JPH09284591A - ビデオモニタの調整システム - Google Patents

ビデオモニタの調整システム

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JPH09284591A
JPH09284591A JP9107496A JP9107496A JPH09284591A JP H09284591 A JPH09284591 A JP H09284591A JP 9107496 A JP9107496 A JP 9107496A JP 9107496 A JP9107496 A JP 9107496A JP H09284591 A JPH09284591 A JP H09284591A
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JP
Japan
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horizontal
microcomputer
correction
correction voltage
circuit
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JP9107496A
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Tadahiko Hiraka
忠彦 平加
Takeo Mizukabu
健勇 水株
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NANAO KK
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NANAO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画面の水平サイズに拘らず、理想的なフ
ォーカスを実現する。 【解決手段】 表示画面の水平サイズ調整機能を有する
マイクロコンピュータ11と、フォーカス補正電圧Vf
を出力する補正電圧発生回路14とを設ける。マイクロ
コンピュータ11は、水平サイズ設定信号Shsを介して
表示画面の水平サイズを変更するとき、DA変換器12
を介してフォーカス補正設定信号Sdfを補正電圧発生回
路14に出力し、補正電圧発生回路14は、最適なフォ
ーカス補正電圧Vf を発生することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示画面の水平
サイズが変更された際に、フォーカス、ホワイトユニフ
ォーミティ、コンバーゼンスを自動的に最適に調整する
ことができるビデオモニタの調整システムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムと組み合わせて使
用するビデオモニタは、表示画面の水平サイズを含む各
種のパラメータを任意に調整設定するために、マイクロ
コンピュータからなる調整システムを組み込むことが少
なくない。
【0003】このときのマイクロコンピュータは、パラ
メータを増減させる操作スイッチを有し、DA変換器
(ディジタルアナログ変換器をいう、以下同じ)を介
し、ビデオモニタの各部に調整設定信号を送出すること
により、表示画面を自在に調整することができる。たと
えば、マイクロコンピュータは、操作スイッチを介して
水平サイズの増減指示が与えられると、水平サイズ設定
値を増減させ、DA変換器を介して水平サイズ設定信号
を水平偏向回路のサイズ調整回路に送出し、水平偏向コ
イルに通電する偏向電流の波高値を増減させることによ
り、表示画面の水平サイズを調節する。また、マイクロ
コンピュータは、外部からの入力ビデオ信号の水平タイ
ミングを計測し、その結果に基づき、表示画面の水平サ
イズをブラウン管のスクリーン幅に適合する最適サイズ
に自動調整することも可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、ビデオモニタの表示画面は、水平サイズが変更
されるとき、フォーカス、ホワイトユニフォーミティ、
コンバーゼンスが連動して調整されないために、画質が
劣化することがあるという問題があった。たとえば、ビ
デオモニタのカラーブラウン管は、スクリーン面の曲率
が電子銃を中心とする円弧面と一致していないから、ス
クリーン面の中心部、周辺部において異なるフォーカス
電圧を必要とし、かかるフォーカス電圧の波形は、一般
に、水平タイミング信号(水平偏向回路からの水平偏向
パルスに同期する内部タイミング信号をいう、以下同
