JPH09277162A - 半導体研磨装置 - Google Patents

半導体研磨装置

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JPH09277162A
JPH09277162A JP11579496A JP11579496A JPH09277162A JP H09277162 A JPH09277162 A JP H09277162A JP 11579496 A JP11579496 A JP 11579496A JP 11579496 A JP11579496 A JP 11579496A JP H09277162 A JPH09277162 A JP H09277162A
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JP
Japan
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semiconductor
polishing
polisher
light
surface plate
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Withdrawn
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JP11579496A
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English (en)
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Akira Miyaji
章 宮地
Takashi Arai
孝史 新井
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
    • B24B37/11Lapping tools
    • B24B37/20Lapping pads for working plane surfaces
    • B24B37/205Lapping pads for working plane surfaces provided with a window for inspecting the surface of the work being lapped

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 縁だれが小さく、面精度の高い平坦化された
半導体表面を得ることができ、さらに研磨中の半導体表
面の研磨量を容易に観察又は計測できる半導体研磨装置
を提供する。 【解決手段】 定盤10と、この定盤10の上面に形成
され、半導体30表面を研磨する研磨ポリシャ20とを
備えた半導体研磨装置において、グリセリン並びにグラ
ファイト粉及びカーボンウイスカーの少なくとも一方を
加えたエポキシ樹脂で研磨ポリシャ20を形成した。こ
の研磨ポリシャ20には、厚さ方向へ貫通する透光部3
2が形成され、このポリシャ20と定盤との間には透明
なエポキシ層40が挟まれている。さらに、透明なエポ
キシ層40に向けて光を出射する光源23と、透明なエ
ポキシ層40を介して取り出された光量を検出する光検
出部24と、この光検出部24で検出された光量の変化
に基づいて半導体30表面の研磨状態を判断する判断部
25とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体表面の平滑
化を図る半導体研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は平坦化技術を説明する半導体の断
面図である。
【0003】近年、半導体製造技術の分野では、多層配
線が取入れられるようになり、半導体300の表面の形
状が複雑化し、半導体300の表面は必ずしも平坦では
なくなり、図7に示すように凸部を持つものも存在して
いる。この半導体300の表面は微細加工が行われるた
め、使用する光源波長が短くなり、光学レンズの開口数
(NA)も大きくなり、高解像度を得るための焦点深度
が減少する。また、表面に於ける段差の存在は配線の段
切れ、局所的な抵抗値の増大などを招き、断線や電流容
量の低下等をもたらす。又、絶縁膜では耐圧劣化やリー
クの発生にもつながる。言い換えると歩留まりと信頼性
の向上と高解像化のために焦点深度のマージンが減少す
るためにデバイスの平坦化が必要になってきた。具体的
に表すと、半導体プロセスに於いては図7に示すような
平坦化技術が必須になってきたと考えられてきている。
この観点から半導体表面を研磨する平坦化技術が重要に
なってきている。
【0004】図7(a)はBPSG,TEOS−SiO
2 等からなる絶縁膜の場合の層間膜平坦化の例を示して
いる。
【0005】図7(b)はW,Al,Cu等からなる金
