JPH09283836A - 面発光型半導体レーザ装置 - Google Patents

面発光型半導体レーザ装置

Info

Publication number
JPH09283836A
JPH09283836A JP8616196A JP8616196A JPH09283836A JP H09283836 A JPH09283836 A JP H09283836A JP 8616196 A JP8616196 A JP 8616196A JP 8616196 A JP8616196 A JP 8616196A JP H09283836 A JPH09283836 A JP H09283836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
electrode
dbr
electric field
laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8616196A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Nakamura
真嗣 中村
Kenichi Matsuda
賢一 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8616196A priority Critical patent/JPH09283836A/ja
Publication of JPH09283836A publication Critical patent/JPH09283836A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 面発光型半導体レーザ装置において変調の高
速化と低チャープ化を図る。 【解決手段】 面発光型レーザ装置は、第1のレーザ用
電極101、第1のDBR層102、第1のクラッド層
103、活性層104、第2のクラッド層105、第2
のレーザ用電極106、高抵抗半導体層107、第1の
変調用電極108、コンタクト層109、p型InP層
110、第2のDBR層111、n型InP層112及
び第2の変調用電極113を備えている。第2のDBR
層111はInGaAsPよりなる障壁層とInGaA
sPよりなる井戸層とが交互に形成された量子井戸構造
を有している。第1の変調用電極108と第2の変調用
電極113との間に電圧が印加されると、第2のDBR
層113は活性層104から発生した光を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は面発光型レーザ装置に関
し、特に高周波領域で光出力を変調可能な面発光型レー
ザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】面発光型レーザ装置は、活性層と該活性
層の両側に形成される2つのDBR(Distribu
ted Bragg Reflector)層とを備
え、活性層から発生した光を両側のDBR層で反射する
ことにより、レーザ発振するものである。
【0003】図11は、従来の面発光型レーザ装置の断
面構造を示しており、図11において、11は第1の電
極、12はp型のInGaAsP結晶の多層膜よりなる
第1のDBR層、13は第1のGaAs層、14はIn
GaAsP結晶よりなるMQW(Multi Quan
tum Well)活性層、15は第2のGaAs層、
16はp型のInGaAsP結晶の多層膜よりなる第2
のDBR層、17はInGaAsPよりなるバッファ
層、18は第2の電極である。
【0004】従来の面発光型レーザ装置においては、第
1の電極11と第2の電極12との間に電流を流すと、
活性層から光が発生し、第1及び第2のDBR層12,
16が光共振器として働くことにより、単一波長のレー
ザ光が発振する。
【0005】面発光型レーザ装置は、単一波長で発振す
るDFBレーザ装置等の端面発光型レーザ装置に比べて
製作が容易であると共に動作効率も高いという特徴を持
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の面発
光型レーザ装置を光出力を変調する変調器として用いる
場合には、第1及び第2の電極に印加する電流を制御す
ることにより光出力を変調している。
【0007】ところが、従来の面発光型レーザ装置にお
いては、最大の変調周波数は3GHz程度であって、約
3GHz以上の周波数で光変調を行なうことができない
と共に、発振波長が変化するチャーピングが大きいとい
う問題を有している。
【0008】前記に鑑み、本発明は、光変調の高速化と
低チャープ化を実現できる面発光型レーザ装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、電圧が印加されると活性層から発生する
光を吸収する電界吸収層を設けるものである。
【0010】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、面発光型半導体レーザ装置を、電流が注入されると
光を発生する活性層と、該活性層の一方側に形成され前
記活性層から発生する光を反射する第1の反射層と、前
記活性層の他方側に形成され前記活性層から発生する光
を反射する第2の反射層と、電圧が印加されると前記活
性層から発生する光を吸収する電界吸収層とを備えてい
る構成とするものである。
【0011】請求項1の構成により、電界吸収層に電圧
を印加したときには活性層から発生する光は電界吸収層
に吸収されるのでレーザ発振が生じず、電界吸収層に電
圧を印加しないときには活性層から発生する光は電界吸
収層に吸収されないのでレーザ発振が生じる。電界吸収
層に印加する電圧の周波数は、活性層に印加する電流の
周波数よりも著しく大きくできるので、電流の制御によ
って光の変調を行なう場合に比べて、光変調の周波数を
著しく増大することができる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の構成に、前
記電界吸収層は、前記活性層と前記第1の反射層との間
及び前記活性層と前記第2の反射層との間のうちの少な
