JPH09285342A - 移動棚 - Google Patents

移動棚

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JPH09285342A
JPH09285342A JP8103022A JP10302296A JPH09285342A JP H09285342 A JPH09285342 A JP H09285342A JP 8103022 A JP8103022 A JP 8103022A JP 10302296 A JP10302296 A JP 10302296A JP H09285342 A JPH09285342 A JP H09285342A
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JP
Japan
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shelf
mounting space
kitchen
equipment mounting
wagon
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Application number
JP8103022A
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English (en)
Inventor
Yoshihide Yoshikawa
佳秀 吉川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 載置された台所用電気機器の底部を簡単に且
つ傷つけないように挟持することができて、使い勝手良
く同台所用電気機器のずれ動きや落下を防止することが
できる移動棚を提供する。 【解決手段】 水平方向移動自在に支持される棚板1の
上面中程を台所用電気機器2が載置される機器載置スペ
ース3となし、この機器載置スペース3の周囲に同台所
用電気機器2の底部を挟持する挟持具4を複数配設し、
この挟持具4を機器載置スペース3の内外方向へスライ
ド自在に保持すると共に同機器載置スペース3の内方へ
向かって弾発付勢させてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯器、電気ポッ
ト等の台所用電気機器が載置される移動棚に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、図9、図10に示す如く、水平
方向移動自在に支持される棚板(イ)の上面中程を炊飯
器である台所用電気機器(ロ)が載置される機器載置ス
ペース(ハ)となし、該機器載置スペース(ハ)の周囲
に同台所用電気機器(ロ)の底部を挟持する挟持具
(ニ)を複数配設してなる移動棚は知られている。
【0003】該移動棚においては、略L型の挟持具
(ニ)がボルト(ホ)とナット(ヘ)とによって棚板
(イ)に結合されており、この場合、棚板(イ)に形成
される長孔(ト)にボルト(ホ)が挿通されることによ
って、同挟持具(ニ)は機器載置スペース(ハ)の内外
方向へスライド移動できるように結合されている。又、
床面上に移動自在に設置されるワゴン(チ)の上端部分
に設けられることによって、同棚板(イ)は水平方向移
動自在に支持されている。
【0004】したがって、該移動棚においては、棚板
(イ)の機器載置スペース(ハ)上に台所用電気機器
(ロ)を載置し、挟持具(ニ)をスライド移動させてそ
の位置調整を行った後にボルト(ホ)とナット(ヘ)と
によって棚板(イ)に固定し、該固定された各挟持具
(ニ)によって同台所用電気機器(ロ)の底部を挟持し
て、棚板(イ)の移動時に同台所用電気機器(ロ)がず
れ動いたり落下したりすることを防止することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、挟持具(ニ)によって台所用電気
機器(ロ)の底部を挟持させる際に、複数の挟持具
(ニ)を各々スライド移動させてその位置調整を行って
ボルト(ホ)とナット(ヘ)とによって固定させなけれ
ばならず、該挟持具(ニ)の位置調整及び固定作業に手
間を要して不便を感じるものであった。又、固定される
各挟持具(ニ)によって台所用電気機器(ロ)の底部が
あまりに強固に挟持されると、該台所用電気機器(ロ)
