JPH09275737A - 野菜収穫機 - Google Patents
野菜収穫機Info
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- JPH09275737A JPH09275737A JP12247896A JP12247896A JPH09275737A JP H09275737 A JPH09275737 A JP H09275737A JP 12247896 A JP12247896 A JP 12247896A JP 12247896 A JP12247896 A JP 12247896A JP H09275737 A JPH09275737 A JP H09275737A
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Landscapes
- Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
[目的] 玉葱、人参等の根菜作物を圃場から抜上げ、
整然とした横倒し姿勢に姿勢変更して収集することがで
きる野菜収穫機を得る。 [構成] 前低後高に傾設する引抜き搬送装置の下方部
位に配設する下部搬送装置を、その前端部に位置する左
右一対の縦軸回転輪体と後端部に位置する左右一対の横
軸回転輪体とに捻回掛張する一対の軟弾性ベルトで構成
して、両軟弾性ベルトが形成する姿勢変更移送経路の中
途部の横側下方部位に、根菜作物の根部を支受する整列
搬送装置の搬送始端部を位置させるとともに、その搬送
始端部より搬送上手側の引抜き搬送装置と下部搬送装置
との間に、根菜作物の茎葉部を切り離す切断装置を設け
たものに構成することによって、根菜作物の首部をしっ
かりと挟持して搬送しながら、その根菜作物の根部を整
列搬送装置に支受させた状態で一対の軟弾性ベルトの捻
回により横倒し姿勢に姿勢変更する野菜収穫機としてい
る。
整然とした横倒し姿勢に姿勢変更して収集することがで
きる野菜収穫機を得る。 [構成] 前低後高に傾設する引抜き搬送装置の下方部
位に配設する下部搬送装置を、その前端部に位置する左
右一対の縦軸回転輪体と後端部に位置する左右一対の横
軸回転輪体とに捻回掛張する一対の軟弾性ベルトで構成
して、両軟弾性ベルトが形成する姿勢変更移送経路の中
途部の横側下方部位に、根菜作物の根部を支受する整列
搬送装置の搬送始端部を位置させるとともに、その搬送
始端部より搬送上手側の引抜き搬送装置と下部搬送装置
との間に、根菜作物の茎葉部を切り離す切断装置を設け
たものに構成することによって、根菜作物の首部をしっ
かりと挟持して搬送しながら、その根菜作物の根部を整
列搬送装置に支受させた状態で一対の軟弾性ベルトの捻
回により横倒し姿勢に姿勢変更する野菜収穫機としてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、玉葱や人参等の根菜作
物を圃場から掘り取る野菜収穫機に関するものである。
物を圃場から掘り取る野菜収穫機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圃場に植立する根菜作物の茎葉部を整姿
して後送する分草引起し装置及び掻込み搬送装置の後方
に、前記根菜作物の根部を掘削する掘取装置と、前低後
高に傾斜する引抜き搬送装置とを配設し、掻込み搬送装
置によって供給される根菜作物の茎葉部を引抜き搬送装
置で挟持して後上方に揚上移送することによって根菜作
物を圃場から抜き上げ、その根菜作物を移送途上におい
てガイド部材に当接させて、横倒し状態に姿勢変更して
次工程に受け渡すようにした野菜収穫機が知られてい
る。
して後送する分草引起し装置及び掻込み搬送装置の後方
に、前記根菜作物の根部を掘削する掘取装置と、前低後
高に傾斜する引抜き搬送装置とを配設し、掻込み搬送装
置によって供給される根菜作物の茎葉部を引抜き搬送装
置で挟持して後上方に揚上移送することによって根菜作
物を圃場から抜き上げ、その根菜作物を移送途上におい
てガイド部材に当接させて、横倒し状態に姿勢変更して
