JPH09277793A - 導管木目模様を有する樹脂製品の製造方法 - Google Patents
導管木目模様を有する樹脂製品の製造方法Info
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- JPH09277793A JPH09277793A JP8864196A JP8864196A JPH09277793A JP H09277793 A JPH09277793 A JP H09277793A JP 8864196 A JP8864196 A JP 8864196A JP 8864196 A JP8864196 A JP 8864196A JP H09277793 A JPH09277793 A JP H09277793A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】節目模様を有し、本物の木目模様に極めて近似
するが故に外観品質の飛躍的な向上を図れる導管木目模
様を有する樹脂製品の製造方法を提供する。 【解決手段】アッパパネル2を構成する基材3上には、
ベースコート層4を介して黒色の導管木目模様を構成す
る木目塗膜層5が形成される。この木目塗膜層5は、部
位に応じて連続的に膜厚が変動しており、基本的には、
液状の黒色塗料が採用される。木目塗膜層5上にはカラ
ークリヤ層6を介してトップコート層7が設けられる。
木目塗膜層5を形成する際には、水槽内を流れる水の水
面に対し、複数箇所から黒色塗料が流され、展開され、
かつ部分的に渦流が形成されることにより節目模様を含
む導管木目模様が形成されている上から、基材3が上方
から接触させられる。黒色塗料は連続的に膜厚が変動し
ているため、黒色線の境界部分がぼやけて視認され、全
体的に膜厚が比較的小さく、基材3に対し容易に追従し
うる。
するが故に外観品質の飛躍的な向上を図れる導管木目模
様を有する樹脂製品の製造方法を提供する。 【解決手段】アッパパネル2を構成する基材3上には、
ベースコート層4を介して黒色の導管木目模様を構成す
る木目塗膜層5が形成される。この木目塗膜層5は、部
位に応じて連続的に膜厚が変動しており、基本的には、
液状の黒色塗料が採用される。木目塗膜層5上にはカラ
ークリヤ層6を介してトップコート層7が設けられる。
木目塗膜層5を形成する際には、水槽内を流れる水の水
面に対し、複数箇所から黒色塗料が流され、展開され、
かつ部分的に渦流が形成されることにより節目模様を含
む導管木目模様が形成されている上から、基材3が上方
から接触させられる。黒色塗料は連続的に膜厚が変動し
ているため、黒色線の境界部分がぼやけて視認され、全
体的に膜厚が比較的小さく、基材3に対し容易に追従し
うる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
内装品として使用される導管木目模様を有する樹脂製品
の製造方法に係り、特に、少なくとも一部に節目模様を
有する樹脂製品の製造方法に関するものである。
内装品として使用される導管木目模様を有する樹脂製品
の製造方法に係り、特に、少なくとも一部に節目模様を
有する樹脂製品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の内装品、例えば、コ
ンソールボックスのアッパパネルや、コインボックスの
蓋、スイッチパネル等として、その表面に木目模様を有
するものが知られている。このような、樹脂製の基材の
表面に木目模様を有する樹脂製品は、図15に示すよう
に構成されている。すなわち、樹脂製の基材51の表面
には、ベースコート層52が形成されているとともに、
その表面には、茶色のベースインク層53が形成されて
いる。そして、そのベースインク層53上に、木目模様
を形成する黒色インク層54が形成されている。さら
に、それを被覆するようにしてカラークリヤ層55が形
成され、最表部には、透明なトップコート層56が形成
されている。なお、場合によっては(例えば基材51が
既に着色されているような場合等)、ベースインク層5
3やカラークリヤ層55が省略されることもある。
ンソールボックスのアッパパネルや、コインボックスの
蓋、スイッチパネル等として、その表面に木目模様を有
するものが知られている。このような、樹脂製の基材の
表面に木目模様を有する樹脂製品は、図15に示すよう
に構成されている。すなわち、樹脂製の基材51の表面
には、ベースコート層52が形成されているとともに、
その表面には、茶色のベースインク層53が形成されて
いる。そして、そのベースインク層53上に、木目模様
を形成する黒色インク層54が形成されている。さら
に、それを被覆するようにしてカラークリヤ層55が形
成され、最表部には、透明なトップコート層56が形成
されている。なお、場合によっては(例えば基材51が
既に着色されているような場合等)、ベースインク層5
3やカラークリヤ層55が省略されることもある。
【0003】上記の構成を有する樹脂製品を得るに際し
ては、従来では、水圧転写法なる手法が採用されてい
た。より詳しく説明すると、図16に示すように、予め
水溶性フィルムに対し、木目模様を有するべく黒色イン
ク及びベースインクを用いて印刷を施しておく。一方、
所定の形状の基材51を成形しておくとともに、その表
面にベースコート層52を設けておく。
ては、従来では、水圧転写法なる手法が採用されてい
た。より詳しく説明すると、図16に示すように、予め
水溶性フィルムに対し、木目模様を有するべく黒色イン
ク及びベースインクを用いて印刷を施しておく。一方、
所定の形状の基材51を成形しておくとともに、その表
面にベースコート層52を設けておく。
【0004】そして、水槽に貯留された水の表面に、前
記印刷の施された水溶性フィルムを浮かべておき、その
状態で前記ベースコート層52の設けられた基材51を
接触させる。この接触に際しては、予め基材51を水中
に浸漬させておいて、上方へ持ち上げるようにしてもよ
いし、上方から下方に向けて接触させてもよい。する
と、この段階では、既に前記水溶性フィルムは水に溶け
ており、各種インクのみが水に浮遊しているため、この
インクが前記接触によりベースコート層52上に設けら
れることとなる。
記印刷の施された水溶性フィルムを浮かべておき、その
状態で前記ベースコート層52の設けられた基材51を
接触させる。この接触に際しては、予め基材51を水中
に浸漬させておいて、上方へ持ち上げるようにしてもよ
いし、上方から下方に向けて接触させてもよい。する
と、この段階では、既に前記水溶性フィルムは水に溶け
ており、各種インクのみが水に浮遊しているため、この
インクが前記接触によりベースコート層52上に設けら
れることとなる。
【0005】その後、乾燥工程を経た後、カラークリヤ
層55を塗布し、焼き付け、さらに、トップコート層5
6を塗布し、焼き付ける。これら一連の工程を経ること
により、上記構成を有する樹脂製品が製造されていた。
層55を塗布し、焼き付け、さらに、トップコート層5
6を塗布し、焼き付ける。これら一連の工程を経ること