属膜の場合の接続孔平坦化の例を示している。
【0006】図7(c)は同じくW,Al,Cu等から
なる金属膜の場合の埋め込み配線を平坦化する例を示し
ている。
【0007】従来、上記平坦化を行うための研磨方法と
しては、化学的機械的研磨(Chemical Mec
hanical Polishing又は Chemi
cal Mechanical Planarizat
ion)(以下CMPと称する)技術が知られている。
【0008】図8はCMP技術を用いた従来の半導体研
磨装置の説明図であり、図8(a)は半導体研磨装置の
側面図、図8(b)は半導体研磨装置の平面図である。
【0009】定盤100上に研磨布(1層又は2層)2
00を貼り付けてポリシャとし、この研磨布200の上
面にウェハキャリア301で半導体(シリコンウェハ)
300を搬送し、半導体300の表面を圧力機構(図示
せず)で研磨布200に押し付け、研磨剤供給機構20
1から研磨剤202を滴下しながら定盤100を回転さ
せて半導体300の表面を研磨する。研磨布200とし
ては、下側が不織布、上側が微細孔の発泡ポリウレタン
よりなる2層構造のフェルト状シートが多く用いられ
る。
【0010】また、研磨時に半導体300の研磨量(研
磨の終点)を検知する方法としては、研磨時間を管理し
たり、研磨する材料が変ることによって変化するウェハ
キャリア301の回転トルクを電流値として検出した
り、研磨されている表面からの摩擦による音の変化をと
らえたり、定盤100及び研磨布200に孔をあけ、こ
の孔を通してレーザ光をシリコンウェハに照射し、その
反射光を利用して計測する方法がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記CMP技
術を用いた方法には、研磨による半導体表面の縁だれが
大きく、荷重がかかると圧縮変形を起こし易く、研磨布
200を定盤100に貼り付けるとき、接着層にムラが
生じ易く、高い平坦度を得難いという問題がある。
【0012】また、研磨中に半導体300の研磨量を観
察したり、計測したりすることは手間がかかる。
【0013】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は縁だれが小さく、面精度の高い平
坦化された半導体表面を得ることができ、更に研磨中の
半導体表面の研磨量を容易に観察又は計測できる半導体
研磨装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】ところで、エポキシ樹脂
は、硬化時の収縮が少なく、型との転写性がよく、機械
及び化学薬品に対する耐性力に優れた特性を有し、グリ
セリンは、乾燥剤及び潤滑剤として優れた特性を有し、
グラファイトやカーボンウイスカーは耐熱性、耐熱衝撃
性及び滑性等に優れた特性を有する。本発明者はこの特
性に着目し、この発明を案出するに致った。
【0015】上記課題を解決するため請求項1記載の発
明の半導体研磨装置は、定盤と、この定盤の上面に形成
され、半導体表面を研磨する研磨ポリシャとを備えた半
導体研磨装置において、グリセリン並びにグラファイト
粉及びカーボンウイスカーの少なくとも一方を加えたエ
ポキシ樹脂で前記研磨ポリシャを形成したことを特徴と
する。
【0016】ポリシャは、エポキシ樹脂にグリセリン並
びにグラファイト粉及びカーボンウイスカーの少なくと
も一方を加えて形成されたので、グリセリンによってエ
ポキシ樹脂の硬化収縮を抑制し、硬度を長時間に亘って
安定して持続させることができる。
【0017】請求項2記載の発明の半導体研磨装置は、
請求項1記載の半導体研磨装置において、前記研磨ポリ
シャには、厚さ方向へ貫通する透光部が形成されている
ことを特徴とする。
【0018】研磨ポリシャには、厚さ方向へ貫通する透
光部が形成されているので、この透光部を通して光を半
導体表面に照射させることができる。
【0019】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
半導体研磨装置において、請求項1記載の半導体研磨装
置において、前記定盤は不透明物質で形成され、前記研
磨ポリシャと前記定盤との間には透明物質が挟まれてい
ることを特徴とする。
【0020】研磨ポリシャと定盤との間には透明物質が
挟まれているので、この透明物質を介して光を半導体表
面へ導くことができる。
【0021】請求項4の発明は、請求項1又は2記載の
半導体研磨装置において、前記定盤は、透明物質で形成
されていることを特徴とする。
【0022】定盤が透明物質で形成されているので、定
盤を介して光を半導体表面へ導くことができる。
【0023】請求項5の発明は、請求項3又は4記載の
半導体研磨装置において、前記透明物質に向けて光を出
射する光源と、前記透明物質を介して取り出された光量
を検出する光検出部と、この光検出部で検出された光量
