JPH0927895A - 画像合成装置 - Google Patents

画像合成装置

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JPH0927895A
JPH0927895A JP7176046A JP17604695A JPH0927895A JP H0927895 A JPH0927895 A JP H0927895A JP 7176046 A JP7176046 A JP 7176046A JP 17604695 A JP17604695 A JP 17604695A JP H0927895 A JPH0927895 A JP H0927895A
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JP
Japan
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image
reference area
circuit
area
maximum value
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JP7176046A
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English (en)
Inventor
Kazushi Ono
一志 小野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予めマークなどを原稿に付与することなく、
分割して読み取られた画像を合成する画像合成装置を提
供すること。 【課題解決手段】 一致判定に用いる参照領域の位置を
指示する第1アドレス発生回路1と、参照領域と対照さ
れる対照領域の位置を指示する第2アドレス発生回路2
と、2つの分割読み取りされた画像を記憶する第1画像
メモリー3と第2画像メモリー4と、参照領域がパター
ンマッチングに適する画像かどうかを判定するチェック
回路5と、2つの分割画像の一致する位置を探す一致判
定回路6と、2つの分割画像を1つの画像に合成する合
成回路7と、合成画像を記憶する第3画像メモリー8と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像合成装置、特
に複数の画像の重複する部分を照合することにより、複
数の画像間のずれ量を検出して1つの画像に合成する画
像合成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、イメージスキャナーとプリンター
とで構成されたデジタル複写機が実用化され、アナログ
複写機では実現できない機能として、イメージスキャナ
ーの読みとり範囲よりも大きな原稿を2回に分けて読み
とった後合成して1つの画像として出力する機能が提案
されている。(例えば、特開平5ー122501号公報
参照) 以下に、従来の画像合成装置について説明する。
【0003】図6は、従来の画像合成装置の構成を示す
ブロック図である。図6において、41は第1の画像を
記憶する第1画像メモリー、42は第2の画像を記憶す
る第2画像メモリー、43は第1の画像と第2の画像と
の合成位置をパターンマッチング方式で検出する一致判
定回路、44は第1画像メモリー41に記憶された第1
の画像と第2画像メモリー42に記憶された第2の画像
とを一致判定回路43で指定された合成位置で合成する
合成回路、45は合成した画像を記憶する合成画像メモ
リーである。また、図7は図6で示される従来の画像合
成装置で処理される原稿画像、分割画像、合成画像それ
ぞれの具体例を示す図である。図7において46は原稿
画像、47、48はそれぞれ分割画像、49は合成画
像、50は共通領域を指示するマークである。
【0004】以上のように構成された図6の画像合成装
置について、以下にその動作を図7を参照して説明す
る。
【0005】まず、図示していない画像入力装置で2回
に分けて原稿46を共通領域が存在する様に読み取り、
2つの分割画像47、48をそれぞれ第1画像メモリー
41と第2画像メモリー42とに記憶させる。一致判定
回路43はパターンマッチングによって、第1画像メモ
リー41と第2画像メモリー42とにそれぞれ記憶され
た2つの分割画像47、48からマーク50で指示され
た共通領域が一致する位置を検出する。次に、合成回路
44は一致判定回路43で検出された一致する位置で2
つの画像を合成して1つの合成画像49とし、合成画像
メモリー45に記憶させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構成では、一致判定に用いる領域をマーク
