JPH09284328A - 複数スイッチ間の仮想ｌａｎ方式 - Google Patents
複数スイッチ間の仮想ｌａｎ方式Info
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- JPH09284328A JPH09284328A JP8092508A JP9250896A JPH09284328A JP H09284328 A JPH09284328 A JP H09284328A JP 8092508 A JP8092508 A JP 8092508A JP 9250896 A JP9250896 A JP 9250896A JP H09284328 A JPH09284328 A JP H09284328A
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- virtual lan
- switches
- switch
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 データフレームの変更が不要な複数スイッチ
間の仮想ＬＡＮ方式を提供する。 【解決手段】 複数のポートを有するスイッチを介して
ＬＡＮ同士が相互接続されたネットワークに、複数のス
イッチを跨ぐ仮想ＬＡＮを構成する際に、スイッチのポ
ートのうち端末に直結するローカルポート６−１〜６−
１０にそれぞれ仮想ＬＡＮ番号を与えるものとし、スイ
ッチ５−１〜５−３は、この仮想ＬＡＮ番号とそのロー
カルポートに接続している端末のＭＡＣアドレスとの対
応関係を学習し、その学習内容をスイッチ間でスパニン
グツリープロトコルのフレームに付加して交換する。
間の仮想ＬＡＮ方式を提供する。 【解決手段】 複数のポートを有するスイッチを介して
ＬＡＮ同士が相互接続されたネットワークに、複数のス
イッチを跨ぐ仮想ＬＡＮを構成する際に、スイッチのポ
ートのうち端末に直結するローカルポート６−１〜６−
１０にそれぞれ仮想ＬＡＮ番号を与えるものとし、スイ
ッチ５−１〜５−３は、この仮想ＬＡＮ番号とそのロー
カルポートに接続している端末のＭＡＣアドレスとの対
応関係を学習し、その学習内容をスイッチ間でスパニン
グツリープロトコルのフレームに付加して交換する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のスイッチを
跨ぐ仮想ＬＡＮを構成するための方式に係り、特に、デ
ータフレームの変更が不要な複数スイッチ間の仮想ＬＡ
Ｎ方式に関するものである。
跨ぐ仮想ＬＡＮを構成するための方式に係り、特に、デ
ータフレームの変更が不要な複数スイッチ間の仮想ＬＡ
Ｎ方式に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】スイッチ、ブリッジ等の中継装置を介し
てＬＡＮ同士が物理的に相互接続されたネットワークに
は、論理的な接続関係を有する仮想ＬＡＮを構成するこ
とができ、近年では、この仮想ＬＡＮが注目されてい
る。しかし、複数の中継装置に跨って仮想ＬＡＮを構成
する方式に関して標準となるような優れた方式が現存せ
ず、各メーカはそれぞれ独自の方式を取っている。
てＬＡＮ同士が物理的に相互接続されたネットワークに
は、論理的な接続関係を有する仮想ＬＡＮを構成するこ
とができ、近年では、この仮想ＬＡＮが注目されてい
る。しかし、複数の中継装置に跨って仮想ＬＡＮを構成
する方式に関して標準となるような優れた方式が現存せ
ず、各メーカはそれぞれ独自の方式を取っている。
【０００３】例えば、Ｃｉｓｃｏ社が提案している方式
にあっては、スイッチの各ポートを、端末に接続するロ
ーカルポートとスイッチ間を接続するリモートポートと
に分け、各ローカルポートに仮想ＬＡＮ番号を与える。
即ち、図４に示されるように、スイッチ３−１，３−２
の各ポートについて、端末１−１〜１−８に接続するロ
ーカルポート４−１〜４−８か、スイッチ間を接続する
リモートポート２−１，２−２かを定義する。そして、
各ローカルポート４−１〜４−８に仮想ＬＡＮ番号をユ
ーザが与える。端末１−１が送信した端末１−５宛ての
ＭＡＣフレームをローカルポート４−１が受信すると、
そのローカルポート４−１の仮想ＬＡＮ番号、ＶＬＡＮ
−１をフレームに挿入してリモートポート２−１に送り
出す。このフレームの構造は図５に示されるように、Ｍ
ＡＣヘッダ、仮想ＬＡＮ番号、データからなる。
にあっては、スイッチの各ポートを、端末に接続するロ
ーカルポートとスイッチ間を接続するリモートポートと
に分け、各ローカルポートに仮想ＬＡＮ番号を与える。
即ち、図４に示されるように、スイッチ３−１，３−２
の各ポートについて、端末１−１〜１−８に接続するロ
ーカルポート４−１〜４−８か、スイッチ間を接続する
リモートポート２−１，２−２かを定義する。そして、
各ローカルポート４−１〜４−８に仮想ＬＡＮ番号をユ
ーザが与える。端末１−１が送信した端末１−５宛ての
