JPH09285863A - ガス切断トーチ - Google Patents
ガス切断トーチInfo
- Publication number
- JPH09285863A JPH09285863A JP9980996A JP9980996A JPH09285863A JP H09285863 A JPH09285863 A JP H09285863A JP 9980996 A JP9980996 A JP 9980996A JP 9980996 A JP9980996 A JP 9980996A JP H09285863 A JPH09285863 A JP H09285863A
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- JP
- Japan
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- gas
- cutting
- torch
- pilot
- ignition
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガス切断トーチの周辺には様々な機能を有す
る付加装置が装着されており、そのひとつに点火装置が
ある。しかしポータブル切断機に於いては装置の大きさ
の制限により点火装置を設けることが困難であり、ライ
ターなどにより手動にて点火を行っていた。また点火装
置の搭載された大型の切断機に於いては、散水された冷
却水が発火部分に結露して点火不良を起こす虞がある。 【解決手段】 切断トーチの器頭内部に点火装置を設け
たことを特徴とする。
る付加装置が装着されており、そのひとつに点火装置が
ある。しかしポータブル切断機に於いては装置の大きさ
の制限により点火装置を設けることが困難であり、ライ
ターなどにより手動にて点火を行っていた。また点火装
置の搭載された大型の切断機に於いては、散水された冷
却水が発火部分に結露して点火不良を起こす虞がある。 【解決手段】 切断トーチの器頭内部に点火装置を設け
たことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス切断トーチに関
するものであり、特にガス切断トーチ周辺の装置を簡素
化し且つ点火を容易なものとするガス切断トーチに関す
るものである。
するものであり、特にガス切断トーチ周辺の装置を簡素
化し且つ点火を容易なものとするガス切断トーチに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ガス切断装置に於いて、切断作業の省力
化やガス切断トーチの損傷の防止或いは品質の向上を図
ることを目的として種々の装置が選択的に付加されてい
る。例えばガス切断トーチに一斉に火炎を形成するため
にパイロット炎を形成する点火装置、火口に火炎が形成
され切断が実行されていることを検知する失火検出用の
センサー、火炎による熱や母材の燃焼に伴って発生する
熱の影響を防止するためにガス切断トーチの周辺に散水
する散水ノズルや、ガス切断トーチの切断材からの距離
を一定の値に維持するために切断材からの高さを検出す
るセンサー等が配置されている。
化やガス切断トーチの損傷の防止或いは品質の向上を図
ることを目的として種々の装置が選択的に付加されてい
る。例えばガス切断トーチに一斉に火炎を形成するため
にパイロット炎を形成する点火装置、火口に火炎が形成
され切断が実行されていることを検知する失火検出用の
センサー、火炎による熱や母材の燃焼に伴って発生する
熱の影響を防止するためにガス切断トーチの周辺に散水
する散水ノズルや、ガス切断トーチの切断材からの距離
を一定の値に維持するために切断材からの高さを検出す
るセンサー等が配置されている。
【0003】しかし、上述のパイロット機器の全てはガ
ス切断トーチ外部に付加する如く装着されるために、所
定の空間を占有する。従ってポータブル切断機の様に装
置全体が小型である切断機には、点火装置を始めとする
上記各付加装置は搭載されていない。
ス切断トーチ外部に付加する如く装着されるために、所
定の空間を占有する。従ってポータブル切断機の様に装
置全体が小型である切断機には、点火装置を始めとする
上記各付加装置は搭載されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように点火装置が
搭載されていない場合には、ライター等を用いて手作業