の底部に傷がつくという不都合を生じていた。
【0006】本発明は、上記従来の技術における問題を
解決するために発明されたもので、すなわち、その課題
は、載置された台所用電気機器の底部を簡単に且つ傷つ
けないように挟持することができて、使い勝手良く同台
所用電気機器のずれ動きや落下を防止することができる
移動棚を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
移動棚は、水平方向移動自在に支持される棚板の上面中
程を台所用電気機器が載置される機器載置スペースとな
し、該機器載置スペースの周囲に同台所用電気機器の底
部を挟持する挟持具を複数配設し、該挟持具を機器載置
スペースの内外方向へスライド自在に保持すると共に同
機器載置スペースの内方へ向かって弾発付勢させてな
る。
【0008】したがって、この場合、機器載置スペース
上に台所用電気機器を載置すると挟持具が弾発力によっ
て内方へ自動的にスライド移動し、該台所用電気機器の
底部は弾性的に挟持され、該底部には傷がつき難く、棚
板移動時の同台所用電気機器のずれ動きや落下が簡単に
防止されて使い勝手が良好となっている。
【0009】本発明の請求項2記載の移動棚は、上記請
求項1記載の移動棚において、機器載置スペースの周囲
に略均等間隔で複数の挟持具を配設し、全ての挟持具を
機器載置スペースの内外方向へスライド自在に保持する
と共に同機器載置スペースの内方へ向かって弾発付勢さ
せたことを特徴とする。したがって、この場合は特に、
全ての挟持具がスライド自在で弾発付勢されているの
で、各挟持具によって台所用電気機器の底部を挟持させ
る動作がスムーズとなり、しかも、同各挟持具が機器載
置スペースの周囲に略均等間隔で配設されるので、同台
所用電気機器は安定して挟持される。
【0010】本発明の請求項3記載の移動棚は、上記請
求項1又は2記載の移動棚において、棚板から上方へ突
出する挟持具の挟持片部を機器載置スペースの外方へ向
かって斜め上方へ傾斜するように形成したことを特徴と
する。したがって、この場合は特に、機器載置スペース
上に台所用電気機器を載置する際に、該台所用電気機器
の底部周縁が挟持具の斜め上方へ傾斜した挟持片部に摺
接して、該挟持具は弾発力に抗して外方へ自動的にスラ
イド移動されるので、同台所用電気機器の載置作業がよ
り簡単となる。
【0011】本発明の請求項4記載の移動棚は、上記請
求項1〜3のいずれか一つの請求項記載の移動棚におい
て、棚板から上方へ突出する挟持具の挟持片部の機器載
置スペース側内面にクッション材層を形成したことを特
徴とする。したがって、この場合は特に、挟持具の挟持
片部内面のクッション材層が台所用電気機器の底部周縁
に当接するので、該台所用電気機器の底部周縁に傷がつ
くことを確実に防止することができる。
【0012】本発明の請求項5記載の移動棚は、上記請
求項1記載の移動棚において、床面上に移動自在に設置
されるワゴン支持体の上端部分に棚板を設けてワゴンと
なすことによって該棚板を水平方向移動自在に支持さ
せ、同棚板をワゴン支持体に対し昇降自在に結合して、
同棚板がその上昇状態で隣接設置される食卓テーブルと
略同一高さとなって保持され、同棚板がその下降状態で
別途設置されるキャビネットの収納スペース内高さより
も低くなって保持されるものとなしたことを特徴とす
る。したがって、この場合は特に、棚板をワゴンとして
広い範囲で自由に移動させることができて便利であり、
しかも、食卓テーブルに隣接する位置に移動された際
に、棚板を同食卓テーブルと略同一高さに保持すること
ができてその使い勝手は極めて良好であり、又、同棚板
をその不使用時等にはワゴンと共に別途設置されるキャ
ビネットの収納スペース内に体裁良く納めることもでき
る。
【0013】本発明の請求項6記載の移動棚は、上記請
求項5記載の移動棚において、棚板をワゴン支持体から
上方へ弾発付勢させたことを特徴とする。したがって、
この場合は特に、棚板をワゴン支持体に対し上昇させる
作業が容易となる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図5は、本発明の請求項1
〜6全てに対応する一実施形態を示し、該実施形態の移
動棚は、水平方向移動自在に支持される棚板1の上面中
程を台所用電気機器2が載置される機器載置スペース3
となし、該機器載置スペース3の周囲に同台所用電気機
