichi Soejima
健一 副島
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Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ファイルサーバにかかるパス検索の負荷を分散
するとともに、パス検索途中のファイルサーバにかかる
負荷を削減する手段を提供する。 【解決手段】クライアント1000は、ルートディレク
トリ及びカレントディレクトリの情報1011及びパス
検索サーバの管理範囲情報1012を保持する。パス検
索サーバ1011は、過去のパス検索結果のキャッシュ
1013とパス検索サーバの情報1014と各ファイル
システムのパス検索結果のキャッシュを管理する担当パ
ス検索サーバ一覧1015を管理する。ファイルサーバ
1002は、ファイルシステム1010上のファイルに
対するアクセス要求を受け付け、処理して結果を返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータシステ
ムにおけるパス検索負荷分散方法に関し、詳細にはファ
イルシステムにおけるファイルのパス検索に関する。
【0002】
【従来の技術】階層的なファイルシステムを持つ計算機
システムでは、クライアントがファイルにアクセスする
場合、パス名を用いてファイルを指定する。これに対
し、ファイルサーバは当該ファイルがファイルシステム
のどの部分にあるのかを調べる。さらに、ファイルシス
テムが複数ある場合、どのファイルシステム上のファイ
ルかを特定する。そのためにファイルサーバは、クライ
アントから受けとったパス名に従い、各ファイルシステ
ム間のマウント関係を考慮しながら、クライアントのル
ートディレクトリもしくはカレントディレクトリから順
にディレクトリを辿っていき、目的のファイルを見つけ
る。これをパス検索と呼ぶ。
【0003】2つ以上のファイルサーバが連携して1つ
の論理ファイル木をユーザに提供するシステムでは、ル
ートディレクトリを含むファイルシステムを管理するル
ートファイルサーバが1つ存在し、他のファイルサーバ
が管理するファイルシステムはルートファイルサーバの
管理するルートファイルシステムの下にマウントされる
形になる。この場合、クライアントがファイルのパス名
を絶対パスで指定してくると、ルートディレクトリから
パス検索を行なう必要があるため、まず前記ルートファ
イルサーバに要求を送り、ルートファイルサーバが管理
するファイルシステム内にある部分だけ処理を行ない、
他のファイルシステムがマウントされている地点までく
ると、そのファイルシステムを管理するファイルサーバ
に要求を転送する、という方法を繰り返すことでパス検
索が行なわれる(前川守,所真理雄,清水謙多郎編:
「分散オペレーティングシステム−UNIXの次にくる
もの−」,149ページ〜151ページ,共立出版,
8.3.1構造を利用した名前の解決)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記2つ以上のファイ
ルサーバが連携して1つの論理ファイル木をユーザに提
供するシステムでは、パス検索の途中に存在するファイ
ルサーバ全てで少なくとも一度づつ処理が行なわれるた
め、目的のファイルを持つファイルサーバ以外のサーバ
にも負荷がかかる。従ってクライアント数が増えてくる
と、パス検索の途中にあるファイルサーバ、特にルート
ファイルサーバに負荷が無駄に集中する可能性がある。
また、頻繁にアクセスするファイルについて、アクセス
のたびにパス検索を行なうのは非効率的である。
【0005】本発明の目的は、前記2つ以上のファイル
サーバが連携して1つの論理ファイル木をユーザに提供
する計算機システムにおいて、ファイルサーバにかかる
パス検索の負荷を他に分散させるとともに、頻繁にアク
セスされるファイルのパス検索の手間を削減する方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明におけるパス検索
負荷分散方法では、ファイルのパス名、パス検索時に使
用する基準ディレクトリ、及び前記ファイルを持つファ
イルサーバ名と前記サーバ内での前記ファイルのファイ
ル識別子との対応関係をパス検索結果のキャッシュとし
て1つ以上のサーバで分割して管理する。パス検索サー