により点火作業が行われる。しかし、特にポータブル切
断機に於いては一般に切断材とガス切断トーチの間隔が
狭く、点火が困難であるという問題がある。
搭載されていない場合には、ライター等を用いて手作業
により点火作業が行われる。しかし、特にポータブル切
断機に於いては一般に切断材とガス切断トーチの間隔が
狭く、点火が困難であるという問題がある。
【0005】また、鋼板を直線切断するプレーナーや型
切断するNC切断機は、ガーターに複数のガス切断トー
チを取り付けて構成されるのが一般である。しかし上述
のように付加装置と取り付けると、ガス切断トーチ同士
の間隔を確保しないと付加装置が他のガス切断トーチに
接触して損傷してしまう虞がある。従って切断の間隔を
ある程度以上狭くすることができず、切断装置の能力が
制限されてしまうという問題がある。
切断するNC切断機は、ガーターに複数のガス切断トー
チを取り付けて構成されるのが一般である。しかし上述
のように付加装置と取り付けると、ガス切断トーチ同士
の間隔を確保しないと付加装置が他のガス切断トーチに
接触して損傷してしまう虞がある。従って切断の間隔を
ある程度以上狭くすることができず、切断装置の能力が
制限されてしまうという問題がある。
【0006】また外部に露出した付加装置は汚れなどの
弊害を受けやすい。特に点火装置に於いては、切断中に
切断材に生じる歪みを防ぐために散布される水が蒸発し
て発火部分に結露し、点火不能になってしまう。
弊害を受けやすい。特に点火装置に於いては、切断中に
切断材に生じる歪みを防ぐために散布される水が蒸発し
て発火部分に結露し、点火不能になってしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るガス切断トーチは、器頭の先端に装着さ
れたガス切断火口より燃焼ガス及び切断酸素ガスを燃焼
させつつ噴出して切断材を切断するガス切断トーチであ
って、該ガス切断トーチに前記燃焼ガスとは別にパイロ
ットガスを供給するパイロットガス供給チューブと、前
記ガス切断トーチに電力を供給する点火ケーブルと、前
記器頭を貫通して設けられ前記パイロットガス供給チュ
ーブに連結されて前記パイロットガスを供給すると共に
これを前記器頭先端から噴出するパイロット管と、該パ
イロット管内部に配置され前記点火ケーブルに連結され
て電力を供給すると共にこれを放電させるスパークロッ
ドとを有し、該スパークロッドによる放電により前記パ
イロットガスに着火させて前記パイロット管先端に形成
したパイロット炎によって前記ガス切断火口から流出す
る前記燃料ガスと前記酸素ガスの混合ガスに点火するよ
う構成したことを特徴とする。
に本発明に係るガス切断トーチは、器頭の先端に装着さ
れたガス切断火口より燃焼ガス及び切断酸素ガスを燃焼
させつつ噴出して切断材を切断するガス切断トーチであ
って、該ガス切断トーチに前記燃焼ガスとは別にパイロ
ットガスを供給するパイロットガス供給チューブと、前
記ガス切断トーチに電力を供給する点火ケーブルと、前
記器頭を貫通して設けられ前記パイロットガス供給チュ
ーブに連結されて前記パイロットガスを供給すると共に
これを前記器頭先端から噴出するパイロット管と、該パ
イロット管内部に配置され前記点火ケーブルに連結され
て電力を供給すると共にこれを放電させるスパークロッ
ドとを有し、該スパークロッドによる放電により前記パ
イロットガスに着火させて前記パイロット管先端に形成
したパイロット炎によって前記ガス切断火口から流出す
る前記燃料ガスと前記酸素ガスの混合ガスに点火するよ
う構成したことを特徴とする。
【0008】上記の如くガス切断トーチ内部に点火装置
を設けると共にノズル先端を器頭先端部分に設けたこと
により、ガス切断トーチ周辺の添加部材を簡素化すると
同時に容易に且つ高い着火率にて着火することができ
る。
を設けると共にノズル先端を器頭先端部分に設けたこと
により、ガス切断トーチ周辺の添加部材を簡素化すると
同時に容易に且つ高い着火率にて着火することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係るガス切断トーチの一
実施例を図を用いて説明する。図1は本発明に係るガス
切断トーチを搭載したポータブル自動切断機の図、図2
はガス切断トーチの部分断面図、図3は点火装置の部分
断面図である。
実施例を図を用いて説明する。図1は本発明に係るガス
切断トーチを搭載したポータブル自動切断機の図、図2