器2の底部を挟持する挟持具4を複数配設し、該挟持具
4を機器載置スペース3の内外方向へスライド自在に保
持すると共に同機器載置スペース3の内方へ向かって弾
発付勢させてなる。
【0015】該実施形態の移動棚においては、機器載置
スペース3の周囲に略均等間隔で複数の挟持具4が配設
され、全ての挟持具4が機器載置スペース3の内外方向
へスライド自在に保持されると共に同機器載置スペース
3の内方へ向かって弾発付勢されている。又、棚板1か
ら上方へ突出する挟持具4の挟持片部5が機器載置スペ
ース3の外方へ向かって斜め上方へ傾斜するように形成
されており、同挟持具4の挟持片部5の機器載置スペー
ス3側内面にはクッション材層6が形成されている。
【0016】又、実施形態の移動棚においては、図4、
図5に示す如く、床面7上に移動自在に設置されるワゴ
ン支持体8の上端部分に棚板1を設けてワゴンとなすこ
とによって該棚板1が水平方向移動自在に支持されてお
り、同棚板1はワゴン支持体8に対し昇降自在に結合さ
れていて、図4に示す如く、同棚板1がその上昇状態で
隣接設置される食卓テーブル9と略同一高さとなって保
持され、図5に示す如く、同棚板1がその下降状態で別
途設置されるキャビネット10の収納スペース11内高さよ
りも低くなって保持されるものとなっている。又、この
場合、棚板1はワゴン支持体8から上方へ弾発付勢され
ている。
【0017】又、図1に示す如く、棚板1は合成樹脂板
或いは表面に防水処理が施された木質板等で平面視矩形
状に形成され、その一辺部分に把手用バー12が突設され
ている。該棚板1上に載置される台所用電気機器2は炊
飯器であり、同棚板1の上面中程の同台所用電気機器2
の底部の大きさに相当する範囲が機器載置スペース3と
なる。該機器載置スペース3の周囲には相対向する二対
の挟持具4が合計四個相互に略等間隔をあけて配設され
ており、対向する挟持具4間の間隔寸法は前記台所用電
気機器2の底部の外径寸法よりも若干小さく設定されて
いる。
【0018】又、図2、図3に示す如く、各挟持具4は
合成樹脂或いは錆難いアルミニウム等の金属で形成さ
れ、棚板1の上方へ突出する湾曲状に傾斜した挟持片部
5と、棚板1の下方へ突出する支持基部13と、同挟持片
部5と支持基部13との間に形成される巾狭片部14とでな
る。該巾狭片部14が棚板1に穿設される内外方向に長い
長孔15に摺動自在に係合されることによって、同挟持具
4はスライド自在に保持されている。又、前記支持基部
13と棚板1の下面に突設される凸起部16とが引っ張りバ
ネであるバネ体17を介して結合されることによって、同
挟持具4は内方へ向かって弾発付勢されている。又、前
記挟持片部5の湾曲した機器載置スペース3側内面に
は、軟質合成樹脂、ゴム、或いは、これ等の発泡体等で
なるクッション材層6が形成されている。
【0019】又、図4に示す如く、ワゴンの上端部分に
上記棚板1が配置され、該棚板1上に台所用電気機器2
が載置された状態で同ワゴンは台所或いは台所外の床面
7上を移動される。ワゴンのワゴン支持体8は、基台部
18と該基台部18の中程に一体に立設される支持杆部19と
で形成され、同基台部18の下側に配設される複数のキャ
スター20が床面7上に転動自在に当接されることによっ
て、同ワゴン支持体8は同床面7上に移動自在に設置さ
れている。
【0020】又、ワゴン支持体8の前記支持杆部19には
支持筒体21が上下方向スライド自在に嵌合されて上方へ
突設されており、該支持筒体21の上端に上記棚板1が取
着固定されている。支持筒体21内には該支持筒体21と共
に棚板1を上方へ弾発付勢する圧縮バネであるバネ体17
が内蔵されており、又、同支持筒体21の周壁部にはその
内方へ圧縮バネであるバネ体17によって弾発付勢された
止めピン22が付設されており、該止めピン22の先端が着
脱自在に係止される凹受け部23が前記支持杆部19の上端
付近の外周面に形成されている。
【0021】この場合、止めピン22の先端を凹受け部23
から外した状態では、支持筒体21に内蔵されたバネ体17
の弾発力によって、該支持筒体21と共に棚板1は上昇位
置に保持されており、該上昇状態にある棚板1は隣接設
置される食卓テーブル9と略同一高さとなる。なお、こ
の場合、棚板1はバネ体17の弾発力によって自動的に上
昇するものであり、又、食卓テーブル9は垂設される複