バ群を備える。さらにパス検索サーバには、他パス検索
サーバの管理するディレクトリ、及び他ファイルシステ
ムの担当パス検索サーバ名一覧を記憶する。また、クラ
イアントには、前記パス検索サーバ群の各サーバ名と前
記サーバが保持するパス検索結果のキャッシュの管理範
囲を記憶しておく。
【0007】クライアントがファイルのパス名及び基準
ディレクトリを用いてファイルアクセス要求を送る際
は、前記ファイルのパス名もしくは基準ディレクトリに
対応するパス検索結果を管理するパス検索サーバに前記
要求を送る。
【0008】パス検索サーバは前記要求を受けとると、
パス検索結果のキャッシュを利用して目的のファイルを
持つファイルサーバ及び前記ファイルの前記サーバ内で
のファイル識別子を特定し、前記要求を前記サーバに送
って結果を受けとり、結果をクライアントに返すととも
に、結果に応じてパス検索結果のキャッシュを更新した
り、他のパス検索サーバに知らせたりすることで、パス
検索結果のキャッシュの最新性を保つ。
【0009】
【発明の実施の形態】システム構成の例を図1に示す。
【0010】クライアント1000は、ファイルサーバ
1002が管理しているファイルシステム1010中の
ファイルにアクセスするクライアントであり、ルートデ
ィレクトリ、カレントディレクトリの情報1011及び
パス検索サーバの管理範囲情報1012を保持してい
る。ルートディレクトリ、カレントディレクトリの情報
1011は、各ディレクトリが存在するファイルシステ
ム名及び各ディレクトリのファイル識別子と、各ディレ
クトリを含むファイルシステムのパス検索結果のキャッ
シュを管理するパス検索サーバ名を含んであり、クライ
アントプロセス生成時に記憶される。またパス検索サー
バの管理範囲情報1012には、パス検索サーバ100
1のうちどのパス検索サーバがどのディレクトリ以下の
ファイルのパス検索結果のキャッシュを保持しているか
の一覧が記述されている。これも、クライアントプロセ
ス生成時に記憶される。
【0011】パス検索サーバ1001では、過去のパス
検索結果のキャッシュ1013を管理している。さら
に、他パス検索サーバと通信するための情報として、前
記クライアントが保持しているパス検索サーバの管理範
囲情報1012と同じ情報をパス検索サーバの管理範囲
情報1014として、また、どのファイルシステムのパ
ス検索結果のキャッシュがどのパス検索サーバで管理さ
れているかを示した各ファイルシステムの担当パス検索
サーバ一覧1015を記憶している。なお、パス検索結
果のキャッシュ1013はパス検索サーバ1001起動
時にその時点のファイルシステム間のマウント関係のエ
ントリで初期化され、また各ファイルシステムの担当パ
ス検索サーバ一覧1015は、パス検索サーバ1001
起動時に指定された内容で初期化される。
【0012】パス検索サーバ1001は、前記クライア
ント1000からファイルアクセス要求を受けとると、
パス検索結果のキャッシュ1013やパス検索サーバの
管理範囲情報1014、各ファイルシステムの担当パス
検索サーバ一覧1015を利用して他パス検索サーバと
通信を行ないながら、可能な限りパス検索を行ない、フ
ァイルサーバ1002にファイルアクセス要求を送信
し、結果に従ってパス検索結果のキャッシュ1013や
各ファイルシステムの担当パス検索サーバ一覧1015
を修整するとともに、結果をクライアント1000に返
す。
【0013】ファイルサーバ1002は、ファイルシス
テム1010のうち1つ以上を管理し、パス検索サーバ
1001からの要求に従い、パス検索を行なって結果を
返す。
【0014】図1のパス検索サーバ1001内の構成を
図2に示す。
【0015】図中の1001、1013、1014、1
015は、それぞれ図1中のパス検索サーバ1001、
パス検索結果のキャッシュ1013、パス検索サーバの
管理範囲情報1014、各ファイルシステムの担当パス
検索サーバ一覧1015と同一である。
【0016】要求受信モジュール2000は、図1中ク
ライアント1000からのファイル処理要求もしくは他
のパス検索サーバからの、パス検索結果のキャッシュ1
013の変更要求を受信する。ファイルサーバ検索モジ
ュール2004は、受信した前記処理要求に従い、パス
検索サーバの管理範囲情報1014や各ファイルシステ
