JPH09283887A - 半導体装置及びこの装置に用いる金属絶縁基板 - Google Patents

半導体装置及びこの装置に用いる金属絶縁基板

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JPH09283887A
JPH09283887A JP9438796A JP9438796A JPH09283887A JP H09283887 A JPH09283887 A JP H09283887A JP 9438796 A JP9438796 A JP 9438796A JP 9438796 A JP9438796 A JP 9438796A JP H09283887 A JPH09283887 A JP H09283887A
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electrode
metal insulating
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伊藤  渉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の損失の低減と、放熱性の向上、
並びに小形化を図り、併せて半導体装置に用いる金属絶
縁基板の生産性を向上させるようにする。 【解決手段】 金属絶縁基板32の回路配線30に対す
るパワー素子25の表面電極25aの接合をはんだ33
で行なうことにより、接合面積を大きく確保して、接合
部分のインピーダンスが小さくなるようにした。又、金
属絶縁基板32にははんだ33接合部分を通じて熱が伝
達され、放熱されるようにした。更に、金属絶縁基板3
2は両面基板として、回路配線30を下面に有し、上面
の回路配線31の電極31aには他の電子部品を34,
35を実装することにより、半導体装置全体としての部
品配置の広がりを抑制し、小形化を可能ならしめるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属絶縁基板上にパ
ワー素子を実装した半導体装置及びこの装置に用いる金
属絶縁基板に関する。
【0002】
【従来の技術】パワー素子を搭載した半導体装置は、図
7に示すように、金属ベース1の上面にガラスエポキシ
樹脂やセラミック等の絶縁体2を設け、これの上面に銅
等の導電性金属を材料とする回路配線3を形成した金属
絶縁基板4を使用しており、この金属絶縁基板4上の回
路配線3の電極3aにパワー素子5をはんだ6を用いて
実装している。
【0003】パワー素子5の表面の電極5aから他のパ
ワー素子の表面の電極へは、導電性金属、一般的にはア
ルミニウムを材料とするワイヤ7を用いて接合してお
り、又、パワー素子5の表面の電極5aから金属絶縁基
板4上の回路配線3へもワイヤ7を用いて接合してい
る。そして、外部入出力端子8と回路配線3をはんだ9
を用いて接合し、金属絶縁基板4にケース10を接着し
て、ケース10内を絶縁性の樹脂例えばシリコンゲル1
1で埋め尽くす構造となっている。
【0004】このような半導体装置は、あらゆる分野で
使用されている。こうした半導体装置において、特にパ
ワー素子5がトランジスタのような場合には、コレクタ
とエミッタ間の飽和電圧及び順電圧が“ゼロ”ではな
く、損失分として発生している。この損失は、通常発熱
となり、使用時に半導体装置の温度上昇を招き、半導体
装置の寿命、信頼性に影響を与える。
【0005】図7に示すような半導体装置においては、
使用時に損失により温度が上昇すると、熱疲労が発生す
る。特に過大な負荷をかけた場合には、この熱疲労が大
きくなり、ワイヤ7のボンディング接合部7aでワイヤ
7の剥離を生じさせ、半導体装置が故障することが考え
られる。
【0006】又、パワー素子5を覆ったシリコンゲル1
1の熱伝導率は小さく、パワー素子5の損失により発生
する熱の大部分は下方の金属絶縁基板4に伝達される。
この金属絶縁基板4からは、一般的に金属絶縁基板4の
下面に設けられた放熱フィン12を通じて放熱されてい
るが、一方向のみの熱伝達であり放熱効率が非常に悪
い。このため、大きな放熱フィン12を必要とし、小形
化が困難であった。
【0007】ことに近年、半導体装置を用いた産業用イ
ンバータ等では、インバータの長寿命化、高信頼性化、
小形化が望まれており、そのため半導体装置の損失低減
及び放熱性の向上が要望されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、半導体
装置の損失は半導体装置の信頼性に影響を与えるもので
ある。半導体装置の損失は、パワー素子5自体の特性か
らくる損失と、半導体装置を構成する構成材料、接合構
造の特性によって決定される。このうち、半導体装置の
構成材料、接合構造の改善による損失低減は、接合構造
がワイヤによる電極のボンディング方式である以上困難
であった。従って、パワー素子自体の特性改善による損
失低減が行なわれ、各種電気的特性が大幅に改善されて
きた。しかしながら、パワー素子自体の改善による損失
低減には限界があり、最近ではその限界に近付きつつあ
るため、半導体装置の損失低減が困難な状況にある。
又、従来のワイヤボンディングによる接合方式では、前
述のごとく放熱が下方の放熱フィン12のみの一方向で
あり、小形化が困難であった。