数本の脚体24によって床面7上に設置されている。
【0022】又、同上昇状態にある棚板1を支持筒体21
と共に該支持筒体21に内蔵されたバネ体17の弾発力に抗
して押し下げてやると、図5に示す如く、止めピン22の
先端が凹受け部23に弾発力によって自動的に係止し、同
棚板1の押し下げられた下降状態が保持される。該下降
状態にある棚板1はワゴン支持体8と共にワゴンとして
床面7上を移動され、該床面7上に別途設置されるキャ
ビネット10の収納スペース11内に収容されるもので、そ
の際、同棚板1上に台所用電気機器2が載置された状態
のままで収容され得るものである。
【0023】この場合、キャビネット10内は仕切板25に
よって、下部の収納スペース11と上部の間隔スペース26
とに区切られている。同収納スペース11の前面出し入れ
開口には開閉自在な扉パネル27が付設されており、該扉
パネル27を閉じて収容されたワゴンを隠すことができ、
同扉パネル27を開閉して同ワゴンを出し入れすることが
できる。又、同収納スペース11内の背面には、棚板1上
に載置される台所用電気機器2に電源供給するコンセン
ト28が付設されている。
【0024】又、上記キャビネット10上部の間隔スペー
ス26内には、仕切板25に形成された排気開口29に排気フ
ァン30を介して連通接続される排気ダクト31が収容配管
されており、該排気ダクト31の端部排気口32が同キャビ
ネット10の前面に開口形成されている。同間隔スペース
26内の背面には端子台33が付設され、該端子台33から電
源コード34が同キャビネット10外背方へと導出されてお
り、同端子台33を介して上記コンセント28及び排気ファ
ン30へと電源供給される。
【0025】この場合にあっては、棚板1上に載置され
た台所用電気機器2をキャビネット10内に納めた状態で
作動使用することができ、その際、排気ファン30によっ
て同台所用電気機器2から発生する熱気を同キャビネッ
ト10外へ排出除去することができて、安全にキャビネッ
ト10を傷めることなく使用される。又、この場合、排気
ファン30付近に複数の温度センサー(図示せず)を配設
し、いずれか一つの或いは全ての温度センサーが一定以
上の温度を検知した場合に、同排気ファン30が自動的に
作動するようになして、使い勝手を更に良くすることも
できる。
【0026】したがって、該実施形態の移動棚において
は、機器載置スペース3上に台所用電気機器2を載置す
ると挟持具4がバネ体17の弾発力によって内方へ自動的
にスライド移動し、該台所用電気機器2の底部は同挟持
具4によって弾性的に挟持され、該底部には傷がつき難
く、棚板1がワゴンとして床面7上を移動される際の同
台所用電気機器2のずれ動きや落下が簡単に防止されて
使い勝手が良好となっている。又、この場合、全ての挟
持具4がスライド自在で弾発付勢されているので、各挟
持具4によって台所用電気機器2の底部を挟持させる動
作がスムーズとなり、しかも、同各挟持具4が機器載置
スペース3の周囲に略均等間隔で配設されるので、同台
所用電気機器2は安定して挟持される。
【0027】更には、図2、図3に示す如く、機器載置
スペース3上に台所用電気機器2を載置する際に、該台
所用電気機器2の底部周縁が挟持具4の斜め上方へ傾斜
した挟持片部5に摺接して、該挟持具4は弾発力に抗し
て外方へ自動的にスライド移動されるので、同台所用電
気機器2の載置作業がより簡単となる。しかも、その
際、挟持具4の挟持片部5内面のクッション材層6が台
所用電気機器2の底部周縁に摺接或いは当接するので、
該台所用電気機器2の底部周縁に傷がつくことを確実に
防止することができる。
【0028】又、該実施形態の移動棚においては、棚板
1をワゴンとして広い範囲で自由に移動させることがで
きて便利であり、しかも、図4に示す如く、食卓テーブ
ル9に隣接する位置に移動された際に、棚板1を同食卓
テーブル9と略同一高さに保持することができてその使
い勝手は極めて良好であり、又、図5に示す如く、同棚
板1をその不使用時等にはワゴンと共に別途設置される
キャビネット10の収納スペース11内に体裁良く納めるこ
ともできる。この場合、棚板1上に台所用電気機器2を
載置したままでワゴンをキャビネット10の収納スペース
11内に納めることもでき、又、同納められた状態にある
台所用電気機器2を作動使用することもできて便利であ
る。又、棚板1はワゴン支持体8から上方へ弾発付勢さ
