JPH09285562A - 放水消火具 - Google Patents
放水消火具Info
- Publication number
- JPH09285562A JPH09285562A JP13938996A JP13938996A JPH09285562A JP H09285562 A JPH09285562 A JP H09285562A JP 13938996 A JP13938996 A JP 13938996A JP 13938996 A JP13938996 A JP 13938996A JP H09285562 A JPH09285562 A JP H09285562A
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- JP
- Japan
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- water
- fire
- water discharge
- water discharging
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- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 火災発生部分に対する放水が安全確実に行な
え、火災の早期消火が可能な放水消火具を提供する。 【解決手段】 送水ホース８と接続する送水パイプ２の
先端に中空の放水ヘッド３を設け、このヘッド３の内部
に円球体６を収納すると共に周囲に多数の放水筒４を設
けて放水消火具１を形成し、火災発生時に送水パイプ２
と先端の放水ヘッド３を室内に挿入し、放水筒４から四
方八方に放水することにより、火災を早期に消火する。
え、火災の早期消火が可能な放水消火具を提供する。 【解決手段】 送水ホース８と接続する送水パイプ２の
先端に中空の放水ヘッド３を設け、このヘッド３の内部
に円球体６を収納すると共に周囲に多数の放水筒４を設
けて放水消火具１を形成し、火災発生時に送水パイプ２
と先端の放水ヘッド３を室内に挿入し、放水筒４から四
方八方に放水することにより、火災を早期に消火する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、放水消火具、更
に詳しくは、火災発生時に窓ガラス等を破って建物内の
火災発生部分に挿入し、放水ヘッドから四方八方に一斉
に放水し、火災を一気に消火することができるようにし
た安全生の高い消火具に関する。
に詳しくは、火災発生時に窓ガラス等を破って建物内の
火災発生部分に挿入し、放水ヘッドから四方八方に一斉
に放水し、火災を一気に消火することができるようにし
た安全生の高い消火具に関する。
【０００２】
【従来の技術】各種建物に火災が発生した場合、従来の
一般的な消火方法は、ポンプ車に接続したホースの先端
にノズルを取付け、ポンプ車から吐出された圧力水を消
防士がノズルで火災部分に放水するようにしている。
一般的な消火方法は、ポンプ車に接続したホースの先端
にノズルを取付け、ポンプ車から吐出された圧力水を消
防士がノズルで火災部分に放水するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ノズルによ
る放水で消火する方法は、放水が飛散すると共に火勢に
よって蒸発し、消火効率が極めて悪いという問題があ
る。また、火災発生の火元となる部分は室内の下部が大
半であり、火勢の強い火元部分に対し建物の上部から放
水する消火では火元の消火に手間取り、結果として建物
全体の消火が困難になるという問題がある。即ち、最近
の家屋や工場では化学物質が多く使われたり貯蔵されて
おり、火災が発生した場合、これら化学物質燃焼によっ
て火勢が強くなり、その上ガスが発生して危険な状態と
なることが多く、また、上部からの焼残物の落下や倒壊
による危険から火元に近寄ることができず、延焼や類焼
を避けられない状態が多く、また、消火活動で消防士の
負傷や死亡が多発しているのが現状である。そこで、こ
の発明の課題は、火災発生時に消防士が火元部分に入る
ことなく、火元部分への放水が確実に行なえ、火元を一
気に消火することができる防水消火具を提供することに
ある。
る放水で消火する方法は、放水が飛散すると共に火勢に
よって蒸発し、消火効率が極めて悪いという問題があ
る。また、火災発生の火元となる部分は室内の下部が大
半であり、火勢の強い火元部分に対し建物の上部から放
水する消火では火元の消火に手間取り、結果として建物
全体の消火が困難になるという問題がある。即ち、最近
の家屋や工場では化学物質が多く使われたり貯蔵されて
おり、火災が発生した場合、これら化学物質燃焼によっ
て火勢が強くなり、その上ガスが発生して危険な状態と
なることが多く、また、上部からの焼残物の落下や倒壊
による危険から火元に近寄ることができず、延焼や類焼
を避けられない状態が多く、また、消火活動で消防士の
負傷や死亡が多発しているのが現状である。そこで、こ
の発明の課題は、火災発生時に消防士が火元部分に入る
ことなく、火元部分への放水が確実に行なえ、火元を一
気に消火することができる防水消火具を提供することに
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項１の発明は、送水用パイプの先端に中
空の放水ヘッドをその内部がパイプ内と連通するように
設け、この放水ヘッドに所要数の放水筒を設けた構成を
採用したものである。請求項２の発明は、放水ヘッドの
外面先端に突起剣を設け、この放水ヘッドの内部に円球