【0009】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、損失の低減、放熱性の向
上、小形化を図ることのできる半導体装置を提供し、併
せて、生産性を向上できる半導体装置装置用の金属絶縁
基板を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置においては、第1に、金属絶縁
基板上にパワー素子を実装したものにあって、そのパワ
ー素子の上方に両面金属絶縁基板を配置し、この両面金
属絶縁基板の下面の銅を材料とした回路配線の電極と上
記パワー素子のアルミニウムを材料とした表面の電極と
をその銅とアルミニウムとに接合可能な材料から成るは
んだを用いて接合し、且つ上記両面金属絶縁基板の上面
の回路配線の電極に他の電子部品を実装して成ることを
特徴とする。
【0011】このものによれば、パワー素子の表面電極
の接合がパワー素子の表面電極の材料並びに接合相手の
回路配線の電極の材料に合ったはんだでなされる。この
はんだによるパワー素子の表面電極の接合面積は従来の
ワイヤによるボンディング接合のそれに比して大きく、
その分、接合部分のインピーダンスが小さくなって、半
導体装置としての損失が低減される。又、パワー素子の
表面電極の接合相手の回路配線は上方の両面金属絶縁基
板の下面に形成されており、よって、パワー素子の表面
電極のはんだ接合部分を通じて上方の両面金属絶縁基板
にも熱が伝達され、放熱性が向上する。更に、その上方
の両面金属絶縁基板には上面の回路配線の電極に他の電
子部品を実装していることで、その分、半導体装置全体
としての部品配置の広がりを抑制でき、小形化が可能と
なる。
【0012】本発明の半導体装置においては、第2に、
パワー素子の表面の電極材料をアルミニウムに代えて一
般的な錫と鉛とを主成分とするはんだが接合可能な金属
とし、このパワー素子の表面の電極と両面金属絶縁基板
の下面の回路配線の電極とを一般的な錫と鉛を主成分と
するはんだを用いて接合したことを特徴とする。このも
のによれば、パワー素子の表面電極の接合が一般的なは
んだでなされるようになり、そのほか、上記同様の作用
が得られる。
【0013】本発明の半導体装置においては、第3に、
パワー素子の上方に両面金属絶縁基板に代えて片面金属
絶縁基板を配置し、この片面金属絶縁基板の回路配線の
電極とパワー素子の表面の電極とをはんだを用いて接合
したことを特徴とする。このものによれば、小形化以
外、上記同様の作用が得られる。
【0014】本発明の半導体装置においては、第4に、
パワー素子とこれを実装した金属絶縁基板との間、又は
パワー素子とこれの上方に位置する金属絶縁基板との間
に、放熱板を設けてはんだ接合したことを特徴とする。
このものによれば、放熱性が更に向上する。
【0015】そして、本発明の半導体装置に用いる金属
絶縁基板においては、パワー素子を実装する箇所に窪み
を持たせてパワー素子が嵌合実装される凹状の電極を形
成したことを特徴とする。このものによれば、凹状の電
極にパワー素子を嵌合実装することで、パワー素子を実
装する際の位置決めが別途位置決め治具を要することな
くできるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1及び図2を参照して説明する。まず図1には半
導体装置の全体構成を示しており、金属ベース21と、
これの上面に設けたガラスエポキシ樹脂やセラミック等
の絶縁体22、及びこの絶縁体22の上面に形成した銅
等の導電性金属を材料とする回路配線23から成る金属
絶縁基板24を主体としていて、これの回路配線23の
電極23aにパワー素子25をはんだ26を用いて実装
し、下面には放熱フィン27を設けている。
【0017】パワー素子25の上方には、金属ベース2
8と、これの上下両面に設けた上述同様のガラスエポキ
シ樹脂やセラミック等の絶縁体29、及びこの絶縁体2
9の上下両面に形成した銅等の導電性金属を材料とする
回路配線30,31から成る両面金属絶縁基板32を配
置しており、パワー素子25のアルミニウムを材料とし
た表面の電極25aと、上記両面金属絶縁基板31の下
面の銅を材料とした回路配線30の電極30aとを、そ
の銅とアルミニウムとに接合可能な材料から成るはんだ
33を用いて接合している。
【0018】更に、上記両面金属絶縁基板32の上面の
回路配線31の電極31aには他の電子部品であるIC
部品34やチップ部品35並びにコネクタ36のコネク
タピン36aをそれぞれはんだ37により接合して実装
している。そして、そのコネクタ36とケース38とで
金属絶縁基板24及び両面金属絶縁基板32の周囲を覆
い、その内方を絶縁性の樹脂例えばシリコンゲル39で
埋め尽くしている。
【0019】このように本構成のものでは、パワー素子
25の表面電極25aの接合を、パワー素子25の表面
電極25aの材料並びに接合相手の回路配線30の電極
30の材料に合ったはんだ33でなしているもので、こ
のはんだ33によるパワー素子25の表面電極25aの
接合面積は従来のワイヤによるボンディング接合のそれ
に比して大きく、その分、接合部分のインピーダンスを
小さくできて、半導体装置としての損失を低減できる。
【0020】又、パワー素子25の表面電極25aの接
合相手の回路配線30は上方の両面金属絶縁基板32の
下面に形成しており、よって、パワー素子25の表面電
極25aのはんだ接合部分を通じて上方の両面金属絶縁
基板32にも熱が伝達され、放熱性を向上させることが