れているので、該棚板1をワゴン支持体8に対し上昇さ
せる作業が容易に行われる。
【0029】図6は、本発明の請求項1〜6全てに対応
する一実施形態を示し、該実施形態の移動棚において
は、ワゴンのワゴン支持体8が、基台部18と該基台部18
に一体的に立設される複数本の支持杆部19とで形成され
ており、各支持杆部19には支持筒体21が各々上下方向ス
ライド自在に嵌合されて上方へ突設され、各支持筒体21
の上端間に棚板1が架設状に取着固定されている。各支
持筒体21の周壁部には止めネジ35が螺合挿通されてお
り、該止めネジ35の先端を支持杆部19の外周面に押圧当
接させることによって、同各支持筒体21と共に棚板1が
所望の高さ位置に支持固定されるもので、この場合、同
棚板1を手で持ち支持しながらその高さ調整が行われる
ものである。それ以外は上記実施形態におけると同様に
構成されており、上記実施形態におけると同様の作用効
果が奏される。
【0030】図7、図8は、本発明の請求項1のみに対
応する一実施形態を示し、該実施形態の移動棚において
は、収納キャビネット36に棚板1が引き出し自在に設け
られることによって、該棚板1は水平方向移動自在に支
持されるものとなっている。この場合、収納キャビネッ
ト36内は下部スペース37と上部スペース38とに区切ら
れ、該上部スペース38の下側に前記引き出し自在な棚板
1が収容されており、該棚板1上に載置される台所用電
気機器2は同上部スペース38内に出し入れ自在に収納さ
れる。該台所用電気機器2に電源供給するコンセント28
が同上部スペース38内側面に付設されており、又、同上
部スペース38の下側両内側面には棚板1の両側縁部分を
スライド自在に係合支持するレール39が配設されてい
る。なお、前記収納キャビネット36の下部スペース37内
には調理道具、調味料等の台所用品が収納されるもの
で、該下部スペース37の前面開口には開閉自在な扉パネ
ル27が付設されている。
【0031】又、棚板1上の機器載置スペース3の後部
周縁には、載置される台所用電気機器2の底部周縁に沿
って湾曲状に形成された挟持具4が同棚板1上面に一体
に突設され、該挟持具4は移動せず固定されており、同
挟持具4に対向する挟持具4が同機器載置スペース3の
前部周縁に付設されている。該前部の挟持具4は、図8
に示す如く、棚板1の上方へ突出する挟持片部5と、棚
板1の下方へ突出する支持基部13と、同挟持片部5と支
持基部13との間に形成される巾狭片部14とでなり、該巾
狭片部14が棚板1に穿設される前後方向に長い長孔15に
摺動自在に係合されることによって、同挟持具4はスラ
イド自在に保持されており、又、支持基部13と棚板1の
下面に突設される凸起部16とが圧縮バネであるバネ体17
を介して結合されることによって、同挟持具4は内方へ
向かって弾発付勢されている。
【0032】したがって、該実施形態の移動棚において
も、前部の挟持具4がバネ体17の弾発力によって内方へ
スライド移動して、該前部の挟持具4とこれに対向する
後部の固定された挟持具4とで、台所用電気機器2の底
部が弾性的に挟持され、該底部には傷がつき難く、棚板
1のスライド移動時の同台所用電気機器2のずれ動きや
落下が簡単に防止されて使い勝手は良好である。
【0033】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の移
動棚においては、挟持具が弾発力によって内方へスライ
ド移動して台所用電気機器の底部を弾性的に挟持し、該
底部には傷がつき難く、棚板移動時の同台所用電気機器
のずれ動きや落下が簡単に防止されて使い勝手が良好で
ある。
【0034】又、本発明の請求項2記載の移動棚におい
ては、特に、全ての挟持具がスライド自在で弾発付勢さ
れて機器載置スペースの周囲に略均等間隔で配設されて
いるので、各挟持具によって台所用電気機器の底部を挟
持させる動作がスムーズとなり、同台所用電気機器は安
定して挟持される。
【0035】又、本発明の請求項3記載の移動棚におい
ては、特に、機器載置スペース上に台所用電気機器を載
置する際に、該台所用電気機器の底部周縁が挟持具の斜
め上方へ傾斜した挟持片部に摺接して、該挟持具は弾発
力に抗して外方へ自動的にスライド移動されるので、同
台所用電気機器の載置作業がより簡単となる。
【0036】又、本発明の請求項4記載の移動棚におい