によって切り出すために原稿にマークを記入しなければ
ならず、原稿を汚してしまうという課題と、パターンマ
ッチングでは一様な画素データで構成された領域や同じ
パターンの繰り返しで構成される領域を一致判定に用い
た場合では一致する位置を正しく検出できないので、マ
ークで囲まれる領域には必ずパターンマッチングに適す
る画像が存在するようにオペレーターが適切な位置を選
んでマークを記入しなければならないという課題があ
る。
【0007】本発明は、従来の画像合成装置のこのよう
な課題を考慮し、分割読み取りされた画像をパターンマ
ッチングに適する画像を含む領域にマークを付与する必
要がなく、一致判定に用いる領域を自動的に設定するこ
とのできる画像合成装置を提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに重複す
る部分を有する画像を記憶する第1、第2の記憶手段
と、第1、第2の記憶手段に記憶された第1の画像と第
2の画像を照合する際に基準となる第1の画像中の参照
領域が照合に適するかを評価する評価手段と、評価手段
で照合に適すると評価された参照領域の位置を指定する
参照領域指定手段と、参照領域と照合を行なう第2の画
像中の対照領域の位置を指定する対照領域指定手段と、
参照領域指定手段で指定された参照領域と対照領域指定
手段で設定された対照領域とを照合して第1の画像と第
2の画像のずれ量を検出するずれ量検出手段と、ずれ量
検出手段で得たずれ量に基づいて第1の画像と第2の画
像とを合成して1つの画像とする合成手段とを有する画
像合成装置で構成して前記課題を解決している。
【0009】本発明は、第1、第2の記憶手段が互いに
重複する部分を有する画像を記憶し、評価手段が第1、
第2の記憶手段に記憶された第1の画像と第2の画像を
照合する際に基準となる第1の画像中の参照領域が照合
に適するかを評価し、参照領域指定手段が評価手段で照
合に適すると評価された参照領域の位置を指定し、対照
領域指定手段は参照領域と照合を行なう第2の画像中の
対照領域の位置を指定し、ずれ量検出手段が参照領域と
対照領域とを照合して第1の画像と第2の画像のずれ量
を検出し、合成手段がずれ量検出手段で得たずれ量に基
づいて第1の画像と第2の記憶手段に記憶された画像と
を合成して1つの画像とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施例を示
す図面に基づいて説明する。
【0011】図1は、本発明の第1の実施例に係る画像
合成装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、1は参照領域の位置を指示する第1アドレス発生回
路(請求項に言う参照領域指定手段)、2は対照領域の
位置を指示する第2アドレス発生回路(請求項に言う対
照領域指定手段)、3は第1の分割画像を記憶する第1
画像メモリー、4は第2の分割画像を記憶する第2画像
メモリー、5は参照領域中の画素データの最大値と最小
値とを求めその差が予め決められた閾値より大きいかを
判定するチェック回路(請求項に言う評価手段)、6は
パターンマッチングによって一致する位置を検索する一
致判定回路(請求項に言うずれ量検出手段)、7は第1
画像メモリー3と第2画像メモリー4とにそれぞれ記憶
されている2つの分割画像を一致判定回路6で検索され
た一致する位置で合成して1つの合成画像とする合成回
路、8は合成された画像を記憶する合成画像メモリー
(第3画像メモリー)である。
【0012】ここで、チェック回路5の構成について図
2を参照して説明する。
【0013】図2において、21は画素データの最大値
を記憶する最大値レジスター、22は入力された画素デ
ータと最大値レジスター21に記憶された最大値とを比
較する最大値比較回路、24は画素データの最小値を記
憶する最小値レジスター、23は入力された画素データ
と最小値レジスター24に記憶された最小値とを比較す
る最小値比較回路、25は最大値レジスター21に記憶
された最大値と最小値レジスター24に記憶された最小
値との差を求める減算回路、26は減算回路25で求め
た差を評価するための閾値を記憶する閾値レジスター、
27は減算回路25で求めた差と閾値レジスター26に
記憶された閾値とを比較する閾値比較回路である。
【0014】上記構成の本発明の画像合成装置において
は、第1画像メモリー3に第1分割画像を記憶させ、第
2画像メモリー4に第2の分割画像を記憶させ、チェッ
ク回路5で前記両画像メモリー3,4にそれぞれ記憶さ
れている第1の分割画像と第2の分割画像とを照合する
際に、第1の分割画像の中の参照領域が照合に適するか
