JPH09288229A - レンズの支持構造 - Google Patents

レンズの支持構造

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JPH09288229A
JPH09288229A JP8184792A JP18479296A JPH09288229A JP H09288229 A JPH09288229 A JP H09288229A JP 8184792 A JP8184792 A JP 8184792A JP 18479296 A JP18479296 A JP 18479296A JP H09288229 A JPH09288229 A JP H09288229A
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lens
barrel
lens barrel
shutter
cylindrical lens
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博 野村
Kazuyoshi Azegami
和義 畔上
Hiromitsu Sasaki
啓光 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】取り付け位置を設定でき、取り付け時の調整が
可能なレンズの支持構造を提供する。 【解決手段】レンズを固定した円筒状レンズ枠を挿入す
る円形開口のレンズ支持筒20、このレンズ支持筒の円
形開口の前面周縁と対向する円筒状レンズ枠に形成した
外方フランジ34j、円筒状レンズ枠の外方フランジと
レンズ支持筒の間に挟着されるOリング81、円筒状レ
ンズ枠の外周面とレンズ支持筒の円形開口の内周面のう
ち一方に形成した複数の径方向突起20c、および円筒
状レンズ枠の外周面とレンズ支持筒の円形開口の内周面
のうちいずれか他方に形成した、上記の径方向突起を通
過させる径方向溝34fと、この径方向溝に連通する周
方向の抜け止め壁34hを備え、上記の径方向突起と径
方向溝は、位置を合致させたとき径方向突起と抜け止め
壁は、Oリングを圧縮した状態で円筒状レンズ枠とレン
ズ支持筒を相対回転させるとき互いに係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、レンズの支持構造に関す
る。
【0002】
【従来技術及びその問題点】例えば、レンズ構成が前群
レンズと後群レンズからなるズームレンズには、この前
群レンズを保持するレンズ枠を、カメラボディから繰り
出される移動鏡筒に固定したシャッタユニットに螺合さ
せることで該移動鏡筒に支持するものや、この移動鏡筒
に直接固定するものがある。この固定方法として、従来
よりビス止め、接着材等を用いていた。
【0003】しかしながら、上述の方法によると、組み
立て時の調整が困難になるという問題があった。取り付
ける時に調整ができないと、組み立て精度の維持が困難
となる場合があり、また遮光部材、防水部材等を組み込
んだときは遮光性、防水性等の確保が困難となる。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の問題意識に基づき、取
り付け位置を正確に設定でき、かつ取り付け時の調整が
可能なレンズの支持構造を提供することを目的とする。
【0005】
【発明の概要】上記目的を達成するための本発明は、レ
ンズを固定した円筒状レンズ枠、この円筒状レンズ枠を
挿入する円形開口を有するレンズ支持筒、このレンズ支
持筒の円形開口の前面周縁と対向する、上記円筒状レン
ズ枠に形成した外方フランジ、上記円筒状レンズ枠の外
方フランジとレンズ支持筒の前面周縁との間に挟着され
るOリング、上記円筒状レンズ枠の外周面とレンズ支持
筒の円形開口の内周面のうちいずれか一方に形成した複
数の径方向突起、および上記円筒状レンズ枠の外周面と
レンズ支持筒の円形開口の内周面のうちいずれか他方に
形成した、上記複数の径方向突起を通過させる径方向溝
と、この径方向溝に連通する周方向の抜け止め壁、を備
え、上記複数の径方向突起と径方向溝は、その位置を合
致させたとき上記Oリングを圧縮する方向の円筒状レン
ズ枠とレンズ支持筒の相対移動を許し、かつ該複数の径
方向突起と抜け止め壁は、Oリングを圧縮した状態で該
円筒状レンズ枠とレンズ支持筒を相対回転させたとき互
いに係合することを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図示実施形態に基づいて本発
明を説明する。この実施形態は、図13に示すレンズシ
ャッタ式ズームレンズカメラに本発明を適用したもので
あり、最初に、この図13について、このズームレンズ
カメラの概念を説明する。レンズ構成は、前群レンズL
1と後群レンズL2の2群である。
【0007】カメラ本体には、全体移動モータ制御手段
60、後群移動モータ制御手段61、ズーム操作手段6
2、シャッタレリーズ手段63、測距装置64、測光装
置65、及びAEモータ制御手段66が設けられてい
る。
