JPH0927593A - 集積回路における配電システム - Google Patents

集積回路における配電システム

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JPH0927593A
JPH0927593A JP8172156A JP17215696A JPH0927593A JP H0927593 A JPH0927593 A JP H0927593A JP 8172156 A JP8172156 A JP 8172156A JP 17215696 A JP17215696 A JP 17215696A JP H0927593 A JPH0927593 A JP H0927593A
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ダラル アレクサンダー
S Mitora Sandari
エス.ミトラ サンダリ
Lev Ravi
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    • H01L23/522Arrangements for conducting electric current within the device in operation from one component to another, i.e. interconnections, e.g. wires, lead frames including external interconnections consisting of a multilayer structure of conductive and insulating layers inseparably formed on the semiconductor body
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    • H01L23/5286Arrangements of power or ground buses

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  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】オーバーヘッド・ルーチング及び配電損失を最
小化する集積回路のための内部配電ネットワークを提供
することを目的とする。 【解決手段】大規模集積回路用の配電システムは、層間
の相互接続を規則的に割り当てつつ複数の金属層にそれ
ぞれ形成された導体を含む。最上金属層(又は最下金属
層)のパターン(4)は、平均的なルート長及びルーチ
ング電力損失を最小化すべく、個々の回路ブロックに電
力を分配するために用いられる。各回路ブロック内にお
いて、下層となる各金属層は、回路ブロック内の各構成
要素(回路セル)に電力を分配するための格子状のパタ
ーン(1,2,3)を形成するために用いられる。その
ような格子状のパターン(1,2,3)をオーバーヘッ
ド・ルーチングを最小化するためのスタンダードセルレ
イアウトに従って設計することによって、電力連結を壊
すことなく個々の回路ブロックの再配置を行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路のための
内部配電ネットワークに関し、特に、オーバーヘッドル
ーチング(routing overhead)及び配電損失を最小化する
集積回路のための内部配電ネットワークに関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサ等の大規模集積回路
(IC)においてVdd及びVssネットワークを有効的に
分配することには、複雑な問題があり、通常、要求とは
反対の状況に拘束される。高い信頼性をもつ配電ネット
ワークを確実にしつつ、ルーチングにおけるIR電圧降
下損失と同様にオーバーヘッド領域を最小化するために
は、全ての設計段階において配電への考慮が必要であ
る。電力入力及びIC内におけるトランジスタとの間の
過度の電圧損失は、トランジスタの電流伝送能力を低減
させ、その結果、IC全体として動作に遅れを生じさせ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するためになされたものであって、その目的は、I
C全体としてフロアプランニング(floorplanning)にお
いて柔軟性をもちつつ、強固なフルチップ電力ネットワ
ークを供給するIC配電システムを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明に従う集積回路のための内部配電システムは、
グローバル電力ネットワークとローカル電力ネットワー
クとを切り離すことによって、フロアプランニングの最
適化において柔軟性を有する強固なフルチップ電力ネッ
トワークを供給する。上層から下層までに指定された相
互接続を用いることによって、大規模ICダイ領域上へ
の配電に共通な不利益が回避される。平均的なルート長
及び機能ユニットに対するパッドからのIR電圧降下が
低減される。更に、グローバル及びローカルエリアに対
して相互接続層を割り当てることにより、設計サイクル
遅れを改善することが可能になるとともに、電力接続を
壊すことなく個々の回路ブロックを再配置することが可
能となる。
【0005】本発明の一実施の形態に従うグローバル及
びローカル配電ネットワークを形成する複数の導電性集
積層の配電システムを有する集積回路(IC)を含む装
置は、各々が複数のサブ回路を含み、複数の回路機能を
実行するための複数の回路と、電力を受け取って前記複
