JPH09283372A - 可変キャパシタ - Google Patents
可変キャパシタInfo
- Publication number
- JPH09283372A JPH09283372A JP8096927A JP9692796A JPH09283372A JP H09283372 A JPH09283372 A JP H09283372A JP 8096927 A JP8096927 A JP 8096927A JP 9692796 A JP9692796 A JP 9692796A JP H09283372 A JPH09283372 A JP H09283372A
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- JP
- Japan
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- capacitor
- variable
- capacitance
- variable capacitor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 離散的な容量値をとる可変キャパシタに於
て、素子数を大幅に増やさずにその可変ステップ幅を小
さくする。 【解決手段】 コンデンサC1〜Cnのそれぞれに直列接
続された切り替えリレーの接点K1〜Knをオン、オフす
ることで容量を変化させる可変キャパシタに、さらにコ
ンデンサCsと切り替えリレーの接点Ksの直列回路を付
加する。そして、接点Ksオフの状態でK1〜Knのオン
オフ制御により、より細いステップで容量を可変できる
構成とする。
て、素子数を大幅に増やさずにその可変ステップ幅を小
さくする。 【解決手段】 コンデンサC1〜Cnのそれぞれに直列接
続された切り替えリレーの接点K1〜Knをオン、オフす
ることで容量を変化させる可変キャパシタに、さらにコ
ンデンサCsと切り替えリレーの接点Ksの直列回路を付
加する。そして、接点Ksオフの状態でK1〜Knのオン
オフ制御により、より細いステップで容量を可変できる
構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可変キャパシタに係
わり、とくに高周波アンテナの整合回路に適した可変キ
ャパシタに関する。
わり、とくに高周波アンテナの整合回路に適した可変キ
ャパシタに関する。
【0002】
【従来の技術】高周波(HF帯:20〜30MHz)で
用いるアンテナの整合回路は、通常は可変インクダンス
のコイルと可変容量のコンデンサが用いられる。図3
は、このための可変キャパシタの従来の構成例を示すも
ので、コンデンサC1〜Cnは、同じ記号でその容量も表
しているものとして
用いるアンテナの整合回路は、通常は可変インクダンス
のコイルと可変容量のコンデンサが用いられる。図3
は、このための可変キャパシタの従来の構成例を示すも
ので、コンデンサC1〜Cnは、同じ記号でその容量も表
しているものとして
【数1】Cj=2j・C1、j=1,2,...,n で関連づけられた容量を有している。そして切り替えリ
レーの接点K1〜Knの内、オンしている接点に対応する
コンデンサの容量の合計が可変キャパシタの容量とな
る。従って、切り替えリレーを制御することにより、
(数1)から明らかなようにこの可変キャパシタの容量
としては、C1刻みで
レーの接点K1〜Knの内、オンしている接点に対応する
コンデンサの容量の合計が可変キャパシタの容量とな
る。従って、切り替えリレーを制御することにより、
(数1)から明らかなようにこの可変キャパシタの容量
としては、C1刻みで
【数2】C1〜(2n+1−1)C1=C1〜(2Cn−C1) の間の2n−1個の値を選ぶことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術によ
れば、必要とされる可変キャパシタの最大容量Cmaxが
与えられると、(数2)から
れば、必要とされる可変キャパシタの最大容量Cmaxが
与えられると、(数2)から
【数3】(2n+1−1)C1=Cmax でなければならないから、最小の容量C1は
【数4】C1=Cmax/(2n+1−1) となる。ここでコンデンサの個数nを十分多くとれば、
最小容量であり、かつ可変ステップ幅でもある容量C1
を小さくできる。しかし実装上の制約から、例えばコン
デンサの個数nが5に制約されると、
最小容量であり、かつ可変ステップ幅でもある容量C1
を小さくできる。しかし実装上の制約から、例えばコン
デンサの個数nが5に制約されると、
【数5】C1=Cmax/63 である。このため、このような最小容量と容量変化のス
テップ幅では十分なアンテナの整合が実現できないなど
の問題が生じる。とくに周波数が高くなると、容量変化
に対する共振周波数などの変化は大きくなるから、十分
細いステップ幅で容量が可変設定できないと、VSWR
が大きくなってしまう。
テップ幅では十分なアンテナの整合が実現できないなど
の問題が生じる。とくに周波数が高くなると、容量変化
に対する共振周波数などの変化は大きくなるから、十分
細いステップ幅で容量が可変設定できないと、VSWR
が大きくなってしまう。
【0004】本発明の目的は、上記した従来の問題点を
なくし、実装スペースを大幅に大きくしなくても、より
微細なステップでその容量を可変設定できるようにした
可変キャパシタを提供するにある。
なくし、実装スペースを大幅に大きくしなくても、より
微細なステップでその容量を可変設定できるようにした
可変キャパシタを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、コンデンサとオンオフ制御可能な接
点との直列回路の複数個を並列接続して構成した可変キ
ャパシタにおいて、該可変キャパシタに、1つのコンデ
ンサとオンオフ制御可能な接点との直列回路をさらに直
列接続したことを特徴とする可変キャパシタを開示す
る。
めに、本発明では、コンデンサとオンオフ制御可能な接
点との直列回路の複数個を並列接続して構成した可変キ
ャパシタにおいて、該可変キャパシタに、1つのコンデ
ンサとオンオフ制御可能な接点との直列回路をさらに直
列接続したことを特徴とする可変キャパシタを開示す
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明になる可変キャパシタの構成を示
す回路図で、図3で示した従来の可変キャパシタに、直
列にコンデンサCsとその両端を短絡する接点Ksを付加
したものである。従って各コンデンサC1〜Cnは(数
1)〜(数4)の関係を満たしている。
する。図1は、本発明になる可変キャパシタの構成を示
す回路図で、図3で示した従来の可変キャパシタに、直
列にコンデンサCsとその両端を短絡する接点Ksを付加
したものである。従って各コンデンサC1〜Cnは(数
1)〜(数4)の関係を満たしている。
【0007】図1において、接点Ksがオンの場合は、
