JPH09284720A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents
記録装置及び記録方法Info
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- JPH09284720A JPH09284720A JP8115708A JP11570896A JPH09284720A JP H09284720 A JPH09284720 A JP H09284720A JP 8115708 A JP8115708 A JP 8115708A JP 11570896 A JP11570896 A JP 11570896A JP H09284720 A JPH09284720 A JP H09284720A
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- frame
- audio
- video frame
- video
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は記録装置に関し、既に記録がなされた
記録媒体に対してオーデイオデータを追加記録する場
合、オーデイオデータの欠落を回避し得るようにする。 【解決手段】記録媒体(6)上の任意のビデオフレーム
に着目し、当該着目ビデオフレームから得た時間情報
(TC)とフレーム対応関係とに基づいて、着目ビデオ
フレームとそれに対応するオーデイオフレームとの位相
差を求め、当該位相差分だけ着目ビデオフレームに対し
てずれたオーデイオフレーム同期信号(AF-SYNC)を生
成するクロツク生成手段(3)を設け、当該クロツク生
成手段によつて得たオーデイオフレーム同期信号を用い
て追加記録することにより、先の記録と後の記録とでオ
ーデイオフレームの位相を連続させることができ、オー
デイオデータの欠落を回避し得る。
記録媒体に対してオーデイオデータを追加記録する場
合、オーデイオデータの欠落を回避し得るようにする。 【解決手段】記録媒体(6)上の任意のビデオフレーム
に着目し、当該着目ビデオフレームから得た時間情報
(TC)とフレーム対応関係とに基づいて、着目ビデオ
フレームとそれに対応するオーデイオフレームとの位相
差を求め、当該位相差分だけ着目ビデオフレームに対し
てずれたオーデイオフレーム同期信号(AF-SYNC)を生
成するクロツク生成手段(3)を設け、当該クロツク生
成手段によつて得たオーデイオフレーム同期信号を用い
て追加記録することにより、先の記録と後の記録とでオ
ーデイオフレームの位相を連続させることができ、オー
デイオデータの欠落を回避し得る。
Description
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図6) 発明が解決しようとする課題(図7) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)原理(図1) (2)記録装置の構成(図2及び図3) (3)動作及び効果(図4) (4)他の実施例(図5) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置及び記録方
法に関し、例えばビデオデータとオーデイオデータとを
圧縮符号化して記録する記録装置に適用して好適なもの
である。
法に関し、例えばビデオデータとオーデイオデータとを
圧縮符号化して記録する記録装置に適用して好適なもの
である。
【0003】
【従来の技術】従来、ビデオデータとそれに伴うオーデ
イオデータとをそれぞれ圧縮符号化して光磁気デイスク
や相変化型デイスク等に記録する記録装置がある。この
種の記録装置では、ビデオ信号を圧縮符号化する際、I
SO(International Organization for Standardizati
on:国際標準化機構)等によつて標準化された動き補償
予測と2次元DCT(Discrete Cosine Transform :離
散コサイン変換)と可変長符号化とを組み合わせた圧縮
符号化方式、いわゆるMPEG(Moving Picture Exper
ts Group)1やMPEG2といつた圧縮符号化方式が使
用される。またオーデイオ信号を圧縮符号化する際に
は、同じくISO等によつて標準化されたサブバンド符
号化方式のMPEG音声規格が使用される。これにより
ビデオデータ及びオーデイオデータの情報量を減らして
少ない記録領域で記録し得ると共に、再生時には少ない
情報量でも高品位な映像及び音声を提供することができ
る。
イオデータとをそれぞれ圧縮符号化して光磁気デイスク
や相変化型デイスク等に記録する記録装置がある。この
種の記録装置では、ビデオ信号を圧縮符号化する際、I
SO(International Organization for Standardizati
on:国際標準化機構)等によつて標準化された動き補償
予測と2次元DCT(Discrete Cosine Transform :離
散コサイン変換)と可変長符号化とを組み合わせた圧縮
符号化方式、いわゆるMPEG(Moving Picture Exper
ts Group)1やMPEG2といつた圧縮符号化方式が使
用される。またオーデイオ信号を圧縮符号化する際に
は、同じくISO等によつて標準化されたサブバンド符
号化方式のMPEG音声規格が使用される。これにより
ビデオデータ及びオーデイオデータの情報量を減らして
少ない記録領域で記録し得ると共に、再生時には少ない
情報量でも高品位な映像及び音声を提供することができ
る。
【0004】またこの種の記録装置では、ビデオデータ
とオーデイオデータを記録媒体上に記録する際、一般に
オーデイオデータをビデオデータのフレーム周期に同期
させて記録するようになされている。この点について以
下に具体的に説明する。但し、ここでは、ビデオデータ
がNTSC(National Television System Committee)
方式のカラー画像で生成されているものとし、オーデイ
オデータが48〔KHz 〕のサンプリング周波数でサンプリ
ングされているものとして説明する。
とオーデイオデータを記録媒体上に記録する際、一般に
オーデイオデータをビデオデータのフレーム周期に同期
させて記録するようになされている。この点について以
下に具体的に説明する。但し、ここでは、ビデオデータ
がNTSC(National Television System Committee)
方式のカラー画像で生成されているものとし、オーデイ
オデータが48〔KHz 〕のサンプリング周波数でサンプリ
ングされているものとして説明する。
【0005】まずNTSC方式のカラー画像の場合に
は、ビデオデータのフレーム周波数V F-F は、次式
は、ビデオデータのフレーム周波数V F-F は、次式
【数7】 に示すように 29.97〔Hz〕になつている。また上述した
前提により、オーデイオデータのサンプリング周波数A
S-F は、次式
前提により、オーデイオデータのサンプリング周波数A
S-F は、次式
【数8】 に示すように 48000〔Hz〕になつている。従つてビデオ
データのフレームVF とオーデイオデータのサンプル数
AS との比は、次式
データのフレームVF とオーデイオデータのサンプル数
AS との比は、次式
【数9】 で表され、これを分数形式で表記すると、次式
【数10】 に示すように変形し得る。このようにして得られた(1
0)式は、ビデオデータの5フレーム中にオーデイオデ
ータが8008サンプル存在することを意味している。
0)式は、ビデオデータの5フレーム中にオーデイオデ
ータが8008サンプル存在することを意味している。
【0006】ここでオーデイオデータをMPEG音声規
格のレイヤIIによつて符号化したとすると、オーデイオ
データのフレームAF は、次式
格のレイヤIIによつて符号化したとすると、オーデイオ
データのフレームAF は、次式
【数11】 に示すように1フレーム当たり1152サンプルのデータで
構成されている。従つて(10)及び(11)式を用いてオ
ーデイオデータのフレームAF とビデオデータのフレー
ムVF との比を求めれば、次式
構成されている。従つて(10)及び(11)式を用いてオ
ーデイオデータのフレームAF とビデオデータのフレー
ムVF との比を求めれば、次式
【数12】 に示すようになり、ビデオフレームの 720個に対してオ
ーデイオフレームの1001個が対応している。上述した記
録装置では、このフレーム関係に基づいてビデオデータ
を720 フレーム記録する間にオーデイオデータを1001フ
レーム記録することにより、オーデイオデータをビデオ
データのフレーム周期に同期させて記録するようになさ
れている。
ーデイオフレームの1001個が対応している。上述した記
録装置では、このフレーム関係に基づいてビデオデータ
を720 フレーム記録する間にオーデイオデータを1001フ
レーム記録することにより、オーデイオデータをビデオ
データのフレーム周期に同期させて記録するようになさ
れている。
【0007】ここでビデオフレームとオーデイオフレー
ムの相対関係を図6に示す。但し、ここでは上述したフ
レーム対応関係を分かりやすくするため、ビデオフレー
ムに対しては「0」から「719 」までのフレーム番号
を、オーデイオフレームに対しては「0」から「1000」
までのフレーム番号をそれぞれ割り当てている。また図
中示されるビデオフレーム同期信号VF-SYNCは、ビデオ
信号の垂直同期信号を基に生成されるパルス信号であ
り、各ビデオフレームの先頭で1回だけレベル「L」に
変化する。また図中示されるオーデイオフレーム同期信
号AF-SYNCは、オーデイオデータの圧縮符号化処理及び
記録動作の基準となるパルス信号であり、各オーデイオ
フレームの先頭で1回だけレベル「L」に変化する。因
みに、上述した記録装置では、このビデオフレーム同期
信号VF-SYNCに同期して各ビデオフレームを記録媒体に
記録して行くと共に、このオーデイオフレーム同期信号
AF-SYNCに同期して圧縮符号化処理を行つて各オーデイ
オフレームを記録媒体に記録して行く。
ムの相対関係を図6に示す。但し、ここでは上述したフ
レーム対応関係を分かりやすくするため、ビデオフレー
ムに対しては「0」から「719 」までのフレーム番号
を、オーデイオフレームに対しては「0」から「1000」
までのフレーム番号をそれぞれ割り当てている。また図
中示されるビデオフレーム同期信号VF-SYNCは、ビデオ
信号の垂直同期信号を基に生成されるパルス信号であ
り、各ビデオフレームの先頭で1回だけレベル「L」に
変化する。また図中示されるオーデイオフレーム同期信
