JPH09280572A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH09280572A
JPH09280572A JP8651996A JP8651996A JPH09280572A JP H09280572 A JPH09280572 A JP H09280572A JP 8651996 A JP8651996 A JP 8651996A JP 8651996 A JP8651996 A JP 8651996A JP H09280572 A JPH09280572 A JP H09280572A
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JP
Japan
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heater
heating
plate
reflector
heating cooker
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JP8651996A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Takei
保 武井
Tatsuya Nakagawa
達也 中川
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒータから輻射される熱線を有効に被加熱物
の加熱調理に利用でき、しかも、ヒータ付近が過度に温
度上昇することを防止する。 【解決手段】 加熱調理室14の天井板18の略後半部
に形成された開口部18aを上方から塞ぐように、断面
形状を略台形とする金属板からなる箱状部材25を取付
けることによりにヒータ収納部23を形成し、このヒー
タ収納部23内に棒状のヒータ24を配設する。箱状部
材25は、その内面が鏡面状態とされ、ヒータ24から
上方に向けて輻射される熱線を水平方向に反射する第1
の反射板26,26、この第1の反射板26,26によ
り水平方向に反射された熱線を下向きに反射する第2の
反射板27,27、及び、それら第1、第2の反射板2
6,27をつなぐ水平板部28,28を一体に有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒータによる加熱
調理機能を備えた加熱調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の加熱調理器と
しては、ヒータを備えた電子レンジが知られている。こ
の電子レンジにおいては、図7に示すように、加熱調理
室1の天井部2に設けられたヒータ収納部3内にミラク
ロンヒータ等のヒータ4を配設しており、トースト調理
時やオーブン調理時には、このヒータ4から輻射される
熱線を直接的に、或いはヒータ収納部3の内壁である反
射板5に反射させることにより、ヒータ4の下方に配置
される食パン等の食品6に照射させて当該食品6を加熱
調理するようにしている。この場合、前記反射板5(ヒ
ータ収納部3)は、断面が、下辺を取除いたほぼ台形状
をなし、ヒータ4の左右の斜面部と、ヒータ4の上方の
水平面部とを有している。
【0003】しかしながら、上記従来のものでは、ヒー
タ4からの熱線のうちヒータの真上方向に向けて輻射さ
れるものが、反射板5によりヒータ4に向かって反射さ
れるので、食品6の加熱に十分に寄与せず、またヒータ
4付近に熱がこもって高温になっていた。その結果、ヒ
ータ4やその周囲の部材の熱劣化を招き易く、それを防
止するためには耐熱性の優れた部材を用いる必要があ
り、コストアップを招くという問題点があった。
【0004】また、ヒータ4から輻射される熱線のうち
側方に向けて輻射されるものの多くは、食品6に照射さ
れないため加熱効率が十分ではなく、さらには、加熱調
理室1内に食品6を出し入れする際に、その食品6を支
持する食器等が天井部2に配設されたヒータ4に当た
り、ヒータ4を破損してしまうおそれがあるという事情
があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ヒータから輻射される熱線を有効に被
加熱物の加熱調理に利用でき、しかも、ヒータ付近が過
度に温度上昇することを防止することができる加熱調理
器を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の加熱
調理器は、被加熱物が収容される加熱調理室と、この加
熱調理室の天井部に凹設されたヒータ収納部に設けられ
