JPH09277153A - 手持ち型切断装置 - Google Patents

手持ち型切断装置

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JPH09277153A
JPH09277153A JP11535696A JP11535696A JPH09277153A JP H09277153 A JPH09277153 A JP H09277153A JP 11535696 A JP11535696 A JP 11535696A JP 11535696 A JP11535696 A JP 11535696A JP H09277153 A JPH09277153 A JP H09277153A
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JP
Japan
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cutter blade
rotation speed
rotational speed
cutting
engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP11535696A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hayasaka
謙司 早坂
Seiya Ogata
誠也 緒方
Hidefumi Ito
秀文 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritake Co Ltd
Noritake Diamond Industries Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
Noritake Diamond Industries Co Ltd
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Publication date
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業中のカッタブレード回転速度を正確に把
握することにより、適正回転速度による切断作業を可能
とする。 【解決手段】 カッタブレード3の回転部分に磁石片4
を取付け、磁石片4の通過点付近に検知コイル5を設置
し、検知コイル5からの電気信号に基づきカッタブレー
ド3の回転速度を検出する回転速度検出機2を備えてい
る。検出した回転速度が適正値から外れると警報音発生
器9が警報音を発するととも警報ランプ15a〜15d
が点灯し、場合によってはエンジン16が自動的に停止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート材、
石材、タイル、その他建設材料を切断する際に使用する
手持ち型切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート材、石材、タイル、その他
建設材料を切断する場合、従来より、作業者が手に持っ
て使用する切断装置が数多く使用されている。これらの
手持ち型切断装置はエンジンまたはモータを動力として
高速回転する円板形のカッタブレードによってコンクリ
ート材、石材などを切断するものであり、被切断材の性
質、硬さなどに応じて適切な形式、出力のものが選択さ
れている。また、切断装置で使用するカッタブレード
も、被切断材の材質、加工条件などを考慮して適切な種
類、形状、寸法のものが選択されている。
【0003】手持ち型切断装置による切断作業において
は作業能率、カッタブレード寿命などに影響を及ぼす要
素が数多くあるが、その中でカッタブレード回転速度は
特に重要な要素である。すなわち、カッタブレード回転
速度の設定値を変えて切断作業を行ったり、作業条件に
より回転速度が変動すると、切断作業の能率、カッタブ
レード寿命などが大きく左右されることが知られてい
る。このことは、カッタブレードには所定の適正回転速
度があることを意味しており、それは被切断材の種類、
装置の出力、カッタブレードの種類などの作業条件によ
って決まる。
【0004】したがって、カッタブレードに応じた適正
回転速度で切断作業を行った場合、作業能率は高く、チ
ッピングなどがなく安全であり、カッタブレード寿命も
長くなるため、結果的に加工コストが下がる。しかし、
切断作業時のカッタブレード回転速度がこの適正回転速
度から外れると作業の能率が低下し、カッタ寿命も短く
なるため加工コストが上がる。