ＭＡＣフレームをローカルポート４−１が受信すると、
そのローカルポート４−１の仮想ＬＡＮ番号、ＶＬＡＮ
−１をフレームに挿入してリモートポート２−１に送り
出す。このフレームの構造は図５に示されるように、Ｍ
ＡＣヘッダ、仮想ＬＡＮ番号、データからなる。
【０００４】一方、スイッチ３−６は、このフレームを
受信すると、挿入されている仮想ＬＡＮ番号のフィール
ドを取り外し、この仮想ＬＡＮ番号が宛先の端末が接続
されているローカルポートの仮想ＬＡＮ番号と一致する
かどうかをチェックする。一致する場合にはフレームを
そのローカルポートに中継し、一致しない場合にはフレ
ームを廃棄する。
受信すると、挿入されている仮想ＬＡＮ番号のフィール
ドを取り外し、この仮想ＬＡＮ番号が宛先の端末が接続
されているローカルポートの仮想ＬＡＮ番号と一致する
かどうかをチェックする。一致する場合にはフレームを
そのローカルポートに中継し、一致しない場合にはフレ
ームを廃棄する。
【０００５】図４の例では、宛先の端末１−５が送信端
末１−１と同じ仮想ＬＡＮに所属しているため、フレー
ムに挿入されていた仮想ＬＡＮ番号と宛先の端末が接続
されているローカルポートの仮想ＬＡＮ番号とが一致す
るので、スイッチ３−２は受信したフレームをローカル
ポート４−５に中継することになる。
末１−１と同じ仮想ＬＡＮに所属しているため、フレー
ムに挿入されていた仮想ＬＡＮ番号と宛先の端末が接続
されているローカルポートの仮想ＬＡＮ番号とが一致す
るので、スイッチ３−２は受信したフレームをローカル
ポート４−５に中継することになる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、スイッチは、フレームの送受信の度に、仮想ＬＡＮ
の情報のフィールドを挿入したり取り外したりしなけれ
ばならない。このためスイッチに負荷がかかり、それだ
けスイッチの性能が低下する。
は、スイッチは、フレームの送受信の度に、仮想ＬＡＮ
の情報のフィールドを挿入したり取り外したりしなけれ
ばならない。このためスイッチに負荷がかかり、それだ
けスイッチの性能が低下する。
【０００７】また、ＭＡＣフレームの最大長は制限され
ているため、端末が最大長で送信したデータフレームに
仮想ＬＡＮの情報のフィールドを挿入すると、このフレ
ームは最大長を超えてしまう。
ているため、端末が最大長で送信したデータフレームに
仮想ＬＡＮの情報のフィールドを挿入すると、このフレ
ームは最大長を超えてしまう。
【０００８】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、データフレームの変更が不要な複数スイッチ間の仮
想ＬＡＮ方式を提供することにある。
し、データフレームの変更が不要な複数スイッチ間の仮
想ＬＡＮ方式を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数のポートを有するスイッチを介してＬ
ＡＮ同士が相互接続されたネットワークに、複数のスイ
ッチを跨ぐ仮想ＬＡＮを構成する際に、スイッチのポー
トのうち端末に直結するローカルポートにそれぞれ仮想
ＬＡＮ番号を与えるものとし、スイッチは、この仮想Ｌ
ＡＮ番号とそのローカルポートに接続している端末のＭ
ＡＣアドレスとの対応関係を学習し、その学習内容をス
イッチ間でスパニングツリープロトコルのフレームに付
加して交換するものである。
に本発明は、複数のポートを有するスイッチを介してＬ
ＡＮ同士が相互接続されたネットワークに、複数のスイ
ッチを跨ぐ仮想ＬＡＮを構成する際に、スイッチのポー
トのうち端末に直結するローカルポートにそれぞれ仮想
ＬＡＮ番号を与えるものとし、スイッチは、この仮想Ｌ
ＡＮ番号とそのローカルポートに接続している端末のＭ
ＡＣアドレスとの対応関係を学習し、その学習内容をス
イッチ間でスパニングツリープロトコルのフレームに付
加して交換するものである。
【００１０】上記学習内容は、フィルタリングデータベ
ースの学習内容に随伴して変更されるようにしてもよ
い。
ースの学習内容に随伴して変更されるようにしてもよ
い。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
図面に基づいて詳述する。
【００１２】本発明にあっては、ポートは、端末に直結
するローカルポートになるモードとスイッチ間を相互接
続するリモートポートになるモードとを有しており、ス
イッチは、各ポートをそれぞれ２つのモードのどちらか
に分けて使用することができる。また、ローカルポート
には仮想ＬＡＮ番号を与えることができる。仮想ＬＡＮ
番号はユーザが定義又は指定して与えるものとする。
するローカルポートになるモードとスイッチ間を相互接
続するリモートポートになるモードとを有しており、ス
イッチは、各ポートをそれぞれ２つのモードのどちらか
に分けて使用することができる。また、ローカルポート
には仮想ＬＡＮ番号を与えることができる。仮想ＬＡＮ