はガス切断トーチの部分断面図、図3は点火装置の部分
断面図である。
【0010】図1に示す切断機Aはポータブル自動切断
装置であり、切断機本体1の下面には図示しない車輪が
設けられて、切断材上に敷設されたレールBと嵌合して
駆動するよう構成されている。また本体1の一端には把
手1aが設けられ、上面にはコントロールパネル1bが
設けられて各操作を行うように構成されている。また本
体1の外面のトーチ7側には防熱板1dが取り付けられ
て、本体1に内蔵された電気回路等が受ける熱の影響を
緩和している。また本体1上には後述の各種装置が搭載
されている。
装置であり、切断機本体1の下面には図示しない車輪が
設けられて、切断材上に敷設されたレールBと嵌合して
駆動するよう構成されている。また本体1の一端には把
手1aが設けられ、上面にはコントロールパネル1bが
設けられて各操作を行うように構成されている。また本
体1の外面のトーチ7側には防熱板1dが取り付けられ
て、本体1に内蔵された電気回路等が受ける熱の影響を
緩和している。また本体1上には後述の各種装置が搭載
されている。
【0011】本体1の上面にはシャフト2が設けられて
おり、該シャフト2の上に電磁弁4が取り付けられてい
る。シャフト2は回転及び固定可能に構成されると共
に、上下送りハンドル1cにより上下方向に位置を調整
することが可能となっている。
おり、該シャフト2の上に電磁弁4が取り付けられてい
る。シャフト2は回転及び固定可能に構成されると共
に、上下送りハンドル1cにより上下方向に位置を調整
することが可能となっている。
【0012】電磁弁4は切断酸素バルブ4a、予熱酸素
バルブ4b、燃料ガスバルブ4c、パイロットガスバル
ブ4dの四つのバルブから構成されている。切断酸素バ
ルブ4a及び予熱酸素バルブ4bは共に酸素チューブ3
aより酸素を供給され、また燃料ガスバルブ4c,パイ
ロットガスバルブ4dは共に燃料ガスチューブ3bより
燃料ガスを供給されている。また電磁弁の電源は電源ケ
ーブル9aより本体1に供給された後に分岐され、電磁
弁電源ケーブル9bを介して供給されている。
バルブ4b、燃料ガスバルブ4c、パイロットガスバル
ブ4dの四つのバルブから構成されている。切断酸素バ
ルブ4a及び予熱酸素バルブ4bは共に酸素チューブ3
aより酸素を供給され、また燃料ガスバルブ4c,パイ
ロットガスバルブ4dは共に燃料ガスチューブ3bより
燃料ガスを供給されている。また電磁弁の電源は電源ケ
ーブル9aより本体1に供給された後に分岐され、電磁
弁電源ケーブル9bを介して供給されている。
【0013】シャフト2には水平に支持された横棒5a
が取り付けられており、その先端にトーチホルダ6が取
り付けられている。横棒5aには図示しないラックが形
成され、またトーチホルダ6に設けられた横送りハンド
ル6aに前記ラックと対応するピニオンが形成されて、
互いにトーチホルダ内部に於いて嵌合するよう構成され
ている。即ちこの横送りハンドル6aを回転させること
によりトーチホルダ6を横棒5aにそって移動させる事
ができ、本体1とトーチ7の間隔を設定することができ
る。
が取り付けられており、その先端にトーチホルダ6が取
り付けられている。横棒5aには図示しないラックが形
成され、またトーチホルダ6に設けられた横送りハンド
ル6aに前記ラックと対応するピニオンが形成されて、
互いにトーチホルダ内部に於いて嵌合するよう構成され
ている。即ちこの横送りハンドル6aを回転させること
によりトーチホルダ6を横棒5aにそって移動させる事
ができ、本体1とトーチ7の間隔を設定することができ
る。
【0014】またトーチホルダ6には縦棒5bが設けら
れており、該縦棒5bには前記横棒5aと同様図示しな
いラックが形成されている。このラックと縦送りハンド
ル6bに形成されたピニオンとを嵌合させて回転させる
ことにより、トーチの上下位置を調整することができ
る。縦棒5bの下端にはアーム5cが水平に把持されて
おり、更にアーム5cの先端にトーチ7が固定されてい
る。
れており、該縦棒5bには前記横棒5aと同様図示しな
いラックが形成されている。このラックと縦送りハンド
ル6bに形成されたピニオンとを嵌合させて回転させる
ことにより、トーチの上下位置を調整することができ
る。縦棒5bの下端にはアーム5cが水平に把持されて
おり、更にアーム5cの先端にトーチ7が固定されてい
る。
【0015】図2にトーチ7の拡大部分断面図を示す。
