JPH09280959A - 光ファイバの送り装置 - Google Patents

光ファイバの送り装置

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JPH09280959A
JPH09280959A JP8111987A JP11198796A JPH09280959A JP H09280959 A JPH09280959 A JP H09280959A JP 8111987 A JP8111987 A JP 8111987A JP 11198796 A JP11198796 A JP 11198796A JP H09280959 A JPH09280959 A JP H09280959A
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JP
Japan
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optical fiber
endless belts
molten metal
pair
groove
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Application number
JP8111987A
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English (en)
Inventor
Shigeru Wakita
茂 脇田
Tsukuru Wakai
造 若井
Zenkichi Yamanaka
善吉 山中
Akira Matsubayashi
明 松林
Akinori Kaibara
昭典 開原
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JFE Engineering Corp
Fukuyama Kyodokiko Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Fukuyama Kyodokiko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融金属13内に光ファイバ3を送り出し溶
融金属内の温度を測定する装置に使用される光ファイバ
送り装置19において、スリップや摩耗が生じにくいよ
うにする。 【解決手段】 一対の樹脂製のエンドレスベルト31が
平行に配置された状態でロール33、35により駆動さ
れる。これら一対のエンドレスベルト31に挟まれて光
ファイバ3が送り出される。エンドレスベルトの外周面
には横溝37が形成され、これら横溝は縦溝41によっ
て連通されている。光ファイバ3はこの縦溝41に嵌合
する。また、一対のエンドレスベルト31は横溝37同
士が噛み合うように配置される。そして、押圧装置43
によりエンドレスベルト同士が押圧される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば溶融金属
温度測定装置などで用いられる光ファイバを溶融金属に
向かって送り出すための光ファイバの送り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】溶融金属内の温度を測定するための溶融
金属温度測定装置では、光ファイバの先端を溶融金属内
に所定の速度で送り込み、溶融させながら、光ファイバ
の先端から取り込まれた熱放射光を放射温度計に導いて
温度の測定を行う。このような光ファイバを用いた溶融
金属温度測定装置は、例えば高炉から流れ出す溶銑の温
度を測定するためにも用いられる。
【0003】即ち、高炉操業においては、炉内に鉄鉱
石、コークス、その他石灰石等の副原料を充填し、炉の
下部から熱風を吹き込んでコークスを燃焼させ、発生す
る熱と還元ガスにより鉄鉱石を還元させて溶銑を得てい
る。
【0004】この溶銑は、炉の下部に設けられた出銑口
から鉱滓とともに取り出され、通常この操作を出銑と呼
んでいる。コークスの燃焼に伴い炉内の充填物が降下す
るので、炉の上部から原料等を装入し適性な充填物レベ
ルを保持している。
【0005】高炉操業では、このような物質収支、熱収
支等のバランスを保ちながら定常操業を行うことが重要
である。特に高炉の炉内の熱レベルは、炉内の反応状況
等の炉内状況を反映し、コークス等の消費量に影響す
る。そこで、高炉の熱レベルを正確に把握することは、
炉内状況の変化の早期検知や原料コストの低減の観点か
ら非常に重要である。
【0006】高炉の熱レベルは、生成した溶銑の温度に
顕著に現れることから、高炉内の溶銑温度を正確に測定
