JPH0928815A - 植え込み可能な心臓刺激装置およびその作動方法 - Google Patents

植え込み可能な心臓刺激装置およびその作動方法

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JPH0928815A
JPH0928815A JP8202948A JP20294896A JPH0928815A JP H0928815 A JPH0928815 A JP H0928815A JP 8202948 A JP8202948 A JP 8202948A JP 20294896 A JP20294896 A JP 20294896A JP H0928815 A JPH0928815 A JP H0928815A
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JP
Japan
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microprocessor
circuit
signal
implantable cardiac
cardiac stimulator
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JP8202948A
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English (en)
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Iii James D Causey
デイ コージー サード ジエイムズ
Min-Yaug Yang
ヤング ミン‐ヨグ
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Pacesetter Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 植え込み可能な心臓刺激装置において、装置
が正しく機能しているか否かを決定するため誤り検査機
能を具備する。 【解決手段】 植え込み可能な心臓刺激装置100が正
常モードにある間は、パルス供給回路がマイクロプロセ
ッサにより制御され、またマイクロプロセッサがメモリ
装置にデータを記憶し、またメモリ装置からデータを検
索することができ、心臓刺激装置が中間モードにある間
は、パルス供給回路がマイクロプロセッサにより制御さ
れ、マイクロプロセッサがメモリ装置にデータを記憶す
ることができ、またマイクロプロセッサが、心臓刺激装
置が中間モードに入った後に、メモリ装置に記憶された
データを検索することができ、またバックアップ整調モ
ードにある間は、バックアップ整調回路が能動化され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロプロセッ
サにより制御される植え込み可能な医学装置に関し、詳
細には、マイクロプロセッサにより制御される植え込み
可能な心臓刺激装置に関する。一層詳細には、本発明
は、マイクロプロセッサにより制御される植え込み可能
な心臓刺激装置に使用するための安全最適化装置および
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】さまざまな病的心臓不整脈に応答して電
気的刺激を与える植え込み可能な心臓刺激装置が知られ
ている。いくつかの心臓刺激装置は“段切換え式治療”
を行い、供給される刺激パルスの形式が不整脈の激しさ
に従って決定され、より積極的な治療がより激しい不整
脈に応答して施される。たとえば、このような装置は比
較的激しくない形態の頻脈に、このような挿入を中断す
ることが知られているシーケンスで約25μJないし約
30μJの抗頻脈整調パルスを供給することにより、応
答し得る。比較的激しい形態の頻脈に応答して、植え込
み可能な心臓刺激装置は、抗頻脈整調パルスと組み合わ
せて、もしくはそれに対する代替として、約2Jないし
約5Jのオーダーの低エネルギーのカーディオバージョ
ンショックを供給し得る。さらに一層激しい不整脈、た
とえば心室細動に応答して、植え込み可能な心臓刺激装
置は約10Jないし約40Jのオーダーの高エネルギー
の細動除去ショックを供給し得る。
【0003】生理学的に受容可能なレートに心臓レート
を維持するべく(すなわち“徐脈整調支援”を行うべ
く)心臓組織に整調パルスを与える植え込み可能な心臓
刺激装置も知られている。徐脈整調支援は専用のペース
メーカにより、または段切換え式治療のような他の形式
の治療も行い得る装置により行われ得る。
【0004】植え込み可能な心臓刺激装置は典型的に、
種々の整調治療およびカーディオバージョンおよび細動
除去ショックの適用を制御するのにマイクロプロセッサ
を含んでいる。植え込み可能な心臓刺激装置は典型的
に、予めプログラムされた情報および患者の心臓から集
められた生理学的および電気生理学的情報を、装置に含
まれている1つまたはそれ以上のメモリ装置に記憶し得
る。
【0005】もしメモリ装置に記憶されているデータが
思いがけなく変更または改変されるならば、不適切な治
療が、場合によっては有害な作用を伴って、患者の心臓
に施され得る。たとえば、改変されたデータは装置をし
て整調パルスの供給に失敗させ得るし、または装置をし
て不適切な時点で細動除去ショックを供給させ得る。マ
イクロプロセッサの誤動作も装置をして不適切な形態の
治療を施させ得る。
【0006】マイクロプロセッサの誤動作およびメモリ
装置に記憶されているデータの改変はいくつかの理由で
生起し得る。たとえば、植え込み可能な心臓刺激装置内
で、電力は装置に含まれている電池により供給される。
もし電池が十分な電力を供給し得ないならば、メモリ装
置およびマイクロプロセッサは正しく機能するのに十分
な電力を受けることができない。このことはメモリ装置
に記憶されているデータの喪失または改変の原因とな
り、またはマイクロプロセッサの誤動作の原因となり得
る。
【0007】植え込み可能な装置内のメモリ装置も、も
しそれらが患者に植え込まれている間にX線、マイクロ
波放射または磁界に曝されるならば、正しく機能しない
可能性がある。たとえば、患者はメモリ装置に記憶され
ているデータの変化の原因となり得るX線を受ける可能
性がある。他の例として、患者はデータの変化の原因と
なり得る強い磁界を通過する可能性がある。ランダムア
クセスメモリ装置(RAM)はこれらの誤り源に対して
特に敏感である。
【0008】米国特許第 4,390,022号明細書には、命令
バイト内に存在する可能性のある誤りを検出するためR
AMに記憶されている7ビット命令バイトのパリティを
検証する植え込み可能な心臓ペースメーカが記載されて
いる。上記明細書には、7ビットの命令バイトに追加し
て、命令バイトのパリティを指示するのに第8のビット
が記載されている。しかしそこに記載されている方法は
いくつかの欠点を有する。たとえば、そこに記載されて
いる方法はRAMに記憶されている7ビット命令のパリ
ティのチェックのみを行う。上記明細書には、RAMに
記憶されている他のデータのパリティチェックは記載さ
れていない。このような欠点を考慮して、より確実な誤
り保護を行い、また患者の安全性を増すように、RAM
に記憶されているすべてのデータのパリティチェックを
行うことは有利であろう。
【0009】上記明細書には、命令バイトのパリティエ
ラーが検出される時に植え込み可能な装置のプログラム
カウンタを固定レート整調プログラムに移動することが
記載されている。この方法はパリティエラーが不適切な
整調を施す原因となるのを防止し得るけれども、この方
法は欠点を有する。たとえば、いったん命令バイト内の
単一のパリティエラーが検出されると、装置は固定レー
トプログラムしか利用し得ず、こうして患者を固定レー
ト整調に制限する。従って、命令バイト内の単一のパリ
ティエラーのみが検出された後に、装置は患者の心臓か
ら情報を集めること、または装置にプログラムされた情
報を使用することができない。しかし単一のパリティエ
ラーは、メモリ装置が不良でありまたもはや使用可能で
ないことを必ずしも指示しない。これらの欠点を綱領し
て、誤りの源を消去し、しかもなおマイクロプロセッサ
がメモリ装置を使用するのを許す作動モードを植え込み
可能な装置に対して用意することは望ましいであろう。
【0010】さらに、上記特許による植え込み可能な心
臓ペースメーカは,固定レート整調がプログラムにより
施されるという欠点を有する。固定レート整調に対する
プログラム命令がそれ自体改変され、またはプログラム
を実行するマイクロプロセッサが誤動作し、それにより
固定レート整調プログラムさえも誤らせる可能性があ
る。これらの欠点の観点で、マイクロプロセッサおよび
それと結び付けられるメモリ装置と無関係に作動し得る
整調モードを用意することは有利であろう。このような
整調モードは装置の安全性を高め、また患者の心臓に不
適切な治療が施される確率を減ずるであろう。
【0011】植え込み可能な心臓刺激装置の他の誤り源
は、カーディオバージョンおよび細動除去ショックの供
給の間に発生され得る過渡的な電気的信号である。この
ような過渡的な電気的信号はデータを変化させる可能性
がある。従って、これらの誤りを防止する誤り防止方法
および装置を用意することは有利であろう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、植え
込み可能な心臓刺激装置において装置が正しく機能して
いるか否かを決定するため誤りチェック装置および方法
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、誤りの検出に応答して、装置は正常モード、中間
モードおよびバックアップ整調モードの間を切換わり得
る植え込み可能な心臓刺激装置により解決される。中間
モードは患者の心臓に不適切な治療が施されるおそれを
著しく減少し、しかもなお進歩したレベルの治療を施す
ように設計されている。
【0014】本発明に従って構成された植え込み可能な
心臓刺激装置の好ましい実施態様は、マイクロプロセッ
サと、マイクロプロセッサに接続されたメモリ装置と、
患者の心臓に電気的刺激パルスを供給するため、マイク
ロプロセッサに接続されたパルス供給回路と、患者の心
臓にバックアップ整調を供給するためのバックアップ整
調回路と、植え込み可能な心臓刺激装置内の誤りを検出
するための少なくとも1つの誤り検出回路とを含んでい
る。装置は好ましくは、誤り検出回路により検出された
