JPH09286247A - 燃料貯蔵装置 - Google Patents

燃料貯蔵装置

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JPH09286247A
JPH09286247A JP9714596A JP9714596A JPH09286247A JP H09286247 A JPH09286247 A JP H09286247A JP 9714596 A JP9714596 A JP 9714596A JP 9714596 A JP9714596 A JP 9714596A JP H09286247 A JPH09286247 A JP H09286247A
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gun
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Seiji Mori
清司 森
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智一 村口
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガンノズル径識別用のガイド部材と細径の給
油管を有する場合であっても、ガンノズルや給油管に損
傷を与えることなく給油ガンを挿入及び保持可能であっ
て、給油性を高く維持可能な燃料貯蔵装置を提供する。 【解決手段】 燃料貯蔵装置は、給油ガン(50)のガンノ
ズル(52)が挿入可能とされ、燃料を燃料タンクに送給す
る給油管(2)と、給油管の他端に連続して設けられ、ガ
ンノズルの給油管への挿入を案内するとともに給油ガン
を保持する給油口(10)と、給油管の他端に形成され、ガ
ンノズルの所定外径よりも僅かに大きな内径を有する縮
径部(2c)と、開口孔(21)を有して所定外径以下のガンノ
ズルの挿通のみを許容しガンノズルの縮径部への挿入を
ガイドするガイド手段(20)とを備え、このガイド手段
は、ガンノズルの給油口の径方向での変位(二点鎖線か
ら実線へ)を可能とする変位手段(ラバー材)を含んで
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に搭載さ
れる燃料貯蔵装置に関し、燃料の給油性を向上させる技
術に関する。
【0002】
【関連する背景技術】自動車のエンジンや車体には、大
気汚染の防止等を図るべく、有害排出成分を処理するた
めの種々のデバイスが取付けられている。例えば、燃焼
室からはクランクケース内に未燃燃料成分(HC)を主
成分とするブローバイガスが漏出するが、これはブロー
バイガス還流装置により吸気管に導入され、新気と共に
燃焼される。また、燃料タンク内で発生したガソリン蒸
気、すなわち、HCを主成分とする燃料蒸発ガスは、燃
料蒸発ガス排出抑止装置を介して吸気管に導入され、ブ
ローバイガスと同様に新気と共に燃焼される。更に、給
油時に燃料タンク内に溜まっていた燃料蒸発ガスが、給
油口から大気中に排出されることを防止するべく、OR
VR(Onboard Refueling Vapor Recovery)システムが
開発されている。
【0003】ORVRシステムには、給油時のアスピレ
ーションによって、給油ガンのガンノズルの周囲の大気
を燃料と伴に給油管に吸い込み、給油中の燃料からの蒸
発ガスの流出を防止するものの他、燃料タンク内に溜ま
っていた燃料蒸発ガスをベーパホースを介して燃料蒸発
ガス排出抑止装置であるキャニスタに導入しエンジンの
吸気系に供給し燃焼させるものも含まれている。
【0004】しかしながら、給油時において大気を燃料
とともに給油管に吸い込むと、この大気が燃料を吸収
し、燃料タンク内での燃料蒸発ガスの発生量が増加す
る。このように燃料蒸発ガスが増加すると、ベーパホー
スを介してキャニスタに導入される燃料蒸発ガスの量も
増加することになり、結果としてキャニスタの負担が多
くなり、キャニスタの大型化を余儀なくされる。
【0005】そこで、給油時における大気の吸引量を低
減すべく、給油管の内径寸法を給油ガンのガンノズルの
外径寸法に極力近づけることが考えられており、その技
術が実開昭63−61337号公報等に開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
無鉛ガソリン車への有鉛ガソリンの誤給油を防止すべ
く、給油ガンのガンノズルの外径寸法を違えており、一
方、これに応じて車両側には、給油口に有鉛ガソリン用
のガンノズルの挿入防止ガイド部材、即ちガンノズル径
識別ガイド部材を備えるようにしている。このようなガ
イド部材を備えた車両にあっては、上記公報に開示され
る如く給油管の内径寸法をガンノズルの外径寸法に近づ
けると、このガイド部材の存在によって、給油ガンのガ
ンノズルの先端が確実には給油管に挿入或いは所定位置
に案内されない状態で保持されることになる。従って、
給油性が悪化したり、また強引にガンノズル先端を給油
管に挿入させようとしてガイド部材或いは給油管に損傷
を与える虞があり好ましいことではない。
【0007】また、給油ガンには、給油により燃料タン
クが燃料で満たされると、給油管を遡る燃料を検出して
燃料の給油を自動的に停止させる給油ストップセンサが
設けられている。この給油ストップセンサは、例えば、
給油ガンのガンノズルの先端に設けられた検出孔から燃
料を吸引し、検出孔内の圧力が上昇すると燃料の給油を
停止するものである。
【0008】しかしながら、上記のように、給油管の内
径寸法をガンノズルの外径寸法に近づけると、検出孔と
給油管の内壁面とが接触し易くなり、検出孔が塞がれて
検出孔内の圧力が上昇して給油ストップセンサが誤作動
したり、また検出孔から燃料が良好に吸引されなかった
りして給油ストップセンサが適正に機能しない虞があ
る。上記公報に開示された技術を参照すると、検出孔に
対峙するように位置させて燃料を通す連通孔等を設ける
ようにしているが、給油時に連通孔と検出孔との位置を
常に一致させることは困難であり、この技術では必ずし
も給油ストップセンサを常に良好に機能させているとは
いえない。
【0009】本発明は、上述した事情に基づきなされた
もので、その目的とするところは、給油管の内径寸法を
ガンノズルの外径寸法に近づけた燃料貯蔵装置におい
て、主としてガンノズル径識別ガイド部材を有する場合
であってもガンノズルや給油管に損傷を与えることなく
給油ガンを確実に所定位置に保持させることが可能であ
って、さらに副次的にして確実に燃料の過供給を防止可
能な燃料貯蔵装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1は、車両に搭載され、当該車両
の内燃機関に供給される燃料を貯蔵する燃料タンクと、