することが重要である。高炉内の溶銑温度を正確に測定
するために、出銑口から噴出している溶銑の温度を測定
する。そのため、光ファイバの先端を所定の速度で溶銑
噴流内に送り込み、光ファイバを溶融させながら、その
先端からとり込まれた溶銑噴流内の熱放射光を放射温度
計で測定する。この時、光ファイバが溶銑噴流の動圧に
よって噴流外に弾き出されたり折れたりすることがない
ように、光ファイバの外周を金属管で被覆する。
【0007】このような技術は、例えば特開平7−24
3912号公報に記載されている。即ち、図7に示すよ
うに、ボビン1に巻かれた金属管被覆光ファイバ3が、
モータ5によって回転されるピンチロール7などで構成
される送り出し機構9によって送り出され、先端ガイド
11を通って溶銑噴流内13に送り込まれる。先端ガイ
ド11は駆動装置15によって駆動され、溶銑噴流13
の中心に金属管被覆光ファイバ3が正しく送り込まれる
ようにガイドを行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術の送り出し機構9を構成するピンチロール7は金
属製ロールであることが多く、光ファイバ3に抵抗が生
じた際にスリップが生じやすい。
【0009】特に、光ファイバ3が金属管被覆の光ファ
イバである場合では、特に摩擦係数が低くなりよりスリ
ップが生じやすい。また、ピンチロール7である金属製
ロールと光ファイバ3との押圧力の調整が難しく、押圧
力が過大となった場合には金属管で被覆された光のファ
イバ3が変形してしまうこともあった。
【0010】またピンチロール7を、例えばウレタンゴ
ムなどの非金属製ロールとすることも可能であるが、そ
の場合には摩擦係数を高くすることはできるもののロー
ルの摩耗が大きく、摩耗によって形成される溝の深さが
深くなるとやはりスリップを生じてしまう。そして、そ
のような溝が形成されるまでの寿命も短いものであっ
た。
【0011】更に、そのような光ファイバ3を送り出す
送り機構9が溶融金属温度測定装置(図7)に使用され
る場合には、前記スリップにより光ファイバ3の送り出
し速度が不安定になり温度測定精度が悪くなってしまう
という問題があった。例えば溶銑噴流内の温度を測定す
る場合には、噴流が高流速であるため400mm/秒以
上の正確な送り出し速度が、温度測定精度を保つ上で、
必要である。
【0012】そして、スリップが生じると前記必要な送
り出し速度に達するまでの時間即ち加速時間が長くなる
ため、その間は光ファイバ3は無駄に送り出されること
となる。また、同様にスリップにより減速時間も長くな
ると、停止するまでの間に同様に光ファイバ3は無駄に
なってしまう。
【0013】なお、以上の問題点は、金属管被覆光ファ
イバを例に説明したが、金属管で被覆しない光ファイバ
を任意の送出路にとって送り出す際にも同様の問題が発
生し得る。この発明は、以上の問題点を解決するために
なされたもので、スリップや摩耗が生じにくい光ファイ
バ送り装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は以上の目的を
解決するために成されたものである。第1の発明は、光
ファイバを長手方向に送り出す送り装置であって、一対
の樹脂製のエンドレスベルトと、前記各エンドレスベル
トの外周面に形成された複数の横溝と、前記光ファイバ
と嵌合するため前記横溝を縦方向に連通する縦溝と、前
記一対のエンドレスベルトを横溝同士が噛み合うように
平行に配置した状態で駆動するロールと、を有すること
を特徴とする光ファイバの送り装置である。
【0015】第2の発明は、上記発明において、前記光
ファイバと前記エンドレスベルトとの前記嵌合を強固に
するため、エンドレスベルト同士を横溝同士が噛み合う
ように押圧する押圧装置を有することを特徴とする光フ
ァイバの送り装置である。
【0016】第3の発明は、ボビンに巻かれた前記光フ
ァイバを、先端ガイドを通って所定の速度で溶融金属内
に送り込み溶融させながら、溶融金属内の熱放射光を光
ファイバの先端から取り込み、前記光ファイバを通って
放射温度計に導き、溶融金属内の温度を測定される溶融
金属温度測定装置に上記光ファイバの送り装置を用いた
ことを特徴とする光ファイバの送り装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
1乃至図6に示す。まず図6においてこの実施形態に係
る光ファイバ送り装置19が使用される溶融金属温度測
定装置の全体概要を説明する。
【0018】なお、この発明に係る光ファイバ送り装置
19は、必ずしも金属管被覆光ファイバ3を送り出すも
のである必要はなく、金属管で被覆されない単なる光フ