第1の誤りに応答して植え込み可能な心臓刺激装置を正
常モードから中間モードへ切換えるため、マイクロプロ
セッサ、誤り検出回路およびバックアップ整調回路の各
々に接続された切換回路を含んでいる。この切換回路
は、誤り検出回路により検出された第2の誤りに応答し
て植え込み可能な心臓刺激装置を中間モードからバック
アップ整調モードへ切換える。正常モードでは、パルス
供給回路はマイクロプロセッサにより制御されており、
またマイクロプロセッサがメモリ装置にデータを記憶
し、またメモリ装置からデータを検索することができ
る。中間モードでは、パルス供給回路はなおマイクロプ
ロセッサにより制御されており、マイクロプロセッサが
メモリ装置にデータを記憶することが可能であり続け
る。しかし、マイクロプロセッサは、植え込み可能な心
臓刺激装置が中間モードに入った後に、メモリ装置のな
かに記憶されたデータを検索することしか可能でない。
こうして、中間モードに入る以前にメモリ装置に記憶さ
れたデータはマイクロプロセッサにより使用されない。
バックアップ整調モードでは、マイクロプロセッサはデ
ィスエーブルされており、またバックアップ整調回路が
能動化されている。バックアップ整調回路は好ましくは
マイクロプロセッサの介在なしに作動し得る“ハード配
線された”回路である。
【0015】好ましい実施態様では、植え込み可能な心
臓刺激装置は生起し得るいくつかの異なる形式の誤りを
検出し得る。
【0016】本発明により用意される1つの形式の誤り
検出はパリティエラー検出である。本発明に従って、好
ましくはRAMに記憶されているすべてのデータユニッ
トはパリティビットを与えられている。データは好まし
くは9ビットユニットに記憶されており、そのなかで第
9のビットが他の8ビットのパリティを指示する。本発
明は、こうして、従来の装置の欠点を克服する。なぜな
らば、すべての形式のデータがパリティ検出を組み入れ
ており、それにより患者の安全性を高めるからである。
【0017】パリティエラー検出は好ましくはパリティ
チェック回路により行われる。パリティチェック回路は
メモリ装置に記憶されているデータユニットのパリティ
ビットをデータビットのパリティと比較し、またもしパ
リティビットが正しくないならば誤り信号を発生する。
もしパリティエラーが装置が中間モードにある間に検出
されるならば、装置はバックアップ整調モードに設定さ
れる。
【0018】他の形式のエラーチェックはアドレスデコ
ーダにより行われる。マイクロプロセッサがメモリ位置
にアクセスしようと試みる時、アドレスデコーダがアド
レスをデコードし、またアドレスが正しいアドレスであ
るか否かを決定する。もしアドレスが正しいアドレスで
ないならば、誤り信号が発生される。正しくないアドレ
スの一例は最高の有効にアドレス指定可能な位置よりも
高いアドレスである。もしアドレス指定可能な位置が無
効であると決定され、かつ装置が正常モードにあるなら
ば、装置は中間モードに設定される。もし装置が中間モ
ードにあり、かつアドレス誤りが検出されるならば、装
置はバックアップ整調モードに設定される。
【0019】さらに他の形式の誤り検出は演算コードチ
ェック回路により行われる。演算コードはマイクロプロ
セッサにより実行される命令を同定する。本発明によれ
ば、演算コードチェック回路は好ましくは、マイクロプ
ロセッサがメモリ装置から演算コードを取り出すべきで
あることを指示する信号を最初に受けることにより作動
する。演算コードチェック回路は次いで、演算コードが
有効な演算コードであるか否かを決定する。もし演算コ
ードが有効な演算コードでないならば、エラー信号が発
せられる。無効な演算コードの一例はマイクロプロセッ
サにより使用されない演算コードである。もし演算コー
ドが無効であることが決定され、かつ装置が正常モード
にあるならば、装置は中間モードに設定される。もし装
置が中間モードにある間に演算コードエラーが検出され
るならば、装置はバックアップ整調モードに設定され
る。
【0020】他の形式の誤り検出はウォッチドッグタイ
マ回路により行われる。ウォッチドッグタイマ回路は、
マイクロプロセッサが正しく機能しているか否かを決定
するために設けられている。好ましい実施態様では、ウ
ォッチドッグタイマ回路は正常、中間およびバックアッ
プ整調モードの間で装置を切換える切換回路としても機
能する。マイクロプロセッサの誤動作を検出するために
ウォッチドッグタイマ回路を作動させる好ましい方法は
下記のとおりである。最初に、割込み発生回路がマイク
ロプロセッサに割込み信号を与える。もしマイクロプロ
セッサが正しく機能しているならば、それは割込み信号
の受信に応答してウォッチドッグタイマ回路に受信確認
信号を通信することができる。もし正しい受信確認信号
が、マイクロプロセッサが割込み信号を受信した後の予
め定められた時間間隔内で、マイクロプロセッサからウ
ォッチドッグタイマ回路により受信されないならば、装
置はバックアップ整調モードに切換えられる。こうし
て、ウォッチドッグタイマ回路による誤りの検出は、誤
りが検出された時に装置が正常モードで作動していたか
中間モードで作動していたかにかかわりなく、装置をし
てバックアップ整調モードに入らせる。
【0021】本発明のさらに他の安全性最適化特徴によ
れば、マイクロプロセッサは、カーディオバージョンま
たは細動除去ショックが患者の心臓に供給される時に、
遮断されている。従って、マイクロプロセッサにより発
生される信号はそれを改変するおそれのある過渡的な電
気的信号を受けない。この遮断を実現するため、患者の
心臓への電気的刺激の供給の直前に、マイクロプロセッ
サがシステムクロック発生器にウェークアップ信号を送
るべくタイマをプログラムする。タイマは、タイマがプ
ログラムされてから予め定められた時間間隔後にシステ
ムクロック発生器にウェークアップ信号を送るようにプ
ログラムされている。マイクロプロセッサは次いで、マ
イクロプロセッサがクロック信号を受信するのを阻止す
る信号をシステムクロック発生器に送り、それによりマ
イクロプロセッサによる処理を停止する。カーディオバ
ージョンまたは細動除去ショックは、マイクロプロセッ
サが遮断されている間に、供給される。予め定められた
時間間隔(タイマがカーディオバージョンまたは細動除
去ショックを供給するのに要する時間よりも長い)が経
過した後にタイマがウェークアップ信号を発生する。ウ
ェークアップ信号はマイクロプロセッサによる処理を許
すためマイクロプロセッサがシステムクロック発生器か
らクロック信号を受信するのをイネーブルし、それによ
りマイクロプロセッサによる処理を許す。
【0022】カーディオバージョンまたは細動除去ショ
ックの供給の間のマイクロプロセッサの遮断に加えて、
マイクロプロセッサの割込みレジスタがカーディオバー
ジョンまたは細動除去ショックの供給の間はディスエー
ブルされている。クロック信号のシャットオフに先立っ
て、マイクロプロセッサはマイクロプロセッサ割込みレ
ジスタが電気的信号を受信するのを阻止するべくゲーテ
ィング回路を切換える。従って、割込みレジスタはそれ
を不慮にトリガするおそれのある過渡的な電気的信号を
受けない。
【0023】他の実施態様では、高電圧インタフェース
回路が出力キャパシタ内の高電圧エネルギーの充電をモ
ニタするのに、および/または患者に供給されるショッ
クの大きさをモニタするのに使用される。もし誤動作が
生起すると、マイクロプロセッサが報知され、また適切
な措置が講じられ得る。
【0024】代替的な実施態様では、安全性最適化が冗
長マイクロプロセッサを設けることにより成就される。
この実施例では、植え込み可能な心臓刺激装置は 第1
のマイクロプロセッサと、第2のマイクロプロセッサ
と、第1および第2のマイクロプロセッサの各々に接続
されているコンパレータと、コンパレータおよび第1お
よび第2のマイクロプロセッサに接続されているインタ
フェース回路と、インタフェース回路に接続されている
データバスとを有する。インタフェース回路はデータバ
スから信号を受信し、またその信号のコピーを第1およ
び第2のマイクロプロセッサの各々に転送する。第1の
マイクロプロセッサは第1の処理された信号を形成する
べく信号を処理し、第2のマイクロプロセッサが第2の
処理された信号を形成するべく信号を処理する。第1お
よび第2の処理された信号の各々はコンパレータに通信
される。コンパレータは、第1および第2のマイクロプ
ロセッサが正しく機能しているか否かを決定するため、
第1および第2の処理された信号を比較する。もしこれ
らの信号が実質的に同一でないならば、マイクロプロセ
ッサは遮断され、またバックアップ整調回路が能動化さ
れる。このようにして、正しく機能していないマイクロ
プロセッサが正しくない整調およびカーディオバージョ
ンマイクロプロセッサ細動除去ショックを患者に供給さ
せることが防止され得る。
【0025】
【実施例】本発明の上記および他の目的および利点は以
下に添付図面と結び付けて本発明を詳細に説明するなか
で明らかになろう。図面を通じて同じ部分には同じ符号
が付されている。
【0026】図1は本発明によるバックアップ整調回路
を有する植え込み可能な心臓刺激装置100の概要図で
ある。植え込み可能な心臓刺激装置100は好ましくは
3つの作動モード、すなわち正常モード、中間モードお
よびバックアップ整調モードを有する。任意の所与の時
点で、装置が作動している特定のモードが装置内で検出
されてきた誤りの数および性質により決定される。作動
モードおよび誤り検出方法および回路を説明する前に、
本発明の特徴および利点が一層よく理解され得るよう
に、装置100の一般的な説明をしておく。
【0027】植え込み可能な心臓刺激装置100は、整
調治療の調整および供給にも装置100の全体的な作動
の制御にも責務を負う回路102を含んでいる。またカ
ーディオバージョンおよび細動除去ショックの制御、発
生および供給に専用の回路104が含まれている。植え
込み可能な心臓刺激装置100は好ましくは、心臓不整
脈を中断するため、または人工的整調を行うため、患者
の心臓106にそれぞれ治療ショック(すなわちカーデ
ィオバージョンおよび細動除去ショック)または整調パ
ルスを与える。しかし、本発明は専用の植え込み可能な
カーディオバータによっても専用の植え込み可能な整調
装置によっても実施され得る。
【0028】植え込み可能な心臓刺激装置100は、複
数個のショッキングリード108を通じて、患者の心臓
106に治療ショックを与える。整調パルスは整調リー
ドシステム110を通じて患者の心臓106に供給され
る。しかし、治療ショックおよび整調パルスは同一のリ