数の回路に分配するための第1の導電性集積層に形成さ
れた複数のグローバル導体を含むグローバル配電ネット
ワークと、前記グローバル配電ネットワークに接続さ
れ、前記電力を受け取って前記複数の回路の各1つ内に
分配するための複数のローカル配電ネットワークとを含
む。前記複数のローカル配電ネットワークの各1つは、
対応する前記複数の回路の一つ内において集積化されて
いる。前記複数のローカル配電ネットワークの各1つ
は、第2の導電性集積層に形成されているとともに前記
複数のグローバル導体の一つに接続され、前記電力を受
け取って分配するための少なくとも一つのグローバル−
ローカル導体と、当該少なくとも一つのグローバル−ロ
ーカル導体は、前記複数のグローバル導体の一つに対し
て実質的に直交していることと、第3の導電性集積層に
形成され、かつ、前記少なくとも一つのグローバル−ロ
ーカル導体と前記複数のサブ回路の一つとの間に接続さ
れ、前記電力を受け取って前記複数のサブ回路の少なく
とも一つに更に分配するための少なくとも一つのローカ
ル導体とを含む。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に従って説明する。図1に示すように、フル
チップ配電ネットワークの定義は、Vdd及びVssをフル
チップ及びブロックレベルで分配するにあたり、特定の
ルーチング方向に有効な相互接続層を割り当てることで
始る。続いて、チップに対して許容可能なIR電圧降下
を見積もる。
【0007】各相互接続層のルーチング方向は、通常、
領域制約条件及びフロアプランニング決定によって決定
される。Vdd及びVssのグローバル的な分配は、グロー
バル導体としての金属4を介して達成される。
【0008】図1に示すように、金属4は、ブロック及
びチャネル上に配置された相互接続層(第1の導電性集
積層)に形成され、かつ、パッドから各機能ユニットに
電力を分配する第1の手段である。
【0009】本発明に従うIC配電システムにおいて、
ローカル又はブロックレベルでの最も高いレベルのルー
チングを行なうために、ローカル配電ネットワークは、
フルチップ内のブロックの絶対的な位置に関わらず、2
つのネットワーク間に連結が生じるように、グローバル
配電ネットワークと直交している。
【0010】回路グループ中に電力ネットワークを接続
するために追加のオーバーヘッドが導入された場合、本
発明に従うIC配電システムでは、チップ全体をカバー
する単一の層を用いて配電ネットワークを全体的なレベ
ルで確実に行き渡らせることができる。
【0011】ローカル配電ネットワークは、金属4に接
続され、電力を受け取って各ブロックに分配するための
グローバル−ローカル導体としての金属3を含む。金属
3は、第2の導電性集積層に形成され、金属4に対して
実質的に直交している。更に、ローカル配電ネットワー
クは、金属3とブロック回路内の各サブ回路との間に接
続され、電力を受け取って各サブ回路に分配するための
ローカル導体としての金属2及び金属1を含む。
【0012】図2に示すように、信号タイミング及びエ
リアオーバーヘッド(area overhead)のような他の全体
的な制約は、しばしばチップ内において同じ方向に沿う
全てのブロックの配列を妨げる。従って、図に示すよう
に、共通の方向を有するこれらのブロックは、IC内の
2つの隣接する領域に配置することができる。
【0013】CMOS回路のスイッチング速度が線形領
域においてトランジスタのドレインー−ソース電流に逆
比例することは、公知である。
【0014】
【数1】 ここで、Idsは線形動作領域におけるゲート−ソース電
圧に比例する。CMOSゲートのトランジスタは、特
に、CMOS論理ゲートにおいて出力トランジスタのV
gs=Vdd−Vssに時間の大半を費やす。
【0015】
【数2】 最も高いスイッチング速度を達成するには、ダイの周辺
のパッドから、ルーチングによる最小のIR電圧降下を
有するトランジスタのソースに電力ネットワークを分配
する必要がある。低い閾値を有する回路において高いノ
イズマージンを維持することにより、信頼性も改善され
る。
【0016】ルーチングによる許容可能なIR電圧損失
は、まず最初に物理的な段階に対応してピンからトラン
ジスタにブレークダウンされる。Vddトss差で表され
るトランジスタのソースにおける最小の許容可能な電圧
は、公知の値である。多くの確実な回路シミュレーショ
ンから、サイクル時間のゴールが最悪の環境コンディシ
ョンのもとで満たされるということが判断される。
【0017】トランジスタソースへの電源からのいくら
かのIR電圧損失は、電源の公差、テスタの保護周波数
帯及びパッケージにおける平均IR電圧降下等の電源の
回路設計者の制御範囲外にまで落ち込む。表1における
各値は、1クロックサイクルにおける平均値を示す(同
時に、例えば、クロックエッジの立ち上がり中におい
て、チップ上の分離キャパシタの量及び配置、回路設計
スタイル、パッケージ特徴及びシステム環境に属する各
構成要素は大きくてもよい。)。
【0018】
【表1】 配線ネットワークの最も低いレベルは、機能ユニットの
ためのセルライブラリを備えるスタンダードの組み合わ
せ及び連続する要素内において満たされる。単独のスタ
ンダードのセルライブラリは、コントロール及びデータ
パスブロックの両方に存在する。
【0019】前者のブロック(コントロールブロック)
は、有限状態機械のような回路機能を満たし、後者のブ
ロック(データパスブロック)は、演算機能を満たす。
IR電圧降下、エレクトロマイグレーション・コンプラ
イアンス及びオーバーヘッド・ルーチングに関してセル
レベルで配電ネットワークを最適化することについて注
意が与えられる。