くとも一方に形成されている構成を付加するものであ
る。
【0013】請求項3の発明は、請求項1の構成に、前
記電界吸収層は、前記第1の反射層に対する前記活性層
の反対側及び前記第2の反射層に対する前記活性層の反
対側のうちの少なくとも一方に形成されている構成を付
加するものである。
【0014】請求項4の発明は、請求項1の構成に、前
記第1の反射層及び前記第2の反射層のうちの少なくと
も一方は前記電界吸収層を兼ねている構成を付加するも
のである。
【0015】請求項5の発明は、請求項1の構成に、前
記電界吸収層は複数設けられている構成を付加するもの
である。
【0016】請求項6の発明は、請求項1〜5の構成
に、前記活性層に電流を印加するため及び前記電界吸収
層に電圧を印加するための共通の接地電極を備えている
構成を付加するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係る面発光レーザの断面構造を示しており、図1におい
て、101は第1のレーザ用電極、102は半導体多層
膜よりなる第1のDBR層であって、該第1のDBR層
102はp型InP層とp型InGaAsP層とが交互
に形成されたものである。103はp型InP層よりな
る第1のクラッド層、104は半導体多層膜よりなる活
性層であって、該活性層104は組成波長が1.05μ
mのInGaAsPよりなる障壁層とPL波長が1.5
5μmのInGaAsPよりなる井戸層とが交互に形成
された量子井戸構造を有している。また、105はn型
InP層よりなる第2のクラッド層、106は第2のレ
ーザ用電極、107はノンドープInP層よりなる高抵
抗半導体層、108は第1の変調用電極、109はp型
InGaAsPよりなるコンタクト層、110はp型I
nP層、111は半導体多層膜よりなる第2のDBR層
であって、該第2のDBR層111は組成波長が1.0
5μmのInGaAsPよりなる障壁層とPL波長が
1.45μmのInGaAsPよりなる井戸層とが交互
に形成された量子井戸構造を有している。また、112
はn型InP層、113は第2の変調用電極である。第
2のレーザ用電極106と第1の変調用電極108とは
高抵抗半導体層107により絶縁されている。
【0018】尚、第1の実施形態においては、高抵抗半
導体層107はノンドープ型であるが、これに代えて、
鉄イオンがドーピングされた絶縁性の高い半導体層を用
いてもよい。以下の各実施形態においては、説明は省略
するが、鉄イオンがドーピングされた半導体層をノンド
ープ型の半導体層に代えて用いることができる。
【0019】第1の実施形態においては、第1のレーザ
用電極101と第2のレーザ用電極106との間に電流
を流すと、活性層104から発生した光が第1のDBR
層102と第2のDBR層111とにより反射されて波
長1.55μmのレーザ光を発振する。
【0020】また、第1の変調用電極108と第2の変
調用電極113との間に、活性層104に印加される電
圧と逆極性の電圧を印加すると、第2のDBR層111
に電界吸収効果が生じる。この際、第1の変調用電極1
08と第2の変調用電極113との間に印加する電圧を
制御して透過率を制御することにより、レーザ光の発振
利得を変化させて、レーザ光の出力強度を変調すること
ができる。
【0021】(第2の実施形態)図2は、本発明の第2
の実施形態に係る面発光レーザ装置の断面構造を示して
おり、図2において、201はレーザ用電極、202は
半導体多層膜よりなる第1のDBR層であって、該第1
のDBR層202はp型InP層とp型InGaAsP
層とが交互に形成されたものである。また、203はp
型InP層よりなる第1のクラッド層、204は半導体
多層膜よりなる活性層であって、該活性層204は組成
波長が1.05μmのInGaAsPよりなる障壁層と
PL波長が1.55μmのInGaAsPよりなる井戸
層とが交互に形成された量子井戸構造を有している。ま
た、205はn型InP層よりなる第2のクラッド層、
206は共通電極、207はp型InGaAsPよりな
るコンタクト層、208はp型InP層、209は半導
体多層膜よりなる第2のDBR層であって、該第2のD
BR層209は組成波長が1.05μmのInGaAs
Pよりなる障壁層とPL波長が1.45μmのInGa
AsPよりなる井戸層とが交互に形成された量子井戸構
造を有している。また、210はn型InP層、211
は変調用電極である。
【0022】第2の実施形態においては、レーザ用電極
201と共通電極206との間に電流を流すと、活性層
204から発生した光が第1のDBR層202と第2の
DBR層209とにより反射されて波長1.55μmの
レーザ光を発振する。
【0023】また、共通電極206と変調用電極211
との間に電圧を印加すると、第2のDBR層209に電
界吸収効果が生じる。この際、共通電極206と変調用
電極211との間に印加する電圧を制御して透過率を制
御することにより、レーザ光の出力強度を変調すること
ができる。
【0024】共通電極206は、レーザ発振を得るため
の接地電極と電界吸収効果を得るための接地電極とを兼
ねている。
【0025】(第3の実施形態)図3は、本発明の第3
の実施形態に係る面発光レーザ装置の断面構造を示して
おり、図3において、301は第1の変調用電極、30
2はp型のInGaAsPよりなる第1のコンタクト
層、303は第1のp型InP層、304は半導体多層
膜よりなる第1のDBR層であって、該第1のDBR層
304は組成波長が1.05μmのInGaAsPより
なる障壁層とPL波長が1.45μmのInGaAsP
よりなる井戸層とが交互に形成された量子井戸構造を有
している。また、305は第2の変調用電極、306は
n型InP層よりなる第2のコンタクト層、307はノ
ンドープInP層よりなる第1の高抵抗半導体層、30
8は第1のレーザ電極、309はp型InGaAsPよ
りなる第3のコンタクト層、310はp型InP層より
なる第1のクラッド層、311は半導体多層膜よりなる
活性層であって、該活性層311は組成波長が1.05
μmのInGaAsPよりなる障壁層とPL波長が1.