じ)に同期する2次曲線となる。そこで、フォーカス電
圧は、表示画面の水平サイズがスクリーン幅に一致する
ときに理想的なフォーカスが得られるように設定する
と、表示画面の水平サイズを小さくし、表示ラスタ幅が
スクリーン幅より小さくなるとフォーカス電圧の波高値
が過大となり、表示画面の画質を劣化させる原因とな
る。ホワイトユニフォーミティ、コンバーゼンスについ
ても全く同様である。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、水平サイズ調整機能を有するマイクロ
コンピュータと補正電圧発生回路とを組み合わせること
によって、表示画面の水平サイズに拘らず、理想的なフ
ォーカス、ホワイトユニフォーミティ、コンバーゼンス
を自動的に実現することができるビデオモニタの調整シ
ステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、表示画面の水平サイズ調整機能
を有するマイクロコンピュータと、マイクロコンピュー
タからの補正設定信号に従って水平タイミング信号に同
期する補正電圧を発生する補正電圧発生回路とを備えて
なり、マイクロコンピュータは、水平サイズ設定値に適
合する補正設定値を算出し、補正設定信号として補正電
圧発生回路に出力することをその要旨とする。
【0007】なお、マイクロコンピュータは、水平サイ
ズ設定値を更新する都度補正設定値を算出することがで
きる。
【0008】また、マイクロコンピュータは、水平サイ
ズ設定値に対応する表示画面の表示ラスタ幅比(ブラウ
ン管のスクリーン幅に対する表示画面の水平サイズの比
に相当する表示ラスタ幅の比をいう、以下同じ)を算出
し、表示ラスタ幅比に基づいて補正設定値を算出するこ
とができ、水平偏向回路の周波数依存性を補正して表示
ラスタ幅比を算出することができる。
【0009】一方、補正電圧発生回路は、フォーカス補
正電圧、ホワイトユニフォーミティ補正電圧、コンバー
ゼンス補正電圧のいずれかを出力することができる。
【0010】
【作用】かかる発明の構成によるときは、マイクロコン
ピュータは、水平サイズ設定値に適合する補正設定値を
算出し、補正設定信号として補正電圧発生回路に出力す
る。そこで、補正電圧発生回路は、マイクロコンピュー
タからの補正設定信号に従って補正電圧を発生し、表示
画面の水平サイズに適合するように、たとえばフォーカ
ス電圧を補正するフォーカス補正電圧の波高値を最適に
調節することができる。
【0011】なお、マイクロコンピュータは、水平サイ
ズ設定値に適合する補正設定値を算出するのであるか
ら、水平サイズ設定値を更新する都度補正設定値を算出
すれば十分であり、補正設定値を常時算出する必要はな
い。
【0012】マイクロコンピュータは、表示画面の表示
ラスタ幅比に基づいて補正設定値を算出することによ
り、表示画面の水平サイズ自動調整機能に使用するデー
タを有効に活用することができる。すなわち、水平サイ
ズ自動調整機能は、入力ビデオ信号の水平タイミングを
計測し、表示画面の水平サイズをスクリーン幅に自動的
に適合させる機能であるから、マイクロコンピュータ
は、あらかじめ登録されている表示ラスタ幅を示すパラ
メータと水平サイズ設定値との対応関係データを利用す
ることにより、現在の水平サイズ設定値に対応する表示
ラスタ幅比を容易に算出し、それに基づいて補正設定値
を算出することができる。
【0013】マイクロコンピュータは、水平偏向回路の
周波数依存性を補正して表示ラスタ幅比を算出すること
により、一層正確な補正設定値を求めることができる。
一般に、水平偏向回路は、水平周波数が高くなると出力
系のロスが増大し、表示画面の水平サイズが比例的に減
少する傾向があるが、マイクロコンピュータは、水平サ
イズ設定値と表示ラスタ幅を示すパラメータとの対応関
係を水平周波数によって補正することにより、このよう
な水平サイズの減少傾向を有効に補償することができる
からである。
【0014】なお、補正電圧発生回路は、その出力をフ
ォーカス補正電圧、ホワイトユニフォーミティ補正電
圧、コンバーゼンス補正電圧のいずれとしても使用可能
である。これらのパラメータの最適値は、表示画面の水
平サイズに対し、ほぼ同一の変動傾向を示すからであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0016】ビデオモニタの調整システムは、マイクロ
コンピュータ11と、DA変換器12と、測定回路1
3、補正電圧発生回路14とを備えてなる(図1)。
【0017】ビデオモニタは、同期処理回路21と、図
示しないビデオ増幅回路、垂直偏向回路と、水平偏向回