【0020】エリアオーバーヘッドに直接影響を与える
重要な問題は、機能ユニットの構成及びルーチングを通
して生成されたものとは対照的に、ライブラリセル内で
具体化されるべき相互接続レベルがどれほどであるかと
いうことにある。
【0021】図3に示すように、スタンダード・セル・
ライブラリにおいて、制御ブロック電力は、各セルを水
平方向に横断する金属1に分配されている。金属1は、
隣接する各セルの電力レールは接合接触され、かつ制御
ブロック行を横断する各極性に対してそれぞれ1つの連
続する電力レールを形成している。
【0022】制御ブロックにおけるVdd及びVssライン
としての金属3は、隣接する行によって形成されるチャ
ネルにおいて、スタンダードセル合成ツールによって、
金属1と並行に配置されている。金属2は、ブロックレ
ベルでの垂直結合によって金属1と金属3とを接続して
いる。
【0023】同様に、データパスライブラリに対して金
属1及び金属2からなるVdd及びV ssラインは、ライブ
ラリセル内において、後者が水平方向に前者が両方向に
配置されている。データパス行において隣接するセル
は、接合接触し、金属2は、一つの連続する電力レール
を形成している。
【0024】金属3の電力レールは、データパス・コン
パイラによって垂直方向に経路が形成されている。金属
4は、セルの内側及びセルからなるブロックの内側のい
ずれのルーチングに対して使用されない。この代わり
に、この相互接続層は、電力クロック及び臨海信号等の
全体的な信号のルーチングのために確保される。
【0025】この段階で電力ラインの幅を設計するにあ
たり、どの程度、金属2が金属1と金属3に接続される
か、及び金属2が制御ブロックの全ての行を垂直方向に
横断するようにしてカットされるのか又はチャネル内に
おいて局所的に接続されるのかについては明記しない。
図4は、そのような金属相互接続層の割り当てによって
得られる2つの可能性のある構成を示す。
【0026】IR電圧降下及びエレクトロマイグレーシ
ョンの感受率は、セル及びブロックレベルで同時に最適
化される。この最適化は、トランジスタ・レベル・シミ
ュレーション及びPGRID分析(以下に詳細に説明す
る。)を通してなされる。
【0027】各ライブラリセルの動作は、出力付加及び
入力立ち上がり時間のレンジに関して個々に特徴付けら
れている。パラメータ中でトラックされたものは、二乗
平均(RMS)及びピーク電流である。供給ラインの最
小幅及び接続に必要とされる最小数は、エレクトロマイ
グレーションの限界についてのプロセスデータを用いる
ことによって決定され、かつ、1セットのレイアウト確
認ルールとして定式化される。これらのルールは、すべ
ての違反が定着するまでライブラリにおける各セルに適
用される。
【0028】対応するセルの行及び列の配置は、トラン
ジスタレベルでVdd及びVssラインのネットリストを得
るレイアウト抽出者によって構成され、かつ、処理され
る。このネットリストは、抵抗エレメント及び非能動素
子のみを含む。続いて、能動素子を加えるための後処理
が施されて、電流モニタのパラメータ表示が行われる。
【0029】これらのモニタは、各々のライン幅及び適
切なエレクトロマイグレーション限界に対するRMS及
びピーク電流を平均化する計測命令文に従って、ゼロボ
ルト電源からなるワイヤ部分毎に連続して出力される。
こうしてモニタは、1より大きな値を示すとき、不具合
を表示する。以下の表2は、モニタ命令文の一例を示
す。
【0030】
【表2】 図5は、セルレベルの図を示し、図6は、ブロックレベ
ルモデルの図を示す。配電ネットワーク構造の補正を確
実にするために、2つのタイプの行、すなわち、最も頻
繁に使用されるセルからなる行と、平方ミクロンに対す
る最も高いRMSを有するセルからなる最悪状態の行と
が分析される。
【0031】最悪状態の行を使用することによって、全
てのセルの組み合わせにおいてエレクトロマイグレーシ
ョン及びIR電圧降下の要求を満たすことが保証され
る。セルの使用が制約されないことによって、ダイ領域
にとって不利な影響が排除されるように、制御ブロック
及びデータパス合成ツールが配置される。典型的なケー
スの行を分析することによって、不具合のマージンがど
れくらい典型的に存在するのかという明解な評価が得ら
れる。
【0032】コントロールブロックにおいて、金属1及
び金属3の各ライン幅は、金属2のライン間の接続間隔
及び金属1−金属2と金属2−金属3間の各相互接続に
適用可能なビア(導電性ジャンパー)の数と同様に、値
の範囲を超えて変化するとともに、各構成は、PGRI
Dにおいてトランジスタレベルでシュミュレートされ
る。金属2−金属3間は、第4の導電性集積層に形成さ
れたビアによって相互に接続され、そのビアは、金属3
と直交している。
【0033】金属2のライン幅は、ライブラリを垂直方
向のグリッド上に構成して垂直方向のフィールドスルー
に対するルーチング・オーバーヘッドを低減するように
しているため、固定される。別の制約は、金属3のライ
ンが少なくとも単一の金属3−金属4のビア(ビアホー
ル)で適応するに十分な幅なければならなず、これによ
り、ブロックを金属4のグローバル電力ネットワークに
連結することができる。
【0034】金属2のストリップで連結されているとこ
ろの間隔は、オーバーセル電流及び金属1−金属2のビ
アで起こり、かつ、エレクトロマイグレーションの不具
合を引き起こす電流クロウディング(crowding)を増大さ
せる。エレクトロマイグレーション要求を満足する正確
な金属1及び金属3の幅に先立つエレクトロマイグレー
ション要求を満足する金属1−金属2及び金属2−金属
3の各ビアの数の最適化の後、供給ラインの幅は、所定