により、上記構成を有する樹脂製品が製造されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、次に記すような問題があった。すなわち、
まず、黒色インク層54等は基本的には、印刷により形
成されているものであって、かつ、元のインクは浮遊状
態にあるときに既に固体状である。このため、図15に
示すように、黒色インク層54の断面形状が角ばったも
のとなり、輪郭が明瞭なものとなりすぎる傾向があっ
た。このため、得られた樹脂製品の外観が、実際の木目
模様とは幾分異なったものとなっていた。
来技術では、次に記すような問題があった。すなわち、
まず、黒色インク層54等は基本的には、印刷により形
成されているものであって、かつ、元のインクは浮遊状
態にあるときに既に固体状である。このため、図15に
示すように、黒色インク層54の断面形状が角ばったも
のとなり、輪郭が明瞭なものとなりすぎる傾向があっ
た。このため、得られた樹脂製品の外観が、実際の木目
模様とは幾分異なったものとなっていた。
【0007】また、上記技術では、黒色インク層54及
びベースインク層53は固体状のものであるため、形状
追従性がさほどよくなかった。そのため、基材51が仮
に複雑な形状を有しているような場合には、膜(各層5
3,54)がその形状に追従することができず、シワや
ズレが発生するおそれがあった。その結果、外観品質を
著しく損なうおそれがあった。
びベースインク層53は固体状のものであるため、形状
追従性がさほどよくなかった。そのため、基材51が仮
に複雑な形状を有しているような場合には、膜(各層5
3,54)がその形状に追従することができず、シワや
ズレが発生するおそれがあった。その結果、外観品質を
著しく損なうおそれがあった。
【0008】さらに、上記技術では、樹脂製品の裏面に
も木目模様を設けようとした場合には、裏側と表側とに
つき、それぞれ上記水圧転写の作業を行わなければなら
ず、作業性の悪化を招いていた。特に、裏面側の形状が
複雑な形状を有しているような場合(樹脂製品の多くは
裏面側の形状の方が複雑)には、かかる裏面側に、水圧
転写法を適用するのが困難なものとなっていた。
も木目模様を設けようとした場合には、裏側と表側とに
つき、それぞれ上記水圧転写の作業を行わなければなら
ず、作業性の悪化を招いていた。特に、裏面側の形状が
複雑な形状を有しているような場合(樹脂製品の多くは
裏面側の形状の方が複雑)には、かかる裏面側に、水圧
転写法を適用するのが困難なものとなっていた。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、節目模様を有し、本物
の木目模様に極めて近似するが故に外観品質の飛躍的な
向上を図ることができるとともに、基材形状が複雑であ
っても良好な木目模様を得ることができ、また、場合に
よっては、裏面側においても良好な木目模様を容易に得
ることのできる導管木目模様を有する樹脂製品の製造方
法を提供することにある。
れたものであって、その目的は、節目模様を有し、本物
の木目模様に極めて近似するが故に外観品質の飛躍的な
向上を図ることができるとともに、基材形状が複雑であ
っても良好な木目模様を得ることができ、また、場合に
よっては、裏面側においても良好な木目模様を容易に得
ることのできる導管木目模様を有する樹脂製品の製造方
法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、樹脂製の基材を
所定形状に成形する工程と、水槽中に水を貯留せしめ、
その水面に部位に応じて連続的に膜厚が変動するほぼ液
状の黒色系塗料を浮かべる工程と、前記黒色系塗料にて
節目模様を形成するべく前記水面に乱流を形成する工程
と、前記基材の表面に前記浮遊状態にある黒色系塗料を
接触させることにより、前記基材の表面に導管木目模様
を有する木目塗膜層を形成する工程と、前記木目塗膜層
を被覆するべく透明性を有するトップコート層を設ける
工程とを備えた導管木目模様を有する樹脂製品の製造方
法をその要旨としている。
め、請求項1に記載の発明においては、樹脂製の基材を
所定形状に成形する工程と、水槽中に水を貯留せしめ、
その水面に部位に応じて連続的に膜厚が変動するほぼ液
状の黒色系塗料を浮かべる工程と、前記黒色系塗料にて
節目模様を形成するべく前記水面に乱流を形成する工程
と、前記基材の表面に前記浮遊状態にある黒色系塗料を
接触させることにより、前記基材の表面に導管木目模様
を有する木目塗膜層を形成する工程と、前記木目塗膜層
を被覆するべく透明性を有するトップコート層を設ける
工程とを備えた導管木目模様を有する樹脂製品の製造方
法をその要旨としている。
【0011】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の導管木目模様を有する樹脂製品の製造方法に
おいて、前記乱流は、渦流であることをその要旨として
いる。
1に記載の導管木目模様を有する樹脂製品の製造方法に
おいて、前記乱流は、渦流であることをその要旨として
いる。
【0012】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項1又は2に記載の導管木目模様を有する樹脂製品の製
造方法において、前記黒色系塗料を、前記水槽に設けら
れ、複数の吐出孔を有する吐出治具を用いて流水状態の
水面上に展開させることにより、縞状の黒色視認部分を
形成するようにしたことをその要旨としている。
項1又は2に記載の導管木目模様を有する樹脂製品の製
造方法において、前記黒色系塗料を、前記水槽に設けら
れ、複数の吐出孔を有する吐出治具を用いて流水状態の
水面上に展開させることにより、縞状の黒色視認部分を
形成するようにしたことをその要旨としている。
【0013】併せて、請求項4に記載の発明では、請求
項3に記載の導管木目模様を有する樹脂製品の製造方法
において、前記吐出孔の中心点は、前記水槽に貯留され
た水の水面とほぼ同一高さにあることをその要旨として
いる。
項3に記載の導管木目模様を有する樹脂製品の製造方法
において、前記吐出孔の中心点は、前記水槽に貯留され
た水の水面とほぼ同一高さにあることをその要旨として
いる。
【0014】加えて、請求項5に記載の発明では、請求
項3又は4に記載の導管木目模様を有する樹脂製品の製
造方法において、前記複数の吐出孔の孔径が、2種類以
上であることをその要旨としている。
項3又は4に記載の導管木目模様を有する樹脂製品の製
造方法において、前記複数の吐出孔の孔径が、2種類以
上であることをその要旨としている。
【0015】但し、本発明において、「基材の表面」と
あるのは、基本的には基材の意匠面及び非意匠面を含む
全面を意味するものである。また、「接触」とあるの
は、直接的であろうと間接的であろうとを問わない趣旨
である。
あるのは、基本的には基材の意匠面及び非意匠面を含む
全面を意味するものである。また、「接触」とあるの
は、直接的であろうと間接的であろうとを問わない趣旨
である。
【0016】(作用)上記請求項1に記載の発明によれ