路23と、ブラウン管24とを組み合わせて構成されて
いる。また、マイクロコンピュータ11には、操作スイ
ッチSW1 、SW2 が付設されており、DA変換器1
2、測定回路13は、双方向のデータバスを介し、マイ
クロコンピュータ11に接続されている。
【0018】同期処理回路21には、端子TBh 、TB
v を介し、外部からの入力ビデオ信号の水平同期信号S
1h、垂直同期信号S1vが入力されている。また、図示し
ないビデオ増幅回路には、端子TBr 、TBg 、TBb
を介し、入力ビデオ信号の各色のビデオ信号S1r、S1
g、S1bが導かれている。なお、ビデオ信号S1r、S1
g、S1bは、ミキサ25を介し、合成ビデオ信号S3 と
して測定回路13に入力されている。測定回路13に
は、同期処理回路21からの水平同期信号S2h、垂直同
期信号S2vが併せ入力され、水平同期信号S2h、垂直同
期信号S2vは、それぞれ水平偏向回路23、図示しない
垂直偏向回路に導かれている。
【0019】水平同期信号S2hは、水平偏向回路23の
遅延回路23aに分岐入力されている。水平偏向回路2
3は、遅延回路23a、水平発振回路23b、水平出力
回路23cを縦続してなり、水平出力回路23cの出力
は、フライバックトランス23e、水平偏向コイルDh
に分岐接続されている。また、水平出力回路23cの別
の出力は、水平偏向パルスS4 として水平発振回路23
b、波形整形回路26に分岐入力されており、波形整形
回路26の出力は、水平タイミング信号S5 として、測
定回路13、補正電圧発生回路14に分岐入力されてい
る。なお、水平出力回路23cには、サイズ調整回路2
3dが付設されている。一方、補正電圧発生回路14の
出力は、フライバックトランス23eに接続されてお
り、フライバックトランス23eの出力は、ブラウン管
24の集束電極に接続されている。
【0020】DA変換器12は、多チャンネル形のディ
ジタルアナログ変換器であり、ビデオモニタの所定の各
部位に対し、各種の調整設定信号を送出することができ
る。そこで、DA変換器12からの水平サイズ設定信号
Shsは、水平偏向回路23のサイズ調整回路23dに入
力されており、フォーカス補正設定信号Sdfは、補正電
圧発生回路14に入力されている。
【0021】ビデオモニタは、端子TBv 、TBh を介
して与えられる垂直同期信号S1v、水平同期信号S1h、
端子TBr 、TBg 、TBb を介して与えられる各色の
ビデオ信号S1r、S1g、S1bからなる入力ビデオ信号に
より、ブラウン管24のスクリーン上にカラーの表示画
面を表示する。また、このとき、マイクロコンピュータ
11は、測定回路13を介して入力ビデオ信号の各種の
タイミングを計測し、その計測結果に基づいてビデオモ
ニタの各部位に対する設定値を算出し、DA変換器12
を介して調整設定信号として出力することにより、表示
画面を最適に自動調整することができる。
【0022】いま、外部からのビデオ信号S1r、S1g、
S1bの内容が白ベタ画面であるものとすれば、同期処理
回路21からの水平同期信号S2h、ミキサ25からの合
成ビデオ信号S3 は、図2に図示するとおりである。水
平偏向回路23における水平偏向パルスS4 、水平タイ
ミング信号S5 は、遅延回路23aや、水平偏向回路2
3に含まれるストレイ容量の影響等により、水平同期信
号S2hに対して遅れ時間T4hだけ遅れる。なお、水平出
力回路23cは、このような水平偏向パルスS4 に同期
して鋸歯状の水平偏向電流を発生し、水平偏向電流の波
高値は、サイズ調整回路23dを介して調整される水平
出力回路23cの電源電圧によって決まり、表示画面の
水平サイズを決定する。また、波形整形回路26は、水
平偏向パルスS4 を波形整形することにより、水平タイ
ミング信号S5 を出力している。
【0023】一方、測定回路13は、マイクロコンピュ
ータ11からのタイミング測定指令に対応して、入力ビ
デオ信号のタイミングとして、少なくとも水平周期T1
h、水平表示開始時間T2h、水平表示終了時間T3h、遅
れ時間T4h、水平タイミング時間T5hを計測し(図
2)、マイクロコンピュータ11に出力することができ
る。測定回路13には、同期処理回路21からの水平同
期信号S2h、ミキサ25からの合成ビデオ信号S3 、波
形整形回路26からの水平タイミング信号S5 が入力さ
れているからである。
【0024】そこで、マイクロコンピュータ11は、測
定回路13からの計測データを使用して水平サイズの自
動調整動作を実行することができる(図3)。すなわ
ち、マイクロコンピュータ11は、測定回路13から送