一端が前記燃料タンクに接続される一方、他端に所定外
径以下の外径を有する給油ガンのガンノズルが挿入可能
とされ、前記給油ガンから供給される燃料を前記燃料タ
ンクに送給する給油管と、前記給油管の少なくとも前記
他端に形成され、前記ガンノズルの所定外径よりも僅か
に大きな内径を有する縮径部と、前記給油管の他端に連
続して設けられ、前記ガンノズルの前記給油管への挿入
を案内するとともに前記給油ガンを保持する給油口と、
前記給油口内に設けられ、前記所定外径以下のガンノズ
ルの挿通のみを許容する開口孔を有し、前記ガンノズル
の前記縮径部への挿入をガイドするガイド手段とを備
え、前記ガイド手段は、前記ガンノズルの前記給油口の
径方向での変位を可能とする変位手段を含んでなること
を特徴としている。
【0011】従って、給油ガンのガンノズルが給油管に
挿入され給油が開始されると、縮径部での給油管とガン
ノズルと間の隙間は僅かであるので、燃料とともに大気
が燃料タンクに吸引されることが極力防止される。これ
により、燃料タンク内での燃料蒸発ガスの発生が好適に
抑制される。また、所定外径以下のガンノズルの挿通の
みを許容するガイド手段の開口孔により、所望の燃料以
外の燃料供給用の給油ガンの誤挿入が禁止され、不適切
な燃料の供給が防止される。さらに、ガイド手段の開口
孔の位置はガンノズルの給油口の径方向での変位に追従
するため、ガンノズル先端の縮径部他端側への案内及び
給油中における給油ガンの給油口への保持が容易且つ確
実である。
【0012】また、請求項2の発明では、前記縮径部
は、前記給油ガンが前記給油口の所定位置まで挿入され
た際に前記ガンノズルの先端に設けられた給油ストップ
センサと対向する内壁面に前記給油管の長手方向に延び
る溝を有することを特徴としている。従って、給油中に
おける給油ガンの給油口への保持がさらに容易且つ確実
であり、また、給油ガンの給油ストップセンサの検出孔
が縮径部の内壁面と当接してしまうことがなくなるとと
もに燃料が溝を伝って良好に検出孔に達し、給油ストッ
プセンサが誤作動なく確実に機能する。
【0013】また、請求項3の発明では、前記ガイド手
段は、上下方向に拡幅され、横方向の開口幅が前記所定
外径よりも僅かに大きく形成された長孔状の開口孔を含
んでなることを特徴としている。従って、簡単な構造に
して、ガンノズル先端の縮径部他端側への案内及び給油
中における給油ガンの給油口への保持が容易且つ確実と
される。
【0014】また、請求項4の発明では、前記ガイド手
段は、中央に前記開口孔を有し、外周縁が前記給油口の
内壁面に接合された弾性部材と、この弾性部材の前記開
口孔周縁に沿い埋設されたリング部材とからなることを
特徴としている。従って、比較的簡単な構造にして、ガ
ンノズル先端の縮径部他端側への案内及び給油中におけ
る給油ガンの給油口への保持が容易且つ確実とされると
ともに、給油管側への大気の流入が好適に防止され、燃
料タンク内での燃料蒸発ガスの発生が好適に抑制され
る。
【0015】また、請求項5の発明では、前記ガイド手
段は、中央に前記開口孔を有する板部材と、外周縁が前
記給油口の内壁面に接合され、前記板部材の前記給油口
の径方向での変位を案内する枠部材と、前記板部材と前
記給油口の内壁面との間に縮設され、前記板部材を前記
給油口の中心に向け付勢するバネ部材とからなることを
特徴としている。
【0016】従って、ガイド手段の耐久性が高く保持さ
れながら、ガンノズル先端の縮径部他端側への案内及び
給油中における給油ガンの給油口への保持が容易且つ確
実とされるとともに、給油管側への大気の流入が好適に
防止され、燃料タンク内での燃料蒸発ガスの発生が好適
に抑制される。また、請求項6の発明では、車両に搭載
され、当該車両の内燃機関に供給される燃料を貯蔵する
燃料タンクと、一端が前記燃料タンクに接続される一
方、他端に所定外径以下の外径を有する給油ガンのガン
ノズルが挿入可能とされ、前記給油ガンから供給される
燃料を前記燃料タンクに送給する給油管と、前記給油管
の少なくとも前記他端に形成され、前記ガンノズルの所
定外径よりも僅かに大きな内径を有する縮径部と、前記
給油管の他端に連続して設けられ、前記ガンノズルの前
記給油管への挿入を案内するとともに前記給油ガンを保
持する給油口と、前記給油口内に設けられ、前記所定外
径以下のガンノズルの挿通のみを許容する開口孔を有
し、前記ガンノズルの前記縮径部への挿入をガイドする
ガイド手段とを備え、前記縮径部は、弾性材からなるこ
とを特徴としている。
【0017】従って、給油ガンの自重により、ガンノズ
ルの先端はガイド手段を支点として縮径部を弾性変形さ
せる。これにより、給油中における給油ガンの給油口へ
の保持が容易且つ確実である。ここに、縮径部の実施形
態としては、一端が給油管の他端に接続され、他端が給
油口側に延びる円筒状の弾性材であることが好ましい。
【0018】また、請求項7の発明では、車両に搭載さ
れ、当該車両の内燃機関に供給される燃料を貯蔵する燃
料タンクと、一端が前記燃料タンクに接続される一方、
他端に給油ガンのガンノズルが挿入可能とされ、前記給
油ガンから供給される燃料を前記燃料タンクに送給する
給油管と、前記給油管の他端に連続して設けられ、前記
ガンノズルの前記給油管への挿入を案内するとともに前
記給油ガンを保持する給油口とを備え、前記給油管の少
なくとも前記他端には、前記ガンノズルの外径よりも僅
かに大きな内径を有するとともに、前記給油ガンが前記
給油口の所定位置まで挿入された際に前記ガンノズルの
先端に設けられた給油ストップセンサと対向する内壁面
に前記給油管の長手方向に延びる溝を有した縮径部を含
んでいることを特徴としている。
【0019】従って、給油ガンのガンノズルが給油管に
挿入され給油が開始されると、縮径部での給油管とガン
ノズルと間の隙間は僅かであるので、燃料とともに大気
が燃料タンクに吸引されることが極力防止される。これ
により、燃料タンク内での燃料蒸発ガスの発生が好適に
抑制される。また、縮径部の内壁面に設けられた溝によ
り、給油ガンの給油ストップセンサの検出孔が縮径部の
内壁面と当接してしまうことがなくなり、且つ燃料が溝
を伝って良好に検出孔に達し、給油ストップセンサが誤
作動なく確実に機能する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る燃料貯蔵装置の実施の形態を実施例に基づき詳細に
説明する。先ず、第1実施例について説明する。図1は
燃料貯蔵装置の第1実施例の概略構成図であり、同図に
示すように、燃料タンク1には給油管(フィラーチュー
ブ)2が接続されている。燃料タンク1の上面には、そ
の上部空間内に突出し、燃料の最高液面を規制すると共
に横転時の燃料漏れを防止する、ヒュエルカットオフバ
ルブ(FCV)4が取付けられている。FCV4にはベ
ントホース6が接続されており、このベントホース6に