ード(図示せず)を通じて供給されてもよい。整調リー
ドシステム110は、電気的刺激が心臓に与えられてい
ない周期の間に、内因性の心臓活動を検出する役割もす
る。リードシステム110は患者の心臓106から検出
回路112へアナログ信号の形態で生理学的および電気
生理学的データを送る。従って、植え込み可能な心臓刺
激装置100は好ましくは、整調パルスの供給の際に電
極として使用され得る電気的に伝導性のケース(図示せ
ず)のなかに収納されている。
【0029】検出回路112は典型的には、到来するア
ナログ信号を増幅し、また望ましくないノイズをフィル
タ除去する。増幅された信号は次いで処理および制御ユ
ニット114による使用のためにディジタル化され、か
つ定型化される。処理および制御ユニット114は適切
な治療を決定するためディジタル信号を解析する。
【0030】処理および制御ユニット114は、電気的
パルスを発生して患者の心臓106に伝達する整調パル
ス調整および供給回路116と通信する。整調パルス調
整および供給回路116は後で詳細に説明するように使
用するためのバックアップ整調回路118を含んでい
る。処理および制御ユニット114は、治療パルスを供
給するための適切なリードシステム110のリードを決
定する。
【0031】カーディオバージョンまたは細動除去ショ
ックを供給するため、処理および制御ユニット114
は、直列インタフェース120を通じて、DC/DC変
換装置制御回路122に目標電圧への互いに直列の一対
のキャパシタ124の充電を開始するように命令する。
DC/DC変換装置制御回路122はショック供給回路
126に、絶縁回路128を通じて、キャパシタ124
の充電を開始するように命令する。DC/DC変換装置
制御回路122は、キャパシタ124に与えるための高
い周波数で振動する高電圧を発生させるべく、ショック
供給回路126により必要とされる制御および論理演算
を実行する。細動除去ショック供給制御回路130は患
者の心臓106に所望の治療ショックを供給するのに必
要とされる制御および論理演算を実行する。
【0032】好ましい実施例では、絶縁回路128は、
細動除去ショック供給制御回路130およびDC/DC
変換装置制御回路122の双方の低電圧回路ならびに回
路102を高電圧への露出から電気的に絶縁するのに使
用される変圧器インタフェース(図示せず)を含んでい
る。
【0033】いったん細動除去ショック供給制御回路1
30が、キャパシタ124が十分に充電されたことを報
知されると、,次いで処理および制御ユニット114が
ショック供給回路126をして患者の心臓106にショ
ックを与えさせるように細動除去ショック供給制御回路
130に命令する。
【0034】高電圧インタフェース回路121は出力キ
ャパシタ124の高電圧エネルギーの充電をモニタする
のに使用され、また患者に供給されるショックの大きさ
をモニタすることができる。もしなんらかの誤動作が生
起すると、マイクロプロセッサがそのことを報知され
る。誤動作の形式に関係して、マイクロプロセッサは次
の質問における問題を伝え、医師を訪ねるように患者に
警報するべくアナンシェータを能動化し、また場合によ
っては細動除去ショック供給制御回路130を遮断す
る。
【0035】植え込み可能な心臓刺激装置100との通
信およびそのプログラミングは、テレメトリ回路140
を通じて装置100と通信するプログラマ(図示せず)
により行われる。テレメトリデータはメモリ142を通
じて処理および制御ユニット114に伝送される。
【0036】処理および制御ユニット114に接続され
ている外部RAM144がデータを記憶するために設け
られている。
【0037】図2には本発明に従って構成された(図1
の処理および制御ユニット114として使用するために
適した)処理および制御ユニット200が示されてい
る。処理および制御ユニット200はデータバス204
に接続されているマイクロプロセッサ202を含んでい
る。マイクロプロセッサ202により制御されるゲーテ
ィング回路206はマイクロプロセッサ202の割込み
レジスタ208へのアクセスを制御する。内部RAM2
10およびROM212はデータを記憶するために設け
られている。パリティ発生器214、パリティチェック
回路216、ウォッチドッグタイマ回路218、アドレ
スデコーダ220、実時間クロック論理回路222、タ
イマ224、演算コードチェック回路226およびシス
テムクロック発生器228が誤り検査のために設けられ
ている。データバス204は図1中に示されている検出
回路112、整調調整および供給回路116、メモリ1
42、外部RAM144および直列インタフェース12
0と通信する。
【0038】ROM212からのデータを読むことに加
えて、処理および制御ユニット200は外部RAM14
4(図1)および内部RAM210からデータを読み、
またそれらにデータを書くことができる。典型的には、
外部RAM144(図1)は内部RAM210よりも大
きい記憶容量を有する。図1には外部RAM144を有
する植え込み可能な心臓刺激装置100が示されている
けれども、代替的な実施例(図示せず)では外部RAM
144は、プロセッサ速度を増し、電力消費を減じ、ま
た植え込み可能な装置の全体サイズを減ずるために、省
略できる。
【0039】処理および制御ユニット200と種々のメ
モリ装置との相互作用は植え込み可能な心臓刺激装置が
作動しているモードに関係する。本発明の好ましい実施
例では、植え込み可能な心臓刺激装置100に利用可能
な3つの作動モードとして正常モード、中間モードおよ
びバックアップ整調モードがある。
【0040】正常モードではマイクロプロセッサ202
はROM212、内部RAM210および外部RAM1
44(図1)に記憶されているデータおよび命令を使用
することができる。マイクロプロセッサ202は内部R
AM210および外部RAM144(図1)にデータを
記憶することができ、また内部RAM210、外部RA
M144(図1)およびROM212からデータを読む
ことができる。テレメトリ140(図1)を介してプロ
グラマ(図示せず)により与えられるプログラム命令お
よびデータは内部RAM210および外部RAM144
(図1)に記憶され、またその後にそれらから検索され
得る。マイクロプロセッサ202は検出回路122によ
り集められた生理学的および電気生理学的データを内部
RAM210および外部RAM144(図1)に記憶
し、またその後にそれらから検索することもできる。従
って、正常モードでは植え込み可能な心臓刺激装置10
0は最も進歩したレベルの整調治療を施すことができ
る。詳細には、整調治療は処置される患者のニーズに最
も適するように医師によりプログラムされ得るし、また
装置により患者の心臓から集められたデータに従って調
節もされ得る。
【0041】もしアドレス、パリティまたは演算コード
エラー(これらの各々は後で説明する)が、植え込み可
能な心臓刺激装置100が正常モードにある間に、検出
されると、装置100はウォッチドッグタイマ回路21
8もしくは他の切換回路(図示せず)により中間モード
に設定される。中間モードに入ると、内部RAM210
および外部RAM144(図1)に記憶されているすべ
ての情報は改変されているとみなされる。こうして、マ
イクロプロセッサ202は装置100が中間モードにあ
る間に情報を記憶かつ検索するのに内部RAM210お
よび外部RAM144(図1)をまだ使用し得るけれど
も、装置が中間モードに切換えられる時点で既に記憶さ
れているどの情報もマイクロプロセッサ202により無
視され、また重ね書きされ得る。中間モードでは、マイ
クロプロセッサは、たとえば、計算を行うのに、または
患者の心臓106から集められたデータを記憶するの
に、スクラッチパッドとして内部RAM210または外
部RAM144(図1)を使用し得る。しかし、マイク
ロプロセッサ202は、中間モードに入る以前に内部R
AM210または外部RAM144(図1)に記憶され
たデータを無視するであろう。中間モードでは、マイク
ロプロセッサ202はROM212からデータを検索す
ることができる。
【0042】中間モードはこうして単一のパリティエラ
ーの検出時に固定レートプログラムに直接に切換わる以
前の装置の欠点を克服する。本発明の装置100では、
パリティエラーの検出はマイクロプロセッサ202をし
て内部RAM210および外部RAM144(図1)に
記憶されたデータを改変されたものとみなさせる。しか
し、マイクロプロセッサ202は内部RAM210およ
び外部RAM144(図1)を使用し続けることができ
る。
【0043】もしアドレス、パリティまたは演算コード
エラーのいずれかが、装置100が正常モードにある間
に、検出されると、装置100はバックアップ整調モー
ドに設定される。さらに、もしウォッチドッグのタイミ
ングアウトが生起すると、または装置100が中間モー
ドまたは正常モードにある間にシステム割込みが発せら
れると、装置100はバックアップ整調モードに設定さ
れる。バックアップ整調モードではマイクロプロセッサ
202はディスエーブルされており、また整調パルス調
整および供給回路116(図1)のバックアップ整調回
路118(図1)が能動化される。バックアップ整調回
路118(図1)は、適切な資格のある人が装置のサー
ビスを行い得るまで、患者の心臓にバックアップ整調を
施す。
【0044】バックアップ整調回路118(図1)は好
ましくは、その機能のためにマイクロプロセッサ202
からの信号の入力を必要としない専用の回路である。好
ましい実施例では、バックアップ整調回路118(図
1)はVVI整調治療を行う。VVI整調では、もし心
拍信号が先の心拍に続く固定された時間間隔の間に患者
の心室から検出されないならば、内因性の整調パルスも
しくは整調された整調パルスが患者の心臓106の心室
に供給される。
【0045】マイクロプロセッサ202の介在を必要と
しない専用のバックアップ整調回路118(図1)を設
けることにより、以前から知られている装置の欠点が克
服される。詳細には、バックアップ整調回路118(図
1)は高い信頼性を有し、またマイクロプロセッサ20
2の誤動作または内部RAM210および外部RAM1
44(図1)に記憶されているデータの改変により乱さ
れ得ない。
【0046】植え込み可能な心臓刺激装置100の作動
モードを決定するのに使用される誤り検出の方法および
回路を次に説明する。
【0047】マイクロプロセッサ202および関連する
回路に生起するかもしれない誤りを検出し、装置100
の安全性を高めるため、ウォッチドッグタイマ回路21