ムの担当パス検索サーバ一覧1015を参照しながら要
求送信モジュール2002に対して他ファイルサーバや
パス検索サーバへの処理要求の転送を要求する。要求送
信モジュール2002は、前記送信要求に従い、ファイ
ルの処理要求を送信する。結果受信モジュール2003
は、前記ファイルの処理要求の結果を受けとり、キャッ
シュ更新モジュール2005や結果送信モジュール20
01に結果を送る。キャッシュ更新モジュール2005
は、前記結果及び前記ファイル処理要求に従ってパス検
索結果のキャッシュ1013や各ファイルシステムの担
当パス検索サーバ一覧1015を変更する。
【0017】結果送信モジュール2001は、結果受信
モジュール2003から前記ファイルの処理結果を受け
とり、要求送信側のクライアントもしくはパス検索サー
バに返す。
【0018】図1のパス検索サーバの管理範囲情報10
12、パス検索サーバの管理範囲情報1014の例を図
3に示す。
【0019】図3の表は1行1エントリからなり、各パ
ス検索サーバがどのディレクトリ以下のパス検索結果の
キャッシュを管理しているかを示す。
【0020】列3000は、図1中のパス検索サーバ1
001の名称であり、列3001に示すパスを含むファ
イルのパス検索キャッシュを管理することを示す。ここ
で、列3001に示すパスは全て、クライアントルート
ディレクトリがシステム全体のルートディレクトリと同
一である場合のディレクトリである。
【0021】例えば行3010は、基本的に“/”以下
のファイルに関するパス検索キャッシュはパス検索サー
バ1が管理することを示す。ただし行3012に示すよ
うに、そのうち/usr/local以下のファイルに
ついてはパス検索サーバ2が管理する。
【0022】図1のパス検索結果のキャッシュ1013
の例を図4に示す。
【0023】図4の表は1行1エントリからなり、過去
に行なったパス検索やファイル処理結果から得られるパ
ス検索情報のキャッシュである。
【0024】列4000は、パス検索時の基準ディレク
トリのファイル識別子であり、クライアントのルートデ
ィレクトリもしくはカレントディレクトリのファイル識
別子である。また列4001は、列4000からの相対
パス名である。列4000からみた、列4001に示す
パスのファイルの過去のパス検索結果は、列4002に
示す要求転送先サーバにあったことを示す。
【0025】ここで、列4002にファイルサーバ名が
入っている場合、そのファイルサーバに列4000から
みた列4001のファイルが存在することを示すが、列
4002がパス検索サーバ名であった場合、前回のパス
検索時の結果が当該パス検索サーバの管理範囲であった
ことを示す。さらに、列4002のサーバ名がファイル
サーバ名であった場合、当該ファイルの前記ファイルサ
ーバ内でのファイル識別子が列4004であったことを
示す。また、列4003は当該エントリが最後に変更も
しくは参照された時刻であり、これによりどのエントリ
が最近利用されたかが分る。
【0026】例えば、行4010の場合、基準ディレク
トリのファイル識別子は2であり、パス名は“/”であ
るファイル、すなわちファイル識別子2のファイルその
ものが、ファイルサーバ1に存在することを示し、さら
に最終利用時刻が3332441であることを示す。
【0027】また行4012の場合は、基準ディレクト
リが1233からみたファイル“/bin/gs”のパ
ス検索結果のキャッシュはパス検索サーバ3が管理して
いることを示しており、パス検索サーバ3には、当該フ
ァイルを管理するファイルサーバ名を記述したエントリ
が含まれていることを示す。
【0028】図1の各ファイルシステムの担当パス検索
サーバ一覧1015の例を図5に示す。
【0029】図5の表は1行1エントリからなり、当該
計算機システム内の各ファイルシステムのパス検索結果
がどのパス検索サーバで管理されているかを示してい
る。
【0030】列5000はファイルシステム名であり、
当該計算機システム中で使用されている全てのファイル
システム名は列5000に必ず1つ含まれている必要が
ある。また列5001は、列5000に示したファイル
システムのパス検索結果のキャッシュを管理するパス検
索サーバ名であり、1つ以上のサーバ名を並べたもので
ある。ここで、列5000に示すファイルシステム内の
