JPH05233417A - 分散ファイルシステムのディレクトリ管理方法 - Google Patents
分散ファイルシステムのディレクトリ管理方法Info
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- JPH05233417A JPH05233417A JP4033638A JP3363892A JPH05233417A JP H05233417 A JPH05233417 A JP H05233417A JP 4033638 A JP4033638 A JP 4033638A JP 3363892 A JP3363892 A JP 3363892A JP H05233417 A JPH05233417 A JP H05233417A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ディレクトリ内容が頻繁に書き換えられる大
規模な分散ファイルシステムであっても、性能を犠牲に
せず、しかも、負荷分散を簡単に行う。 【構成】 階層ディレクトリ構造における各ディレクト
リ(/,usr,bin, tmp,xxx, yyy, zzz)の情報を保存す
るための計算機11a〜11dをディレクトリ名称によ
って決定して各計算機の記憶手段12a〜12dに分散
保存する。かかる状態において、計算機11eまたは1
1fが所定のディレクトリ情報の検索又は変更操作をす
るには、該ディレクトリ情報を保持している計算機を識
別してディレクトリ情報の検索・操作要求を発行すれ
ば、要求を受けた計算機が応答する。この場合、ディレ
クトリ情報を階層ディレクトリ構造と関係なくバラして
各計算機に分散保存するから、アクセスされるディレク
トリが1つの計算機内のディレクトリに集中せず、負荷
分散でき、システムの性能を低下しない。
規模な分散ファイルシステムであっても、性能を犠牲に
せず、しかも、負荷分散を簡単に行う。 【構成】 階層ディレクトリ構造における各ディレクト
リ(/,usr,bin, tmp,xxx, yyy, zzz)の情報を保存す
るための計算機11a〜11dをディレクトリ名称によ
って決定して各計算機の記憶手段12a〜12dに分散
保存する。かかる状態において、計算機11eまたは1
1fが所定のディレクトリ情報の検索又は変更操作をす
るには、該ディレクトリ情報を保持している計算機を識
別してディレクトリ情報の検索・操作要求を発行すれ
ば、要求を受けた計算機が応答する。この場合、ディレ
クトリ情報を階層ディレクトリ構造と関係なくバラして
各計算機に分散保存するから、アクセスされるディレク
トリが1つの計算機内のディレクトリに集中せず、負荷
分散でき、システムの性能を低下しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は分散ファイルシステムの
ディレクトリ管理方法に係わり、特に、木構造(階層デ
ィレクトリ構造)における各ディレクトリ情報をネット
ワークに接続された複数の計算機に分散して保存するデ
ィレクトリ管理方法に関する。MS−DOS,UNIX
等では、多数のファイルを管理するために木構造(階層
ディレクトリ構造)をとっている。近年のネットワーク
技術の発達にともない、これらソフトウェア上で動作す
る複数の計算機間では、ファイル・ディレクトリの共有
を行う分散ファイルシステムが要求されている。分散フ
ァイルシステムにおいては、ある計算機でファイルの作
成・削除を行ってディレクトリを変更したとき、その変
更が同じディレクトリを参照している他の計算機に速や
かに伝わるようにする必要がある。
ディレクトリ管理方法に係わり、特に、木構造(階層デ
ィレクトリ構造)における各ディレクトリ情報をネット
ワークに接続された複数の計算機に分散して保存するデ
ィレクトリ管理方法に関する。MS−DOS,UNIX
等では、多数のファイルを管理するために木構造(階層
ディレクトリ構造)をとっている。近年のネットワーク
技術の発達にともない、これらソフトウェア上で動作す
る複数の計算機間では、ファイル・ディレクトリの共有
を行う分散ファイルシステムが要求されている。分散フ
ァイルシステムにおいては、ある計算機でファイルの作
成・削除を行ってディレクトリを変更したとき、その変
更が同じディレクトリを参照している他の計算機に速や
かに伝わるようにする必要がある。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の分散ファイルシステムの説
明図であり、1はネットワーク、2a〜2nはネットワ
ークに接続された計算機である。各計算機の記憶部3a
〜3nには、図6(b)に示す階層ディレクトリ構造にお
ける各ディレクトリ情報が記憶されている。例えば、計
算機2aには階層構造におけるルートディレクトリとデ
ィレクトリA,A′の情報(ディレクトリ情報)が、計
算機2bにはディレクトリB,E,E′の情報が、計算
機2cにはディレクトリC,G,G′の情報が、計算機
2dにはディレクトリD,H,H′情報が、・・・それ
ぞれ記憶されている。尚、図6(b)の階層ディレクトリ
構造において、葉に相当する部分はファイル、分岐点に
相当する部分はディレクトリ、/はルートディレクトリ
である。又、ディレクトリ情報には着目するディレク
トリより分岐するファイルやディレクトリの名前、そ
の大きさ、作成日時、どの計算機のどのディスク位
置に記憶されているかを示す情報等が含まれている。
明図であり、1はネットワーク、2a〜2nはネットワ
ークに接続された計算機である。各計算機の記憶部3a
〜3nには、図6(b)に示す階層ディレクトリ構造にお
ける各ディレクトリ情報が記憶されている。例えば、計
算機2aには階層構造におけるルートディレクトリとデ
ィレクトリA,A′の情報(ディレクトリ情報)が、計
算機2bにはディレクトリB,E,E′の情報が、計算
機2cにはディレクトリC,G,G′の情報が、計算機
2dにはディレクトリD,H,H′情報が、・・・それ
ぞれ記憶されている。尚、図6(b)の階層ディレクトリ
構造において、葉に相当する部分はファイル、分岐点に
相当する部分はディレクトリ、/はルートディレクトリ
である。又、ディレクトリ情報には着目するディレク
トリより分岐するファイルやディレクトリの名前、そ
の大きさ、作成日時、どの計算機のどのディスク位
置に記憶されているかを示す情報等が含まれている。
【0003】上記記憶状態において、計算機2nがパス
名/A/B/E/F3(最初の/はルートディレクトリを意味
し、他は区切りを意味する)で指定されるファイルF3
を作成した場合、ディレクトリ情報Eを変更する必要が