8および実時間クロック論理回路222が設けられてい
る。誤り検出を行うことに加えて、ウォッチドッグタイ
マ回路218は好ましくは下記のように装置100のモ
ード間の切換の制御をも行う。
【0048】図3には、ウォッチドッグタイマ回路21
8(図2)に応答してマイクロプロセッサ202(図
2)により実行されるステップが示されている。マイク
ロプロセッサ202(図2)は好ましくは、ステップ3
00で実時間クロック論理回路222(図2)により2
秒ごとに発せられる割込み信号に応答するべく期待され
ている。割込み信号はウォッチドッグタイマ回路218
(図2)およびマイクロプロセッサ202(図2)によ
り受信される。ステップ302での割込み信号の受信時
に、マイクロプロセッサ202(図2)は、次の割込み
信号が実時間クロック論理回路222(図2)により発
せられる以前に、ステップ304でウォッチドッグタイ
マ回路218(図2)に受信確認信号を送る。受信確認
信号は好ましくは、不規則的に発生される6ビットのキ
ーおよび2ビットのアドレスコードを含んでいる8ビッ
トのパスワードを含んでいる。2ビットのアドレスコー
ドはウォッチドッグタイマ回路218(図2)の4つの
可能なアドレスの1つを指定し、他方において6ビット
のキーは不規則的に発生されるコードである。割込み信
号の受信確認を正しく行うため、マイクロプロセッサ2
02(図2)は、2ビットのアドレスコードにより指定
されたアドレスに6ビットのキーを与える。マイクロプ
ロセッサ202(図2)がウォッチドッグタイマ回路2
18(図2)に受信確認信号を与えるつど、ウォッチド
ッグタイマ回路218(図2)は新しいキーおよび新し
いアドレスコードを含んでいる新しいパスワードをステ
ップ306で発生する。マイクロプロセッサ202(図
2)はこのパスワードをステップ308での次の受信確
認に使用するために検索する。システムリセット後の最
初のパスワードは、すべてのビットが論理“0”である
8ビットのパスワードである。
【0049】図4中に示されているように、ウォッチド
ッグタイマ回路218(図2)は先ず、受信確認信号が
割込み信号の発生から2秒以内に受信されているか否か
を検査ステップ400で決定する。もし受信確認信号が
2秒以内に受信されていないならば、ウォッチドッグタ
イマ回路218(図2)がステップ402で装置100
をバックアップ整調モードに設定する。もし受信確認信
号が2秒以内に受信されてきたならば、ウォッチドッグ
タイマ回路218(図2)が次いで検査ステップ404
で受信確認が正しいか否かを検査する。もし受信確認が
正しくないならば、ウォッチドッグタイマ回路218
(図2)がステップ402で装置100をバックアップ
整調モードに切換える。受信確認は、もしマイクロプロ
セッサ202(図2)が2ビットアドレスコードにより
指定されたアドレスに6ビットキーを与えないならば、
正しくない(これらのキーおよびアドレスコードは共に
先の受信確認の間に検索された)。もし受信確認が正し
いならば、ウォッチドッグタイマ回路218(図2)が
次いで、1つよりも多い受信確認信号が受信されてきた
か否かをステップ406で決定する。もし1つよりも多
い受信確認信号が受信されてきたならば、ウォッチドッ
グタイマ回路218(図2)がステップ402で装置1
00をバックアップ整調モードに切換える。1つよりも
多い受信確認信号は、もしマイクロプロセッサ202
(図2)が正しく機能していないならば、受信され得
る。もし受信確認が正しいならば、プロセスは新しい割
込み信号の発生により再び開始する。
【0050】もしマイクロプロセッサ202(図2)が
正しく機能しているならば、それは2秒以内にウォッチ
ドッグタイマ回路218(図2)に割込み信号の受信確
認を正しく与えるであろう。しかし、もしマイクロプロ
セッサ202(図2)がたとえば電池の劣化により正し
く機能していないならば、それはウォッチドッグタイマ
回路218(図2)に割込み信号の受信確認を正しく与
えないであろう。このことが生起する時、ウォッチドッ
グタイマ回路218(図2)は誤りを検出し、またバッ
クアップ整調を実行する。ウォッチドッグタイマ回路2
18(図2)はこうして装置100が患者の心臓106
に不適切な整調またはカーディオバージョン/細動除去
治療を施すことを防止し、それにより装置100の安全
性を高める。
【0051】上記の8ビット・パスワード以外のパスワ
ードが本発明に従って使用され得ることは当業者に明ら
かであろう。たとえば、パスワードはアドレスコードな
しに不規則的に発生される8ビットを有するキーを含ん
でいてよいであろう。この場合、キーが書かれるであろ
うウォッチドッグタイマ回路218(図2)にはただ1
つのアドレスが存在するであろう。また正しい受信確認
はこのアドレスに8ビット・キーを書くことを必要とす
るであろう。
【0052】実時間クロック論理回路222(図2)に
より発せられる割込み信号の間の間隔が2秒以外の値で
あってもよいことは当業者に明らかであろう。たとえ
ば、割込み信号は1秒ごとに送られてもよいであろう。
しかし、バックアップ整調回路が整調パルスの間のはな
はだしい遅れなしに能動化されるのを許すのに十分に頻
繁であることは重要である。
【0053】再び図2を参照すると、別の誤り検査がパ
リティ発生器214およびパリティチェック回路216
により行われる。パリティ発生器214は好ましくは内
部RAM210および外部RAM144(図1)に記憶
されているデータに対するパリティビットを発生する通
常のハード配線回路である。パリティチェック回路21
6は好ましくは内部RAM210および外部RAM14
4(図1)から読まれるデータのパリティビットをチェ
ックする通常のハード配線の回路である。
【0054】マイクロプロセッサ202は好ましくは8
ビットのバイトのデータを取り扱う。データが外部RA
M144(図1)または内部RAM210に記憶される
時、パリティ発生器214は8つのデータビットのパリ
ティを指示する第9のビットを発生する。8つのデータ
ビットおよびパリティビットは次いで外部RAM144
(図1)または内部RAM210に記憶される。情報は
こうして9ビットユニット、8つのデータビットおよび
対応するパリティビットで記憶される。パリティビット
は好ましくは、8つのデータビットの“1”の数を決定
することにより通常の仕方で発生され得る。もし偶数の
“1”が存在するならば、パリティビットは“1”に設
定され、他方において、もし奇数の“1”が存在するな
らば、パリティビットは“0”に設定される。代替的
に、パリティビットは組み合わされたデータおよびパリ
ティビットに偶数の“1”を存在させるようにも選ばれ
得る。
【0055】データが内部RAM210または外部RA
M144(図1)から検索される時、パリティチェック
回路216がパリティビットをチェックする。もしパリ
ティビットが正しくないならば、パリティチェック回路
216が、パリティエラーが検出されてきたことを指示
するエラー信号を発生する。エラー信号はウォッチドッ
グタイマ回路218により受信され、ウォッチドッグタ
イマ回路218が次いで装置100を適切なモードに切
換える。パリティエラーの検出は、メモリ装置に記憶さ
れているデータが改変されており、使用されるべきでな
いことを指示する。もしパリティエラーが装置が正常モ
ードにある間に検出されるならば、装置100はウォッ
チドッグタイマ回路218もしくは他の切換回路(図示
せず)により中間モードに設定される。もしパリティエ
ラーが装置が中間モードにある間に検出されるならば、
装置100はウォッチドッグタイマ回路218もしくは
他の切換回路(図示せず)によりバックアップ整調モー
ドに設定される。もしパリティエラーが正しいならば、
マイクロプロセッサ202はデータの検索を続けること
を許される。
【0056】本発明によるパリティエラーのチェックは
こうして従来の装置の欠点を克服する。詳細には、パリ
ティエラーのチェックは内部RAM210または外部R
AM144(図1)に記憶されているプログラム命令だ
けではなくこれらのRAMに記憶されているデータのす
べてに対して行われる。装置100はこうして誤り検出
を追加することにより患者の安全性を高める。
【0057】さらに別の誤り検査がアドレスデコーダ2
20により行われる。アドレスデコーダ220は好まし
くは通常のハード配線回路である。マイクロプロセッサ
202が内部RAM210、ROM212または外部R
AM144のアドレス位置にアクセスする前に、アドレ
スデコーダ220がアドレスをデコードし、またアドレ
スが正しいアドレスであるか否かを決定する。正しくな
いアドレスの一例は最高の有効なアドレス位置よりも高
いアドレスである。もしアドレスデコーダ220が、マ
イクロプロセッサ202が正しくないアドレスにアクセ
スしようと試みていることを検出すると、アドレスデコ
ーダ220がウォッチドッグタイマ回路218に誤り信
号を送る。もしアドレス位置が無効であると決定され、
また装置100が正常モードにあるならば、装置100
はウォッチドッグタイマ回路218もしくは他の切換回
路(図示せず)により中間モードに設定される。もし装
置100が中間モードにあり、またアドレスエラーが検
出されるならば、装置100はウォッチドッグタイマ回
路218もしくは他の切換回路(図示せず)によりバッ
クアップ整調モードに設定される。
【0058】さらに他の形式の誤り検出が演算コードチ
ェック回路226により行われる。演算コードチェック
回路226は好ましくは通常のハード配線回路である。
演算コードチェック回路は、演算コードが有効であるか
否かをチェックするため、(マイクロプロセッサ202
が取り出そうと試みる)各演算コードをチェックする。
マイクロプロセッサ202がRAM212、内部RAM
210または外部RAM144(図1)から演算コード
を取り出そうとしている時、演算コードチェック回路2
26はそのことをデータバス204を介して報知され
る。演算コードチェック回路は次いで、演算コードが有
効であるか否かを決定する。もし演算コードが有効でな
いならば、誤り信号が発生され、またウォッチドッグタ
イマ回路218に送られる。もし演算コードが有効でな
く、また装置100が正常モードにあるならば、装置1
00はウォッチドッグタイマ回路218もしくは他の切
換回路(図示せず)により中間モードに設定される。も
し装置100が中間モードにある間に演算コードエラー
が検出されるならば、装置100はウォッチドッグタイ
マ回路218もしくは他の切換回路(図示せず)により