を評価させ、チェック回路5で照合に適すると評価され
た参照領域の位置を第1アドレス発生回路1で指定し、
また、この参照領域と照合を行う第2の分割画像の中の
対照領域を第2アドレス発生回路2で指定し、一致判定
回路6においては第1のアドレス発生回路1で指定され
た参照領域と、第2アドレス発生回路2で指定された対
照領域とを照合し、前記両分割画像のずれ量を検出し、
合成回路7ではこのずれ量に基づいて前記両分割画像を
照合して1つの画像に合成するのである。 次に、図1
および図2で構成される上記第1の実施例の画像合成装
置の動作について図3を参照しながら説明する。
【0015】まず、図示していない画像読み取り部で原
稿の一部を読み取ったうえで、その読み取った原稿の一
部の画像を第1画像メモリー3に対して図3の左側で示
される第1分割画像11として記憶させる。ここで、1
3は第1分割画像11における共通領域とされる。ま
た、同様に第1分割画像11の共通領域13と共通する
共通領域14があるように原稿の他の一部を読み取った
うえで、図3の右側で示されるこの読み取った原稿の他
の一部の画像を第2分割画像12として第2画像メモリ
ー4に記憶させる。
【0016】次に、図3で示すように、第1アドレス発
生回路1に対してパターンマッチングに用いるため第1
分割画像11における共通領域内13内にある参照領域
15の初期位置を共通領域13内の基準座標として設定
する。第1アドレス発生回路1は基準座標を1つの頂点
とする矩形領域である参照領域15に含まれる各画素に
対応する第1画像メモリー3内のアドレスを順次発生し
て第1画像メモリー3から各画素のデータを読み出し、
チェック回路5に出力する。ここにいう画素データとは
画素単位に量子化された画像データのことである。
【0017】チェック回路5は、順次入力される画素デ
ータと、最大値レジスター21に記憶されているその時
点までの参照領域15に含まれる画素の最も濃い量子化
された値である最大値とを、また順次入力される画素デ
ータと最小値レジスター24に記憶されているその時点
までの参照領域15に含まれる画素の最も薄い量子化さ
れた値である最小値とを、チェック回路5に入力された
画素データの中の最も濃い画素及び最も薄い画素の値を
得るために、最大値比較回路22及び最小値比較回路2
3でそれぞれ比較する。
【0018】この比較の結果、チェック回路5は、それ
ぞれ入力された画素データが(1)最大値よりも大きい
場合はその最大値よりも大きい画素データを最大値レジ
スター21に最大値として更新して記憶させ、あるいは
(2)最小値よりも小さい場合はその最小値よりも小さ
い画素データを最小値レジスター24に最小値として更
新して記憶させる一方、(3)その他の場合は、最大値
レジスター21のそれまでの最大値、最小値レジスター
24のそれまでの最小値を更新することなく維持する。
【0019】チェック回路5においては、さらに参照領
域15に含まれる全ての画素データについて上述した最
大値、最小値の比較が終了した後、減算回路25におい
て最大値レジスター21に記憶されている参照領域15
に含まれる画素データの最大値と、最小値レジスター2
4に記憶されている参照領域15に含まれる画素データ
の最小値との差を計算して、参照領域15に含まれる画
素の最も濃い画素と最も薄い画素との画素データの差を
求める。次に、閾値比較回路27が閾値レジスター26
に記憶されているあらかじめ定められている閾値と減算
回路25で求めた最大値と最小値との差とを比較し、閾
値より最大値と最小値との差が小さい場合は、参照領域
15が画素データの差が小さい即ち濃淡の差が小さく画
像の濃淡パターンで2つの画像の一致不一致を判定する
パターンマッチングには適さない領域であると判断して
第1アドレス発生回路1の基準座標を移動させ、上記チ
ェック回路5の処理を繰り返す。ここで、減算回路25
で最大値と最小値との差を計算するのは、パターンマッ
チングでは2つの画像が一致するか否かを濃淡パターン
が一致するか否かで判定するため、パターンマッチング
に用いる領域は、ある程度の濃淡がある領域である必要
があるので参照領域15に含まれる画素データの最大値
と最小値との差を求めることにより、参照領域15の濃
淡の差を求めるのである。また、上記閾値とはパターン
マッチングに用いることができる程度の濃淡があるかを
判定するための基準とする値であり、システム設計時に
パターンマッチングの精度を考慮してこの値より最大値
と最小値との差が小さいとパターンマッチングに適さな
いと判断すると決められた値のことである。また、閾値
と、最大値と最小値との差とを比較するのは、参照領域
15の濃淡の差があらかじめ決められた閾値より大きい