ば、樹脂製の基材が所定形状に成形される。一方、水槽
中に水が貯留され、その水面に部位に応じて連続的に膜
厚が変動する液状の黒色系塗料が浮かべられる。そし
て、基材の表面に前記浮遊状態にある黒色系塗料が接触
させられることにより、基材の表面に導管木目模様を有
する木目塗膜層が形成される。さらに、木目塗膜層を被
覆するべく透明性を有するトップコート層が設けられ
る。これら一連の工程を経ることにより、導管木目模様
を有する樹脂製品が製造される。
ば、樹脂製の基材が所定形状に成形される。一方、水槽
中に水が貯留され、その水面に部位に応じて連続的に膜
厚が変動する液状の黒色系塗料が浮かべられる。そし
て、基材の表面に前記浮遊状態にある黒色系塗料が接触
させられることにより、基材の表面に導管木目模様を有
する木目塗膜層が形成される。さらに、木目塗膜層を被
覆するべく透明性を有するトップコート層が設けられ
る。これら一連の工程を経ることにより、導管木目模様
を有する樹脂製品が製造される。
【0017】本発明によれば、浮遊状態にある黒色系塗
料は、部位に応じて連続的に変動する膜厚を有してお
り、膜厚の大きい部分は、外部からは濃い黒色を有する
ものと視認される。また、膜厚の小さい部分は、外部か
らは薄い黒色を有するものと視認される。さらに、膜厚
の極めて小さい部分は、外部からは黒色が視認されず、
木目塗膜層が形成された場合には基材等の色がそのまま
外部から視認されることとなる。併せて、黒色系塗料
は、従来の印刷で形成された黒色インクとは異なり、部
位に応じて連続的に変動する膜厚を有する。従って、黒
色に視認される部分とそうでない部分との境界が幾分ぼ
やけることとなる。これらのことから、当該水の表面に
浮かべられたほぼ液状の黒色系塗料が木目状の模様を構
成することで、真の木目に極めて近い外観を呈すること
となる。
料は、部位に応じて連続的に変動する膜厚を有してお
り、膜厚の大きい部分は、外部からは濃い黒色を有する
ものと視認される。また、膜厚の小さい部分は、外部か
らは薄い黒色を有するものと視認される。さらに、膜厚
の極めて小さい部分は、外部からは黒色が視認されず、
木目塗膜層が形成された場合には基材等の色がそのまま
外部から視認されることとなる。併せて、黒色系塗料
は、従来の印刷で形成された黒色インクとは異なり、部
位に応じて連続的に変動する膜厚を有する。従って、黒
色に視認される部分とそうでない部分との境界が幾分ぼ
やけることとなる。これらのことから、当該水の表面に
浮かべられたほぼ液状の黒色系塗料が木目状の模様を構
成することで、真の木目に極めて近い外観を呈すること
となる。
【0018】また、特に本発明では、基材が接触される
に際しては、水面に乱流が形成され、この乱流により黒
色系塗料にて節目模様が形成される。従って、得られる
木目模様は、より一層真の木目に極めて近い外観を呈し
うる。
に際しては、水面に乱流が形成され、この乱流により黒
色系塗料にて節目模様が形成される。従って、得られる
木目模様は、より一層真の木目に極めて近い外観を呈し
うる。
【0019】さらに、黒色系塗料は、ほぼ液状のもので
あるため、基材に対し容易に追従しうる。併せて、一度
の接触作業により、膜状の黒色系塗料は基材の全表面に
接触されうることから、裏面側への木目塗膜層の形成も
容易に行われる。
あるため、基材に対し容易に追従しうる。併せて、一度
の接触作業により、膜状の黒色系塗料は基材の全表面に
接触されうることから、裏面側への木目塗膜層の形成も
容易に行われる。
【0020】また、請求項2に記載の発明によれば、上
記請求項1に記載の発明の作用に加えて、前記形成され
る乱流は、渦流である。このため、渦流により擬似的な
年輪模様、節目模様が形成されることとなり、上記作用
がより確実なものとなる。さらに、上記渦流は容易に形
成されることから、作業自体の簡素化が図られる。
記請求項1に記載の発明の作用に加えて、前記形成され
る乱流は、渦流である。このため、渦流により擬似的な
年輪模様、節目模様が形成されることとなり、上記作用
がより確実なものとなる。さらに、上記渦流は容易に形
成されることから、作業自体の簡素化が図られる。
【0021】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
請求項1及び2に記載の発明の作用に加えて、黒色系塗
料は、水槽に設けられた吐出治具の複数の吐出孔から流
出し、流水状態にある水面上に展開させられ、これによ
り、縞状の黒色視認部分が形成される。従って、上記請
求項1及び2に記載の作用が確実に奏されるとともに、
各吐出孔間に対応する部分においては、黒色系塗料の膜
厚の比較的小さい部分により、斑点状の導管模様が多数
形成される。
請求項1及び2に記載の発明の作用に加えて、黒色系塗
料は、水槽に設けられた吐出治具の複数の吐出孔から流
出し、流水状態にある水面上に展開させられ、これによ
り、縞状の黒色視認部分が形成される。従って、上記請
求項1及び2に記載の作用が確実に奏されるとともに、
各吐出孔間に対応する部分においては、黒色系塗料の膜
厚の比較的小さい部分により、斑点状の導管模様が多数
形成される。
【0022】併せて、請求項4に記載の発明によれば、
請求項3に記載の発明の作用に加えて、前記吐出孔の中
心点は、前記水槽に貯留された水の水面とほぼ同一高さ
にある。このため、黒色径塗料の浮遊状態がさほど乱さ
れることなく、当該塗料の展開が図られる。
請求項3に記載の発明の作用に加えて、前記吐出孔の中
心点は、前記水槽に貯留された水の水面とほぼ同一高さ
にある。このため、黒色径塗料の浮遊状態がさほど乱さ
れることなく、当該塗料の展開が図られる。
【0023】加えて、請求項5に記載の発明によれば、
請求項3及び4に記載の発明の作用に加えて、前記複数
の吐出孔の孔径が、2種類以上である。従って、太さの
それぞれ異なる木目の模様が容易に形成される。
請求項3及び4に記載の発明の作用に加えて、前記複数
の吐出孔の孔径が、2種類以上である。従って、太さの
それぞれ異なる木目の模様が容易に形成される。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の樹脂製品の製造方
法を、自動車の内装品として用いられるコンソールボッ
クスのアッパパネル及びその製造方法に具体化した一実
施の形態を図1〜8に従って説明する。
法を、自動車の内装品として用いられるコンソールボッ
クスのアッパパネル及びその製造方法に具体化した一実
施の形態を図1〜8に従って説明する。
【0025】図3に示すように、コンソールボックス1
の上部には、樹脂製品としてのアッパパネル2が設けら
れる。このアッパパネル2の表面(意匠面)には、図2
及び図3に示すような導管木目模様が形成されている。
の上部には、樹脂製品としてのアッパパネル2が設けら
れる。このアッパパネル2の表面(意匠面)には、図2
及び図3に示すような導管木目模様が形成されている。
【0026】この導管木目模様は、図1に示すように構
成されている。すなわち、アッパパネル2を主として構
成するABS樹脂製の基材3上には、黄色に着色された