号AF-SYNCは、オーデイオデータの圧縮符号化処理及び
記録動作の基準となるパルス信号であり、各オーデイオ
フレームの先頭で1回だけレベル「L」に変化する。因
みに、上述した記録装置では、このビデオフレーム同期
信号VF-SYNCに同期して各ビデオフレームを記録媒体に
記録して行くと共に、このオーデイオフレーム同期信号
AF-SYNCに同期して圧縮符号化処理を行つて各オーデイ
オフレームを記録媒体に記録して行く。
【0008】この図6から分かるように、720 個のビデ
オフレームに対して1001個のオーデイオフレームを同期
させて記録するということは、ビデオフレームのフレー
ム境界とオーデイオフレームのフレーム境界が一致する
のはビデオフレーム 720個中1回だけということであ
る。すなわちこれは言い方を変えれば、ビデオフレーム
の位相に対してオーデイオフレームの位相が 720通り存
在するということである。
オフレームに対して1001個のオーデイオフレームを同期
させて記録するということは、ビデオフレームのフレー
ム境界とオーデイオフレームのフレーム境界が一致する
のはビデオフレーム 720個中1回だけということであ
る。すなわちこれは言い方を変えれば、ビデオフレーム
の位相に対してオーデイオフレームの位相が 720通り存
在するということである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述したよう
な記録装置において、既に記録がなされた記録媒体に対
して新たなオーデイオデータを追加記録しようとしたと
き、オーデイオフレームの連続性が失われ、オーデイオ
データが不連続に記録されてしまうといつた不都合が生
じることがある。この点について以下に具体的に説明す
る。但し、これ以降においては、記録媒体に対して始め
て記録することをクラツシユレツクと呼び、既に記録が
なされた記録媒体に対してデータを上書きすることをイ
ンサートレツクと呼ぶ。
な記録装置において、既に記録がなされた記録媒体に対
して新たなオーデイオデータを追加記録しようとしたと
き、オーデイオフレームの連続性が失われ、オーデイオ
データが不連続に記録されてしまうといつた不都合が生
じることがある。この点について以下に具体的に説明す
る。但し、これ以降においては、記録媒体に対して始め
て記録することをクラツシユレツクと呼び、既に記録が
なされた記録媒体に対してデータを上書きすることをイ
ンサートレツクと呼ぶ。
【0010】まず図7(B)及び(D)に示すように、
クラツシユレツクによつて既にビデオデータVDATAとオ
ーデイオデータADATA1 が記録媒体上に記録されている
ものとする。このように記録済みの記録媒体に対して、
図7(E)に示すようなインサートレツク時のオーデイ
オフレーム同期信号AF-SYNC2 を用いて時刻t1 からオ
ーデイオデータADATA2 を追加記録すると、記録媒体上
には図7(G)に示すようなオーデイオデータADATA3
が記録される。この図7(G)から分かるように、既に
記録されているオーデイオデータA5の途中から新たな
オーデイオデータB6〜B10が記録され、先に記録さ
れているデータと後から記録したデータとの間でオーデ
イオデータの連続性が失われてしまう。
クラツシユレツクによつて既にビデオデータVDATAとオ
ーデイオデータADATA1 が記録媒体上に記録されている
ものとする。このように記録済みの記録媒体に対して、
図7(E)に示すようなインサートレツク時のオーデイ
オフレーム同期信号AF-SYNC2 を用いて時刻t1 からオ
ーデイオデータADATA2 を追加記録すると、記録媒体上
には図7(G)に示すようなオーデイオデータADATA3
が記録される。この図7(G)から分かるように、既に
記録されているオーデイオデータA5の途中から新たな
オーデイオデータB6〜B10が記録され、先に記録さ
れているデータと後から記録したデータとの間でオーデ
イオデータの連続性が失われてしまう。
【0011】このようにしてオーデイオデータの連続性
が失われる理由は、インサートレツク時に使用したオー
デイオフレーム同期信号AF-SYNC2 がクラツシユレツク
時に使用したオーデイオフレーム同期信号AF-SYNC1 に
位相が合つていないからである。一般に記録装置におい
ては、フリーランカウンタによつてオーデイオデータの
サンプリングクロツクをカウントすることによりオーデ
イオフレーム同期信号AF-SYNC2 を生成するようになさ
れている。具体的には、フリーランカウンタはビデオフ
レーム同期信号VF-SYNCの任意のタイミングからカウン
トを開始し、サンプリングクロツクを1152個カウントす
る毎にパルスを出力することによつてオーデイオフレー
ム同期信号AF-SYNC2 を生成している。
が失われる理由は、インサートレツク時に使用したオー
デイオフレーム同期信号AF-SYNC2 がクラツシユレツク
時に使用したオーデイオフレーム同期信号AF-SYNC1 に
位相が合つていないからである。一般に記録装置におい
ては、フリーランカウンタによつてオーデイオデータの
サンプリングクロツクをカウントすることによりオーデ
イオフレーム同期信号AF-SYNC2 を生成するようになさ
れている。具体的には、フリーランカウンタはビデオフ
レーム同期信号VF-SYNCの任意のタイミングからカウン
トを開始し、サンプリングクロツクを1152個カウントす
る毎にパルスを出力することによつてオーデイオフレー
ム同期信号AF-SYNC2 を生成している。
【0012】このためカウント開始のタイミングがクラ
ツシユレツク時の位相と合つていなければ、当然、生成
されたオーデイオフレーム同期信号AF-SYNC2 もクラツ
シユレツク時と位相が合わなくなる。因みに、位相的に
は上述した 720通りの位相が存在し、どの位相になるか
はカウント開始のタイミングしだいである。このように
して記録装置においては、オーデイオフレーム同期信号
の位相がクラツシユレツク時とインサートレツク時とで
合わなくなり、これによつてオーデイオデータが不連続
に記録されることがある。
ツシユレツク時の位相と合つていなければ、当然、生成
されたオーデイオフレーム同期信号AF-SYNC2 もクラツ
シユレツク時と位相が合わなくなる。因みに、位相的に
は上述した 720通りの位相が存在し、どの位相になるか
はカウント開始のタイミングしだいである。このように
して記録装置においては、オーデイオフレーム同期信号
の位相がクラツシユレツク時とインサートレツク時とで
合わなくなり、これによつてオーデイオデータが不連続
に記録されることがある。
【0013】図7(G)に示すように不連続点が生じた
オーデイオデータを復号すると、オーデイオデータA1
〜A4及びB6〜B10の部分は復号し得るが、オーデ
イオデータA5の部分はデータの一部が消失しているた
めその部分全体を復号し得ず、再生音にも不連続点が生
じてしまう。このような不連続点が生じた場合、一般の
民生用機器では、その不連続点でミユートやフエードイ
ン・フエードアウト等の処理を施すことによりユーザに
不連続点の違和感を感じさせないようにしている。民生
用機器では、このような処理によつて違和感を感じさせ
なければ差ほど問題にならないが、放送局等で使用する
業務用機器では、オーデイオデータを欠落させることに
なるので許されない編集方法である。
オーデイオデータを復号すると、オーデイオデータA1
〜A4及びB6〜B10の部分は復号し得るが、オーデ
イオデータA5の部分はデータの一部が消失しているた
めその部分全体を復号し得ず、再生音にも不連続点が生
じてしまう。このような不連続点が生じた場合、一般の
民生用機器では、その不連続点でミユートやフエードイ
ン・フエードアウト等の処理を施すことによりユーザに
不連続点の違和感を感じさせないようにしている。民生
用機器では、このような処理によつて違和感を感じさせ
なければ差ほど問題にならないが、放送局等で使用する
業務用機器では、オーデイオデータを欠落させることに
なるので許されない編集方法である。
【0014】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、既に記録がなされた記録媒体に対してオーデイオデ
ータを追加記録する場合、オーデイオデータの欠落を回
避し得る記録装置及び記録方法を提案しようとするもの
である。
で、既に記録がなされた記録媒体に対してオーデイオデ
ータを追加記録する場合、オーデイオデータの欠落を回
避し得る記録装置及び記録方法を提案しようとするもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、記録媒体上の任意のビデオフレー
ムに着目し、当該着目ビデオフレームから得た時間情報
とフレーム対応関係とに基づいて、着目ビデオフレーム
とそれに対応するオーデイオフレームとの位相差を求
め、当該位相差分だけ着目ビデオフレームに対してずれ
たオーデイオフレーム同期信号を生成するクロツク生成
手段を設けるようにした。このようなクロツク生成手段
によつて生成したオーデイオフレーム同期信号を使用し
て追加記録することにより、当該オーデイオフレーム同
期信号が先の記録と後の記録で位相が一致するため、先
の記録と後の記録とでオーデイオフレームの位相を連続
させることができる。
め本発明においては、記録媒体上の任意のビデオフレー
ムに着目し、当該着目ビデオフレームから得た時間情報
とフレーム対応関係とに基づいて、着目ビデオフレーム
とそれに対応するオーデイオフレームとの位相差を求
め、当該位相差分だけ着目ビデオフレームに対してずれ
たオーデイオフレーム同期信号を生成するクロツク生成
手段を設けるようにした。このようなクロツク生成手段
によつて生成したオーデイオフレーム同期信号を使用し
て追加記録することにより、当該オーデイオフレーム同
期信号が先の記録と後の記録で位相が一致するため、先
の記録と後の記録とでオーデイオフレームの位相を連続
させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
施例を詳述する。
【0017】(1)原理 まずこの項では本発明の原理を説明する。但し、ここで
はまずビデオデータがNTSC方式のカラー画像で生成
されているものとし、オーデイオデータが48〔KHz 〕の
サンプリング周波数でサンプリングされているものとし
て説明する。上述したようにインサートレツク時にオー
デイオデータの不連続点が生じる理由は、圧縮符号化及
び記録動作の基準信号となるオーデイオフレーム同期信
号がクラツシユレツク時とインサートレツク時とで位相
が合つていないからである。本発明においては、この点
について着目し、オーデイオフレーム同期信号の位相を