番号はユーザが定義又は指定して与えるものとする。
【００１３】このスイッチはローカルポートからＭＡＣ
フレームを受信すると、このＭＡＣフレーム中のＭＡＣ
アドレスをそのローカルポートの仮想ＬＡＮ番号に対応
付けてテーブルにマッピングする。これによりＭＡＣア
ドレス及び対応する仮想ＬＡＮ番号をエントリ（学習内
容）とする仮想ＬＡＮテーブルが形成される。
フレームを受信すると、このＭＡＣフレーム中のＭＡＣ
アドレスをそのローカルポートの仮想ＬＡＮ番号に対応
付けてテーブルにマッピングする。これによりＭＡＣア
ドレス及び対応する仮想ＬＡＮ番号をエントリ（学習内
容）とする仮想ＬＡＮテーブルが形成される。
【００１４】このスイッチは、スパニングツリーの構築
・再構築を目的としてＣ＿ＢＰＤＵフレーム（コンフィ
ギュレーションＢＰＤＵ；Bridge Protocol Data Unit
）をスパニングツリーのルートから定期的に送信し、
順次末端へと受け渡しているので、このＣ＿ＢＰＤＵフ
レームの後部に仮想ＬＡＮテーブルを付加して送信す
る。一方、末端のスイッチからは、スパニングツリーを
ルートに向かって遡ることのできるフレームに仮想ＬＡ
Ｎテーブルを付加して送信する。これによりスイッチ間
で互いの仮想ＬＡＮテーブルが交換できる。各スイッチ
は交換で得た情報により自分の仮想ＬＡＮテーブルを修
正することができる。従って、Ｃ＿ＢＰＤＵフレーム等
のスパニングツリープロトコルのフレームのやり取りの
後、このネットワークにある全てのスイッチが各々のロ
ーカルポートで学習した同じ仮想ＬＡＮテーブルを保有
するようになる。
・再構築を目的としてＣ＿ＢＰＤＵフレーム（コンフィ
ギュレーションＢＰＤＵ；Bridge Protocol Data Unit
）をスパニングツリーのルートから定期的に送信し、
順次末端へと受け渡しているので、このＣ＿ＢＰＤＵフ
レームの後部に仮想ＬＡＮテーブルを付加して送信す
る。一方、末端のスイッチからは、スパニングツリーを
ルートに向かって遡ることのできるフレームに仮想ＬＡ
Ｎテーブルを付加して送信する。これによりスイッチ間
で互いの仮想ＬＡＮテーブルが交換できる。各スイッチ
は交換で得た情報により自分の仮想ＬＡＮテーブルを修
正することができる。従って、Ｃ＿ＢＰＤＵフレーム等
のスパニングツリープロトコルのフレームのやり取りの
後、このネットワークにある全てのスイッチが各々のロ
ーカルポートで学習した同じ仮想ＬＡＮテーブルを保有
するようになる。
【００１５】このようなスイッチがフレームを受信した
とき、そのスイッチは仮想ＬＡＮテーブルにより送信元
ＭＡＣアドレス或いは宛先ＭＡＣアドレスに対応する仮
想ＬＡＮ番号を検索することができ、仮想ＬＡＮ内での
中継が可能となる。換言すると、複数のスイッチを跨ぐ
仮想ＬＡＮが構成されたことになる。
とき、そのスイッチは仮想ＬＡＮテーブルにより送信元
ＭＡＣアドレス或いは宛先ＭＡＣアドレスに対応する仮
想ＬＡＮ番号を検索することができ、仮想ＬＡＮ内での
中継が可能となる。換言すると、複数のスイッチを跨ぐ
仮想ＬＡＮが構成されたことになる。
【００１６】本発明にあっては、データフレームの構造
は従来どおりでよく、仮想ＬＡＮの情報のフィールドの
挿入や取り外しは不要であり、最大長のデータフレーム
でも不都合は生じない。
は従来どおりでよく、仮想ＬＡＮの情報のフィールドの
挿入や取り外しは不要であり、最大長のデータフレーム
でも不都合は生じない。
【００１７】また、スパニングツリープロトコルのフレ
ームには、これを送信したスイッチのＭＡＣアドレスが
入っているため、これを受信したスイッチは、送信した
スイッチが本発明の方式を採用した製造メーカの製品か
どうか判る。本発明の方式を採用した製造メーカの製品
であれば、このフレームには仮想ＬＡＮテーブルが付加
されているので、このフレーム受信したスイッチは、通
常のスパニングツリーのアルゴリズムによる処理を行う
と共に、仮想ＬＡＮテーブルから仮想ＬＡＮ情報を抽出
する処理も行う。送信したスイッチが本発明の方式を採
用しない製造メーカの製品であれば、このフレームには
仮想ＬＡＮテーブルが付加されていないので、このフレ
ーム受信したスイッチは、通常のスパニングツリーのア
ルゴリズムによる処理のみを行う。このように、本発明
の方式はこれを採用しないスイッチとの互換性を保ちな
がら動作することができる。
ームには、これを送信したスイッチのＭＡＣアドレスが
入っているため、これを受信したスイッチは、送信した
スイッチが本発明の方式を採用した製造メーカの製品か
どうか判る。本発明の方式を採用した製造メーカの製品
であれば、このフレームには仮想ＬＡＮテーブルが付加
されているので、このフレーム受信したスイッチは、通
常のスパニングツリーのアルゴリズムによる処理を行う
と共に、仮想ＬＡＮテーブルから仮想ＬＡＮ情報を抽出
する処理も行う。送信したスイッチが本発明の方式を採
用しない製造メーカの製品であれば、このフレームには