トーチ7の器頭10の上部端面には電磁弁4から切断酸素
チューブ8a、予熱酸素チューブ8b、燃料ガスチュー
ブ8cが接続されて、これらを介してトーチ7に切断酸
素、予熱酸素及び燃焼ガスが供給される。各チューブを
介して供給されたガス等は、切断酸素流通路12a、支燃
性ガス流通路12b、燃料ガス流通路12cを介して、器頭
10端部に取り付けられた火口11に供給される。またトー
チ7の側面にはパイロットガスチューブ8d及び点火ケ
ーブル9cが接続され、器頭10内部に設けられた点火装
置20にパイロットガス及び点火電力を供給している。
トーチ7の器頭10の上部端面には電磁弁4から切断酸素
チューブ8a、予熱酸素チューブ8b、燃料ガスチュー
ブ8cが接続されて、これらを介してトーチ7に切断酸
素、予熱酸素及び燃焼ガスが供給される。各チューブを
介して供給されたガス等は、切断酸素流通路12a、支燃
性ガス流通路12b、燃料ガス流通路12cを介して、器頭
10端部に取り付けられた火口11に供給される。またトー
チ7の側面にはパイロットガスチューブ8d及び点火ケ
ーブル9cが接続され、器頭10内部に設けられた点火装
置20にパイロットガス及び点火電力を供給している。
【0016】上述のようにトーチ7の器頭10内部に設け
た点火装置20は、図3に示すようにパイロット管22およ
びスパークロッド23により構成されている。パイロット
管22の上端は屈曲してトーチ7の側面外部に突出し、そ
の端部にはインジェクション機構を有するミキサー21が
設けられている。ミキサー21には前述のパイロットガス
チューブ8dが接続されており、パイロットガスを供給
すると共に外気取込口21aより空気を吸引し、混合気体
をパイロット管22内部に供給する。またパイロット管22
のノズル先端26は器頭10の下部端面に露出しており、図
2に示すように火口11に添ってパイロットガスを噴出し
得るよう構成されている。
た点火装置20は、図3に示すようにパイロット管22およ
びスパークロッド23により構成されている。パイロット
管22の上端は屈曲してトーチ7の側面外部に突出し、そ
の端部にはインジェクション機構を有するミキサー21が
設けられている。ミキサー21には前述のパイロットガス
チューブ8dが接続されており、パイロットガスを供給
すると共に外気取込口21aより空気を吸引し、混合気体
をパイロット管22内部に供給する。またパイロット管22
のノズル先端26は器頭10の下部端面に露出しており、図
2に示すように火口11に添ってパイロットガスを噴出し
得るよう構成されている。
【0017】スパークロッド23はパイロット管22内部
に、軸心を一致させる如く且つ絶縁されて配置されてい
る。またその上端に於いて屈曲して側面外部に突出し、
点火ケーブル9cに接続されて電力を供給する。下端に
於いてはスパークロッド支持ガイシ24によりパイロット
管22と絶縁されつつ支持され、且つその先端に於いてノ
ズルスパーク台25と間隙を有している。またスパークロ
ッド23は先端部以外はセラミックにて被覆することによ
りミススパークを予防し、先端部にてノズルスパーク台
25との間に放電する。この放電により前記混合気体が着
火され、ノズル先端26よりパイロット炎が噴出される。
に、軸心を一致させる如く且つ絶縁されて配置されてい
る。またその上端に於いて屈曲して側面外部に突出し、
点火ケーブル9cに接続されて電力を供給する。下端に
於いてはスパークロッド支持ガイシ24によりパイロット
管22と絶縁されつつ支持され、且つその先端に於いてノ
ズルスパーク台25と間隙を有している。またスパークロ
ッド23は先端部以外はセラミックにて被覆することによ
りミススパークを予防し、先端部にてノズルスパーク台
25との間に放電する。この放電により前記混合気体が着
火され、ノズル先端26よりパイロット炎が噴出される。
【0018】すると点火装置20のノズル先端26が器頭10
の下部端面に露出していることから、点火装置20より噴
出したパイロット炎は火口11にそってその火炎を伸張
し、火口11から噴出された燃焼ガスに点火することがで
きる。
の下部端面に露出していることから、点火装置20より噴
出したパイロット炎は火口11にそってその火炎を伸張
し、火口11から噴出された燃焼ガスに点火することがで
きる。
【0019】上記の如く点火装置をガス切断トーチの器
頭内部に設ける構成としたことにより、トーチ周辺に装