かを判断するためである。さらに、上記閾値より最大値
と最小値との差が小さいとパターンマッチングに適さな
いのは、パターンマッチングでは2つの画像が一致する
か否かを濃淡パターンが一致するか否かで判定するた
め、パターンマッチングに用いる領域は、ある程度の濃
淡がある領域であることが必要なためである。
【0020】前記閾値よりも最大値と最小値との差が大
きい場合には、第2アドレス発生回路2に参照領域15
の基準座標を与えることにより、第2アドレス発生回路
2はパターンマッチングに用いる対照領域16として、
共通領域13における参照領域15に対応する共通領域
14内の領域を中心とする参照領域15より広い領域に
含まれる各画素に対応する第2画像メモリー4内のアド
レスを順次発生して第2画像メモリー4から各画素のデ
ータを読み出す。次に一致判定回路6では対照領域16
の中の参照領域15と同じ大きさの部分領域を切り出し
て、参照領域15に含まれる各画素について部分領域の
対応する画素の画素データとの差の総和を求める計算を
対照領域16内で設定することのできる全ての部分領域
について行い、差の総和が最小であった部分領域の位置
を参照領域15に一致する位置とし、求めた一致する位
置と対照領域16の中心に設定された領域の位置とのず
れ量を算出する。最後に合成回路7でずれ量に応じて第
2分割画像12をずらしながら、第1分割画像11と第
2分割画像12とを合成し、合成画像を第3画像メモリ
ー8に記憶させる。
【0021】なお、第2アドレス発生回路2に参照領域
15の基準座標を与えることによりパターンマッチング
が可能な理由は、参照領域15の基準座標から一致判定
回路6で一致判定に利用する領域を限定し、対照領域1
6をパターンマッチングにおいて参照領域15に一致す
る領域を探索する対照となる領域とするからである。ま
た、参照領域15の基準座標を与えてパターンマッチン
グに用いる対照領域16の基準座標を設定するのは、参
照領域15の基準座標を与えることにより、第2アドレ
ス発生回路2はパターンマッチングに用いる対照領域1
6として、共通領域13における参照領域15に対応す
る共通領域14内の領域を中心とする参照領域15より
広い領域に含まれる各画素に対応する第2画像メモリー
4内のアドレスを順次発生して第2画像メモリー4から
各画素のデータを読み出すためである。
【0022】ここで、パターンマッチングについて説明
する。対照領域16の中の参照領域15と同じ大きさの
部分領域を切り出して、参照領域15に含まれる各画素
について部分領域の対応する画素の画素データとの差の
総和を求める計算を対照領域16内で設定することので
きる全ての部分領域について行い、差の総和が最小であ
った部分領域の位置を参照領域15に一致する位置とす
る。これを数式であらわすと、参照領域15を1辺の画
素数がmの正方形で参照領域15に含まれる各画素の画
素データをXとし、対照領域16を1辺の画素数がnの
正方形で、対照領域16に含まれる各画素の画素データ
をYとしたとき、まず、0≦k<nーm,0≦l<nー
mであるk,lに対して
【0023】
【数1】
【0024】を求め、Sk,lが最小となるkとlとを
求め、K,Lとする。(K,L)と(K+m,L+m)
とを対角とする領域が参照領域15と一致する領域とな
る。
【0025】以上のように本実施例によれば、第1アド
レス発生回路1と、第2アドレス発生路2と、第1画像
メモリー3と、第2画像メモリー4と、チェック回路5
と、一致判定路6と、合成回路7と、第3画像メモリー
8とを設け、第1アドレス発生回路1で指定された参照
領域15がパターンマッチングに適する領域かを判定す
るチェック回路5でパターンマッチングに適すると判定
された参照領域15と対照領域16とを用いて一致判定
回路6でパターンマッチングによって一致する位置を検
出し、合成回路7で1つの画像に合成して第3画像メモ
リー8に記憶させることによって、参照領域15がパタ
ーンマッチングに適する領域であるように原稿にマーク
をつけるなどオペレーターが指示しなくても共通領域1
3からパターンマッチングに適する領域を自動的に検出
して参照領域15とし、対照領域16とパターンマッチ
ングを行なって画像を合成することができる。
【0026】本実施例のチェック回路5は参照領域15
に含まれる画素データの最大値と最小値との差で評価し
ているので、参照領域15が一様に白や黒など同じ色で
構成されていたり、画素データの変動が小さく特徴がな
い領域である場合は、パターンマッチングに適さない領
域であると判定することができる。
【0027】なお、上述の合成について具体的に説明す
ると、第3画像メモリーである合成画像メモリー8に第