55μmのInGaAsPよりなる井戸層とが交互に形
成された量子井戸構造を有している。また、312はn
型InP層よりなる第2のクラッド層、313はn型I
nGaAsPよりなる第4のコンタクト層、314は第
2のレーザ用電極、315はノンドープInP層よりな
る第2の高抵抗半導体層、316は第3の変調用電極、
317はp型InGaAsPよりなる第5のコンタクト
層、318は第2のp型InP層、319は半導体多層
膜よりなる第2のDBR層であって、該第2のDBR層
319は組成波長が1.05μmのInGaAsPより
なる障壁層とPL波長が1.45μmのInGaAsP
よりなる井戸層とが交互に形成された量子井戸構造を有
している。また、320はn型InP層、321は第4
の変調用電極である。第2の変調用電極305と第1の
レーザ用電極308とは第1の高抵抗半導体層306に
より絶縁されており、第2のレーザ用電極314と第3
の変調用電極316とは第2の高抵抗半導体層315に
より絶縁されている。
【0026】第3の実施形態においては、第1のレーザ
用電極308と第2のレーザ用電極314との間に電流
を流すと、活性層310から発生した光が第1のDBR
層304と第2のDBR層319とにより反射されて波
長1.55μmのレーザ光を発振する。
【0027】また、第1の変調用電極301と第2の変
調用電極305との間に電圧を印加すると、第1のDB
R層304に電界吸収効果が生じる。この際、第1の変
調用電極301と第2の変調用電極305との間に印加
する電圧を制御して透過率を制御することにより、レー
ザ光の出力強度を変調することができる。また、第3の
変調用電極316と第4の変調用電極321との間に電
圧を印加すると、第2のDBR層319に電界吸収効果
が生じる。この際、第3の変調用電極316と第4の変
調用電極321との間に印加する電圧を制御して透過率
を制御することにより、レーザ光の出力強度を変調する
ことができる。
【0028】光出力の変調を行なう場合、第1のDBR
層304の電界吸収効果と第2のDBR層319の電界
吸収効果とを同期させることにより、駆動電圧の低電圧
化が可能になる。
【0029】また、第1のDBR層304の電界吸収効
果と第2のDBR層319の電界吸収効果と独立して生
じさせることも可能である。独立して電界吸収効果を生
じさせる場合には、第1のDBR層304の電界吸収効
果及び第2のDBR層319の電界吸収効果のうちの一
方を短パルス発生用に用い、他方を信号発生用に用いる
ことができる。
【0030】(第4の実施形態)図4は、本発明の第4
の実施形態に係る面発光レーザ装置の断面構造を示して
おり、図4において、401は第1の変調用電極、40
2はp型InGaAsPよりなる第1のコンタクト層、
403は第1のp型InP層、404は半導体多層膜よ
りなる第1のDBR層であって、該第1のDBR層40
4は組成波長が1.05μmのInGaAsPよりなる
障壁層とPL波長が1.45μmのInGaAsPより
なる井戸層とが交互に形成された量子井戸構造を有して
いる。また、405は第2の変調用電極、406はn型
InP層よりなる第2のコンタクト層、407はノンド
ープInP層よりなる高抵抗半導体層、408はレーザ
用電極、409はp型InGaAsPよりなる第3のコ
ンタクト層、410はp型InP層よりなる第1のクラ
ッド層、411は半導体多層膜よりなる活性層であっ
て、該活性層411は組成波長が1.05μmのInG
aAsPよりなる障壁層とPL波長が1.55μmのI
nGaAsPよりなる井戸層とが交互に形成された量子
井戸構造を有している。また、412はn型InP層よ
りなる第2のクラッド層、413は共通電極、414は
p型InGaAsPよりなる第4のコンタクト層、41
5は第2のp型InP層、416は半導体多層膜よりな
る第2のDBR層であって、該第2のDBR層416は
組成波長が1.05μmのInGaAsPよりなる障壁
層とPL波長が1.45μmのInGaAsPよりなる
井戸層とが交互に形成された量子井戸構造を有してい
る。また、417はn型InP層、418は第3の変調
用電極である。第2の変調用電極405とレーザ用電極
408とは高抵抗半導体層407により絶縁されてい
る。
【0031】第4の実施形態においては、レーザ用電極
408と共通電極413との間に電流を流すと、活性層
407から発生した光が第1のDBR層404と第2の
DBR層416とにより反射されて波長1.55μmの
レーザ光を発振する。
【0032】また、第1の変調用電極401と第2の変
調用電極405との間に電圧を印加すると、第1のDB
R層404に電界吸収効果が生じる。この際、第1の変
調用電極401と第2の変調用電極405との間に印加
する電圧を制御して透過率を制御することにより、レー
ザ光の出力強度を変調することができる。また、共通電
極413と第3の変調用電極418との間に電圧を印加
すると、第2のDBR層416に電界吸収効果が生じ
る。この際、共通電極413と第3の変調用電極418
との間に印加する電圧を制御して透過率を制御すること
により、レーザ光の出力強度を変調することができる。
【0033】共通電極413は、レーザ発振を得るため
の接地電極と電界吸収効果を得るための接地電極とを兼
ねている。
【0034】光出力の変調を行なう場合、第1のDBR
層404の電界吸収効果と第2のDBR層416の電界
吸収効果とを同期させることにより、駆動電圧の低電圧
化が可能になる。
【0035】また、第1のDBR層404の電界吸収効
果と第2のDBR層416の電界吸収効果と独立して生
じさせることも可能である。独立して電界吸収効果を生
じさせる場合には、第1のDBR層404の電界吸収効
果及び第2のDBR層416の電界吸収効果のうちの一
方を短パルス発生用に用い、他方を信号発生用に用いる
ことができる。
【0036】(第5の実施形態)図5は、本発明の第5
の実施形態に係る面発光レーザ装置の断面構造を示して
おり、図5において、501は第1の変調用電極、50