の変化に基づいて前記半導体表面の研磨状態を判断する
判断部とを備えることを特徴とする。
【0024】透明物質を通して光を研磨中の半導体表面
に照射し、半導体表面からの反射光の変化に基づいて半
導体表面の研磨状態を判断することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。
【0026】図1はこの発明の実施形態に係る半導体研
磨装置の構成を説明する概略図である。
【0027】半導体研磨装置1は、定盤10と、定盤1
0の上面に形成されたエポキシポリシャ(研磨ポリシ
ャ)20と、ウェハ(半導体)30と、ウェハ30のウ
ェハキャリア31と、研磨剤22を供給する研磨剤供給
機構21とから構成される。
【0028】図2はエポキシポリシャの製造工程を説明
する図、図3は図2の撹拌工程、滴下工程及び圧縮工程
を説明する図である。
【0029】
【実施例1】一般的なエポキシ樹脂接着剤であるボンド
クイック5(エポキシ樹脂ポリチオール、コニシ製)と
グリセリン、グラファイトからなる半導体平坦化用研磨
ポリシャの製造行程を説明する。
【0030】ボンドクイック5の主剤、硬化剤、グリセ
リン及びグラファイトの混合比が、3:1:1:0.0
5の割合で容器8に取り、撹拌棒9を用いて十分に撹拌
し、混合エポキシ樹脂2を得る(工程a、図3(a)参
照)。なお、ポリシャ20の硬度は対象とする半導体材
料により調整されるが、この調整はグリセリンの添加量
によって行う。
【0031】上記混合エポキシ樹脂2を、ポリシャ製作
工具3に固定した、直径300mmの平板状の定盤(鋳
鉄等の不透明な材料)10上に滴下する(工程b、図3
(b)参照)。
【0032】離型剤を塗布した、定盤10と同じ直径の
平板状合わせ皿(鋳鉄製)4の位置を調整して、混合エ
ポキシ樹脂2を所定の厚さ(3mm)に圧縮する(工程
c、図3(c)参照)。
【0033】この状態で恒温槽(図示せず)に入れ、7
0℃で1時間加熱し、混合エポキシ樹脂2を硬化させ、
ポリシャ20とする(工程d)。
【0034】十分に温度が下がった後、合わせ皿4をポ
リシャ20から剥離させる(工程e)。
【0035】その後、ポリシャ20の表面に研磨液22
を通すための放射状の溝を切削により形成する(工程
f)。
【0036】その後、オスカー型研磨機を使用し、直径
300mmの平板状合わせ皿と5重量%の酸化セリウム
研磨液とによりポリシャ20の面出しを行ない、ポリシ
ャ20の仕上がり面の表面あらさを約1μmとした。こ
のポリシャ20の面出しは、試料(ウェハ30)の研磨
精度に直接関係するため、最終製品の信頼性を保証する
非常に重要なものである。
【0037】次に上記のようにして製造されたポリシャ
20を用いたウェハ(半導体)30表面の研磨加工を説
明する。この実施例では、研磨加工を図1に示される装
置を用いて行うものとする。
【0038】研磨加工されるウェハ30は、直径3イン
チ(76.2mm)、厚さ25μmのシリコンウェハで
ある。ウェハ30の表面に1μmの気相成長技術(CV
D)による酸化珪素膜(SiO2 ) が作られ、フォトエ
ッチングによって必要なパターンが形成され、その上に
1μmのアルミニウム層が被覆されている。このウェハ
30は、図7(b)の構造を有する。
【0039】上記ウェハ30を130枚連続して研磨加
工したとき、ニュートン縞2〜4本の平面が得られた。
また、パターンの密度による平面度、縁だれの影響は見
られなかった。研磨後のポリシャ表面を検査したとこ
ろ、初期状態と変っていなかった。すなわち、ドレッシ
ングは不要であった。
【0040】なお、上記加工時の条件は、定盤の回転
数:250rpm、揺動距離:15mm、揺動回数:4
5往復/分、荷重:190g/cm2 、研磨液:濃度6
%の酸化セリウム、研磨時間:1分である。
【0041】
【実施例2】実施例1で使用したボンドクイック5の主
剤と硬化剤としてテトラエチレンペンタミン及びグリセ
リン、グラファイトからなる研磨ポリシャ20を図2に
示した各工程に準じて製造した。ボンドクイックの主
剤、テトラエチレンペンタミン及びグリセリン、グラフ
ァイトの混合比(重量比)は、3:1:0.5:0.5
とした。各工程は実施例1と同様であるので省略する。
なお、溝は螺旋状とした。
【0042】以上の工程により製造したポリシャ20を
用いて、実施例1と同じウェハ30及び同じ条件により
130枚を連続的に研磨加工したとき、ニュートン縞2
〜4本、平面度λ(rms)の精度が得られた。また、
表面あらさはRMSで3〜7Aであった。研磨後のポリ
シャ表面を検査したところ、初期状態と変っていなかっ
た。
【0043】
【実施例3】図4は定盤上に形成されたポリシャの斜視
図、図5は図4に示すポリシャを用いた試料の研磨状態
を観察する観察系を説明する図である。
【0044】実施例1で使用したボンドクイック5の主
