JPH09285783A - 飲料水製造装置 - Google Patents

飲料水製造装置

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JPH09285783A
JPH09285783A JP8124013A JP12401396A JPH09285783A JP H09285783 A JPH09285783 A JP H09285783A JP 8124013 A JP8124013 A JP 8124013A JP 12401396 A JP12401396 A JP 12401396A JP H09285783 A JPH09285783 A JP H09285783A
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JP
Japan
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water
drinking water
filter
bicycle
generator
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Application number
JP8124013A
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English (en)
Inventor
Hideo Ogura
英夫 小倉
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OGURA TEKKO KK
Original Assignee
OGURA TEKKO KK
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Publication date
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  • Physical Water Treatments (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン等の動力に頼ることなく、人力で汚
れた水を濾過した後に殺菌し、安全な飲料水を作ること
ができる飲料水製造装置を提供する。 【構成】 人力で汲み上げた汚れた水を、濾過して汚れ
た物質を除去した後に、人力で発電した電気により殺菌
灯を点灯し殺菌した水を飲料水とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば災害の発生時に
人間が何日か生き延びるに必要な飲料水を作る飲料水製
造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】災害、例えば今回の関西の大震災の発生
時には、電気、水道、ガスのいわゆるライフラインは総
てストップしてしまった。ライフラインが復興するには
何ヵ月も必要とし、援助物資を運ぶにも道路が寸断され
ているから、自動車を使うことはできない。このような
状態であっても、今日の日本では一週間程度の期間があ
れば、人海戦術等により生活するのに最低限必要な物資
を、災害地に運ぶことができるようになる。しかし、こ
の期間にも人間は生きていかなければならない。人は飲
料水を飲んでいれば、食物がなくても一週間程度は生き
ていけるものである。今日ではインスタント食品が多種
あるが、これも水があって初めて食べることができるも
のが多い。従って、飲料水さえ確保できれば、一週間程
度は充分に生きていくことができる。災害地であって
も、川や池あるいはプール等に水は必ずある。しかしこ
れらの水は汚れており飲料水には適してしない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】汚れている水であって
も、汚れを除去すればなんとか飲料水として利用するこ
とができる。そこで、汚れている水をエンジンによりポ
ンプを回転させて送水し、フィルター等で濾過して飲料
水を作る装置が開発されている。しかしながら、災害は
予知することはできず、突然にやって来る。このような
場合、エンジンやバッテリー等を利用する方法は、ガソ
リンがなかったり、バッテリーが放電されて使用するこ
とができない場合がある。またエンジン等を使用した装
置は重量があり、自動車を利用しなければ搬送すること
ができない装置が多い。震災時には道路は寸断されてい
るから、自動車を使用することはできない。このような
場合には、飲料水装置はあっても、これを必要とする場
所まで運ぶことは出来ず意味がなくなってしまう。非常
用飲料水製造装置は、道路が寸断されてはいても、人が
運ぶことが出来る大きさと軽さを必要とする。
【0004】また、震災時にはどうしても非衛生的とな
るのはやむを得ないことである。関西大震災は病原菌が
繁殖しにくい真冬の一月に起きたから幸いにも伝染病の
発生はなかったが、病原菌が繁殖し易い真夏にこれが起
きていたら、おそらく伝染病が発生したのではないかと
想像される。このことから考えて、汚れている水を単に
フィルターで濾過しただけでは見た目ではきれいになっ
ても、恐ろしい病原菌を取り除くことは出来ないのであ
る。災害時であっても伝染病はまってはくれない。
【0005】従って、震災の際には電気に頼らず、運搬
に困難なエンジン等の動力も当てにせず、人の力のみで
汚れた水から飲むことのできる安全な飲料水を作ること
のできる装置が絶対に必要となる。
【0006】
【課題を達成するための手段】本発明は前記課題を達成
するために、人力により回転させたポンプで汲み上げた
水をフィルターで濾過した後に、人力で駆動させた発電
機により発生させた電気で点灯させた殺菌灯で殺菌して
飲料水を得ることとし、フィルターで濾過した後の水
を、人力で駆動させた発電機により発生した電気で点灯
させた殺菌灯で殺菌し、飲料水を得る事としている。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例について詳
細に説明をする。図1は本発明の一実施例である飲料水
製造装置の内部構成図である。この飲料水製造装置は大
きく分けて、池やプール等の水を汲み上げるギアーポン
プ3、汲み上げた水からゴミを濾過する第1濾過器8と
第2濾過器12及び、濾過した水を殺菌する殺菌灯15