クラツシユレツク時とインサートレツク時とで合わせる
ことにより、インサートレツク時にオーデイオフレーム
を連続させてオーデイオデータの欠落が生じないように
する。
はまずビデオデータがNTSC方式のカラー画像で生成
されているものとし、オーデイオデータが48〔KHz 〕の
サンプリング周波数でサンプリングされているものとし
て説明する。上述したようにインサートレツク時にオー
デイオデータの不連続点が生じる理由は、圧縮符号化及
び記録動作の基準信号となるオーデイオフレーム同期信
号がクラツシユレツク時とインサートレツク時とで位相
が合つていないからである。本発明においては、この点
について着目し、オーデイオフレーム同期信号の位相を
クラツシユレツク時とインサートレツク時とで合わせる
ことにより、インサートレツク時にオーデイオフレーム
を連続させてオーデイオデータの欠落が生じないように
する。
【0018】まずオーデイオフレーム同期信号は、図6
に示したように、ビデオフレーム同期信号のパルスに対
してパルス位置が相対的に規定されている信号である。
従つてインサートレツクする際、ビデオフレームが 720
通りあるビデオフレームのうちどのビデオフレーム番号
に相当するものであるかが分かれば、クラツシユレツク
時のオーデイオフレーム同期信号の位相を計算によつて
求めることができ、クラツシユレツク時と同位相のオー
デイオフレーム同期信号を生成し得る。例えば図6にお
いて、ビデオフレームのタイミングt2 以降のところで
オーデイオデータをインサートレツクしようとした場
合、記録されているビデオフレームのフレーム番号
「1」が分かれば、クラツシユレツク時のオーデイオフ
レーム同期信号AF-SYNCの位相Yを計算によつて求める
ことができる。この位相Yを求めることができれば、タ
イミングt3 から順に一定周期でパルスを出力すること
によつてクラツシユレツク時と同位相のオーデイオフレ
ーム同期信号AF-SYNCを生成することができる。
に示したように、ビデオフレーム同期信号のパルスに対
してパルス位置が相対的に規定されている信号である。
従つてインサートレツクする際、ビデオフレームが 720
通りあるビデオフレームのうちどのビデオフレーム番号
に相当するものであるかが分かれば、クラツシユレツク
時のオーデイオフレーム同期信号の位相を計算によつて
求めることができ、クラツシユレツク時と同位相のオー
デイオフレーム同期信号を生成し得る。例えば図6にお
いて、ビデオフレームのタイミングt2 以降のところで
オーデイオデータをインサートレツクしようとした場
合、記録されているビデオフレームのフレーム番号
「1」が分かれば、クラツシユレツク時のオーデイオフ
レーム同期信号AF-SYNCの位相Yを計算によつて求める
ことができる。この位相Yを求めることができれば、タ
イミングt3 から順に一定周期でパルスを出力すること
によつてクラツシユレツク時と同位相のオーデイオフレ
ーム同期信号AF-SYNCを生成することができる。
【0019】ところでビデオフレーム周期で記録及び編
集を行うような記録装置では、ビデオフレーム毎に時間
情報いわゆるタイムコード(TC)を必ず記録するよう
になつている。このタイムコードは、「○○時○○分○
○秒○○フレーム」というフオーマツトで記録されてお
り、ビデオフレームに対して1対1で記録されている。
従つてこのタイムコードを利用すれば、インサートレツ
クしようとしたときのビデオフレームが 720フレーム周
期のどのフレームに相当するかを容易に算出することが
できる。
集を行うような記録装置では、ビデオフレーム毎に時間
情報いわゆるタイムコード(TC)を必ず記録するよう
になつている。このタイムコードは、「○○時○○分○
○秒○○フレーム」というフオーマツトで記録されてお
り、ビデオフレームに対して1対1で記録されている。
従つてこのタイムコードを利用すれば、インサートレツ
クしようとしたときのビデオフレームが 720フレーム周
期のどのフレームに相当するかを容易に算出することが
できる。
【0020】ここでこのタイムコードを基準にしてビデ
オフレームのフレーム番号を求め、その求めたフレーム
番号からクラツシユレツク時と同位相のオーデイオフレ
ーム同期信号を生成する手順について、以下に具体的に
説明する。まずインサートレツクする際にビデオフレー
ムからタイムコードを読み出す。このタイムコードは、
上述の如く「○○時○○分○○秒○○フレーム」といつ
たように24時間単位で時間順次に記録されている。従
つて読み出したタイムコードに時分計算を行えば、着目
しているビデオフレームが「00時00分00秒」から
何番目のフレームに相当するかが分かる。すなわち着目
しているビデオフレームまでの総フレーム数αが分か
る。
オフレームのフレーム番号を求め、その求めたフレーム
番号からクラツシユレツク時と同位相のオーデイオフレ
ーム同期信号を生成する手順について、以下に具体的に
説明する。まずインサートレツクする際にビデオフレー
ムからタイムコードを読み出す。このタイムコードは、
上述の如く「○○時○○分○○秒○○フレーム」といつ
たように24時間単位で時間順次に記録されている。従
つて読み出したタイムコードに時分計算を行えば、着目
しているビデオフレームが「00時00分00秒」から
何番目のフレームに相当するかが分かる。すなわち着目
しているビデオフレームまでの総フレーム数αが分か
る。
【0021】この求めた総フレーム数αを「 720」で割
り、その余りを求めれば、着目しているビデオフレーム
が 720フレーム周期の何番目に相当するかが分かる。す
なわち次式、
り、その余りを求めれば、着目しているビデオフレーム
が 720フレーム周期の何番目に相当するかが分かる。す
なわち次式、
【数13】 に示す余り演算を行い、その結果得られたβが720 フレ
ーム周期で表されるビデオフレーム番号を表すことにな
る。ところでビデオフレームの5つに対してオーデイオ
データの8008サンプルが対応している。従つて着目して
いるビデオフレームまでに存在するオーデイオデータの
サンプル数ASは、先程求めたフレーム番号βにより、
次式
ーム周期で表されるビデオフレーム番号を表すことにな
る。ところでビデオフレームの5つに対してオーデイオ
データの8008サンプルが対応している。従つて着目して
いるビデオフレームまでに存在するオーデイオデータの
サンプル数ASは、先程求めたフレーム番号βにより、
次式
【数14】 で求められる。
【0022】ここでオーデイオデータをMPEG音声規
格のレイヤIIで符号化したとすると、1つのオーデイオ
フレームは1152サンプルで構成されているので、先程求
めたサンプル数ASを「1152」で割れば、着目している
ビデオフレームの先頭位置がオーデイオフレームの何番
目に対応しているかが分かる。すなわち次式、
格のレイヤIIで符号化したとすると、1つのオーデイオ
フレームは1152サンプルで構成されているので、先程求
めたサンプル数ASを「1152」で割れば、着目している
ビデオフレームの先頭位置がオーデイオフレームの何番
目に対応しているかが分かる。すなわち次式、
【数15】 に示すようにサンプル数ASを「1152」で割り、その結
果得られる商の整数部分mを求めれば、そのmが1001フ
レーム周期で表されるオーデイオフレーム番号を表すこ
とになる。
果得られる商の整数部分mを求めれば、そのmが1001フ
レーム周期で表されるオーデイオフレーム番号を表すこ
とになる。
【0023】また先程求めたサンプル数ASを「1152」
で割つて余りを求めれば、着目しているビデオフレーム
の先頭位置が第mオーデイオフレーム中の何番目のオー
デイオサンプルに対応するかが分かる。すなわち次式、
で割つて余りを求めれば、着目しているビデオフレーム
の先頭位置が第mオーデイオフレーム中の何番目のオー
デイオサンプルに対応するかが分かる。すなわち次式、
【数16】 に示すようにサンプル数ASを「1152」で割つて余りX
を求めれば、その余りXが第mオーデイオフレームの先
頭から第βビデオフレームの先頭までのオーデイオデー
タのサンプル数を表すことになる。従つて着目している
第βビデオフレームの先頭から第mオーデイオフレーム
の終了位置までに存在するサンプル数Yは、次式
を求めれば、その余りXが第mオーデイオフレームの先
頭から第βビデオフレームの先頭までのオーデイオデー
タのサンプル数を表すことになる。従つて着目している
第βビデオフレームの先頭から第mオーデイオフレーム
の終了位置までに存在するサンプル数Yは、次式
【数17】 に示すように「1152」から先程求めた余りXを引けば求
められる。
められる。
【0024】ところでこのサンプル数Yは、着目してい
るビデオフレームの先頭からどれだけ時間が経過する
と、オーデイオフレームの境界がくるかを表している。
すなわちビデオフレームとオーデイオフレームの位相差
を表している。従つて着目しているビデオフレームの先
頭からサンプル数Yをカウントし、カウントが終了した
時点から一定周期でパルスを出力すれば、クラツシユレ
ツク時のオーデイオフレーム同期信号と同位相の信号を
生成することができる。
るビデオフレームの先頭からどれだけ時間が経過する
と、オーデイオフレームの境界がくるかを表している。
すなわちビデオフレームとオーデイオフレームの位相差
を表している。従つて着目しているビデオフレームの先
頭からサンプル数Yをカウントし、カウントが終了した
時点から一定周期でパルスを出力すれば、クラツシユレ
ツク時のオーデイオフレーム同期信号と同位相の信号を
生成することができる。
【0025】因みに、上述したような原理は記録媒体に
記録されているタイムコードを基本として成り立つてい
るが、タイムコードは記録時に常に連続性が保たれるよ
うに記録され、インサートレツク後も常に連続性が保た
れるようになつている。従つてタイムコードを基本に計
算すれば、クラツシユレツクやインサートレツクのよう
な記録モードに係わらず、XやYといつた変数は一義的
に定まるものである。従つて上述したような原理はタイ
ムコードが記録されていれば必ず成り立つものである。
記録されているタイムコードを基本として成り立つてい
るが、タイムコードは記録時に常に連続性が保たれるよ
うに記録され、インサートレツク後も常に連続性が保た
れるようになつている。従つてタイムコードを基本に計
算すれば、クラツシユレツクやインサートレツクのよう
な記録モードに係わらず、XやYといつた変数は一義的
に定まるものである。従つて上述したような原理はタイ
ムコードが記録されていれば必ず成り立つものである。
【0026】ここで図1を用いて、以上の説明してきた
原理の具体例を説明する。但し、図1において、VF 及