【0008】全体移動モータ制御手段60は、カメラボ
ディに設けたズームレバー等のズーム操作手段62が操
作されたとき、全体移動モータ25に対し、前群レンズ
L1と後群レンズL2からなるズームレンズをワイド側
からテレ側に移動させるための移動指令、またはテレ側
からワイド側に移動させるための移動指令を与える。撮
影者によるズーム操作手段62の操作によって、焦点距
離が変更され、任意の焦点距離に設定される。ファイン
ダ視野の像倍率は、ズーム操作手段62による焦点距離
変化に連動して変化される。よって撮影者は、ズーム操
作手段62の操作による焦点距離変化を、ファインダ視
野の像倍率変化を観察することで知ることができる。ま
た、ズーム操作手段62の操作によって設定される焦点
距離は、例えば、LCD表示パネル(図示せず)に表示
される数値により認識することができる。
【0009】全体移動モータ制御手段60はまた、シャ
ッタレリーズ手段63が操作されたとき、後群移動モー
タ制御手段61を介して駆動される後群移動モータ30
とともに全体移動モータ25を駆動して、被写体にズー
ムレンズを合焦させる。シャッタレリーズ手段63は、
レリーズボタンから構成されるもので、その一段押しで
測距装置64への測距指令と測光装置65への測光指令
を与え、二段押しで、合焦動作させるとともに、AEモ
ータ制御手段66を介してAF/AEシャッタユニット
21のシャッタ27を動作させる。シャッタ27は、測
光装置65からの測光出力を受けて、そのシャッタ羽根
27aを所定時間開放する。
【0010】ズーム操作手段62は、操作されると、全
体移動モータ25を駆動して前群レンズL1と後群レン
ズL2を一体に移動させる。この移動と同時に後群移動
モータ制御手段61を介して後群移動モータ30を動作
させてもよいが、本ズームレンズカメラにおいて重要な
点は、ズーム操作手段62による前群レンズL1と後群
レンズL2の移動は、焦点の位置を移動させることなく
焦点距離を連続的に変化させる従来のズーミングの概念
では行なわないということである。つまり、ズーム操作
手段62が操作されたとき、 全体移動モータ25のみを動作させて、前群レンズL
1と後群レンズL2を両者の空気間隔を変化させること
なく前後に移動させる態様、及び、 全体移動モータ25と後群移動モータ30の双方を動
作させて、前群レンズL1と後群レンズL2を両者の空
気間隔を変化させながら移動させる態様、とが可能であ
る。
【0011】の態様では、特定距離の被写体に常時ピ
ントが合うことはあり得ないが、撮影光学系による像を
観察する訳ではない本カメラのようなレンズシャッタ式
カメラでは、シャッタレリーズ時にピントが合えばよい
から全く問題がない。また、の態様では、焦点位置の
移動を許容しつつ、前群レンズL1と後群レンズL2を
移動させ、シャッタレリーズ時に全体移動モータ25と
後群移動モータ30の双方を動作させてピントを合わせ
る。
【0012】ズーム操作手段62の操作に応じて上記
またはの何れかの制御態様を実行した後、ズーム操作
手段62によって設定される焦点距離の少なくとも一部
の焦点距離域においてシャッタレリーズ手段63が操作
されたとき、全体移動モータ25と後群移動モータ30
の双方を動作させて被写体に合焦させる。このときの全
体移動モータ25と後群移動モータ30による前群レン
ズL1と後群レンズL2の移動量は、測距装置64によ
る被写体距離情報によって得られる移動量だけでなく、
ズーム操作手段62によって設定される焦点距離情報に
よって得られる移動量を加味して決定される。このよう
に、シャッタレリーズ手段63が操作されたとき、全体
移動モータ25と後群移動モータ30の双方を動作させ
て合焦動作を行わせると、レンズ位置の制御に自由度が
生れ、その制御が容易になる。
【0013】なお、理論的には、ズーム操作手段62の
操作時には、全体移動モータ25と後群移動モータ30
のいずれも動作させずに単にファインダの視野倍率と焦
点距離情報だけを変化させ、シャッタレリーズ手段63
が操作されたときに、その焦点距離情報と測距装置64
による被写体距離情報とにより全体移動モータ25と後
群移動モータ30を同時に動作させて、その焦点距離情
報と被写体距離情報によって一義的に決定される位置に
前群レンズL1と後群レンズL2を移動させることもで
きる。
【0014】次に、主に図11と図12を用いて、上記
概念のズームレンズ鏡筒を具体的にした実施形態を説明
する。本ズームレンズ鏡筒10の概略構成と動作を最初
に説明すると、前方から順に、第1移動鏡筒20(レン
ズ支持筒)、第2移動鏡筒19、第3移動鏡筒16、及
び固定鏡筒ブロック12が備えられている。第3移動鏡
筒16は、固定鏡筒ブロック12の筒状部に螺合され、
回動とともに光軸方向に進退する。第3移動鏡筒16
は、光軸方向に一体に移動する、回転を規制された直進
案内筒17を内方に有し、第2移動鏡筒19はこの直進
案内筒17に対して相対回転しながら光軸方向に進退す
る。第1移動鏡筒20は、回転を規制されていて、第2
移動鏡筒19に対する相対回転により光軸方向に進退す
る。全体移動モータ25は、固定鏡筒ブロック12に固
定され、AEモータ29と後群移動モータ30を搭載し
たシャッタ取付台40は、第1移動鏡筒20に固定され
ている。前群レンズL1は、前群レンズ支持筒34(円
筒状レンズ枠)に支持された正のパワーを有するレンズ
であり、後群レンズL2は、レンズ支持筒50に支持さ
れた負のパワーを有するレンズである。
【0015】カメラボディのアパーチャ板14の前方に
固定される固定鏡筒ブロック12は、その筒状部の内周
面に、雌ヘリコイド12aと、光軸Oと平行な複数の直
進案内溝12bとを有している。この複数の直進案内溝
12bの1つには、その底部に、所定のパターンを有す
るコード板13aが固定されている。このコード板13
aは、固定鏡筒ブロック12の外方に位置するフレキシ
ブルプリント基板13の一部として構成されている。ア
パーチャ板14は、フィルムへの露光領域を決定するア
パーチャ14aを有する。
【0016】固定鏡筒ブロック12の筒状部には、径方
向外方に膨出しかつ光軸方向に延びるギヤ収納部12c
が形成されている(図7参照)。このギヤ収納部12c
には、光軸方向に長い駆動ピニオン15が回転自在に収
納されている。この駆動ピニオン15はその軸7の両端
部を、固定鏡筒ブロック12に設けた支持孔4とギヤ支
持板31に設けた支持孔31aにそれぞれ回転自在に支
持されている。この駆動ピニオン15の歯面は、固定鏡
筒ブロック12の内周面に突出している。
【0017】固定鏡筒ブロック12の内周には、第3移
動鏡筒16が螺合されている。この第3移動鏡筒16
は、内周面に、光軸方向に延びる複数の直進案内溝16
cを有し、後端部外周に、固定鏡筒ブロック12の雌ヘ
リコイド12aと噛み合う雄ヘリコイド16aと、駆動
ピニオン15と噛み合う外周ギヤ16b(図6参照)と
を有している。駆動ピニオン15は、第3移動鏡筒16
の光軸方向の全移動域において、この外周ギヤ16と噛
み合う軸方向長さを有する。
【0018】第3移動鏡筒16の内周には、直進案内筒
17が、この第3移動鏡筒16と光軸方向に一体に移動
可能かつ光軸回りに相対回転可能に支持されている。直
進案内筒17は、後部外周に、径方向外方に突出する複
数の係合突起17cを備えた後端フランジ部17dと、
この後端フランジ部17dの前方にやや隙間を開けて設
けた、該フランジ部17dより小径の抜止フランジ部1
7eとを有している。この抜止フランジ部17eの周方
向に、複数の切欠部17fが形成されている。第3移動
鏡筒16は、後端部内周に、径方向内方に突出する複数
の係合突起16d(図11参照)を有し、この係合突起
16dを上記切欠部17fから挿入して両フランジ部1
7d、17e間の隙間に位置させ、直進案内筒17に対
し相対回転することにより該直進案内筒17と結合して
いる。直進案内筒17の後端面には、アパーチャ14a
と略同形の開口23aを有するアパーチャ板23が固定
されている。係合突起17cは、固定鏡筒ブロック12
の光軸Oと平行な直進案内溝12bに摺動自在に係合さ
れており、回転を規制されている。係合突起17cの1
つである係合突起17c′には、コード板13aと摺接
してズーミング時の焦点距離に対応する信号を発生させ
るための接触端子9が固定されている。
【0019】直進案内筒17にはまた、その内周面に、
光軸Oと平行な複数の直進案内溝17aと、この案内筒
17の周壁を貫通しかつ円周方向及び光軸方向に対して
傾斜する複数のリード溝17bとが形成されている。
【0020】直進案内筒17の内周には、第2移動鏡筒
19が嵌合されている。この第2移動鏡筒19は、内周
面に、リード溝17bとは逆傾斜の複数のリード溝19
cを有し、後端部外周に、径方向外方に突出する複数の
断面台形状のフォロア突起19aと、このフォロア突起
19a上に位置するフォロアピン18とを有する。この
フォロアピン18は、リング部材18aと、このリング
部材18aをフォロア突起19a上に支持する中心固定
ねじ18bとからなっている。フォロア突起19aは、
直進案内筒17のリード溝17bに摺動可能に嵌まり、
フォロアピン18は、第3移動鏡筒16の直進案内溝1
6cに摺動可能に嵌まる。よって、第3移動鏡筒16が
回転すると、第2移動鏡筒19が回転しながら光軸方向
に直進移動する。
【0021】第2移動鏡筒19の内周には、第1移動鏡
筒20が嵌合されている。この第1移動鏡筒20は、後
端部外周に備えた複数のフォロアピン24を、対応する
内周リード溝19cに係合させ、かつ直進案内部材22
により直進案内されている。この直進案内部材22は、
図1と図2に示すように、環状部22aと、この環状部
22aから光軸方向に延びる一対の案内脚部22bと、
環状部22aの径方向外方に突出させた、直進案内溝1
7aに摺動自在に係合する複数の係合突起28とを有
し、第1移動鏡筒20の内周面とAF/AEシャッタユ
ニット21の間に案内脚部22bを直進案内可能に挿入
している。
【0022】また直進案内部材22の環状部22aは、
第2移動鏡筒19の後端部に、光軸方向に一体に移動可