次工程に受け渡すようにした野菜収穫機が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の野菜収穫機は、
引抜き搬送装置でもって茎葉部を挟持し吊下げ状態で揚
上移送する根菜作物をガイド部材に当接させて横倒れ状
態に変更するものであったから、吊下げ状態で移行する
根菜作物がガイド部材との当接抵抗によって損傷された
り、引抜き搬送装置から脱落されるといった不具合が生
じ易く、また、姿勢変更の確実性にも欠けるという問題
があった。
引抜き搬送装置でもって茎葉部を挟持し吊下げ状態で揚
上移送する根菜作物をガイド部材に当接させて横倒れ状
態に変更するものであったから、吊下げ状態で移行する
根菜作物がガイド部材との当接抵抗によって損傷された
り、引抜き搬送装置から脱落されるといった不具合が生
じ易く、また、姿勢変更の確実性にも欠けるという問題
があった。
【0004】そこで、本発明は、圃場に植立する根菜作
物の茎葉部分を左右に分け捌く縦回し型分草引起し装置
と、その後背部に配設する掻込み搬送装置と、前記根菜
作物の根部の適宜下方部位を掘削する掘取装置と、掻込
み搬送装置に搬送始端部を連絡させて前低後高に傾斜装
設する引抜き搬送装置と、引抜き搬送装置の下方部位に
配設する下部搬送装置と、下部搬送装置に連繋する整列
搬送装置とを備え、前記下部搬送装置を前端部に位置す
る左右一対の縦軸回転輪体と後端部に位置する左右一対
の横軸回転輪体間に捻回掛張する一対の軟弾性ベルトで
構成し、両軟弾性ベルトが形成する姿勢変更移送経路の
中途部の横側下方部位に前記整列搬送装置の搬送始端部
を位置させると共に、その搬送始端部よりも搬送上手側
において引抜き搬送装置と下部搬送装置との間に根菜作
物の茎葉部分を切り離すための切断装置を設けた野菜収
穫機に構成することによって、従来のもので生じていた
根菜作物の損傷や脱落等の不具合をなくして整然とした
姿勢変更が確実に行われるようにしたものである。
物の茎葉部分を左右に分け捌く縦回し型分草引起し装置
と、その後背部に配設する掻込み搬送装置と、前記根菜
作物の根部の適宜下方部位を掘削する掘取装置と、掻込
み搬送装置に搬送始端部を連絡させて前低後高に傾斜装
設する引抜き搬送装置と、引抜き搬送装置の下方部位に
配設する下部搬送装置と、下部搬送装置に連繋する整列
搬送装置とを備え、前記下部搬送装置を前端部に位置す
る左右一対の縦軸回転輪体と後端部に位置する左右一対
の横軸回転輪体間に捻回掛張する一対の軟弾性ベルトで
構成し、両軟弾性ベルトが形成する姿勢変更移送経路の
中途部の横側下方部位に前記整列搬送装置の搬送始端部
を位置させると共に、その搬送始端部よりも搬送上手側
において引抜き搬送装置と下部搬送装置との間に根菜作
物の茎葉部分を切り離すための切断装置を設けた野菜収
穫機に構成することによって、従来のもので生じていた
根菜作物の損傷や脱落等の不具合をなくして整然とした
姿勢変更が確実に行われるようにしたものである。
【0005】また、整列搬送装置を、横軸回転輪体のう
ち下位の横軸回転輪体付近に配設する上部輪体と、上部
輪体の前方下位に配設する前部輪体と、上部輪体の後方
下位に配設する後部輪体とに側面視三角状に搬送帯を巻
回して構成して、搬送帯の前側斜辺部上面を揚上移送路
とし、後側斜辺部上面を送出移送路にすることによっ
て、下部搬送装置による姿勢変更を一層良好に行わせる
とともに、横倒し姿勢の根菜作物を地面近くまで移送し
て落下衝撃少なく送出できるものにしている。さらに、
整列搬送装置の搬送始端部よりも搬送上手側において引
抜き搬送装置と下部搬送装置との間に配設する切断装置
を上下方向に位置可変に設けることによって、根菜作物
のタッピング長さを状況に応じて変えることができるよ
うにしている。
ち下位の横軸回転輪体付近に配設する上部輪体と、上部
輪体の前方下位に配設する前部輪体と、上部輪体の後方
下位に配設する後部輪体とに側面視三角状に搬送帯を巻
回して構成して、搬送帯の前側斜辺部上面を揚上移送路
とし、後側斜辺部上面を送出移送路にすることによっ
て、下部搬送装置による姿勢変更を一層良好に行わせる
とともに、横倒し姿勢の根菜作物を地面近くまで移送し
て落下衝撃少なく送出できるものにしている。さらに、
整列搬送装置の搬送始端部よりも搬送上手側において引