仮想ＬＡＮテーブルが付加されていないので、このフレ
ーム受信したスイッチは、通常のスパニングツリーのア
ルゴリズムによる処理のみを行う。このように、本発明
の方式はこれを採用しないスイッチとの互換性を保ちな
がら動作することができる。
【００１８】具体的な実施形態として、仮想ＬＡＮテー
ブルが付加されたＣ＿ＢＰＤＵフレームの構造を図１に
示す。図示されるように、本発明で使用するＣ＿ＢＰＤ
ＵフレームはＩＥＥＥ８０２．１ｄで規定されるＣ＿Ｂ
ＰＤＵのフィールド１０１の後に、仮想ＬＡＮ−ＰＤＵ
のフィールド１０２が設けられている。
ブルが付加されたＣ＿ＢＰＤＵフレームの構造を図１に
示す。図示されるように、本発明で使用するＣ＿ＢＰＤ
ＵフレームはＩＥＥＥ８０２．１ｄで規定されるＣ＿Ｂ
ＰＤＵのフィールド１０１の後に、仮想ＬＡＮ−ＰＤＵ
のフィールド１０２が設けられている。
【００１９】仮想ＬＡＮ−ＰＤＵは図２に示されるよう
に、大別して仮想ＬＡＮヘッダ（以下、単にヘッダとい
う）のフィールドと仮想ＬＡＮのデータ（以下、仮想Ｌ
ＡＮデータという）のフィールドとからなる。
に、大別して仮想ＬＡＮヘッダ（以下、単にヘッダとい
う）のフィールドと仮想ＬＡＮのデータ（以下、仮想Ｌ
ＡＮデータという）のフィールドとからなる。
【００２０】ヘッダは、バージョン(Virsion) 、エント
リ番号(Entry no.) 、コード(Code)及びコンティニュー
(Contnue) の各フィールドからなる。バージョンのフィ
ールドはプロトコルのバージョンを示す。エントリ番号
のフィールドはヘッダに続く仮想ＬＡＮデータに含まれ
ているエントリの個数、即ち仮想ＬＡＮテーブルにいく
つの学習内容が登録されているか、を示す。コードのフ
ィールドには、値が入り、その値はアップデート(Updat
e)とフラッシュ(Flash) との２種類がある。コンティニ
ューのフィールドには、値が入り、その値が１のとき、
仮想ＬＡＮ情報が２つ以上のＭＡＣフレームに分割され
ることを示す。
リ番号(Entry no.) 、コード(Code)及びコンティニュー
(Contnue) の各フィールドからなる。バージョンのフィ
ールドはプロトコルのバージョンを示す。エントリ番号
のフィールドはヘッダに続く仮想ＬＡＮデータに含まれ
ているエントリの個数、即ち仮想ＬＡＮテーブルにいく
つの学習内容が登録されているか、を示す。コードのフ
ィールドには、値が入り、その値はアップデート(Updat
e)とフラッシュ(Flash) との２種類がある。コンティニ
ューのフィールドには、値が入り、その値が１のとき、
仮想ＬＡＮ情報が２つ以上のＭＡＣフレームに分割され
ることを示す。
【００２１】仮想ＬＡＮデータは、１個乃至複数個の仮
想ＬＡＮエントリ２０１からなる。各仮想ＬＡＮエント
リ２０１は、ＭＡＣアドレス、仮想ＬＡＮ番号(VLAN_I
D) 及びステート(State) の各フィールドからなる。Ｍ
ＡＣアドレスのフィールドは端末のＭＡＣアドレスを示
す。仮想ＬＡＮ番号のフィールドはＭＡＣアドレスで示
された端末が所属する仮想ＬＡＮを識別する仮想ＬＡＮ
番号（ＩＤ番号）を示す。ステートのフィールドには、
値が入り、その値にはアクティブ(Activ) とデッド(Dea
d)とがあり、これらの値により、この仮想ＬＡＮの割り
当ての有効性が示される。
想ＬＡＮエントリ２０１からなる。各仮想ＬＡＮエント
リ２０１は、ＭＡＣアドレス、仮想ＬＡＮ番号(VLAN_I
D) 及びステート(State) の各フィールドからなる。Ｍ
ＡＣアドレスのフィールドは端末のＭＡＣアドレスを示
す。仮想ＬＡＮ番号のフィールドはＭＡＣアドレスで示
された端末が所属する仮想ＬＡＮを識別する仮想ＬＡＮ
番号（ＩＤ番号）を示す。ステートのフィールドには、
値が入り、その値にはアクティブ(Activ) とデッド(Dea
d)とがあり、これらの値により、この仮想ＬＡＮの割り
当ての有効性が示される。
【００２２】本発明の方式を採用したスイッチの動作を
説明する。
説明する。
【００２３】スイッチでは、各ローカルポートに仮想Ｌ
ＡＮ番号が与られる。この仮想ＬＡＮ番号はユーザが定
義又は指定することにより与えることができる。このス
イッチは、あるローカルポートからＭＡＣフレームを受
信すると、そのＭＡＣアドレスを持つ端末がこのローカ
ルポートの仮想ＬＡＮに所属するものとして、仮想ＬＡ
Ｎ番号とＭＡＣアドレスとを対応させてテーブルに記憶
する。そして、この対応関係の学習内容（エントリ）を
スイッチ内のスパニングツリーモジュールに通知する。
ここで、スイッチは、ローカル仮想ＬＡＮテーブルとグ
ローバル仮想ＬＡＮテーブルとを持っている。ローカル
仮想ＬＡＮテーブルには上記のようにしてローカルポー
トから学習したエントリを記録することになる。グロー
バル仮想ＬＡＮテーブルにはネットワークに含まれるＬ
ＡＮ全域についてのエントリを記録することができる。
ＡＮ番号が与られる。この仮想ＬＡＮ番号はユーザが定
