JPH09285634A - パチンコ球の球磨揚送機 - Google Patents

パチンコ球の球磨揚送機

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JPH09285634A
JPH09285634A JP8126504A JP12650496A JPH09285634A JP H09285634 A JPH09285634 A JP H09285634A JP 8126504 A JP8126504 A JP 8126504A JP 12650496 A JP12650496 A JP 12650496A JP H09285634 A JPH09285634 A JP H09285634A
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JP
Japan
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ball
pachinko balls
polishing
lifting
polishing member
Prior art date
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Pending
Application number
JP8126504A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Asano
良紀 浅野
Masayuki Hosoda
雅之 細田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Denshoku KK
Original Assignee
Toyo Denshoku KK
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Publication date
Application filed by Toyo Denshoku KK filed Critical Toyo Denshoku KK
Priority to JP8126504A priority Critical patent/JPH09285634A/ja
Publication of JPH09285634A publication Critical patent/JPH09285634A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】パチンコ球を揚送ベルトと研磨部材との間の揚
送路で適圧挟持しながら研磨揚送するパチンコ球の球磨
揚送機に使用する新規な研磨部材を提供し、パチンコ球
のクリーニング効果が大きく、かつ耐久性とパチンコ球
のクリーニング効果とをバランス良く有するパチンコ球
の球磨揚送機を提供すること。 【解決手段】パチンコ球を揚送ベルトと研磨部材との間
の揚送路で適圧挟持しながら研磨揚送するパチンコ球の
球磨揚送機において、該研磨部材として静電植毛品を用
いることを特徴とするパチンコ球の球磨揚送機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ球を揚送
ベルトと研磨部材との間の揚送路で適圧挟持しながら研
磨揚送するパチンコ球の球磨揚送機およびパチンコ球の
球磨揚送機用研磨部材に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ球を揚送ベルトと研磨部材との
間の揚送路で適圧挟持しながら研磨揚送するパチンコ球
の球磨揚送機は、例えば実開平2−25288号公報及
び実開平2−102287号公報等に記載されていてよ
く知られている。このパチンコ球の球磨揚送機は、支柱
の下部に設けた駆動ローラーと上部に設けた従動ローラ
ー間に無端の揚送ベルトを張架し、駆動ローラーを回転
させて揚送ベルトを移動させるとともに、その揚送ベル
トの上昇側にほぼ球径間隔を設けて対向する研磨部材と
の間の揚送路にパチンコ球を挟持して研磨、揚送する構
成になっている。
【0003】すなわちパチンコ球を挟持して研磨、揚送
する間にパチンコ球の汚れを除去するのである この研磨部材の素材として、従来、タフティング製品お
よび厚い織物地等が使用されている。しかし、パチンコ
球のクリーニング効果について未だ改善の余地がかなり
ある。また、耐久性とパチンコ球のクリーニング効果と
をバランス良く有する研磨部材の素材は未だ存在しな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、パチンコ球を揚送ベルトと研磨部材との間の揚
送路で適圧挟持しながら研磨揚送するパチンコ球の球磨
揚送機に使用する新規な研磨部材を提供し、パチンコ球
のクリーニング効果が大きく、かつ耐久性とパチンコ球
のクリーニング効果とをバランス良く有するパチンコ球
の球磨揚送機を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らが鋭意研究の
結果、本発明のかかる目的は、下記の本発明の手段によ
って工業的に好都合に達成された。
【0006】[1]パチンコ球を揚送ベルトと研磨部材
との間の揚送路で適圧挟持しながら研磨揚送するパチン
コ球の球磨揚送機において、該研磨部材として静電植毛