【0005】また、実際の切断作業においては、被切断
材であるコンクリート材、石材などに含まれている金属
物、岩石などの異物にカッタブレードが接触して刃先が
欠損し、その破片が飛んで作業者などを傷つけることが
ある。このような場合、異物にカッタブレードが接触し
た時点で負荷が変化するため回転速度が適正値から外れ
る。このため、それを感知して直ちにカッタブレードを
停止させることができれば欠損事故を防止できる。
【0006】切断作業中にカッタブレードの回転速度が
適正値から外れると切断音、エンジン音などが微妙に変
化したり、異常振動が発生するため、作業者はこれらの
音の変化に注意を払いながら作業を行えば、カッタ回転
速度を適正回転速度に保持することも不可能ではない。
そこで、切断装置を操作する作業者はカッタブレードの
回転速度を常に適正回転速度に維持するとともに、回転
速度の変化に注意しながら切断作業を行っている。
【0007】しかし、切断作業によって発生する大きな
騒音の中で、切断音などの変化を感知するのは容易では
ない。また、人間が音の変化を感知して何らかの行動を
とるまでにはどうしても時間差が生ずるため緊急事態に
対処できないことがある。したがって、実際は人間の感
覚だけに頼って適正回転速度を維持しながら切断作業を
行うことは極めて困難であり、危険も伴う。
【0008】そこで、従来よりカッタブレードの回転速
度を測定する装置が種々開発されているが、大別すると
非接触測定方式と接触測定方式とがある。非接触測定方
式としては光反射タイプ回転計、非接触静電容量型ギャ
ップディテクタ、非接触渦電流型ギャップディテクタな
どが代表的であり、接触測定方式としては接触式回転計
を使用して回転軸の回転速度を測定する方法がある。
【0009】一方、カッタブレードを駆動するエンジン
またはモータの回転計で回転数を知り、その値から回転
速度を検知する方法もとられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、カッタブ
レードの回転速度を検知するため従来より種々の方法が
講じられているが、実際には回転速度を正確に測定でき
ない状態である。
【0011】例えば、光反射タイプ回転計は切り屑、切
削液の影響を強く受けるため切断作業中のカッタブレー
ド回転速度を測定することは不可能である。また、非接
触静電容量型ギャップディテクタおよび非接触渦電流型
ギャップディテクタの場合も、切り屑、切削液の影響を
受けるため、切断作業中のカッタブレード回転速度を測
定することができず、またイレギュラーな振動を感知す
るため測定値も不正確である。
【0012】すなわち、これらの回転速度測定装置は、
光、静電容量、渦電流などの変化という微弱な信号を感
知して測定するものであるため切り屑、切削液、振動な
どがあると直ちに測定不能となる。さらに、非接触静電
容量型ギャップディテクタおよび非接触渦電流型ギャッ
プディテクタの場合、実際に使用する場合には高価な周
波数解析装置が必要である。
【0013】また、接触式回転計の場合は連続使用する
ように設計されていないため、加工作業中のカッタブレ
ード回転軸に連続的に接触させて測定を行うと回転計が
破損するおそれが大である。このため、カッタブレード
回転軸と連結するプーリや他の部分の回転軸を測定した
としても、連結するベルトのスリップなどが生じやすい
ためカッタブレード自体の回転速度を正確に測定できな
い。
【0014】さらに、カッタブレードを駆動するエンジ
ンまたはモータの回転計から回転速度を検知する場合、
エンジンまたはモータの回転数は分かるがカッタブレー
ド自体の回転速度を正確に検知できず、またカッタブレ
ード回転速度の変動に対する応答性が悪い。
【0015】カッタブレード回転速度を適正値に維持し
て切断作業を行えば、作業能率およびカッタブレード寿
命の向上、刃先欠損の防止などの点で極めて大きなメリ
ットとなるため、切断作業中のカッタブレード回転速度
を常に検知できる装置の要請があるが、従来のものは切
断作業中のカッタブレード回転速度を連続して直接かつ
正確に測定できない。
【0016】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、切断作業中のカッタブレード回転速度を適正値に維
持することにより作業効率を向上させることができ、安
全性にも優れた手持ち型切断装置を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の手持ち型切断装置は、エンジンまたはモー
タを動力とするカッタブレードに取付けた磁石片と、磁
石片の通過点付近に設置した検知コイルまたは検知素子
と、検知コイルまたは検知素子からの電気信号に基づき
カッタブレード回転速度を検出する検出回路とを備え、
検出回路で検出した回転速度が予め設定した適正値から
外れると警報音、警報光の少なくとも1つを発する警報
発生手段を設けたことを特徴とする。
【0018】本発明の手持ち型切断装置では、カッタブ
レードに取付けた磁石片が切断作業中のカッタブレード
の回転によって、磁石片の通過点付近に設置した検知コ
イルまたは検知素子の近傍を通過することにより検知コ
イルまたは検知素子に周期的な電流が発生するため、こ
の電流を検出回路へ送る。検出回路では、この電流の周
期性に基づいてカッタブレードの回転速度を検出する。
そして、検出した回転速度が予め設定した適正値から外
れると警報発生手段により警報音、警報光の少なくとも
1つを発する。
【0019】このように、切断作業中のカッタブレード
の回転速度が適正値から外れると警報音、警報光などを
発して異常発生を知らせるため、作業者は直ちに対処す
ることができる。このため、切断作業中に適正回転速度
から外れたまま切断作業を続行し、作業効率が低下した
り、カッタブレード寿命が低下することがない。また、
異物を過誤切断したり、異物切断によりカッタブレード
が欠損する危険性がなくなる。
【0020】また、カッタブレードに取付けた磁石片か
ら発生する磁力は、従来の回転速度測定装置が検出手段
としていた光、静電容量、渦電流などの信号に比べると
強力な信号であるため、切断作業中の切り屑、切削液、
振動などのノイズの影響を受けない。このため、カッタ
ブレードの回転速度を正確に測定することができる。さ
らに、磁石片と検知コイルまたは検知素子などとは非接
触であるため、イレギュラーな振動が伝わって測定精度
を悪化させることもなく、連続測定した場合の耐久性も
極めて良好である。
【0021】また、検出回路で検出した回転速度が予め
設定した適正値から外れるとエンジンまたはモータの回
転を停止させる非常停止回路を設けたことを特徴とす
る。実際の切断作業において被切断材に含まれている岩
石などの異物にカッタブレードが接触すると負荷が変わ
るため回転速度が変化する。したがって、検出回路で検
出した回転速度が予め設定した適正値から外れるとエン
ジンまたはモータの回転を停止させる非常停止回路を設
けておくことにより、異物にカッタブレードが接触した
ときそれを感知して直ちにカッタブレードを停止させる
ことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は実施の形態を示す斜視図、
図2は使用状態を示す斜視図、図3は同一部切欠正面
図、図4は回路構成を示すブロック図、図5は検出回路
等の構成を示すブロック図である。
【0023】図1〜3において、1は手持ち型切断装
置、2は回転速度測検出機の本体、3はカッタブレー
ド、4は磁石片、5は磁石片4の通過点付近に設置した
検知コイル、6はカッタブレード3で切断されているコ
ンクリート材である。
【0024】回転速度検出機の本体2のパネルにはメイ
ンスイッチ7、パイロットランプ8、警報音発生器9、
警報音停止スイッチ10、回転速度設定ダイヤル11、
回転速度設定値表示部12、回転速度表示部13、正常
ランプ14および警報ランプ15a〜15dを設けてい
る。カッタブレード3は、エンジン16により回転駆動
され、コンクリート材6の切断作業を行う。
【0025】回転速度検出機の本体2内には、図4に示
すように、検知コイル5で発生する電気信号に基づきカ
ッタブレード3の回転速度を検出する検出回路17、お
よび検出した回転速度と回転速度設定値との比較を行う
比較回路18、緊急時にエンジン16を停止させる非常
停止回路19等を内蔵している。
【0026】コンクリート材6の切断作業を開始する
前、本体2のメインスイッチ7をONするとパイロット
ランプ8が点灯して測定可能状態となるため、回転速度
設定値表示部12を見ながら回転速度設定ダイヤル11
を回して、カッタブレード3の適正回転速度値、例え
ば、3500r.p.m などに設定する。この値は切断作業
中も常に表示されているため、作業者30はいつでも確
認することができる。この回転速度設定値はカッタブレ
ード3の種類や被切断材などに応じて決まる値である。
【0027】一方、図4に示すように回転速度設定値は
比較回路18にも入力され、後述するように比較回路1
8はこの値を基準にして切断作業中のカッタブレード3
の回転速度が適正値であるか否かの判断を行う。
【0028】次に、カッタブレード3を回転させコンク
リート材6の切断作業を開始する。切断作業は、作業者
30が切断装置1を両手で持ってエンジン16により高
速回転するカッタブレード3をコンクリート材6の所定
位置に当接させ、切断装置1を少しずつ動かしながら行
う。
【0029】切断作業中、カッタブレード3の回転によ
り磁石片4も回転して検知コイル5の近傍を通過するた
め検知コイル5には周期的な電流が発生し、この電流は
信号として検出回路17へ送られる。磁石片4が検知コ
イル5の近傍を通過する回数は1回転ごとに1回である
ため、その周期を測定すれば回転数が検出され、この回
転数とカッタブレード3の円周に基づいて回転速度を算
出し、その値を比較回路18へ送るとともに回転速度表
示部13に表示する。
【0030】ここで、検出回路17は図5に示すような
構成である。磁石片4の通過により検知コイル5に発生
した周期的な電流はカウンタ20へ送られそこでカウン
トされるが、クロック21で一定長さの時間が設定され
ているため、その時間内のカウント数から回転速度が検
出される。そして、その信号はD/A変換器22を通し
てレベルメータ23へ送られる。
【0031】比較回路18においては予め入力された適
正値と検出回路17から送られた実際の回転速度値とを
常時比較監視し、両者が一致しているときは正常ランプ
14を点灯させ正常運転であることを知らせる。切断作
業中に何らかの原因でカッタブレード3の回転速度が変
動し適正値から外れると、警報音発生器9が警報音を発
するとともに警報ランプ15a〜15dが点灯し作業者
の注意を喚起する。このとき、カッタブレード3回転速
度が適正値から外れる度合いが大きくなるほど、警報ラ
ンプ15a〜15dの点灯個数が順次増える。
【0032】さらに、切断作業中にカッタブレード3の
回転速度が適正値から大きく外れた場合、比較回路18
から非常停止回路19へ信号が送られ、非常停止回路1
9が点火プラグ24の電源供給回路をOFFすることに
よりエンジン16を停止させカッタブレード3の回転を
止める。
【0033】このように、切断作業中にカッタブレード
3の回転速度値が適正値から外れると警報音および警報
光の両方で注意を喚起し、また、カッタブレード3の回
転速度が適正値から大きく外れた場合はエンジン16が
自動停止する。したがって、コンクリート材6中にある
岩石など異物などにカッタブレード3が接触したときは
警報音発生および警報光点灯によりそれを知ることがで
き、場合によってはエンジン16が自動停止するため、
カッタブレード3の刃先欠損の発生を防止でき、安全性
も向上する。
【0034】さらに、カッタブレード3の回転速度が適
正値から外れていることに作業者が気付かず切断作業を
そのまま続行するようなことがなくなるため、作業効
率、カッタブレード寿命などが大幅に向上する。
【0035】ここで、警報音発生器9から発せられる警
報音は、切断作業中の装置の騒音などに紛れることなく
確実に作業者の耳に届く必要があるため、エンジン音や
装置音などとは異質な音、例えば、鳥鳴音、楽音、電子
音などが望ましい。なお、周囲の状況などで警報音を直
ちに停止する必要があるときには警報音停止スイッチ1
0を押して消すことができる。なお、本実施の形態では
警報音および警報光の両方を発する構造を採用している
が、警報音また警報光のいづれか一方を発する構造とし
てもよい。
【0036】一方、図2に示すように、切断作業中も回
転速度表示部13にはカッタブレード3の実際の回転速
度、例えば、3350r.p.m などが表示されるため、作
業者30はこれを見てエンジン16の回転数などを調整
することにより適正な作業条件の維持を図ることができ
る。したがって、切断作業の効率、カッタブレード寿
命、安全性などが総合的に向上する。
【0037】また、カッタブレード3に取付けた磁石片
4から発生する磁力は、従来の回転速度測定装置が検出
手段としていた光、静電容量、渦電流などの信号に比べ
ると強力な信号であるため、切断作業中の切り屑、切削
液、振動などのノイズの影響をほとんど受けない。この
ため、切断作業中、空回転中を問わずカッタブレード3
の回転速度を極めて正確に測定することができる。
【0038】さらに、磁石片4と検知コイル5とは非接
触であるため、カッタブレード3のイレギュラーな振動
が伝わって測定精度を悪化させることもなく、連続測定
した場合の耐久性も極めて良好である。また、カッタブ
レード3に磁石片4を取付け、検知コイル5をその通過
点近傍に設置するだけで回転速度検出が可能な状態とな
るため、従来のカッタブレード、切断作業装置などに直
ちに利用することができることはもちろん、回転部を有
する他の装置類にも広く応用することが可能である。さ
らに、検知コイル5の代わりにその他の検知素子、例え