ベースコート層4が形成されている。このベースコート
層4上には、黒色の導管木目模様を構成する木目塗膜層
5が形成されている。この木目塗膜層5は、部位に応じ
て連続的に膜厚が変動しており、基本的には、液状の黒
色塗料が採用されている。なお、この膜厚は、最も厚い
ところで「10〜15μm」、最も薄いところでは
「0.5〜1.0μm」程度となっている。また、木目
塗膜層5は、部位によっては、節目模様を有している。
成されている。すなわち、アッパパネル2を主として構
成するABS樹脂製の基材3上には、黄色に着色された
ベースコート層4が形成されている。このベースコート
層4上には、黒色の導管木目模様を構成する木目塗膜層
5が形成されている。この木目塗膜層5は、部位に応じ
て連続的に膜厚が変動しており、基本的には、液状の黒
色塗料が採用されている。なお、この膜厚は、最も厚い
ところで「10〜15μm」、最も薄いところでは
「0.5〜1.0μm」程度となっている。また、木目
塗膜層5は、部位によっては、節目模様を有している。
【0027】さらに、前記木目塗膜層5上には、有色透
明なカラークリヤ層6が形成されている。また、その上
には、無色透明なトップコート層7が設けられている。
次に、上記のアッパパネル2の、特に木目塗膜層5を形
成する際に使用される装置について説明する。図4は、
本実施の形態において採用される塗膜層を形成するため
の装置11を示す斜視図であり、図6はその模式的な断
面図である。これらの図に示すように、装置11は、箱
状の水槽12を備えている。この水槽12には、水が貯
留されているとともに、その後端側(図の左側)には、
底部側が開口した第1の内壁13が形成されている。そ
して、後端側の外壁14と、第1の内壁13の高さは、
水面よりも高く形成され、これら両壁13,14によっ
て、水を流すための水供給部15が構成されている。さ
らに、前記第1の内壁13の前側(図の右側)には、水
槽12の底部から延びる第2の内壁16が立設されてい
る。そして、前記水供給部15から導入された水が、第
1の内壁13の底部の開口部分を通って、第2の内壁1
6の上部からから溢れることにより、それよりも前側に
ある塗膜形成部17の方へ(前方へ)、ゆっくりと流れ
るようになっている。
明なカラークリヤ層6が形成されている。また、その上
には、無色透明なトップコート層7が設けられている。
次に、上記のアッパパネル2の、特に木目塗膜層5を形
成する際に使用される装置について説明する。図4は、
本実施の形態において採用される塗膜層を形成するため
の装置11を示す斜視図であり、図6はその模式的な断
面図である。これらの図に示すように、装置11は、箱
状の水槽12を備えている。この水槽12には、水が貯
留されているとともに、その後端側(図の左側)には、
底部側が開口した第1の内壁13が形成されている。そ
して、後端側の外壁14と、第1の内壁13の高さは、
水面よりも高く形成され、これら両壁13,14によっ
て、水を流すための水供給部15が構成されている。さ
らに、前記第1の内壁13の前側(図の右側)には、水
槽12の底部から延びる第2の内壁16が立設されてい
る。そして、前記水供給部15から導入された水が、第
1の内壁13の底部の開口部分を通って、第2の内壁1
6の上部からから溢れることにより、それよりも前側に
ある塗膜形成部17の方へ(前方へ)、ゆっくりと流れ
るようになっている。
【0028】また、前記第2の内壁13の直前方には、
黒色系塗料を流すための吐出治具18が設けられてい
る。当該治具18は、図5に示すように、長い箱状に形
成されているとともに、その内部に黒色系塗料が貯留さ
れるようになっている。さらに、この吐出治具18の前
部には、複数の吐出孔19が形成されている。これら吐
出孔19は、ほぼ水面に沿うようにして、所定間隔を隔
ててほぼ直線状に配列されている。つまり、吐出孔19
の中心点は、水槽12に貯留された水の水面とほぼ同一
高さにある。また、吐出孔19の孔径は、それぞれ異な
っている(例えば、1.0mm,1.5mm,2.0m
m)。
黒色系塗料を流すための吐出治具18が設けられてい
る。当該治具18は、図5に示すように、長い箱状に形
成されているとともに、その内部に黒色系塗料が貯留さ
れるようになっている。さらに、この吐出治具18の前
部には、複数の吐出孔19が形成されている。これら吐
出孔19は、ほぼ水面に沿うようにして、所定間隔を隔
ててほぼ直線状に配列されている。つまり、吐出孔19
の中心点は、水槽12に貯留された水の水面とほぼ同一
高さにある。また、吐出孔19の孔径は、それぞれ異な
っている(例えば、1.0mm,1.5mm,2.0m
m)。
【0029】さらに、塗膜形成部17には、乱流として
渦流を形成するための複数本のスクリュー20が配設さ
れている。これらのスクリュー20が引き抜かれること
により(或いは水中に埋没されることにより)、少なく
とも水面には、渦流が形成されるようになっている。
渦流を形成するための複数本のスクリュー20が配設さ
れている。これらのスクリュー20が引き抜かれること
により(或いは水中に埋没されることにより)、少なく
とも水面には、渦流が形成されるようになっている。
【0030】次に、上述の構成を有してなるアッパパネ
ル2の製造方法について説明する。まず、基材3を、公
知の射出成形法等を用いてアッパパネル2の形状に成形
する。そして、その上にベースコート層4を形成する。
このベースコート層4の形成に際しては、ベースコート
用の塗料が用いられる[本実施の形態では、例えば、主
剤{カシュー株式会社製 商品名:ストロンエース♯2
2(黄褐色)}、硬化剤(カシュー株式会社製 商品
名:ストロン08)、及びシンナー(カシュー株式会社
製 商品名:ストロンシンナー NO.2500)が、重量比で
8:1:5の割合で配合された塗料が用いられた]。そ
して、その塗料を塗布後、例えば80℃で40分間焼き
付けることにより、ベースコート層4が形成される。
ル2の製造方法について説明する。まず、基材3を、公
知の射出成形法等を用いてアッパパネル2の形状に成形
する。そして、その上にベースコート層4を形成する。
このベースコート層4の形成に際しては、ベースコート
用の塗料が用いられる[本実施の形態では、例えば、主
剤{カシュー株式会社製 商品名:ストロンエース♯2
2(黄褐色)}、硬化剤(カシュー株式会社製 商品
名:ストロン08)、及びシンナー(カシュー株式会社
製 商品名:ストロンシンナー NO.2500)が、重量比で
8:1:5の割合で配合された塗料が用いられた]。そ
して、その塗料を塗布後、例えば80℃で40分間焼き
付けることにより、ベースコート層4が形成される。
【0031】次に、上述した装置11等を用いて、木目
塗膜層5を形成する。すなわち、図7に示すように、前
記水供給部15から所定量の水を流す。これにより、第
2の内壁16の上部から水が溢れることにより、それよ
りも前側にある塗膜形成部17の方へ(前方へ)、ゆっ
くりと流れる。なお、余剰の水は、前端側における排水