品を用いることを特徴とするパチンコ球の球磨揚送機。
【0007】[2]静電植毛品が基材に静電植毛を施し
たものであることを特徴とする上記[1]のパチンコ球
の球磨揚送機。
【0008】[3]基材がフェルト、織物地、編物地、
発泡体シート及びマットから選ばれたものであることを
特徴とする上記[2]のパチンコ球の球磨揚送機。
【0009】[4]静電植毛品がフロッキーヤーンから
なる織物および編物から選ばれたものであることを特徴
とする上記[1]のパチンコ球の球磨揚送機。
【0010】[5]静電植毛品を得るのに使用する短繊
維がポリアミド繊維もしくはポリアラミド繊維であるこ
とを特徴とする上記[1]〜[4]のパチンコ球の球磨
揚送機。
【0011】[6]静電植毛品を得るのに使用する短繊
維が導電性繊維であることを特徴とする上記[1]〜
[5]のパチンコ球の球磨揚送機。
【0012】[7]静電植毛品を得るのに使用する短繊
維の長さが平均0.3〜5.0mmであり、単糸繊度が
1〜120デニールであることを特徴とする上記[1]
〜[6]のパチンコ球の球磨揚送機。
【0013】[8]静電植毛品の植毛密度が3000〜
50000本/cm2 であることを特徴とする上記
[1]〜[7]のパチンコ球の球磨揚送機。
【0014】[9]静電植毛品を用いてなるパチンコ球
の球磨揚送機用研磨部材。
【0015】本発明の最大の特徴は、研磨部材の表面を
静電植毛で覆うことであり、これにより静電植毛のブラ
ッシング効果、および植毛によりパチンコ球と研磨部材
との接触面積を大きく出来るという利点により、クリー
ニング効果を大幅に改善した研磨部材であり、かつ耐久
性も併せ持つ研磨部材を提供できたのである。
【0016】また、本発明に係るパチンコ球の球磨揚送
機に使用される研磨部材は、静電植毛を行う際通常採用
されているいわゆる電着処理により静電植毛した繊維の
体積抵抗値が106 〜109 Ω・cmと低くなってお
り、汚れにくいという利点を併せ持っており、これが研
磨部材の寿命を長くするひとつの要因として寄与してい
る。
【0017】また最近のパチンコ装置の作動操作には多
種多様の電子制御機器が組み込まれており、それらの機
器はパチンコ球が回遊走行する際の摩擦によって発生す
る静電気により、時々誤作動することがある。球磨揚送
機も静電気発生源となっているが、導電性短繊維植毛品
を使用することにより静電気の発生を抑える効果が確認
できた。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明を詳細に説明する。
【0019】本発明において、研磨部材として基材を使
用する態様では、基材がフェルト、織物地、編物地、発
泡体シート及びマットから選ばれたものであるのが好ま
しい。要すれば、研磨部材はある程度の厚みがあって形
態安定性があり、かつ繰り返し洗濯可能性のあるもので
あることが好ましい。
【0020】本発明において、より優れたクリーニング
効果を得るために、静電植毛品を得るのに使用する短繊
維の長さが平均0.5〜1.0mmであり、単糸繊度が
10〜65デニールであることがより好ましい。また、
静電植毛の密度は、同様な理由により5000〜200
00本/cm2 の範囲であることがより好ましい。静電
植毛に使用する短繊維は、いかなる素材からなるもので
あってもよいが、例えばポリエステル繊維、ポリアミド
繊維、アクリル繊維、ポリアラミド繊維、ポリアリレー
ト繊維、ビニロン繊維のような合成繊維、レーヨンのよ
うな化学繊維、およびコットン、ウール、シルクのよう
な天然繊維等からなるものが挙げられる。なかでもポリ
アミド繊維およびポリアラミド繊維が、耐磨耗性及び耐
久性に優れており本発明の目的に合致するので好まし
い。
【0021】本発明において、静電植毛に使用する短繊
維が導電性繊維であることが好ましい。これにより、静
電植毛品が静電気によるホコリが付きにくくなり、した
がって研磨部材の寿命を長くすることが出来る。このよ
うな導電性繊維としては、例えばカーボンを添加したポ
リマーからなる繊維が用いられる。
【0022】本発明において、静電植毛は、従来公知の
方法によって行うことが出来、通常パイルの電着処理、
接着剤塗布、パイル植毛、接着剤の乾燥、及び残余パイ
ル除去の各工程を採って行なわれる。
【0023】本発明において、静電植毛品がフロッキー
ヤーン、これからなる織物および編物から選ばれたもの
であってもよい。この場合、適当な基材にかかる不織布
等を張り合わせたものであっても勿論よい。
【0024】フロッキーヤーンは、長繊維である芯糸
に、接着剤をコーティングし、その上にパイルを静電植
毛することによって作られる糸である。
【0025】
【実施例】次に実施例により、本発明を具体的に説明す
るが、本発明は、これらに限定されるものではない。 [実施例]パチンコ球の揚送研磨装置に取り付けられる
ように基材である厚地のコットン織物地を222cm×
11cmの大きさに裁断し、これにアクリル系エマルジ
ョン接着剤を塗布し、その上に単糸繊度が20デニール
でありカット長が1mmであるナイロン66繊維パイル
をパイル密集度が12000本/cm2 になるように静
電植毛し、次いで接着剤を乾燥した。常法に従い、得ら
れた植毛品をブラッシングして残余パイルの除去を行な