とで構成されている。
【0008】この飲料水製造装置の駆動源は、自転車に
より行っている。自転車を駆動源としたのは、震災の際
に自転車であれば道路が不通となっても飲料水が必要と
する場所の近くにはあるであろうし、無くても現場まで
容易に運搬することができるからである。以下この飲料
水製造装置の動作について説明をする。図2は自転車の
後輪による回転力で、この飲料水製造装置のギアーポン
プ3を回転させる時を示した図である。自転車をスタン
ド30により立たせ、ギアーポンプ3に直結しているプ
ーリー6を自転車の後輪のタイヤ28に押圧する。プー
リー6のタイヤ28と接触する部分はゴムで構成されて
おり、タイヤ28との摩擦力は大である。またこの装置
の上部に設けられている発電機26の回転部分27もタ
イヤ28に押圧する。ここで人がこの自転車に乗りペダ
ルをこぐと後輪が回転し、この回転力がプーリー6を介
してギアーポンプ3に伝わる。ギアーポンプ3が回転を
すると、川や沼等からの水が注入口1からバイプ2を通
してギアーポンプ3の注入口4へと送られる。この水は
ギアーポンプ3の吐出口5からパイプ7を通して第1濾
過器8の注入口へと送られ、ここで大きなゴミは除去さ
れる。大きなゴミが除去された水は、第1濾過槽8の吐
出口9から第2濾過器12の注入口13へと送られ、こ
こで小さなゴミが除去される。
【0009】第1濾過器8と第2濾過器12との二つの
濾過器を設けたのは、一つの細かいフィルターで小さな
ゴミまで除去しようとすると、ここにおおきなゴミが引
っ掛かって目詰まりが早く生じてしまうからである。実
施例のように大きなゴミは第1濾過器8で、小さなゴミ
は第2濾過器12で除去するようにすれば、フィルター
の寿命が長くなるからである。第2濾過器12で小さな
ゴミまで除去された水は、今度はパイプ14を通して、
殺菌装置15の注入口16へと送られる。
【0010】この殺菌装置15は紫外線を照射する殺菌
灯で構成されている。紫外線を照射する殺菌灯は、紫外
線が透過する石英管で水銀蒸気を封入しており、この紫
外線を第1濾過器8及び第2濾過器12で大きなゴミ及
び小さなゴミが除去された水に照射する。この殺菌灯の
電源は自転車の後輪により回転をする発電機26であ
る。発電機26により発電された電気はリード線20に
より殺菌装置15に接続してある。なお、この殺菌灯が
点灯しているか否かを確認することができるように、こ
の装置のケースに穴31が設けられており、ここを見る
ことにより殺菌灯が点灯していることを確認する事とす
る。
【0011】殺菌をするのに、塩素やオゾンを使用しな
いのは現場にこのような物があるとは限られず、取扱が
素人には難しいからである。図3は図2とは別の実施例
を示すものである。図2の実施例では自転車をスタンド
30により立たせて、ここにプーリー6を押圧してい
た。図3では自転車の後輪29をこの飲料水製造装置の
乗せて飲料水を製造することとしている。図3の飲料水
製造装置ではこの装置の上に第1回転ドラム40と第2
回転ドラム41とが設けられている。自転車のペダルを
こぐと、両回転ドラム40と41が回転をし、第2回転
ドラム41に掛けられているベルト42が回転力をギア
ーボンプ3に接続されているプーリー43に伝える。こ
のプーリー43が回転をすると、汚れている水を吸い上
げて図1で説明をしたように第1及び第2濾過器8、1
2で濾過し、殺菌装置15でこれを殺菌する。
【0012】水がある位置が低い場合には、図2及び図
3に示すようにギアーボンプ3により汲み上げる必要が
あるが、水をこの飲料水製造装置より高い位置まで容易
に運べる場合には、ギアーポンプ3を回転させる必要は
なくなる。第1及び第2濾過器に通過させるに充分な水
頭圧があれば、注入口から水が水頭圧によりここに流れ
込むから、これを第1濾過器8及び第2濾過器12で濾
過し、殺菌装置15で殺菌した水を飲料水とする。
【0013】第1濾過器で使用しているフィルターは5
μm、第2濾過器12で使用しているフィルターは0.
45μmのもので、詰まった時には取り替えることが容
易のカートリッジ式となっている。フィルターの細かさ
がこれ以上大きくなると、水の中の汚れが中々捕れず、
これ以上細かくなると直ぐに目詰まりが生じてしまうの
である。なお、自転車をこいで飲料水を製造するとき、
通常のスピードを出すこぎ方で大体1分当たり2リット
ル程度である。この程度の飲料水が作ることができれ
ば、緊急用としては充分である。
【0014】なお、この飲料水製造装置は以上説明した
災害時に使用することのできる他、キャンプに行って河
や湖の水を飲料水として飲む場合にも利用することが出
来る。
【発明の効果】本発明は以上説明をしたように構成する
ことにより、他に動力がなくても、飲料水製造装置と人
手さえあれば、殺菌された安全な飲料水を確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図1は飲料水製造装置の内部構成図 図2は自転車の後輪でこの装置を駆動させる時を示した
図 図3は図2の別の実施例を示した図
【符号の説明】
1・・注入口 2、7、11、14、18・・パイプ 3・・ギアーポンプ 8・・第1濾過器 12・・
第2濾過器 15・・殺菌装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人力により回転させたポンプで汲み上げ
    た水をフィルターで濾過した後に、人力で駆動させた発
    電機により発生させた電気で点灯させた殺菌灯で殺菌
    し、飲料水とすることを特徴とする飲料水製造装置。
  2. 【請求項2】 フィルターで濾過した後の水を、人力で
    駆動させた発電機により発生した電気で点灯させた殺菌
    灯で殺菌し、飲料水とすることを特徴とする飲料水製造
    装置。
JP8124013A 1996-04-22 1996-04-22 飲料水製造装置 Pending JPH09285783A (ja)

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JP8124013A JPH09285783A (ja) 1996-04-22 1996-04-22 飲料水製造装置

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