義又は指定することにより与えることができる。このス
イッチは、あるローカルポートからＭＡＣフレームを受
信すると、そのＭＡＣアドレスを持つ端末がこのローカ
ルポートの仮想ＬＡＮに所属するものとして、仮想ＬＡ
Ｎ番号とＭＡＣアドレスとを対応させてテーブルに記憶
する。そして、この対応関係の学習内容（エントリ）を
スイッチ内のスパニングツリーモジュールに通知する。
ここで、スイッチは、ローカル仮想ＬＡＮテーブルとグ
ローバル仮想ＬＡＮテーブルとを持っている。ローカル
仮想ＬＡＮテーブルには上記のようにしてローカルポー
トから学習したエントリを記録することになる。グロー
バル仮想ＬＡＮテーブルにはネットワークに含まれるＬ
ＡＮ全域についてのエントリを記録することができる。
【００２４】スパニングツリーのルートスイッチとなっ
ているスイッチは、自身がまとめたグローバル仮想ＬＡ
Ｎテーブルをフラッシュ−ＰＤＵ（仮想ＬＡＮ−ＰＤＵ
においてコードのフィールドにフラッシュの値を入れた
もの）の仮想ＬＡＮデータとし、このフラッシュ−ＰＤ
ＵをＣ＿ＢＰＤＵのフィールドの後に付加したＣ＿ＢＰ
ＤＵフレームを送信する。これにより、Ｃ＿ＢＰＤＵフ
レームを受信した他のスイッチには、ルートスイッチが
まとめたグローバル仮想ＬＡＮテーブルの内容が配布さ
れることになる。これらルートスイッチ以外のスイッチ
は配布されたグローバル仮想ＬＡＮテーブルの内容を自
身のグローバル仮想ＬＡＮテーブルに取り込む。このた
め、全てのスイッチのグローバル仮想ＬＡＮテーブルが
同内容となる。
ているスイッチは、自身がまとめたグローバル仮想ＬＡ
Ｎテーブルをフラッシュ−ＰＤＵ（仮想ＬＡＮ−ＰＤＵ
においてコードのフィールドにフラッシュの値を入れた
もの）の仮想ＬＡＮデータとし、このフラッシュ−ＰＤ
ＵをＣ＿ＢＰＤＵのフィールドの後に付加したＣ＿ＢＰ
ＤＵフレームを送信する。これにより、Ｃ＿ＢＰＤＵフ
レームを受信した他のスイッチには、ルートスイッチが
まとめたグローバル仮想ＬＡＮテーブルの内容が配布さ
れることになる。これらルートスイッチ以外のスイッチ
は配布されたグローバル仮想ＬＡＮテーブルの内容を自
身のグローバル仮想ＬＡＮテーブルに取り込む。このた
め、全てのスイッチのグローバル仮想ＬＡＮテーブルが
同内容となる。
【００２５】ルートスイッチ以外のスイッチは、それぞ
れ、自身のローカル仮想ＬＡＮテーブルについてグロー
バル仮想ＬＡＮテーブルとの間で一致しないエントリを
捜し出す。そして、このエントリをアップデート−ＰＤ
Ｕ（仮想ＬＡＮ−ＰＤＵにおいてコードのフィールドに
アップデートの値を入れたもの）の仮想ＬＡＮデータと
し、このアップデート−ＰＤＵを含むフレームをルート
スイッチに送信することにより、上記一致しないエント
リをルートスイッチに報告する。
れ、自身のローカル仮想ＬＡＮテーブルについてグロー
バル仮想ＬＡＮテーブルとの間で一致しないエントリを
捜し出す。そして、このエントリをアップデート−ＰＤ
Ｕ（仮想ＬＡＮ−ＰＤＵにおいてコードのフィールドに
アップデートの値を入れたもの）の仮想ＬＡＮデータと
し、このアップデート−ＰＤＵを含むフレームをルート
スイッチに送信することにより、上記一致しないエント
リをルートスイッチに報告する。
【００２６】ルートスイッチは受信したフレームのアッ
プデート−ＰＤＵを参照し、自身のグローバル仮想ＬＡ
Ｎテーブル中の上記一致しないエントリを一致するよう
更新する。この更新されたグローバル仮想ＬＡＮテーブ
ルの内容は、次回のＣ＿ＢＰＤＵフレームに付加して送
信することになる。これにより、全てのスイッチのグロ
ーバル仮想ＬＡＮテーブルが更新されることになる。
プデート−ＰＤＵを参照し、自身のグローバル仮想ＬＡ
Ｎテーブル中の上記一致しないエントリを一致するよう
更新する。この更新されたグローバル仮想ＬＡＮテーブ
ルの内容は、次回のＣ＿ＢＰＤＵフレームに付加して送
信することになる。これにより、全てのスイッチのグロ
ーバル仮想ＬＡＮテーブルが更新されることになる。
【００２７】なお、上記のように一致しないエントリを
ルートスイッチに報告するために、ルートスイッチ以外
のスイッチは、ルートポート以外のポートからアップデ
ート−ＰＤＵを含むフレームを受信すると、その内容を
ルートポートを介してスパニングツリーの上位スイッチ
に報告しなければならないものとする。
ルートスイッチに報告するために、ルートスイッチ以外
のスイッチは、ルートポート以外のポートからアップデ
ート−ＰＤＵを含むフレームを受信すると、その内容を
ルートポートを介してスパニングツリーの上位スイッチ
に報告しなければならないものとする。
【００２８】また、各スイッチは、ローカル仮想ＬＡＮ
テーブルのエントリをフィルタリングデータベースのエ
ントリにリンクさせてもよい。即ち、フィルタリングデ
ータベースの学習内容に変更があるとき、これに随伴し
てローカル仮想ＬＡＮテーブルの学習内容を変更する。
これにより端末の加入、脱退及び変更があったとき、こ