出される水平周期T1h、水平表示開始時間T2h、水平表
示終了時間T3hを使用して、次式により水平方向の有効
走査比、すなわち表示画面の表示ラスタ幅を示すパラメ
ータRh =Rhoを算出する(図3のプログラムステップ
(1)、以下、単に(1)のように記す)。 Rh =Rho=T1h/(T3h−T2h)
【0025】次に、マイクロコンピュータ11は、パラ
メータRh の一次関数として、表示画面の水平サイズを
ブラウン管24のスクリーン幅に適合させるために必要
な水平サイズ設定値Da =Daoを算出し(2)、さら
に、水平周波数Fh =1/T1hを使用して、算出した水
平サイズ設定値Da を補正する(3)。ただし、ここで
いう水平周波数Fh による周波数補正とは、一般に、水
平偏向回路23の周波数依存性を補正するために、水平
周波数Fh に比例する定数を水平サイズ設定値Da に加
算補正することをいう。表示画面の水平サイズをブラウ
ン管24のスクリーン幅に適合させるために必要な水平
サイズ設定値Da =Daoは、パラメータRh に対し、水
平周波数Fh =Fho、Fh1、Fh2(ただし、Fho<Fh1
<Fh2)に従って上方に比例的に平行移動する直線とな
ることがわかっているからである(図4)。
【0026】そこで、マイクロコンピュータ11は、図
4に示される対応関係Da =f(Rh 、Fh )を使用し
て、パラメータRh =Rhoに対応する水平サイズ設定値
Da=Daoを求めることができる。なお、マイクロコン
ピュータ11は、さらに、水平偏向回路23のリニアリ
ティ補正を併せ実行するようにしてもよい。ただし、こ
こでいうリニアリティ補正とは、水平偏向コイルDh に
挿入するS字補正用のコンデンサが水平周波数Fh に対
して不連続に切り換えられるため、表示画面の水平サイ
ズの減少傾向が水平周波数Fh に対して不連続になるの
を補正することをいう。
【0027】マイクロコンピュータ11は、このように
して算出した水平サイズ設定値Da=DaoをDA変換器
12に出力する(4)。したがって、DA変換器12
は、水平偏向回路23のサイズ調整回路23dに対し、
水平サイズ設定値Da =Daoに対応する水平サイズ設定
信号Shsを送出することにより、表示画面の水平サイズ
をブラウン管24のスクリーン幅に適合する最適サイズ
に自動調整することができる。
【0028】なお、マイクロコンピュータ11は、測定
回路13を利用して水平タイミング信号S5 の遅れ時間
T4h、水平タイミング時間T5hを計測し、水平タイミン
グ信号S5 の信号幅T6h=T5h−T4hを使用してパラメ
ータRh =Rhoを次式によって算出してもよく、これに
よれば、水平方向の帰線時間の影響を排除し、一層正確
な水平サイズ調整を実現することができる。 Rh =Rho=(T1h−T6h)/(T3h−T2h)
【0029】また、マイクロコンピュータ11は、同様
の手順によって垂直方向のパラメータを算出し、表示画
面の垂直サイズがブラウン管24のスクリーン高さに適
合するような垂直サイズ設定値を算出し、DA変換器1
2を介して垂直サイズ設定信号を図示しない垂直偏向回
路のゲイン調整回路に送出することにより、表示画面の
垂直サイズを自動調整することができる。
【0030】一方、マイクロコンピュータ11は、フォ
ーカス補正設定値Df =Dfoを算出してDA変換器12
に送出し、DA変換器12は、補正電圧発生回路14に
対してフォーカス補正設定信号Sdfを送出する。そこ
で、補正電圧発生回路14は、フライバックトランス2
3eに対し、水平タイミング信号S5 に同期するフォー
カス補正電圧Vf を出力することができる(図2)。た
だし、このとき、マイクロコンピュータ11からのフォ
ーカス補正設定値Df =Dfoは、ブラウン管24のスク
リーン幅に適合する表示画面の水平サイズに対し、最適
のフォーカスが得られるようなフォーカス補正電圧Vf
の波高値Vfaを与えるものとする。すなわち、補正電圧
発生回路14は、水平タイミング信号S5 に同期して、
2次曲線からなる波高値Vfaのフォーカス補正電圧Vf
を発生し、フライバックトランス23eは、このような
フォーカス補正電圧Vf によって補正されたフォーカス
電圧をブラウン管24の集束電極に送出することによ
り、ブラウン管24上の表示画面のフォーカスを最適に
設定することができる。
【0031】さらに、マイクロコンピュータ11は、操
作スイッチSW1 、SW2 を操作することにより、表示
画面の水平サイズを任意に手動調整することができる。
すなわち、マイクロコンピュータ11は、増方向の操作
スイッチSW1 が操作されると、水平サイズ設定値Da