1分割画像11を記憶させ、次に一致判定回路6で算出
した一致する領域と対照領域16の中心に設定された領
域とのずれ量に応じて第2分割画像12を平行移動し、
参照領域15と、参照領域15と一致する対照領域16
中の領域とが重なるように合成画像メモリー8に記憶さ
せることで合成されることになる。
【0028】図4は本発明の第2の実施例に係るチェッ
ク回路のブロック図である。図4において、31は画素
データを行方向あるいは列方向に1行あるいは1列分加
算する1行加算回路、21は1行加算回路31で計算さ
れた値の最大値を記憶する最大値レジスター、22は最
大値レジスター21に記憶されている最大値と1行加算
回路31で計算された値とを比較する最大値比較回路、
24は1行加算回路31で計算された値の最小値を記憶
する最小値レジスター、23は最小値レジスター24に
記憶された最小値と1行加算回路31で計算された値と
を比較する最小値比較回路、25は最大値レジスター2
1に記憶された最大値と最小値レジスター24に記憶さ
れた最小値との差を求める減算回路、26は減算回路2
5で求めた差を評価するための閾値を記憶する閾値レジ
スター、27は減算回路25で求めた差と閾値レジスタ
ー26に記憶された閾値とを比較する閾値比較回路、3
2と33は行方向および列方向について閾値比較回路2
6で比較した結果を記憶する行方向比較結果記憶回路と
列方向比較結果記憶回路、34は行方向比較結果記憶回
路32と列方向比較結果記憶回路33が記憶している比
較結果がいずれも最大値と最小値の差が閾値より大きい
かを判定する比較結果判定回路である。
【0029】本実施例においてはチェック回路以外は第
1の実施例で用いた図1と同じである。
【0030】次に、上記第2の実施例のチェック回路の
動作について、図1、図3、図4、図5を参照しながら
説明する。
【0031】本実施例はチェック回路以外の部分は第1
の実施例と同じであるので、第1の実施例の図を参照す
るが、説明は省略する。本実施例のチェック回路ではま
ず、参照領域15の画素データに対して各行毎に1行加
算回路31で和を求め、1行加算回路31で求めた和を
最大値比較回路22および最小値比較回路23で最大値
レジスター21及び最小値レジスター24に記憶されて
いる最大値及び最小値と比較し、和が最大値より大きい
場合は最大値レジスター21に和を記憶させ、和が最小
値より小さい場合は最小値レジスター24に和を記憶さ
せる。
【0032】ここまでの処理を参照領域15の全ての行
について繰り返した後、最大値レジスター21に記憶さ
れている最大値と最小値レジスター24に記憶されてい
る最小値との差を減算回路25で求める。こうして減算
回路25で求めた最大値と最小値との差を閾値比較回路
27で閾値レジスター26に記憶されている閾値と比較
し、比較結果を行方向比較結果記憶回路32に記憶させ
る。
【0033】次に、参照領域15の列方向についても上
記の処理を行ない、比較結果を列方向比較結果記憶回路
33に記憶させ、行方向比較結果記憶回路32と列方向
比較結果記憶回路33に記憶されている比較結果のどち
らかが最大値と最小値の差が閾値より小さい場合には参
照領域15がパターンマッチングに適さない領域である
と判断して第1アドレス発生回路1の基準座標を移動さ
せ、上記チェック回路5の処理を繰り返す。
【0034】行方向比較結果記憶回路32と列方向比較
結果記憶回路33とのそれぞれに記憶されている比較結
果が共に閾値よりも最大値と最小値の差の方が大きい場
合には第2アドレス発生回路2に参照領域15の基準座
標を与えることにより、対照領域16の基準座標を設定
し、一致判定回路6で対照領域16中から参照領域15
に一致する位置をパターンマッチングで求める。この後
の動作は第1の実施例と同じである。
【0035】以上のように、参照領域15の各行毎、各
列毎にそれぞれ画素データの和を求め、それぞれの最大
値と最小値との差が閾値と比較して大きい場合にはパタ
ーンマッチングに適した領域であると判定することによ
り、参照領域15が一様に白や黒の画素で構成されてい
たり、画素データの変動が少ない特徴のない場合だけで
なく、周期的パターンで構成されている場合もパターン
マッチングに適さない領域として排除することができ
る。
【0036】図5は参照領域15の大きさを行方向列方
向それぞれ4画素とした時の例で白を0、黒を255と
した256階調の多値画像を示している。図5(a)
は、パターンが周期的であるので、パターンマッチング
を行なった場合一致する位置を左右方向あるいは上下方
向に誤る可能性があるが、本実施例のチェック回路5を
用いると列方向及び行方向とも画素データの和は512
で最大値と最小値の差は0となり、パターンマッチング