置を付加することが困難な小型切断装置に於いても点火
装置を設けることができる。従って切断材とトーチが近
い場合にも容易に且つ安全に点火することが可能とな
り、また点火から自動化することができる。
頭内部に設ける構成としたことにより、トーチ周辺に装
置を付加することが困難な小型切断装置に於いても点火
装置を設けることができる。従って切断材とトーチが近
い場合にも容易に且つ安全に点火することが可能とな
り、また点火から自動化することができる。
【0020】また、ノズル先端26が火口11に隣接して設
けられていることから、切断に係る熱により常時高温と
なる。従って切断に際して切断材の変形を防ぐために散
水したとしても、蒸発した冷却水が付着することがな
く、常に乾燥状態となる。したがって点火不能となるこ
とを予防し、かつ汚れの付着を減少させることができ
る。また点火装置20のパイロット管22端部が火口近傍に
設けられることから、点火をより確実なものとすること
ができる。
けられていることから、切断に係る熱により常時高温と
なる。従って切断に際して切断材の変形を防ぐために散
水したとしても、蒸発した冷却水が付着することがな
く、常に乾燥状態となる。したがって点火不能となるこ
とを予防し、かつ汚れの付着を減少させることができ
る。また点火装置20のパイロット管22端部が火口近傍に
設けられることから、点火をより確実なものとすること
ができる。
【0021】尚、本実施例に於いてはポータブル自動切
断機に使用されるガス切断トーチを例に挙げて説明した
が、本発明に係る切断トーチを多数本のトーチを備える
大型切断機に用いれば、ガス切断トーチ周辺の機器を簡
素化し、トーチ間隔を狭めて切断を行う事を可能とす
る。
断機に使用されるガス切断トーチを例に挙げて説明した
が、本発明に係る切断トーチを多数本のトーチを備える
大型切断機に用いれば、ガス切断トーチ周辺の機器を簡
素化し、トーチ間隔を狭めて切断を行う事を可能とす
る。
【0022】
【発明の効果】上述の如く本発明に係るガス切断トーチ
は、従来ガス切断トーチの外部に取り付けられていた点
火装置を器頭内部に設けるよう構成したことにより、点
火装置を設けながらもガス切断トーチの周囲に空間を必
要とすることがない。従って装置の小さいポータブル切
断機にも点火装置を搭載することができ、従来は手動に
て行っていたポータブル切断機の点火をも自動化するこ
とができる。
は、従来ガス切断トーチの外部に取り付けられていた点
火装置を器頭内部に設けるよう構成したことにより、点
火装置を設けながらもガス切断トーチの周囲に空間を必
要とすることがない。従って装置の小さいポータブル切
断機にも点火装置を搭載することができ、従来は手動に
て行っていたポータブル切断機の点火をも自動化するこ
とができる。
【0023】また複数本のガス切断トーチを取り付けて
構成される大型の切断機においてもガス切断トーチの周
辺に付加される装置を簡素化することができる。従って
ガス切断トーチ同士の間隔をせばめることが可能となる
ため、切断装置の能力を向上させることができる。
構成される大型の切断機においてもガス切断トーチの周
辺に付加される装置を簡素化することができる。従って
ガス切断トーチ同士の間隔をせばめることが可能となる
ため、切断装置の能力を向上させることができる。
【0024】また、切断に係る熱により常時高温となる
ことから、散水され蒸発した冷却水が結露することがな
く、常に乾燥状態となる。したがって点火不能になるこ
とを予防し、かつ汚れの付着を減少させることができ
る。また点火装置のノズル先端が火口近傍に設けられる
ことから、点火を確実なものとすることができる。
ことから、散水され蒸発した冷却水が結露することがな
く、常に乾燥状態となる。したがって点火不能になるこ
とを予防し、かつ汚れの付着を減少させることができ
る。また点火装置のノズル先端が火口近傍に設けられる
ことから、点火を確実なものとすることができる。
【図1】本発明に係るガス切断トーチを搭載したポータ
ブル自動切断機の図である。
ブル自動切断機の図である。
【図2】ガス切断トーチの断面図である。
【図3】点火装置の断面図である。
A…切断機 1…本体 2…シャフト 3a、3b…ガス供給チューブ 4…電磁弁 5a…横棒 5b…縦棒 6…トーチホルダ 7…トーチ 8…ガス供給チューブ 9…電源ケーブル 10…器頭 11…火口 12…ガス流通路 20…点火装置 21…ミキサー 22…パイロット管 23…スパークロッド 24…スパークロッド支持ガイシ 25…ノズルスパーク台 26…ノズル先端