部(図示しない)より外部へ排出される。また、これと
ともに、前記吐出治具18内に木目模様形成用の黒色塗
料(本実施の形態では、例えば滝本塗料店製商品名:木
目用塗料A液、木目用塗料B液、木目用塗料C液がそれ
ぞれ8:2:1割合で配合された塗料)を充填させる。
すると、水の流れに引っ張られるようにして、各吐出孔
19から黒色塗料が前方へ流れ、水面上において展開す
る。この展開は次のような機構の下に起こるものと推察
される。
塗膜層5を形成する。すなわち、図7に示すように、前
記水供給部15から所定量の水を流す。これにより、第
2の内壁16の上部から水が溢れることにより、それよ
りも前側にある塗膜形成部17の方へ(前方へ)、ゆっ
くりと流れる。なお、余剰の水は、前端側における排水
部(図示しない)より外部へ排出される。また、これと
ともに、前記吐出治具18内に木目模様形成用の黒色塗
料(本実施の形態では、例えば滝本塗料店製商品名:木
目用塗料A液、木目用塗料B液、木目用塗料C液がそれ
ぞれ8:2:1割合で配合された塗料)を充填させる。
すると、水の流れに引っ張られるようにして、各吐出孔
19から黒色塗料が前方へ流れ、水面上において展開す
る。この展開は次のような機構の下に起こるものと推察
される。
【0032】すなわち、黒色塗料は、溶媒(主としてシ
ンナー)、樹脂(バインダ)、及び顔料を含んでおり、
吐出孔19から水面に流出すると同時に、図8に示すよ
うに、まず、そのうちの溶媒成分が拡散、展開してゆ
く。そして、それに伴って、顔料が分散された樹脂成分
が拡がってゆくものと考えられる。ここで、樹脂成分等
が拡がって行く際に、吐出孔19に近い部分及びそれに
対応する部分は、膜厚が大きいものとなる。また、そこ
から遠ざかるに従って、膜厚は小さいものとなる。但
し、ところどころで膜厚の少し大きな部分ができる。こ
のように、黒色塗料の膜は、部位に応じて連続的に異な
った膜厚を有している。そして、膜厚の大きい部分は、
外部からは濃い黒色を有するものと視認され、木目模様
を構成しうる。また、膜厚の小さい部分は、外部からは
薄い黒色を有するものと視認され、これが散点状に分布
することにより、斑点模様を構成し、これが導管模様を
構成しうる。さらに、膜厚の極めて小さい部分は、外部
からは黒色が視認されず、ほとんど透明に視認される。
これらのことから、図7に示すように、黒色塗料の展開
により水面には、導管木目模様が形成される。
ンナー)、樹脂(バインダ)、及び顔料を含んでおり、
吐出孔19から水面に流出すると同時に、図8に示すよ
うに、まず、そのうちの溶媒成分が拡散、展開してゆ
く。そして、それに伴って、顔料が分散された樹脂成分
が拡がってゆくものと考えられる。ここで、樹脂成分等
が拡がって行く際に、吐出孔19に近い部分及びそれに
対応する部分は、膜厚が大きいものとなる。また、そこ
から遠ざかるに従って、膜厚は小さいものとなる。但
し、ところどころで膜厚の少し大きな部分ができる。こ
のように、黒色塗料の膜は、部位に応じて連続的に異な
った膜厚を有している。そして、膜厚の大きい部分は、
外部からは濃い黒色を有するものと視認され、木目模様
を構成しうる。また、膜厚の小さい部分は、外部からは
薄い黒色を有するものと視認され、これが散点状に分布
することにより、斑点模様を構成し、これが導管模様を
構成しうる。さらに、膜厚の極めて小さい部分は、外部
からは黒色が視認されず、ほとんど透明に視認される。
これらのことから、図7に示すように、黒色塗料の展開
により水面には、導管木目模様が形成される。
【0033】さらに、この状態で、上記スクリュー20
を引き抜く(或いは水中に埋没させる)。すると、同図
に示すように、少なくとも水面には、渦流が形成され、
これに伴い、上記黒色塗料も渦を描く。これにより、水
面の一部には節目模様が形成される。
を引き抜く(或いは水中に埋没させる)。すると、同図
に示すように、少なくとも水面には、渦流が形成され、
これに伴い、上記黒色塗料も渦を描く。これにより、水
面の一部には節目模様が形成される。
【0034】そして、水面に導管木目模様が形成された
段階で(この時点で、水の流れ、黒色塗料の吐出を停止
させてもよい)、同図に示すように、上方から、前記ベ
ースコート層4の形成された基材3を前記水面に直交す
る方向から水面に接触させて水中に浸す。このとき、黒
色塗料は、溶剤成分がかなり蒸発して粘性が高いものと
なっており、基材3(ベースコート層4)の全表面に付
着する。
段階で(この時点で、水の流れ、黒色塗料の吐出を停止
させてもよい)、同図に示すように、上方から、前記ベ
ースコート層4の形成された基材3を前記水面に直交す
る方向から水面に接触させて水中に浸す。このとき、黒
色塗料は、溶剤成分がかなり蒸発して粘性が高いものと
なっており、基材3(ベースコート層4)の全表面に付
着する。
【0035】その後、基材2の表面に付着した黒色塗料
を乾燥、焼き付けることにより、木目塗膜層5が形成さ
れる。次に、木目塗膜層5を被覆するようにしてカラー
クリヤ層6を形成する。このカラークリヤ層6の形成に
際しては、カラークリヤ用の塗料が用いられる[本実施
の形態では、例えば、主剤(カシュー株式会社製 商品
名:ストロンエース♯7878、122−7987)、
硬化剤(カシュー株式会社製 商品名:ストロン11
4)、及びシンナー(カシュー株式会社製 商品名:ス
トロンシンナー NO.2500)が、重量比で4:1:2の割
合で配合された塗料が用いられた]。そして、その塗料
を塗布後、例えば80℃で30分間焼き付けることによ
り、カラークリヤ層6が形成される。
を乾燥、焼き付けることにより、木目塗膜層5が形成さ
れる。次に、木目塗膜層5を被覆するようにしてカラー
クリヤ層6を形成する。このカラークリヤ層6の形成に
際しては、カラークリヤ用の塗料が用いられる[本実施
の形態では、例えば、主剤(カシュー株式会社製 商品
名:ストロンエース♯7878、122−7987)、
硬化剤(カシュー株式会社製 商品名:ストロン11
4)、及びシンナー(カシュー株式会社製 商品名:ス
トロンシンナー NO.2500)が、重量比で4:1:2の割
合で配合された塗料が用いられた]。そして、その塗料
を塗布後、例えば80℃で30分間焼き付けることによ
り、カラークリヤ層6が形成される。
【0036】そして、最後に、前記カラークリヤ層6の
上にトップコート層7を形成する。このトップコート層
7の形成に際しては、トップコート用の塗料が用いられ
る[本実施の形態では、例えば、主剤(カシュー株式会
社製 商品名:ストロンエース♯7878、T122−
00−7878)、硬化剤(カシュー株式会社製 商品
名:ストロン114)、及びシンナー(カシュー株式会
社製 商品名:ストロンシンナー NO.2500)が、重量比
で4:1:2の割合で配合された塗料が用いられた]。
そして、その塗料を塗布後、例えば80℃で30分間焼
き付けることにより、トップコート層7が形成される。
上にトップコート層7を形成する。このトップコート層
7の形成に際しては、トップコート用の塗料が用いられ
る[本実施の形態では、例えば、主剤(カシュー株式会