剤と硬化剤を鋳鉄製の定盤10の上に予め滴下し、10
mm厚の透明なエポキシ層(透明物質)40を上記実施
例と同様の合わせ皿方法で形成した。
【0045】この透明なエポキシ層40を硬化させた
後、このエポキシ層40の上部に実施例1と同様の割合
でエポキシの主剤及び硬化剤、グリセリン、グラファイ
トが混ざった混合エポキシを用い、実施例1と同様の方
法によりポリシャ20を形成した。この際、ポリシャ2
0には硬化させたポリシャ20の厚さ方向に貫通させて
透光部32を複数形成している。
【0046】この透光部32は、ポリシャ20の硬化
後、予め決定したサイズと分布パターンで厚さ方向に貫
通させて孔をあけ、この孔にグリセリンやグラファイト
粉等が加わらないエポキシ樹脂を流し込み、硬化させる
ことで形成される。
【0047】その後、余分なエポキシを研削するととも
に研磨剤を導入する溝を切削して形成し表面を平滑化す
るために研磨を行った。
【0048】上記のようにして製造したポリシャ20を
用いて、実施例1と同じウェハ30及び同じ条件により
130枚を連続的に研磨加工したとき、ニュートン縞2
〜4本、平面度λ(rms)の精度が得られた。また、
表面あらさはRMSで3〜7Aであった。研磨後のポリ
シャ20表面を検査したところ、初期状態と変っていな
かった。
【0049】なお、透明なエポキシ層の代わりにガラス
等を用いて透光部32を構成してもよい。
【0050】図5に示す観察系は、定盤10にレーザ
(光源)23と、このレーザ23と透明なエポキシ層4
0を挟んで対向配置されたディテクタ(光検出部)24
と、ディテクタ24で検出された光量の変化に基づいて
ウェハ30の研磨状態を判断する判断部25とを備え
る。なお、レーザ23とディテクタ24とは、定盤10
とともに回転する構成となっている。
【0051】ウェハ30の研磨状態は次のように判断さ
れる。
【0052】レーザ光は、図5に示すように定盤10の
平坦面10aに対して斜めから照射され、定盤10とポ
リシャ20との間で反射を繰り返してディテクタ24で
検出される。この際、光はポリシャ20の透光部32を
通してウェハ30表面のアルミニウム層をも照射する。
そのため、ディテクタ24では、定盤10とポリシャ2
0との間で反射された光にこのアルミニウム層で反射さ
れた光が加わった光量が検出される。
【0053】アルミニウム層が研磨されると、アルミニ
ウム層からの反射光がなくなるため、ディテクタ24で
検出される光量が急激に少なくなる。したがって、判断
部25では、この光量の変化を検出することで光学的に
研磨状態を判断することができる。
【0054】
【実施例4】上記各実施例では、定盤10を不透明な材
料(鋳鉄等)で作成したのに対し、この実施例4では、
透明な溶融石英(透明物質)で作成した。定盤10の上
部には、実施例1と同様のエポキシ、グリセリン及びグ
ラファイトを混合した混合エポキシを用いて、実施例3
と同様に、ポリシャ20を形成する。ポリシャ20に
は、上記実施例と同様に厚さ方向に貫通する透光部32
が複数形成される。更に、ポリシャ20の表面の研削と
溝入れとが行われ、その後表面を平滑化するための研磨
が行われる。
【0055】上記のようにして製造したポリシャ20を
用いて、実施例1と同じウェハ30について、同じ条件
により130枚を連続的に研磨加工したとき、ニュート
ン縞2〜4本、平面度λ(rms)の精度が得られた。
また、表面あらさはRMSで3〜7Aであった。研磨後
のポリシャ表面を検査したところ、初期状態と変ってい
なかった。
【0056】図6は実施例4における試料の研磨状態を
観察する観察系を説明する図であり、図5と同一部分に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0057】観察系は、定盤10にレーザ(光源)23
と、このレーザ23と定盤10との間に配置された部分
反射ミラー26と、この部分反射ミラー26を介してポ
リシャ20からの反射光を検出するディテクタ(光検出
部)24と、ディテクタ24で検出された光量の変化に
基づいてウェハ30の研磨状態を判断する判断部25と
を備える。
【0058】ウェハ30の研磨状態は次のように判断さ
れる。
【0059】レーザ光は、図6に示すように透明な定盤
10の下方(又は斜め下方)から照射され、ポリシャ2
0及びポリシャ20の透光部32を通してウェハ30表
面のアルミニウム層を照射する。そのため、ポリシャ2
0とアルミニウム層とで反射された光が、部分反射ミラ
ー26を介してディテクタ25で検出される。
【0060】アルミニウム層が研磨されると、アルミニ
ウム層からの反射光がなくなるため、ディテクタ24で
検出される光量が急激に少なくなる。したがって、判断
部25では、この光量の変化を検出することで光学的に
研磨状態を判断することができる。
【0061】なお、ポリシャ20の面精度を高める方法