抜き搬送装置と下部搬送装置との間に配設する切断装置
を上下方向に位置可変に設けることによって、根菜作物
のタッピング長さを状況に応じて変えることができるよ
うにしている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照して説明するが、図1は本発明に係る野菜収穫
機の全体側面図、図2は野菜収穫機の全体平面図、図3
は野菜収穫機の要部を抽出し拡大した側面概略図、図4
は同じく要部の平面概略図、図5は図5のA−A断面
図、図6は図5のB−B断面図である。
面を参照して説明するが、図1は本発明に係る野菜収穫
機の全体側面図、図2は野菜収穫機の全体平面図、図3
は野菜収穫機の要部を抽出し拡大した側面概略図、図4
は同じく要部の平面概略図、図5は図5のA−A断面
図、図6は図5のB−B断面図である。
【0007】図1〜図2において、野菜収穫機は、歩行
操縦型の自走車輛(1)と、その車体前部に配設する収穫
作業部(2)とで構成されている。自走車輛(1)は、エン
ジン(3)と、その出力部に連動する伝動機構を内装した
ミッションケ−ス(4)と、ミッションケ−ス(4)から左
右に延設する伝動ケ−ス(5)(6)と、各伝動ケ−ス(5)
(6)に連設する左右のフアイナルケ−ス(7)(8)と、各
フアイナルケ−ス(7)(8)に軸支する左右の駆動車輪
(9)(10)と、ミッションケ−ス(4)および左右のファ
イナルケ−ス(7)(8)に支持して前方に延設するフレ−
ム(11)と、一方の駆動車輪(9)の前方延長線上に配置
してフレ−ム(11)に昇降調節可能に取付けるゲ−ジホ
イル(12)と、前記フレ−ム(11)から後上方に延設す
る操縦ハンドル(13)などで構成されている。
操縦型の自走車輛(1)と、その車体前部に配設する収穫
作業部(2)とで構成されている。自走車輛(1)は、エン
ジン(3)と、その出力部に連動する伝動機構を内装した
ミッションケ−ス(4)と、ミッションケ−ス(4)から左
右に延設する伝動ケ−ス(5)(6)と、各伝動ケ−ス(5)
(6)に連設する左右のフアイナルケ−ス(7)(8)と、各
フアイナルケ−ス(7)(8)に軸支する左右の駆動車輪
(9)(10)と、ミッションケ−ス(4)および左右のファ
イナルケ−ス(7)(8)に支持して前方に延設するフレ−
ム(11)と、一方の駆動車輪(9)の前方延長線上に配置
してフレ−ム(11)に昇降調節可能に取付けるゲ−ジホ
イル(12)と、前記フレ−ム(11)から後上方に延設す
る操縦ハンドル(13)などで構成されている。
【0008】しかして、左右のファイナルケ−ス(7)
(8)と各々に軸支される駆動車輪(9)(10)のうちの一
方(8)(10)は、図2にみられるように、他方のファイ
ナルケ−ス(7)および駆動車輪(9)よりも大きく横側方
に張出し偏寄させて設けることによって双方の駆動車輪
(9)(10)が畦の両側の谷部を移行できるようにしてあ
り、また、一方のファイナルケ−ス(8)及び駆動車輪
(10)を支持する伝動ケ−ス(6)とそれに内蔵される伝
動機構を伸縮自在な構造とし、これ等を任意の作動手段
によって横方向内外に移動させて左右の駆動車輪(9)
(10)の轍間距離を調節し得るように構成している。
(8)と各々に軸支される駆動車輪(9)(10)のうちの一
方(8)(10)は、図2にみられるように、他方のファイ
ナルケ−ス(7)および駆動車輪(9)よりも大きく横側方
に張出し偏寄させて設けることによって双方の駆動車輪
(9)(10)が畦の両側の谷部を移行できるようにしてあ
り、また、一方のファイナルケ−ス(8)及び駆動車輪
(10)を支持する伝動ケ−ス(6)とそれに内蔵される伝
動機構を伸縮自在な構造とし、これ等を任意の作動手段
によって横方向内外に移動させて左右の駆動車輪(9)
(10)の轍間距離を調節し得るように構成している。
【0009】さらに、前記フレ−ム(11)は、ミッショ
ンケ−ス(4)及びエンジン(3)の前側部に配設する水平
横向きの筒状ケ−ス(11a)と、筒状ケ−ス(11a)か
ら斜め前上方に延出する伝動支持筒(11b)と、筒状ケ
−ス(11a)から前延する下部パイプ材(11c)と、下