びAF はそれぞれ記録媒体にクラツシユレツクによつて
記録されているビデオフレーム及びオーデイオフレーム
を示す。またVF-SYNC及びAF-SYNCはそれぞれに対応す
るフレーム同期信号を示す。まず例えばインサートレツ
クする際に着目したビデオフレームの番号が「1」だつ
たとする。なお、このビデオフレーム番号は、上述した
ようにビデオフレームのタイムコードを読み出して総フ
レーム数αを求め、その総フレーム数αを基に(13)式
を計算することによつて求まる値である。
原理の具体例を説明する。但し、図1において、VF 及
びAF はそれぞれ記録媒体にクラツシユレツクによつて
記録されているビデオフレーム及びオーデイオフレーム
を示す。またVF-SYNC及びAF-SYNCはそれぞれに対応す
るフレーム同期信号を示す。まず例えばインサートレツ
クする際に着目したビデオフレームの番号が「1」だつ
たとする。なお、このビデオフレーム番号は、上述した
ようにビデオフレームのタイムコードを読み出して総フ
レーム数αを求め、その総フレーム数αを基に(13)式
を計算することによつて求まる値である。
【0027】このビデオフレーム番号「1」を(14)式
のβに代入すると、次式、
のβに代入すると、次式、
【数18】 に示すように、ビデオフレーム「1」までに存在するオ
ーデイオデータのサンプル数ASは「1601.6」として求
まる。この求めたサンプル数ASを(15)式に代入する
と、次式、
ーデイオデータのサンプル数ASは「1601.6」として求
まる。この求めたサンプル数ASを(15)式に代入する
と、次式、
【数19】 に示すように、その着目しているビデオフレームに対応
するオーデイオフレームのフレーム番号mは「1」とし
て求まる。
するオーデイオフレームのフレーム番号mは「1」とし
て求まる。
【0028】また求めたサンプル数ASを(16)式に代
入すると、次式
入すると、次式
【数20】 に示すように、第1オーデイオフレームの先頭から第1
ビデオフレームの先頭までに存在するオーデイオデータ
のサンプル数Xは「 449」として求まる。従つてこのサ
ンプル数Xを(17)式に代入すれば、次式
ビデオフレームの先頭までに存在するオーデイオデータ
のサンプル数Xは「 449」として求まる。従つてこのサ
ンプル数Xを(17)式に代入すれば、次式
【数21】 に示すように、第1オーデイオフレームが終了する迄の
サンプル数Yは「 703」として求まる。
サンプル数Yは「 703」として求まる。
【0029】従つて着目している第1ビデオフレームの
先頭からオーデイオデータを 703サンプルカウントした
時点でパルスを出力すると共に、その時点から順に1152
サンプルカウントする毎にパルスを出力すれば、クラツ
シユレツク時と同位相のオーデイオフレーム同期信号A
F-SYNCを生成することができる。なお、実際には、オー
デイオデータのサンプル数をカウントするのではなく、
オーデイオデータのサンプリングクロツク(この場合に
は、48〔KHz 〕)をカウントすることによりオーデイオ
フレーム同期信号AF-SYNCを生成する。
先頭からオーデイオデータを 703サンプルカウントした
時点でパルスを出力すると共に、その時点から順に1152
サンプルカウントする毎にパルスを出力すれば、クラツ
シユレツク時と同位相のオーデイオフレーム同期信号A
F-SYNCを生成することができる。なお、実際には、オー
デイオデータのサンプル数をカウントするのではなく、
オーデイオデータのサンプリングクロツク(この場合に
は、48〔KHz 〕)をカウントすることによりオーデイオ
フレーム同期信号AF-SYNCを生成する。
【0030】また同様にインサートレツクに伴つて着目
したビデオフレームの番号が「 719」だつたとすると、
β=719 として(14)〜(17)式を計算すれば、AS=
1151550.4 、m=999 、X=702 、Y=450 として求ま
る。従つて着目している第 719ビデオフレームの先頭か
ら 450サンプルカウントした時点から順次パルスを出力
すれば、クラツシユレツク時と同位相のオーデイオフレ
ーム同期信号AF-SYNCを生成することができる。
したビデオフレームの番号が「 719」だつたとすると、
β=719 として(14)〜(17)式を計算すれば、AS=
1151550.4 、m=999 、X=702 、Y=450 として求ま
る。従つて着目している第 719ビデオフレームの先頭か
ら 450サンプルカウントした時点から順次パルスを出力
すれば、クラツシユレツク時と同位相のオーデイオフレ
ーム同期信号AF-SYNCを生成することができる。
【0031】このようにしてインサートレツクする際、
記録されている任意のビデオフレームのタイムコードか
ら当該ビデオフレームのフレーム番号を算出し、算出し
たビデオフレーム番号を基にビデオフレームに対するオ
ーデイオフレームの位相差Yを求め、求めた位相差Yだ
けビデオフレームに対してずれたオーデイオフレーム同
期信号を生成するようにしたことにより、クラツシユレ
ツク時と同位相のオーデイオフレーム同期信号を生成す
ることができる。このようにして生成した同位相のオー
デイオフレーム同期信号を用いてインサートレツクすれ
ば、先に記録されているオーデイオフレームと後から追
加記録したオーデイオフレームとを連続させることがで
き、オーデイオデータの欠落を回避し得る。従つてこの
ような記録方法によつて記録した記録媒体を再生したと
きには、従来のように再生音に不連続点が生じるような
ことはない。
記録されている任意のビデオフレームのタイムコードか
ら当該ビデオフレームのフレーム番号を算出し、算出し
たビデオフレーム番号を基にビデオフレームに対するオ
ーデイオフレームの位相差Yを求め、求めた位相差Yだ
けビデオフレームに対してずれたオーデイオフレーム同
期信号を生成するようにしたことにより、クラツシユレ
ツク時と同位相のオーデイオフレーム同期信号を生成す
ることができる。このようにして生成した同位相のオー
デイオフレーム同期信号を用いてインサートレツクすれ
ば、先に記録されているオーデイオフレームと後から追
加記録したオーデイオフレームとを連続させることがで
き、オーデイオデータの欠落を回避し得る。従つてこの
ような記録方法によつて記録した記録媒体を再生したと
きには、従来のように再生音に不連続点が生じるような
ことはない。
【0032】ここで以上説明してきた原理を一般化す
る。まずビデオフレームのフレーム数pとオーデイオフ
レームのフレーム数qとが対応していると共に、1つの
ビデオフレームに対してオーデイオデータのaサンプル
が対応しており、かつ1つのオーデイオフレームがbサ
ンプルのオーデイオデータによつて構成されているとす
る。この場合には、オーデイオフレーム同期信号を生成
するに当たつてまず記録されているビデオフレームのう
ち任意のビデオフレームに着目する。そして着目ビデオ
フレームのタイムコードに基づいて当該着目ビデオフレ
ームまでの総ビデオフレーム数αを算出する。次に求め
た総ビデオフレーム数αと上述の各パラメータを用い
て、次式
る。まずビデオフレームのフレーム数pとオーデイオフ
レームのフレーム数qとが対応していると共に、1つの
ビデオフレームに対してオーデイオデータのaサンプル
が対応しており、かつ1つのオーデイオフレームがbサ
ンプルのオーデイオデータによつて構成されているとす
る。この場合には、オーデイオフレーム同期信号を生成
するに当たつてまず記録されているビデオフレームのう
ち任意のビデオフレームに着目する。そして着目ビデオ
フレームのタイムコードに基づいて当該着目ビデオフレ
ームまでの総ビデオフレーム数αを算出する。次に求め
た総ビデオフレーム数αと上述の各パラメータを用い
て、次式
【数22】
【数23】
【数24】 を計算し、これによつて着目ビデオーフレームとそれに
対応するオーデイオフレームとの位相差Yを求める。
対応するオーデイオフレームとの位相差Yを求める。
【0033】このようにして求めた位相差Yの分だけ着
目ビデオフレームに対してずれたオーデイオフレーム同
期信号AF-SYNCを生成すれば、クラツシユレツク時と同
位相のオーデイオフレーム同期信号AF-SYNCを得ること
ができる。従つてその同位相のオーデイオフレーム同期
信号AF-SYNCを使用してオーデイオデータをインサート
レツクすれば、先に記録されているオーデイオフレーム
と後から記録したオーデイオフレームの位相を連続させ
ることができ、オーデイオデータの欠落を回避し得る。
目ビデオフレームに対してずれたオーデイオフレーム同
期信号AF-SYNCを生成すれば、クラツシユレツク時と同
位相のオーデイオフレーム同期信号AF-SYNCを得ること
ができる。従つてその同位相のオーデイオフレーム同期
信号AF-SYNCを使用してオーデイオデータをインサート
レツクすれば、先に記録されているオーデイオフレーム
と後から記録したオーデイオフレームの位相を連続させ
ることができ、オーデイオデータの欠落を回避し得る。
【0034】(2)記録装置の構成 ここで上述した原理に基づいて構成した記録装置につい
て説明する。但し、これ以降の説明においては、クラツ
シユレツクによつて記録媒体にオーデイオデータ及びビ
デオデータが記録されているものとし、そのクラツシユ
レツクされた記録媒体に対してオーデイオデータを新た
にインサートレツクするものとして説明する。またここ
でもビデオデータはNTSC方式のカラー画像によつて
形成されているものとし、オーデイオデータは48〔KHz
〕のサンプリング周波数でサンプリングされているも
のとして説明する。
て説明する。但し、これ以降の説明においては、クラツ
シユレツクによつて記録媒体にオーデイオデータ及びビ
デオデータが記録されているものとし、そのクラツシユ
レツクされた記録媒体に対してオーデイオデータを新た
にインサートレツクするものとして説明する。またここ
でもビデオデータはNTSC方式のカラー画像によつて
形成されているものとし、オーデイオデータは48〔KHz
〕のサンプリング周波数でサンプリングされているも
のとして説明する。
【0035】図2において、1は全体として本発明の原
理を適用した記録装置のオーデイオ記録系を示し、オー
デイオエンコーダ2、クロツク生成部3、記録部4、タ
イムコード読取部5及び記録媒体6によつて構成されて
いる。オーデイオエンコーダ2は入力されたオーデイオ
データS1をMPEG音声規格のレイヤIIに基づいて順
次圧縮符号化し、その結果得たオーデイオデータS2を
記録部4に出力する。その際、オーデイオエンコーダ2
はクロツク生成部3によつて生成されたオーデイオフレ
ーム同期信号AF-SYNCに基づいて圧縮符号化を行う。因