ある。かかるディレクトリの変更操作をするには、該デ
ィレクトリを管理している計算機を知る必要がある。こ
のため、計算機2nはルートディレクトリを管理してい
る計算機2aに対して、/Aを見つけるためにルートデ
ィレクトリ/の検索を要求する。
名/A/B/E/F3(最初の/はルートディレクトリを意味
し、他は区切りを意味する)で指定されるファイルF3
を作成した場合、ディレクトリ情報Eを変更する必要が
ある。かかるディレクトリの変更操作をするには、該デ
ィレクトリを管理している計算機を知る必要がある。こ
のため、計算機2nはルートディレクトリを管理してい
る計算機2aに対して、/Aを見つけるためにルートデ
ィレクトリ/の検索を要求する。
【0004】計算機2aはルートディレクトリ情報の検
索を行い、子ディレクトリAを管理する計算機(計算機
2aである)を探し、計算機2nに通知する。これによ
り、次に、計算機2nは計算機2aに対して、/A/B
を見つけるためにディレクトリAの検索を要求する。
索を行い、子ディレクトリAを管理する計算機(計算機
2aである)を探し、計算機2nに通知する。これによ
り、次に、計算機2nは計算機2aに対して、/A/B
を見つけるためにディレクトリAの検索を要求する。
【0005】計算機2aは親ディレクトリAの検索を行
い、子ディレクトリBを管理する計算機(計算機2bで
ある)を探し、計算機2nに通知する。この通知によ
り、計算機2nは計算機2bに対して、/A/B/Eを
見つけるためにディレクトリBの検索を要求する。計算
機2bは親ディレクトリBの検索を行い、子ディレクト
リEを管理していれば、その旨を計算機2nに通知す
る。以上により、ディレクトリEを管理する計算機2b
が判明するから、計算機2nは該計算機2bに対して変
更操作コマンドを出し、ディレクトリ情報Eにファイル
F3の情報を追加する。以後、ディレクトリの操作が必
要になる毎に、上記と同様にディレクトリを管理する計
算機を探し、しかる後、操作コマンドを発行して変更す
るというステップを取る。尚、以上はディレクトリに情
報を追加する場合であるが、削除する場合にも同様の処
理を行う。又、ファイルF1を利用したい場合には、該
ファイルの親ディレクトリEを管理する計算機を同様に
求め、該計算機に検索コマンドを出してファイルF1の
情報(ファイルF1を記憶する計算機及び記憶位置を含
んでいる)を得、しかる後、ファイルF1を記憶する計
算機にアクセスする。
い、子ディレクトリBを管理する計算機(計算機2bで
ある)を探し、計算機2nに通知する。この通知によ
り、計算機2nは計算機2bに対して、/A/B/Eを
見つけるためにディレクトリBの検索を要求する。計算
機2bは親ディレクトリBの検索を行い、子ディレクト
リEを管理していれば、その旨を計算機2nに通知す
る。以上により、ディレクトリEを管理する計算機2b
が判明するから、計算機2nは該計算機2bに対して変
更操作コマンドを出し、ディレクトリ情報Eにファイル
F3の情報を追加する。以後、ディレクトリの操作が必
要になる毎に、上記と同様にディレクトリを管理する計
算機を探し、しかる後、操作コマンドを発行して変更す
るというステップを取る。尚、以上はディレクトリに情
報を追加する場合であるが、削除する場合にも同様の処
理を行う。又、ファイルF1を利用したい場合には、該
ファイルの親ディレクトリEを管理する計算機を同様に
求め、該計算機に検索コマンドを出してファイルF1の
情報(ファイルF1を記憶する計算機及び記憶位置を含
んでいる)を得、しかる後、ファイルF1を記憶する計
算機にアクセスする。
【0006】ところで、計算機処理においては、あるデ
ィレクトリとその子供のディレクトリが一時的に集中し
てアクセスされ、別の時刻には別のディレクトリとその
子供のディレクトリが集中的にアクセスされる。一方、
従来の分散ファイルシステムでは、ある分岐点(ディレ
クトリ)から下の階層構造部分を1つの計算機で分散管
理するようになっている。このため、集中的にアクセス
されるディレクトリとその子供のディレクトリ(例えば
ディレクトリB,E)とが同一の計算機2bに管理され
ることになり、結果的に該計算機2bが一時期集中的に
アクセスされ、負荷が大きくなり、システムの性能低下
を来す。
ィレクトリとその子供のディレクトリが一時的に集中し
てアクセスされ、別の時刻には別のディレクトリとその
子供のディレクトリが集中的にアクセスされる。一方、
従来の分散ファイルシステムでは、ある分岐点(ディレ
クトリ)から下の階層構造部分を1つの計算機で分散管
理するようになっている。このため、集中的にアクセス
されるディレクトリとその子供のディレクトリ(例えば
ディレクトリB,E)とが同一の計算機2bに管理され
ることになり、結果的に該計算機2bが一時期集中的に
アクセスされ、負荷が大きくなり、システムの性能低下
を来す。
【0007】そこで、第1の方法は、ディレクトリ、フ
ァイルは頻繁に変更されないという仮定のもとに、一定
時間得た情報(例えばディレクトリ情報)を保存してお
き、その間に同一ディレクトリの検索・操作が必要にな
った時、該保存してある情報を用い、これにより、計算
機の負荷を軽減している。
ァイルは頻繁に変更されないという仮定のもとに、一定
時間得た情報(例えばディレクトリ情報)を保存してお
き、その間に同一ディレクトリの検索・操作が必要にな
った時、該保存してある情報を用い、これにより、計算
機の負荷を軽減している。
【0008】又、第2の方法は、得た情報を保存してお
き、同一ファイルの検索・操作が必要になった時、保存
してある情報が書き換えられたかどうかをサーバ(ディ
レクトリ情報をディスクのような長期記憶装置に持って
いる計算機)に問い合わせ、書き換えられていなければ
保存してある情報を用い、書き換えられていれば前述の
ステップを踏んでディレクトリの検索・操作を行う。
尚、サーバの受け持つ領域は、ある分岐点(ディレクト
リ)から下のディレクトリ構造部分である。
き、同一ファイルの検索・操作が必要になった時、保存
してある情報が書き換えられたかどうかをサーバ(ディ
レクトリ情報をディスクのような長期記憶装置に持って
いる計算機)に問い合わせ、書き換えられていなければ
保存してある情報を用い、書き換えられていれば前述の
ステップを踏んでディレクトリの検索・操作を行う。
尚、サーバの受け持つ領域は、ある分岐点(ディレクト
リ)から下のディレクトリ構造部分である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記第1、第2の方法
は、ファイルが頻繁に変更されない分散ファイルシステ