Claims (1)
- 【請求項1】 器頭の先端に装着されたガス切断火口よ
り燃焼ガス及び切断酸素ガスを燃焼させつつ噴出して切
断材を切断するガス切断トーチであって、該ガス切断ト
ーチに前記燃焼ガスとは別にパイロットガスを供給する
パイロットガス供給チューブと、前記ガス切断トーチに
電力を供給する点火ケーブルと、前記器頭を貫通して設
けられ前記パイロットガス供給チューブに連結されて前
記パイロットガスを供給すると共にこれを前記器頭先端
から噴出するパイロット管と、該パイロット管内部に配
置され前記点火ケーブルに連結されて電力を供給すると
共にこれを放電させるスパークロッドとを有し、該スパ
ークロッドによる放電により前記パイロットガスに着火
させて前記パイロット管先端に形成したパイロット炎に
よって前記ガス切断火口から流出する前記燃料ガスと前
記酸素ガスの混合ガスに点火するよう構成したことを特
徴とするガス切断トーチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9980996A JPH09285863A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | ガス切断トーチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9980996A JPH09285863A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | ガス切断トーチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09285863A true JPH09285863A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14257196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9980996A Pending JPH09285863A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | ガス切断トーチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09285863A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITMI20112182A1 (it) * | 2011-11-30 | 2013-05-31 | A L B A Srl | "sistema di ossitaglio e dispositivo fiamma pilota per detto sistema" |
CN110319949A (zh) * | 2019-05-21 | 2019-10-11 | 北京航天控制仪器研究所 | 一种分布式温度应变传感光缆及测量方法 |
-
1996
- 1996-04-22 JP JP9980996A patent/JPH09285863A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITMI20112182A1 (it) * | 2011-11-30 | 2013-05-31 | A L B A Srl | "sistema di ossitaglio e dispositivo fiamma pilota per detto sistema" |
EP2599573A1 (en) | 2011-11-30 | 2013-06-05 | A.L.B.A. S.r.l. | An oxycutting system and a pilot flame device for said system |
CN110319949A (zh) * | 2019-05-21 | 2019-10-11 | 北京航天控制仪器研究所 | 一种分布式温度应变传感光缆及测量方法 |
CN110319949B (zh) * | 2019-05-21 | 2021-02-09 | 北京航天控制仪器研究所 | 一种分布式温度应变传感光缆及测量方法 |
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