体を該放水ヘッドと同心状の配置で組込み、円球体の外
面で送水パイプの先端に臨む位置に分水剣を設けた構成
を採用したものである。ここで、送水パイプと放水ヘッ
ドは耐火性材料を用いて形成され、送水パイプは窓等か
ら室内へ挿入できるに十分な長さを有し、突起剣が窓ガ
ラス等を有効に破壊するためのものである。
するため、請求項１の発明は、送水用パイプの先端に中
空の放水ヘッドをその内部がパイプ内と連通するように
設け、この放水ヘッドに所要数の放水筒を設けた構成を
採用したものである。請求項２の発明は、放水ヘッドの
外面先端に突起剣を設け、この放水ヘッドの内部に円球
体を該放水ヘッドと同心状の配置で組込み、円球体の外
面で送水パイプの先端に臨む位置に分水剣を設けた構成
を採用したものである。ここで、送水パイプと放水ヘッ
ドは耐火性材料を用いて形成され、送水パイプは窓等か
ら室内へ挿入できるに十分な長さを有し、突起剣が窓ガ
ラス等を有効に破壊するためのものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。図示のように、放水消火具１は、
送水パイプ２の先端に該送水パイプ２の直径よりも大径
となる円球状の内部中空となる放水ヘッド３を設け、こ
の放水ヘッド３の周壁に多数の放水筒４を放射状の配置
で設け、該ヘッド３の外面先端に先鋭状の突起剣５を設
けると共に、放水ヘッド３の内部に円球体６を同心状に
収納した構造を有し、これら各構成部材は金属等の耐火
性の材料を用いて形成されている。前記送水パイプ２
は、建物の外部から窓ガラス等を突き破って先端の放水
ヘッド３を室内に挿入できる十分な長さを有すると共
に、一方の端部は周知のジョイント７によりポンプ車と
接続された送水ホース８と接続するようになっている。
前記放水ヘッド３は、図示の場合、内部中空の円球状と
なり、二分割した半球体３ａ、３ｂを衝合し、両者をボ
ルト９で水密状に結合した構造を有し、送水パイプ２の
先端にその内部が該送水パイプ２と連通するように、適
宜の固定手段によって結合固定化されている。前記円球
体６は放水ヘッド３よりも小径の内部中空に形成され、
放水ヘッド３内の水圧を高める役目と放水時における放
水ヘッド３の軽量化を図っていると共に、この円球体６
は、送水パイプ２と放水ヘッド３の結合部分から突出さ
せた複数本の支柱１０によって支持され、放水ヘッド３
内に固定的に配置されている。この円球体６の外面で送
水パイプ２の先端と対向する位置に設けた円錐形の分水
剣１１は、送水パイプ２から放水ヘッド３内に送水され
た圧力水が円球体６に直圧をかけないようにすると共
に、放水ヘッド３の内部空間へ圧力水を等分に分水する
役目をする。前記放水ヘッド３に設けた放水筒４は、該
ヘッド３内の圧力水を噴出するため、先端吐出口を小径
に絞ったノズルに形成され、各放水筒４は全て等しいも
のでもよいが、長さの長短や吐出径の異なるものを混在
させて用い、圧力水の放出水量や放出距離を長短変化さ
せるようにしてもよい。この発明の放水消火具は上記の
ような構成であり、火災発生時に消火を行なうには、送
水ホース８の先端に送水パイプ２を接続しておき、送水
パイプ２を保持した状態で突起剣５により建物の外部か
ら窓ガラス等を破壊し、放水ヘッド３から送水パイプ２
を火災発生室内に挿入する。この状態で、ポンプ車より
吐出された圧力水は、送水ホース８から送水パイプ２内
を通って放水ヘッド３内に送水され、該放水ヘッド３内
において円球体６の存在で圧力が高められた圧力水は、
各放水筒４から四方八方に放水される。これによって、
火災が発生した室内に対して直接的な放水が可能とな
り、特に室内下部に多い火元の火勢も一瞬のうちに消火
することができる。
示例と共に説明する。図示のように、放水消火具１は、
送水パイプ２の先端に該送水パイプ２の直径よりも大径
となる円球状の内部中空となる放水ヘッド３を設け、こ
の放水ヘッド３の周壁に多数の放水筒４を放射状の配置
で設け、該ヘッド３の外面先端に先鋭状の突起剣５を設
けると共に、放水ヘッド３の内部に円球体６を同心状に
収納した構造を有し、これら各構成部材は金属等の耐火
性の材料を用いて形成されている。前記送水パイプ２
は、建物の外部から窓ガラス等を突き破って先端の放水
ヘッド３を室内に挿入できる十分な長さを有すると共
に、一方の端部は周知のジョイント７によりポンプ車と
接続された送水ホース８と接続するようになっている。
前記放水ヘッド３は、図示の場合、内部中空の円球状と
なり、二分割した半球体３ａ、３ｂを衝合し、両者をボ
ルト９で水密状に結合した構造を有し、送水パイプ２の
先端にその内部が該送水パイプ２と連通するように、適
宜の固定手段によって結合固定化されている。前記円球
体６は放水ヘッド３よりも小径の内部中空に形成され、
放水ヘッド３内の水圧を高める役目と放水時における放
水ヘッド３の軽量化を図っていると共に、この円球体６
は、送水パイプ２と放水ヘッド３の結合部分から突出さ
せた複数本の支柱１０によって支持され、放水ヘッド３
内に固定的に配置されている。この円球体６の外面で送
水パイプ２の先端と対向する位置に設けた円錐形の分水
剣１１は、送水パイプ２から放水ヘッド３内に送水され
た圧力水が円球体６に直圧をかけないようにすると共
に、放水ヘッド３の内部空間へ圧力水を等分に分水する
役目をする。前記放水ヘッド３に設けた放水筒４は、該
ヘッド３内の圧力水を噴出するため、先端吐出口を小径
に絞ったノズルに形成され、各放水筒４は全て等しいも
のでもよいが、長さの長短や吐出径の異なるものを混在
させて用い、圧力水の放出水量や放出距離を長短変化さ
せるようにしてもよい。この発明の放水消火具は上記の