この可変キャパシタは図3のものと同じ範囲とステップ
でその容量が可変設定でき、その様子は図2の特性線C
H1に示されている。この特性のときのステップ幅はC
1であり、設定可能な最小容量はC1、最大容量は(数
3)のCmaxである。
この可変キャパシタは図3のものと同じ範囲とステップ
でその容量が可変設定でき、その様子は図2の特性線C
H1に示されている。この特性のときのステップ幅はC
1であり、設定可能な最小容量はC1、最大容量は(数
3)のCmaxである。
【0008】一方、図1の接点Ksがオフのときは、こ
のコンデンサCsと図2の特性線CH1で示された容量
との直列容量が本可変キャパシタの設定容量となり、そ
の例が図2の特性線CH2により示されている。この特
性線CH2に見られるように、特性線CH1のようなス
テップに対する直線性はなくなるが、可変ステップ数は
変化せず全体の可変な容量範囲が小さくなっているか
ら、1ステップ幅の容量変化量をより小さくできる。
のコンデンサCsと図2の特性線CH1で示された容量
との直列容量が本可変キャパシタの設定容量となり、そ
の例が図2の特性線CH2により示されている。この特
性線CH2に見られるように、特性線CH1のようなス
テップに対する直線性はなくなるが、可変ステップ数は
変化せず全体の可変な容量範囲が小さくなっているか
ら、1ステップ幅の容量変化量をより小さくできる。
【0009】例えば
【数6】Cs=C1 とすると、最小容量はC1/2、最大容量は(1−2
-n-1)・C1である。また、従来の設定可能な容量5C1
と6C1の間を考える。従来はこの間には設定できなか
ったが、例えば、
-n-1)・C1である。また、従来の設定可能な容量5C1
と6C1の間を考える。従来はこの間には設定できなか
ったが、例えば、
【数7】Cs=10・C1 とされているとすると、従来の設定で可変キャパシタの
容量が11C1から14C1となる接点K1〜Knの設定
に対して、
容量が11C1から14C1となる接点K1〜Knの設定
に対して、
【数8】5C1<C<6C1 を満たす4つの容量値Cが実現でき、極めて小さい容量
変化を実現できるようになる。
変化を実現できるようになる。
【0010】以上のようにして、本実施の形態による
と、従来の回路に1つのコンデンサと切り替えリレーの
接点1つを増やすだけで、より細いステップ幅での容量
設定が可能になり、またより小さい最小容量を実現で
き、高周波のアンテナ整合回路に用いれば、VSWRを
より小さくすることができる。
と、従来の回路に1つのコンデンサと切り替えリレーの
接点1つを増やすだけで、より細いステップ幅での容量
設定が可能になり、またより小さい最小容量を実現で
き、高周波のアンテナ整合回路に用いれば、VSWRを
より小さくすることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、素子収納スペースを殆
ど拡大することなく、より細いステップでの容量設定が
可能となり、高周波アンテナの整合回路に用いれば、よ
り正確な整合が可能になるという効果がある。
ど拡大することなく、より細いステップでの容量設定が
可能となり、高周波アンテナの整合回路に用いれば、よ
り正確な整合が可能になるという効果がある。
【図1】本発明になる可変キャパシタの回路構成を示す
図である。
図である。
【図2】図1の可変キャパシタの容量変化を示す図であ
る。
る。
【図3】従来の可変キャパシタの回路図である。
C1〜Cn コンデンサ K1〜Kn 接点 Cs コンデンサ Ks 接点
Claims (2)
- 【請求項1】 コンデンサとオンオフ制御可能な接点と
の直列回路の複数個を並列接続して構成した可変キャパ
シタにおいて、 該可変キャパシタに、1つのコンデンサとオンオフ制御
可能な接点との直列回路をさらに直列接続したことを特
徴とする可変キャパシタ。 - 【請求項2】 前記並列接続された直列回路の個数をn
とし、その各直列回路のコンデンサの容量をC1、C2、
・・・Cnとしたとき、Cj=2Cj-1、j=2,3,...,nと
なるように各コンデンサの容量を定めたことを特徴とす
る請求項1記載の可変キャパシタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8096927A JPH09283372A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 可変キャパシタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8096927A JPH09283372A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 可変キャパシタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09283372A true JPH09283372A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14177991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8096927A Pending JPH09283372A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 可変キャパシタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09283372A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009247114A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 非接触式給電システムの静電容量調整装置 |
JP2017143315A (ja) * | 2008-02-28 | 2017-08-17 | ペレグリン セミコンダクター コーポレーション | 集積回路素子内でキャパシタをデジタル処理で同調するときに用いられる方法及び装置 |
-
1996
- 1996-04-18 JP JP8096927A patent/JPH09283372A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017143315A (ja) * | 2008-02-28 | 2017-08-17 | ペレグリン セミコンダクター コーポレーション | 集積回路素子内でキャパシタをデジタル処理で同調するときに用いられる方法及び装置 |
JP2009247114A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 非接触式給電システムの静電容量調整装置 |
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