が上限でないことを条件にして水平サイズ設定値Daを
連続的に増加させ、DA変換器12に出力する。そこ
で、DA変換器12は、水平サイズ設定信号Shsを介
し、表示画面の水平サイズを連続的に増加させることが
できる。また、マイクロコンピュータ11は、減方向の
操作スイッチSW2が操作されると、水平サイズ設定値
Da が下限でないことを条件にして水平サイズ設定値D
a を連続的に減少させ、DA変換器12を介して水平サ
イズ設定信号Shsを出力することにより、表示画面の水
平サイズを連続的に減少させることができる。
【0032】なお、このとき、マイクロコンピュータ1
1は、DA変換器12を介して図示しない垂直偏向回路
に垂直サイズ設定信号を送出することにより、表示画面
の水平サイズを増減させるとともに垂直サイズを増減さ
せてもよい。ただし、表示画面の水平サイズ、垂直サイ
ズを同時に増減させるとき、両者の比率は、表示画面の
縦横長さ比によって決まる一定比率を維持するようにし
て増減させるものとする。
【0033】マイクロコンピュータ11は、このように
して表示画面の水平サイズが手動調整されたときは、図
5のフォーカス補正設定プログラムを自動起動する。
【0034】プログラムは、水平サイズ設定値Da が変
更されたことを確認すると(図5のプログラムステップ
(1)、以下、単に(1)のように記す)、現在の水平
周波数Fh を考慮して、図4に示される対応関係Rh =
-1(Da 、Fh )を利用して現在の水平サイズ設定値
Da に対応するパラメータRh を算出し(2)、つづい
て、表示ラスタ幅比Xを算出する(3)。ただし、表示
ラスタ幅比Xは、同一の水平周波数Fh において、表示
画面の水平サイズをブラウン管24のスクリーン幅に適
合させるために必要な水平サイズ設定値Da =Daoに対
応するパラメータRh =Rhoに対し、プログラムステッ
プ(2)において算出したパラメータRh の比をとるこ
とにより、X=Rh /Rho<1として算出することがで
きる。
【0035】次ぎに、プログラムは、フォーカス補正設
定値Df を算出して(4)、DA変換器12に出力する
(5)。ただし、フォーカス補正設定値Df は、表示画
面の水平サイズがブラウン管24のスクリーン幅に適合
するときのフォーカス補正設定値Dfoに対し、Df =X
2 Dfoとして算出すればよい。そこで、DA変換器12
は、補正電圧発生回路14に対してフォーカス補正設定
信号Sdfを出力し、補正電圧発生回路14は、波高値V
faがX2 Vfaとなるようなフォーカス補正電圧Vf を発
生することができる。すなわち、フライバックトランス
23eには、表示画面の水平サイズがスクリーン幅のX
倍(ただし、X<1)に縮小されたことにより、補正電
圧発生回路14を介して波高値VfaがX2 倍に減少する
フォーカス補正電圧Vf が入力されるから、ブラウン管
24上の表示画面は、その全体に対して理想的なフォー
カスを得ることができる。
【0036】なお、図4に示すパラメータRh 、水平サ
イズ設定値Da の対応関係は、水平偏向回路23のリニ
アリティ補正を考慮しないとき、水平周波数Fh =Fho
の入力ビデオ信号をビデオモニタに与えて試験し、図4
上の2点(Rh1、Da1)、(Rh2、Da2)のデータを記
憶させることによって特定することができる。任意の水
平周波数Fh における対応関係は、 Da =f(Rh 、Fh ) =aRh +b(Fh /Fho) によって表わすことができるからである。ただし、 a=(Da1−Da2)/(Rh1−Rh2) b=(Rh1Da2−Rh2Da1)/(Rh1−Rh2)
【0037】そこで、図5のプログラムステップ(2)
において、パラメータRh は、上式を利用して、 Rh =f-1(Da 、Fh ) =(Da −b(Fh /Fho))/a として算出することができる。また、水平偏向回路23
のリニアリティ補正を考慮すると、上式のb(Fh /F
ho)は、水平周波数比(Fh /Fho)によって非直線的
に変動する変数となる。そこで、この変数を、たとえ
ば、あらかじめテーブル化して記憶しておき、パラメー
タRh の算出の際に参照すればよい。
【0038】また、図2において、ブラウン管24のス
クリーン幅に適合する表示画面に対し、n次曲線からな
るフォーカス補正電圧Vf が最適なフォーカスを与える
場合は、補正電圧発生回路14からのフォーカス補正電
圧Vf の波形をn次曲線にするとともに、図5のプログ
ラムステップ(4)において、フォーカス補正設定値D
f は、Df =Xn Dfoとして算出するものとする。ただ
し、nは、任意の実数である。
【0039】以上の説明において、補正電圧発生回路1