2はn型InGaAsPよりなる第1のコンタクト層、
503は第1のn型InP層、504は半導体多層膜よ
りなる第1のDBR層であって、該第1のDBR層50
4は組成波長が1.05μmのInGaAsPよりなる
障壁層とPL波長が1.45μmのInGaAsPより
なる井戸層とが交互に形成された量子井戸構造を有して
いる。また、505は第1のp型InP層、506は共
通電極、507はp型InP層よりなる第2のコンタク
ト層、508はp型InP層よりなる第1のクラッド
層、509は半導体多層膜よりなる活性層であって、該
活性層509は組成波長が1.05μmのInGaAs
Pよりなる障壁層とPL波長が1.55μmのInGa
AsPよりなる井戸層とが交互に形成された量子井戸構
造を有している。また、510はn型InP層よりなる
第2のクラッド層、511はレーザ用電極、512はノ
ンドープInP層よりなる高抵抗半導体層、513は第
2の変調用電極、514はp型InGaAsPよりなる
第3のコンタクト層、515は第2のp型InP層、5
16は半導体多層膜よりなる第2のDBR層であって、
該第2のDBR層516は組成波長が1.05μmのI
nGaAsPよりなる障壁層とPL波長が1.45μm
のInGaAsPよりなる井戸層とが交互に形成された
量子井戸構造を有している。また、517は第2のn型
InP層、518は第3の変調用電極である。レーザ用
電極511と第2の変調用電極513とは高抵抗半導体
層512により絶縁されている。
【0037】第5の実施形態においては、共通電極50
6とレーザ用電極511との間に電流を流すと、活性層
509から発生した光が第1のDBR層504と第2の
DBR層516とにより反射されて波長1.55μmの
レーザ光を発振する。
【0038】また、第1の変調用電極501と共通電極
506との間に電圧を印加すると、第1のDBR層50
4に電界吸収効果が生じる。この際、第1の変調用電極
501と共通電極506との間に印加する電圧を制御し
て透過率を制御することにより、レーザ光の出力強度を
変調することができる。また、第2の変調用電極513
と第3の変調用電極518との間に電圧を印加すると、
第2のDBR層516に電界吸収効果が生じる。この
際、第2の変調用電極513と第3の変調用電極518
との間に印加する電圧を制御して透過率を制御すること
により、レーザ光の出力強度を変調することができる。
【0039】共通電極506は、レーザ発振を得るため
接地電極と電界吸収効果を得るための接地電極とを兼ね
ている。
【0040】光出力の変調を行なう場合、第1のDBR
層504の電界吸収効果と第2のDBR層516の電界
吸収効果とを同期させることにより、駆動電圧の低電圧
化が可能になる。
【0041】また、第1のDBR層504の電界吸収効
果と第2のDBR層516の電界吸収効果と独立して生
じさせることも可能である。独立して電界吸収効果を生
じさせる場合には、第1のDBR層504の電界吸収効
果及び第2のDBR層516の電界吸収効果のうちの一
方を短パルス発生用に用い、他方を信号発生用に用いる
ことができる。
【0042】(第6の実施形態)図6は、本発明の第6
の実施形態に係る面発光レーザ装置の断面構造を示して
おり、図6において、601は第1の変調用電極、60
2はp型InGaAsPよりなる第1のコンタクト層、
603は第1のp型InP層、604は半導体多層膜よ
りなる第1のDBR層であって、該第1のDBR層60
4はp型InP層とp型InGaAsP層とが交互に形
成されたものである。また、605は第2のp型InP
層、606は電圧が印加されると電界吸収効果を発生す
る電界吸収層であって、該電界吸収層606は組成波長
が1.05μmのInGaAsPよりなる障壁層とPL
波長が1.45μmのInGaAsPよりなる井戸層と
が交互に形成された量子井戸構造を有している。また、
607は第1のn型InP層、608は第2の変調用電
極、609はノンドープInP層よりなる高抵抗半導体
層、610は第1のレーザ用電源、611はp型InG
aAsPよりなる第2のコンタクト層、612はp型I
nP層よりなる第1のクラッド層、613は半導体多層
膜よりなる活性層であって、該活性層613は組成波長
が1.05μmのInGaAsPよりなる障壁層とPL
波長が1.55μmのInGaAsPよりなる井戸層と
が交互に形成された量子井戸構造を有している。また、
614はn型InP層よりなる第2のクラッド層、61
5は半導体多層膜よりなる第2のDBR層であって、該
第2のDBR層615はn型InP層とn型InGaA
sP層とが交互に形成されたものである。また、616
は第2のn型InP層、617は第2のレーザ用電極で
ある。第2の変調用電極608と第1のレーザ用電極6
10とは高抵抗半導体層609により絶縁されている。
【0043】第6の実施形態においては、第1のレーザ
用電極610と第2のレーザ用電極617との間に電流
を流すと、活性層613から発生した光が第1のDBR
層604と第2のDBR層615とにより反射されて波
長1.55μmのレーザ光を発振する。
【0044】また、第1の変調用電極601と第2の変
調用電極608との間に電圧を印加すると、電界吸収層
606に電界吸収効果が生じる。この際、第1の変調用
電極601と第2の変調用電極608との間に印加する
電圧を制御して透過率を制御することにより、レーザ光
の発振利得を変化させて、その出力強度を変調すること
ができる。
【0045】(第7の実施形態)図7は、本発明の第7
の実施形態に係る面発光レーザ装置の断面構造を示して
おり、図7において、701は第1のレーザ用電極、7
02はp型InGaAsPよりなる第1のコンタクト
層、703は第1のp型InP層、704は半導体多層
膜よりなる第1のDBR層であって、該第1のDBR層
704はp型InP層とp型InGaAsP層とが交互
に形成されたものである。また、705はp型InP層
よりなる第1のクラッド層、706は半導体多層膜より
なる活性層であって、該活性層706は組成波長が1.