ァイバをガイドするものであっても良い。しかし、この
実施形態においては溶融金属温度測定装置が溶銑噴流1
3内の温度を測定するものであるため、溶銑噴流13に
よって光ファイバが弾き出されたり折れたりしないよう
にするために金属管被覆光ファイバ3を用いるものとす
る。
【0019】さて、金属管被覆の光ファイバ3はボビン
1に巻かれている。光ファイバ3の巻き始めの部分すな
わち後端部分は、ボビン1の外側面に取り付けた放射温
度計を構成する光/電流変換器(図示せず)に接続され
ている。この光/電流変換器によって変換された電流
は、ボビン1の回転軸付近に設けられた図示しない回転
コネクタを介して外部に取り出される。図示しない回転
式光コネクタによって固定側の光ファイバと光学的に接
続されている。この固定側の光ファイバは更に、図示し
ない放射温度計に接続されている。
【0020】光ファイバ3の素線は石英ガラス製の直径
50μmで被覆管はステンレス製で外形3.2mm、肉
厚0.2mmである。光ファイバ1の巻き出される側は
押さえローラ23によって押さえられ、巻出し位置が一
定とされる。巻き出された光ファイバ3は送出路25よ
って送り出される。
【0021】この送出路25は、直線部27と屈曲部と
からなる。直線部27はステンレス製のガイド管によっ
て構成される。屈曲部は、可とう式光ファイバガイド管
21によって構成される。このような直線部27と屈曲
部(21)を組み合わせることで、任意の形状の送出路
25を設けることが可能となる。
【0022】送出路25の先端側にはこの実施形態に係
る光ファイバ送り出し装置19が設けられ、金属管被覆
の光ファイバ3を挟み、図示しないモータにより回転さ
れることで光ファイバ3を所定の速度で送り出す。
【0023】ピンチローラ7から送り出された光ファイ
バ3は、更に可とう式光ファイバガイド管21を経て先
端ガイド11に送り込まれる。この先端ガイド11が支
点29回りに回動可能となっており、駆動装置15によ
り回動し、首振り動作を行う。この首振り動作により光
ファイバ3の先端は正確に溶融金属である溶銑噴流13
内に送り込まれ得る。
【0024】さて、前記光ファイバ送り装置19を図1
乃至図5において説明する。光ファイバ送り装置19
は、一対の樹脂製のエンドレスベルト31を有して構成
される。各エンドレスベルト31は駆動ロール33と従
動ロール35により駆動される。そして、各エンドレス
ベルト31の片側の外周面が、互いに接するようにして
平行に配置される。この平行に配置されたエンドレスベ
ルト31の間に光ファイバ3が、挟まれて送り出され
る。
【0025】各エンドレスベルト31は、耐摩耗性を有
するゴム製ベルトを使用し、芯材として布などを使って
強度を確保する。エンドレスベルト31の外周面には複
数の横溝37が等間隔に形成される。これにより横溝3
7と横溝37の間に横リブ39が形成される。各横溝3
7と横リブ39の断面はは互いに噛み合うような山型と
谷型になっている。
【0026】エンドレスベルト31の外周面において、
幅方向の略中央には、縦方向に縦溝41(図3)が形成
される。この縦溝41は、光ファイバ3と嵌合するため
のもので、前記複数の横溝37を連通する。また縦溝4
1の断面形状は、金属管被覆の光ファイバ3の外形に合
わせたU型となっている。もっともU型でなくV型であ
っても良い。
【0027】外周面が接するように配置された一対のエ
ンドレスベルト31同士は、横溝37同士が噛み合うよ
うに、横溝37が1ピッチずれた状態で配置される。図
3に示すように、光ファイバ3は縦溝41に嵌合した状
態で、一方のエンドレスベルト31の横溝37と、この
横溝37に嵌合する他方のエンドレスベルト31の横リ
ブ39は、完全に接触せず一定の間隙Sを有するように
横溝37や縦溝41等の寸法が形成される。
【0028】前記駆動ロール33または/および従動ロ
ール35は、一対のエンドレスベルト31同士で(図1
中の上下で)、互いには歯車等で連結しても良い。ま
た、このような連結を行わず、一方の駆動ロール33の
駆動力が、一対のエンドレスベルト31を介して他方の
ロール33、35に伝達されるようにしても良い。
【0029】押圧装置43は、図1に示すように下部固
定ガイド45と上部ガイド47によって、エンドレスベ
ルト31同士を接した状態で厚さ方向に押圧する。即
ち、上部ガイド47は、ベース49に設けられた一対の
押さえスプリング51により前記下部固定ガイド45の
方向に押圧されている。
【0030】ベース49の位置は押圧力調整ボルト53
により調整される。押圧力調整ボルト53によってベー
ス49の図中上下方向の位置が調整され、よってベース