社製 商品名:ストロンエース♯7878、T122−
00−7878)、硬化剤(カシュー株式会社製 商品
名:ストロン114)、及びシンナー(カシュー株式会
社製 商品名:ストロンシンナー NO.2500)が、重量比
で4:1:2の割合で配合された塗料が用いられた]。
そして、その塗料を塗布後、例えば80℃で30分間焼
き付けることにより、トップコート層7が形成される。
【0037】このように、一連の工程を経ることによ
り、上記の構成を有するアッパパネル2が製造される。
次に、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
り、上記の構成を有するアッパパネル2が製造される。
次に、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
【0038】(a)まず、本実施の形態のアッパパネル
2によれば、木目模様たる木目塗膜層5を形成するに際
し、水の表面に浮かべられ、部位に応じて連続的に膜厚
が変動するほぼ液状の黒色塗料を基材3の表面に対し接
触させることとした。かかる水の表面に浮かべられたほ
ぼ液状の黒色系塗料は、上述したとおり部位に応じて連
続的に変動する膜厚を有しており、膜厚の大きい部分
は、外部からは濃い黒色を有するものと視認される。ま
た、膜厚の小さい部分は、外部からは薄い黒色を有する
ものと視認される。さらに、膜厚の極めて小さい部分
は、外部からは黒色が視認されず、ベースコート層4等
の色がそのまま外部から視認されることとなる。従っ
て、外部からは木目模様と視認されるとともに、膜厚の
比較的小さい部分が散点状に分布する箇所においては、
導管模様と視認されうる。
2によれば、木目模様たる木目塗膜層5を形成するに際
し、水の表面に浮かべられ、部位に応じて連続的に膜厚
が変動するほぼ液状の黒色塗料を基材3の表面に対し接
触させることとした。かかる水の表面に浮かべられたほ
ぼ液状の黒色系塗料は、上述したとおり部位に応じて連
続的に変動する膜厚を有しており、膜厚の大きい部分
は、外部からは濃い黒色を有するものと視認される。ま
た、膜厚の小さい部分は、外部からは薄い黒色を有する
ものと視認される。さらに、膜厚の極めて小さい部分
は、外部からは黒色が視認されず、ベースコート層4等
の色がそのまま外部から視認されることとなる。従っ
て、外部からは木目模様と視認されるとともに、膜厚の
比較的小さい部分が散点状に分布する箇所においては、
導管模様と視認されうる。
【0039】(b)また、上記黒色塗料は、従来の印刷
で形成された黒色インクとは異なり、部位に応じて連続
的に変動する膜厚を有する。従って、黒色に視認される
部分とそうでない部分との境界が幾分ぼやけることとな
る。これらのことから、当該水の表面に浮かべられたほ
ぼ液状の黒色塗料が木目状の模様を構成することで、真
の木目に極めて近い外観を呈することとなる。その結
果、本物の木目模様に極めて近似するが故に外観品質の
飛躍的な向上を図ることができる。
で形成された黒色インクとは異なり、部位に応じて連続
的に変動する膜厚を有する。従って、黒色に視認される
部分とそうでない部分との境界が幾分ぼやけることとな
る。これらのことから、当該水の表面に浮かべられたほ
ぼ液状の黒色塗料が木目状の模様を構成することで、真
の木目に極めて近い外観を呈することとなる。その結
果、本物の木目模様に極めて近似するが故に外観品質の
飛躍的な向上を図ることができる。
【0040】(c)さらに、特に本実施の形態では、基
材3が接触されるに際しては、水の流れに渦流が形成さ
れ、この渦流により黒色塗料にて節目模様が形成され
る。従って、得られる木目模様は、より一層真の木目に
極めて近い外観を呈しうる。
材3が接触されるに際しては、水の流れに渦流が形成さ
れ、この渦流により黒色塗料にて節目模様が形成され
る。従って、得られる木目模様は、より一層真の木目に
極めて近い外観を呈しうる。
【0041】(d)併せて、本実施の形態では、黒色塗
料は、ほぼ液状であるため、基材3に対し容易に追従し
うる。従って、基材3形状に則して、木目塗膜層5を形
成することができ、シワや、ズレが発生することがな
い。その結果、上記外観品質の飛躍的な向上という効果
をより一層確実なものとすることができる。また、たと
え基材3の形状が複雑であっても良好な木目模様を得る
ことができる。
料は、ほぼ液状であるため、基材3に対し容易に追従し
うる。従って、基材3形状に則して、木目塗膜層5を形
成することができ、シワや、ズレが発生することがな
い。その結果、上記外観品質の飛躍的な向上という効果
をより一層確実なものとすることができる。また、たと
え基材3の形状が複雑であっても良好な木目模様を得る
ことができる。
【0042】(e)加えて、本実施の形態では、基材3
の表面にはベースコート層4を設けることとした。この
ため、基材3及びベースコート層4間、並びにベースコ
ート層4及び木目塗膜層5間の接合力の向上を図ること
ができる。
の表面にはベースコート層4を設けることとした。この
ため、基材3及びベースコート層4間、並びにベースコ
ート層4及び木目塗膜層5間の接合力の向上を図ること
ができる。
【0043】(f)また、本実施の形態では、ベースコ
ート層4には、予め着色を施すこととした。このため、
黒色のみならず、木目調をかもし出すような着色によっ
て製品の外観を、より一層真の木目に近いものとするこ
とができる。さらには、木目塗膜層5と、トップコート
層7との間に設けられたカラークリヤ層6の存在によ
り、さらなる外観品質の向上を図ることができる。
ート層4には、予め着色を施すこととした。このため、
黒色のみならず、木目調をかもし出すような着色によっ
て製品の外観を、より一層真の木目に近いものとするこ
とができる。さらには、木目塗膜層5と、トップコート
層7との間に設けられたカラークリヤ層6の存在によ
り、さらなる外観品質の向上を図ることができる。
【0044】(g)また、本実施の形態によれば、黒色
塗料を、水槽12に設けた吐出治具18の複数の吐出孔
19から流出させるようにした。このため、黒色塗料
は、当該吐出孔19から水面に展開させられ、これによ
り、縞状の黒色視認部分が容易に形成される。従って、
上記作用効果が確実に奏されるとともに、各吐出孔19
間に対応する部分においては、黒色塗料の膜厚の比較的
小さい部分により、斑点状の導管模様を容易に多数形成
することができる。
塗料を、水槽12に設けた吐出治具18の複数の吐出孔
19から流出させるようにした。このため、黒色塗料
は、当該吐出孔19から水面に展開させられ、これによ
り、縞状の黒色視認部分が容易に形成される。従って、
上記作用効果が確実に奏されるとともに、各吐出孔19
間に対応する部分においては、黒色塗料の膜厚の比較的
小さい部分により、斑点状の導管模様を容易に多数形成
することができる。
【0045】(h)特に、前記吐出孔19の中心点は、
水槽12に貯留された水の水面とほぼ同一高さにある。
このため、黒色塗料の浮遊状態がさほど乱されることな
く、当該塗料の展開を図ることができる。