05μmのInGaAsPよりなる障壁層とPL波長が
1.55μmのInGaAsPよりなる井戸層とが交互
に形成された量子井戸構造を有している。また、707
はn型InP層よりなる第2のクラッド層、708は第
2のレーザ用電源、709はノンドープInP層よりな
る高抵抗半導体層、710は第1の変調用電源、711
はp型InGaAsPよりなる第2のコンタクト層、7
12は第2のp型InP層、713は電圧が印加される
と電界吸収効果を発生する電界吸収層であって、該電界
吸収層713は組成波長が1.05μmのInGaAs
Pよりなる障壁層とPL波長が1.45μmのInGa
AsPよりなる井戸層とが交互に形成された量子井戸構
造を有している。また、714は第1のn型InP層、
715は半導体多層膜よりなる第2のDBR層であっ
て、該第2のDBR層715はn型InP層とn型In
GaAsP層とが交互に形成されたものである。また、
716は第2のn型InP層、717は第2の変調用電
源である。第2のレーザ用電極708と第1の変調用電
極710とは高抵抗半導体層709により絶縁されてい
る。
【0046】第7の実施形態においては、第1のレーザ
用電極701と第2のレーザ用電極708との間に電流
を流すと、活性層706から発生した光が第1のDBR
層704と第2のDBR層715とにより反射されて波
長1.55μmのレーザ光を発振する。
【0047】また、第1の変調用電極710と第2の変
調用電極717との間に電圧を印加すると、電界吸収層
713に電界吸収効果が生じる。この際、第1の変調用
電極710と第2の変調用電極717との間に印加する
電圧を制御して透過率を制御することにより、レーザ光
の発振利得を変化させて、その出力強度を変調すること
ができる。
【0048】(第8の実施形態)図8は、本発明の第8
の実施形態に係る面発光レーザ装置の断面構造を示して
おり、図8において、801は変調用電極、802はn
型InGaAsPよりなる第1のコンタクト層、803
は第1のn型InP層、804は半導体多層膜よりなる
第1のDBR層であって、該第1のDBR層804はn
型InP層とn型InGaAsP層とが交互に形成され
たものである。また、805は第2のn型InP層、8
06は電圧が印加されると電界吸収効果を発生する電界
吸収層であって、該電界吸収層806は組成波長が1.
05μmのInGaAsPよりなる障壁層とPL波長が
1.45μmのInGaAsPよりなる井戸層とが交互
に形成された量子井戸構造を有している。807はp型
InP層、808は共通電極、809はp型InGaA
sPよりなる第2のコンタクト層、810はp型InP
層よりなる第1のクラッド層、811は半導体多層膜よ
りなる活性層であって、該活性層811は組成波長が
1.05μmのInGaAsPよりなる障壁層とPL波
長が1.55μmのInGaAsPよりなる井戸層とが
交互に形成された量子井戸構造を有している。また、8
12はn型InP層よりなる第2のクラッド層、813
半導体多層膜よりなる第2のDBR層であって、該第2
のDBR層813はn型InP層とn型InGaAsP
層とが交互に形成されたものである。814は第3のn
型InP層、815は変調用電極である。
【0049】第8の実施形態においては、共通電極80
8とレーザ用電極815との間に電流を流すと、活性層
811から発生した光が第1のDBR層804と第2の
DBR層813とにより反射されて波長1.55μmの
レーザ光を発振する。
【0050】また、変調用電極801と共通電極808
との間に電圧を印加すると、電界吸収層806に電界吸
収効果が生じる。この際、変調用電極801と共通電極
808との間に印加する電圧を制御して透過率を制御す
ることにより、レーザ光の発振利得を変化させて、その
出力強度を変調することができる。
【0051】第8の実施形態においては、共通電極80
8は、レーザ発振を得るための接地電極と電界吸収効果
を得るための接地電極とを兼ねている。
【0052】(第9の実施形態)図9は、本発明の第9
の実施形態に係る面発光レーザ装置の断面構造を示して
おり、図9において、901はレーザ用電極、902は
p型InGaAsPよりなる第1のコンタクト層、90
3は第1のp型InP層、904は半導体多層膜よりな
る第1のDBR層であって、該第1のDBR層904は
p型InP層とp型InGaAsP層とが交互に形成さ
れたものである。また、905はp型InP層よりなる
第1のクラッド層、906は半導体多層膜よりなる活性
層であって、該活性層906は組成波長が1.05μm
のInGaAsPよりなる障壁層とPL波長が1.55
μmのInGaAsPよりなる井戸層とが交互に形成さ
れた量子井戸構造を有している。また、907はn型I
nP層よりなる第2のクラッド層、908は共通電極、
909はp型InGaAsPよりなる第2のコンタクト
層、910は第2のp型InP層、911は電圧が印加
されると電界吸収効果を発生する電界吸収層であって、
該電界吸収層911は組成波長が1.05μmのInG
aAsPよりなる障壁層とPL波長が1.45μmのI
nGaAsPよりなる井戸層とが交互に形成された量子
井戸構造を有している。912は第1のn型InP層、
913は半導体多層膜よりなる第2のDBR層であっ
て、該第2のDBR層913はn型InP層とn型In
GaAsP層とが交互に形成されたものである。また、
914は第2のn型InP層、915は変調用電極であ
る。
【0053】第9の実施形態においては、レーザ用電極
901と共通電極908との間に電流を流すと、活性層
906から発生した光が第1のDBR層904と第2の
DBR層913とにより反射されて波長1.55μmの
レーザ光を発振する。
【0054】また、共通電極908と変調用電極915
との間に電圧を印加すると、電界吸収層911に電界吸
収効果が生じる。この際、共通電極908と変調用電極
915との間に印加する電圧を制御して透過率を制御す
ることにより、レーザ光の発振利得を変化させて、その
出力強度を変調することができる。
【0055】第9の実施形態においては、共通電極90
8は、レーザ発振を得るための接地電極と電界吸収効果
を得るための接地電極とを兼ねている。
【0056】(第10の実施形態)図10は、本発明の
第10の実施形態に係る面発光レーザ装置の断面構造を