ムに有効であるが、ディレクトリ内容が頻繁に書き換え
られる大規模な分散ファイルシステムには適用できな
い。すなわち、頻繁に書き換えられる場合、第1の方法
では、ある計算機から見えるファイルが他の計算機から
見えないというように一貫性を失ってしまい、又、第2
の方法では、ディレクトリ・ファイルの情報を蓄えてい
るサーバに通信が集中して性能が犠牲になるという問題
がある。又、サーバを複数設けて負荷を分担しようとし
ても、サーバが受け持っている部分がある分岐点から下
の階層部分という決め方であるため、融通が効かず、更
に、負荷を減らすために階層ディレクトリをうまく分け
ようとしても困難な問題がある。
は、ファイルが頻繁に変更されない分散ファイルシステ
ムに有効であるが、ディレクトリ内容が頻繁に書き換え
られる大規模な分散ファイルシステムには適用できな
い。すなわち、頻繁に書き換えられる場合、第1の方法
では、ある計算機から見えるファイルが他の計算機から
見えないというように一貫性を失ってしまい、又、第2
の方法では、ディレクトリ・ファイルの情報を蓄えてい
るサーバに通信が集中して性能が犠牲になるという問題
がある。又、サーバを複数設けて負荷を分担しようとし
ても、サーバが受け持っている部分がある分岐点から下
の階層部分という決め方であるため、融通が効かず、更
に、負荷を減らすために階層ディレクトリをうまく分け
ようとしても困難な問題がある。
【0010】以上から本発明の目的は、ディレクトリ内
容が頻繁に書き換えられる大規模な分散ファイルシステ
ムであっても、性能を犠牲にせず、一貫性を維持でき、
しかも、負荷分散を簡単に行うことができる分散ファイ
ルシステムのディレクトリ管理方法を提供することであ
る。
容が頻繁に書き換えられる大規模な分散ファイルシステ
ムであっても、性能を犠牲にせず、一貫性を維持でき、
しかも、負荷分散を簡単に行うことができる分散ファイ
ルシステムのディレクトリ管理方法を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。10はネットワーク、11a〜11dはディ
レクトリを分散管理する複数の計算機、11e,11f
はネットワークに接続された他の計算機である。12a
〜12dはディレクトリ情報を記憶する記憶部である。
図である。10はネットワーク、11a〜11dはディ
レクトリを分散管理する複数の計算機、11e,11f
はネットワークに接続された他の計算機である。12a
〜12dはディレクトリ情報を記憶する記憶部である。
【0012】
【作用】階層ディレクトリ構造における各ディレクトリ
(/,usr,bin, tmp, bing, lib, local, ・・・)の情報を
保存するための計算機11a〜11dをディレクトリ名
称によって決定し、各計算機の記憶手段12a〜12d
に分散保存する。例えば、ルートディレクトリとアルフ
ァベットu〜zで始まる名称を有するディレクトリは計
算機11aに保存するものとし、アルファベットa〜g
で始まる名称を有するディレクトリは計算機11bに保
存するものとし、アルファベットn〜tで始まる名称を
有するディレクトリは計算機11cに保存するものと
し、アルファベットh〜mで始まる名称を有するディレ
クトリは計算機11cに保存するものとし、階層ディレ
クトリ構造におけるディレクトリ(/, usr,・・)を計算
機11aに、ディレクトリ(bin, bing,・・)を計算機1
1bに、ディレクトリ(tmp、・・)を計算機11cに、デ
ィレクトリ(lib, local,・・)を計算機11dそれぞれ
に分散して保存する。かかる状態において、計算機11
eまたは11fにより所定のディレクトリ情報の検索又
は変更操作をするには、従来と同様に該ディレクトリ情
報を保持している計算機を識別し、ついで、識別された
計算機にディレクトリ情報の検索・操作要求を発行す
る。これにより、要求を受けた計算機が該要求に応答し
て検索又は変更操作する。この場合、ディレクトリ情報
をディレクトリ名称に応じた計算機に保存するようにし
たから、階層ディレクトリ構造に関係なく、バラしてデ
ィレクトリを計算機11a〜11dに分散保存でき、こ
れにより、アクセスされるディレクトリが1つの計算機
内のディレクトリに集中せず、分散でき、分散ファイル
システムの性能を向上できる。
(/,usr,bin, tmp, bing, lib, local, ・・・)の情報を
保存するための計算機11a〜11dをディレクトリ名
称によって決定し、各計算機の記憶手段12a〜12d
に分散保存する。例えば、ルートディレクトリとアルフ
ァベットu〜zで始まる名称を有するディレクトリは計
算機11aに保存するものとし、アルファベットa〜g
で始まる名称を有するディレクトリは計算機11bに保
存するものとし、アルファベットn〜tで始まる名称を
有するディレクトリは計算機11cに保存するものと
し、アルファベットh〜mで始まる名称を有するディレ
クトリは計算機11cに保存するものとし、階層ディレ
クトリ構造におけるディレクトリ(/, usr,・・)を計算
機11aに、ディレクトリ(bin, bing,・・)を計算機1
1bに、ディレクトリ(tmp、・・)を計算機11cに、デ
ィレクトリ(lib, local,・・)を計算機11dそれぞれ
に分散して保存する。かかる状態において、計算機11
eまたは11fにより所定のディレクトリ情報の検索又
は変更操作をするには、従来と同様に該ディレクトリ情
報を保持している計算機を識別し、ついで、識別された
計算機にディレクトリ情報の検索・操作要求を発行す
る。これにより、要求を受けた計算機が該要求に応答し
て検索又は変更操作する。この場合、ディレクトリ情報
をディレクトリ名称に応じた計算機に保存するようにし
たから、階層ディレクトリ構造に関係なく、バラしてデ
ィレクトリを計算機11a〜11dに分散保存でき、こ
れにより、アクセスされるディレクトリが1つの計算機
内のディレクトリに集中せず、分散でき、分散ファイル
システムの性能を向上できる。
【0013】又、所定分岐点より下の階層構造部分にお
けるディレクトリ情報を記憶する計算機(サーバ)をネ
ットワークに設け、複数の計算機を該サーバに記憶され
ているディレクトリ情報の検索・操作要求を受け付ける
機能を有するものとして設け、かつ、どの計算機にどの
ディレクトリ情報の検索・操作要求を受け付けさせるか
をディレクトリ名称によって決定する。所定のディレク
トリ情報の検索・操作要求を受け付けた計算機は、要求
されたディレクトリ情報を記憶していない場合には、該
ディレクトリ情報をサーバに問い合わせて検索・変更操
作すると共に、サーバから受け取ったディレクトリ情報