た棒状のヒータと、このヒータの中心軸線を焦点とする
横向きの放物線の一部に沿う断面形状を有し前記ヒータ
から上方に向けて輻射される熱線を水平方向に反射する
第1の反射板と、この第1の反射板により水平方向に反
射された熱線を下向きに反射する第2の反射板とを具備
してなることを特徴とするものである。
【0007】この構成によれば、ヒータから上方に向け
て輻射される熱線は第1の反射板により水平方向に反射
され、さらに第2の反射板により下向きに反射されるの
で、熱線がヒータ部分に戻ってくることを防止できると
共に、被加熱物とは反対側に向かってヒータから輻射さ
れる熱線をも被加熱物に対して有効に照射させることが
できる。
【0008】また、ヒータ収納部内に、ヒータ中心軸線
を焦点とする放物線の一部に沿う断面形状を有し前記ヒ
ータから側方に向けて輻射される熱線を下向きに反射す
る第3の反射板を設けると(請求項2の発明)、ヒータ
からの側方に輻射される熱線も効率良く被加熱物に照射
されるようになる。
【0009】この場合、前記第3の反射板を、ヒータか
らの距離を異ならせて複数枚設けるようにすると(請求
項3の発明)、ヒータから輻射される熱線を被加熱物に
対して広範囲に照射させることができる。また、このと
き第3の反射板を、前記第1の反射板により水平方向に
反射される熱線の経路を避けて設けると(請求項4の発
明)、ヒータから輻射され第1の反射板により反射され
た熱線が第3の反射板に当たることを防止できる。
【0010】そして、第3の反射板のうち少なくとも一
部を、ヒータよりも下方に延びるように設け、該ヒータ
の保護部材としての機能を兼ねるようにすると(請求項
5の発明)、例えば被加熱物の出し入れの際に、当該被
加熱物がヒータに当たってヒータを破損してしまうこと
を未然に防止できる。加えて、第3の反射板を、加熱調
理室の天井板と一体に設けると(請求項6の発明)、部
品数を少なくでき、また、組立性の向上を図ることがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明をヒータ付き電子レ
ンジに適用した第1実施例(請求項1〜5に対応)につ
いて図1ないし図5を参照しながら説明する。まず、図
2は本実施例の加熱調理器たる電子レンジの外観を示し
ており、電子レンジの本体11は外箱12の内部に内箱
13を配設して構成されており、内箱13の内部は加熱
調理室14とされている。前記内箱13は、底板15、
左右の側板16、背板17、天井板18(図1参照)か
ら前面が開口した矩形箱状に構成されている。
【0012】本体11の前面には、加熱調理室14を開
閉する扉19が設けられていると共に、その側方に操作
パネル20が設けられている。そして、図示はしない
が、操作パネル20の裏側の機械室内に、マグネトロン
や高圧トランス等が配設され前記加熱調理室14内にマ
イクロ波を供給するように構成されている。さらに、加
熱調理室14の底部には回転網21が配設されており、
この回転網21は、レンジ調理時において図示しないタ
ーンテーブルモータにより回転駆動されるようになって
いる。また、ヒータ調理時例えばトースト調理時におい
ては、回転網21は回転しないようになっており、回転
網21の後部側に被加熱物(例えば食パン)22が載置
されるようになっている。
【0013】さて、前記加熱調理室14の天井部には、
図1,図2に示すように、中心より後方側に位置してヒ
ータ収納部23が凹設されており、このヒータ収納部2
3内に棒状の例えばミラクロンヒータ等のヒータ24が
配設される。このとき、前記ヒータ収納部23は、加熱
調理室14の天井部の左右方向にほぼ一杯に延びて設け
られており、前記ヒータ24もそのヒータ収納部23内
に左右ほぼ一杯に延びる長尺形状をなしている。以下、
このヒータ収納部23について詳述する。
【0014】前記ヒータ収納部23は、内箱13の天井
板18のほぼ後半部に左右方向に長い矩形状の開口部1
8aを形成すると共に、その開口部18aを上方から塞
ぐように、断面形状を略台形とする金属板からなる箱状
部材25を取付けることにより形成されている。前記ヒ
ータ24は、その両端部が箱状部材25の両端面(図示
せず)に支持されることにより、ヒータ収納部23内の
前後方向中央部に取付けられている。そして、前記箱状
部材25は、その内面が鏡面状態とされ、ヒータ24か
ら輻射される熱線を正反射するようになっている。
【0015】本実施例では、この箱状部材25は前記ヒ
ータ24を中心に図1,2で左右対称形状をなし該ヒー