示しており、図10において、1001は第1のレーザ
用電極、1002は半導体多層膜よりなる第1のDBR
層であって、該第1のDBR層1002はp型InP層
とp型InGaAsP層とが交互に形成されたものであ
る。また、1003はp型InP層よりなるクラッド
層、1004は半導体多層膜よりなる活性層であって、
該活性層1004は組成波長が1.05μmのInGa
AsPよりなる障壁層とPL波長が1.55μmのIn
GaAsPよりなる井戸層とが交互に形成された量子井
戸構造を有している。1005は半導体多層膜よりなる
第2のDBR層であって、該第2のDBR層1005は
n型InP層とn型InGaAsP層とが交互に形成さ
れたものである。1006は第2のレーザ用電極、10
07はノンドープInP層よりなる高抵抗半導体層、1
008は第1の変調用電極、1009はp型InGaA
sPよりなるコンタクト層、1010はp型InP層、
1011は電圧が印加されると電界吸収効果を発生する
電界吸収層であって、該電界吸収層1011は組成波長
が1.05μmのInGaAsPよりなる障壁層とPL
波長が1.45μmのInGaAsPよりなる井戸層と
が交互に形成された量子井戸構造を有している。101
2はn型InP層、1013は第2の変調用電極であ
る。
【0057】第10の実施形態においては、第1のレー
ザ用電極1001と第2のレーザ用電極1006との間
に電流を流すと、活性層1003から発生した光が第1
のDBR層1002と第2のDBR層1005とにより
反射されて波長1.55μmのレーザ光を発振する。
【0058】また、第1の変調用電極1008と第2の
変調用電極1013との間に電圧を印加すると、電界吸
収層1011に電界吸収効果が生じる。この際、第1の
変調用電極1008と第2の変調用電極1013との間
に印加する電圧を制御して透過率を制御することによ
り、レーザ光の発振利得を変化させて、その出力強度を
変調することができる。
【0059】
【発明の効果】請求項1の発明に係る面発光型半導体レ
ーザ装置によると、電圧が印加されると活性層から発生
する光を吸収する電界吸収層とを備えており、電界吸収
層に印加する電圧の周波数は、活性層に印加する電流の
周波数よりも著しく大きくできるので、電流の制御によ
って光の変調を行なう場合に比べて、光変調の周波数を
著しく増大することができる。また、レーザ発振用の駆
動電流を一定にして印加電圧を制御することにより光出
力を変調できるので、チャープが小さくなる。
【0060】請求項2の発明に係る面発光型半導体レー
ザ装置によると、電界吸収層は、活性層と第1の反射層
との間及び活性層と第2の反射層との間のうちの少なく
とも一方に形成されているため、つまり、電界吸収層は
第1の反射層と第2の反射層との内側に形成されている
ため、印加電圧・消光比特性の効率が高くなる。
【0061】請求項3の発明に係る面発光型半導体レー
ザ装置によると、電界吸収層は、第1の反射層に対する
活性層の反対側及び第2の反射層に対する活性層の反対
側のうちの少なくとも一方に形成されているため、つま
り、電界吸収層は第1の反射層と第2の反射層との外側
に形成されているため、変調速度の高速化を図ることが
できると共に光出力が低下しない。
【0062】請求項4の発明に係る面発光型半導体レー
ザ装置によると、第1の反射層及び第2の反射層のうち
の少なくとも一方は電界吸収層を兼ねているため、簡易
な構成によって電界吸収層を形成できるので、製造工程
が複雑化する事態を回避できる。
【0063】請求項5の発明に係る面発光型半導体レー
ザ装置によると、複数の電界吸収層を備えているため、
複数の電界吸収層に印加する電圧を同期させる場合には
駆動電圧の低電圧化を図ることができ、複数の電界吸収
層に独立に電圧を印加する場合には、電界吸収効果を異
なる用途、例えば短パルス発生用、信号発生用等に使い
分けることができる。
【0064】請求項6の発明に係る面発光型半導体レー
ザ装置によると、活性層に電流を印加するための接地側
の電極と電界吸収層に電圧を印加するための接地側の電
極とは共通であるため、電極の数を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る面発光型半導体
レーザ装置の断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る面発光型半導体
レーザ装置の断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る面発光型半導体
レーザ装置の断面図である。
【図4】本発明の第4の実施形態に係る面発光型半導体
レーザ装置の断面図である。
【図5】本発明の第5の実施形態に係る面発光型半導体
レーザ装置の断面図である。
【図6】本発明の第6の実施形態に係る面発光型半導体
レーザ装置の断面図である。
【図7】本発明の第7の実施形態に係る面発光型半導体
レーザ装置の断面図である。
【図8】本発明の第8の実施形態に係る面発光型半導体
レーザ装置の断面図である。
【図9】本発明の第9の実施形態に係る面発光型半導体
レーザ装置の断面図である。
【図10】本発明の第10の実施形態に係る面発光型半
導体レーザ装置の断面図である。
【図11】従来の面発光型半導体レーザ装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