バックアップ整調モードに設定される。しかし、もし演
算コードが有効であることが決定されるならば、マイク
ロプロセッサ202は演算コードの取り出しを完了する
ことを許される。
【0059】本発明の好ましい実施例では、各演算コー
ドは8つのビットを含んでいる。これはマイクロプロセ
ッサ202により使用され得る256の異なる8ビット
演算コードのすべてを与える。好ましい実施例では、利
用可能な256の演算コードのうち比較的少数の演算コ
ードは使用されず、従ってまた無効である。このような
無効な演算コードの使用はマイクロプロセッサ202を
して正しくない動作をさせ、また装置100をして患者
の心臓に不適切な治療を施させる。好ましい実施例で
は、演算コードチェック回路226は、マイクロプロセ
ッサ202が取り出そうとしている演算コードを使用さ
れない演算コードの各々と比較し、またマッチするもの
が存在するか否かを決定することにより、マイクロプロ
セッサ202が取り出そうとしている演算コードが使用
されない演算コードの1つであるか否かを決定する。も
し取り出された演算コードが使用されない演算コードの
1つとマッチするならば、取り出された演算コードは無
効である。もしマッチするものが存在しないならば、そ
の演算コードは有効である。
【0060】図5には、装置100が正常モードにある
間にウォッチドッグタイマ回路218(図2)により実
行される誤り検査ルーチンが示されている。もしステッ
プ500で装置100が正常モードにある間に検出され
るならば装置100をバックアップ整調モードに入らせ
る2つの誤りが存在する。第1に、もしウォッチドッグ
タイマ回路218(図2)がマイクロプロセッサ202
(図2)により正しくサービスされていないことが検査
ステップ502で決定されるならば、ウォッチドッグタ
イマ回路218(図2)が装置100をバックアップ整
調モードに設定する。ウォッチドッグタイマ回路218
(図2)により、それがマイクロプロセッサ202(図
2)により正しくサービスされているか否かを決定する
ために実行される検査は先に図4を参照して説明されて
いる。第2に、もしシステム割込みが検査ステップ50
4でテレメトリ回路112(図1)から受信されるなら
ば、ウォッチドッグタイマ回路218(図2)は装置1
00をバックアップ整調モードに設定する。
【0061】もしパリティエラー、アドレスエラーまた
は演算コードエラーが装置100が正常モードにある間
に検出されるならば、ウォッチドッグタイマ回路218
(図2)は装置100を中間モードに設定する。検査ス
テップ506で、ウォッチドッグタイマ回路218(図
2)が、誤り信号がパリティチェック回路216(図
2)から受信されてきたか否かを決定する。もし誤り信
号がパリティチェック回路216(図2)からウォッチ
ドッグタイマ回路218(図2)により受信されてきた
ならば、ウォッチドッグタイマ回路218(図2)は装
置100を中間モードに設定する。検査ステップ508
で、ウォッチドッグタイマ回路218(図2)が、誤り
信号がアドレスデコーダ220(図2)から受信されて
きたか否かを決定する。もし誤り信号がアドレスデコー
ダ220(図2)からウォッチドッグタイマ回路218
(図2)により受信されてきたならば、ウォッチドッグ
タイマ回路218(図2)は装置100を中間モードに
設定する。検査ステップ510で、ウォッチドッグタイ
マ回路218(図2)が、誤り信号が演算コードチェッ
ク回路226(図2)から受信されてきたか否かを決定
する。もし誤り信号が演算コードチェック回路226
(図2)からウォッチドッグタイマ回路218(図2)
により受信されてきたならば、ウォッチドッグタイマ回
路218(図2)は装置100を中間モードに設定す
る。もし誤りが検出されないならば、装置100は正常
モードにとどまり、また図5の誤り検査ルーチンがウォ
ッチドッグタイマ回路218(図2)により繰り返され
る。
【0062】図6中に示されているように、装置100
がステップ600で中間モードにある間に、もしウォッ
チドッグタイマ回路218(図2)がステップ602で
マイクロプロセッサ202(図2)により正しくサービ
スされていないならば、ウォッチドッグタイマ回路21
8(図2)が装置100をバックアップ整調モードに設
定する。再び、ウォッチドッグタイマ回路218(図
2)により、それがマイクロプロセッサ202(図2)
により正しくサービスされているか否かを決定するため
に実行される検査は先に図4を参照して説明されてい
る。もしシステム割込みが検査ステップ604でテレメ
トリ回路112(図1)から受信されるならば、ウォッ
チドッグタイマ回路218(図2)は装置100をバッ
クアップ整調モードに設定する。
【0063】もしパリティエラー、アドレスエラーまた
は演算コードエラーが装置100が正常モードにある間
に検出されるならば、ウォッチドッグタイマ回路218
(図2)は装置100をバックアップ整調モードに設定
する。検査ステップ606で、ウォッチドッグタイマ回
路218(図2)が、誤り信号がパリティチェック回路
216(図2)から受信されてきたか否かを決定する。
もし誤り信号がパリティチェック回路216(図2)か
らウォッチドッグタイマ回路218(図2)により受信
されてきたならば、ウォッチドッグタイマ回路218
(図2)は装置100をバックアップ整調モードに設定
する。検査ステップ608で、ウォッチドッグタイマ回
路218(図2)が、誤り信号がアドレスデコーダ22
0(図2)から受信されてきたか否かを決定する。もし
誤り信号がアドレスデコーダ220(図2)からウォッ
チドッグタイマ回路218(図2)により受信されてき
たならば、ウォッチドッグタイマ回路218(図2)は
装置100をバックアップ整調モードに設定する。検査
ステップ610で、ウォッチドッグタイマ回路218
(図2)が、誤り信号が演算コードチェック回路226
(図2)から受信されてきたか否かを決定する。もし誤
り信号が演算コードチェック回路226(図2)からウ
ォッチドッグタイマ回路218(図2)により受信され
てきたならば、ウォッチドッグタイマ回路218(図
2)は装置100をバックアップ整調モードに設定す
る。もし誤りが検出されないならば、装置100は中間
モードにとどまり、また図6の誤り検査ルーチンがウォ
ッチドッグタイマ回路218(図2)により繰り返され
る。
【0064】図7のステップのシーケンスは好ましく
は、植え込み可能な心臓刺激装置100をバックアップ
整調モードに設定するため、ウォッチドッグタイマ回路
218(図2)により実行される。最初に、ウォッチド
ッグタイマ回路218(図2)がステップ700でディ
スエーブル指令を発する。この指令ステップ702でマ
イクロプロセッサ202(図2)をディスエーブルし、
またステップ704でテレメトリ回路140(図1)に
データバス204(図2)の制御を与える。ウォッチド
ッグタイマ回路218(図2)が次いでステップ706
で、好ましくはVVI整調を患者の心臓106に施すバ
ックアップ整調回路118(図1)を能動化する。植え
込み可能な心臓刺激装置100は好ましくは、検査ステ
ップ708で装置100がテレメトリ回路140(図
1)を介してリセットされるまで、バックアップ整調モ
ードを出ることができない。いったんリセットされる
と、装置100は好ましくはステップ710で正常モー
ドに戻される。
【0065】以上に説明した誤り検出の方法および回路
に追加して、植え込み可能な心臓刺激装置100は、カ
ーディオバージョンおよび細動除去ショックの供給の間
に発生される過渡的な電気的信号によっ惹起され得る誤
りをも防止する。再び図2を参照すると、カーディオバ
ージョンおよび細動除去ショックの供給の間に、マイク
ロプロセッサ202により発生される信号は過渡的な電
気的信号により汚染され得る。これらの過渡的な電気的
信号はマイクロプロセッサ202により発生される信号
を変化させ得る。これらの過渡的な電気的信号に起因し
て誤りが生起するのを防止するため、マイクロプロセッ
サ202は後で詳細に説明するようにカーディオバージ
ョンおよび細動除去ショックの供給の間は遮断されてい
る。
【0066】カーディオバージョンまたは細動除去ショ
ックの供給の間の追加的な誤り保護はゲーティング回路
206により行われる。ゲーティング回路206はマイ
クロプロセッサ202の割込みレジスタ208へのアク
セスを制御する。割込みレジスタ208はマイクロプロ
セッサ202の即時の注意を必要とし得る事象が生起し
たことをマイクロプロセッサ202に警報する。たとえ
ば、検出回路112(図1)は、もし患者の心臓106
からの電気的信号が検出されるならば、マイクロプロセ
ッサ202に割込み信号を送り得る。他の例として、割
込み信号はテレメトリ回路140(図1)によっても発
せられ得る。
【0067】カーディオバージョンまたは細動除去ショ
ックの供給の間、過渡的な電気的信号は割込みレジスタ
208のいずれか1つが不慮にセットされる原因となり
得る。このことはマイクロプロセッサ202をしてカー
ディオバージョンまたは細動除去ショックの供給の後に
割込みに応答させる。このような誤った割込みに応答し
てマイクロプロセッサ202が装置100をして患者の
心臓106に不適切な整調治療またはカーディオバージ
ョン/細動除去ショックを与えさせ得る。本発明によれ
ば、ゲーティング回路206が設けられている。過渡的
な電気的信号が割込みレジスタをセットするのを防止
し、それにより患者の安全性を高めるべく、ゲーティン
グ回路206が設けられている。
【0068】ゲーティング回路206は好ましくは、2
つの位置の間の切換が可能な通常のハード配線された回
路である。ゲーティング回路206の第1の位置は割込
みレジスタ208に与えるためのデータバス204上の
割込み信号が割込みレジスタ208に到達することを許
す。ゲーティング回路206の第2の位置はデータバス
204上の割込み信号が割込みレジスタ208に到達す
ることを許さない。ゲーティング回路206はマイクロ
プロセッサ202によって制御されており、それによっ
てマイクロプロセッサ202はゲーティング回路206
が第1の位置にあるか第2の位置にあるかを選ぶことが
できる。
【0069】図8中に示されているように、本発明によ
れば、患者の心臓106へのカーディオバージョンまた
は細動除去ショックの供給の直前に、マイクロプロセッ
サ202(図2)はシステムクロック発生器228(図
2)にウェークアップ信号を送るべくステップ800で
タイマ224(図2)をプログラムする。タイマ224
(図2)は、予め定められた時間が経過した後にウェー