49と上部ガイド47との距離、即ち押さえスプリング
51の長さが調整され、従って押圧力は調整される。
【0031】また、駆動ロール33や従動ロール35に
よってエンドレスベルト31を駆動するために、エンド
レスベルト31の内周面にも、外周面と同様の複数の横
溝37´や横リブ39´が形成され、これら横溝37´
に噛み合う歯34がロール33、35に形成される。
【0032】以上の構成を有する光ファイバ送り装置の
作用効果を説明する。駆動ロール33が回転してエンド
レスベルト31を駆動すると、一対のエンドレスベルト
31に言わば挟まれた状態で光ファイバ3が長手方向に
送り出される。この時、光ファイバ3は縦溝41に嵌合
しており、縦溝41と横溝37が交差する角部で高い摩
擦係数を得ている。
【0033】また、エンドレスベルト31は十分に長い
寸法にすることができる。これらにより光ファイバ3は
十分に大きな摩擦力を受けつつエンドレスベルト31に
より送り出されることとなる。
【0034】また、一対のエンドレスベルト31の外周
面が接する部分は直線状であり、この直線状の外周面に
形成された縦溝41に光ファイバ3が嵌合されるので、
光ファイバ3を正確に直線状にガイドできる。従って、
従来のように、いわば点で接触するピンチロール7(図
7)から送り出された光ファイバ3がふらついてしまう
というようなことがない。
【0035】これにより、この光ファイバ送り装置19
から送り出された光ファイバ3は先端ガイド11に正確
に送り込まれることになる。
【0036】また、図3に示すように光ファイバが縦溝
に嵌合した状態で、横溝37と横リブ39との間隙Sは
十分に大きく設定できるので、押圧装置43の押さえス
プリング51のストロークも十分に大きくすることが可
能となった。このため、光ファイバ3に対する押圧装置
43の押圧力の調整が非常に楽に行えるようになった。
このため過大な押圧がなくなる。
【0037】また,光ファイバ3とエンドレスベルト3
1との接触部が十分に長く取れることから、押圧力を分
散できる。これらのことからエンドレスベルト31の摩
耗が少なくなり、光ファイバ送り装置19としての寿命
を長くできる。
【0038】また、十分に大きな摩擦力を得て送りだし
ができるようになったので、送り出しの際のスリップが
生じにくくなった。このため図5に示すように従来
(A)は光ファイバ3の送り出しの加速に0.5秒かか
り、必要な所定の送り出し速度(400mm/S)を
0.8秒維持した後、減速に0.5秒かかっている。ま
た所定の送り出し速度になった状態でも、断続的にスリ
ップが生じ、送り出し速度に最大40mm/S程度のバ
ラつきが生じていた。
【0039】これに対し図5(B)に示すようにこの実
施形態の光ファイバ送り装置19によれば、加速は0.
1秒で完了し、0.8秒間維持される所定の送り速度に
もバラつきが見られなかった。また減速も0.1秒で完
了している。
【0040】このように、この実施形態の光ファイバ送
り装置19によってスリップが減少したことにより、図
4に示すように従来に比べ測定される温度のバラつきが
小さくなった。即ち、従来のピンチロール7によって構
成される送り機構によると3℃程度のバラつきが見られ
る(図(A))のに比べ、この実施形態ではバラつきは
1℃程度であった(図(B))。
【0041】(他の実施形態)以上の実施形態では金属
管被覆の光ファイバ3を例に説明したが、他の実施形態
においては金属管によって被覆されていない通常の光フ
ァイバに対してもこの発明の実施が可能である。
【0042】以上の実施形態ではエンドレスベルト31
の内周面にも、図2に示すように外周面の横溝37と同
一形状である横溝37´が形成され、これら横溝37´
に噛み合う歯34をロール33、35が有するものであ
った。しかしながら他の実施形態においては、内周面の
横溝37´が外周面の横溝37と同一形状である必要は
なく、必要に応じた小さな横溝であっても良い。
【0043】また、エンドレスベルト31の内周面とロ
ール33、35の接触は平坦な面で行われるものとする
ことも可能である。ある程度の張力がエンドレスベルト
31に与えられれば、平坦な面でも駆動力の伝達は可能
だからである。
【0044】以上の実施形態ではエンドレスベルト31
はゴム製で一体的に形成されるものであったが、他の実
施形態では他の合成樹脂製であっても良く、また一体的
でなく、複数のピースが組み合わせられて一本のエンド
レスベルト31を構成するものであっても良い。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、光ファイバは一対のエンドレスベルトによって言わ