水槽12に貯留された水の水面とほぼ同一高さにある。
このため、黒色塗料の浮遊状態がさほど乱されることな
く、当該塗料の展開を図ることができる。
【0046】(i)また、複数の吐出孔19の孔径を、
2種類以上とした。従って、太さのそれぞれ異なる木目
の模様を容易に形成することができる。なお、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨
を逸脱しない範囲で構成の一部を適宜に変更して次のよ
うに実施することもできる。
2種類以上とした。従って、太さのそれぞれ異なる木目
の模様を容易に形成することができる。なお、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨
を逸脱しない範囲で構成の一部を適宜に変更して次のよ
うに実施することもできる。
【0047】(1)前記実施の形態では、乱流(渦流)
を形成するための手段としてスクリュー20を用い、該
スクリュー20を引き抜く(或いは水中に埋没させる)
ことにより、水面に渦流を形成し、節目模様を形成する
ようにした。これに対し、次のような手段を用いてもよ
い。
を形成するための手段としてスクリュー20を用い、該
スクリュー20を引き抜く(或いは水中に埋没させる)
ことにより、水面に渦流を形成し、節目模様を形成する
ようにした。これに対し、次のような手段を用いてもよ
い。
【0048】(1−a)図9に示すように、スクリュー
20を引き抜く(或いは水中に埋没させる)際に、該ス
クリュー20自身を回転(又は回動)させるようにして
もよい。あるいは、スクリュー20自身を動かして掻き
回すようにしてもよい。このようにすることにより、よ
り一層確実に黒色塗料で渦を描くことができる。
20を引き抜く(或いは水中に埋没させる)際に、該ス
クリュー20自身を回転(又は回動)させるようにして
もよい。あるいは、スクリュー20自身を動かして掻き
回すようにしてもよい。このようにすることにより、よ
り一層確実に黒色塗料で渦を描くことができる。
【0049】(1−b)図10に示すように、水槽12
に対し、水の流れを乱すべく堰21を設けるようにして
もよい。 (1−c)或いは、図11に示すように、水槽12に対
し、水の流れを乱すべく堰22を設けておき、当該堰2
2を開く(或いは閉じる)ことにより、渦流を形成する
ようにしてもよい。
に対し、水の流れを乱すべく堰21を設けるようにして
もよい。 (1−c)或いは、図11に示すように、水槽12に対
し、水の流れを乱すべく堰22を設けておき、当該堰2
2を開く(或いは閉じる)ことにより、渦流を形成する
ようにしてもよい。
【0050】(1−d)図12に示すように、水槽12
中に、噴射ノズル23を設置しておき、該ノズル23か
ら水を噴射することにより、強制的に渦流を形成するよ
うにしてもよい。
中に、噴射ノズル23を設置しておき、該ノズル23か
ら水を噴射することにより、強制的に渦流を形成するよ
うにしてもよい。
【0051】(1−e)図13に示すように、水槽12
中に、排水パイプ24を設けておき、該排水パイプ24
の開口部から水を強制的に排出することにより、渦流を
形成するようにしてもよい。また、この場合、開口部
に、渦流を積極的に形成するべく、渦流形成用のフィン
(図示せず)を設けるようにしてもよい。
中に、排水パイプ24を設けておき、該排水パイプ24
の開口部から水を強制的に排出することにより、渦流を
形成するようにしてもよい。また、この場合、開口部
に、渦流を積極的に形成するべく、渦流形成用のフィン
(図示せず)を設けるようにしてもよい。
【0052】(1−f)図示しないが、人手により、治
具等を用いて水面に渦流を形成するようにしてもよい。
また、風等を送ることにより、水面に渦流を形成するよ
うにしてもよい。さらに、浴槽12、吐出治具18等を
振動、揺動等させることで、水の流れを乱流とし、これ
によって節目模様を形成するようにしてもよい。
具等を用いて水面に渦流を形成するようにしてもよい。
また、風等を送ることにより、水面に渦流を形成するよ
うにしてもよい。さらに、浴槽12、吐出治具18等を
振動、揺動等させることで、水の流れを乱流とし、これ
によって節目模様を形成するようにしてもよい。
【0053】(2)前記実施の形態では、樹脂製品とし
て、コンソールボックス1のアッパパネルに具体化した
が、木目模様が要求される樹脂製品であれば、いかなる
ものに具体化してもよい。樹脂製品の具体例としては、
例えば、スイッチパネル、モール、レジスタ、メータク
ラスタ等の自動車用内装品や、サイドストライプシール
等の自動車用外装品等が挙げられる。
て、コンソールボックス1のアッパパネルに具体化した
が、木目模様が要求される樹脂製品であれば、いかなる
ものに具体化してもよい。樹脂製品の具体例としては、
例えば、スイッチパネル、モール、レジスタ、メータク
ラスタ等の自動車用内装品や、サイドストライプシール
等の自動車用外装品等が挙げられる。
【0054】また、自動車用内装品として、図14に示
すような、コインボックス31用の蓋体32に適用する
こともできる。かかる蓋体32のような場合には、裏面
側にも導管木目模様を形成することが容易に行われる。
すなわち、上述したとおり、一度の接触作業により、膜
状の黒色塗料は基材の全表面に接触されうることから、
裏面側への木目塗膜層5の形成も容易に行われる。ま
た、裏面側が仮に複雑な形状を有していたとしても、当
該基材に対し木目塗膜層5は容易に追従しうる。従っ
て、かかる場合には、意匠面側及び比意匠面側ともに、
極めて優れた外観品質を得ることができる。
すような、コインボックス31用の蓋体32に適用する
こともできる。かかる蓋体32のような場合には、裏面
側にも導管木目模様を形成することが容易に行われる。
すなわち、上述したとおり、一度の接触作業により、膜
状の黒色塗料は基材の全表面に接触されうることから、
裏面側への木目塗膜層5の形成も容易に行われる。ま
た、裏面側が仮に複雑な形状を有していたとしても、当
該基材に対し木目塗膜層5は容易に追従しうる。従っ
て、かかる場合には、意匠面側及び比意匠面側ともに、
極めて優れた外観品質を得ることができる。
【0055】(3)前記実施の形態では、ベースコート
層4を設ける構成としたが、これを省略する構成として
もよい。また、基材3として、予め着色したものを用い
てもよい。さらに、上記カラークリヤ層6を省略しても
よい。
層4を設ける構成としたが、これを省略する構成として
もよい。また、基材3として、予め着色したものを用い
てもよい。さらに、上記カラークリヤ層6を省略しても
よい。
【0056】(4)前記実施の形態では、水槽12にお
いて水を流す手法を採用したが、必ずしも流水状態とし
なければならないわけではない。すなわち、水の流れを
止めておいても、水面上において導管木目模様を形成す
ることができれば、いかなる手法を用いてもよい。
いて水を流す手法を採用したが、必ずしも流水状態とし
なければならないわけではない。すなわち、水の流れを
止めておいても、水面上において導管木目模様を形成す