の構成に対するエレクトロマイグレーション要求を満た
すのに必要なビアの数によって決定される。
【0035】図7に示すように、プロセス・エレクトロ
マイグレーション限界の数学的な分析は、任意のビア数
を検証し、その結果、エンクロージング金属ラインの幅
は、常に簡易平衡結線の信頼性なしにビアとしての同じ
電流に対して抵抗するに十分となる。最大許容電流I
viaは、ビアの配列Nvia、幅Wvia及び厚さTvia(Y
3Dviaは、3次元電流密度である。)によって次式3で
示される。Nviaビアを囲うために要求される金属幅
は、次式4に示される。このラインを介しての最大許容
電流は、次式5に示される。
【0036】
【数3】
【0037】
【数4】
【0038】
【数5】
【0039】
【数6】 metal>Iviaである場合、エンクロージング金属ライ
ンは、ビアよりも高いエレクトロマイグレーション限界
を有している。ICを製造する際に用いられるプロセス
パラメータにとって、上記不等式が全ての隣接する金属
層とビアにとっての事実となる固定された金属2の幅が
一定である場合、エレクトロマイグレーション要求を満
足させることについての問題は、金属2のストラップの
間隔に対してビア1及びビア2の数をトレードオフする
ことにより低減される。すべてのエレクトロマイグレー
ション要求を満たすような解決は、ブロックにおいてI
R電圧降下を改善するために金属2の間隔を狭めること
によって、増加的に変化する。ベストの解決策の発見
は、全てのエレクトロマイグレーション要求を満たし、
任意のトランジスタのソースと交差する金属4−金属3
から78mVのIR電圧降下を達成する。この解決策に
おけるルーチング特性を以下の表3に示す。
【0040】
【表3】 互いに隣接する金属2のストラップ間の最大許容間隔
は、間隔限界と同様に電流散逸限界によって制約され
る。前者の限界(間隔限界)が32倍で表された場合、
金属2のストラップは、行に配置された累積するセルの
ドライブ長が32倍に達するときは必ず配置される。こ
のことは、ビア2におけるエレクトロマイグレーション
の不具合に対してのガードとなる。後者の限界(電流散
逸限界)が56umで表された場合、隣接する金属2の
ストラップは、累積するセルのドライブ長がスタンダー
ドセル行にあるにもかかわらず、互いに56umを超え
ない程度に配置される。このことは、金属ライン上での
過度のIR降下に対してのガードとなる。
【0041】アナログ方式において、データパスブロッ
クにおける配電は、セル毎に金属2のライン数に対する
ビア2の数のバランスをとることにより、最適化され
る。データパスについてのベストな解決策は、2つの積
み重ね手法を用いることにある。あるドライブ長まで
は、2.5umの単一の金属2の電力レール幅を有する
セルで十分に対応することができる。このドライブ長を
超えるセルは、1.0umの金属2の電力レール幅が追
加される。データパスの配電ネットワークを以下の表4
に示す。
【0042】
【表4】 上記した方法を用いることにより、フルチップ上へのこ
れらブロックの配置において完全な柔軟性を維持しつ
つ、セルライブラリ及び機能的なブロックのエレクトロ
マイグレーション及びIR電圧降下要求が達成される。
【0043】配電ネットワークの全体的なレベルは、周
辺の供給パッドへの機能ユニットの結合を達成する。上
記したように、図2に示すように、ICを金属4の方向
に応じて統一された2つの領域に分割することができ
る。金属4の電力ラインの幅及び間隔は、配電ネットワ
ークの配線略図モデルの生成及び解析によって決定され
る。
【0044】このモデルは、各ブロックが同一の配電ネ
ットワークを有しており、かつ、電流密度が全てのブロ
ックの全域で一定であることを仮定している。そのモデ
ルは、ワイヤ、ビア及び接点のモデルとなる抵抗性のあ
るワイヤセグメントと、トランジスタのモデルとなる予
め設定されたdc電源と、電流をモニタするためのゼロ
ボルト電源とからなるにリーフ(leaf)・セルから構成さ
れている。これらのリーフ・セルは、個々の機能ブロッ
クを表すためにアレイ配置されている。
【0045】電源毎の電流は、トップ−ダウン方式に従
って割り当てられる。見積もられたフルチップ電流消費
は、配線略図モデルにおいて電源のトータル数中で均等
に分割される。トランジスタレベルでのdc動作ポイン
ト分析は、配電ネットワークにおける節電圧(nodal vol
tages)を決定する。1セットの処理後のルーチンを通し
て、各機能ブロックについての電圧傾斜グラフが得られ
る。電流もまた自動的に分析されて、電位的なエレクト
ロマイグレーション違反の位置が確認されるとともに、
チップを流れる電流の傾斜がプロットされる。
【0046】この配線略図ベースの分析は、全体的なレ
ベルでの金属4のネットワークがIR電圧降下及びエレ
クトロマイグレーション要求を満たすために、直交する
金属3のストラップによって補われなければならないこ
とを示唆する。このことは、フロアプランニングの制約
が電力ルーチングのために2つの領域へのダイの分割を
強いるという事実に言及することができる。
【0047】それゆえ、金属4のラインは、それらの有
効性を高めるためにダイの中心線に対して別々に配置さ
れなければならない。これら金属4は、ルーチングチャ
ネル内において分割配置される。トランジスタレベルで
のシュミレーションを通して、それらの層構成及び幅が
決定される。
【0048】金属4のラインの幅及び間隔は、エレクト
ロマイグレーション要求及び全体的なレベルでのIR電
圧降下マージンを満たすように調整される。配線略図モ
デルは、ユーザのスペックから自動的に生成され、ライ