部パイプ材(11b)と前記伝動支持筒(11b)の上端部
間を連結する上部連結体(11d)とで枠組形成され、こ
のフレ−ム(11)に後述する諸装置を組付けて収穫作業
部(2)が構成されており、諸装置のうち必要なものは、
前記エンジン(3)からミッションケ−ス(4)を経て筒状
ケ−ス(11a)内のカウンタ−軸(12)に伝動される動
力でもってそれぞれ所期のように駆動されるようになっ
ている(詳細図示省略)。
ンケ−ス(4)及びエンジン(3)の前側部に配設する水平
横向きの筒状ケ−ス(11a)と、筒状ケ−ス(11a)か
ら斜め前上方に延出する伝動支持筒(11b)と、筒状ケ
−ス(11a)から前延する下部パイプ材(11c)と、下
部パイプ材(11b)と前記伝動支持筒(11b)の上端部
間を連結する上部連結体(11d)とで枠組形成され、こ
のフレ−ム(11)に後述する諸装置を組付けて収穫作業
部(2)が構成されており、諸装置のうち必要なものは、
前記エンジン(3)からミッションケ−ス(4)を経て筒状
ケ−ス(11a)内のカウンタ−軸(12)に伝動される動
力でもってそれぞれ所期のように駆動されるようになっ
ている(詳細図示省略)。
【0010】そして、収穫作業部(2)は、前低後高に傾
設される引抜き搬送装置(16)と同装置(16)の下方に
あって引き抜き搬送装置(16)よりも緩い傾斜角度で設
けられる下部搬送装置(17)とからなる移送装置と、畦
に列状に植立する玉葱などの根菜作物群を掘り取る掘取
装置(20)と、下部搬送装置(17)の移送中途部で引抜
き搬送装置(16)よりも下位に配設される切断装置(2
1)などを備えている。
設される引抜き搬送装置(16)と同装置(16)の下方に
あって引き抜き搬送装置(16)よりも緩い傾斜角度で設
けられる下部搬送装置(17)とからなる移送装置と、畦
に列状に植立する玉葱などの根菜作物群を掘り取る掘取
装置(20)と、下部搬送装置(17)の移送中途部で引抜
き搬送装置(16)よりも下位に配設される切断装置(2
1)などを備えている。
【0011】前記引抜き搬送装置(16)は、左右に並設
した搬送ケ−ス(22)(22)に軟弾性の搬送無端帯(2
3)(23)を各々掛回張設し、両搬送無端帯(23)(2
3)間に形成される挟持移送経路に前記根菜作物の茎葉
の先端寄り部分を挟持して移送するように構成される。
また、引抜き搬送装置(16)の搬送終端部には、図2に
みられるように平面視で左横側方に屈曲する茎葉放出装
置(24)を設け、根菜作物が畦上に放出されるのに対
し、切断分離された茎葉部を畦の左側の谷部に放出する
ように構成している。
した搬送ケ−ス(22)(22)に軟弾性の搬送無端帯(2
3)(23)を各々掛回張設し、両搬送無端帯(23)(2
3)間に形成される挟持移送経路に前記根菜作物の茎葉
の先端寄り部分を挟持して移送するように構成される。
また、引抜き搬送装置(16)の搬送終端部には、図2に
みられるように平面視で左横側方に屈曲する茎葉放出装
置(24)を設け、根菜作物が畦上に放出されるのに対
し、切断分離された茎葉部を畦の左側の谷部に放出する
ように構成している。
【0012】また、引抜き搬送装置(16)の搬送始端側
には、弾性搬送突起付きの無端帯を備えた左右一対の掻
込み装置(26)(26)が装設されると共に、掻込み搬送
装置(26)(26)の進行方向前方部位には、畦に植立す
る複数列の根菜作物の茎葉部を左右に分け捌くための縦
回し型分草引起し装置(27)が装設されており、さら
に、引抜き搬送装置(16)の搬送始端部の下方部位に
は、縦回し型分草引起し装置(27)間に導入される根菜
作物の地中部分の適宜下方部位を掘削しながら進行する
掘取装置(20)が設けられ、その掘取装置(20)は、正
面視L字形の左右一対の振動ブレ−ド(28)(28)を備
えている。
には、弾性搬送突起付きの無端帯を備えた左右一対の掻
込み装置(26)(26)が装設されると共に、掻込み搬送
装置(26)(26)の進行方向前方部位には、畦に植立す
る複数列の根菜作物の茎葉部を左右に分け捌くための縦
回し型分草引起し装置(27)が装設されており、さら
に、引抜き搬送装置(16)の搬送始端部の下方部位に