ることができれば、いかなる手法を用いてもよい。
【0057】(5)また、同様に、黒色塗料も、上記吐
出孔19を有する吐出治具18を用いて展開させずと
も、導管木目模様を形成しうるものであればいかなる手
法を用いてもよい。
出孔19を有する吐出治具18を用いて展開させずと
も、導管木目模様を形成しうるものであればいかなる手
法を用いてもよい。
【0058】(6)基材3、ベースコート用塗料、黒色
塗料、カラークリヤ用塗料及びトップコート用塗料の各
種素材については、上記実施の形態におけるものに必ず
しも限定されるものではない。すなわち、そのときどき
の用途に応じた素材を採用することができる。
塗料、カラークリヤ用塗料及びトップコート用塗料の各
種素材については、上記実施の形態におけるものに必ず
しも限定されるものではない。すなわち、そのときどき
の用途に応じた素材を採用することができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の導管木目
模様を有する樹脂製品の製造方法によれば、節目模様を
有し、本物の木目模様に極めて近似するが故に外観品質
の飛躍的な向上を図ることができるとともに、基材形状
が複雑であっても良好な木目模様を得ることができ、ま
た、場合によっては、裏面側においても良好な木目模様
を容易に得ることができるという優れた効果を奏する。
模様を有する樹脂製品の製造方法によれば、節目模様を
有し、本物の木目模様に極めて近似するが故に外観品質
の飛躍的な向上を図ることができるとともに、基材形状
が複雑であっても良好な木目模様を得ることができ、ま
た、場合によっては、裏面側においても良好な木目模様
を容易に得ることができるという優れた効果を奏する。
【図1】一実施の形態におけるアッパパネルの木目模様
の構造を説明する拡大断面図である。
の構造を説明する拡大断面図である。
【図2】アッパパネルの木目模様を示す部分平面図であ
る。
る。
【図3】アッパパネルを示す斜視図である。
【図4】導管木目模様の形成時に使用される装置を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】吐出治具を示す斜視図である。
【図6】前記装置の構造を示す概略断面図である。
【図7】導管木目模様の形成時の塗料の展開状態等を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図8】塗料の展開の機構を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図9】別の実施の形態におけるスクリュー等を示す模
式図である。
式図である。
【図10】別の実施の形態における堰等を示す浴槽の平
面図である。
面図である。
【図11】別の実施の形態における堰等を示す浴槽の平
面図である。
面図である。
【図12】別の実施の形態におけるノズル等を示す浴槽
の斜視図である。
の斜視図である。
【図13】別の実施の形態の排水パイプ等を示す浴槽の
模式図である。
模式図である。
【図14】別の実施の形態におけるコインボックス用の
蓋体を示す斜視図である。
蓋体を示す斜視図である。
【図15】従来技術における樹脂製品の木目模様の構造
を説明する拡大断面図である。
を説明する拡大断面図である。
【図16】従来における樹脂製品の製造工程を説明する
工程図である。
工程図である。
2…樹脂製品としてのアッパパネル、3…基材、4…ベ
ースコート層、5…木目塗膜層、6…カラークリヤ層、
7…トップコート層、12…水槽、18…吐出治具、1
9…吐出孔、32…樹脂製品としてのコインボックス用
蓋体。
ースコート層、5…木目塗膜層、6…カラークリヤ層、
7…トップコート層、12…水槽、18…吐出治具、1
9…吐出孔、32…樹脂製品としてのコインボックス用
蓋体。
Claims (5)
- 【請求項1】 樹脂製の基材(3)を所定形状に成形す
る工程と、 水槽(12)中に水を貯留せしめ、その水面に部位に応
じて連続的に膜厚が変動するほぼ液状の黒色系塗料を浮
かべる工程と、 前記黒色系塗料にて節目模様を形成するべく前記水面に
乱流を形成する工程と、 前記基材(3)の表面に前記浮遊状態にある黒色系塗料
を接触させることにより、前記基材(3)の表面に導管
木目模様を有する木目塗膜層(5)を形成する工程と、 前記木目塗膜層(5)を被覆するべく透明性を有するト
ップコート層(7)を設ける工程とを備えたことを特徴
とする導管木目模様を有する樹脂製品の製造方法。 - 【請求項2】 前記乱流は、渦流であることを特徴とす
る請求項1に記載の導管木目模様を有する樹脂製品の製
造方法。 - 【請求項3】 前記黒色系塗料を、前記水槽(12)に
設けられ、複数の吐出孔(19)を有する吐出治具(1
8)を用いて流水状態の水面上に展開させることによ
り、縞状の黒色視認部分を形成するようにしたことを特
徴とする請求項1又は2に記載の導管木目模様を有する
樹脂製品の製造方法。 - 【請求項4】 前記吐出孔(19)の中心点は、前記水
槽(12)に貯留された水の水面とほぼ同一高さにある
ことを特徴とする請求項3に記載の導管木目模様を有す
る樹脂製品の製造方法。 - 【請求項5】 前記複数の吐出孔(19)の孔径が、2
種類以上であることを特徴とする請求項3又は4に記載
の導管木目模様を有する樹脂製品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8864196A JPH09277793A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 導管木目模様を有する樹脂製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8864196A JPH09277793A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 導管木目模様を有する樹脂製品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09277793A true JPH09277793A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=13948454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8864196A Pending JPH09277793A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 導管木目模様を有する樹脂製品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09277793A (ja) |
-
1996
- 1996-04-10 JP JP8864196A patent/JPH09277793A/ja active Pending
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