みに、クロツク生成部3から出力されるオーデイオフレ
ーム同期信号AF-SYNCはクラツシユレツク時の信号と位
相が同期している。
理を適用した記録装置のオーデイオ記録系を示し、オー
デイオエンコーダ2、クロツク生成部3、記録部4、タ
イムコード読取部5及び記録媒体6によつて構成されて
いる。オーデイオエンコーダ2は入力されたオーデイオ
データS1をMPEG音声規格のレイヤIIに基づいて順
次圧縮符号化し、その結果得たオーデイオデータS2を
記録部4に出力する。その際、オーデイオエンコーダ2
はクロツク生成部3によつて生成されたオーデイオフレ
ーム同期信号AF-SYNCに基づいて圧縮符号化を行う。因
みに、クロツク生成部3から出力されるオーデイオフレ
ーム同期信号AF-SYNCはクラツシユレツク時の信号と位
相が同期している。
【0036】記録部4はオーデイオデータS2に対して
記録動作に必要な所定の信号処理を施し、その結果得た
記録データを基に光ピツクアツプ(図示せず)を駆動し
て記録媒体(例えば光磁気デイスク)6に当該記録デー
タを記録する。これにより入力されたオーデイオデータ
S1が記録媒体6に対してインサートレツクされる。タ
イムコード読取部5は光ピツクアツプ(図示せず)を駆
動して記録媒体6に記録されているタイムコードTCを
読み出し、クロツク生成部3に供給する。このタイムコ
ードTCは、クラツシユレツク時にビデオデータのフレ
ームに対して1対1で記録されているものである。タイ
ムコード読取部5はインサートレツクに際してフレーム
単位に記録されているタイムコードTCをフレーム毎に
逐次読み出してクロツク生成部3に供給する。
記録動作に必要な所定の信号処理を施し、その結果得た
記録データを基に光ピツクアツプ(図示せず)を駆動し
て記録媒体(例えば光磁気デイスク)6に当該記録デー
タを記録する。これにより入力されたオーデイオデータ
S1が記録媒体6に対してインサートレツクされる。タ
イムコード読取部5は光ピツクアツプ(図示せず)を駆
動して記録媒体6に記録されているタイムコードTCを
読み出し、クロツク生成部3に供給する。このタイムコ
ードTCは、クラツシユレツク時にビデオデータのフレ
ームに対して1対1で記録されているものである。タイ
ムコード読取部5はインサートレツクに際してフレーム
単位に記録されているタイムコードTCをフレーム毎に
逐次読み出してクロツク生成部3に供給する。
【0037】クロツク生成部3は、タイムコード読取部
5から供給されるタイムコードTCと、ビデオフレーム
とオーデイオフレームの対応関係とに基づいて、ビデオ
フレームとオーデイオフレームの位相差を算出し、ビデ
オフレームに対してその位相差分だけずれたオーデイオ
フレーム同期信号を生成することによりクラツシユレツ
ク時と同位相のオーデイオフレーム同期信号AF-SYNCを
生成する。
5から供給されるタイムコードTCと、ビデオフレーム
とオーデイオフレームの対応関係とに基づいて、ビデオ
フレームとオーデイオフレームの位相差を算出し、ビデ
オフレームに対してその位相差分だけずれたオーデイオ
フレーム同期信号を生成することによりクラツシユレツ
ク時と同位相のオーデイオフレーム同期信号AF-SYNCを
生成する。
【0038】ここでクロツク生成部3について以下に具
体的に説明する。まずタイムコード読取部5から出力さ
れるタイムコードTCはCPU7のタイムコード入力端
子(TC IN )に入力される。またCPU7のインターラ
プト端子(INT )には外部から供給されるビデオフレー
ム同期信号VF-SYNCが入力される。因みに、このビデオ
フレーム同期信号VF-SYNCはビデオフレームの先頭毎に
1回出力されるレベル「L」のパルス信号によつて形成
されている。またこのビデオフレーム同期信号VF-SYNC
はクラツシユレツク時に使用したビデオフレーム同期信
号と位相が一致している。
体的に説明する。まずタイムコード読取部5から出力さ
れるタイムコードTCはCPU7のタイムコード入力端
子(TC IN )に入力される。またCPU7のインターラ
プト端子(INT )には外部から供給されるビデオフレー
ム同期信号VF-SYNCが入力される。因みに、このビデオ
フレーム同期信号VF-SYNCはビデオフレームの先頭毎に
1回出力されるレベル「L」のパルス信号によつて形成
されている。またこのビデオフレーム同期信号VF-SYNC
はクラツシユレツク時に使用したビデオフレーム同期信
号と位相が一致している。
【0039】CPU7はビデオフレーム同期信号V
F-SYNCのパルスによつて割り込みがかかり、上述した総
フレーム数α、ビデオフレーム番号β及びサンプル数X
を算出する。すなわちCPU7はビデオフレーム同期信
号VF-SYNCがレベル「L」になると、まずタイムコード
TCを読み込み、そのタイムコードTCを基に時分計算
することによつてそのビデオフレームまでの総フレーム
数αを算出する。次にCPU7はこの総フレーム数αを
上述した(13)式に代入して数値計算することによりそ
のビデオフレームが 720フレーム周期のどのフレームに
対応するか算出する(すなわちフレーム番号βを算出す
る)。次にCPU7は、このビデオフレーム番号βを上
述した(16)式に代入して数値計算することにより、そ
のビデオフレームに対応するオーデイオフレームの先頭
からそのビデオフレームの先頭までのオーデイオデータ
のサンプル数Xを算出する。
F-SYNCのパルスによつて割り込みがかかり、上述した総
フレーム数α、ビデオフレーム番号β及びサンプル数X
を算出する。すなわちCPU7はビデオフレーム同期信
号VF-SYNCがレベル「L」になると、まずタイムコード
TCを読み込み、そのタイムコードTCを基に時分計算
することによつてそのビデオフレームまでの総フレーム
数αを算出する。次にCPU7はこの総フレーム数αを
上述した(13)式に代入して数値計算することによりそ
のビデオフレームが 720フレーム周期のどのフレームに
対応するか算出する(すなわちフレーム番号βを算出す
る)。次にCPU7は、このビデオフレーム番号βを上
述した(16)式に代入して数値計算することにより、そ
のビデオフレームに対応するオーデイオフレームの先頭
からそのビデオフレームの先頭までのオーデイオデータ
のサンプル数Xを算出する。
【0040】因みに、この場合には、CPU7によつて
計算したサンプル数Xを後段の回路に渡し、次のビデオ
フレームのタイミングでオーデイオフレーム同期信号の
位相を調整しており、ビデオフレーム1個分の遅延が生
じる。このためCPU7は、(13)式に総フレーム数α
を代入する際に、実際にはαに「1」を加算したものを
代入し、これによつて1ビデオフレーム分の遅延を打ち
消している。例えば図1を例に説明すると、第 718ビデ
オフレームの頭のところでは、α=α+1として次の第
719ビデオフレームに対するサンプル数X(= 702)を
算出し、これを後段の回路に渡して位相差Y(= 450)
のオーデイオフレーム同期信号を生成する。
計算したサンプル数Xを後段の回路に渡し、次のビデオ
フレームのタイミングでオーデイオフレーム同期信号の
位相を調整しており、ビデオフレーム1個分の遅延が生
じる。このためCPU7は、(13)式に総フレーム数α
を代入する際に、実際にはαに「1」を加算したものを
代入し、これによつて1ビデオフレーム分の遅延を打ち
消している。例えば図1を例に説明すると、第 718ビデ
オフレームの頭のところでは、α=α+1として次の第
719ビデオフレームに対するサンプル数X(= 702)を
算出し、これを後段の回路に渡して位相差Y(= 450)
のオーデイオフレーム同期信号を生成する。
【0041】ここで再び図2に戻つて説明を続ける。C
PU7は算出したサンプル数Xを出力ポート(X)に出
力すると共に、ロードコントロール端子(X Load contr
ol)にレベル「L」のロードコントロール信号を出力す
る。因みに、このロードコントロール信号は、次のビデ
オフレーム同期信号VF-SYNCによつて割り込みがかかる
と、レベル「H」に戻される。このサンプル数Xは11ビ
ツトのデータバスを介して11ビツトのフリツプフロツプ
(FF)8のデータ入力端子(D)に供給される。フリ
ツプフロツプのクロツク端子にはビデオフレーム同期信
号VF-SYNCが供給されており、フリツプフロツプ8はそ
のビデオフレーム同期信号VF-SYNCに基づいて次のビデ
オフレームのタイミングでサンプル数Xをラツチし、そ
のラツチしたサンプル数Xを出力ポート(Q)に出力す
る。
PU7は算出したサンプル数Xを出力ポート(X)に出
力すると共に、ロードコントロール端子(X Load contr
ol)にレベル「L」のロードコントロール信号を出力す
る。因みに、このロードコントロール信号は、次のビデ
オフレーム同期信号VF-SYNCによつて割り込みがかかる
と、レベル「H」に戻される。このサンプル数Xは11ビ
ツトのデータバスを介して11ビツトのフリツプフロツプ
(FF)8のデータ入力端子(D)に供給される。フリ
ツプフロツプのクロツク端子にはビデオフレーム同期信
号VF-SYNCが供給されており、フリツプフロツプ8はそ
のビデオフレーム同期信号VF-SYNCに基づいて次のビデ
オフレームのタイミングでサンプル数Xをラツチし、そ
のラツチしたサンプル数Xを出力ポート(Q)に出力す
る。
【0042】ところでビデオフレーム同期信号VF-SYNC
は微分回路を形成するフリツプフロツプ9のデータ入力
端子(D)にも入力されている。フリツプフロツプ9
は、動作クロツクとして入力されている48〔KHz 〕のオ
ーデイオサンプリングクロツクACLK に基づいてビデオ
フレーム同期信号VF-SYNCをラツチし、データ出力端子
(Q)に出力する。この場合、フリツプフロツプ9がオ
ーデイオサンプリングクロツクACLK に基づいてラツチ
動作するため、データ出力端子(Q)から出力されるビ
デオフレーム同期信号はタイミング的にオーデイオサン
プリングクロツクACLK に同期している。フリツプフロ
ツプ9から出力されるビデオフレーム同期信号は、さら
に後段のフリツプフロツプ10に入力され、ここでオー
デイオサンプリングクロツクACLK に基づいて再びラツ
チされる。但し、フリツプフロツプ10からは反転した
ビデオフレーム同期信号が出力される。
は微分回路を形成するフリツプフロツプ9のデータ入力
端子(D)にも入力されている。フリツプフロツプ9
は、動作クロツクとして入力されている48〔KHz 〕のオ
ーデイオサンプリングクロツクACLK に基づいてビデオ
フレーム同期信号VF-SYNCをラツチし、データ出力端子
(Q)に出力する。この場合、フリツプフロツプ9がオ