より、燃料タンク1とキャニスタ8とが連通されてい
る。キャニスタ8は、燃料タンク1内に発生する燃料蒸
発ガスを一端貯蔵した後パージホース7を介してエンジ
ン(図示せず)の吸気系に供給するための装置である。
キャニスタ8の構成及び作用については公知であるため
ここでは説明を省略する。
【0021】図中符号10は、フィラーチューブ2の先
端に設けられた給油口、即ちフィラーネックを示してい
る。そして、このフィラーネック10の開口端11には
燃料キャップ12がねじ込まれている。図2を参照する
と、フィラーネック10の断面が示されており、以下、
図2に基づきフィラーネック10周りの構成を説明す
る。
【0022】同図に示すように、内径Dbを有する筒状
のフィラーネック10のネック本体14は、内径Da
(例えば、φ22mm)を有するフィラーチューブ2の先
端に外嵌され密接されている。これにより、フィラーネ
ック10とフィラーチューブ2とが一体とされている。
ここに、フィラーチューブ2の内径Da(例えば、φ2
2mm)は、無鉛ガソリン用の燃料給油ガン(図4中の符
号50)のガンノズル(図4中の符号52)の先端外径
(例えば、φ21.34mm)よりもやや大きな値であ
る。一方、ネック本体14の内径Dbは、ガンノズル
(図4中の符号52)を容易に挿入可能なように、フィ
ラーチューブ2の内径Da(例えば、φ22mm)よりも
充分大きな値とされている。
【0023】ネック本体14の開口端11付近には、内
面側に螺旋状に隆起して凸部16が形成されている。一
方、燃料キャップ12には、ネック本体14の凸部16
と螺合するようにねじ部12aが形成されており、これ
により、燃料キャップ12がフィラーネック10の開口
端11にねじ込まれている。燃料キャップ12のねじ部
12a終端には、パッキン13が外嵌されており、この
パッキン13は、燃料キャップ12がねじ込まれた状態
のとき開口端11から外方に延びて形成されたフランジ
18に当接する。これにより、燃料キャップ12が閉じ
られた状態では、燃料タンク1内の燃料及び燃料蒸発ガ
スが開口端11から外部に洩れないようにされている。
【0024】ネック本体14内部には、後述の燃料供給
ガン50のガンノズル52の挿入をガイドするための円
錐台状のガイド部材(ガイド手段)20が設けられてい
る。同図に示すように、ガイド部材20の外周端は、ネ
ック本体14の内周面に環状にして平行に接合された止
め板22とネック本体14との間に強固に挟持されてお
り、これにより、ガイド部材20は、ずれることなくネ
ック本体14内部に良好に保持されている。
【0025】図3には、図2中のA−A線に沿う断面図
を示してある。同図に示すように、このガイド部材20
の中央には円形の開口部(開口孔)21が設けられてい
る。この開口部21の開口径は、例えば、フィラーチュ
ーブ2の内径Da(例えば、φ22mm)と同一開口径で
あって、無鉛ガソリン用の燃料供給ガン50のガンノズ
ル52の貫通を許容する一方、この燃料供給ガン50の
ガンノズル52の先端外径(例えば、φ21.34mm)
よりも大きい先端外径の燃料供給ガンを貫通不可能にし
ている。即ち、先端外径が例えばφ23.63mm(有鉛
ガソリン給油防止規定値)と太い有鉛ガソリン用のガン
は、この開口部21を貫通することはできない。つま
り、このガイド部材20は、有鉛ガソリン用の燃料供給
ガンのガンノズルを誤挿入することを防止している。
【0026】ところで、ガイド部材20は全体がラバー
材(弾性部材)から成形されており、変形自在とされて
いる。しかしながら、燃料供給ガン50のガンノズル5
2が貫通する開口部21の周縁の内部には鋼材等の金属
材料からなる輪状のリング(リング部材)23が埋設さ
れており、このリング23によって、開口部21の開口
径が変化せずに一定に保持されるようにされている。つ
まり、ガイド部材20が変形するような場合であって
も、ガンノズル52は常に良好に開口部21を貫通可能
とされている。
【0027】また、ネック本体14内部には、ガイド部
材20の開口部21の周縁と当接し、開口部21を閉塞
可能なリッド30が設けられている。詳しくは、リッド
30は、ネック本体14の内壁面に接合されたブラケッ
ト32に回動自在に取付けられており、リッド30とブ
ラケット32との間に介装されたリッドスプリング34
により、通常は開口部21を塞ぐよう付勢されている。
このリッド30は、燃料キャップ12が開けられた状態
のときに、燃料タンク1内の燃料蒸発ガスの外部への洩
れ及び異物侵入を防止するものである。また、例えば、
ガイド部材20の開口部21を貫通しないような有鉛ガ
ソリン用の燃料供給ガンのガンノズルがネック本体14
の開口端11にセットされ、このガンノズルから有鉛ガ
ソリン燃料が誤噴出された場合にも、この燃料が燃料タ
ンク1内へ誤って流入してしまうことをも防止してい
る。
【0028】図2中、ネック本体14のフィラーチュー
ブ2に近い部分に形成されたテーパ部14aは、燃料供
給ガン50のガンノズル52の先端をフィラーチューブ
2内に導くための案内としての役割を果たす。また、フ
ィラーチューブ2の端部2aには面取りが施されている
が、この端部2aの面取り角度はテーパ部14aのテー
パ角度に一致している。従って、フィラーチューブ2の
端部2aもテーパ部14aと同様に、ガンノズル52の
先端を案内する働きを有している。
【0029】さらに、図2中に示すように、フィラーチ
ューブ2の先端部(縮径部)2cの内壁の下面側には、
所定範囲に亘りフィラーチューブ2の長手方向に延びて
溝2bが形成されている。図4には、図2中のB−B線
に沿う断面が示されているが、この図に示すように、溝
2bは、一定の幅(例えば、10mm)を有している。図
4中には、便宜上、フィラーチューブ2内に挿入された
ガンノズル52の断面をも示してあるが、この状態にお
いて、ガンノズル52の先端近傍に設けられた給油スト
ップセンサの検出孔52aが溝2bと対峙することにな
る。
【0030】図5を参照すると、上記のように構成され
たフィラーネック10に無鉛ガソリン用の燃料供給ガン
50のガンノズル52を挿入した状態が示されており、
以下、図5に基づいて本発明の第1実施例の作用を説明
する。先ず、無鉛ガソリン用の燃料供給ガン50は、フ
ィラーネック10に対し、図中二点鎖線で示すようにフ
ィラーネック10の軸線方向に向けて挿入される。この
とき、ガンノズル52は、リッド30を押し開きながら
ガイド部材20の開口部21(二点鎖線で示す)を貫通
し、さらに、ガイド部材20の変形を伴いながらテーパ
部14aに案内されてフィラーチューブ2内に確実に挿
入される。なお、前述したように、無鉛ガソリン用では
ない有鉛ガソリン用の燃料供給ガンのガンノズルは、先
端外径が大きいために、一切ガイド部材20の開口部2
1を貫通することがない。つまり、このガイド部材20