クアップ信号をシステムクロック発生器228(図2)
に送られるようにプログラムされている。なおこの予め
定められた時間はタイマ224(図2)がプログラムさ
れる時点から測定される。マイクロプロセッサ202
(図2)は次いでステップ802で、ゲーティング回路
206(図2)をして割込みレジスタ208(図2)へ
の信号の到達を阻止する第2の位置に切換わらせる信号
をゲーティング回路206(図2)に送る。ゲーティン
グ回路206(図2)の切換の後に、マイクロプロセッ
サ202(図2)はステップ804で、マイクロプロセ
ッサ202(図2)がシステムクロック発生器228
(図2)からクロック信号を受信するのを阻止し、こう
してマイクロプロセッサ202(図2)を停止させる信
号を発生する。カーディオバージョンまたは細動除去シ
ョックを供給するのに必要とされる時間よりも長い予め
定められた時間の後に、タイマ224(図2)がステッ
プ806で、システムクロック発生器228(図2)か
らのクロック信号がマイクロプロセッサ202(図2)
により受信されるようにするウェークアップ信号を発す
る。マイクロプロセッサ202(図2)は次いで処理を
継続することができる。マイクロプロセッサ202(図
2)は次いでステップ808でゲーティング回路206
(図2)を、信号が割込みレジスタ208(図2)に到
達することを許される第1の位置に戻す。この仕方で、
割込みレジスタ208(図2)もマイクロプロセッサ2
02(図2)により発生される信号も、カーディオバー
ジョンまたは細動除去ショックの供給の間に発生される
過渡的な電気的信号により汚染されない。
【0070】再び図2を参照すると、好ましくはゲーテ
ィング回路206により切換えられ得ない少なくとも1
つの割込みレジスタを設けることは好ましい。好ましく
は、マイクロプロセッサ202によりリセットされ得る
リセットレジスタ(図示せず)はゲーティング回路20
6によりオフに切換えられ得ない。従って、マイクロプ
ロセッサ202が誤動作をしたとするとマイクロプロセ
ッサ202をリセットし、またゲーティング回路206
を割込みレジスタ208がアクセス可能でない第2の位
置にとどめることも可能である。
【0071】割込みレジスタを絶縁することなしにマイ
クロプロセッサ202がカーディオバージョンまたは細
動除去ショックの供給の間に遮断され得ることは当業者
に容易に明らかであろう。たといマイクロプロセッサ2
02が遮断されていないとしても、カーディオバージョ
ンまたは細動除去ショックの供給の間に割込みレジスタ
208が絶縁され得ることも明らかであろう。
【0072】図1の処理および制御ユニット114とし
て使用するのに適した処理および制御ユニットの代替的
な実施例が図9に示されている。処理および制御ユニッ
ト908はデータバス904、内部RAM910、RO
M912、パリティ発生器914、パリティチェック回
路916、ウォッチドッグタイマ回路918、アドレス
デコーダ920、実時間クロック論理回路922、タイ
マ924、演算コードチェック回路926およびシステ
ムクロック発生器928を含んでいる。これらは図2の
処理および制御ユニット200と結び付けて説明した仕
方と実質的にに同一の仕方で動作し、従ってこれ以上に
説明する必要はない。
【0073】しかし、この実施例では,別の誤り検査が
マイクロプロセッサユニット950により行われる。マ
イクロプロセッサユニット950は2つのマイクロプロ
セッサ、すなわち第1のマイクロプロセッサ952およ
び第2のマイクロプロセッサ954を含んでおり、これ
らの各々はコンパレータ/誤り検出器956と、データ
バス904と通信するインタフェース958とに接続さ
れている。第1および第2のマイクロプロセッサ95
2、954の各々は好ましくは、上記のゲーティング回
路206(図2)と実質的に同一の仕方で作動するゲー
ティング回路(図示せず)を有する。
【0074】図2の処理および制御ユニット200で
は、マイクロプロセッサ202に向けられるすべての信
号は単に直接にデータバス204からマイクロプロセッ
サへ通る。しかし、図9の処理および制御ユニット90
8では、マイクロプロセッサユニット950に向けられ
るすべての信号は先ずインタフェース958により受信
される。
【0075】図10中に示されているように、インタフ
ェース958(図9)はステップ1000でデータバス
904(図9)から受信された信号を二重に複写し、信
号の一方の集合を第1のマイクロプロセッサ952(図
9)に、また他方の集合を第2のマイクロプロセッサ9
54(図9)に送る。信号が第1のマイクロプロセッサ
952(図9)および第2のマイクロプロセッサ954
(図9)の各々により処理された後、それぞれの出力は
ステップ1002でコンパレータ/誤り検出器956
(図9)に送られる。コンパレータ/誤り検出器956
(図9)はステップ1004で、第1および第2のマイ
クロプロセッサ952、954の出力が実質的に同一で
あるか否かを決定するため、第1および第2のマイクロ
プロセッサ952、954の出力を比較する。コンパレ
ータ/誤り検出器956(図9)は、もし第1および第
2のマイクロプロセッサ952、954(図9)からの
処理された信号が実質的に同一でないならば、マイクロ
プロセッサ952、954(図9)が正しく機能してい
ないと決定する。従って、コンパレータ/誤り検出器9
56(図9)は、もし第1および第2のマイクロプロセ
ッサ952、954(図9)からの処理された信号が実
質的に同一であれば、マイクロプロセッサ952、95
4(図9)が正しく機能していると決定する。
【0076】もしコンパレータ/誤り検出器956(図
9)がマイクロプロセッサ952、954(図9)から
の出力が実質的に同一でないと決定すれば、コンパレー
タ/誤り検出器956(図9)は誤り検出信号を発し、
この誤り検出信号をウォッチドッグタイマ回路918
(図9)により受信され、ステップ1006で装置10
0をバックアップ整調モードに入らせる(すなわち図7
のすなわち700ないし710が実行される。しかし、
この実施例では両マイクロプロセッサは遮断されてい
る)。従って、第1のマイクロプロセッサ952(図
9)もしくは第2のマイクロプロセッサ954(図9)
の誤動作は両マイクロプロセッサ952、954(図
9)をディスエーブルし、また装置100をバックアッ
プ整調モードに入らせる。もし装置100が正常モード
もしくは中間モードにあり、またコンパレータ/誤り検
出器956(図9)が誤りを検出するならば、装置10
0はバックアップ整調モードに入れられる。
【0077】しかし、もしコンパレータ/誤り検出器9
56(図9)が第1および第2のマイクロプロセッサ9
52、954(図9)の出力が実質的に同一であると決
定するならば、処理された信号はステップ1008でイ
ンタフェース958(図9)に通信され、また次いでデ
ータバス904(図9)に通信される。
【0078】以上に、不適切な電気的刺激が患者の心臓
に供給されるのを防止するため安全性最適化のための装
置および方法を有する植え込み可能な心臓刺激装置を説
明してきた。当業者は本発明が説明された実施例とは異
なる形態で実施され得ることを理解するであろう。上記
の実施例は例示の目的で説明されたものであり、本発明
の範囲を限定するものではない。本発明の範囲は特許請
求の範囲によってのみ限定されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバックアップ整調回路を含んでい
る植え込み可能な心臓刺激装置の好ましい実施例の概要
ブロック図。
【図2】本発明による誤り検出回路を含んでいる処理お
よび制御ユニットの概要ブロック図。
【図3】図2中に示されているウォッチドッグタイマ回
路に応答するため、図2中に示されているマイクロプロ
セッサにより実行されるステップのフローダイアグラ
ム。
【図4】図2中に示されているウォッチドッグタイマ回
路により実行される誤り検出シーケンスのフローダイア
グラム。
【図5】本発明に従ってモード間の切換を行うため、図
2中に示されているウォッチドッグタイマ回路により実
行される誤り検出シーケンスのフローダイアグラム。
【図6】本発明に従ってモード間の切換を行うため、図
2中に示されているウォッチドッグタイマ回路により実
行される誤り検出シーケンスのフローダイアグラム。
【図7】本発明に従ってモード間の切換を行うため、図
2中に示されているウォッチドッグタイマ回路により実
行される誤り検出シーケンスのフローダイアグラム。
【図8】カーディオバージョンマイクロプロセッサ細動
除去ショックの供給の間の図2中に示されているマイク
ロプロセッサの遮断のためのフローダイアグラム。
【図9】本発明に従って冗長なマイクロプロセッサを含
んでいる代替的な処理および制御ユニットの概要ブロッ
ク図。
【図10】図9の第1および第2のマイクロプロセッサ
が正しく機能しているか否かを決定するために実行され
る誤り検査のためのフローダイアグラム。
【符号の説明】
100 植え込み可能な心臓刺激装置 106 患者の心臓 108 ショッキングリード 110 整調リードシステム 204 データバス 904 データバス 908 処理および制御ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミン‐ヨグ ヤング アメリカ合衆国 91755 カリフオルニア モンテリー パーク フルトン アヴエ ニユー 1332

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロプロセッサと、マイクロプロセ
    ッサに接続されたメモリ装置と、患者の心臓に電気的刺
    激パルスを供給するためマイクロプロセッサに接続され
    たパルス供給回路と、患者の心臓にバックアップ整調を
    供給するためのバックアップ整調回路と、植え込み可能
    な心臓刺激装置内の誤りを検出するための少なくとも1
    つの誤り検出回路と、誤り検出回路により検出された第
    1の誤りに応答して植え込み可能な心臓刺激装置を正常
    モードから中間モードへ切換えるため、また誤り検出回
    路により検出された第2の誤りに応答して植え込み可能
    な心臓刺激装置を中間モードからバックアップ整調モー
    ドへ切換えるため、マイクロプロセッサ、誤り検出回路
    およびバックアップ整調回路の各々に接続された切換回
    路とを含んでおり、植え込み可能な心臓刺激装置が正常
    モードにある間は、パルス供給回路がマイクロプロセッ