として、前述した合わせ皿を高精度加工し、このレプリ
カを用いる方法の他に、研磨機により合わせ皿と摺り合
わせを行う方法及び超精密NC工作機械等の超精密旋盤
による高精度切削を行う方法等を用いることができる。
【0062】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1記載の発
明の半導体研磨装置によれば、ポリシャは、エポキシ樹
脂にグリセリン並びにグラファイト粉及びカーボンウイ
スカーの少なくとも一方を加えて形成されたので、グリ
セリンによってエポキシ樹脂の硬化収縮が抑制され、硬
度が長時間に亘って安定して持続する。すなわち、ポリ
シャは比較的容易に高精度な面を長期に亘り持続でき、
研磨時の縁だれを小さくし、荷重による圧縮変形を少な
くし、接着層にムラを生じることがないため、高い平坦
度の半導体表面を得ることができる。
【0063】請求項2記載の発明の半導体研磨装置によ
れば、研磨ポリシャは、厚さ方向へ貫通して少なくとも
1つの透光部が形成されているので、この透光部を通し
て光を半導体表面に照射させることができる。
【0064】請求項3記載の発明の半導体研磨装置によ
れば、研磨ポリシャと定盤との間には透明物質が挟まれ
ているので、この透明物質を介して光を導入し、半導体
表面を照射することができる。
【0065】請求項4記載の発明の半導体研磨装置によ
れば、定盤が透明物質で形成されているので、定盤を介
して光を導入し、半導体表面を照射することができる。
【0066】請求項5記載の発明の半導体研磨装置によ
れば、透明物質を通して光を研磨中の半導体表面に照射
し、半導体表面からの反射光の変化に基づいて半導体表
面の研磨状態を判断できるので、研磨中における研磨条
件を変化させることなく半導体を観察したり研磨量を計
測することが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の実施形態に係る半導体研磨装
置の構成を説明する概略図である。
【図2】図2はエポキシポリシャの製造工程を説明する
図である。
【図3】図3は撹拌工程、滴下工程及び圧縮工程を説明
する図である。
【図4】図4は定盤上に形成されたポリシャの斜視図で
ある。
【図5】図5は図4に示すポリシャを用いた試料の研磨
状態を観察する観察系を説明する図である。
【図6】図6は実施例4における試料の研磨状態を観察
する観察系を説明する図である。
【図7】図7は平坦化技術を説明する半導体の断面図で
ある。
【図8】図8はCMP技術を用いた従来の半導体研磨装
置の説明図である。
【符号の説明】
1 半導体研磨装置 10 定盤 20 ポリシャ 32 透光部 23 光源 24 光検出部 25 判断部 30 ウェハ(半導体)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定盤と、この定盤の上面に形成され、半
    導体表面を研磨する研磨ポリシャとを備えた半導体研磨
    装置において、 グリセリン並びにグラファイト粉及びカーボンウイスカ
    ーの少なくとも一方を加えたエポキシ樹脂で前記研磨ポ
    リシャを形成したことを特徴とする半導体研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記研磨ポリシャには、厚さ方向へ貫通
    する透光部が形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の半導体研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記定盤は不透明物質で形成され、前記
    研磨ポリシャと前記定盤との間には透明物質が挟まれて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体研磨
    装置。
  4. 【請求項4】 前記定盤は、透明物質で形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体研磨装
    置。
  5. 【請求項5】 前記透明物質に向けて光を出射する光源
    と、前記透明物質を介して取り出された光量を検出する
    光検出部と、この光検出部で検出された光量の変化に基
    づいて前記半導体表面の研磨状態を判断する判断部とを
    備えることを特徴とする請求項3又は4記載の半導体研
    磨装置。
JP11579496A 1996-04-12 1996-04-12 半導体研磨装置 Withdrawn JPH09277162A (ja)

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Cited By (6)

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