できる。更に、その上方の両面金属絶縁基板32には上
面の回路配線31の電極31aに他の電子部品34,3
5を実装しており、これによって、半導体装置全体とし
ての部品配置の広がりを抑制でき、小形化を可能ならし
めることができる。
【0021】図2は、同一ロットのパワー素子で、従来
のワイヤボンディング接合によるトランジスタと本発明
の構成によるトランジスタのそれぞれコレクタ・エミッ
タ間の飽和電圧及び順電圧を比較したものである。この
コレクタ・エミッタ間の飽和電圧及び順電圧は、その値
が大きいほど損失が大きい。この図2から明らかなよう
に、コレクタ・エミッタ間の飽和電圧及び順電圧とも
に、本発明の構成によるトランジスタのほうが小さくな
っており、損失を低減していることが分かる。
【0022】下記の表1は、同一ロットのパワー素子
で、従来のワイヤボンディング接合によるトランジスタ
と本発明の構成によるトランジスタとで、上述同様に定
格電流の120[%]の負荷電流を2秒間加え、18秒
間停止させることを繰返し行なったときの、パワー素子
25を実装した下方の金属絶縁基板24の負荷電流を加
えたときの温度上昇を測定した結果を示している。
【0023】
【表1】
【0024】この表1から明らかなように、従来のワイ
ヤボンディング接合によるトランジスタでは約8[℃]
の温度上昇があるのに対して、本発明の構成によるトラ
ンジスタでは、前述のごとく上方の両面金属絶縁基板3
2にも熱が伝達されるため、約5[℃]の温度上昇しか
なく、放熱性に優れていることが分かる。
【0025】又、下記の表2は、同一ロットのパワー素
子で、従来のワイヤボンディング接合によるトランジス
タと本発明の構成によるトランジスタとで、上述同様に
定格電流の120[%]の負荷電流を2秒間加え、18
秒間停止させることを繰返し行なったときの、故障する
までのサイクル数を示したものである。
【0026】
【表2】
【0027】この表2から明らかなように、従来のワイ
ヤボンディング接合によるトランジスタでは約4000
回で故障したのに対して、本発明の構成によるトランジ
スタでは約8000回で故障しており、信頼性の高いこ
とが確認された。
【0028】更に、下記の表3は、本発明による構成を
用いてインバータ回路を作製したものと、従来のワイヤ
ボンディング接合によるトランジスタと制御基板とを組
合わせたものとの、面積並びに体積を比較した結果を示
している。
【0029】
【表3】
【0030】この表3から明らかなように、本発明の構
成によるインバータ回路では、従来のワイヤボンディン
グ接合によるトランジスタと制御基板とを組合わせたも
のより、面積及び体積ともに約1/2になっており、充
分に小形化できることが分かる。
【0031】なお、パワー素子25の表面電極25aの
材料は前述のアルミニウムに代えて一般的な錫と鉛とを
主成分とするはんだが接合可能な金属とすることによ
り、このパワー素子25の表面電極25aと両面金属絶
縁基板32の下面の回路配線31の電極31aとを一般
的な錫と鉛を主成分とするはんだを用いて接合すること
が可能となり、そのほか、上記同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0032】以上に対して、図3は本発明の第2実施例
を示すもので、パワー素子25の上方に、上述の両面金
属絶縁基板32に代えて、金属ベース41と、これの下
面の片面にのみ設けたガラスエポキシ樹脂やセラミック
等の絶縁体42、及びこの絶縁体42の下面に形成した
銅等の導電性金属を材料とする回路配線43から成る片
面金属絶縁基板44を配置し、この片面金属絶縁基板4
4の回路配線43の電極43aとパワー素子25の表面
電極25aとをはんだ45を用いて接合したものを示し
ている。
【0033】このものによれば、小形化以外、第1実施
例同様の作用が得られる。なお、この場合、前述のコネ
クタ36に代えて外部入出力端子46を用い、これの端
子リード46aを片面金属絶縁基板44の回路配線43
にはんだ47により接合して、これとケース38とで周
囲を覆った金属絶縁基板24及び両面金属絶縁基板32
間にシリコンゲル39を充填している。
【0034】図4は本発明の第3実施例を示すもので、
パワー素子25とこれを実装した金属絶縁基板24との
間に放熱板51をはんだ52により接合して設けると共
に、パワー素子25とこれの上方に位置する金属絶縁基
板(この場合、両面金属絶縁基板32であるが、片面金
属絶縁基板44でも良い)との間にも放熱板53をはん
だ54により接合して設けたものを示している。このも
のによれば、放熱性を更に向上させることができる。
【0035】下記の表4は、同一ロットのパワー素子
で、前述同様に、従来のワイヤボンディング接合による
トランジスタと本発明(第3実施例)の構成によるトラ
ンジスタとで、定格電流の120[%]の負荷電流を2
秒間加え、18秒間停止させることを繰返し行なったと
きの、パワー素子25を実装した下方の金属絶縁基板2
4の負荷電流を加えたときの温度上昇を測定した結果を
示している。
【0036】
【表4】
【0037】この表4から明らかなように、従来のワイ
ヤボンディング接合によるトランジスタでは約8[℃]
の温度上昇があるのに対して、本発明(第3実施例)の
構成によるトランジスタでは、約4[℃]の温度上昇し
かなく、前記第1実施例のものよりも更に放熱性に優れ