を自分の記憶手段に保存し、要求されたディレクトリ情
報を記憶している場合には、サーバに問い合わせること
なく直ちに検索・変更操作する。このように、サーバに
ある分岐点以下のディレクトリ情報を持たせると共に、
サーバ内のディレクトリ情報の検索・操作要求を受け付
ける複数の計算機を設け、計算機にどのディレクトリ情
報を受け付けさせるかをディレクトリ名称によって決定
しているから、アクセスされる計算機が集中せず、分散
することができ、分散ファイルシステムの性能を向上で
きる。又、サーバを複数設けることによりサーバの負荷
を軽減でき、更に、サーバ内のディレクトリ情報の検索
・操作要求を受け付ける計算機の負荷が増大した時には
該計算機の数を増やし、かつ各計算機に受け持つディレ
クトリ名称を指定することにより簡単に負荷分散ができ
る。
けるディレクトリ情報を記憶する計算機(サーバ)をネ
ットワークに設け、複数の計算機を該サーバに記憶され
ているディレクトリ情報の検索・操作要求を受け付ける
機能を有するものとして設け、かつ、どの計算機にどの
ディレクトリ情報の検索・操作要求を受け付けさせるか
をディレクトリ名称によって決定する。所定のディレク
トリ情報の検索・操作要求を受け付けた計算機は、要求
されたディレクトリ情報を記憶していない場合には、該
ディレクトリ情報をサーバに問い合わせて検索・変更操
作すると共に、サーバから受け取ったディレクトリ情報
を自分の記憶手段に保存し、要求されたディレクトリ情
報を記憶している場合には、サーバに問い合わせること
なく直ちに検索・変更操作する。このように、サーバに
ある分岐点以下のディレクトリ情報を持たせると共に、
サーバ内のディレクトリ情報の検索・操作要求を受け付
ける複数の計算機を設け、計算機にどのディレクトリ情
報を受け付けさせるかをディレクトリ名称によって決定
しているから、アクセスされる計算機が集中せず、分散
することができ、分散ファイルシステムの性能を向上で
きる。又、サーバを複数設けることによりサーバの負荷
を軽減でき、更に、サーバ内のディレクトリ情報の検索
・操作要求を受け付ける計算機の負荷が増大した時には
該計算機の数を増やし、かつ各計算機に受け持つディレ
クトリ名称を指定することにより簡単に負荷分散ができ
る。
【0014】
(a) 第1の実施例 図2は本発明の第1の実施例構成図である。11a〜1
1dは各ディレクトリを分散管理し、ディレクトリ検索
・操作要求を受け付ける複数の計算機、11e,11f
はネットワーク(図示せず)に接続された他の計算機で
ある。12はRAM又はディスク等のディレクトリ情報
記憶部であり、計算機11a〜11dの記憶部12a〜
12dを一体に示している。
1dは各ディレクトリを分散管理し、ディレクトリ検索
・操作要求を受け付ける複数の計算機、11e,11f
はネットワーク(図示せず)に接続された他の計算機で
ある。12はRAM又はディスク等のディレクトリ情報
記憶部であり、計算機11a〜11dの記憶部12a〜
12dを一体に示している。
【0015】計算機11a〜11dの記憶部12a〜1
2dには、図3に示す階層ディレクトリ構造における各
ディレクトリ情報が分散記憶される。どのディレクトリ
情報(/,usr,bin, tmp, bing, local, lib・・・)を
どの計算機11a〜11dに保存するかはディレクトリ
名称によって決定する。図2の例では、ルートディレク
トリとアルファベットu〜zで始まる名称を有するディ
レクトリ(/, usr,・・)は計算機11aに保存し、アル
ファベットa〜gで始まる名称を有するディレクトリ
(bin, bing,・・)は計算機11bに保存し、アルファベ
ットn〜tで始まる名称を有するディレクトリ(tmp、・
・)は計算機11cに保存し、アルファベットh〜mで始
まる名称を有するディレクトリ(lib, local,・・)は計
算機11cに保存する。
2dには、図3に示す階層ディレクトリ構造における各
ディレクトリ情報が分散記憶される。どのディレクトリ
情報(/,usr,bin, tmp, bing, local, lib・・・)を
どの計算機11a〜11dに保存するかはディレクトリ
名称によって決定する。図2の例では、ルートディレク
トリとアルファベットu〜zで始まる名称を有するディ
レクトリ(/, usr,・・)は計算機11aに保存し、アル
ファベットa〜gで始まる名称を有するディレクトリ
(bin, bing,・・)は計算機11bに保存し、アルファベ
ットn〜tで始まる名称を有するディレクトリ(tmp、・
・)は計算機11cに保存し、アルファベットh〜mで始
まる名称を有するディレクトリ(lib, local,・・)は計
算機11cに保存する。
【0016】ディレクトリ情報が図2に示すように各計
算機11a〜11dに分散記憶されている状態におい
て、計算機11eよりパス名/usr/local/xxxで指定さ
れるファイルを利用したい場合には、ファイルxxxの親
ディレクトリlocalを管理する計算機を求める。すなわ
ち、計算機11eはルートディレクトリを管理している
計算機(既知)11aに対して、/usrを見つけるため
にルートディレクトリ/の検索を要求する。
算機11a〜11dに分散記憶されている状態におい
て、計算機11eよりパス名/usr/local/xxxで指定さ
れるファイルを利用したい場合には、ファイルxxxの親
ディレクトリlocalを管理する計算機を求める。すなわ
ち、計算機11eはルートディレクトリを管理している
計算機(既知)11aに対して、/usrを見つけるため
にルートディレクトリ/の検索を要求する。
【0017】計算機11aはルートディレクトリ情報の
検索を行い、子ディレクトリusrを管理する計算機(計
算機11aである)を探し、計算機11eに通知する。
これにより、計算機11eは計算機11aに対して、/
usr/localを見つけるためにディレクトリusrの検索を
要求する。計算機11aは親ディレクトリusrの検索を
行い、子ディレクトリlocalを管理する計算機(計算機
11dである)を探し、計算機11eに通知する。
検索を行い、子ディレクトリusrを管理する計算機(計
算機11aである)を探し、計算機11eに通知する。
これにより、計算機11eは計算機11aに対して、/
usr/localを見つけるためにディレクトリusrの検索を
要求する。計算機11aは親ディレクトリusrの検索を
行い、子ディレクトリlocalを管理する計算機(計算機
11dである)を探し、計算機11eに通知する。
【0018】この通知により、ファイルxxxの親ディレ
クトリlocalを管理する計算機11dが判明するから、