ーデイオサンプリングクロツクACLK に基づいてラツチ
動作するため、データ出力端子(Q)から出力されるビ
デオフレーム同期信号はタイミング的にオーデイオサン
プリングクロツクACLK に同期している。フリツプフロ
ツプ9から出力されるビデオフレーム同期信号は、さら
に後段のフリツプフロツプ10に入力され、ここでオー
デイオサンプリングクロツクACLK に基づいて再びラツ
チされる。但し、フリツプフロツプ10からは反転した
ビデオフレーム同期信号が出力される。
【0043】フリツプフロツプ9及び10から出力され
るビデオフレーム同期信号はそれぞれアンドゲート11
に入力される。また上述したCPU7からのロードコン
トロール信号もアンドゲート11に入力される。従つて
アンドゲート11からは、CPU7がサンプル数Xを計
算した後のタイミングであつて、かつオーデイオサンプ
リングクロツクACLK に同期したビデオフレームのタイ
ミングが出力される(すなわちオーデイオサンプリング
クロツクACLK に同期した次のビデオフレームのタイミ
ングが出力される)。このアンドゲート11から出力さ
れるタイミング信号は、サンプル数Xのロードタイミン
グとしてカウンタ12に供給される。
るビデオフレーム同期信号はそれぞれアンドゲート11
に入力される。また上述したCPU7からのロードコン
トロール信号もアンドゲート11に入力される。従つて
アンドゲート11からは、CPU7がサンプル数Xを計
算した後のタイミングであつて、かつオーデイオサンプ
リングクロツクACLK に同期したビデオフレームのタイ
ミングが出力される(すなわちオーデイオサンプリング
クロツクACLK に同期した次のビデオフレームのタイミ
ングが出力される)。このアンドゲート11から出力さ
れるタイミング信号は、サンプル数Xのロードタイミン
グとしてカウンタ12に供給される。
【0044】カウンタ12はオーデイオサンプリングク
ロツクACLK に基づいて「0 」〜「1151」をカウントす
るカウンタである。カウンタ12はアンドゲートから供
給されるロードタイミングに基づいてフリツプフロツプ
8から出力されるサンプル数Xを取り込み、当該サンプ
ル数Xを初期値としてカウント動作を開始する。このた
めカウンタ12からは、「X、X+1、X+2、……、
1151」というオーデイオデータのサンプル数を表すカウ
ント値が出力される。この場合、カウンタ12が「X」
〜「1151」までをカウントするということは、まさに上
述の(17)式に示す位相差Yをカウントしていることに
他ならない。
ロツクACLK に基づいて「0 」〜「1151」をカウントす
るカウンタである。カウンタ12はアンドゲートから供
給されるロードタイミングに基づいてフリツプフロツプ
8から出力されるサンプル数Xを取り込み、当該サンプ
ル数Xを初期値としてカウント動作を開始する。このた
めカウンタ12からは、「X、X+1、X+2、……、
1151」というオーデイオデータのサンプル数を表すカウ
ント値が出力される。この場合、カウンタ12が「X」
〜「1151」までをカウントするということは、まさに上
述の(17)式に示す位相差Yをカウントしていることに
他ならない。
【0045】このカウンタ12のカウント値はコンパレ
ータ13に供給され、ここで数値「1151」と比較され
る。その結果、カウンタ値が「1151」に一致すれば、コ
ンパレータ13はレベル「L」のパルスを出力する。す
なわち着目しているビデオフレームから位相差Yだけ遅
れたタイミングでパルスが出力される。因みに、カウン
タ12及びコンパレータ13の値が「1151」になつてい
るが、これは「0」を含めて考えているからである。コ
ンパレータ13の出力はカウンタ12のクリア端子(CL
S )に入力されており、これによつてカウンタ12のカ
ウント値がリセツトされる。このためカウンタ12は今
度は「0 」〜「1151」までをカウントする。このカウン
タ12から出力されるカウント値は再びコンパレータ1
3に入力され、ここで数値「1151」と比較される。その
結果、カウンタ値が「1151」に一致すれば、コンパレー
タ13はレベル「L」のパルスを出力する。以降、カウ
ンタ12とコンパレータ13は上述した動作を繰り返
す。
ータ13に供給され、ここで数値「1151」と比較され
る。その結果、カウンタ値が「1151」に一致すれば、コ
ンパレータ13はレベル「L」のパルスを出力する。す
なわち着目しているビデオフレームから位相差Yだけ遅
れたタイミングでパルスが出力される。因みに、カウン
タ12及びコンパレータ13の値が「1151」になつてい
るが、これは「0」を含めて考えているからである。コ
ンパレータ13の出力はカウンタ12のクリア端子(CL
S )に入力されており、これによつてカウンタ12のカ
ウント値がリセツトされる。このためカウンタ12は今
度は「0 」〜「1151」までをカウントする。このカウン
タ12から出力されるカウント値は再びコンパレータ1
3に入力され、ここで数値「1151」と比較される。その
結果、カウンタ値が「1151」に一致すれば、コンパレー
タ13はレベル「L」のパルスを出力する。以降、カウ
ンタ12とコンパレータ13は上述した動作を繰り返
す。
【0046】これによりコンパレータ13からは、着目
していたビデオフレームに対して位相差Yだけ遅れ、か
つ1152サンプル周期のオーデイオフレーム同期信号A
F-SYNCが出力される。このオーデイオフレーム同期信号
AF-SYNCは上述したオーデイオエンコーダ2に供給さ
れ、圧縮符号化のタイミングとして利用される。因み
に、このオーデイオフレーム同期信号AF-SYNCは、クラ
ツシユレツク時のビデオフレームとオーデイオフレーム
の位相差Yに基づいて生成されたものなので、当然クラ
ツシユレツク時のオーデイオフレーム同期信号AF-SYNC
と位相が一致している。
していたビデオフレームに対して位相差Yだけ遅れ、か
つ1152サンプル周期のオーデイオフレーム同期信号A
F-SYNCが出力される。このオーデイオフレーム同期信号
AF-SYNCは上述したオーデイオエンコーダ2に供給さ
れ、圧縮符号化のタイミングとして利用される。因み
に、このオーデイオフレーム同期信号AF-SYNCは、クラ
ツシユレツク時のビデオフレームとオーデイオフレーム
の位相差Yに基づいて生成されたものなので、当然クラ
ツシユレツク時のオーデイオフレーム同期信号AF-SYNC
と位相が一致している。
【0047】ここで上述したCPU7の処理手順につい
て、図3を用いて説明する。まずステツプSP1から入
つたステツプSP2において、CPU7はビデオフレー
ム同期信号VF-SYNCによる割り込みが発生したか否か判
断する。その結果、割り込みが発生していなければ再び
ステツプSP2に戻つて割り込みがかかるまで待機し、
割り込みが発生していれば続くステツプSP3に進む。
ステツプSP3において、CPU7はカウンタ12の読
み込み動作を禁止するためにロードコントロール端子に
レベル「H」を出力する。次のステツプSP4では、C
PU7はインサートレツクの開始要求が発生したか否か
判断し、開始要求が発生していなければオーデイオフレ
ーム同期信号AF-SYNCを発生する必要がないため再びス
テツプSP2に戻つて処理を繰り返し、開始要求が発生
していれば続くステツプSP5に進む。因みに、図2に
おいては特に図示しなかつたが、実際には、操作キー等
から発生した記録開始信号がCPU7に対して入力され
ており、CPU7はこの記録開始信号を調べることによ
つてインサートレツクの開始要求が発生したか否かを判
断している。またインサートレツクを開始した以降で
は、開始要求が解除されるのでステツプSP2に戻るこ
とになる。
て、図3を用いて説明する。まずステツプSP1から入
つたステツプSP2において、CPU7はビデオフレー
ム同期信号VF-SYNCによる割り込みが発生したか否か判
断する。その結果、割り込みが発生していなければ再び
ステツプSP2に戻つて割り込みがかかるまで待機し、
割り込みが発生していれば続くステツプSP3に進む。
ステツプSP3において、CPU7はカウンタ12の読
み込み動作を禁止するためにロードコントロール端子に
レベル「H」を出力する。次のステツプSP4では、C
PU7はインサートレツクの開始要求が発生したか否か
判断し、開始要求が発生していなければオーデイオフレ
ーム同期信号AF-SYNCを発生する必要がないため再びス
テツプSP2に戻つて処理を繰り返し、開始要求が発生
していれば続くステツプSP5に進む。因みに、図2に
おいては特に図示しなかつたが、実際には、操作キー等
から発生した記録開始信号がCPU7に対して入力され
ており、CPU7はこの記録開始信号を調べることによ
つてインサートレツクの開始要求が発生したか否かを判
断している。またインサートレツクを開始した以降で
は、開始要求が解除されるのでステツプSP2に戻るこ
とになる。
【0048】次のステツプSP5において、CPU7は
タイムコード読取部5から供給されるタイムコードTC
を読み込む。次のステツプSP6では、読み込んだタイ
ムコードを基にそのビデオフレームまでの総フレーム数
αを算出する。次のステツプSP7では、算出した総フ
レーム数αを基に(13)式の計算を行つてその着目して
いるビデオフレームのフレーム番号βを算出すると共
に、そのフレーム番号βを基に(16)式の計算を行つて
そのビデオフレームに対応するオーデイオフレームの先
頭から当該ビデオフレームの先頭までのオーデイオデー
タのサンプル数Xを算出する。因みに、ステツプSP7
においては、上述したように1フレーム分の遅延を打ち
消すため、実際には、α=α+1として計算する。次の
ステツプSP8では、CPU7は算出したサンプル数X
を出力ポートに出力して当該サンプル数Xを後段のフリ
ツプフロツプ8に供給すると共に、ロードコントロール
端子にレベル「L」を出力することによつて後段のカウ
ンタ12にフリツプフロツプ8から出力されるサンプル
数Xを読み込ませる準備を行う。これによりオーデイオ
サンプリングクロツクACLK に同期したビデオフレーム
のタイミングでカウンタ12がサンプル数Xを読み込ん
でカウント動作を開始すれば、カウンタ12及びコンパ
レータ13の動作によつて位相差Yだけ遅れたオーデイ
オフレーム同期信号AF-SYNCが生成されることになる。
タイムコード読取部5から供給されるタイムコードTC
を読み込む。次のステツプSP6では、読み込んだタイ
ムコードを基にそのビデオフレームまでの総フレーム数
αを算出する。次のステツプSP7では、算出した総フ
レーム数αを基に(13)式の計算を行つてその着目して
いるビデオフレームのフレーム番号βを算出すると共