タ24から上方に向けて輻射される熱線を水平方向に反
射する第1の反射板26,26、この第1の反射板2
6,26により水平方向に反射された熱線を下向きに反
射する第2の反射板27,27、及び、それら第1、第
2の反射板26,27をつなぐ水平板部28,28を一
体に有して構成されている。
【0016】ここで、ヒータ24から輻射される熱線が
反射板に照射されたときの熱線の反射経路について簡単
に説明する。周知のように、ヒータ24から輻射される
熱線が、反射板に対して角度θの傾きをもって反射板に
当たると、同じく角度θの傾きをもった熱線として反射
される(正反射)。従って、図4に示すような放物線
A、即ち、X−Y座標上において原点O(0,0)を焦
点とするY=aX−1/4a(aは定数)で表される
放物線Aを断面形状とする反射板を考えた場合、焦点O
に中心軸線が位置するように配置されたヒータから輻射
される熱線は、反射板上のいずれの位置に当たった場合
でも、Y軸と平行方向に反射される。
【0017】前記第1の反射板26,26は、それぞれ
断面形状が、図5に示すように、ヒータ24の中心軸線
を焦点とする対称な2つの横向きの放物線B,Cのうち
上側の交点から上方に延びる一部B1,C1(太線で示
す)に沿うように形成されている。これにより、図2に
示すように、ヒータ24から上方に向けて輻射される熱
線a1は、第1の反射板26に当たると、a2で示すよ
うに水平方向に反射されることになる。そして、前記第
2の反射板27は、水平方向に約45度傾斜しており、
第1の反射板26により水平方向に反射された熱線a2
を、a3で示すように下向きに反射するようになってい
る。
【0018】さらに、本実施例では、ヒータ収納部23
内には、前記ヒータ24から側方に向けて輻射される熱
線を下向きに反射する第3の反射板が、やはり、図1,
2でヒータ24を中心として左右対称に設けられてい
る。この場合、第3の反射板は、ヒータ24の側方にや
や離れて上下に湾曲して延びる一対の上部反射板29,
29と、この上部反射板29よりやや下方で且つヒータ
24側に寄せて位置され、ヒータ24よりも下方まで湾
曲して延びる一対の下部反射板30,30との距離の異
なる複数枚が設けられている。
【0019】これら上部反射板29,29及び下部反射
板30,30は、それぞれ、ヒータ24の中心軸線を焦
点とし、上に凸となる放物線の一部に沿う断面形状をな
している。これら上部反射板29,29及び下部反射板
30,30は、ヒータ収納部23内の左右方向一杯に延
び、両端部がそれぞれ箱状部材25の両端面に取り付け
られている。
【0020】これにて、図2に示すように、ヒータ24
から側方に向けて輻射される熱線b1及びc1は、それ
ぞれ上部反射板29及び下部反射板30によって下向き
(b2,c2)に反射されるのである。また、このと
き、上部反射板29の上端は、前記第1の反射板26に
より水平方向に反射される熱線a2の経路を避けるた
め、水平板部23から下方に所定の幅を存して設けられ
ている。
【0021】次に上記構成の作用について説明する。
尚、ここでは本発明の要部に関わるヒータ24を使用す
る調理例えばトースト調理が選択された場合についての
み説明し、マグネトロンからマイクロ波が照射されるこ
とによるレンジ調理が選択された場合についての説明は
省略する。
【0022】回転網21上に被加熱物(食パン)22を
載置した状態で、操作パネル20のスイッチ操作により
トースト調理の開始の指示がなされると、ヒータ24に
通電される。これにより、ヒータ24から周囲に向かっ
て熱線が輻射される。この熱線のうち、下方に向けて輻
射される熱線d1は直接的に被加熱物22に照射され
る。
【0023】一方、ヒータ24から真上に向けて輻射さ
れる熱線a1は、第1の反射板26によって、水平方向
に反射されて、第2の反射板27に向かう。そして、第
1の反射板26により第2の反射板27に向けて水平方
向に反射されてきた熱線a2は、第2の反射板27が水
平方向に対して角度45°傾斜して設けられていること
より、下向きに反射されて被加熱物22に照射される
(熱線a3)。また、このとき、第1の反射板26を反
射した熱線a2が上部反射板29に当たることはない。
【0024】さらに、ヒータ24から側方に輻射された
熱線b1,c1は、第3の反射板(上部反射板29,下
部反射板30)に当たり被加熱物22に向けて下向きに
反射される。この場合、第3の反射板を構成する上部反
射板29および下部反射板30はそれぞれヒータ24か
ら距離を異ならせて設けられているため、反射された熱