は、縦回し型分草引起し装置(27)間に導入される根菜
作物の地中部分の適宜下方部位を掘削しながら進行する
掘取装置(20)が設けられ、その掘取装置(20)は、正
面視L字形の左右一対の振動ブレ−ド(28)(28)を備
えている。
【0013】一方、下部搬送装置(17)は、同装置の前
端部に位置する左右一対の縦軸回転輪体(30)(31)
と、後端部に位置する左右一対の横軸回転輪体(32)
(33)とに一対の軟弾性ベルト(34)(35)を捻回掛張
して、一対の軟弾性ベルト(34)(35)の間に姿勢変更
移送経路を形成するものに構成され、前記掻込み搬送装
置(26)(26)から供給される根菜作物の首部を挟持し
て後送しながら軟弾性ベルト(34)(35)の捻回によっ
て根菜作物を次第に横倒し状態に姿勢変更させるように
なっており、この下部搬送装置(17)の横側部、つま
り、横倒し状態に姿勢変更される根菜作物の根部が位置
する側には、その根部を受載する整列搬送装置(36)が
設けられている。
端部に位置する左右一対の縦軸回転輪体(30)(31)
と、後端部に位置する左右一対の横軸回転輪体(32)
(33)とに一対の軟弾性ベルト(34)(35)を捻回掛張
して、一対の軟弾性ベルト(34)(35)の間に姿勢変更
移送経路を形成するものに構成され、前記掻込み搬送装
置(26)(26)から供給される根菜作物の首部を挟持し
て後送しながら軟弾性ベルト(34)(35)の捻回によっ
て根菜作物を次第に横倒し状態に姿勢変更させるように
なっており、この下部搬送装置(17)の横側部、つま
り、横倒し状態に姿勢変更される根菜作物の根部が位置
する側には、その根部を受載する整列搬送装置(36)が
設けられている。
【0014】整列搬送装置(36)は、前記下部搬送装置
(17)における横軸回転輪体(32)(33)のうち下位の
横軸回転輪体(33)付近に配設する上部輪体(37)と、
上部輪体(37)の適宜前方下位に配設する前部輪体(3
8)と、上部輪体(37)の適宜後方下位に配設する後部
輪体(39)とに側面視三角形状に搬送帯(40)を巻回し
て、その搬送帯(40)の前側斜辺部の上面(40A)を、
前記下部搬送装置(17)の姿勢変更移送経路の移送作用
ライン(L−L)に対して角度(a)で前低に傾斜する揚上
移送路とするとともに、搬送帯(40)の後側斜辺部の上
面(40B)を、移送作用ライン(L−L)に対して角度
(b)で後低に傾斜する送出移送路とするものに構成され
ている。
(17)における横軸回転輪体(32)(33)のうち下位の
横軸回転輪体(33)付近に配設する上部輪体(37)と、
上部輪体(37)の適宜前方下位に配設する前部輪体(3
8)と、上部輪体(37)の適宜後方下位に配設する後部
輪体(39)とに側面視三角形状に搬送帯(40)を巻回し
て、その搬送帯(40)の前側斜辺部の上面(40A)を、
前記下部搬送装置(17)の姿勢変更移送経路の移送作用
ライン(L−L)に対して角度(a)で前低に傾斜する揚上
移送路とするとともに、搬送帯(40)の後側斜辺部の上
面(40B)を、移送作用ライン(L−L)に対して角度
(b)で後低に傾斜する送出移送路とするものに構成され
ている。
【0015】そして、前記揚上移送路の前端部、すなわ
ち、整列搬送装置(36)の搬送始端部(36a)を、下部
搬送装置(17)の姿勢変更移送経路の中途部の横側下方
部位に位置させ、その搬送始端部(36a)よりも搬送上
手側において引抜き搬送装置(16)と下部搬送装置(1
7)との間に前記切断装置(21)を上下方向に位置可変
に装設している。なお、切断装置(21)は、下部搬送装
置(17)によって首部を挟持され且つ引抜き搬送装置
(16)によって茎葉部を挟持されている根菜作物の茎葉
部を切り離すためのもので、固定刃でもよく、又、動力
駆動される回転刃やレシプロ刃であってもよい。
ち、整列搬送装置(36)の搬送始端部(36a)を、下部
搬送装置(17)の姿勢変更移送経路の中途部の横側下方
部位に位置させ、その搬送始端部(36a)よりも搬送上
手側において引抜き搬送装置(16)と下部搬送装置(1
7)との間に前記切断装置(21)を上下方向に位置可変
に装設している。なお、切断装置(21)は、下部搬送装