    サにより制御され、またマイクロプロセッサがメモリ装
    置にデータを記憶し、またメモリ装置からデータを検索
    することができ、植え込み可能な心臓刺激装置が中間モ
    ードにある間は、パルス供給回路がマイクロプロセッサ
    により制御され、マイクロプロセッサがメモリ装置にデ
    ータを記憶することができ、またマイクロプロセッサ
    が、植え込み可能な心臓刺激装置が中間モードに入った
    後に、メモリ装置に記憶されたデータを検索することが
    でき、また植え込み可能な心臓刺激装置がバックアップ
    整調モードにある間は、バックアップ整調回路が能動化
    されることを特徴とする植え込み可能な心臓刺激装置。
  2. 【請求項2】 植え込み可能な心臓刺激装置がバックア
    ップ整調モードにある間は、マイクロプロセッサがディ
    スエーブルされていることを特徴とする請求項1記載の
    装置。
  3. 【請求項3】 誤り検出回路が、装置内のアドレス誤り
    を検出するためのアドレスデコーダを含んでいることを
    特徴とする請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 メモリ装置の位置が有効な位置であるか
    否かを決定するためマイクロプロセッサがメモリ装置の
    位置にアクセスしようと試みる時にアドレスデコーダが
    メモリ装置の位置のアドレスをデコードすることを特徴
    とする請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 誤り検出回路が、装置内のパリティエラ
    ーを検出するためのパリティチェック回路を含んでいる
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 複数個のデータバイトがメモリ装置に記
    憶されており、データバイトの各々が複数個のデータビ
    ットとデータビットのパリティを指示するパリティビッ
    トとを含んでおり、またパリティチェック回路が、パリ
    ティビットが正しいか否かを決定するため、パリティビ
    ットをデータビットのパリティと比較することを特徴と
    する請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 誤り検出回路が、装置内内の演算コード
    エラーを検出するための演算コードデコーダを含んでい
    ることを特徴とする請求項1記載の装置。
  8. 【請求項8】 演算コードデコーダが、マイクロプロセ
    ッサにより取り出されるべき演算コードが有効な演算コ
    ードであるか否かを決定することを特徴とする請求項7
    記載の装置。
  9. 【請求項9】 マイクロプロセッサにより受信される割
    込み信号を発生するための割込み発生回路を含んでお
    り、マイクロプロセッサは割込み信号の受信に応答して
    受信確認信号を発生することができ、誤り検出回路がウ
    ォッチドッグタイマ回路を含んでおり、マイクロプロセ
    ッサが割込み信号を受信した後の予め定められた時間間
    隔内でマイクロプロセッサがウォッチドッグタイマ回路
    に正しい受信確認信号を通信しない時、ウォッチドッグ
    タイマ回路が植え込み可能な心臓刺激装置をバックアッ
    プ整調モードに切換えるべく切換回路をトリガすること
    を特徴とする請求項1記載の装置。
  10. 【請求項10】 もし1つよりも多い受信確認信号が予
    め定められた時間間隔内でウォッチドッグタイマ回路に
    より受信されるならば、ウォッチドッグタイマ回路が植
    え込み可能な心臓刺激装置をバックアップ整調モードに
    切換えるべく切換回路をトリガすることを特徴とする請
    求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 切換のための回路がウォッチドッグタ
    イマ回路を含んでいることを特徴とする請求項9記載の
    装置。
  12. 【請求項12】 ウォッチドッグタイマ回路が植え込み
    可能な心臓刺激装置を正常モードからバックアップ整調
    モードに切換えるべく切換回路をトリガすることを特徴
    とする請求項9記載の装置。
  13. 【請求項13】 ウォッチドッグタイマ回路が植え込み
    可能な心臓刺激装置を中間モードからバックアップ整調
    モードに切換えるべく切換回路をトリガすることを特徴
    とする請求項9記載の装置。
  14. 【請求項14】 パルス発生回路が少なくとも1つの出
    力キャパシタと接続されている高電圧ショッキング回路
    を含んでおり、また誤り検出回路が出力キャパシタ上の
    予め定められた電圧をモニタするための高電圧モニタリ
    ング手段を含んでいることを特徴とする請求項1記載の
    装置。
  15. 【請求項15】 パルス発生回路が少なくとも1つの出
    力キャパシタと接続されている高電圧ショッキング回路
    を含んでおり、また誤り検出回路が患者に供給されるシ
    ョックの大きさをモニタするための高電圧モニタリング
    手段を含んでいることを特徴とする請求項1記載の装
    置。
  16. 【請求項16】 患者の心臓に電気的刺激パルスを供給
    するためのパルス供給回路と、マイクロプロセッサと、
    メモリ装置と、植え込み可能な心臓刺激装置内の誤りを
    検出するための少なくとも1つの誤り検出回路と、患者
    の心臓にバックアップ整調を供給するためのバックアッ
    プ整調回路とを含んでいる植え込み可能な心臓刺激装置
    を作動させる方法において、パルス供給回路がマイクロ
    プロセッサにより制御され、またマイクロプロセッサが
    メモリ装置にデータを記憶し、またメモリ装置からデー
    タを検索することができる正常モードで植え込み可能な
    心臓刺激装置を作動させる過程と、パルス供給回路がマ
    イクロプロセッサにより制御され、マイクロプロセッサ
    がメモリ装置にデータを記憶することができ、またマイ
    クロプロセッサが、植え込み可能な心臓刺激装置が中間
    モードに入った後に、メモリ装置に記憶されているデー
    タを検索することができる中間モードで植え込み可能な
    心臓刺激装置を作動させる過程と、バックアップ整調回
    路が能動化されているバックアップ整調モードで植え込
    み可能な心臓刺激装置を作動させる過程と、誤り検出回
    路により検出された第1の誤りに応答して植え込み可能
    な心臓刺激装置を正常モードから中間モードへ切換え、
    また誤り検出回路により検出された第2の誤りに応答し
    て植え込み可能な心臓刺激装置を中間モードからバック
    アップ整調モードへ切換える切換過程とを含んでいるこ
    とを特徴とする植え込み可能な心臓刺激装置の作動方
    法。
  17. 【請求項17】 誤り検出回路により検出された第2の
    誤りに応答してマイクロプロセッサをディスエーブルす
    る過程を含んでいることを特徴とする請求項16記載の
    方法。
  18. 【請求項18】 切換過程が、誤り検出回路により検出
    されたアドレス誤りに応答して植え込み可能な心臓刺激
    装置を切換える過程を含んでいることを特徴とする請求
    項16記載の方法。
  19. 【請求項19】 切換過程が、誤り検出回路により検出
    されたパリティエラーに応答して植え込み可能な心臓刺
    激装置を切換える過程を含んでいることを特徴とする請
    求項16記載の方法。
  20. 【請求項20】 切換過程が、誤り検出回路により検出
    された演算コードエラーに応答して植え込み可能な心臓
    刺激装置を切換える過程を含んでいることを特徴とする
    請求項16記載の方法。
  21. 【請求項21】 誤り検出回路がウォッチドッグタイマ
    回路を含んでいる場合に、マイクロプロセッサに割込み
    信号を与える過程を含んでおり、マイクロプロセッサは
    割込み信号の受信に応答してウォッチドッグタイマ回路
    に受信確認信号を通信することができ、マイクロプロセ
    ッサが割込み信号を受信した後の予め定められた時間間
    隔内でマイクロプロセッサからウォッチドッグタイマ回
    路により正しい受信確認信号が受信されない時、植え込
    み可能な心臓刺激装置をバックアップ整調モードに切換
    える過程を含んでいることを特徴とする請求項16記載
    の方法。
  22. 【請求項22】 もし1つよりも多い受信確認信号が予
    め定められた時間間隔内でウォッチドッグタイマ回路に
    より受信されるならば、植え込み可能な心臓刺激装置を
    バックアップ整調モードに切換える過程を含んでいるこ
    とを特徴とする請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 第1のマイクロプロセッサと、第2の
    マイクロプロセッサと、バックアップ整調回路と、第1
    および第2のマイクロプロセッサの各々に接続されてい
    るコンパレータと、バックアップ整調回路を能動化する
    ためコンパレータおよびバックアップ整調回路の各々に
    接続されている切換回路と、コンパレータおよび第1お
    よび第2のマイクロプロセッサの各々に接続されている
    インタフェース回路と、インタフェース回路に接続され
    ているデータバスとを含んでおり、インタフェース回路
    がデータバスから信号を受信し、また信号を第1および
    第2のマイクロプロセッサの各々に通信し、第1のマイ
    クロプロセッサが第1の処理された信号を形成するべく
    信号を処理し、第2のマイクロプロセッサが第2の処理
    された信号を形成するべく信号を処理し、第1および第
    2の処理された信号の各々がコンパレータに通信され、
    コンパレータが、第1および第2のマイクロプロセッサ
    が正しく機能しているか否かを決定するため、第1およ
    び第2の処理された信号を比較し、また第1および第2
    のマイクロプロセッサが正しく機能していないことをコ
    ンパレータが決定する時、切換回路がバックアップ整調
    回路を能動化することを特徴とする植え込み可能な心臓
    刺激装置。