れを即時にローカル仮想ＬＡＮテーブルに反映させ、ひ
いては全てのスイッチのグローバル仮想ＬＡＮテーブル
に反映させることができる。
テーブルのエントリをフィルタリングデータベースのエ
ントリにリンクさせてもよい。即ち、フィルタリングデ
ータベースの学習内容に変更があるとき、これに随伴し
てローカル仮想ＬＡＮテーブルの学習内容を変更する。
これにより端末の加入、脱退及び変更があったとき、こ
れを即時にローカル仮想ＬＡＮテーブルに反映させ、ひ
いては全てのスイッチのグローバル仮想ＬＡＮテーブル
に反映させることができる。
【００２９】図３に示す実施形態では、本発明の方式を
実装したスイッチ５−１，５−２，５−３がある。スイ
ッチ５−１，５−２及び５−３のローカルポート６−１
〜６−１０にはそれぞれ仮想ＬＡＮ１，２が定義されて
いる。具体的には、仮想ＬＡＮ番号としてＶＬＡＮ−
１，ＶＬＡＮ−２が与えられている。端末７−１〜７−
１０のＭＡＣアドレスは同順にＭＡＣ１〜ＭＡＣ１０と
する。８−１〜８−４はリモートポートである。
実装したスイッチ５−１，５−２，５−３がある。スイ
ッチ５−１，５−２及び５−３のローカルポート６−１
〜６−１０にはそれぞれ仮想ＬＡＮ１，２が定義されて
いる。具体的には、仮想ＬＡＮ番号としてＶＬＡＮ−
１，ＶＬＡＮ−２が与えられている。端末７−１〜７−
１０のＭＡＣアドレスは同順にＭＡＣ１〜ＭＡＣ１０と
する。８−１〜８−４はリモートポートである。
【００３０】ここでは、各スイッチ５−１，５−２及び
５−３はローカルポート６−１〜６−１０からの学習に
よりそれぞれ表１〜表３に示すローカル仮想ＬＡＮテー
ブルを持っているものとする。
５−３はローカルポート６−１〜６−１０からの学習に
よりそれぞれ表１〜表３に示すローカル仮想ＬＡＮテー
ブルを持っているものとする。
【００３１】
【表１】
【００３２】
【表２】
【００３３】
【表３】
【００３４】表１に示されるように、スイッチ５−１の
ローカル仮想ＬＡＮテーブルには、ローカルポート６−
１に接続された端末７−１のＭＡＣアドレスであるＭＡ
Ｃ１とローカルポート６−１に与えられた仮想ＬＡＮ番
号であるＶＬＡＮ−１とが対応させて記憶されている。
同様に、ＭＡＣ２とＶＬＡＮ−２、ＭＡＣ３とＶＬＡＮ
−１、ＭＡＣ４とＶＬＡＮ−２もそれぞれ対応させて記
憶されている。
ローカル仮想ＬＡＮテーブルには、ローカルポート６−
１に接続された端末７−１のＭＡＣアドレスであるＭＡ
Ｃ１とローカルポート６−１に与えられた仮想ＬＡＮ番
号であるＶＬＡＮ−１とが対応させて記憶されている。
同様に、ＭＡＣ２とＶＬＡＮ−２、ＭＡＣ３とＶＬＡＮ
−１、ＭＡＣ４とＶＬＡＮ−２もそれぞれ対応させて記
憶されている。
【００３５】また、表２に示されるように、スイッチ５
−２のローカル仮想ＬＡＮテーブルには、ローカルポー
ト６−５に接続された端末７−５のＭＡＣアドレスであ
るＭＡＣ５とローカルポート６−５に与えられた仮想Ｌ
ＡＮ番号であるＶＬＡＮ−１、ＭＡＣ６とＶＬＡＮ−
２、ＭＡＣ７とＶＬＡＮ−１、ＭＡＣ８とＶＬＡＮ−２
がそれぞれ対応させて記憶されている。
−２のローカル仮想ＬＡＮテーブルには、ローカルポー
ト６−５に接続された端末７−５のＭＡＣアドレスであ
るＭＡＣ５とローカルポート６−５に与えられた仮想Ｌ
ＡＮ番号であるＶＬＡＮ−１、ＭＡＣ６とＶＬＡＮ−
２、ＭＡＣ７とＶＬＡＮ−１、ＭＡＣ８とＶＬＡＮ−２
がそれぞれ対応させて記憶されている。
【００３６】また、表３に示されるように、スイッチ５
−３のローカル仮想ＬＡＮテーブルには、ローカルポー
ト６−９に接続された端末７−９のＭＡＣアドレスであ
るＭＡＣ９とローカルポート６−９に与えられた仮想Ｌ
ＡＮ番号であるＶＬＡＮ−１、ＭＡＣ１０とＶＬＡＮ−
２がそれぞれ対応させて記憶されている。
−３のローカル仮想ＬＡＮテーブルには、ローカルポー
ト６−９に接続された端末７−９のＭＡＣアドレスであ
るＭＡＣ９とローカルポート６−９に与えられた仮想Ｌ
ＡＮ番号であるＶＬＡＮ−１、ＭＡＣ１０とＶＬＡＮ−
２がそれぞれ対応させて記憶されている。
【００３７】ここで、スイッチ５−３がスパニングツリ
ーのルートスイッチになっているものとする。
ーのルートスイッチになっているものとする。
【００３８】仮想ＬＡＮを構成する際の初期状態におい
て、スイッチ５−３は自身のローカル仮想ＬＡＮテーブ
ル（表３）をそのままグローバル仮想ＬＡＮテーブルと
し、このグローバル仮想ＬＡＮテーブルをフラッシュ−
ＰＤＵに書き込んで、Ｃ＿ＢＰＤＵフレームと共に送信
することにより、グローバル仮想ＬＡＮテーブルを配布
する。このＣ＿ＢＰＤＵフレームを受信したスイッチ５
−１，５−２はそれぞれ配布されたグローバル仮想ＬＡ
Ｎテーブルを自身のグローバル仮想ＬＡＮテーブルに記
録した後、それを自身のローカル仮想ＬＡＮテーブル
（表１，２）と比較し、ローカル仮想ＬＡＮテーブルと
グローバル仮想ＬＡＮテーブルとの間で一致しないエン