ていることが分かる。なお、この場合、放熱板51,5
3はその両方ではなく、一方のみを設けるようにしても
良い。
【0038】図5及び図6は本発明の第4実施例を示す
もので、金属ベース61と、これの上面に設けたガラス
エポキシ樹脂やセラミック等の絶縁体62、及びこの絶
縁体62の上面に形成した銅等の導電性金属を材料とす
る回路配線63から成る金属絶縁基板64にあって、パ
ワー素子25を実装する箇所以外の絶縁体62の厚さを
大きくして、パワー素子25を実装する箇所に窪みをも
たせることにより、パワー素子25が嵌合実装される凹
状の電極65を形成したものを示している。
【0039】このものによれば、凹状の電極65にパワ
ー素子25を嵌合実装することで、パワー素子25を実
装する際の位置決めが別途位置決め治具を要することな
くでき、生産性を向上させることができる。なお、凹状
の電極65の形成は、絶縁体62の厚さを変えず、金属
ベース60に窪みをもたせることで実現するようにして
も良い。このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実
施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない
範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の半導体装置によれば、
損失を低減できると共に、放熱性を向上でき、小形化を
達成することもできる。請求項2の半導体装置によれ
ば、パワー素子の表面電極の接合が一般的なはんだでで
き、そのほか、上記同様の効果が得られる。
【0041】請求項3の半導体装置によれば、小形化以
外、請求項1の半導体装置同様の効果が得られる。請求
項4の半導体装置によれば、放熱性を更に向上させるこ
とができる。請求項5の半導体装置に用いる金属絶縁基
板によれば、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す装置全体の縦断面図
【図2】特性図
【図3】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図4】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第4実施例を示す金属絶縁基板単体の
縦断面図
【図6】図1相当図
【図7】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
23は回路配線、23aは電極、24は金属絶縁基板、
25はパワー素子、25aは電極、30,31は回路配
線、30a,31aは電極、32は両面金属絶縁基板、
33ははんだ、34はIC部品(他の電子部品)、35
はチップ部品(他の電子部品)、44は片面金属絶縁基
板、43は回路配線、43aは電極、45ははんだ、5
1は放熱板、52ははんだ、53は放熱板、54ははん
だ、64は金属絶縁基板、65は電極を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属絶縁基板上にパワー素子を実装した
    ものにおいて、そのパワー素子の上方に両面金属絶縁基
    板を配置し、この両面金属絶縁基板の下面の銅を材料と
    した回路配線の電極と前記パワー素子のアルミニウムを
    材料とした表面の電極とをその銅とアルミニウムとに接
    合可能な材料から成るはんだを用いて接合し、且つ前記
    両面金属絶縁基板の上面の回路配線の電極に他の電子部
    品を実装して成ることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 パワー素子の表面の電極材料をアルミニ
    ウムに代えて一般的な錫と鉛とを主成分とするはんだが
    接合可能な金属とし、このパワー素子の表面の電極と両
    面金属絶縁基板の下面の回路配線の電極とを一般的な錫
    と鉛を主成分とするはんだを用いて接合したことを特徴
    とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 パワー素子の上方に両面金属絶縁基板に
    代えて片面金属絶縁基板を配置し、この片面金属絶縁基
    板の回路配線の電極とパワー素子の表面の電極とをはん
    だを用いて接合したことを特徴とする請求項1又は2記
    載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 パワー素子とこれを実装した金属絶縁基
    板との間、又はパワー素子とこれの上方に位置する金属
    絶縁基板との間に、放熱板を設けてはんだ接合したこと
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の半導
    体装置。
  5. 【請求項5】 パワー素子を実装する箇所に窪みを持た
    せてパワー素子が嵌合実装される凹状の電極を形成した
    ことを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載
    の半導体装置に用いる金属絶縁基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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