ば長手方向で挟まれた状態で送り出されるので、光ファ
イバとエンドレスベルトと接触する部分を長手方向に長
く取れ、十分に大きな摩擦力を得る事ができる。また、
光ファイバは縦溝に嵌合した状態で、縦溝と横溝とが交
差する角部において高い摩擦係数を得ることができる。
よってスリップを生じにくくできる。
【0046】また、前記接触する部分はエンドレスベル
トに沿って長く取れるので、この長い接触部に摩擦力が
分散され、従って摩耗が生じにくい。また、この発明の
光ファイバ送り装置を溶融金属温度測定装置に使用する
ことで、溶融金属内で消耗する光ファイバを所定の送り
速度で送り出すことが容易となり、加速や減速における
光ファイバの無駄が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る光ファイバ送り装
置の全体概略図である。
【図2】図1のII部拡大図である。
【図3】(A)は図2のIII部拡大図である。(B)
は(A)のB−B断面図である。
【図4】この実施形態の光ファイバ送り装置を使用した
溶融金属温度測定装置における温度測定の結果を比較す
るものであり(A)は従来の温度測定結果の図、(B)
はこの実施形態の温度測定結果の図である。
【図5】図4に示す温度測定が行われる際の光ファイバ
の送り出し速度の変化を示す図であり(A)は従来を示
す図、(B)はこの実施形態を示す図である。
【図6】この実施形態に係る光ファイバ送り装置が使用
される溶融金属温度測定装置の全体概略図である。
【図7】従来の溶融金属温度測定装置の全体概略図であ
る。
【符号の説明】
3 光ファイバ 19 光ファイバ送り装置 31 エンドレスベルト 33 駆動ロール 35 従動ロール 37 横溝 39 縦溝 43 押圧装置 45 下部固定ガイド 47 上部ガイド 49 ベース 51 押さえスプリング 53 調整ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 善吉 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 松林 明 広島県福山市鋼管町1番地 福山共同機工 株式会社内 (72)発明者 開原 昭典 広島県福山市鋼管町1番地 福山共同機工 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを長手方向に送り出す送り装
    置であって、一対の樹脂製のエンドレスベルトと、前記
    各エンドレスベルトの外周面に形成された複数の横溝
    と、前記光ファイバと嵌合するため前記横溝を縦方向に
    連通する縦溝と、前記一対のエンドレスベルトを横溝同
    士が噛み合うように平行に配置した状態で駆動するロー
    ルと、を有することを特徴とする光ファイバの送り装
    置。
  2. 【請求項2】 前記光ファイバと前記エンドレスベルト
    との嵌合を強固にするため、前記一対のエンドレスベル
    ト同士を横溝同士が噛み合うように押圧する押圧装置を
    有することを特徴とする請求項1記載の光ファイバの送
    り装置。
  3. 【請求項3】 ボビンに巻かれた前記光ファイバを、先
    端ガイドを通って所定の速度で溶融金属内に送り込み溶
    融させながら、溶融金属内の熱放射光を光ファイバの先
    端から取り込み、前記光ファイバを通って放射温度計に
    導き、溶融金属内の温度を測定する溶融金属温度測定装
    置に使用されることを特徴とする請求項1または2に記
    載の光ファイバの送り装置。
JP8111987A 1996-04-09 1996-04-09 光ファイバの送り装置 Pending JPH09280959A (ja)

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EP97105107A EP0806640B1 (en) 1996-04-09 1997-03-26 Apparatus for measuring temperature of molten metal
DE69722305T DE69722305T2 (de) 1996-04-09 1997-03-26 Vorrichtung zum Messen der Temperatur von geschmolzenem Metall
KR1019970012900A KR100216682B1 (ko) 1996-04-09 1997-04-08 용융금속의 온도 측정장치

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