によって燃料供給ガンの識別が好適に実施され、有鉛ガ
ソリンの誤給油が防止される。また、有鉛ガソリン用の
燃料供給ガンのガンノズルからガイド部材20手前にお
いて有鉛ガソリンが噴出されたとしても、リッド30が
燃料タンク1への燃料の流路を塞いでいるため、やはり
有鉛ガソリンの誤給油は好適に防止される。
【0031】その後、ガンノズル52がフィラーチュー
ブ2内の適当な位置まで挿入されると、フィラーチュー
ブ2の内壁面とガンノズル52との間には僅かに隙間が
あり、且つ一定の幅の溝2bが設けられているため、内
燃料供給ガン50は、図中実線で示すように自重によっ
て良好に下方に移動する。このとき、ガンノズル52に
追従するようにして、ラバー材からなるガイド部材20
が図中実線で示すようにして自由に撓んで変形する。従
って、燃料供給ガン50は、ガイド部材20の制約を受
けることなく自由に下方に移動することになる。そし
て、ガンノズル52の周りに巻かれた螺旋状のコイル5
4がネック本体14の内壁面と当接し、さらに、このコ
イル54はネック本体14の凸部16に係合する。これ
により、燃料の給油中にあっては、燃料供給ガン50は
フィラーネック10位置に良好に保持され、燃料供給ガ
ン50が不用意にフィラーネック10から外れて落下す
ることが防止される。
【0032】そして、燃料供給ガン50のハンドル56
が操作され、燃料の給油が進むことになるが、この際、
ガンノズル52の先端外径とフィラーチューブ2の内壁
面との間の隙間は僅か(例えば、φ22mm−φ21.3
4mm=0.66mm)であるため、燃料の供給とともに燃
料タンク1内に吸引される大気は非常に少ない量に抑え
られている。これにより、燃料タンク1内における燃料
蒸発ガスの発生が極力抑えられ、この結果、キャニスタ
8の負担を小さくでき、キャニスタ8の小型化を図るこ
とが可能とされる。
【0033】給油が進み、燃料が燃料タンク1を満たす
ようになると、燃料はフィラーチューブ2内をも満たす
ようになる。このとき、燃料が過供給されフィラーネッ
ク10の開口端11から溢れることを未然に防止すべ
く、燃料供給ガン50に備えられた給油ストップセンサ
が働き、燃料の供給が停止させられる。詳しくは、この
給油ストップセンサは、前述したガンノズル52の先端
近傍の検出孔52aから燃料を吸引すると燃料の供給を
停止するようにされている。このことから、燃料がフィ
ラーチューブ2内にまで溢れてきたときにおいては、燃
料が確実に検出孔52aに接触するようにされている必
要がある。
【0034】この点に関し、本発明においては、上述し
たように、フィラーチューブ2の先端部2cの内壁面
に、検出孔52aと対峙するようにして、フィラーチュ
ーブ2の長手方向に延びる溝2bが設けられている。こ
れにより、検出孔52aが直接フィラーチューブ2の内
壁面と密接し塞がれてしまうことが防止され、さらには
フィラーチューブ2内に溢れる燃料がこの溝2b内を良
好に遡ることが可能とされている。従って、燃料は、適
切なタイミングでもって検出孔52aに良好に達するこ
とになり、燃料が燃料タンク1を満たしたときには、給
油ストップセンサが誤作動なく確実に働いて燃料供給が
好適に停止することになる。
【0035】次に、第2実施例について説明する。この
第2実施例の説明では、第1実施例と同一部材及び同一
部位については同一の符号を付してそれらの説明を省略
し、第1実施例と異なる部材及び部位についてのみ述べ
る。図6を参照すると、第1実施例におけるフィラーネ
ック10に対応するフィラーネック(給油口)10’の
断面図が示されており、以下、図6に基づきフィラーネ
ック10’周りの構成を説明する。
【0036】ネック本体14内部には、燃料供給ガン5
0のガンノズル52の挿入をガイドするためのガイドユ
ニット(ガイド手段)70が設けられている。同図に示
すように、ガイドユニット70は、環状に成形され、中
央に円形の開口71の形成された枠部材72を有してい
る。そして、この枠部材72は、周縁がネック本体14
の内周面に接合されている。この枠部材72にはテーパ
部72aが形成されており、このテーパ部72aは、ガ
ンノズル52の案内としての機能を有している。
【0037】また、枠部材72には、ネック本体14の
軸線方向に臨んで開口し、断面がコの字形状をなす凹部
73が形成されている。この凹部73内には、4個のコ
イルスプリング(バネ部材)74を介して板状のガイド
部材76が嵌装されている。このガイド部材76は、凹
部73内において、ネック本体14の軸線方向に垂直な
面内で摺動自在である。
【0038】図7には、図6中のC−C線に沿う断面図
を示してあるが、同図に示すように、ガイド部材76
は、ネック本体14の内径よりも小さな外径を有した円
形の板部材であり、その外周端には、4箇所に切欠76
aが設けられている。これらの切欠76aは、等分割さ
れた4つの外周縁の各分割点上に位置している。そし
て、これら切欠76a内に上記4個のコイルスプリング
74の各一端が挿入されている。これにより、各コイル
スプリング74はバランスよく配設され、コイルスプリ
ング74の各他端が枠部材72に固定されておらず単に
当接しているのみの場合であっても、各コイルスプリン
グ74は切欠76aから外れることなく自身の位置を維
持可能である。このようにして、ガイド部材76は、こ
れら4個のコイルスプリング74の付勢力によって良好
にバランスされ、ネック本体14の中心部に浮遊した状
態とされている。
【0039】また、ガイド部材76の中央には円形の開
口部(開口孔)77が設けられている。この開口部77
の開口径は、上記第1実施例におけるガイド部材20の
開口部21と同様に、フィラーチューブ2の内径Da
(例えば、φ22mm)と同一開口径であって、無鉛ガソ
リン用の燃料供給ガン50のガンノズル52の貫通を許
容するものの、この燃料供給ガン50のガンノズル52
の先端外径(例えば、φ21.34mm)より大きい先端
外径(例えば、φ23.63mm)を有する有鉛ガソリン
用の燃料供給ガンを貫通不可能にしている。つまり、こ
のガイド部材77も、有鉛ガソリン用の燃料供給ガンの
ガンノズルの誤挿入を防止している。この開口部77
は、通常は、ガイド部材76が上記各コイルスプリング
74の付勢力によってバランスよく浮遊していることに
より、その中心がネック本体14の軸線と一致するよう
にされている。
【0040】なお、開口部77の周縁にはテーパ部76
bが設けられているが、このテーパ部76bは、上記テ
ーパ部72aと同様、ガンノズル52の案内としての機
能を有している。図8を参照すると、ガイドユニット7
0の変形例が断面図で示されている。以下、このガイド
ユニット70の変形例について説明する。
【0041】この変形例の場合、ガイド部材76の両側