4は、フォーカス補正電圧Vf を発生するに代えて、ホ
ワイトユニフォーミティ補正電圧またはコンバーゼンス
補正電圧を発生してもよい。ただし、前者は、ビデオ増
幅器の各色のビデオゲイン調整回路に導き、後者は、ブ
ラウン管24に付設する水平偏向コイルDh またはコン
バーゼンスヨークに導くものとする。
【0040】また、補正電圧発生回路14は、DA変換
器12からの調整設定信号に従って、n次曲線からなる
任意の波高値の補正電圧を出力することができるから、
表示画面の水平サイズに連動して水平方向のフォーカ
ス、ホワイトユニフォーミティ、コンバーゼンスを調整
するに代えて、表示画面の垂直サイズに連動して垂直方
向の同種のパラメータを調整するために使用することも
可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、マイクロコンピュータと、補正電圧発生回路とを組
み合わせることによって、補正電圧発生回路は、マイク
ロコンピュータを介して表示画面の水平サイズが変更さ
れると、それに連動して、マイクロコンピュータからの
補正設定値に従って最適な補正電圧を発生することがで
きるから、表示画面の水平サイズに拘らず、理想的なフ
ォーカス、ホワイトユニフォーミティ、コンバーゼンス
を自動的に実現することができるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体ブロック系統図
【図2】 要部信号波形説明図
【図3】 プログラムフローチャート(1)
【図4】 動作説明線図
【図5】 プログラムフローチャート(2)
【符号の説明】
Vf …フォーカス補正電圧 S5 …水平タイミング信号 Sdf…フォーカス補正設定信号 X…表示ラスタ幅比 11…マイクロコンピュータ 14…補正電圧発生回路 23…水平偏向回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面の水平サイズ調整機能を有する
    マイクロコンピュータと、該マイクロコンピュータから
    の補正設定信号に従って水平タイミング信号に同期する
    補正電圧を発生する補正電圧発生回路とを備えてなり、
    前記マイクロコンピュータは、水平サイズ設定値に適合
    する補正設定値を算出し、補正設定信号として前記補正
    電圧発生回路に出力することを特徴とするビデオモニタ
    の調整システム。
  2. 【請求項2】 前記マイクロコンピュータは、水平サイ
    ズ設定値を更新する都度補正設定値を算出することを特
    徴とする請求項1記載のビデオモニタの調整システム。
  3. 【請求項3】 前記マイクロコンピュータは、水平サイ
    ズ設定値に対応する表示画面の表示ラスタ幅比を算出
    し、表示ラスタ幅比に基づいて補正設定値を算出するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のビデオモ
    ニタの調整システム。
  4. 【請求項4】 前記マイクロコンピュータは、水平偏向
    回路の周波数依存性を補正して表示ラスタ幅比を算出す
    ることを特徴とする請求項3記載のビデオモニタの調整
    システム。
  5. 【請求項5】 前記補正電圧発生回路は、フォーカス補
    正電圧を出力することを特徴とする請求項1ないし請求
    項4のいずれか記載のビデオモニタの調整システム。
  6. 【請求項6】 前記補正電圧発生回路は、ホワイトユニ
    フォーミティ補正電圧を出力することを特徴とする請求
    項1ないし請求項4のいずれか記載のビデオモニタの調
    整システム。
  7. 【請求項7】 前記補正電圧発生回路は、コンバーゼン
    ス補正電圧を出力することを特徴とする請求項1ないし
    請求項4のいずれか記載のビデオモニタの調整システ
    ム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100588139B1 (ko) * 1999-07-20 2006-06-09 삼성전자주식회사 영상표시기기의 포커스 전압 자동조절방법 및 자동조절장치

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KR100588139B1 (ko) * 1999-07-20 2006-06-09 삼성전자주식회사 영상표시기기의 포커스 전압 자동조절방법 및 자동조절장치

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