任意のファイルのパス検索結果をキャッシュするパス検
索サーバは、列5001に示したパス検索サーバのいず
れか1つのみに決定されなければならない。ただし、図
4の行4012のように、他パス検索サーバに当該ファ
イルのエントリがあることを示すエントリは複数のパス
検索サーバで存在してもよい。
【0031】例えば行5010の場合、ファイルシステ
ム1中の任意のファイルのパス検索結果のキャッシュ
は、パス検索サーバ1及びパス検索サーバ2のいずれか
一方で管理されることを示す。ここで、どちらのパス検
索サーバに管理されるかは、図3の管理範囲により決定
される。
【0032】図1のパス検索サーバ1001の処理の流
れを図6に示す。
【0033】初期化(6000)後、クライアントから
のファイル処理要求もしくは他パス検索サーバからのパ
ス検索結果のキャッシュ更新要求を受信するまで待つ
(6001)。受信した要求がファイル処理要求でない
場合(6002)、要求に従って図1のパス検索結果の
キャッシュ1013を更新する(6003)。受信した
要求がファイル処理要求の場合、要求しているファイル
を持つファイルサーバもしくはその情報を持つパス検索
サーバを図1のパス検索結果のキャッシュ1013を利
用しながら捜し(6005)、処理要求を転送する(6
006)。
【0034】その後、前記処理要求の結果を受信するま
で待ち(6007)、ファイル処理要求に対する処理が
成功していれば(6008)、操作対象ファイルが自分
の管理するファイルサーバ上にあった場合(6010)
のみ、図1のパス検索結果のキャッシュ1013を更新
する(6012)。さらに、操作対象ファイルが存在す
るファイルシステムを管理する自分以外のパス検索サー
バ全てに対して、前記結果に従いパス検索結果のキャッ
シュを更新するように要求を出す(6013)。
【0035】ファイル処理要求に対する処理が失敗して
いる場合(6008)、ファイルが存在しないというエ
ラーの場合のみ(6009)、操作対象のファイルのパ
ス名の先頭部分に含むもしくは全体が一致するエントリ
をパス検索結果のキャッシュから削除する(601
4)。以上の処理(6013、6009、6014)が
終了した後に、ファイル処理要求を出してきたクライア
ントもしくはパス検索サーバに対して処理結果を返す
(6015)。
【0036】図6のファイルサーバ検索(6005)の
処理の流れを、図7に示す。
【0037】まず、パス名が“/”で始まる場合(70
00)はルートからの絶対パスとみなし、パス検索の基
準ディレクトリをルートディレクトリにし(700
2)、“/”ではじまらない場合は(7000)、パス
検索の基準ディレクトリをカレントディレクトリにする
(7004)。次に、パス検索結果のキャッシュのう
ち、前記基準ディレクトリが図4の列4000と、また
パス名が図4の列4001と一致するエントリを抜き出
し、それが存在すれば(7006)、前記一致したエン
トリのうち、パス名が最長一致するエントリを選択し
(7008)、存在しなければ(7006)、基準ディ
レクトリのみが一致しパス名が“/”のエントリを選択
する(7010)。さらに、前記選択したエントリから
要求転送先サーバ名とそのサーバ内でのファイルの識別
子、すなわち図4の列4002及び列4004を取り出
すと共に、列4003の最終利用時刻を現在時刻に設定
する(7012)。
【0038】以上の処理により、パス検索サーバが受け
とった要求の転送先サーバ名を知ることができる。
【0039】図6のパス検索結果のキャッシュ更新処理
(6003、6012)の流れを、図8に示す。
【0040】まず、ファイル削除要求に対する結果の場
合(8000)、パス検索結果のキャッシュを削除する
(8002)。
【0041】また、ファイル名変更要求の場合(800
4)、変更前ファイルのエントリを削除し(801
0)、次に変更後のファイルが自分の管理範囲である場
合(8006)にのみ、前記ファイルのエントリをキャ
ッシュに登録する(8008)。
【0042】また、ルートディレクトリもしくはカレン
トディレクトリの変更要求の場合(8012)、変更後
のディレクトリのキャッシュエントリを削除し(801
4)、変更先ディレクトリが自分の管理範囲の時(80
16)のみ、前記ディレクトリのエントリをキャッシュ