ン幅及び間隔を簡単に変更することができる。対照的に
固定ピッチを採用するゲートアレイベースの方法におい
て、この全体的なレベルでの電力ネットワークは、ビア
周辺の電流クロウディングのような不具合な現象を避け
るために緻密に調整される。
【0049】電力に関して非常に狭いピッチ配置を望ん
だ場合、金属4の信号ルーチングにとって不利となる。
信号バスが金属4を経路とした場合、固定された金属4
のV dd及びVssライン間が個々のビットラインの経路と
なる。金属4のVdd及びVssラインのピッチが狭くなれ
ばなるほど、金属4の信号バスに起こる分散が増大す
る。この分散は、同じバスの異なる信号中で差動ルーチ
ング遅延を引き起こすことになる。
【0050】図8を参照しつつ、以下の式7、式8及び
式9は、パラメータに基づいてB−ビットバスの最上位
及び最下位ビットのトータル的に付加された最大のルー
チング距離Dtotalを示す。
【0051】
【数7】
【0052】
【数8】
【0053】
【数9】 この付加的なRC遅延は、信号がしばしばタイムクリテ
ィカル(time critical)であるため、金属4を経由する
大半の信号にとって好ましくない。それゆえ、フルチッ
プタイミング及び信号ルーチングデータは、全体的なV
dd及びVssラインの幅及び間隔が特定されたとき、考慮
される。
【0054】PGRIDプログラムは、電力ネットワー
クにおける電流密度及び電位を正確に算出することがで
きる3次元ポアソン式の解に基づく電力解析プログラム
である。この目的は、エレクトロマイグレーション及び
IR電圧降下違反の恐れのあるVdd及びVssネットワー
クのレイアウトを解析することにある。
【0055】そのような解析は、いくらかの概略(abst
raction)レベルでレイアウトを配線略図モデルに書き換
えることが常に導入されるような場合に、レイアウトに
対して直接的にベストな状態で行われる。すなわち、配
線略図モデルにおいて事実上固定することができないV
dd/Vssラインに対して欠陥をピンポイントで指摘する
ことができる(以下にPGRIDの使用について記載す
るが、他の電力解析プログラムは、本発明に従うグロー
バル及びローカル配電ネットワークの設計を行なうため
に用いることができる)。
【0056】PGRIDプログラムは、本質的なレイア
ウトがあるとき、設計プロセスにおいて7段階で使用さ
れる。このプログラムは、コントロール及びデータパス
ブロックのためのセルライブラリの作成中に用いられ
る。公知の最悪ケースのシナリオ(例えば、大規模バッ
ファの行における同時スイッチング)に耐えるためにな
されるこれらのセルライブラリの電力ネットワークの設
計は、エレクトロマイグレーション及びIR電圧降下に
対する構成的に補正されたライブラリを保証するが、そ
れにもかかわらず、PGRID検査は、ブロックレベル
で必要となる。
【0057】この明らかに余分な検査を行なう理由は、
特定のフルチップの正確な配置と、トップレベルでの配
電ネットワークの種類と、隣接するブロックからの付加
的な電流がそのようなブロックを電力ラインを介して流
れる可能性があるということとに基づいている。この可
能性は、チップ上における電圧傾斜が本質的に発生する
ことによる。フルチップ配線略図のグリッドのトランジ
スタレベルでのシュミレーションは、各ブロックの4つ
のコーナーに対して電圧を供給する。
【0058】図9及び図10は、本発明に従うIC配電
システムの検証のためのフローチャートを示す。フルチ
ップ配線略図をベースとしたトランジスタレベルでのシ
ュミレーションが完了した上で、各ブロックの4つのコ
ーナーに対する電圧は、PGRIDプロセッサ(PGR
IDPREPROC)によるトランジスタレベルでの動
作ポイント解析の結果から抽出される。このような見地
のもとで、ブロックのレイアウトは、Vdd及びVssネッ
トワークを抽出するためのメンター・チェックメイト・
ソフトウェアを通過して1ペアのGDSIIファイルに
組み込まれる。
【0059】これらGDSIIファイルは、能動素子に
は接続されていないが、金属拡散コンタクトに接続され
ている配電ネットワークを含み、続いて、ポストレイア
ウト・ワークショップ(PLWS)に導かれる。PLW
Sは、PGRID解析パッケージの図形的なフロントエ
ンドである。PLWSは、PGRIDによる解析のため
のレイアウトデータのフォーマット作成及び出力も行な
う。ブロックレベルで解析する場合、金属1、金属2及
び金属3の相互接続層はブロック内に存在する。
【0060】しかしながら、金属4が存在するブロック
をグローバル的に解析する必要がある。この解析を達成
するために、抽出されたレイアウトデータは、ユーザの
スペックに応じてブロックの範囲を超える金属4の電力
ネットワークを合成するとともに、ブロック内での金属
3の電力ラインと金属4の電力ネットワークを適切に接
続するMPLUSプログラムに読み込まれる。
【0061】次に、合成されたグローバル電力ネットワ
ークは、抽出データ(gdsmerge)と併合されてPGRID
用にフォーマットされているPLWSに読み込まれる。
続いて、PGRIDブログラムは、電力ネットワークを
解析する。
【0062】総平均のブロック電流のユーザスペックか
らPGRIDは、配電ネットワークにおいて各金属拡散
コンタクトに付加されるべき電源の値を算出する。これ
らの電源は、配線略図モデルとしてのアナログ方式にお
ける能動素子を表す。ブロック単位での各電流PGRI
Dは、電力ネットワークのレイアウトの各セグメントに
対する電流密度及び電圧降下を決定するとともに、技術
的なファイルに供給されたエレクトロマイグレーション
限界に対抗する値と、ユーザによって特定された最小の