ば、ホール素子などを採用することもできる。
【0039】なお、ここで説明した実施の形態におい
て、手持ち型切装置1はエンジン16を動力源とする、
いわゆるポータブルエンジンカッタと呼ばれるものであ
るが、本発明はこれに限定するものではなく、このほか
にモータを動力源とする切断装置、例えば、ポータブル
電動カッタなどにも広く応用することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0041】(1)カッタブレードに取付けた磁石片
と、磁石片の通過点付近に設置した検知コイルまたは検
知素子と、検知コイルからの電気信号に基づきカッタブ
レードの回転速度を検出する検出回路とを有し、カッタ
ブレードの回転速度が設定値から外れると警報音、警報
光の少なくとも1つを発する警報発生手段を備えたこと
により、回転速度の異常が生じたとき作業者は直ちに対
処することができる。
【0042】(2)したがって、作業者が切断作業中に
カッタブレード回転速度が適正値から外れていることに
気付かずに作業を続行し、岩石などを過誤切断したり、
作業効率、カッタブレード寿命などを低下させることが
ない。また、カッタブレードの欠損なども防止できるた
め安全性が向上する。
【0043】(3)カッタブレードに取付けた磁石片か
ら発生する磁力は強力で、切断作業中の切り屑、切削
液、振動などのノイズの影響を受けないため、カッタブ
レードの回転速度を正確に測定することができる。さら
に、磁石片と検知コイルなどとは非接触であるため、カ
ッタブレードのイレギュラーな振動が伝わって測定精度
を悪化させることもなく、連続測定した場合の耐久性も
極めて良好である。
【0044】(4)カッタブレードを常に適正回転速度
に維持しながら切断作業を行うことができるため作業効
率、カッタブレード寿命などが大幅に向上する。
【0045】(5)カッタブレードに磁石片を取付け、
検知コイルなどをその通過点近傍に設置するだけで回転
速度検出が可能となるため、従来のカッタブレード、切
断作業装置などに直ちに利用することができることはも
ちろん、回転部を有する他の装置類にも広く応用するこ
とができる。
【0046】(6)シンプルな構造であるため低コスト
であり使い方も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態を示す斜視図である。
【図2】使用状態を示す斜視図である。
【図3】実施の形態を示す一部切欠正面図である。
【図4】回路構成を示すブロック図である。
【図5】検出回路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 手持ち型切断装置 2 回転速度検出機の本体 3 カッタブレード 4 磁石片 5 検知コイル 6 コンクリート材 7 メインスイッチ 8 パイロットランプ 9 警報音発生器 10 警報音停止スイッチ 11 回転速度設定ダイヤル 12 回転速度設定値表示部 13 回転速度表示部 14 正常ランプ 15a〜15d 警報ランプ 16 エンジン 17 検出回路 18 比較回路 19 非常停止回路 20 カウンタ 21 クロック 22 D/A変換器 23 レベルメータ 30 作業者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 緒方 誠也 福岡県浮羽郡田主丸町大字竹野210番地 ノリタケダイヤ株式会社内 (72)発明者 伊藤 秀文 福岡県浮羽郡田主丸町大字竹野210番地 ノリタケダイヤ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンまたはモータを動力とするカッ
    タブレードに取付けた磁石片と、前記磁石片の通過点付
    近に設置した検知コイルまたは検知素子と、前記検知コ
    イルまたは検知素子からの電気信号に基づき前記カッタ
    ブレード回転速度を検出する検出回路とを備え、前記検
    出回路で検出した回転速度が適正値から外れると警報
    音、警報光の少なくとも1つを発する警報発生手段を設
    けた手持ち型切断装置。
  2. 【請求項2】 前記検出回路で検出した回転速度が適正
    値から外れると、エンジンまたはモータの回転を停止さ
    せる非常停止回路を設けた請求項1記載の手持ち型切断
    装置。
JP11535696A 1996-04-12 1996-04-12 手持ち型切断装置 Pending JPH09277153A (ja)

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