に、そのフレーム番号βを基に(16)式の計算を行つて
そのビデオフレームに対応するオーデイオフレームの先
頭から当該ビデオフレームの先頭までのオーデイオデー
タのサンプル数Xを算出する。因みに、ステツプSP7
においては、上述したように1フレーム分の遅延を打ち
消すため、実際には、α=α+1として計算する。次の
ステツプSP8では、CPU7は算出したサンプル数X
を出力ポートに出力して当該サンプル数Xを後段のフリ
ツプフロツプ8に供給すると共に、ロードコントロール
端子にレベル「L」を出力することによつて後段のカウ
ンタ12にフリツプフロツプ8から出力されるサンプル
数Xを読み込ませる準備を行う。これによりオーデイオ
サンプリングクロツクACLK に同期したビデオフレーム
のタイミングでカウンタ12がサンプル数Xを読み込ん
でカウント動作を開始すれば、カウンタ12及びコンパ
レータ13の動作によつて位相差Yだけ遅れたオーデイ
オフレーム同期信号AF-SYNCが生成されることになる。
【0049】(3)動作及び効果 以上の構成において、インサートレツクする場合には、
まずタイムコード読取部5によつて記録媒体6からタイ
ムコードTCを読み取る。このタイムコードTCはクラ
ツシユレツク時に記録されたものであり、ビデオフレー
ムに1対1で記録されている。このタイムコードTCは
クロツク生成部3のCPU7に供給される。CPU7は
タイムコードTCを基にそのビデオフレームまでの総フ
レーム数αを算出する。次にCPU7はその総フレーム
数αを基に(13)式を計算することによつてその着目し
ているビデオフレームが 720フレーム周期のどのフレー
ムに対応するか算出する(すなわち 720周期のフレーム
番号βを求める)。次にCPU7はフレーム番号βを基
に(16)式を計算することによつてそのビデオフレーム
に対応するオーデイオフレームの先頭から当該ビデオフ
レームの先頭までのオーデイオデータのサンプル数Xを
算出する。CPU7はこの求めたサンプル数Xをフリツ
プフロツプ8を介してカウンタ12に供給する。
まずタイムコード読取部5によつて記録媒体6からタイ
ムコードTCを読み取る。このタイムコードTCはクラ
ツシユレツク時に記録されたものであり、ビデオフレー
ムに1対1で記録されている。このタイムコードTCは
クロツク生成部3のCPU7に供給される。CPU7は
タイムコードTCを基にそのビデオフレームまでの総フ
レーム数αを算出する。次にCPU7はその総フレーム
数αを基に(13)式を計算することによつてその着目し
ているビデオフレームが 720フレーム周期のどのフレー
ムに対応するか算出する(すなわち 720周期のフレーム
番号βを求める)。次にCPU7はフレーム番号βを基
に(16)式を計算することによつてそのビデオフレーム
に対応するオーデイオフレームの先頭から当該ビデオフ
レームの先頭までのオーデイオデータのサンプル数Xを
算出する。CPU7はこの求めたサンプル数Xをフリツ
プフロツプ8を介してカウンタ12に供給する。
【0050】カウンタ12は受け取つたサンプル数Xを
初期値とし、当該初期値から「1151」までを48〔KHz 〕
のオーデイオサンプリングクロツクACLK に基づいてカ
ウントする。その結果、カウンタ12のカウント値が
「1151」になつたらコンパレータ13がレベル「L」の
パルスを出力する。これ以降については、カウンタ12
が「0」から「1151」までをカウントし、カウント値が
「1151」になつたらコンパレータ13がレベル「L」の
パルスを出力する。以下、これを繰り返すことにより、
着目していたビデオフレームの先頭から位相差Yだけ遅
れたオーデイオフレーム同期信号AF-SYNCが生成され、
クラツシユレツク時と同位相のオーデイオフレーム同期
信号AF-SYNCが得られる。
初期値とし、当該初期値から「1151」までを48〔KHz 〕
のオーデイオサンプリングクロツクACLK に基づいてカ
ウントする。その結果、カウンタ12のカウント値が
「1151」になつたらコンパレータ13がレベル「L」の
パルスを出力する。これ以降については、カウンタ12
が「0」から「1151」までをカウントし、カウント値が
「1151」になつたらコンパレータ13がレベル「L」の
パルスを出力する。以下、これを繰り返すことにより、
着目していたビデオフレームの先頭から位相差Yだけ遅
れたオーデイオフレーム同期信号AF-SYNCが生成され、
クラツシユレツク時と同位相のオーデイオフレーム同期
信号AF-SYNCが得られる。
【0051】このようにして生成したオーデイオフレー
ム同期信号AF-SYNCに同期して圧縮符号化すると共に、
記録動作を行えば、図4に示すように、時点t4 からイ
ンサートレツクを開始したとしても、オーデイオフレー
ムの位相を先の記録と後の記録とで連続させることで
き、従来のようにオーデイオデータA5の一部を欠落さ
せてしまうこともなく、正常にオーデイオデータを記録
し得る。
ム同期信号AF-SYNCに同期して圧縮符号化すると共に、
記録動作を行えば、図4に示すように、時点t4 からイ
ンサートレツクを開始したとしても、オーデイオフレー
ムの位相を先の記録と後の記録とで連続させることで
き、従来のようにオーデイオデータA5の一部を欠落さ
せてしまうこともなく、正常にオーデイオデータを記録
し得る。
【0052】以上の構成によれば、タイムコード読取部
5から供給されるタイムコードTCと、ビデオフレーム
とオーデイオフレームの対応関係とに基づいて、ビデオ
フレームとオーデイオフレームの位相差Yを算出し、ビ
デオフレームに対してその位相差Yだけずれたオーデイ
オフレーム同期信号AF-SYNCを生成するクロツク生成部
3を設けるようにしたことにより、クラツシユレツク時
と同位相のオーデイオフレーム同期信号AF-SYNCを得る
ことができ、これを使用してインサートレツクすれば、
オーデイオフレームの連続性を維持してオーデイオデー
タの欠落を回避し得る。
5から供給されるタイムコードTCと、ビデオフレーム
とオーデイオフレームの対応関係とに基づいて、ビデオ
フレームとオーデイオフレームの位相差Yを算出し、ビ
デオフレームに対してその位相差Yだけずれたオーデイ
オフレーム同期信号AF-SYNCを生成するクロツク生成部
3を設けるようにしたことにより、クラツシユレツク時
と同位相のオーデイオフレーム同期信号AF-SYNCを得る
ことができ、これを使用してインサートレツクすれば、
オーデイオフレームの連続性を維持してオーデイオデー
タの欠落を回避し得る。
【0053】(4)他の実施例 なお上述の実施例においては、ビデオデータがNTSC
方式のカラー画像で生成され(すなわちビデオフレーム
周波数が 29.97〔Hz〕)、かつオーデイオデータが48
〔KHz 〕のサンプリング周波数でサンプリングされてい
る場合に本発明を適用した場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、ビデオデータがNTSC方式の白黒
画像で生成されている場合(すなわちビデオフレーム周
波数が30〔Hz〕の場合)やビデオデータがPAL(Phas
e Alternation by Line )方式の画像で生成されている
場合(すなわちビデオフレーム周波数が25〔Hz〕場合)
等に適用しても良く、またオーデイオデータが44.1〔KH
z 〕や32〔KHz 〕のサンプリング周波数でサンプリング
されている場合に適用しても良い。要は、記録媒体に記
録されているビデオフレームのタイムコードを読み出
し、そのタイムコードとフレームの対応関係とに基づい
てビデオフレームとオーデイオフレームの位相差を算出
し、その位相差分だけオーデイオフレーム同期信号の位
相をビデオフレームに対してずらせば上述の場合と同様
の効果を得ることができる。因みに、ビデオフレーム周
波数が30〔Hz〕や25〔Hz〕の場合、或いはオーデイオデ
ータが44.1〔KHz 〕や32〔KHz 〕でサンプリングされて
いる場合には、図5に示す計算式を使用してビデオフレ
ーム番号βやサンプル数Xを算出すれば良い。
方式のカラー画像で生成され(すなわちビデオフレーム
周波数が 29.97〔Hz〕)、かつオーデイオデータが48
〔KHz 〕のサンプリング周波数でサンプリングされてい
る場合に本発明を適用した場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、ビデオデータがNTSC方式の白黒
画像で生成されている場合(すなわちビデオフレーム周
波数が30〔Hz〕の場合)やビデオデータがPAL(Phas
e Alternation by Line )方式の画像で生成されている
場合(すなわちビデオフレーム周波数が25〔Hz〕場合)
等に適用しても良く、またオーデイオデータが44.1〔KH
z 〕や32〔KHz 〕のサンプリング周波数でサンプリング
されている場合に適用しても良い。要は、記録媒体に記
録されているビデオフレームのタイムコードを読み出
し、そのタイムコードとフレームの対応関係とに基づい
てビデオフレームとオーデイオフレームの位相差を算出
し、その位相差分だけオーデイオフレーム同期信号の位
相をビデオフレームに対してずらせば上述の場合と同様
の効果を得ることができる。因みに、ビデオフレーム周
波数が30〔Hz〕や25〔Hz〕の場合、或いはオーデイオデ
ータが44.1〔KHz 〕や32〔KHz 〕でサンプリングされて
いる場合には、図5に示す計算式を使用してビデオフレ
ーム番号βやサンプル数Xを算出すれば良い。
【0054】また上述の実施例においては、CPU7に
よつてオーデイオフレームの先頭から着目しているビデ
オフレームの先頭までのサンプル数Xを算出し、カウン
タ12によつて「X」から「1151」までをカウントする
ことによつてクラツシユレツク時と同位相のオーデイオ
フレーム同期信号AF-SYNCを生成した場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、CPUによつて位相差Y
まで求め、カウンタによつて位相差Yだけカウントダウ
ンすることによりクラツシユレツク時と同位相のオーデ
イオフレーム同期信号AF-SYNCを生成するようにしても
良い。
よつてオーデイオフレームの先頭から着目しているビデ
オフレームの先頭までのサンプル数Xを算出し、カウン
タ12によつて「X」から「1151」までをカウントする
ことによつてクラツシユレツク時と同位相のオーデイオ
フレーム同期信号AF-SYNCを生成した場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、CPUによつて位相差Y
まで求め、カウンタによつて位相差Yだけカウントダウ