線b2,c2が被加熱物22の異なる位置に分散して照
射される。また、上部反射板30により反射された熱線
b2が下部反射板29に当たることもない。このよう
に、被加熱物22は、熱線a3,b2,c2,d1が照
射されることにより加熱調理されるのである。
【0025】従って、本実施例では、ヒータ24から上
方に向けて輻射される熱線a1が、第1の反射板26に
より水平方向に反射されるので、熱線がヒータ4に向け
て反射されていた従来のものと異なり、ヒータ24付近
が高温となることを防止することができ、ひいては、耐
熱性のさほど高くない部材を採用できる。そして、第1
の反射板26により水平方向に反射された熱線a2は、
第2の反射板27により下向きに反射されて被加熱物2
2に照射されるので、ヒータ24から上方に向けて輻射
された熱線a1をも被加熱物22の加熱調理(トースト
調理)に有効に利用することができ、加熱効率の向上を
図ることができ、ひいては調理時間を短縮することがで
きる。
【0026】また、本実施例では、ヒータ24の近傍に
第3の反射板29,30が設けられているので、ヒータ
24から側方に向けて輻射される熱線b1,c1を被加
熱物22に向けて反射することができ、さらなる加熱効
率の向上を図ることができる。しかも、第3の反射板2
9,30を複数枚設けたので、反射した熱線b2,c2
を被加熱物22の広範囲に照射することができ、被加熱
物の均等加熱を行うことができる。
【0027】しかも、本実施例では、第3の反射板のう
ち下部反射板30はヒータ24よりも下方に延びて設け
られて、ヒータ24の保護部材としての機能も兼ねるこ
とになるので、例えば加熱調理室14内に被加熱物22
を出し入れする際等に、被加熱物22を誤ってヒータ2
4に当ててヒータ24を破損してしまうといった不具合
を未然に防止することができる。
【0028】さらに、第3の反射板29,30の温度上
昇により熱がヒ−タ収納部20内を上昇するが、水平板
部23が遮熱板として機能するので、箱状部材25の上
部の温度上昇を抑えることができ、ひいては箱状部材2
5と外箱12との間に設けられる断熱部材(図示せず)
の量を減らすことができるといった利点も得ることがで
きる。
【0029】図6は本発明の第2実施例(請求項6に対
応)を示しており、上記第1実施例と異なるところは、
第3の反射板29,30を天井板18と一体に形成した
点にある。具体的には、天井板18の中央より後半分に
は台部31が一体に設けられ、その台部31の前後両端
部に位置して幅方向に延びる長方形状の開口部32,3
2が形成されている。そして、この両開口部32,32
に挟まれた部分(以下、反射板成形部とする)を4等分
した中央2個分を、中心から下方に切り起こすと共にヒ
ータ24の中心軸線を焦点とする放物線の一部に沿う断
面形状を有するように成形することにより、一対の下部
反射板30が形成されている。一方、反射板成形部のう
ち両側部分を、それぞれ前記下部反射板30側から上方
に切り起こすと共にヒータ24の中心軸線を焦点とする
放物線の一部に沿う断面形状を有するように成形するこ
とにより一対の上部反射板29が形成されている。
【0030】そして、前記台部31の側面31a,31
aは天井板18に対して略45度傾斜しており、この側
面31a,31aに断面が略台形状をなす反射板33が
取付けられていることによりヒータ収納部23が形成さ
れている。この場合、反射板33は、第1の反射板2
6、第2の反射板27及び水平板部23を一体に有して
構成されている。
【0031】これにより、本実施例では上記第1実施例
で示した作用・効果に加えて、第3の反射板29,30
を天井板18と一体に形成することにより、部品数を少
なくでき、組立性の向上を図ることができるという効果
が得られる。
【0032】尚、本発明は上記し且つ図面に示す実施例
に限定されるものでなく、以下のような変更または拡張
が可能である。第2の反射板27の角度は、ヒータ24
からの熱線を照射させたい位置(即ち被加熱物22の位
置)に合わせて適当に設定することが可能である。
【0033】第3の反射板29,30を、ヒータ24を
中心として前後側に対称に位置するように設けたが、前
側あるいは後側だけでも良く、或いは、前後側に非対称
に位置するように設けても良い。また、第3の反射板は
1枚でもよい。
【0034】ヒータ収納部23の位置は、加熱調理室1
4の天井部の後半分に限らず、前半分でも良く、或いは
天井部の前後に別けて2個のヒータ収納部を設け、それ
ぞれにヒータを配置するようにしても良い。ヒータ24
はミラクロンヒータに限らず、石英管ヒータやシーズヒ