101 第1のレーザ用電極 102 第1のDBR層 103 第1のクラッド層 104 活性層 105 第2のクラッド層 106 第2のレーザ用電極 107 高抵抗半導体層 108 第1の変調用電極 109 コンタクト層 110 p型InP層 111 第2のDBR層 112 n型InP層 113 第2の変調用電極 201 レーザ用電極 202 第1のDBR層 203 第1のクラッド層 204 活性層 205 第2のクラッド層 206 共通電極 207 コンタクト層 208 p型InP層 209 第2のDBR層 210 n型InP層 211 変調用電極 301 第1の変調用電極 302 第1のコンタクト層 303 第1のp型InP層 304 第1のDBR層 305 第2の変調用電極 306 第2のコンタクト層 307 第1の高抵抗半導体層 308 第1のレーザ電極 309 第3のコンタクト層 310 第1のクラッド層 311 活性層 312 第2のクラッド層 313 第4のコンタクト層 314 第2のレーザ用電極 315 第2の高抵抗半導体層 316 第3の変調用電極 317 第5のコンタクト層 318 第2のp型InP層 319 第2のDBR層 320 n型InP層 321 第4の変調用電極 401 第1の変調用電極 402 第1のコンタクト層 403 第1のp型InP層 404 第1のDBR層 405 第2の変調用電極 406 第2のコンタクト層 407 高抵抗半導体層 408 レーザ用電極 409 第3のコンタクト層 410 第1のクラッド層 411 活性層 412 第2のクラッド層 413 共通電極 414 第4のコンタクト層 415 第2のp型InP層 416 第2のDBR層 417 n型InP層 418 第3の変調用電極 501 第1の変調用電極 502 第1のコンタクト層 503 第1のn型InP層 504 第1のDBR層 505 第1のp型InP層 506 共通電極 507 第2のコンタクト層 508 第1のクラッド層 509 活性層 510 第2のクラッド層 511 レーザ用電極 512 高抵抗半導体層 513 第2の変調用電極 514 第3のコンタクト層 515 第2のp型InP層 516 第2のDBR層 517 第2のn型InP層 518 第3の変調用電極 601 第1の変調用電極 602 第1のコンタクト層 603 第1のp型InP層 604 第1のDBR層 605 第2のp型InP層 606 電界吸収層 607 第1のn型InP層 608 第2の変調用電極 609 高抵抗半導体層 610 第1のレーザ用電源 611 第2のコンタクト層 612 第1のクラッド層 613 活性層 614 第2のクラッド層 615 第2のDBR層 616 第2のn型InP層 617 第2のレーザ用電極 701 第1のレーザ用電極 702 第1のコンタクト層 703 第1のp型InP層 704 第1のDBR層 705 第1のクラッド層 706 活性層 707 第2のクラッド層 708 第2のレーザ用電源 709 高抵抗半導体層 710 第1の変調用電源 711 第2のコンタクト層 712 第2のp型InP層 713 電界吸収層 714 第1のn型InP層 715 第2のDBR層 716 第2のn型InP層 717 第2の変調用電源 801 変調用電極 802 第1のコンタクト層 803 第1のn型InP層 804 第1のDBR層 805 第2のn型InP層 806 電界吸収層 807 p型InP層 808 共通電極 809 第2のコンタクト層 810 第1のクラッド層 811 活性層 812 第2のクラッド層 813 第2のDBR層 814 第3のn型InP層 815 変調用電極 901 レーザ用電極 902 第1のコンタクト層 903 第1のp型InP層 904 第1のDBR層 905 第1のクラッド層 906 活性層 907 第2のクラッド層 908 共通電極 909 第2のコンタクト層 910 第2のp型InP層 911 電界吸収層 912 第1のn型InP層 913 第2のDBR層 914 第2のn型InP層 915 変調用電極 1001 第1のレーザ用電極 1002 第1のDBR層 1003 クラッド層 1004 活性層 1005 第2のDBR層 1006 第2のレーザ用電極 1007 高抵抗半導体層 1008 第1の変調用電極 1009 コンタクト層 1010 p型InP層 1011 電界吸収層 1012 n型InP層 1013 第2の変調用電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流が注入されると光を発生する活性層
    と、該活性層の一方側に形成され前記活性層から発生す
    る光を反射する第1の反射層と、前記活性層の他方側に
    形成され前記活性層から発生する光を反射する第2の反
    射層と、電圧が印加されると前記活性層から発生する光
    を吸収する電界吸収層とを備えていることを特徴とする
    面発光型半導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 前記電界吸収層は、前記活性層と前記第
    1の反射層との間及び前記活性層と前記第2の反射層と
    の間のうちの少なくとも一方に形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の面発光型半導体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 前記電界吸収層は、前記第1の反射層に
    対する前記活性層の反対側及び前記第2の反射層に対す
    る前記活性層の反対側のうちの少なくとも一方に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の面発光型半
    導体レーザ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の反射層及び前記第2の反射層
    のうちの少なくとも一方は前記電界吸収層を兼ねている
    ことを特徴とする請求項1に記載の面発光型レーザ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記電界吸収層は複数設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の面発光型レーザ装置。
  6. 【請求項6】 前記活性層に電流を印加するため及び前
    記電界吸収層に電圧を印加するための共通の接地電極を
    備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1
    項に記載の面発光型半導体レーザ装置。
JP8616196A 1996-04-09 1996-04-09 面発光型半導体レーザ装置 Pending JPH09283836A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8616196A JPH09283836A (ja) 1996-04-09 1996-04-09 面発光型半導体レーザ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8616196A JPH09283836A (ja) 1996-04-09 1996-04-09 面発光型半導体レーザ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09283836A true JPH09283836A (ja) 1997-10-31