に登録する(8018)とともに、ファイルの処理結果
に自パス検索サーバ名を付加する(8020)。
【0043】また、マウント要求の場合(8022)
は、マウント先のディレクトリの子ディレクトリ以下は
マウント処理により見えなくなるため、キャッシュエン
トリを削除する(8024)。さらに、図5のマウント
するファイルシステムの担当パス検索サーバ一覧にマウ
ントしたファイルシステムのエントリを登録する(80
30)。
【0044】また、マウント解除要求の場合(803
2)、マウント解除により操作対象ディレクトリの子デ
ィレクトリ以下は見えなくなるため、キャッシュエント
リを削除する(8034)とともに、図5のマウントす
るファイルシステムの担当パス検索サーバ一覧からマウ
ント解除したファイルシステムのエントリを削除する。
【0045】上記処理にいずれも該当しない処理要求の
処理結果に関しては、操作対象ディレクトリのエントリ
をキャッシュに登録する(8038)。
【0046】上記全処理終了後、パス検索結果のキャッ
シュが一杯になっていたら(8040)、最終利用時刻
が最も古いエントリを最も必要のないエントリとみなし
てキャッシュから削除する(8042)。
【0047】図8のパス検索結果のキャッシュのエント
リ削除処理(8002、8010、8014、803
4)の流れを、図9に示す。
【0048】削除するエントリが、自パス検索サーバの
管理範囲の場合(9000)、パス検索結果のキャッシ
ュから、削除するファイルのファイル名をパス中に含む
エントリを抜き出す(9002)。これは、パスの途中
にシンボリックリンクを張ったディレクトリが存在する
場合に前記リンクを削除した場合のためである。次に、
前記エントリから、基準ディレクトリがシステム全体の
ルートディレクトリであるものを取りだし、それ以外は
削除する(9004)。さらに、その中からファイル名
が操作対象ファイルよりも長いエントリを抜き出して削
除する(9006)。
【0049】図1におけるクライアント1000のファ
イルアクセス時の処理の流れを、図10に示す。
【0050】クライアントがファイルの処理要求を送信
する場合、大きく分けて、パスを指定して処理要求を出
す方法と、パスを指定した処理結果としてファイルハン
ドルを受けとり、ファイルハンドルを使用して処理要求
を出す方法がある。ファイルハンドルを使用して処理要
求を出す場合、既にファイルの存在するファイルシステ
ムの特定はなされているし、ファイルシステム側のパス
情報に変更はない。従って、パス検索を指定する処理要
求でなければ(10000)、ファイルハンドラを保持
するファイルサーバに直接処理要求を送信する(100
16)。パス検索を指定する処理要求の場合(1000
0)、パス名が“/”で始まるならば(10002)パ
ス検索の基準ディレクトリをルートディレクトリに(1
0004)、それ以外はパス検索の基準ディレクトリを
カレントディレクトリにする(10008)。次に、シ
ステム全体のルートが基準ディレクトリと同じ場合(1
0010)、すなわちシステム起動後一度もルートディ
レクトリを他のディレクトリに変更していない場合、図
3のパス検索サーバ情報の列3001とパス名が最長一
致するエントリを抜き出し、当該エントリの列3000
をファイルサーバ名を要求送信先とする(1001
2)。また、それ以外の場合は、基準ディレクトリのパ
ス検索結果のキャッシュを管理しているパス検索サーバ
を要求送信先とする(10014)。要求送信先が決定
すると、処理要求を要求送信先のパス検索サーバもしく
はファイルサーバに送信し(10018)、前記処理要
求の結果が返ってくるのを待つ(10020)。そし
て、送信した要求がルートディレクトリの変更なら(1
0022)、ルートディレクトリの情報を処理結果から
抜き出してルートディレクトリ情報として記憶する(1
0026)。また、送信した要求がカレントディレクト
リの変更なら(10028)、カレントディレクトリの
情報を処理結果から抜き出してカレントディレクトリ情
報として記憶する(10024)。なお、これらのルー
トディレクトリもしくはカレントディレクトリの情報に
は、図8の8020の処理で付加されたパス検索サーバ
名も含まれている。
【0051】
【発明の効果】本発明を使用すると、ファイルサーバに