許容IR電圧降下とを比較する。
【0063】その解析が完了した後、PGRIDは、全
てのエレクトロマイグレーション違反又はIR電圧の制
約位置を示すエラーマップを図形的に生成する。これら
のエラーマップは、違反の値をも含み、続いて、PLW
Sにおいて抽出されたネットワークに重ね合わされる。
この方法では、違反の正確な位置が直ちに識別される。
更に、各層について解析された最も大きなIR電圧降下
及び電流密度のリストと、各層の違反ジオメトリーの数
のリストがテキストで報告される。
【0064】PGRIDプログラムは、分析されるべき
ブロックの大きさに基づいて、ほぼその大きさの順での
他の解析方法のルーチンを利用する。表5は、128M
バイトRAMを有するスパークステーション(SparcStat
ion)で実行した場合のルーチン情報を示す。
【0065】
【表5】 本発明によれば、総合的な設計及びマイクロプロセッサ
のような大規模IC上のフルチップ電力ネットワークの
実行方法を実現することができる。そのような方法は、
セル、ブロック及びフルチップの電力ネットワークの迅
速な検証を行なうことを可能にする。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に従うIC配
電システムによれば、オーバーヘッドルーチング及び配
電損失を最小化して、IC全体としてフロアプランニン
グにおいて柔軟性をもちつつ、強固なフルチップ電力ネ
ットワークを供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に従う集積回路(IC)配
電システムを示す図。
【図2】本発明に従う一つのIC内の2つの異なる配電
システムの使用を示す図。
【図3】本発明に従うIC配電システムのための制御回
路ブロックにおけるスタンダードセルを示す図。
【図4】本発明に従うIC配電システムのための制御回
路ブロックにおけるセルの構成を示す図。
【図5】本発明に従うIC配電システムのローカル部を
設計するためのセルレベルのモデルを示す図。
【図6】本発明に従うIC配電システムのローカル部を
設計するためのブロックレベルのモデルを示す図。
【図7】本発明に従うIC配電システムにおけるビア・
アレイの金属エンクロージャーを示す図。
【図8】本発明に従うIC配電システムの設計時に考慮
されたパラメータの幅及び間隔を示す図。
【図9】本発明に従うIC配電システムの検証のための
フローチャートを示す図。
【図10】本発明に従うIC配電システムの検証のため
のフローチャートを示す図。
【符号の説明】
1…ローカル導体としての金属、2…ローカル導体とし
ての金属、3…グローバル−ローカル導体としての金
属、4…グローバル導体としての金属。
フロントページの続き (72)発明者 アレクサンダー ダラル アメリカ合衆国 95111 カリフォルニア 州 サンノゼ センター ロード 2664 ナンバー221 (72)発明者 サンダリ エス.ミトラ アメリカ合衆国 95035 カリフォルニア 州 ミルピタス フルーム コート 776 (72)発明者 ラビ レヴ アメリカ合衆国 95129 カリフォルニア 州 サンノゼ イングルウッド ドライブ 4745

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グローバル及びローカル配電ネットワー
    クを形成する複数の導電性集積層の配電システムを有す
    る集積回路(IC)を含む装置であって、当該ICは、 各々が複数のサブ回路を含み、複数の回路機能を実行す
    るための複数の回路と、 電力を受け取って前記複数の回路に分配するための第1
    の導電性集積層に形成された複数のグローバル導体を含
    むグローバル配電ネットワークと、 前記グローバル配電ネットワークに接続され、前記電力
    を受け取って前記複数の回路の各1つ内に分配するため
    の複数のローカル配電ネットワークと、当該複数のロー
    カル配電ネットワークの各1つは、対応する前記複数の
    回路の一つ内において集積化されていることと、 前記複数のローカル配電ネットワークの各1つは、第2
    の導電性集積層に形成されているとともに前記複数のグ
    ローバル導体の一つに接続され、前記電力を受け取って
    分配するための少なくとも一つのグローバル−ローカル
    導体と、当該少なくとも一つのグローバル−ローカル導
    体は、前記複数のグローバル導体の一つに対して実質的
    に直交していることと、 第3の導電性集積層に形成され、かつ、前記少なくとも
    一つのグローバル−ローカル導体と前記複数のサブ回路
    の一つとの間に接続され、前記電力を受け取って前記複
    数のサブ回路の少なくとも一つに更に分配するための少
    なくとも一つのローカル導体とを含むことと、を備えて
    いることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記少
    なくとも一つのローカル導体は、前記少なくとも一つの
    グローバル−ローカル導体と実質的に直交していること
    を特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装置において、前記少
    なくとも一つのローカル導体は、前記少なくとも一つの
    グローバル−ローカル導体と実質的に平行であることを
    特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の装置において、前記少
    なくとも一つのローカル導体は、第4の導電性集積層に
    形成され、対応する少なくとも一つの導体性ジャンパー