ンすることによりクラツシユレツク時と同位相のオーデ
イオフレーム同期信号AF-SYNCを生成するようにしても
良い。
【0055】また上述の実施例においては、インサート
レツクする場合に本発明を適用した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、既に記録されている記録媒
体にその続きからオーデイオデータをフレームを連続さ
せて追加記録する場合にも本発明を適用し得る。その場
合には、図3に示したフローチヤートにおいて、クラツ
シユレツクの開始要求が発生したか否かを判断するよう
にすれば良い。
レツクする場合に本発明を適用した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、既に記録されている記録媒
体にその続きからオーデイオデータをフレームを連続さ
せて追加記録する場合にも本発明を適用し得る。その場
合には、図3に示したフローチヤートにおいて、クラツ
シユレツクの開始要求が発生したか否かを判断するよう
にすれば良い。
【0056】また上述の実施例においては、デイスク状
記録媒体に記録動作を行う場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、その他の記録媒体に記録動作を行う
ようにしても良い。
記録媒体に記録動作を行う場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、その他の記録媒体に記録動作を行う
ようにしても良い。
【0057】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、記録媒体
上の任意のビデオフレームに着目し、当該着目ビデオフ
レームから得た時間情報とフレーム対応関係とに基づい
て、着目ビデオフレームとそれに対応するオーデイオフ
レームとの位相差を求め、当該位相差分だけ着目ビデオ
フレームに対してずれたオーデイオフレーム同期信号を
生成するクロツク生成手段を設け、当該クロツク生成手
段によつて得たオーデイオフレーム同期信号を用いて追
加記録することにより、先の記録と後の記録とでオーデ
イオフレームの位相を連続させることができ、オーデイ
オデータの欠落を回避し得る。
上の任意のビデオフレームに着目し、当該着目ビデオフ
レームから得た時間情報とフレーム対応関係とに基づい
て、着目ビデオフレームとそれに対応するオーデイオフ
レームとの位相差を求め、当該位相差分だけ着目ビデオ
フレームに対してずれたオーデイオフレーム同期信号を
生成するクロツク生成手段を設け、当該クロツク生成手
段によつて得たオーデイオフレーム同期信号を用いて追
加記録することにより、先の記録と後の記録とでオーデ
イオフレームの位相を連続させることができ、オーデイ
オデータの欠落を回避し得る。
【図1】本発明の原理の説明に供する略線図である。
【図2】本発明を適用した記録装置の構成を示すブロツ
ク図である。
ク図である。
【図3】CPUの処理手順を示すフローチヤートであ
る。
る。
【図4】その記録装置によつてインサートレツクした場
合の説明に供する略線図である。
合の説明に供する略線図である。
【図5】他のパラメータのときに使用する計算式をまと
めた図表である。
めた図表である。
【図6】ビデオフレームとオーデイオフレームの関係を
示す略線図である。
示す略線図である。
【図7】インサートレツク時に生じるオーデイオデータ
の不連続点の説明に供する略線図である。
の不連続点の説明に供する略線図である。
1……記録装置、2……オーデイオエンコーダ、3……
クロツク生成部、4……記録部、5……タイムコード読
取部、6……記録媒体、7……CPU、8〜10……フ
リツプフロツプ、11……アンドゲート、12……カウ
ンタ、13……コンパレータ。
クロツク生成部、4……記録部、5……タイムコード読
取部、6……記録媒体、7……CPU、8〜10……フ
リツプフロツプ、11……アンドゲート、12……カウ
ンタ、13……コンパレータ。
Claims (4)
- 【請求項1】ビデオフレーム毎に圧縮符号化されたビデ
オデータと、上記ビデオフレームと所定のフレーム対応
関係で同期するオーデイオフレーム毎に圧縮符号化され
たオーデイオデータとが記録された記録媒体があり、当
該記録媒体に対して新たなオーデイオデータを追加記録
する記録装置において、 上記記録媒体に上記ビデオフレーム毎に記録されている
時間情報を読み取る時間情報読取手段と、 上記記録媒体上の任意のビデオフレームに着目し、当該
着目ビデオフレームから得た上記時間情報と上記フレー
ム対応関係とに基づいて、上記着目ビデオフレームとそ
れに対応するオーデイオフレームとの位相差を求め、当
該位相差分だけ上記着目ビデオフレームに対してずれた
オーデイオフレーム同期信号を生成するクロツク生成手
段と、 上記クロツク生成手段によつて生成したオーデイオフレ
ーム同期信号に基づいて新たに記録するオーデイオデー
タを圧縮符号化する符号化手段と、 上記符号化手段によつて圧縮符号化されたオーデイオデ
ータを上記記録媒体に対して追加記録する記録手段とを
具えることを特徴とする記録装置。 - 【請求項2】上記ビデオフレームのフレーム数pと上記
オーデイオフレームのフレーム数qとが対応すると共
に、1つの上記ビデオフレームに対してオーデイオデー
タのaサンプルが対応し、かつ1つの上記オーデイオフ
レームがbサンプルのオーデイオデータからなつている
場合、 上記クロツク生成手段は、 上記時間情報に基づいて上記着目ビデオフレームまでの
総ビデオフレーム数αを求め、求めた総ビデオフレーム
数αと上記各パラメータを使用して、次式 【数1】 【数2】 【数3】 に示す演算を行うことにより上記位相差Yを求めること
を特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 【請求項3】ビデオフレーム毎に圧縮符号化されたビデ
オデータと、上記ビデオフレームと所定のフレーム対応
関係で同期するオーデイオフレーム毎に圧縮符号化され
たオーデイオデータとが記録された記録媒体があり、当
該記録媒体に対して新たなオーデイオデータを追加記録
する際の記録方法において、 上記記録媒体上の任意のビデオフレームに着目し、当該
着目ビデオフレームから読み取つた時間情報と上記フレ
ーム対応関係とに基づいて、上記着目ビデオフレームと
それに対応するオーデイオフレームとの位相差を求め、
当該位相差分だけ上記着目ビデオフレームに対してずれ
たオーデイオフレーム同期信号を生成し、 当該オーデイオフレーム同期信号に基づいて新たに記録
するオーデイオデータを圧縮符号化して上記記録媒体に
追加記録することを特徴とする記録方法。 - 【請求項4】上記ビデオフレームのフレーム数pと上記
オーデイオフレームのフレーム数qとが対応すると共
に、1つの上記ビデオフレームに対してオーデイオデー
タのaサンプルが対応し、かつ1つの上記オーデイオフ
レームがbサンプルのオーデイオデータからなつている
場合、 上記時間情報に基づいて上記着目ビデオフレームまでの
総ビデオフレーム数αを求め、求めた総ビデオフレーム
数αと上記各パラメータを使用して、次式 【数4】 【数5】 【数6】 に示す演算を行うことにより上記位相差Yを求めること
を特徴とする請求項3に記載の記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8115708A JPH09284720A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 記録装置及び記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8115708A JPH09284720A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 記録装置及び記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09284720A true JPH09284720A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14669242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8115708A Pending JPH09284720A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 記録装置及び記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09284720A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6522608B1 (en) | 1998-01-14 | 2003-02-18 | Pioneer Electronic Corporation | Information recording apparatus for writable recording media |
-
1996
- 1996-04-12 JP JP8115708A patent/JPH09284720A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6522608B1 (en) | 1998-01-14 | 2003-02-18 | Pioneer Electronic Corporation | Information recording apparatus for writable recording media |
US6661754B2 (en) | 1998-01-14 | 2003-12-09 | Kazuo Kuroda | Information recording apparatus for writable recording media |
US6724704B2 (en) | 1998-01-14 | 2004-04-20 | Pioneer Electronic Corporation | Information recording apparatus for writable recording media |
US6757228B2 (en) | 1998-01-14 | 2004-06-29 | Pioneer Corporation | Information recording apparatus for writable recording media |
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