い、本発明にかかる研磨部材を作成した。この研磨部材
は、パチンコ球に付着したごみ、塵、人体等から分泌す
る油脂、および整髪剤等の油脂の研磨部材への移行の度
合いが目視判定し易いように、その表面を白色にしてお
いた。
【0026】この研磨部材をユニオン社製パチンコ球の
揚送研磨装置に装着し、12000個/分のスピードで
パチンコ球の揚送研磨が可能になるようにこの装置を作
動させた。
【0027】本装置を15分作動させた後パチンコ球の
研磨状態を目視観察したところ、パチンコ球に付着して
いたごみ、塵、人体等から分泌する油脂、および整髪剤
等の油脂が除去されていることを確認した。この効果
は、商用パチンコ球として要求去れるレベルを充分満足
するものであった。同時に、研磨部材には、パチンコ球
から研磨・移行したごみ、塵、および油脂成分等の付着
を示すいわゆる揚送線が黒色にはっきりと形成されてい
た。しかし、揚送線に沿って、好ましくない溝は形成さ
れていなかった。
【0028】パチンコ球の揚送研磨装置を実際遊戯場で
使用する時には、研磨部材を4営業日連続使用後、予備
品に取り替えることを推奨しているため、本研磨部材を
取り付けた揚送研磨装置を50時間連続作動させ、揚送
研磨能力の持久性をを判定したがその低下はなかった。
また、4営業日連続使用後に本研磨部材を取り外し、こ
れを電気洗濯機で洗剤を用いて水洗して再生したものを
取り付けた揚送研磨装置を50時間連続作動させたが、
揚送研磨能力の低下はなかった。従って、本揚送研磨装
置は、繰り返し再使用出来る。
【0029】一方、比較のために、ポリプロピレン樹脂
で裏打ちしたポリアミド繊維タフテットカーペットを研
磨部材として用いた揚送研磨装置を上記と全く同様に1
5分間作動させたところ、パチンコ球には、油脂成分の
付着を示す“くもり”が観察された。また、揚送線に沿
って、好ましくない溝は形成されていた。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、パチンコ球のクリーニ
ング効果が大きく、かつ耐久性とパチンコ球のクリーニ
ング効果とをバランス良く有するパチンコ球の球磨揚送
機が提供された。しかも本発明にかかる研磨部材は繰り
返し再使用することが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B24B 31/05 B24B 31/05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パチンコ球を揚送ベルトと研磨部材との間
    の揚送路で適圧挟持しながら研磨揚送するパチンコ球の
    球磨揚送機において、該研磨部材として静電植毛品を用
    いることを特徴とするパチンコ球の球磨揚送機。
  2. 【請求項2】静電植毛品が基材に静電植毛を施したもの
    であることを特徴とする請求項1記載のパチンコ球の球
    磨揚送機。
  3. 【請求項3】基材がフェルト、織物地、編物地、発泡体
    シート及びマットから選ばれたものであることを特徴と
    する請求項2記載のパチンコ球の球磨揚送機。
  4. 【請求項4】静電植毛品がフロッキーヤーンからなる織
    物および編物から選ばれたものであることを特徴とする
    請求項1記載のパチンコ球の球磨揚送機。
  5. 【請求項5】静電植毛品を得るのに使用する短繊維がポ
    リアミド繊維もしくはポリアラミド繊維であることを特
    徴とする請求項1〜4記載のパチンコ球の球磨揚送機。
  6. 【請求項6】静電植毛品を得るのに使用する短繊維が導
    電性繊維であることを特徴とする請求項1〜5記載のパ
    チンコ球の球磨揚送機。
  7. 【請求項7】静電植毛品を得るのに使用する短繊維の長
    さが平均0.3〜5.0mmであり、単糸繊度が1〜1
    20デニールであることを特徴とする請求項1〜6記載
    のパチンコ球の球磨揚送機。
  8. 【請求項8】静電植毛品の植毛密度が3000〜500
    00本/cm2 であることを特徴とする請求項1〜7載
    のパチンコ球の球磨揚送機。
  9. 【請求項9】静電植毛品を用いてなるパチンコ球の球磨
    揚送機用研磨部材。
JP8126504A 1996-04-23 1996-04-23 パチンコ球の球磨揚送機 Pending JPH09285634A (ja)

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JP (1) JPH09285634A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105480768A (zh) * 2015-07-08 2016-04-13 季松石 一种自动裁布机
KR101991251B1 (ko) * 2018-11-02 2019-06-20 이규동 플라스틱 흠집 제거 장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105480768A (zh) * 2015-07-08 2016-04-13 季松石 一种自动裁布机
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