    によって前記少なくとも一つのグローバル−ローカル導
    体と接続されており、前記少なくとも一つの導体性ジャ
    ンパーは、実質的に前記少なくとも一つのグローバル−
    ローカル導体と直交していることを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の装置において、前記少
    なくとも一つのローカル導体は、第4の導電性集積層に
    形成され、対応する少なくとも一つの導体性ジャンパー
    によって前記少なくとも一つのグローバル−ローカル導
    体と接続されており、前記少なくとも一つの導体性ジャ
    ンパーは、実質的に前記少なくとも一つのグローバル−
    ローカル導体と直交していることを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 グローバル及びローカル配電ネットワー
    クを形成する複数の導電性集積層の配電システムを有す
    る集積回路(IC)を含む装置を提供する方法であっ
    て、当該方法は、 各々が複数のサブ回路を含み、複数の回路機能を実行す
    るための複数の回路を提供する工程と、 電力を受け取って前記複数の回路に分配するための第1
    の導電性集積層に形成された複数のグローバル導体を含
    むグローバル配電ネットワークを供給する工程と、 前記グローバル配電ネットワークに接続され、前記電力
    を受け取って前記複数の回路の各1つ内に分配するため
    の複数のローカル配電ネットワークを供給する工程と、
    当該複数のローカル配電ネットワークの各1つは、対応
    する前記複数の回路の一つ内において集積化されている
    ことと、 前記複数のローカル配電ネットワークの各1つは、第2
    の導電性集積層に形成されているとともに前記複数のグ
    ローバル導体の一つに接続され、前記電力を受け取って
    分配するための少なくとも一つのグローバル−ローカル
    導体と、当該少なくとも一つのグローバル−ローカル導
    体は、前記複数のグローバル導体の一つに対して実質的
    に直交していることと、 第3の導電性集積層に形成され、かつ、前記少なくとも
    一つのグローバル−ローカル導体と前記複数のサブ回路
    の一つとの間に接続され、前記電力を受け取って前記複
    数のサブ回路の少なくとも一つに更に分配するための少
    なくとも一つのローカル導体とを含むことと、を備えて
    いることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の方法において、前記少
    なくとも一つのローカル導体は、前記少なくとも一つの
    グローバル−ローカル導体と実質的に直交していること
    を特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の方法において、前記少
    なくとも一つのローカル導体は、前記少なくとも一つの
    グローバル−ローカル導体と実質的に平行であることを
    特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の方法において、前記少
    なくとも一つのローカル導体は、第4の導電性集積層に
    形成され、対応する少なくとも一つの導体性ジャンパー
    によって前記少なくとも一つのグローバル−ローカル導
    体と接続されており、前記少なくとも一つの導体性ジャ
    ンパーは、実質的に前記少なくとも一つのグローバル−
    ローカル導体と直交していることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の方法において、前記
    少なくとも一つのローカル導体は、第4の導電性集積層
    に形成され、対応する少なくとも一つの導体性ジャンパ
    ーによって前記少なくとも一つのグローバル−ローカル
    導体と接続されており、前記少なくとも一つの導体性ジ
    ャンパーは、実質的に前記少なくとも一つのグローバル
    −ローカル導体と直交していることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 グローバル及びローカル配電ネットワ
    ークを形成する複数の導電性集積層の配電システムを有
    する集積回路(IC)内に電力を分配する方法であっ
    て、当該方法は、 第1の導電性集積層に形成された複数のグローバル導体
    を含むグローバル配電ネットワークを介して電力を受け
    取って集積回路内の複数の回路に分配する工程と、前記
    複数の回路の各1つは、複数のサブ回路を含んでいるこ
    とと、 複数のローカル配電ネットワークを用いて、前記グロー
    バル配電ネットワークから前記電力を受け取って前記複
    数の回路の各1つ内に分配する工程と、前記複数のロー
    カル配電ネットワークの各1は、対応する前記複数の回
    路の一つ内において集積化されていることと、前記複数
    のローカル配電ネットワークの各1つを用いて前記電力
    を受け取って分配する工程は、 第2の導電性集積層に形成されているとともに前記複数
    のグローバル導体の一つに接続された少なくとも一つの
    グローバル−ローカル導体を用いて前記電力を受け取っ
    て分配する工程と、当該少なくとも一つのグローバル−
    ローカル導体は、前記複数のグローバル導体の一つに対
    して実質的に直交していることと、 第3の導電性集積層に形成され、かつ、前記少なくとも