端には、互いに平行にカットされた一対の平行部76
c,76cが形成されている。一方、枠部材72には、
やはり互いに平行な一対の平行部材72b,72bが設
けられており、上記平行部76c,76cは、平行部材
72b,72bに沿い摺動自在とされている。そして、
ガイド部材76の外周端のうち、平行部76c,76c
に平行且つガイド部材76の中心を通る線上の位置に一
対の切欠76a,76aが設けられており、これら切欠
76a,76aにコイルスプリング74の各一端がそれ
ぞれ挿入されている。つまり、この変形例の場合、ガイ
ド部材76は、2個のコイルスプリング74の付勢力に
より、開口部77の中心とネック本体14の軸線とが一
致するようにバランスされ保持されている。そして、凹
部73内での摺動方向については、平行部材72b,7
2bによって一方向(ここでは上下方向)のみとされて
いる。
【0042】再度図6を参照すると、ネック本体14内
部には、ガイドユニット70の枠部材72の側面72c
と当接して開口71を閉塞可能なリッド30’が設けら
れている。詳しくは、リッド30’は、上記第1実施例
の場合のリッド30と同様に、ネック本体14の内壁面
に接合されたブラケット32’に回動自在に取付けられ
ており、リッド30’とブラケット32’との間に介装
されたリッドスプリング34’により、通寿は開口71
を塞ぐよう付勢されている。このリッド30’の機能は
上記リッド30と同様であり、ここでは説明を省略す
る。
【0043】図9を参照すると、上記のように構成され
たフィラーネック10’に無鉛ガソリン用の燃料供給ガ
ン50のガンノズル52を挿入した状態が示されてお
り、以下、図9に基づいて本発明の第2実施例の作用を
説明する。先ず、無鉛ガソリン用の燃料供給ガン50
は、フィラーネック10’に対し、図中二点鎖線で示す
ようにフィラーネック10’の軸線方向に挿入される。
このとき、ガンノズル52は、リッド30’を押し開き
ながらガイド部材76の開口部77(二点鎖線で示す)
を貫通し、ガイド部材76の変位を伴いながら確実にフ
ィラーチューブ2内に挿入される。なお、前述したよう
に、無鉛ガソリン用ではない有鉛ガソリン用の燃料供給
ガンのガンノズルは、先端外径が大きいために、一切ガ
イド部材76の開口部77を貫通することはない。つま
り、この第2実施例の場合にも、ガイド部材76によっ
て燃料供給ガンの識別が好適に実施され、有鉛ガソリン
の誤給油が防止される。また、有鉛ガソリン用の燃料供
給ガンのガンノズルからガイド部材76手前において有
鉛ガソリンが噴出されたとしても、リッド30’が燃料
タンク1への燃料の流路を塞いでおり、やはり有鉛ガソ
リンの誤給油は好適に防止される。
【0044】その後、ガンノズル52がフィラーチュー
ブ2内の適当な位置まで挿入されると、燃料供給ガン5
0は、図中実線で示すように自重によって下方に移動す
る。このとき、ガンノズル52に追従するようにして、
ガイド部材76が図中実線で示すようにしてコイルスプ
リング74の付勢力に抗し凹部73内で摺動する。これ
により、燃料供給ガン50は、ガイド部材76の制約を
受けることなく自由に下方に移動することになる。そし
て、ガンノズル52周りのコイル54がネック本体14
の内壁面と当接し、さらにネック本体14の凸部16に
係合して、燃料供給ガン50はフィラーネック10’位
置に良好に保持される。従って、給油中に燃料供給ガン
50が不用意にフィラーネック10’から外れて落下す
ることが防止される。
【0045】また、第2実施例においても、フィラーチ
ューブ2の先端部2cに設けられた溝2bは上記第1実
施例の場合と同様に良好に機能し、給油ストップセンサ
を誤作動なく確実に働かせて燃料供給を好適に停止させ
ることになるが、ここでは重複を避け説明を省略する。
次に、第3実施例について説明する。
【0046】この第3実施例の説明においても、第1実
施例と同一部材及び同一部位については同一の符号を付
してそれらの説明を省略し、第1実施例と異なる部材及
び部位についてのみ述べる。図10を参照すると、第1
実施例におけるフィラーネック10に対応するフィラー
ネック(給油口)10”の断面図が示されており、以
下、図10に基づきフィラーネック10”周りの構成を
説明する。
【0047】ネック本体14内部には、燃料供給ガン5
0のガンノズル52の挿入をガイドするためのガイド部
材(ガイド手段)90が設けられている。同図に示すよ
うに、ガイド部材90は、環状に成形されており、その
周縁がネック本体14の内周面に接合されている。図中
の符号94はテーパ部であり、このテーパ部94は、ガ
ンノズル52の案内としての機能を有している。
【0048】図11には、図10中のE−E線に沿う断
面図を示してあるが、同図に示すように、ガイド部材9
0の中央には長孔状の開口部(開口孔)92が形成され
ている。この開口部92は、その幅が上記第1実施例に
おけるガイド部材20の開口部21の開口径と同様、フ
ィラーチューブ2の内径Da(例えば、φ22mm)と同
一寸法とされている。従って、開口部92は、無鉛ガソ
リン用の燃料供給ガン50のガンノズル52の貫通を許
容するものの、この燃料供給ガン50のガンノズル52
の先端外径(例えば、φ21.34mm)よりも大きい先
端外径(例えば、φ23.63mm)の有鉛ガソリン用の
燃料供給ガンを貫通不可能にしている。つまり、このガ
イド部材90は、やはり、有鉛ガソリン用の燃料供給ガ
ンのガンノズルを誤挿入することを防止している。
【0049】また、ネック本体14内部には、ガイド部
材90の開口部92周縁と当接し、開口部92を閉塞可
能なリッド30”が設けられている。詳しくは、リッド
30”は、上記第1実施例の場合のリッド30と同様
に、ネック本体14の内壁面に接合されたブラケット3
2”に回動自在に取付けられており、リッド30”とブ
ラケット32”との間に介装されたリッドスプリング3
4”により、通常は開口部92を塞ぐよう付勢されてい
る。このリッド30”の機能は上記リッド30と同様で
ある。
【0050】以下、第3実施例における作用を説明す
る。なお、ここでは、無鉛ガソリン用の燃料供給ガン5
0のガンノズル52の挿入状態については図5または図
9を参照して説明する。フィラーネック10”に無鉛ガ
ソリン用の燃料供給ガン50のガンノズル52がガイド
部材90の開口部92を貫通して挿入され、ガンノズル
52の先端がフィラーチューブ2の適切な位置まで挿入
されると、燃料供給ガン50は自重によって下方に移動
する(図5,9および図10参照)。このとき、図11
中に便宜的に断面を図示してあるが、ガンノズル52
は、開口部92内で長孔方向に二点鎖線の位置から実線
の位置まで移動する。従って、燃料供給ガン50は、ガ
イド部材90の制約を受けることなく自由に下方に移動
することになる。そして、ガンノズル52の周りのコイ