計算機11eは該計算機11dに対してファイルxxxの
検索コマンドを発行し、計算機11dよりファイルxxx
の情報(ファイルxxxを記憶する計算機及び記憶位置を
含んでいる)を得、しかる後、ファイルxxxを記憶する
計算機にアクセスする。以後、ファイルの検索が必要に
なる毎に、上記と同様に目的ファイルの親ディレクトリ
を管理する計算機を探し、しかる後、検索コマンドを発
行するというステップを取る。尚、所定のディレクトリ
情報(例えばbin)の内容を変更(削除、追加等)する場
合にも、上記と同様に該ディレクトリ情報binを管理す
る計算機11bを求め、しかる後、該計算機11bに対
して変更操作コマンドを出し、ディレクトリ情報binに
新たなディレクトリあるいはファイルの情報を追加し、
あるいはディレクトリあるいはファイルを削除する。以
後、ディレクトリの操作が必要になる毎に、上記と同様
にディレクトリを管理する計算機を探し、しかる後、操
作コマンドを発行して変更するというステップを取る。
クトリlocalを管理する計算機11dが判明するから、
計算機11eは該計算機11dに対してファイルxxxの
検索コマンドを発行し、計算機11dよりファイルxxx
の情報(ファイルxxxを記憶する計算機及び記憶位置を
含んでいる)を得、しかる後、ファイルxxxを記憶する
計算機にアクセスする。以後、ファイルの検索が必要に
なる毎に、上記と同様に目的ファイルの親ディレクトリ
を管理する計算機を探し、しかる後、検索コマンドを発
行するというステップを取る。尚、所定のディレクトリ
情報(例えばbin)の内容を変更(削除、追加等)する場
合にも、上記と同様に該ディレクトリ情報binを管理す
る計算機11bを求め、しかる後、該計算機11bに対
して変更操作コマンドを出し、ディレクトリ情報binに
新たなディレクトリあるいはファイルの情報を追加し、
あるいはディレクトリあるいはファイルを削除する。以
後、ディレクトリの操作が必要になる毎に、上記と同様
にディレクトリを管理する計算機を探し、しかる後、操
作コマンドを発行して変更するというステップを取る。
【0019】以上のように第1の実施例では、ディレク
トリ情報をディレクトリ名称に応じた計算機に保存する
ようにしたから、換言すれば、階層ディレクトリ構造に
関係無くディレクトリをバラして計算機11a〜11d
に分散保存するようにしたから、アクセスされるディレ
クトリが1つの計算機内のディレクトリに集中せず、分
散することができ、分散ファイルシステムの性能を向上
できる。
トリ情報をディレクトリ名称に応じた計算機に保存する
ようにしたから、換言すれば、階層ディレクトリ構造に
関係無くディレクトリをバラして計算機11a〜11d
に分散保存するようにしたから、アクセスされるディレ
クトリが1つの計算機内のディレクトリに集中せず、分
散することができ、分散ファイルシステムの性能を向上
できる。
【0020】尚、以上の実施例では、ディレクトリ名称
の先頭文字によって、ディレクトリ情報を分散記憶する
計算機を決定しているが、他のハッシュ関数を使用して
も良いし、名前の代わりにディレクトリID(システム
が持っているディレクトリを区別するための数値であ
り、親ディレクトリを検索してそのディレクトリを見つ
けたときに得られる)を使用しても良い。又、以上で
は、パス名の各構成要素毎に探索を行っているが、例え
ばパス名/usr/ local/xxxで指定されるファイルを見つ
けるために、パス名の最後から2番目の構成要素である
ディレクトリlocalを管理している計算機に対し、ディ
レクトリの検索・操作要求と共に全パス名を直接送り付
けるように構成することもできる。
の先頭文字によって、ディレクトリ情報を分散記憶する
計算機を決定しているが、他のハッシュ関数を使用して
も良いし、名前の代わりにディレクトリID(システム
が持っているディレクトリを区別するための数値であ
り、親ディレクトリを検索してそのディレクトリを見つ
けたときに得られる)を使用しても良い。又、以上で
は、パス名の各構成要素毎に探索を行っているが、例え
ばパス名/usr/ local/xxxで指定されるファイルを見つ
けるために、パス名の最後から2番目の構成要素である
ディレクトリlocalを管理している計算機に対し、ディ
レクトリの検索・操作要求と共に全パス名を直接送り付
けるように構成することもできる。
【0021】(b) 本発明の第2の実施例 図4は本発明の第2の実施例構成図である。11sは階
層ディレクトリ構造の所定分岐点より下の階層構造部分
におけるディレクトリ情報を記憶する計算機(サー
バ)、11a′〜11b′はサーバ11sに記憶されて
いるディレクトリ情報の検索・操作要求を受け付ける計
算機である。どの計算機11a′〜11b′にどのディ
レクトリ情報の検索・操作要求を受け付けさせるかはデ
ィレクトリ名称によって決定する。図4の例では、ルー
トディレクトリとアルファベットa〜mで始まる名称を
有するディレクトリは計算機11a′が受付け、アルフ
ァベットn〜zで始まる名称を有するディレクトリは計
算機11b′が受付けるものとしている。
層ディレクトリ構造の所定分岐点より下の階層構造部分
におけるディレクトリ情報を記憶する計算機(サー
バ)、11a′〜11b′はサーバ11sに記憶されて
いるディレクトリ情報の検索・操作要求を受け付ける計
算機である。どの計算機11a′〜11b′にどのディ
レクトリ情報の検索・操作要求を受け付けさせるかはデ
ィレクトリ名称によって決定する。図4の例では、ルー
トディレクトリとアルファベットa〜mで始まる名称を
有するディレクトリは計算機11a′が受付け、アルフ
ァベットn〜zで始まる名称を有するディレクトリは計
算機11b′が受付けるものとしている。
【0022】11e,11fはネットワーク(図示せ
ず)に接続された他の計算機である。12はRAM、デ
ィスク等のディレクトリ情報記憶部であり、計算機11
a′〜11b′の記憶部12a′〜12b′を一体に示
している。計算機11a′〜11dの記憶部12a′〜
12b′には、ディレクトリ検索・操作要求時にサーバ
11sから受け取ったディレクトリ情報を格納するよう
になっている。12sはサーバ内のディレクトリ情報記
憶部である。
ず)に接続された他の計算機である。12はRAM、デ
ィスク等のディレクトリ情報記憶部であり、計算機11
a′〜11b′の記憶部12a′〜12b′を一体に示
している。計算機11a′〜11dの記憶部12a′〜
12b′には、ディレクトリ検索・操作要求時にサーバ
11sから受け取ったディレクトリ情報を格納するよう
になっている。12sはサーバ内のディレクトリ情報記