に適さない領域であると判定される。また、図5(b)
は、横方向に周期的なパターンであるので、一致する位
置を誤る可能性があるが、チェック回路5を用いると、
画素データの行方向の和は最大値が1020、最小値が
0である一方、画素データの列方向の和が255で最大
値と最小値の差が0となるためパターンマッチングに適
さない領域であると判定できる。図5(a)、(b)共
に第1の実施例のチェック回路では画素データの最大値
は192および255、最小値は64および0であるの
で、いずれの場合もパターンマッチングに適さないとは
判定されないパターンである。
【0037】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、第1の画像と第2の画像を照合する際に基準と
なる第1の画像中の参照領域が照合に適するかを評価す
る評価手段と、評価手段で照合に適すると評価された参
照領域の位置を指定する参照領域指定手段とを備えてい
るので、一致判定に用いる参照領域を一致判定に適する
位置に自動的に設定することができ、確実にずれ量の検
出を行なって複数の画像を合成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施例の画像合成装置の
ブロック図である。
【図2】同第1の実施例におけるチェック回路のブロッ
ク図である。
【図3】同第1の実施例における動作説明のための処理
画像の概略を示す図である。
【図4】本発明にかかる第2の実施例のチェック回路の
ブロック図である。
【図5】同第2の実施例における動作説明のための参照
領域の概略を示す図である。
【図6】従来の画像合成装置のブロック図である。
【図7】従来の画像合成装置での動作説明のための処理
画像の概略を示す図である。
【符合の説明】
1 第1アドレス発生回路 2 第2アドレス発生回路 3 第1画像メモリー 4 第2画像メモリー 5 チェック回路 6 一致判定回路 7 合成回路 8 第3画像メモリー 26 閾値レジスター 27 閾値比較回路 31 1行加算回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに重複する部分を有する画像を記憶
    する第1、第2の記憶手段と、前記両記憶手段にそれぞ
    れ記憶された第1の画像と第2の画像とを照合する際に
    基準となる前記第1の画像中の参照領域が照合に適する
    かを評価する評価手段と、前記評価手段で照合に適する
    と評価された参照領域の位置を指定する参照領域指定手
    段と、前記参照領域と照合を行なう第2の画像中の対照
    領域の位置を指定する対照領域指定手段と、前記参照領
    域指定手段で指定された参照領域と前記対照領域指定手
    段で設定された対照領域とを照合して前記第1の画像と
    前記第2の画像のずれ量を検出するずれ量検出手段と、
    前記ずれ量検出手段で得た前記ずれ量に基づいて前記第
    1の画像と前記第2の画像とを合成して1つの画像とす
    る合成手段とを具備したことを特徴とする画像合成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記評価手段が、参照領域に含まれる画
    素データの最大値と最小値との差で評価することを特徴
    とする請求項1記載の画像合成装置。
  3. 【請求項3】 前記評価手段が2次元配列に記憶された
    参照領域の画素データに対して、各行及び列毎に画素デ
    ータの和を計算する加算手段と、前記加算手段で計算さ
    れた画素データの和の最大値と最小値とを行及び列それ
    ぞれに求める最大値最小値検出手段と、最大値と最小値
    の差とあらかじめ設定された閾値との比較を行及び列そ
    れぞれに行なう比較手段とを有することを特徴とする請
    求項1記載の画像合成装置。
JP7176046A 1995-07-12 1995-07-12 画像合成装置 Pending JPH0927895A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000022934A (ja) * 1998-07-03 2000-01-21 Sharp Corp 画像処理装置

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JP2000022934A (ja) * 1998-07-03 2000-01-21 Sharp Corp 画像処理装置

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