ル54がネック本体14の内壁面と当接し、さらにネッ
ク本体14の凸部16に係合して、燃料供給ガン50は
フィラーネック10”位置に良好に保持される。従っ
て、やはり、給油中に燃料供給ガン50が不用意にフィ
ラーネック10”から外れて落下することが防止され
る。
【0051】また、第3実施例においても、フィラーチ
ューブ2の先端部2cに設けられた溝2bは上記第1実
施例の場合と同様に良好に機能することはいうまでもな
い。次に、第4実施例について説明する。この第4実施
例の説明においても、第1実施例と同一部材及び同一部
位については同一の符号を付してそれらの説明を省略
し、第1実施例と異なる部材及び部位についてのみ述べ
る。
【0052】図12を参照すると、第1実施例における
フィラーネック10に対応するフィラーネック(給油
口)100の断面図が示されており、以下、図12に基
づきフィラーネック100周りの構成を説明する。ネッ
ク本体104内部には、燃料供給ガン50のガンノズル
52の挿入をガイドするためのガイド部材110が設け
られている。同図に示すように、ガイド部材110は、
環状に成形されており、その中央には円形の開口部(開
口孔)112が形成されている。そして、ガイド部材1
10の周縁はネック本体104の内壁面に接合されてい
る。図中の符号114はテーパ部であり、このテーパ部
114は、ガンノズル52の案内としての機能を有して
いる。
【0053】開口部112の開口径は、上記第1実施例
におけるガイド部材20の開口部21の開口径と同様、
フィラーチューブ2の内径Da(例えば、φ22mm)と
同一径とされている。従って、開口部112は、無鉛ガ
ソリン用の燃料供給ガン50のガンノズル52の貫通を
許容するものの、この燃料供給ガン50のガンノズル5
2の先端外径(例えば、φ21.34mm)よりも大きい
先端外径(例えば、φ23.63mm)の有鉛ガソリン用
の燃料供給ガンを貫通不可能にしている。つまり、この
ガイド部材110も、有鉛ガソリン用の燃料供給ガンの
ガンノズルを誤挿入することを防止している。
【0054】また、ネック本体104内部には、ガイド
部材110の開口部112周縁と当接し、開口部112
を閉塞可能なリッド30が設けられている。このリッド
30は、上記第1実施例の場合のリッド30と同一のも
のである。同図に示すように、ネック本体104は、上
記同様内径Da(例えば、φ22mm)を有するフィラー
チューブ102の先端に外嵌され密接されている。そし
て、フィラーチューブ102には、フィラーチューブ2
の先端部2cに設けられた溝2bと同様の溝102bが
設けられている。
【0055】ところで、この第4実施例の場合には、フ
ィラーチューブ102の先端に逃がし部102cが形成
されている。そして、この逃がし部102cには、ラバ
ー材からなるチューブ(縮径部)120が嵌入されてい
る。ここに、チューブ120の内径は、フィラーチュー
ブ102の内径と同一、即ち内径Da(例えば、φ22m
m)とされている。そして、チューブ120の内壁面の
うち、溝102bの延長上には、チューブ120の長手
方向に延びて溝102bと同様の溝122が形成されて
いる。また、チューブ120の先端部124は、ガンノ
ズル52の先端が確実に挿入されるように外方に向けて
広がっている。
【0056】以下、第4実施例における作用を説明す
る。図12に示すように、無鉛ガソリン用の燃料供給ガ
ン50のガンノズル52が、図中二点鎖線で示すように
フィラーネック100の軸線方向に向けて挿入される
と、ガンノズル52は、リッド30を押し開きながらガ
イド部材110の開口部112を貫通し、チューブ12
0(二点鎖線)内に挿入される。なお、ここで、無鉛ガ
ソリン用ではない有鉛ガソリン用の燃料供給ガンのガン
ノズルは、上記各実施例同様に、一切ガイド部材110
の開口部112を貫通することがない。
【0057】その後、ガンノズル52がチューブ120
内の適当な位置まで挿入されると、燃料供給ガン50
は、図中実線で示すように自重によって下方に移動す
る。このとき、ガンノズル52は、ガイド部材110を
支点として揺動する。これと同時に、ガンノズル52の
先端がチューブ120を実線で示すように弾性変形させ
る。従って、燃料供給ガン50は、ガイド部材110回
りに自由に揺動することになり、ガンノズル52の周り
に巻かれたコイル54がネック本体104の内壁面と当
接し、さらにネック本体104の凸部106に係合し
て、燃料供給ガン50はフィラーネック100位置に良
好に保持される。従って、給油中に燃料供給ガン50が
不用意にフィラーネック100から外れて落下すること
が防止される。
【0058】また、この第4実施例においては、チュー
ブ120に設けられた溝122により、検出孔52aが
チューブ120の内壁面と密接することが防止される。
そして、燃料がフィラーチューブ102内にも満たされ
てくる場合には、その燃料はこの溝102b及び溝12
2内を良好に遡ることになる。これにより、燃料は、や
はり適切なタイミングで検出孔52aに達することにな
り、この場合にも、給油ストップセンサが誤作動なく確
実に働いて燃料供給が好適に停止することになる。
【0059】以上、第1乃至第4実施例に基づき詳細に
説明したように、本発明の燃料貯蔵装置では、フィラー
チューブ2(第1乃至第3実施例)或いはチューブ12
0(第4実施例)の内壁面に、燃料供給ガン50のガン
ノズル52の先端に設けられた給油ストップセンサの検
出孔52aに対峙して溝2b,102bを設けるように
している。従って、従来同様に、フィラーチューブ2或
いはチューブ120の内径を無鉛ガソリン用の燃料供給
ガン50のガンノズル52の先端外径(例えば、φ2
1.34mm)よりも僅かに大きい内径Da(例えば、φ
22mm)とし給油時において大気を極力吸引させないよ
うにしながらも、フィラーチューブ2或いはチューブ1
20を遡る燃料を良好に検出孔52aに接触させるよう
にできる。これにより、燃料が燃料タンク1を満たした
ときには確実に給油ストップセンサを働かせて過給油を
防止し、フィラーネック10,10’,10”(第1乃
至第3実施例)或いはフィラーネック100(第4実施
例)から外部に燃料を溢れさせないようにできる。
【0060】さらに、本発明の燃料貯蔵装置によれば、
上記溝2b,102bを備えるとともに、フィラーネッ
ク10の内部に設けられたガイド部材20をラバー材で
変形自在に成形し(第1実施例)、或いはフィラーネッ
ク10’の内部に設けられたガイドユニット70のガイ
ド部材76をコイルスプリング74で吊持し(第2実施
例)、また、フィラーネック10”の内部に設けられた
ガイド部材90の開口部92を長孔状とし(第3実施
例)、或いはフィラーチューブ102の先端に変形自在
なラバー材からなるチューブ120を設けるようにして