憶部である。
【0023】計算機11eよりパス名/usr/local/xxx
で指定されるファイルを利用したい場合には、まず、フ
ァイルxxxの親ディレクトリlocalを管理する計算機を求
める。すなわち、計算機11eはルートディレクトリを
管理している計算機(既知)11a′に対して、/usr
を見つけるためにルートディレクトリ/の検索を要求す
る。計算機11a′は要求されたディレクトリ情報(ル
ートディレクトリ)を記憶していない場合には、該ディ
レクトリ情報をサーバ11sに問い合わせる。そして、
サーバから受け取ったディレクトリ情報を記憶部12
a′に保存すると共に、ルートディレクトリ情報の検索
を行い、子ディレクトリusrを管理する計算機(計算機
11b′である)を探し、計算機11eに通知する。
尚、ルートディレクトリを保存したことにより、以後、
ルートディレクトリの検索要求があっても、サーバに問
い合わせることなく直ちに検索を行って応答することが
できる。
で指定されるファイルを利用したい場合には、まず、フ
ァイルxxxの親ディレクトリlocalを管理する計算機を求
める。すなわち、計算機11eはルートディレクトリを
管理している計算機(既知)11a′に対して、/usr
を見つけるためにルートディレクトリ/の検索を要求す
る。計算機11a′は要求されたディレクトリ情報(ル
ートディレクトリ)を記憶していない場合には、該ディ
レクトリ情報をサーバ11sに問い合わせる。そして、
サーバから受け取ったディレクトリ情報を記憶部12
a′に保存すると共に、ルートディレクトリ情報の検索
を行い、子ディレクトリusrを管理する計算機(計算機
11b′である)を探し、計算機11eに通知する。
尚、ルートディレクトリを保存したことにより、以後、
ルートディレクトリの検索要求があっても、サーバに問
い合わせることなく直ちに検索を行って応答することが
できる。
【0024】計算機11eは計算機11b′に対して、
/usr/localを見つけるためにディレクトリusrの検索
を要求する。計算機11b′は要求されたディレクトリ
usrの情報を記憶していない場合には、該ディレクトリ
情報をサーバ11sに問い合わせる。そして、サーバか
ら受け取ったディレクトリ情報を記憶部12b′に保存
すると共に、ディレクトリ情報usrの検索を行い、子デ
ィレクトリlocalを管理する計算機(計算機11a′で
ある)を探し、計算機11eに通知する。尚、ディレク
トリusrを保存したことにより、以後、ディレクトリusr
の検索要求があっても、サーバに問い合わせることなく
検索を行って応答することができる。
/usr/localを見つけるためにディレクトリusrの検索
を要求する。計算機11b′は要求されたディレクトリ
usrの情報を記憶していない場合には、該ディレクトリ
情報をサーバ11sに問い合わせる。そして、サーバか
ら受け取ったディレクトリ情報を記憶部12b′に保存
すると共に、ディレクトリ情報usrの検索を行い、子デ
ィレクトリlocalを管理する計算機(計算機11a′で
ある)を探し、計算機11eに通知する。尚、ディレク
トリusrを保存したことにより、以後、ディレクトリusr
の検索要求があっても、サーバに問い合わせることなく
検索を行って応答することができる。
【0025】以上により、ファイルxxxの親ディレクト
リlocalを受け持つ計算機の11a′が判明するから、
計算機11eは該計算機11a′に対してファイル/us
r/local/xxxの検索コマンドを発行し、計算機11
a′よりファイルxxxの情報(ファイルxxxを記憶する計
算機及び記憶位置を含んでいる)を得、しかる後、ファ
イルxxxを記憶する計算機にアクセスする。
リlocalを受け持つ計算機の11a′が判明するから、
計算機11eは該計算機11a′に対してファイル/us
r/local/xxxの検索コマンドを発行し、計算機11
a′よりファイルxxxの情報(ファイルxxxを記憶する計
算機及び記憶位置を含んでいる)を得、しかる後、ファ
イルxxxを記憶する計算機にアクセスする。
【0026】所定のディレクトリ情報の内容を変更(削
除、追加等)する場合にも、上記と同様に該ディレクト
リ情報を受け持つ計算機を求め、しかる後、該計算機に
対して変更操作コマンドを出し、ディレクトリ情報を変
更操作する。
除、追加等)する場合にも、上記と同様に該ディレクト
リ情報を受け持つ計算機を求め、しかる後、該計算機に
対して変更操作コマンドを出し、ディレクトリ情報を変
更操作する。
【0027】以後、所定のディレクトリ情報の検索・操
作要求を受け付けた計算機は、要求されたディレクトリ
情報を記憶していない場合には、該ディレクトリ情報を
サーバに問い合わせて検索・変更操作すると共に、サー
バから受け取ったディレクトリ情報を自分の記憶手段に
保存し、要求されたディレクトリ情報を記憶している場
合には、サーバに問い合わせることなく直ちに検索・変
更操作する。
作要求を受け付けた計算機は、要求されたディレクトリ
情報を記憶していない場合には、該ディレクトリ情報を
サーバに問い合わせて検索・変更操作すると共に、サー
バから受け取ったディレクトリ情報を自分の記憶手段に
保存し、要求されたディレクトリ情報を記憶している場
合には、サーバに問い合わせることなく直ちに検索・変
更操作する。
【0028】以上のように、サーバにある分岐点以下の
ディレクトリ情報を持たせ、サーバ内のディレクトリ情
報の検索・操作要求を受け付ける複数の計算機を設け、
計算機にどのディレクトリ情報を受け付けさせるかをデ
ィレクトリ名称によって決定しているから、アクセスさ
れる計算機が集中せず、分散することができ、分散ファ
イルシステムの性能を向上できる。又、サーバを複数設
けることによりサーバの負荷を軽減でき、更に、検索・
操作要求を受け付ける計算機の負荷が増大した時には該
計算機の数を増やし、各計算機に対し受け付けるディレ
クトリ情報名を指定することにより簡単に負荷分散がで
きる。
ディレクトリ情報を持たせ、サーバ内のディレクトリ情
報の検索・操作要求を受け付ける複数の計算機を設け、
計算機にどのディレクトリ情報を受け付けさせるかをデ
ィレクトリ名称によって決定しているから、アクセスさ
れる計算機が集中せず、分散することができ、分散ファ
イルシステムの性能を向上できる。又、サーバを複数設
けることによりサーバの負荷を軽減でき、更に、検索・
操作要求を受け付ける計算機の負荷が増大した時には該
計算機の数を増やし、各計算機に対し受け付けるディレ
クトリ情報名を指定することにより簡単に負荷分散がで
きる。
【0029】図5は検索・操作要求を受け付ける計算機