能かつ光軸回りに相対回転可能に結合されている。この
直進案内部材22は、後部外周に、径方向外方に突出す
る複数の係合突起28を備えた後端フランジ部22d
と、この後端フランジ部22dの前方にやや隙間を開け
て設けた、該フランジ部22dより小径の抜止フランジ
部22cを有し、この抜止フランジ部22cの周方向
に、複数の切欠部22eを有している(図1、図2参
照)。第2移動鏡筒19は、後端部内周に、径方向内方
に突出する複数の係合突起19b(図11参照;同図中
に一つのみ表れている)を有し、この係合突起19bを
上記切欠部22eから挿入して両フランジ部22c、2
2d間の隙間に位置させ、直進案内部材22に対し相対
回転することにより該直進案内部材22と結合してい
る。上記構成により、第1移動鏡筒20は、第2移動鏡
筒19が正逆に回転するとき、回転を規制されたまま、
該第2移動鏡筒19に対して光軸方向前後に直進移動す
る。
【0023】本ズームレンズ鏡筒10では、ズームレン
ズの防水化、シャッタユニット構造の合理化、或はスペ
ース有効利用等の実現のため、前群レンズL1を支持し
た前群レンズ支持筒34を第1移動鏡筒20にバヨネッ
ト方式で固定し、後群レンズL2を、AF/AEシャッ
タユニット21の本体側に吊られるように構成し、該レ
ンズ支持筒34と移動鏡筒20の間に、付勢手段であり
防水手段でもあるOリング81を介在させている。この
ような構造において後群レンズL2に対する前群レンズ
L1の光学的な位置精度を確保するため、本ズームレン
ズ鏡筒10では、前群レンズ支持筒34と第1移動鏡筒
20との間だけでなく、この前群レンズ支持筒34と、
AE機能を有するシャッタ27を搭載したシャッタ取付
台40との間にも位置決め部を設けている。この位置決
め部は、シャッタ取付台40に形成した中心孔40d
と、前群レンズ支持筒34の後端部に形成した嵌合部3
4aとから構成されている。この位置決め部に関しては
後に詳述する。
【0024】この第1移動鏡筒20の前端部には、バリ
ヤ48a、48bを備えたバリア装置35が装着され、
内周面には、3枚のシャッタ羽根27a(図5)からな
るシャッタ27を備えたAF/AEシャッタユニット2
1が嵌合固定されている。このAF/AEシャッタユニ
ット21は、シャッタ取付台40の外周部に等角度間隔
で形成した複数の固定孔40a(図3)を有している。
上記複数のフォロアピン24は、このAF/AEシャッ
タユニット21の固定手段を兼ねており、第1移動鏡筒
20に形成したピン孔20aと、この固定孔40aに、
このフォロアピン24が嵌入固定されて、このシャッタ
ユニット21が第1移動鏡筒20に固定されている(図
4参照)。フォロアピン24は例えば接着、ねじ止め等
の手段で固定できる。なお、41は、第1移動鏡筒20
の前端部に固定される飾り板である。
【0025】AF/AEシャッタユニット21は、図5
と図12に示されるように、シャッタ取付台40と、こ
のシャッタ取付台40の後部に固定されるシャッタ羽根
支持環46と、このシャッタ取付台40に対して相対移
動自在に支持されるレンズ支持筒50(後群レンズL
2)とを有している。このシャッタ取付台40には、前
群レンズL1とAEモータ29と後群移動モータ30が
支持されている。このシャッタ取付台40は、前群レン
ズ支持筒34を挿通させる撮影開口40dを備えた環状
部と、この環状部から後方に向けて延出された3つの脚
部40bとを有している。この3つの脚部40b間の隙
間のうち2箇所は、直進案内部材22の一対の案内脚部
22bをそれぞれ摺動自在に係合させて移動ガイドする
直進案内部40cとして構成されている。
【0026】シャッタ取付台40にはさらに、AEモー
タ29の回転をシャッタ27に伝えるAEギヤ列45
と、後群移動モータ30の回転をスクリューシャフト4
3に伝えるレンズ駆動ギヤ列42と、フレキシブルプリ
ント基板6に接続されたフォトインタラプタ56、57
と、円周方向に多数のスリットを備えた回転板58、5
9とが支持されている。上記フォトインタラプタ57と
回転板59によって、後群移動モータ30の回転を検知
する後群移動モータ用エンコーダが構成され、フォトイ
ンタラプタ56と回転板58によって、AEモータ29
の回転を検知するAEモータ用エンコーダが構成されて
いる。
【0027】シャッタ取付台40とこの取付台40に固
定したシャッタ羽根支持環46の間に、上記シャッタ2
7と、このシャッタ27の3枚のシャッタ羽根27aを
枢支する支持部材47と、シャッタ羽根27aに回動力
を付与する環状駆動部材49とが位置している。環状駆
動部材49は、3枚のシャッタ羽根27aにそれぞれ係
合する3つの操作突起49aを等角度間隔で備えてい
る。シャッタ羽根支持環46は、前壁部に、撮影開口4
6aと、この撮影開口46aの周囲に等角度間隔で設け
た3つの支持孔46bを有し、外周部に、直進案内部4
0cから露出して上記一対の案内脚部22bの内周面を
摺動自在に支持する撓み規制面46cを有している(図
9、図10参照)。
【0028】また、シャッタ羽根支持環46の前方に位
置する支持部材47は、撮影開口46aに対向する撮影
開口47aと、3つの支持孔46bとそれぞれ対向する
3つの軸部47b(図5に一箇所のみ示す)とを有して
いる。3枚のシャッタ羽根27aはそれぞれ、一端部
に、軸部47bを挿通させる軸孔27bを有し、他端部
に、撮影開口46a、47aを遮蔽する遮蔽部を有し、
該一端部と他端部の間に、上記操作突起49aを挿通さ
せる長孔27cを有している。上記支持部材47は、シ
ャッタ羽根27aをそれぞれ支持した各軸部47bを、
シャッタ羽根支持環46の対応する支持孔46bに嵌合
させた状態で、このシャッタ羽根支持環46に固定され
ている。
【0029】環状駆動部材49は、外周部に、ギヤ列4
5からの回転を受けるギヤ部49bを有する。また支持
部材47は、3つの軸部47bと近接する位置に、円周
方向に沿う3つの円弧溝47cを有している。環状駆動
部材49の上記3つの操作突起49aは、該3つの円弧
溝47cを貫通して、各シャッタ羽根27aの長孔27
cに係合している。シャッタ羽根支持環46は、これら
環状駆動部材49、支持部材47及びシャッタ27を支
持した状態でシャッタ取付台40の後方側から挿入さ
れ、このシャッタ取付台40にねじ止めされている。
【0030】シャッタ羽根支持環46の後方には、シャ
ッタ取付台40にスライドシャフト51、52を介して
相対移動自在に支持されたレンズ支持筒50が配置され
ている。シャッタ取付台40とレンズ支持筒50は、ス
ライドシャフト51に嵌合されたコイルばね3によって
互いに離れる方向に移動付勢されており、これにより両
者間のガタが除去されている。また、上記ギヤ列42に
備えられた駆動ギヤ42aは、軸方向の移動が規制され
ており、その内周に雌ねじが形成されている。この雌ね
じに、レンズ支持筒50に一端部を固定されたスクリュ
ーシャフト43が螺合しており、これら駆動ギヤ42a
とスクリューシャフト43とにより送りねじ機構が構成
されている。よって、後群移動モータ30が回転駆動し
て駆動ギヤ42aが正逆いずれかに回転すると、スクリ
ューシャフト43がこの駆動ギヤ42aに対して進退
し、レンズ支持筒50つまり該支持筒50に支持した後
群レンズL2が前群レンズL1に対して相対移動する。
【0031】シャッタ取付台40の前部には、このシャ
ッタ取付台40に支持した上記モータ29、30等を押
える押え部材53、55がねじ止めされている。シャッ
タ取付台40に一端部を固定された上記フレキシブルプ
リント基板6には、モータ29、30、及びフォトイン
タラプタ56、57が接続されている。第1〜第3移動
鏡筒20、19、16及びAF/AEシャッタユニット
21等を組立てた状態において、直進案内筒17の後端
面にアパーチャ板23が固定され、また固定鏡筒ブロッ
ク12の前端部に、環状の抜止め部材33が嵌着されて
いる。
【0032】本実施形態では、前群レンズL1と後群レ
ンズL2をそれぞれ、AF/AEシャッタユニット21
の構成部材の1つとし、該ユニット21に、AEモータ
29と後群移動モータ30を搭載している。この構成に
よると、前群レンズL1と後群レンズL2の支持構造及
び駆動構造を単純化できるという利点があるが、前群レ
ンズL1と後群レンズL2のうちの少なくとも一方を、
シャッタ取付台40、環状駆動部材49、支持部材4
7、シャッタ27及びシャッタ羽根押え環46等を備え
たAF/AEシャッタユニット21とは別部材とし、該
ユニットとは別の支持部材に支持しても、本ズームレン
ズは成立する。
【0033】以下に、本発明を適用した前群レンズの支
持装置を図11、及び図14乃至図19に基づいてにつ
いて説明する。第1移動鏡筒(レンズ支持筒)20は、
前部内周側に、該鏡筒20と一体に形成した、前群レン
ズ支持筒(前群レンズ筒)34の前端部分を嵌合させる
中心孔20を有する内方フランジ20b(図11、図1
4参照)を備えている。この中心孔20eは、嵌合され
た前群レンズ支持筒34の前端部分の径方向移動を規制
して、第1移動鏡筒20に対する前群レンズL1の主に
径方向での位置を定める。この内方フランジ20bの内
周縁部には、3つの係合爪20c(径方向突起)が等角
度間隔(図14、図18、図19参照)で形成されてい
る。この係合爪20cは、前群レンズ支持筒34の切欠
34f(径方向溝)から円周溝部34gに向けて挿入さ
れた後、支持筒34と第1移動鏡筒20が相対回転され
ることで係合鉤部34h(抜け止め壁)に係合する。内
方フランジ20bの内周縁部においての中心孔20eの
前部には、前群レンズ支持筒34の外方フランジ34j
(外方フランジ)とでOリング81を挟持する環状部2
0d(レンズ支持筒の前面周縁)が形成されている。
【0034】第1移動鏡筒20の内面にフォロアピン2
4を介して固定された、AF/AEシャッタユニット2
1を構成する部材の1つであるシャッタ取付台(シャッ
タ取付筒)40は、環状部(内方フランジ)40fに、
前群レンズ支持筒34の後端部分を嵌合させる中心孔4
0dを備えている。この中心孔40dは、前群レンズ支
持筒34の後端に形成されかつ該中心孔40dに嵌合さ