いる(第4実施例)。従って、有鉛ガソリン用の燃料供
給ガンのガンノズルの挿入を阻止して有鉛ガソリンの誤
給油を確実に防止しながら、フィラーチューブ2の内径
やガイド部材20,76,90,110による制約なく
無鉛ガソリン用の燃料供給ガン50のガンノズル52を
フィラーネック10,10’,10”,100内で容易
に移動或いは揺動可能である。これにより、ガンノズル
52の先端をフィラーチューブ2,102に好適に案内
することができ、ガンノズル52から吐出される燃料が
フィラーネック10,10’,10”,100内で溢れ
て給油性を悪化させることがないようにできる。さらに
は、ガンノズル52の周りに巻かれた螺旋状のコイル5
4をネック本体14の凸部16に好適に係合させ、燃料
供給ガン50をフィラーネック10,10’,10”,
100位置に良好に保持させることができる。故に、本
発明の燃料貯蔵装置では、ガンノズル52の曲がり角が
微妙に異なるような燃料供給ガン50を用いた場合であ
っても、確実且つスムースにガンノズル52の先端がフ
ィラーチューブ2,102に案内されて燃料の給油性が
悪化することがなく、しかも燃料供給ガン50がフィラ
ーネック10,10’,10”,100に保持されるた
め、燃料供給ガン50が不用意にフィラーネック10,
10’,10”,100から外れて落下することが防止
される。
【0061】なお、上記各実施例では、フィラーネック
10,10’,10”,100のネック本体14,10
4とフィラーチューブ2,102とを別部材で構成しフ
ィラーネック10,10’,10”,100の交換等の
メンテナンスの便宜を図るようにしたが、ネック本体1
4,104をフィラーチューブ2,102からの連続部
材としてもよい。
【0062】
【発明の効果】本発明の請求項1の燃料貯蔵装置によれ
ば、車両に搭載され、当該車両の内燃機関に供給される
燃料を貯蔵する燃料タンクと、一端が燃料タンクに接続
される一方、他端に所定外径以下の外径を有する給油ガ
ンのガンノズルが挿入可能とされ、給油ガンから供給さ
れる燃料を燃料タンクに送給する給油管と、給油管の少
なくとも他端に形成され、ガンノズルの所定外径よりも
僅かに大きな内径を有する縮径部と、給油管の他端に連
続して設けられ、ガンノズルの給油管への挿入を案内す
るとともに給油ガンを保持する給油口と、給油口内に設
けられ、所定外径以下のガンノズルの挿通のみを許容す
る開口孔を有し、ガンノズルの縮径部への挿入をガイド
するガイド手段とを備え、ガイド手段は、ガンノズルの
給油口の径方向での変位を可能とする変位手段を含んで
なるので、燃料とともに吸引される大気の量を低減して
燃料タンク内での燃料蒸発ガスの発生を好適に抑制し、
さらに、所定外径以下のガンノズルの挿通のみを許容す
るガイド手段により、所望の燃料以外の燃料供給用の給
油ガンの誤挿入を禁止しながら、ガイド手段の開口孔の
位置をガンノズルの給油口の径方向での変位に追従させ
るようにでき、ガンノズル先端の縮径部他端側への案内
及び給油中における給油ガンの給油口への保持を容易且
つ確実にできる。従って、ガンノズルを強引に給油管に
挿入するようなことがなくなり、ガンノズルや給油管に
損傷を与えないようにできる。
【0063】また、請求項2の燃料貯蔵装置によれば、
縮径部は、給油ガンが給油口の所定位置まで挿入された
際にガンノズルの先端に設けられた給油ストップセンサ
と対向する内壁面に給油管の長手方向に延びる溝を有す
るので、給油中における給油ガンの給油口への保持をさ
らに容易且つ確実にできるとともに、給油ストップセン
サを誤作動なく確実に機能させることができる。
【0064】また、請求項3の燃料貯蔵装置によれば、
ガイド手段は、上下方向に拡幅され、横方向の開口幅が
所定外径よりも僅かに大きく形成された長孔状の開口孔
を含んでなるので、簡単な構造にして、ガンノズル先端
の縮径部他端側への案内及び給油中における給油ガンの
給油口への保持を容易且つ確実にできる。また、請求項
4の燃料貯蔵装置によれば、ガイド手段は、中央に開口
孔を有し、外周縁が給油口の内壁面に接合された弾性部
材と、この弾性部材の開口孔周縁に沿い埋設されたリン
グ部材とからなるので、比較的簡単な構造にして、ガン
ノズル先端の縮径部他端側への案内及び給油中における
給油ガンの給油口への保持を容易且つ確実にでき、さら
に、給油管側への大気の流入を制限して燃料タンク内で
の燃料蒸発ガスの発生を好適に抑制できる。
【0065】また、請求項5の燃料貯蔵装置によれば、
ガイド手段は、中央に開口孔を有する板部材と、外周縁
が給油口の内壁面に接合され、板部材の給油口の径方向
での変位を案内する枠部材と、板部材と給油口の内壁面
との間に縮設され、板部材を給油口の中心に向け付勢す
るバネ部材とからなるので、ガイド手段の耐久性を高く
保持しながら、ガンノズル先端の縮径部他端側への案内
及び給油中における給油ガンの給油口への保持を容易且
つ確実にでき、さらに、給油管側への大気の流入を制限
して燃料タンク内での燃料蒸発ガスの発生を好適に抑制
できる。
【0066】また、請求項6の燃料貯蔵装置によれば、
車両に搭載され、当該車両の内燃機関に供給される燃料
を貯蔵する燃料タンクと、一端が燃料タンクに接続され
る一方、他端に所定外径以下の外径を有する給油ガンの
ガンノズルが挿入可能とされ、給油ガンから供給される
燃料を燃料タンクに送給する給油管と、給油管の少なく
とも他端に形成され、ガンノズルの所定外径よりも僅か
に大きな内径を有する縮径部と、給油管の他端に連続し
て設けられ、ガンノズルの給油管への挿入を案内すると
ともに給油ガンを保持する給油口と、給油口内に設けら
れ、所定外径以下のガンノズルの挿通のみを許容する開
口孔を有し、ガンノズルの縮径部への挿入をガイドする
ガイド手段とを備え、縮径部は、弾性材からなるように
したので、縮径部を弾性変形させることで、給油ガンの
自重によりガンノズルをガイド手段回りに揺動させるこ
とができ、給油中における給油ガンの給油口への保持を
容易且つ確実にできる。従って、ガンノズルを強引に給
油管に挿入するようなことがなくなり、ガンノズルや給
油管に損傷を与えないようにできる。
【0067】また、請求項7の燃料貯蔵装置によれば、
車両に搭載され、当該車両の内燃機関に供給される燃料
を貯蔵する燃料タンクと、一端が燃料タンクに接続され
る一方、他端に給油ガンのガンノズルが挿入可能とさ
れ、給油ガンから供給される燃料を燃料タンクに送給す
る給油管と、給油管の他端に連続して設けられ、ガンノ
ズルの給油管への挿入を案内するとともに給油ガンを保
持する給油口とを備え、給油管の少なくとも他端には、
ガンノズルの外径よりも僅かに大きな内径を有するとと
もに、給油ガンが給油口の所定位置まで挿入された際に
ガンノズルの先端に設けられた給油ストップセンサと対
向する内壁面に給油管の長手方向に延びる溝を有した縮
径部を含んでいるので、燃料とともに吸引される大気の
量を低減し、燃料タンク内での燃料蒸発ガスの発生を好
適に抑制しながら、縮径部の内壁面に設けられた溝によ
り、給油ストップセンサを誤作動なく確実に機能させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料貯蔵装置の概略構成図であ
る。
【図2】第1実施例のフィラーネック周りを示す断面詳
細図である。
【図3】図2中のA−A線に沿うガイド部材を示す断面
図である。
【図4】図2中のB−B線に沿う断面図である。
【図5】第1実施例の作用を示す説明図である。
【図6】第2実施例のフィラーネック周りを示す断面詳
細図である。
【図7】図6中のC−C線に沿うガイドユニットを示す
断面図である。
【図8】図6中のC−C線に沿うガイドユニットの変形
例を示す断面図である。
【図9】第2実施例の作用を示す説明図である。
【図10】第3実施例のフィラーネック周りを示す断面
詳細図である。
【図11】図10中のE−E線に沿うガイド部材を示す
断面図である。
【図12】第4実施例のフィラーネック周りの構成と作
用とを示す断面図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 フィラーチューブ(給油管) 2b 溝 2c 先端部(縮径部) 8 キャニスタ 10,10’,10” フィラーネック(給油口) 14 ネック本体 16 凸部 20 ガイド部材(ガイド手段) 21 開口部(開口孔) 23 リング(リング部材) 30,30’,30” リッド 50 給油ガン 52 ガンノズル 52a 検出孔 54 コイル 70 ガイドユニット(ガイド手段) 72 枠部材 74 コイルスプリング(バネ部材) 76 ガイド部材(板部材) 77 開口部(開口孔) 90 ガイド部材(ガイド手段) 92 開口部(開口孔) 100 フィラーネック(給油口) 110 ガイド部材(ガイド手段) 112 開口部(開口孔) 120 チューブ(縮径部) 122 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 陽一郎 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、当該車両の内燃機関に
    供給される燃料を貯蔵する燃料タンクと、 一端が前記燃料タンクに接続される一方、他端に所定外
    径以下の外径を有する給油ガンのガンノズルが挿入可能
    とされ、前記給油ガンから供給される燃料を前記燃料タ
    ンクに送給する給油管と、 前記給油管の少なくとも前記他端に形成され、前記ガン
    ノズルの所定外径よりも僅かに大きな内径を有する縮径
    部と、 前記給油管の他端に連続して設けられ、前記ガンノズル
    の前記給油管への挿入を案内するとともに前記給油ガン
    を保持する給油口と、 前記給油口内に設けられ、前記所定外径以下のガンノズ
    ルの挿通のみを許容する開口孔を有し、前記ガンノズル
    の前記縮径部への挿入をガイドするガイド手段とを備
    え、 前記ガイド手段は、前記ガンノズルの前記給油口の径方
    向での変位を可能とする変位手段を含んでなることを特
    徴とする燃料貯蔵装置。
  2. 【請求項2】 前記縮径部は、前記給油ガンが前記給油
    口の所定位置まで挿入された際に前記ガンノズルの先端
    に設けられた給油ストップセンサと対向する内壁面に前
    記給油管の長手方向に延びる溝を有することを特徴とす
    る、請求項1記載の燃料貯蔵装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド手段は、上下方向に拡幅さ
    れ、横方向の開口幅が前記所定外径よりも僅かに大きく
    形成された長孔状の開口孔を含んでなることを特徴とす
    る、請求項1または2記載の燃料貯蔵装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド手段は、中央に前記開口孔を
    有し、外周縁が前記給油口の内壁面に接合された弾性部
    材と、この弾性部材の前記開口孔周縁に沿い埋設された
    リング部材とからなることを特徴とする、請求項1また
    は2記載の燃料貯蔵装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイド手段は、中央に前記開口孔を
    有する板部材と、外周縁が前記給油口の内壁面に接合さ
    れ、前記板部材の前記給油口の径方向での変位を案内す
    る枠部材と、前記板部材と前記給油口の内壁面との間に
    縮設され、前記板部材を前記給油口の中心に向け付勢す
    るバネ部材とからなることを特徴とする、請求項1また
    は2記載の燃料貯蔵装置。
  6. 【請求項6】 車両に搭載され、当該車両の内燃機関に
    供給される燃料を貯蔵する燃料タンクと、 一端が前記燃料タンクに接続される一方、他端に所定外
    径以下の外径を有する給油ガンのガンノズルが挿入可能
    とされ、前記給油ガンから供給される燃料を前記燃料タ
    ンクに送給する給油管と、 前記給油管の少なくとも前記他端に形成され、前記ガン
    ノズルの所定外径よりも僅かに大きな内径を有する縮径
    部と、 前記給油管の他端に連続して設けられ、前記ガンノズル
    の前記給油管への挿入を案内するとともに前記給油ガン
    を保持する給油口と、 前記給油口内に設けられ、前記所定外径以下のガンノズ
    ルの挿通のみを許容する開口孔を有し、前記ガンノズル
    の前記縮径部への挿入をガイドするガイド手段とを備
    え、 前記縮径部は、弾性材からなることを特徴とする燃料貯
    蔵装置。
  7. 【請求項7】 車両に搭載され、当該車両の内燃機関に
    供給される燃料を貯蔵する燃料タンクと、 一端が前記燃料タンクに接続される一方、他端に給油ガ
    ンのガンノズルが挿入可能とされ、前記給油ガンから供
    給される燃料を前記燃料タンクに送給する給油管と、 前記給油管の他端に連続して設けられ、前記ガンノズル
    の前記給油管への挿入を案内するとともに前記給油ガン
    を保持する給油口とを備え、 前記給油管の少なくとも前記他端には、前記ガンノズル
    の外径よりも僅かに大きな内径を有するとともに、前記
    給油ガンが前記給油口の所定位置まで挿入された際に前
    記ガンノズルの先端に設けられた給油ストップセンサと
    対向する内壁面に前記給油管の長手方向に延びる溝を有
    した縮径部を含んでいることを特徴とする燃料貯蔵装
    置。
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