の負荷が増大して該計算機の数を増やした例であり、図
4と同一部分には同一符号を付している。図4と異なる
のは、 ・検索・操作要求を受け付ける計算機として2
台の計算機11c′,11d′が付加された点、 ・ルートディレクトリとアルファベットa〜gで始まる
名称を有するディレクトリは計算機11a′が受付け、
アルファベットu〜zで始まる名称を有するディレクト
リは計算機11b′が受付け、アルファベットh〜mで
始まる名称を有するディレクトリは計算機11c′が受
付け、アルファベットn〜tで始まる名称を有するディ
レクトリは計算機11d′が受付けるものとしている
点、である。
の負荷が増大して該計算機の数を増やした例であり、図
4と同一部分には同一符号を付している。図4と異なる
のは、 ・検索・操作要求を受け付ける計算機として2
台の計算機11c′,11d′が付加された点、 ・ルートディレクトリとアルファベットa〜gで始まる
名称を有するディレクトリは計算機11a′が受付け、
アルファベットu〜zで始まる名称を有するディレクト
リは計算機11b′が受付け、アルファベットh〜mで
始まる名称を有するディレクトリは計算機11c′が受
付け、アルファベットn〜tで始まる名称を有するディ
レクトリは計算機11d′が受付けるものとしている
点、である。
【0030】以上の実施例では、ディレクトリ名称の先
頭文字によって、検索・操作要求を受け付ける計算機を
決定しているが、他のハッシュ関数を使用しても良い
し、名前の代わりにディレクトリIDを使用しても良い
し、ディレクトリIDと一緒に、そのディレクトリへの
要求を受け付ける計算機のホストアドレスを使用しても
良い。又、以上では、パス名の各構成要素毎に探索を行
っているが、例えばパス名/usr/local/xxxで指定さ
れるファイルを見つけるために、パス名の最後から2番
目の構成要素であるディレクトリlocalを管理している
計算機(図4では11a′,図5では11c′)に対
し、ディレクトリの検索・操作要求と共に全パス名を直
接送り付けるように構成することもできる。以上、本発
明を実施例により説明したが、本発明は請求の範囲に記
載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本
発明はこれらを排除するものではない。
頭文字によって、検索・操作要求を受け付ける計算機を
決定しているが、他のハッシュ関数を使用しても良い
し、名前の代わりにディレクトリIDを使用しても良い
し、ディレクトリIDと一緒に、そのディレクトリへの
要求を受け付ける計算機のホストアドレスを使用しても
良い。又、以上では、パス名の各構成要素毎に探索を行
っているが、例えばパス名/usr/local/xxxで指定さ
れるファイルを見つけるために、パス名の最後から2番
目の構成要素であるディレクトリlocalを管理している
計算機(図4では11a′,図5では11c′)に対
し、ディレクトリの検索・操作要求と共に全パス名を直
接送り付けるように構成することもできる。以上、本発
明を実施例により説明したが、本発明は請求の範囲に記
載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本
発明はこれらを排除するものではない。
【0031】
【発明の効果】以上本発明によれば、ディレクトリ情報
をディレクトリ名称あるいはディレクトリIDに応じた
計算機に保存するようにしたから、換言すれば、階層デ
ィレクトリ構造に関係無くディレクトリをバラして複数
の計算機に分散保存するようにしたから、アクセスされ
るディレクトリが1つの計算機内のディレクトリに集中
せず、分散することができ、分散ファイルシステムの性
能を向上できる。
をディレクトリ名称あるいはディレクトリIDに応じた
計算機に保存するようにしたから、換言すれば、階層デ
ィレクトリ構造に関係無くディレクトリをバラして複数
の計算機に分散保存するようにしたから、アクセスされ
るディレクトリが1つの計算機内のディレクトリに集中
せず、分散することができ、分散ファイルシステムの性
能を向上できる。
【0032】又、本発明によれば、サーバにある分岐点
以下のディレクトリ情報を持たせ、サーバ内のディレク
トリ情報の検索・操作要求を受け付ける複数の計算機を
設け、計算機にどのディレクトリ情報を受け付けさせる
かをディレクトリ名称によって決定するように構成した
から、アクセスされる計算機が集中せず、分散すること
ができ、分散ファイルシステムの性能を向上できる。
又、サーバを複数設けることによりサーバの負荷を軽減
でき、更に、サーバ内のディレクトリ情報の検索・操作
要求を受け付ける計算機の負荷が増大した時にはその計
算機の数を増やし、各計算機に対し受け持つディレクト
リ名称を割り当てることにより簡単に負荷分散すること
ができる。
以下のディレクトリ情報を持たせ、サーバ内のディレク
トリ情報の検索・操作要求を受け付ける複数の計算機を
設け、計算機にどのディレクトリ情報を受け付けさせる
かをディレクトリ名称によって決定するように構成した
から、アクセスされる計算機が集中せず、分散すること
ができ、分散ファイルシステムの性能を向上できる。
又、サーバを複数設けることによりサーバの負荷を軽減
でき、更に、サーバ内のディレクトリ情報の検索・操作
要求を受け付ける計算機の負荷が増大した時にはその計
算機の数を増やし、各計算機に対し受け持つディレクト
リ名称を割り当てることにより簡単に負荷分散すること
ができる。
【0033】更に、本発明によれば、ディレクトリ名称
によって検索・操作要求を受け付ける計算機を区別する
場合には、パス名の最後から2番目の構成要素であるデ
ィレクトリ、換言すれば目的ファイルの親ディレクトリ
の名前から目的ファイルを管理している計算機を識別
し、該計算機にディレクトリの検索・操作要求と共に全
パス名を送り付け、後の検索は相手計算機に任せるよう
にすれば、パス名の各構成要素に対して検索要求を出す
必要がなく、処理時間の短縮が可能となる。
によって検索・操作要求を受け付ける計算機を区別する
場合には、パス名の最後から2番目の構成要素であるデ
ィレクトリ、換言すれば目的ファイルの親ディレクトリ
の名前から目的ファイルを管理している計算機を識別
し、該計算機にディレクトリの検索・操作要求と共に全
パス名を送り付け、後の検索は相手計算機に任せるよう
にすれば、パス名の各構成要素に対して検索要求を出す
必要がなく、処理時間の短縮が可能となる。
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例構成図である。
【図3】階層ディレクトリ構造(木構造)を持つファイ