れた嵌合部34aの径方向移動を規制し、第1移動鏡筒
20とシャッタ取付台40に共に支持された後群レンズ
L2に対する、前群レンズL1の主に径方向での光学的
位置を定める。
【0035】図15に示すように、前群レンズ支持筒3
4は、その前端近傍に、第1移動鏡筒20の中心孔20
eに嵌合する、該中心孔20eより僅かに小径の環状の
嵌合部34eを有している。前群レンズ支持筒34はま
た、その後端に、シャッタ取付台40の中心孔40dに
嵌合する、該中心孔40dより僅かに小径の環状の上記
嵌合部34aを有し、これら嵌合部34eと嵌合部34
aの間に、嵌合部34eより小径でAEモータ29等の
内方側に挿通される挿通部34cを有している。前群レ
ンズ支持筒34の後端部には、内方に嵌合した前群レン
ズL1の後面に当接する内方フランジ34b(図11参
照)が形成されている。上記嵌合部34aは、AEモー
タ29の内面29aより内周側に位置する中心孔40d
に嵌合するために、挿通部34cより小径に構成されて
いる。前群レンズ支持筒34は、嵌合部34eの前方側
に、Oリング81を嵌着させる円周溝部34gと、この
嵌合部34eより大径の外方フランジ34jを順に有し
ている。また嵌合部34eには、3つの係合爪20cを
それぞれ通過させる3つの切欠34fと、各切欠34に
隣接する3つの係合鉤部34hとが形成されている。こ
れら3つの係合爪20c、3つの切欠34fおよび3つ
の係合鉤部34hは、等角度間隔で設けられている。ま
た、互いに隣接する切欠34fと係合鉤部34hとは、
図15に示すように周方向で連通している。上記Oリン
グ81は、外方フランジ34jを内方フランジ20bか
ら離れる方向に移動付勢して、係合鉤部34hと係合爪
20cとの係合状態を維持するとともに、第1移動鏡筒
20と前群レンズ支持筒34間の水密を保持して両者間
を防水化させる。
【0036】前群レンズ支持筒34はまた、嵌合部34
e、外方フランジ34j等の内周側に雌ねじ部34iを
有している。この雌ねじ部34iには、この前群レンズ
支持筒34に嵌合した前群レンズL1を該支持筒34に
固定するためのレンズ押え環80の雄ねじ部80aが螺
合している。このレンズ押え環80は、前群レンズL1
の前面の周縁部に略面接触で当接する環状当接面80b
を有している。この環状当接面80bには防水コート材
が塗布されており、前群レンズ支持筒34と前群レンズ
L1間の防水性能が高められている。
【0037】このような構成の前群レンズの支持装置を
備えた本ズームレンズ鏡筒10は、前群レンズL1等の
組付作業を次のように行なうことができる。先ず、環状
駆動部材49、支持部材47、シャッタ27及びシャッ
タ羽根押え環46等を搭載したシャッタ取付台40に、
その中心孔40dと所定の位置関係となるように後群レ
ンズL2を支持し、AF/AEシャッタユニット21を
組み立てる。そして、このAF/AEシャッタユニット
21を第1移動鏡筒20の内方に挿入し、シャッタ取付
台40に備えた固定孔40aに、ピン孔20aから挿通
したフォロアピン24を嵌入して固定し、このシャッタ
取付台40を第1移動鏡筒20に、該移動鏡筒20に対
し所定の関係となるように固定する。フォロアピン24
は、例えば接着、ねじ止め等の手段で固定できる。
【0038】この後、前群レンズ支持筒34の内方に前
群レンズL1を嵌合させて、雌ねじ部34iにレンズ押
え環80を螺合させて該レンズL1を固定し、この前群
レンズ支持筒34の円周溝部34gにOリング81を嵌
着させる。この状態の前群レンズ支持筒34を、その後
方側から中心孔20eに挿通させ、最も小径な嵌合部3
4aを中心孔40dに向けて移動させる。そして、後端
の嵌合部34aが中心孔40dに進入するとき、各切欠
34fがその対応する係合爪20cに係合し、前方の嵌
合部34eが中心孔20eに嵌合する。
【0039】この状態において、前群レンズ支持筒34
を、その前端部に略等間隔で形成した複数の係合凹部3
4kを所定の治具(図示せず)等を用いて摘んで内方フ
ランジ20bに向けて押しながら図15において時計方
向に回動させる。そして前群レンズ支持筒34の3箇所
の係合鉤部34hが3つの係合爪20cにそれぞれ係合
した時点で前群レンズ支持筒34を解放すると、環状部
20dに弾接するOリング81が該レンズ支持筒34を
光軸前方に押し返す。このため、嵌合部34eを中心孔
20eに嵌合させた状態において、係合鉤部34hが係
合爪20cと強く係合する。別言すると、図17に示す
ように係合鉤部34hの面積は係合爪20cの斜線を施
した部分の断面積より大きく形成してスラスト方向(図
17の左右方向)に余裕を与えている。そして、Oリン
グ81の弾性力を利用して係合鉤部34hと係合爪20
cとを係合している。このため、例えば溝に部材を圧入
してしまう従来の方式より、第1移動鏡筒20に対する
前群レンズ支持筒34の軸方向位置(光軸方向位置)を
正確に定め易いという特徴がある。
【0040】さらに、係合鉤部34hが係合爪20cを
等角度間隔(図18、図19参照)で配置し、かつどの