ータでも良い。加熱調理器としては、ヒータ機能付き電
子レンジに限らず、ヒータ調理専用器などに適用しても
良い。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の加熱調理器によれば、ヒータから上方に向けて輻射さ
れる熱線がヒータに向けて反射されることがなく、ヒー
タ付近の過度な温度上昇を防止できる。従って、ヒータ
やヒータ収納部に耐熱性能の優れた材質を使用せずとも
済み、コストダウンを図ることができる。さらに、第1
の反射板により水平方向に反射された熱線は第2の反射
板により下向きに反射されるので、被加熱物とは反対側
に向かってヒータから輻射される熱線をも被加熱物の加
熱に有効的に利用することができ、加熱効率を向上させ
ることができ、ひいては調理時間の短縮化を図ることが
できる。
【0036】これに加えて、ヒータ収納部内にヒータの
中心軸線を焦点とする放物線に沿う第3の反射板を設け
ると(請求項2の加熱調理器)、ヒータから側方に向け
て輻射される熱線が下向きに反射されて被加熱物に向か
うことになり、ヒータから輻射される熱線をより一層、
被加熱物の加熱に有効的に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、加熱調理室
の縦断側面図
【図2】熱線の反射の様子を示す要部の拡大縦断側面図
【図3】全体の斜視図
【図4】放物線を断面形状とする反射板における熱線の
反射の様子を示す図
【図5】第1の反射板の断面形状を説明するための図
【図6】本発明の第2実施例を示すヒータ収納部の部分
拡大縦断側面図
【図7】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
図中、14は加熱調理室、18は天井板、22は被加熱
物、23はヒータ収納部、24はヒータ、25は箱状部
材、26は第1の反射板、27は第2の反射板、29は
上部反射板(第3の反射板)、30は下部反射板(第3
の反射坂)を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物が収容される加熱調理室と、 この加熱調理室の天井部に凹設されたヒータ収納部に設
    けられた棒状のヒータと、 このヒータの中心軸線を焦点とする横向きの放物線の一
    部に沿う断面形状を有し前記ヒータから上方に向けて輻
    射される熱線を水平方向に反射する第1の反射板と、 この第1の反射板により水平方向に反射された熱線を下
    向きに反射する第2の反射板とを具備してなる加熱調理
    器。
  2. 【請求項2】 ヒータ収納部内には、ヒータの中心軸線
    を焦点とする放物線の一部に沿う断面形状を有し前記ヒ
    ータから側方に向けて輻射される熱線を下向きに反射す
    る第3の反射板が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 第3の反射板は、ヒータからの距離を異
    ならせて複数枚が設けられていることを特徴とする請求
    項2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 第3の反射板は、第1の反射板により水
    平方向に反射される熱線の経路を避けて設けられている
    ことを特徴とする請求項2または3記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 第3の反射板のうち少なくとも一部は、
    ヒータよりも下方に延びて設けられ、該ヒータの保護部
    材としての機能を兼ねることを特徴とする請求項2ない
    し4のいずれかに記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 第3の反射板は、加熱調理室の天井板と
    一体に設けられていることを特徴とする請求項2ないし
    5のいずれかに記載の加熱調理器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1299060C (zh) * 2002-11-26 2007-02-07 乐金电子(天津)电器有限公司 微波炉的腔体一体型加热器装置
JP2020191978A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 アサヒ装設株式会社 加熱調理装置

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