ルの説明図である。
ルの説明図である。
【図4】本発明の別の実施例構成図である。
【図5】負荷が増加した場合の本発明の変形例である。
【図6】従来の分散ファイルシステムの構成図である。
10 ネットワーク 11a〜11d ディレクトリを分散管理する複数の計
算機 11e,11f 計算機 12a〜12d ディレクトリ情報記憶部
算機 11e,11f 計算機 12a〜12d ディレクトリ情報記憶部
Claims (4)
- 【請求項1】 ネットワーク(10)に接続された複数の計
算機(11a〜11d)に、階層ディレクトリ構造における各デ
ィレクトリ情報を分散して保存する分散ファイルシステ
ムのディレクトリ管理方法において、 各ディレクトリ情報を保存するための計算機(11a〜11d)
をディレクトリの識別名によって決定し、 各ディレクトリ情報をそのディレクトリ識別名に対応す
る計算機の記憶手段(12a〜12d)に分散保存し、 ディレクトリ情報の検索または変更等の操作要求を受け
付けた計算機(11a〜11d)は、該要求に応答して自分が保
持しているディレクトリ情報の検索又は変更等の操作を
実行することを特徴とする分散ファイルシステムにおけ
るディレクトリ管理方法。 - 【請求項2】 ネットワークに接続された複数の計算機
に、階層ディレクトリ構造における各ディレクトリ情報
を分散して保存する分散ファイルシステムのディレクト
リ管理方法において、 ディレクトリ情報を記憶する計算機(サーバ)と、該サ
ーバ(11s)に記憶されているディレクトリ情報の検索又
は変更等の操作要求を受け付ける複数の計算機(11a′〜
11d′)を設けると共に、 ディレクトリ情報の検索又は操作要求を受ける計算機(1
1a′〜11d′)をディレクトリの識別名によって決定し、 ディレクトリ情報の検索又は操作要求を受け付ける計算
機(11a′〜11d′)は、要求されたディレクトリ情報を持
っていない場合には、該ディレクトリ情報をサーバ(11
s)に問い合わせて検索又は変更等の操作をすると共に、
サーバから受け取ったディレクトリ情報を自分の記憶手
段(12a′〜12d′)に保存し、 要求されたディレクトリ情報を持っている場合には、サ
ーバに問い合わせることなく直ちに検索又は変更等の操
作をすることを特徴とする分散ファイルシステムにおけ
るディレクトリ管理方法。 - 【請求項3】 前記識別名は、ディレクトリの名称また
はシステムが持っているディレクトリを区別するための
ディレクトリ識別子であることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2記載の分散ファイルシステムにおけるディ
レクトリ管理方法。 - 【請求項4】 パス名の最後から2番目の構成要素であ
るディレクトリを管理している計算機に対し、ディレク
トリの検索又は変更等の操作要求と共に全パス名を渡す
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の分散フ
ァイルシステムにおけるディレクトリ管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4033638A JPH05233417A (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 分散ファイルシステムのディレクトリ管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4033638A JPH05233417A (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 分散ファイルシステムのディレクトリ管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05233417A true JPH05233417A (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=12391999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4033638A Withdrawn JPH05233417A (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 分散ファイルシステムのディレクトリ管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05233417A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1153322A (ja) * | 1997-07-31 | 1999-02-26 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | オブジェクト探索取得方法並びに探索サーバ及び記録媒体 |
JP2003050733A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-21 | Toshiba Corp | ファイルサーバシステムおよびその制御方法 |
JP2005215715A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Hitachi Ltd | 動的負荷分散方法 |
-
1992
- 1992-02-20 JP JP4033638A patent/JPH05233417A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1153322A (ja) * | 1997-07-31 | 1999-02-26 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | オブジェクト探索取得方法並びに探索サーバ及び記録媒体 |
JP2003050733A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-21 | Toshiba Corp | ファイルサーバシステムおよびその制御方法 |
JP2005215715A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Hitachi Ltd | 動的負荷分散方法 |
JP4547162B2 (ja) * | 2004-01-27 | 2010-09-22 | 株式会社日立製作所 | 動的負荷分散方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |