JPH0928783A - 医療用粘着テープ - Google Patents
医療用粘着テープInfo
- Publication number
- JPH0928783A JPH0928783A JP7181282A JP18128295A JPH0928783A JP H0928783 A JPH0928783 A JP H0928783A JP 7181282 A JP7181282 A JP 7181282A JP 18128295 A JP18128295 A JP 18128295A JP H0928783 A JPH0928783 A JP H0928783A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive tape
- tacky adhesive
- medical treatment
- base material
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Materials For Medical Uses (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 適度の柔軟性を有するとともに、貼り付け時
にしわになり難く、製造する際に工程紙を必要としない
医療用粘着テープを提供する。 【解決手段】 本発明医療用粘着テープは、基材１であ
る合成樹脂フィルムの片面に粘着剤層２が設けられてな
る医療用粘着テープにおいて、基材１が線状低密度ポリ
エチレンとポリブテン１との混合物であり、その混合比
が重量比で６０〜８０：４０〜２０である。
にしわになり難く、製造する際に工程紙を必要としない
医療用粘着テープを提供する。 【解決手段】 本発明医療用粘着テープは、基材１であ
る合成樹脂フィルムの片面に粘着剤層２が設けられてな
る医療用粘着テープにおいて、基材１が線状低密度ポリ
エチレンとポリブテン１との混合物であり、その混合比
が重量比で６０〜８０：４０〜２０である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚の創傷を水濡
れ等から保護するための医療用粘着テープに関する。
れ等から保護するための医療用粘着テープに関する。
【０００２】
【従来の技術】皮膚に受けた創傷が水に濡れたり、他の
ものと直接触れたりするのを防止するための絆創膏等に
は、合成樹脂フィルムの片面に粘着剤層が設けられたも
のが用いられている。従来、このような絆創膏に用いら
れる合成樹脂フィルムとして、柔軟性に富み、伸縮性に
すぐれたポリウレタンフィルムが多く使用されている。
ポリウレタンフィルムは非常に柔らかく皮膚によくなじ
む反面、扱い難いので、例えばポリエチレンテレフタレ
ートフィルム等のような、ある程度剛性を有する工程紙
を粘着剤層に貼り合わせた形態で製品とされている。
ものと直接触れたりするのを防止するための絆創膏等に
は、合成樹脂フィルムの片面に粘着剤層が設けられたも
のが用いられている。従来、このような絆創膏に用いら
れる合成樹脂フィルムとして、柔軟性に富み、伸縮性に
すぐれたポリウレタンフィルムが多く使用されている。
ポリウレタンフィルムは非常に柔らかく皮膚によくなじ
む反面、扱い難いので、例えばポリエチレンテレフタレ
ートフィルム等のような、ある程度剛性を有する工程紙
を粘着剤層に貼り合わせた形態で製品とされている。
【０００３】例えば、実開平５−２４０２１号公報に
は、ポリウレタンフィルムの片面に粘着剤層が設けられ
た粘着テープの、該ポリウレタンフィルムの他の面にポ
リプロピレンフィルムを積層して支持された創傷保護材
が記載されている。
は、ポリウレタンフィルムの片面に粘着剤層が設けられ
た粘着テープの、該ポリウレタンフィルムの他の面にポ
リプロピレンフィルムを積層して支持された創傷保護材
が記載されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ポリウレタンフィルム
の製造はキャスティング法により行われるため、ポリプ
ロピレンフィルムやポリエチレンテレフタレートフィル
ムのようなキャスティング用の工程紙を必要とする。
又、柔軟性と伸縮性が非常にすぐれているため、上記公
報に記載のような、ポリウレタンフィルムを基材とした
創傷保護材は、キャスティング用の工程紙を積層したま
ゝ裁断等の加工が施され、製品となされる。
の製造はキャスティング法により行われるため、ポリプ
ロピレンフィルムやポリエチレンテレフタレートフィル
ムのようなキャスティング用の工程紙を必要とする。
又、柔軟性と伸縮性が非常にすぐれているため、上記公
報に記載のような、ポリウレタンフィルムを基材とした
創傷保護材は、キャスティング用の工程紙を積層したま
ゝ裁断等の加工が施され、製品となされる。
【０００５】そのため、工程紙の分だけコストが高くな
り、使用するときには粘着剤層面の離型紙を剥がすこと
に加え、工程紙を剥がす作業が必要である。又、ポリウ
レタンフィルムは非常に柔軟であるために、工程紙を剥
がすと貼り付け時にしわができ易いという問題がある。
り、使用するときには粘着剤層面の離型紙を剥がすこと
に加え、工程紙を剥がす作業が必要である。又、ポリウ
レタンフィルムは非常に柔軟であるために、工程紙を剥
がすと貼り付け時にしわができ易いという問題がある。
【０００６】本発明は上記従来の問題点を解消し、適度
の柔軟性を有するとともに、貼り付け時にしわになり難
く、製造する際に工程紙を必要としない医療用粘着テー
プを提供することを目的とする。
の柔軟性を有するとともに、貼り付け時にしわになり難
く、製造する際に工程紙を必要としない医療用粘着テー
プを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明医療用粘着テープ
は、基材である合成樹脂フィルムの片面に粘着剤層が設
けられてなる医療用粘着テープにおいて、基材が線状低
密度ポリエチレンとブテン１との混合物であり、その混
合比が重量比で６０〜８０：４０〜２０であることを特
徴とするものである。
は、基材である合成樹脂フィルムの片面に粘着剤層が設
けられてなる医療用粘着テープにおいて、基材が線状低
密度ポリエチレンとブテン１との混合物であり、その混
合比が重量比で６０〜８０：４０〜２０であることを特
徴とするものである。
【０００８】本発明医療用粘着テープでは、基材として
線状低密度ポリエチレンとポリブテン１とを上記の範囲
で混合した混合物を用いることにより、適度なこしの強
さと皮膚に貼付したとき皮膚の動きに充分追随できる柔
軟性とが同時に得られる。線状低密度ポリエチレンが上
記の範囲を超えて多くなると、基材が硬くなり柔軟性を
失う。又、上記の範囲よりも少なくなると、ポリブテン
１の性質が強く現れ、柔らかくなりすぎて成形し難くな
り、製品はブロッキングを起こし易くなるので混合比は
重量比で６０〜８０：４０〜２０に限定され、好ましく
は６５〜７５：３５〜２５である。ポリブテン１は分子
量が１０〜２２万のものを用いるのが好ましい。
線状低密度ポリエチレンとポリブテン１とを上記の範囲
で混合した混合物を用いることにより、適度なこしの強
さと皮膚に貼付したとき皮膚の動きに充分追随できる柔
軟性とが同時に得られる。線状低密度ポリエチレンが上
記の範囲を超えて多くなると、基材が硬くなり柔軟性を
失う。又、上記の範囲よりも少なくなると、ポリブテン
１の性質が強く現れ、柔らかくなりすぎて成形し難くな
り、製品はブロッキングを起こし易くなるので混合比は
重量比で６０〜８０：４０〜２０に限定され、好ましく
は６５〜７５：３５〜２５である。ポリブテン１は分子
量が１０〜２２万のものを用いるのが好ましい。
【０００９】上記混合物を用いてフィルム状に成形する
ためには、Ｔダイ又はインフレーションダイ等を用いて
容易に成形することができる。特に広幅の原反を製造す
る必要がなく、厚みを制御し易い点でＴダイを用いて押
出し成形するのが好ましい。又、成形されるフィルムの
厚みは、用途面で２０〜３０μｍ程度が好ましい。この
フイルムの片面に形成される粘着剤層は、通常絆創膏に
用いられているアクリル系粘着剤等が使用でき、その厚
みは１０〜２０μｍが適当である。
ためには、Ｔダイ又はインフレーションダイ等を用いて
容易に成形することができる。特に広幅の原反を製造す
る必要がなく、厚みを制御し易い点でＴダイを用いて押
出し成形するのが好ましい。又、成形されるフィルムの
厚みは、用途面で２０〜３０μｍ程度が好ましい。この
フイルムの片面に形成される粘着剤層は、通常絆創膏に
用いられているアクリル系粘着剤等が使用でき、その厚
みは１０〜２０μｍが適当である。
【００１０】上記粘着剤層面には離型紙を積層し、該離
型紙とともに粘着テープを所定の大きさ、形状に裁断、
打ち抜き等の加工を行って製品とする。
型紙とともに粘着テープを所定の大きさ、形状に裁断、
打ち抜き等の加工を行って製品とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】次に、本発明医療用粘着テープの
実施例を図面を参照して説明する。 （実施例１〜３）図１は本発明医療用粘着テープの実施
例を示す斜視図であり、表１に示す組成のポリオレフィ
ン樹脂をＴダイにより押出し成形した基材フィルム１の
片面に、厚み１０μｍのアクリル系粘着剤層２が転写法
により設けられ、該アクリル系粘着剤層２面に片面シリ
コーン処理した離型紙３が積層され、該離型紙３の離型
処理面の背面にフレキソ印刷が施された後、一定の間隔
で離型紙３にハーフカット３１が施され、その後、所定
の形状に打ち抜かれたものである。
実施例を図面を参照して説明する。 （実施例１〜３）図１は本発明医療用粘着テープの実施
例を示す斜視図であり、表１に示す組成のポリオレフィ
ン樹脂をＴダイにより押出し成形した基材フィルム１の
片面に、厚み１０μｍのアクリル系粘着剤層２が転写法
により設けられ、該アクリル系粘着剤層２面に片面シリ
コーン処理した離型紙３が積層され、該離型紙３の離型
処理面の背面にフレキソ印刷が施された後、一定の間隔
で離型紙３にハーフカット３１が施され、その後、所定
の形状に打ち抜かれたものである。
【００１２】（比較例１）基材フィルムとして厚み２０
μｍのポリウレタンフィルムを用いた以外は実施例と同
様の構成としたものである。
μｍのポリウレタンフィルムを用いた以外は実施例と同
様の構成としたものである。
【００１３】性能評価 （１）実施例及び比較例の医療用粘着テープの１０％モ
ジュラス及びステンレス板に対する１８０度剥離試験に
よる粘着力を測定。 （２）実用性評価 皮膚への貼り付け作業性 ○；良い △；やや悪い ×；悪い 貼り付け時のしわの発生 ○；なし △；少し発生 ×；かなり多く発生 皮膚へのなじみ ○；良い △；やや悪い ×；悪い 以上の結果を表１に示す。
ジュラス及びステンレス板に対する１８０度剥離試験に
よる粘着力を測定。 （２）実用性評価 皮膚への貼り付け作業性 ○；良い △；やや悪い ×；悪い 貼り付け時のしわの発生 ○；なし △；少し発生 ×；かなり多く発生 皮膚へのなじみ ○；良い △；やや悪い ×；悪い 以上の結果を表１に示す。
【００１４】
【表１】
【００１５】
【発明の効果】本発明医療用粘着テープは以上の構成で
あり、基材が線状低密度ポリエチレンとブテン１とが重
量比で６０〜８０：４０〜２０の混合物を使用するの
で、適度なこしの強さと皮膚に貼付したとき皮膚の動き
に充分追随できる柔軟性とが同時に得られると同時に、
貼り付け時にしわになり難い。又、製造する際に工程紙
を必要とせず、貼り付けて使用するときにしわになり難
い。
あり、基材が線状低密度ポリエチレンとブテン１とが重
量比で６０〜８０：４０〜２０の混合物を使用するの
で、適度なこしの強さと皮膚に貼付したとき皮膚の動き
に充分追随できる柔軟性とが同時に得られると同時に、
貼り付け時にしわになり難い。又、製造する際に工程紙
を必要とせず、貼り付けて使用するときにしわになり難
い。
【００１６】
【図１】本発明医療用粘着テープの実施例を示す斜視
図。
図。
１ ：基材フィルム ２ ：アクリル系粘着剤層 ３ ：離型紙 ３１：ハーフカット
Claims (1)
- 【請求項１】 基材である合成樹脂フィルムの片面に粘
着剤層が設けられてなる医療用粘着テープにおいて、基
材が線状低密度ポリエチレンとポリブテン１との混合物
であり、その混合比が重量比で６０〜８０：４０〜２０
であることを特徴とする医療用粘着テープ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7181282A JPH0928783A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 医療用粘着テープ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7181282A JPH0928783A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 医療用粘着テープ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0928783A true JPH0928783A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16097973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7181282A Pending JPH0928783A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 医療用粘着テープ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0928783A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210126831A (ko) * | 2020-04-10 | 2021-10-21 | 대진대학교 산학협력단 | 부착식 일회용 마스크 |
-
1995
- 1995-07-18 JP JP7181282A patent/JPH0928783A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210126831A (ko) * | 2020-04-10 | 2021-10-21 | 대진대학교 산학협력단 | 부착식 일회용 마스크 |
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