ような構成であり、火災発生時に消火を行なうには、送
水ホース８の先端に送水パイプ２を接続しておき、送水
パイプ２を保持した状態で突起剣５により建物の外部か
ら窓ガラス等を破壊し、放水ヘッド３から送水パイプ２
を火災発生室内に挿入する。この状態で、ポンプ車より
吐出された圧力水は、送水ホース８から送水パイプ２内
を通って放水ヘッド３内に送水され、該放水ヘッド３内
において円球体６の存在で圧力が高められた圧力水は、
各放水筒４から四方八方に放水される。これによって、
火災が発生した室内に対して直接的な放水が可能とな
り、特に室内下部に多い火元の火勢も一瞬のうちに消火
することができる。
【０００６】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、送水
パイプとその先端の放水ヘッドを室内に挿入し、放水ヘ
ッドに設けた放水筒から圧力水を放水するようにしたの
で、火災発生部分に対して直接放水することができ、火
災発生時の早期消火及び延焼、類焼の防止が行える。
パイプとその先端の放水ヘッドを室内に挿入し、放水ヘ
ッドに設けた放水筒から圧力水を放水するようにしたの
で、火災発生部分に対して直接放水することができ、火
災発生時の早期消火及び延焼、類焼の防止が行える。
【図１】（Ａ）は放水消火具の正面図、（Ｂ）は同上の
要部を切欠いた平面図、（Ｃ）は放水ヘッドの放水筒を
示す拡大断面図
要部を切欠いた平面図、（Ｃ）は放水ヘッドの放水筒を
示す拡大断面図
１ 放水消火具 ２ 送水パイプ ３ 放水ヘッド ４ 放水筒 ５ 突起剣 ６ 円球体 ７ ジョイント ８ 送水ホース ９ ボルト １０ 支柱 １１ 分水剣
Claims (2)
- 【請求項１】 送水用パイプの先端に中空の放水ヘッド
をその内部がパイプ内と連通するように設け、この放水
ヘッドに所要数の放水筒を設けた放水消火具。 - 【請求項２】 放水ヘッドの外面先端に突起剣を設け、
この放水ヘッドの内部に円球体を該放水ヘッドと同心状
の配置で組込み、円球体の外面で送水パイプの先端に臨
む位置に分水剣を設けた請求項１記載の放水消火具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13938996A JPH09285562A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 放水消火具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13938996A JPH09285562A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 放水消火具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09285562A true JPH09285562A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=15244173
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13938996A Pending JPH09285562A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 放水消火具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09285562A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008264637A (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-06 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 管内塗布装置 |
| JP2009011576A (ja) * | 2007-07-05 | 2009-01-22 | Shinichi Ikemi | 消火ノズル |
| CN102939133A (zh) * | 2010-06-15 | 2013-02-20 | 丹佛斯塞姆可公司 | 用于均匀流体分配的喷头和流体分配系统 |
-
1996
- 1996-04-23 JP JP13938996A patent/JPH09285562A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008264637A (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-06 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 管内塗布装置 |
| JP2009011576A (ja) * | 2007-07-05 | 2009-01-22 | Shinichi Ikemi | 消火ノズル |
| CN102939133A (zh) * | 2010-06-15 | 2013-02-20 | 丹佛斯塞姆可公司 | 用于均匀流体分配的喷头和流体分配系统 |
| US10258817B2 (en) | 2010-06-15 | 2019-04-16 | Danfoss Semco A/S | Spray head for a uniform fluid distribution and a fluid distribution system |
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