かかるパス検索の負荷の一部をパス検索サーバに移すこ
とができる。また、頻繁にアクセスされるファイルのパ
ス検索の手間が削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム構成の例である。
【図2】パス検索サーバ内構成である。
【図3】パス検索サーバの管理範囲情報である。
【図4】パス検索結果のキャッシュである。
【図5】各ファイルシステムの担当パス検索サーバ一覧
である。
【図6】パス検索サーバ内の処理の流れである。
【図7】ファイルサーバ検索処理の流れである。
【図8】パス検索結果のキャッシュの更新処理の流れで
ある。
【図9】パス検索結果のキャッシュのエントリ削除処理
の流れである。
【図10】クライアントのファイルアクセス時の処理の
流れである。
【符号の説明】
100…クライアント、 1001…パス検索サー
バ、1002…ファイルサーバ、1010…ファイルシ
ステム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つ以上のファイルサーバが連携して1つ
    の階層的な論理ファイル木を構成するファイルサーバ群
    と、 現在のルートディレクトリ及びカレントディレクトリ情
    報を保持し、前記ファイルサーバ群に対して、ファイル
    のパス名及び基準ディレクトリとして前記ルートディレ
    クトリもしくは前記カレントディレクトリを指定して、
    前記基準ディレクトリからみた前記パスにあるファイル
    へのアクセス要求を出すクライアントからなる計算機シ
    ステムにおいて、 前記クライアントが前記アクセス要求の際に指定した前
    記ファイルのパス名、前記基準ディレクトリ、及び前記
    ファイルにアクセスする際の要求送信先のファイルサー
    バ名と前記ファイルの前記サーバ内でのファイル識別子
    もしくはパス検索サーバ名の対応関係をパス検索結果の
    キャッシュとして1つ以上のサーバで分割して管理する
    パス検索サーバ群を備えるとともに、 前記パス検索サーバ群の各サーバ名と前記パス検索サー
    バが管理するパス検索結果のキャッシュの分割管理範囲
    情報及びルートディレクトリ、カレントディレクトリの
    各々のディレクトリのパス検索結果のキャッシュを管理
    するパス検索サーバ名をクライアントに記憶し、 各ファイルシステムの管理担当パス検索サーバ一覧と、
    各パス検索サーバの管理するパス検索結果のキャッシュ
    の分割管理範囲情報を前記パス検索サーバ群の各サーバ
    で管理し、 クライアントがファイルのパス名を用いてファイルアク
    セス要求を送る際、前記ファイルのパス名もしくは基準
    ディレクトリに対応するパス検索結果のキャッシュを管
    理するパス検索サーバに前記要求を送り、 前記要求を受けとったパス検索サーバは、 前記パス検索結果のキャッシュを利用して前記クライア
    ントが指定したファイルを持つファイルサーバもしくは
    前記ファイルサーバの情報をもつ他のパス検索サーバを
    検索し、 前記ファイルサーバもしくはパス検索サーバに対して要
    求を送って結果を受けとり、前記要求の送信側に前記結
    果を送信するとともに、 前記結果に従い前記パス検索結果のキャッシュを更新
    し、他の前記パス検索サーバのパス検索結果のキャッシ
    ュに変更が必要な場合には、当該パス検索サーバに前記
    変更を伝え、前記変更を受けとったパス検索サーバは前
    記変更に従いパス検索結果のキャッシュを更新するパス
    検索負荷分散方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009205307A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Nec Corp データ格納方法及びその装置、複製データ格納方法及びその装置並びにそれらの制御プログラム
CN110119388A (zh) * 2019-05-14 2019-08-13 深信服科技股份有限公司 文件读写方法、装置、系统、设备及计算机可读存储介质
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