Family

ID=13879030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8616196A Pending JPH09283836A (ja) 1996-04-09 1996-04-09 面発光型半導体レーザ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09283836A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005093742A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Nec Corp 面発光レーザおよびこれを用いたレーザモジュール
JP2006216862A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Nec Corp 変調器集積面発光レーザ
JP2006253484A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 垂直共振器型面発光半導体レーザ装置および光スイッチング方法および光送信モジュールおよび光伝送装置
JP2007219561A (ja) * 2001-03-13 2007-08-30 Ricoh Co Ltd 半導体発光装置
US8279519B2 (en) 2001-03-13 2012-10-02 Ricoh Company, Ltd. Semiconductor optical modulator, an optical amplifier and an integrated semiconductor light-emitting device
CN102820615A (zh) * 2011-06-06 2012-12-12 泰科电子瑞典控股有限责任公司 高速激光设备
US10097191B2 (en) 2015-10-27 2018-10-09 Seiko Epson Corporation Atomic oscillator

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007219561A (ja) * 2001-03-13 2007-08-30 Ricoh Co Ltd 半導体発光装置
US8279519B2 (en) 2001-03-13 2012-10-02 Ricoh Company, Ltd. Semiconductor optical modulator, an optical amplifier and an integrated semiconductor light-emitting device
JP2005093742A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Nec Corp 面発光レーザおよびこれを用いたレーザモジュール
JP2006216862A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Nec Corp 変調器集積面発光レーザ
JP2006253484A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 垂直共振器型面発光半導体レーザ装置および光スイッチング方法および光送信モジュールおよび光伝送装置
CN102820615A (zh) * 2011-06-06 2012-12-12 泰科电子瑞典控股有限责任公司 高速激光设备
US10097191B2 (en) 2015-10-27 2018-10-09 Seiko Epson Corporation Atomic oscillator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7313291B2 (en) Optical modulator
JP2537002B2 (ja) 半導体レ―ザ及び光波長の変調方法
JP2692913B2 (ja) グレーティング結合型表面発光レーザ素子およびその変調方法
JPH05218594A (ja) モノリシック集積マスター発振電力増幅器
JP4680065B2 (ja) 面発光レーザおよびレーザ投射装置
KR100668329B1 (ko) 변조기 내장형 광펌핑 반도체 레이저 장치
KR101015501B1 (ko) 다수의 양자우물을 갖는 외부 공진기형 면발광 레이저 소자
US6680965B2 (en) Semiconductor laser diode and optical communication system
JPH0194689A (ja) 光半導体素子
JPH09283836A (ja) 面発光型半導体レーザ装置
JP2927908B2 (ja) 発光素子
JP2018060974A (ja) 半導体光集積素子
US8693894B2 (en) Gain clamped optical device for emitting LED mode light
JP2003142773A (ja) 半導体発光装置
JP2889626B2 (ja) 半導体レーザ
JPH0563301A (ja) 半導体光素子および光通信システム
JPH04107976A (ja) 半導体レーザ装置
JPH1084130A (ja) 発光素子
JP2011040557A (ja) 偏光変調レーザ装置及びその製造方法
JPH06188518A (ja) 波長可変面発光レーザ
WO2006011370A1 (ja) 偏光変調レーザ装置
JP2888455B2 (ja) 半導体発光装置
JP2000332353A (ja) 面発光型半導体レーザ装置
WO2009125635A1 (ja) 半導体レーザ及び半導体レーザの変調方法
JP2943359B2 (ja) 半導体レーザ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000307