    一つのグローバル−ローカル導体と前記複数のサブ回路
    の一つとの間に接続された少なくとも一つのローカル導
    体を用いて前記電力を受け取って前記複数のサブ回路の
    少なくとも一つに更に分配する工程と、を備えているこ
    とを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法において、第
    3の導電性集積層に形成され、かつ、前記少なくとも一
    つのグローバル−ローカル導体と前記複数のサブ回路の
    一つとの間に接続された少なくとも一つのローカル導体
    を用いて前記電力を受け取って前記複数のサブ回路の少
    なくとも一つに更に分配する工程は、第3の導電性集積
    層に形成され、かつ、前記少なくとも一つのグローバル
    −ローカル導体と前記複数のサブ回路の一つとの間に接
    続されているとともに、前記少なくとも一つのグローバ
    ル−ローカル導体と実質的に直交している少なくとも一
    つのローカル導体を用いて前記電力を受け取って前記複
    数のサブ回路の少なくとも一つに更に分配する工程を備
    えることを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の方法において、第
    3の導電性集積層に形成され、かつ、前記少なくとも一
    つのグローバル−ローカル導体と前記複数のサブ回路の
    一つとの間に接続された少なくとも一つのローカル導体
    を用いて前記電力を受け取って前記複数のサブ回路の少
    なくとも一つに更に分配する工程は、第3の導電性集積
    層に形成され、かつ、前記少なくとも一つのグローバル
    −ローカル導体と前記複数のサブ回路の一つとの間に接
    続されているとともに、前記少なくとも一つのグローバ
    ル−ローカル導体と実質的に平行である少なくとも一つ
    のローカル導体を用いて前記電力を受け取って前記複数
    のサブ回路の少なくとも一つに更に分配する工程を備え
    ることを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の方法において、第
    3の導電性集積層に形成され、かつ、前記少なくとも一
    つのグローバル−ローカル導体と前記複数のサブ回路の
    一つとの間に接続された少なくとも一つのローカル導体
    を用いて前記電力を受け取って前記複数のサブ回路の少
    なくとも一つに更に分配する工程は、第3の導電性集積
    層に形成され、かつ、第4の導電性集積層に形成され、
    対応する少なくとも一つの導体性ジャンパーによって前
    記少なくとも一つのグローバル−ローカル導体と前記複
    数のサブ回路の一つとの間に接続された少なくとも一つ
    のローカル導体を用いて前記電力を受け取って前記複数
    のサブ回路の少なくとも一つに更に分配する工程を備
    え、前記少なくとも一つの導体性ジャンパーは、実質的
    に前記少なくとも一つのグローバル−ローカル導体と直
    交していることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項11に記載の方法において、第
    3の導電性集積層に形成され、かつ、前記少なくとも一
    つのグローバル−ローカル導体と前記複数のサブ回路の
    一つとの間に接続された少なくとも一つのローカル導体
    を用いて前記電力を受け取って前記複数のサブ回路の少
    なくとも一つに更に分配する工程は、第3の導電性集積
    層に形成され、かつ、第4の導電性集積層に形成され、
    対応する少なくとも一つの導体性ジャンパーによって前
    記少なくとも一つのグローバル−ローカル導体と前記複
    数のサブ回路の一つとの間に接続された少なくとも一つ
    のローカル導体を用いて前記電力を受け取って前記複数
    のサブ回路の少なくとも一つに更に分配する工程を備
    え、前記少なくとも一つの導体性ジャンパーは、実質的
    に前記少なくとも一つのグローバル−ローカル導体と直
    交していることを特徴とする方法。
JP8172156A 1995-07-05 1996-07-02 集積回路における配電システム Pending JPH0927593A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108336061A (zh) * 2017-01-20 2018-07-27 Arm 有限公司 电力分配
US10552566B2 (en) 2016-09-29 2020-02-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of designing semiconductor device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10552566B2 (en) 2016-09-29 2020-02-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of designing semiconductor device
CN108336061A (zh) * 2017-01-20 2018-07-27 Arm 有限公司 电力分配
CN108336061B (zh) * 2017-01-20 2024-02-23 Arm 有限公司 电力分配

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