角度位置でも取り付け可能なように、どの組み合わせに
おいてもOリング81からの弾性力を均等に受けられる
ような精度で形成されている。したがって、組み立て時
に係合鉤部34hと係合爪20cの特定の組み合わせを
選定する必要が無い。これにより、前群レンズ支持筒3
4が第1移動鏡筒20とシャッタ取付台40に対し所定
の関係で正確に位置決めされ、該シャッタ取付台40に
支持した後群レンズL2に対する前群レンズL1の特に
径方向での位置が容易に定まるため、前群レンズL1と
後群レンズL2の光軸が一致される。このように、本前
群レンズの支持装置によれば、前群レンズL1と後群レ
ンズL2の光軸を容易に一致させ、両者の光学的位置精
度を確保することができる。さらに、上述したように、
組み立て時に係合鉤部34hと係合爪20cの特定の組
み合わせを選定する必要が無いため、仮にレンズ枠やレ
ンズ鏡筒のガタや組み付け誤差による傾斜(倒れ)が生
じた場合には、組み立て時に係合鉤部34hと係合爪2
0cの組み合わせを変えることにより、第1移動鏡筒2
0に対する前群レンズ支持筒34の組み付け位置を若干
変更(調整)することができる。つまり、この組み付け
位置の変更により、レンズ枠あるいは鏡筒の倒れの調整
がある程度可能である。なお、この第1移動鏡筒20に
対する前群レンズ支持筒34の組み付け位置の変更だけ
では上記倒れを十分に打ち消すことができない場合に
は、さらにガタや組み付け誤差のあるレンズ枠やレンズ
鏡筒を適宜調整(レンズ枠やレンズ鏡筒の取り付け角度
位置の変更等)することで該倒れを総合的に打ち消すこ
とができる。
【0041】本ズームレンズカメラは、次のように作動
する。ズームレンズ鏡筒10が最も繰り込まれた図9の
レンズ収納状態において、図示しない電源スイッチをオ
ンすると、全体移動モータ25が正方向に若干量回転駆
動する。すると、この回転が、支持部32に支持された
ギヤ列26を介して駆動ピニオン15に伝えられ、第3
移動鏡筒16が繰り出し方向に回転されるため、第2移
動鏡筒19と第1移動鏡筒20が該第3移動鏡筒16と
ともに光軸方向に若干量繰り出され、カメラはズームレ
ンズをワイド端に位置させた撮影可能状態となる。
【0042】この撮影可能状態において、ズーム操作手
段62をテレ側に操作すると、全体移動モータ制御手段
60を介して全体移動モータ25が正方向に回転駆動
し、駆動ピニオン15、外周ギヤ16bを介して第3移
動鏡筒16を繰り出し方向に回転させる。したがって、
この第3移動鏡筒16が雌ヘリコイド12aと雄ヘリコ
イド16aの関係により固定鏡筒ブロック12から繰り
出され、同時に、直進案内筒17が、係合突起17cと
直進案内溝12bの関係によって固定鏡筒ブロック12
に対し相対回転しない状態で、該第3移動鏡筒16とと
もに光軸前方に進出する。このとき第2移動鏡筒19
は、フォロアピン18をリード溝17bと直進案内溝1
6cに同時に係合させていることにより、第3移動鏡筒
16と同方向に相対回転しながら該移動鏡筒16に対し
て光軸前方に相対移動する。また第1移動鏡筒20は、
直進案内部材22によって直進案内されかつフォロアピ
ン24をリード溝19cによって移動ガイドされるた
め、固定鏡筒ブロック12に対して相対回転しない状態
で、第2移動鏡筒19からAF/AEシャッタユニット
21とともに光軸前方に進出する。
【0043】ズームレンズ鏡筒10がこのように駆動す
る間、後群移動モータ30は駆動しないため、前群レン
ズL1と後群レンズL2は互いの距離を一定に保ったま
ま一体的に光軸方向に移動する(図8参照)。ズーム操
作手段62によって設定される焦点距離は、表示手段
(図示せず)によって表示される。
【0044】ズーム操作手段31によって設定される任
意の焦点距離において、レリーズボタンが一段押しされ
ると、測距装置64に測距指令が及び測光装置65に測
光指令が与えられて、測距及び測光が開始される。その
後、レリーズボタンが二段押しされると、全体移動モー
タ25と後群移動モータ30の双方が、測距装置64に
よる被写体距離情報によって得られる移動量と、ズーム
操作手段31により設定される焦点距離情報によって得
られる移動量とを加味して決定された移動量だけ前群レ
ンズL1と後群レンズL2を移動させて設定焦点距離に
するとともに被写体に合焦させ、AEモータ制御手段6
6を介してAEモータ29が、測光装置65からの被写
体輝度情報に応じて環状駆動部材49を回転駆動し、所
定の露出を満たすようにシャッタ27を駆動する。この
シャッタレリーズの終了後、全体移動モータ25と後群
移動モータ30の双方が直ちに駆動されて、前群レンズ
L1と後群レンズL2がシャッタレリーズ前の状態に戻
される。
【0045】ズーム操作手段62がワイド側に操作され
ると、全体移動モータ25が逆方向に回転駆動し、第3
移動鏡筒16が繰り込み方向に回転されて、直進案内筒
17とともに固定鏡筒ブロック12に繰り込まれる。同
時に第2移動鏡筒19が、第3移動鏡筒16と同方向に
回転しながら該移動鏡筒16に対して繰り込まれ、第1
移動鏡筒20が、回転する第2移動鏡筒19に対してA