トリを捜し出す。今、説明しているケースでは、ローカ
ル仮想ＬＡＮテーブル（表１，２）にあるエントリが全
て該当することになる。そこで、スイッチ５−１，５−
２はこれらのエントリをアップデート−ＰＤＵに書き込
み、スパニングツリーをルートに向かって遡ることので
きるフレームと共に送信することにより、スイッチ５−
３に報告する。
て、スイッチ５−３は自身のローカル仮想ＬＡＮテーブ
ル（表３）をそのままグローバル仮想ＬＡＮテーブルと
し、このグローバル仮想ＬＡＮテーブルをフラッシュ−
ＰＤＵに書き込んで、Ｃ＿ＢＰＤＵフレームと共に送信
することにより、グローバル仮想ＬＡＮテーブルを配布
する。このＣ＿ＢＰＤＵフレームを受信したスイッチ５
−１，５−２はそれぞれ配布されたグローバル仮想ＬＡ
Ｎテーブルを自身のグローバル仮想ＬＡＮテーブルに記
録した後、それを自身のローカル仮想ＬＡＮテーブル
（表１，２）と比較し、ローカル仮想ＬＡＮテーブルと
グローバル仮想ＬＡＮテーブルとの間で一致しないエン
トリを捜し出す。今、説明しているケースでは、ローカ
ル仮想ＬＡＮテーブル（表１，２）にあるエントリが全
て該当することになる。そこで、スイッチ５−１，５−
２はこれらのエントリをアップデート−ＰＤＵに書き込
み、スパニングツリーをルートに向かって遡ることので
きるフレームと共に送信することにより、スイッチ５−
３に報告する。
【００３９】スイッチ５−３はこれを受信すると、報告
されたエントリを取り込んでグローバル仮想ＬＡＮテー
ブルを更新する。この更新されたグローバル仮想ＬＡＮ
テーブルは表４のようになる。スイッチ５−３はこのグ
ローバル仮想ＬＡＮテーブルを、次回のＣ＿ＢＰＤＵフ
レームに付加して送信する。その結果、３台のスイッチ
とも表４に示すグローバル仮想ＬＡＮテーブルを持つよ
うになる。
されたエントリを取り込んでグローバル仮想ＬＡＮテー
ブルを更新する。この更新されたグローバル仮想ＬＡＮ
テーブルは表４のようになる。スイッチ５−３はこのグ
ローバル仮想ＬＡＮテーブルを、次回のＣ＿ＢＰＤＵフ
レームに付加して送信する。その結果、３台のスイッチ
とも表４に示すグローバル仮想ＬＡＮテーブルを持つよ
うになる。
【００４０】
【表４】
【００４１】このグローバル仮想ＬＡＮテーブルは、ネ
ットワークに含まれるＬＡＮ全域についての仮想ＬＡＮ
番号とＭＡＣアドレスとの対応関係を示している。
ットワークに含まれるＬＡＮ全域についての仮想ＬＡＮ
番号とＭＡＣアドレスとの対応関係を示している。
【００４２】各スイッチはこのグローバル仮想ＬＡＮテ
ーブルを参照してデータフレームを中継するか廃棄する
かを決定する。
ーブルを参照してデータフレームを中継するか廃棄する
かを決定する。
【００４３】複数のスイッチを跨ぐ仮想ＬＡＮを構成す
るに当たって、データフレームの構造は変更する必要が
なく、スイッチの性能にも影響がない。ネットワークが
安定している状態では、ルートスイッチから定期的にＣ
＿ＢＰＤＵフレームに付加してグローバル仮想ＬＡＮテ
ーブルを配布するだけになるから、ネットワーク及びス
イッチに負荷をほとんどかけない。また、Ｃ＿ＢＰＤＵ
フレームが固定長になっているため、本発明の方式を採
用しない製造メーカのスイッチは、この仮想ＬＡＮ情報
を含んだＣ＿ＢＰＤＵフレームを受信しても、その仮想
ＬＡＮ情報を無視し、従来のＣ＿ＢＰＤＵと同様に処理
することができる。
るに当たって、データフレームの構造は変更する必要が
なく、スイッチの性能にも影響がない。ネットワークが
安定している状態では、ルートスイッチから定期的にＣ
＿ＢＰＤＵフレームに付加してグローバル仮想ＬＡＮテ
ーブルを配布するだけになるから、ネットワーク及びス
イッチに負荷をほとんどかけない。また、Ｃ＿ＢＰＤＵ
フレームが固定長になっているため、本発明の方式を採
用しない製造メーカのスイッチは、この仮想ＬＡＮ情報
を含んだＣ＿ＢＰＤＵフレームを受信しても、その仮想
ＬＡＮ情報を無視し、従来のＣ＿ＢＰＤＵと同様に処理
することができる。
【００４４】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
る。
【００４５】（１）データフレームの構造が従来どおり
でよいので、スイッチには負荷がかからず、スイッチの
性能に影響がない。また、データフレームは従来どおり
最大長まで使用可能である。
でよいので、スイッチには負荷がかからず、スイッチの
性能に影響がない。また、データフレームは従来どおり
最大長まで使用可能である。
【図１】本発明の一実施形態を示す仮想ＬＡＮテーブル
が付加されたＣ＿ＢＰＤＵフレームの構造図である。
が付加されたＣ＿ＢＰＤＵフレームの構造図である。
【図２】図１のフレームの仮想ＬＡＮ−ＰＤＵフィール
ドの詳細構造図である。
ドの詳細構造図である。
【図３】本発明の一実施形態を示すネットワークの構造
図である。
図である。
【図４】従来の方式によるネットワークの構造図であ
る。
る。
【図５】従来の方式によるデータフレームの構造図であ