ては、特に、挟持具の挟持片部内面のクッション材層が
台所用電気機器の底部周縁に当接するので、該台所用電
気機器の底部周縁に傷がつくことを確実に防止すること
ができる。
【0037】又、本発明の請求項5記載の移動棚におい
ては、棚板をワゴンとして広い範囲で自由に移動させる
ことができて便利であり、しかも、食卓テーブルに隣接
する位置に移動された際に、棚板を同食卓テーブルと略
同一高さに保持することができてその使い勝手は極めて
良好であり、又、同棚板をその不使用時等にはワゴンと
共に別途設置されるキャビネットの収納スペース内に体
裁良く納めることもできる。
【0038】又、本発明の請求項6記載の移動棚におい
ては、上記の場合に、棚板をワゴン支持体に対し上昇さ
せる作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である移動棚を示す平面
図。
【図2】同移動棚の要部縦断面図。
【図3】同移動棚の要部切欠斜視図。
【図4】同移動棚の一設置状態を示す一部切欠側面図。
【図5】同移動棚の別の設置状態を示す一部切欠側面
図。
【図6】別の実施形態である移動棚の一設置状態を示す
一部切欠側面図。
【図7】更に別の実施形態である移動棚を示す斜視図。
【図8】同移動棚の要部縦断面図。
【図9】従来例である移動棚を示す斜視図。
【図10】同移動棚の要部縦断面図。
【符号の説明】
1 棚板 2 台所用電気機器 3 機器載置スペース 4 挟持具 5 挟持片部 6 クッション材層 7 床面 8 ワゴン支持体 9 食卓テーブル 10 キャビネット 11 収納スペース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向移動自在に支持される棚板の上
    面中程を台所用電気機器が載置される機器載置スペース
    となし、該機器載置スペースの周囲に同台所用電気機器
    の底部を挟持する挟持具を複数配設し、該挟持具を機器
    載置スペースの内外方向へスライド自在に保持すると共
    に同機器載置スペースの内方へ向かって弾発付勢させて
    なる移動棚。
  2. 【請求項2】 機器載置スペースの周囲に略均等間隔で
    複数の挟持具を配設し、全ての挟持具を機器載置スペー
    スの内外方向へスライド自在に保持すると共に同機器載
    置スペースの内方へ向かって弾発付勢させたことを特徴
    とする請求項1記載の移動棚。
  3. 【請求項3】 棚板から上方へ突出する挟持具の挟持片
    部を機器載置スペースの外方へ向かって斜め上方へ傾斜
    するように形成したことを特徴とする請求項1又は2記
    載の移動棚。
  4. 【請求項4】 棚板から上方へ突出する挟持具の挟持片
    部の機器載置スペース側内面にクッション材層を形成し
    たことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つの請求
    項記載の移動棚。
  5. 【請求項5】 床面上に移動自在に設置されるワゴン支
    持体の上端部分に棚板を設けてワゴンとなすことによっ
    て該棚板を水平方向移動自在に支持させ、同棚板をワゴ
    ン支持体に対し昇降自在に結合して、同棚板がその上昇
    状態で隣接設置される食卓テーブルと略同一高さとなっ
    て保持され、同棚板がその下降状態で別途設置されるキ
    ャビネットの収納スペース内高さよりも低くなって保持
    されるものとなしたことを特徴とする請求項1記載の移
    動棚。
  6. 【請求項6】 棚板をワゴン支持体から上方へ弾発付勢
    させたことを特徴とする請求項5記載の移動棚。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006334127A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 家庭電気製品収納庫

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006334127A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 家庭電気製品収納庫

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