  24. 【請求項24】 コンパレータが、もし第1および第2
    の処理された信号が実質的に同一でないならば、第1お
    よび第2のマイクロプロセッサが正しく機能していない
    ことを決定することを特徴とする請求項23記載の装
    置。
  25. 【請求項25】 もしコンパレータが、第1および第2
    のマイクロプロセッサが正しく機能していないことを決
    定するならば、第1および第2のマイクロプロセッサが
    ディスエーブルされることを特徴とする請求項23記載
    の装置。
  26. 【請求項26】 第1のマイクロプロセッサと、第2の
    マイクロプロセッサと、第1および第2のマイクロプロ
    セッサの各々に接続されているコンパレータと、第1お
    よび第2のマイクロプロセッサの各々に接続されている
    データバスと、バックアップ整調回路とを含んでいる植
    え込み可能な心臓刺激装置を作動させる方法において、
    データバスからの信号を第1および第2のマイクロプロ
    セッサの各々に通信し、第1のマイクロプロセッサが第
    1の処理された信号を形成するべく信号を処理し、第2
    のマイクロプロセッサが第2の処理された信号を形成す
    るべく信号を処理する過程と、第1および第2の処理さ
    れた信号の各々をコンパレータに通信する過程と、第1
    および第2のマイクロプロセッサが正しく機能している
    か否かを決定するため、コンパレータを使用して第1お
    よび第2の処理された信号を比較する過程と、第1およ
    び第2のマイクロプロセッサが正しく機能していないこ
    とをコンパレータが決定する時、切換回路がバックアッ
    プ整調回路を能動化する過程とを含んでいることを特徴
    とする植え込み可能な心臓刺激装置の作動方法。
  27. 【請求項27】 比較過程が、第1および第2の処理さ
    れた信号が実質的に同一でない時に、マイクロプロセッ
    サが正しく機能していないことを決定する過程を含んで
    いることを特徴とする請求項26記載の方法。
  28. 【請求項28】 コンパレータが、第1および第2のマ
    イクロプロセッサが正しく機能していないことを決定す
    る時に、第1および第2のマイクロプロセッサの各々を
    ディスエーブルする過程を含んでいることを特徴とする
    請求項26記載の方法。
  29. 【請求項29】 患者の心臓に電気的ショックを供給す
    るための植え込み可能な心臓刺激装置において、患者の
    心臓に電気的ショックを供給するための回路と、回路を
    制御するためのマイクロプロセッサと、マイクロプロセ
    ッサにクロック信号を与えるためのシステムクロック発
    生器と、マイクロプロセッサおよびシステムクロック発
    生器と通信するタイマとを含んでおり、タイマが予め定
    められた時間間隔後にシステムクロック発生器にウェー
    クアップ信号を送るべく患者の心臓への電気的ショック
    の供給の直前にマイクロプロセッサによりプログラムさ
    れており、マイクロプロセッサがマイクロプロセッサに
    よる処理を停止するためマイクロプロセッサがシステム
    クロック発生器からクロック信号を受信するのを阻止す
    るべくシステムクロック発生器に信号を送り、マイクロ
    プロセッサが患者の心臓への電気的ショックの供給の直
    前に信号を送り、タイマが予め定められた時間間隔が経
    過した後にウェークアップ信号を発生し、ウェークアッ
    プ信号がマイクロプロセッサによる処理を許すためマイ
    クロプロセッサがシステムクロック発生器からクロック
    信号を受信するのをイネーブルすることを特徴とする植
    え込み可能な心臓刺激装置。
  30. 【請求項30】 マイクロプロセッサが割込みレジスタ
    を有し、また装置が、マイクロプロセッサにより制御さ
    れるゲーティング回路を含んでおり、ゲーティング回路
    が信号が割込みレジスタへ通信されることを許す第1の
    位置と、信号が割込みレジスタへ通信されることを阻止
    する第2の位置とを有し、マイクロプロセッサが患者の
    心臓への電気的ショックの供給の直前にゲーティング回
    路を第1の位置から第2の位置へ切換えることを特徴と
    する請求項29記載の装置。
  31. 【請求項31】 マイクロプロセッサが患者の心臓への
    電気的ショックの供給後にゲーティング回路を第2の位
    置から第1の位置へ切換えることを特徴とする請求項3
    0記載の装置。
  32. 【請求項32】 電気的ショックがカーディオバージョ
    ンショックまたは細動除去ショックの1つを含んでいる
    ことを特徴とする請求項29記載の装置。
  33. 【請求項33】 予め定められた時間間隔が電気的ショ
    ックの供給の時間よりも長いことを特徴とする請求項2
    9記載の装置。
  34. 【請求項34】 患者の心臓に電気的ショックを供給す
    るためのショッキング回路と、ショッキング回路を制御
    するための処理手段と、患者の心臓への電気的ショック
    の供給の直前に処理手段をディスエーブルするため、ま
    た電気的ショックが供給された後の予め定められた時間
    間隔後に処理手段をイネーブルするためのタイミング手
    段とを含んでいることを特徴とする植え込み可能な心臓
    刺激装置。
  35. 【請求項35】 処理手段が割込みレジスタを含んでお
    り、またタイミング手段が、患者の心臓への電気的ショ
    ックの供給の直前に割込みレジスタをディスエーブルす
    るため、また電気的ショックが供給された後の予め定め
    られた時間間隔後に割込みレジスタをイネーブルするた
    めの手段を含んでいることを特徴とする請求項34記載
    の装置。
  36. 【請求項36】 患者の心臓に電気的ショックを供給す
    るためのパルス発生回路と、マイクロプロセッサと、マ
    イクロプロセッサと通信するタイマと、マイクロプロセ
    ッサにクロック信号を与えるためのシステムクロック発
    生器とを含んでいる植え込み可能な心臓刺激装置を作動
    させる方法において、予め定められた時間間隔後にシス
    テムクロック発生器にウェークアップ信号を送るべく患
    者の心臓への電気的ショックの供給の直前にタイマをプ
    ログラムする過程と、マイクロプロセッサがマイクロプ
    ロセッサによる処理を停止するためマイクロプロセッサ
    がシステムクロック発生器からクロック信号を受信する
    のを阻止するべく電気的ショックの供給の直前にシステ
    ムクロック発生器に信号を送る過程とを含んでおり、タ
    イマが予め定められた時間間隔が経過した後にウェーク
    アップ信号を発生し、ウェークアップ信号がマイクロプ
    ロセッサによる処理を許すためマイクロプロセッサがシ
    ステムクロック発生器からクロック信号を受信するのを
    イネーブルすることを特徴とする植え込み可能な心臓刺
    激装置の作動方法。
  37. 【請求項37】 電気的ショックがカーディオバージョ
    ンショックまたは細動除去ショックの1つを含んでいる
    ことを特徴とする請求項36記載の方法。
  38. 【請求項38】 予め定められた時間間隔が電気的ショ
    ックの供給の時間よりも長いことを特徴とする請求項3
    6記載の方法。
  39. 【請求項39】 植え込み可能な心臓刺激装置が、マイ
    クロプロセッサに接続され信号がマイクロプロセッサの
    割込みレジスタへ通信されることを許す第1の位置と、
    信号が割込みレジスタへ通信されることを阻止する第2
    の位置とを有するゲーティング回路をも含んでいる場合
    に、患者の心臓への電気的刺激の供給の間に割込みレジ
    スタが電気的信号を受信するのを阻止するため患者の心
    臓への電気的刺激の供給の直前にゲーティング回路を第
    1の位置から第2の位置へ切換える過程を含んでいるこ
    とを特徴とする請求項36記載の方法。
  40. 【請求項40】 患者の心臓に電気的ショックを供給す
    るための回路と、回路を制御するための、割込みレジス
    タを有するマイクロプロセッサと、マイクロプロセッサ
    により制御されるゲーティング回路とを含んでおり、ゲ
    ーティング回路が、信号がマイクロプロセッサの割込み
    レジスタへ通信されることを許す第1の位置と、信号が
    割込みレジスタへ通信されることを阻止する第2の位置
    とを有し、マイクロプロセッサが患者の心臓への電気的
    刺激の供給の直前にゲーティング回路を第1の位置から
    第2の位置へ切換えることを特徴とする植え込み可能な
    心臓刺激装置。
  41. 【請求項41】 マイクロプロセッサが患者の心臓への
    電気的ショックの供給後にゲーティング回路を第2の位
    置から第1の位置へ切換えることを特徴とする請求項4
    0記載の装置。
  42. 【請求項42】 電気的ショックがカーディオバージョ
    ンショックまたは細動除去ショックの1つを含んでいる
    ことを特徴とする請求項40記載の装置。
  43. 【請求項43】 患者の心臓に電気的刺激を供給するた
    めのパルス発生回路と、回路を制御するための割込みレ
    ジスタを有するマイクロプロセッサと、マイクロプロセ
    ッサに接続され信号がマイクロプロセッサの割込みレジ
    スタへ通信されることを許す第1の位置と、信号が割込
    みレジスタへ通信されることを阻止する第2の位置とを
    有する植え込み可能な心臓刺激装置を作動させる方法に
    おいて、患者の心臓への電気的刺激の供給の間に割込み
    レジスタが電気的信号を受信するのを阻止するため患者
    の心臓への電気的刺激の供給の直前にゲーティング回路
    を第1の位置から第2の位置へ切換える過程を含んでい
    ることを特徴とする植え込み可能な心臓刺激装置の作動
    方法。
  44. 【請求項44】 患者の心臓への電気的ショックの供給
    後にゲーティング回路を第2の位置から第1の位置へ切
    換える過程を含んでいることを特徴とする請求項43記
    載の方法。
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