る。
る。
５−１，５−２，５−３ スイッチ ６−１〜６−１０ ローカルポート ７−１〜７−１０ 端末
Claims (2)
- 【請求項１】 複数のポートを有するスイッチを介して
ＬＡＮ同士が相互接続されたネットワークに、複数のス
イッチを跨ぐ仮想ＬＡＮを構成する際に、スイッチのポ
ートのうち端末に直結するローカルポートにそれぞれ仮
想ＬＡＮ番号を与えるものとし、スイッチは、この仮想
ＬＡＮ番号とそのローカルポートに接続している端末の
ＭＡＣアドレスとの対応関係を学習し、その学習内容を
スイッチ間でスパニングツリープロトコルのフレームに
付加して交換することを特徴とする複数スイッチ間の仮
想ＬＡＮ方式。 - 【請求項２】 上記学習内容は、フィルタリングデータ
ベースの学習内容に随伴して変更されることを特徴とす
る請求項１記載の複数スイッチ間の仮想ＬＡＮ方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8092508A JPH09284328A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 複数スイッチ間の仮想ｌａｎ方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8092508A JPH09284328A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 複数スイッチ間の仮想ｌａｎ方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09284328A true JPH09284328A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14056262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8092508A Pending JPH09284328A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 複数スイッチ間の仮想ｌａｎ方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09284328A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100391180C (zh) * | 2003-10-30 | 2008-05-28 | 华为技术有限公司 | 一种以太网二层交换设备绑定硬件地址和端口的方法 |
| JP2012244554A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Fujitsu Ltd | 情報処理装置、システムおよび情報処理プログラム |
| WO2014128858A1 (ja) | 2013-02-20 | 2014-08-28 | 富士通株式会社 | スイッチ及びプログラム |
| US10044558B2 (en) | 2013-03-19 | 2018-08-07 | Fujitsu Limited | Switch and setting method |
-
1996
- 1996-04-15 JP JP8092508A patent/JPH09284328A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100391180C (zh) * | 2003-10-30 | 2008-05-28 | 华为技术有限公司 | 一种以太网二层交换设备绑定硬件地址和端口的方法 |
| JP2012244554A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Fujitsu Ltd | 情報処理装置、システムおよび情報処理プログラム |
| US8914467B2 (en) | 2011-05-23 | 2014-12-16 | Fujitsu Limited | Information processing apparatus, system, and storage medium |
| WO2014128858A1 (ja) | 2013-02-20 | 2014-08-28 | 富士通株式会社 | スイッチ及びプログラム |
| US9515846B2 (en) | 2013-02-20 | 2016-12-06 | Fujitsu Limited | Switch and setting method |
| US10044558B2 (en) | 2013-03-19 | 2018-08-07 | Fujitsu Limited | Switch and setting method |
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