F/AEシャッタユニット21とともに繰り込まれる。
この繰込駆動時においても、後群移動モータ30は、上
述の繰出駆動時と同様、駆動しない。そしてズームレン
ズ鏡筒10は、ズームレンズがワイド端位置に移動した
後、電源スイッチが切られると、これに基づき回転駆動
する全体移動モータ25によって、図11に示すレンズ
収納位置に繰り込まれる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズの支持構
造によれば、レンズを固定した円筒状レンズ枠をレンズ
支持筒に支持させる構造において、Oリングにより生ず
る光軸前方への一様な弾性力により、レンズ支持筒に対
する円筒状レンズ枠の軸方向位置を正確に定めることが
でき、さらに、組み立て時にレンズ支持筒に対する円筒
状レンズ枠の組み付け位置を調整してレンズ枠やレンズ
鏡筒の倒れをある程度打ち消すことができる。
【0047】さらに、請求項3の発明によれば、上述の
請求項1の効果に加えて、レンズ支持筒と円筒状レンズ
枠間の水密を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した直進ガイド機構の一実施形態
の要部を示す斜視図である。
【図2】同直進ガイド機構の要部の図1と異なる状態を
示す斜視図である。
【図3】本実施形態におけるズームレンズ鏡筒の要部を
示す斜視図である。
【図4】同ズームレンズ鏡筒のAF/AEシャッタユニ
ットを第1移動鏡筒に組付けた状態を示す斜視図であ
る。
【図5】同ズームレンズ鏡筒のAF/AEシャッタユニ
ットの主要な部材を示す分解斜視図である。
【図6】同ズームレンズ鏡筒の第3移動鏡筒を示す斜視
外観図である。
【図7】同ズームレンズ鏡筒の固定鏡筒ブロックを示す
正面図である。
【図8】同ズームレンズ鏡筒の最大繰出状態を示す上半
断面図である。
【図9】同ズームレンズ鏡筒のレンズ収納状態における
要部を示す上半断面図である。
【図10】同ズームレンズ鏡筒の最大繰出状態における
要部を示す上半断面図である。
【図11】同ズームレンズ鏡筒全体のレンズ収納状態を
示す上半断面図である。
【図12】同ズームレンズ鏡筒全体を示す分解斜視図で
ある。
【図13】同ズームレンズ鏡筒の作動を制御する制御系
を示すブロック図である。
【図14】本発明が適用される前群支持枠、レンズ支持
筒の斜視図である。
【図15】ズームレンズ鏡筒の前群レンズ支持筒を示す
拡大斜視図である。
【図16】本発明が適用される前群支持枠、レンズ支持
筒の拡大断面図である。
【図17】図16に示される前群支持枠、レンズ支持筒
の係合部分の拡大平面図である。
【図18】レンズ支持筒の拡大正面図である。
【図19】前群支持枠の拡大展開図である。
【符号の説明】
20 第1移動鏡筒(レンズ支持筒) 20b 内方フランジ 20c 係合爪(径方向突起) 20d 環状部(レンズ支持筒の前面周縁) 34 前群レンズ支持筒 34e 嵌合部 34f 切欠(径方向溝) 34g 円周溝部 34h 係合鉤部(抜け止め壁) 34j 外方フランジ(外方フランジ) 81 Oリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズを固定した円筒状レンズ枠;この
    円筒状レンズ枠を挿入する円形開口を有するレンズ支持
    筒;このレンズ支持筒の円形開口の前面周縁と対向す
    る、上記円筒状レンズ枠に形成した外方フランジ;上記
    円筒状レンズ枠の外方フランジとレンズ支持筒の前面周
    縁との間に挟着されるOリング;上記円筒状レンズ枠の
    外周面とレンズ支持筒の円形開口の内周面のうちいずれ
    か一方に形成した複数の径方向突起;および上記円筒状
    レンズ枠の外周面とレンズ支持筒の円形開口の内周面の
    うちいずれか他方に形成した、上記複数の径方向突起を
    通過させる径方向溝と、この径方向溝に連通する周方向
    の抜け止め壁;を備え、 上記複数の径方向突起と径方向溝は、その位置を合致さ
    せたとき上記Oリングを圧縮する方向の円筒状レンズ枠
    とレンズ支持筒の相対移動を許し、かつ該複数の径方向
    突起と抜け止め壁は、Oリングを圧縮した状態で該円筒
    状レンズ枠とレンズ支持筒を相対回転させたとき互いに
    係合することを特徴とするレンズの支持構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記複数の径方向
    溝、径方向突起および抜け止め壁は、等角度間隔で設け
    られているレンズの支持構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、Oリングが挟着され
    る円筒状レンズ枠の外方フランジとレンズ支持筒の前面
    周縁は、該Oリングによりレンズ支持筒と円筒状レンズ
    枠間の水密を保持するように構成さているレンズの支持
    構造。
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