置(17)によって首部を挟持され且つ引抜き搬送装置
(16)によって茎葉部を挟持されている根菜作物の茎葉
部を切り離すためのもので、固定刃でもよく、又、動力
駆動される回転刃やレシプロ刃であってもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明の野菜収穫機は、引抜き搬送装置
(16)の下方に配設する下部搬送装置(17)を、前端部
に位置する左右一対の縦軸回転輪体(30)(31)と後端
部に位置する左右一対の横軸回転輪体(32)(33)との
間に捻回掛張する一対の軟弾性ベルト(34)(35)で構
成し、両軟弾性ベルト(34)(35)が形成する姿勢変更
移送経路の中途部の横側下方部位に整列搬送装置(36)
の搬送始端部(36a)を位置させ、かつ、その搬送始端
部(36a)より搬送上手側において引抜き搬送装置(1
6)と下部搬送装置(17)との間に根菜作物の茎葉部分
を切り離すための切断装置(21)を設けているので、引
抜き搬送装置(16)によって抜き上げ搬送される根菜作
物の首部を下部搬送装置(17)で確実に挟持して茎葉部
を切除し、その根菜作物の根部が整列搬送装置(36)に
支受された状態において両軟弾性ベルト(34)(35)の
捻回によって横倒し状に姿勢変更させることができ、根
菜作物が損傷したり脱落したりするようなことがなく、
整然とした横並び状態に確実に姿勢変更することができ
る。
(16)の下方に配設する下部搬送装置(17)を、前端部
に位置する左右一対の縦軸回転輪体(30)(31)と後端
部に位置する左右一対の横軸回転輪体(32)(33)との
間に捻回掛張する一対の軟弾性ベルト(34)(35)で構
成し、両軟弾性ベルト(34)(35)が形成する姿勢変更
移送経路の中途部の横側下方部位に整列搬送装置(36)
の搬送始端部(36a)を位置させ、かつ、その搬送始端
部(36a)より搬送上手側において引抜き搬送装置(1
6)と下部搬送装置(17)との間に根菜作物の茎葉部分
を切り離すための切断装置(21)を設けているので、引
抜き搬送装置(16)によって抜き上げ搬送される根菜作
物の首部を下部搬送装置(17)で確実に挟持して茎葉部
を切除し、その根菜作物の根部が整列搬送装置(36)に
支受された状態において両軟弾性ベルト(34)(35)の
捻回によって横倒し状に姿勢変更させることができ、根
菜作物が損傷したり脱落したりするようなことがなく、
整然とした横並び状態に確実に姿勢変更することができ
る。
【0017】また、前記整列搬送装置(36)を、横軸回
転輪体(32)(33)のうち下位の横軸回転輪体(33)付
近に配設する上部輪体(37)と、その前方下位に配設す
る前部輪体(38)と、上部輪体(37)の後方下位に配設
する後部輪体(39)とに側面視三角状に搬送帯(40)を
巻回して構成し、その前側斜辺部上面(40A)を揚上移
送路とし、後側斜辺部上面(40B)を送出移送路とした
ものにおいては、揚上移送路(40A)で根菜作物の根部
が持ち上げられることが下部搬送装置(17)のベルト捻
回による姿勢変更に相乗的に働くこととなって根菜作物
の姿勢変更が一層良好に行われ、しかも、姿勢変更され
た根菜作物が送出移送路(40B)で地面近くまで搬送さ
れて送出されるから姿勢の乱れや損傷が少なくなる。さ
らに、整列搬送装置(36)の搬送始端部(36a)よりも
搬送上手側において引抜き搬送装置(16)と下部搬送装
置(17)との間に配設する切断装置(21)を上下方向に
位置可変に設けた場合には、必要に応じて切断装置の上
下位置を調節して茎葉部の切除長さを変えることができ
る。
転輪体(32)(33)のうち下位の横軸回転輪体(33)付
近に配設する上部輪体(37)と、その前方下位に配設す
る前部輪体(38)と、上部輪体(37)の後方下位に配設
する後部輪体(39)とに側面視三角状に搬送帯(40)を
巻回して構成し、その前側斜辺部上面(40A)を揚上移
送路とし、後側斜辺部上面(40B)を送出移送路とした
ものにおいては、揚上移送路(40A)で根菜作物の根部
が持ち上げられることが下部搬送装置(17)のベルト捻
回による姿勢変更に相乗的に働くこととなって根菜作物
の姿勢変更が一層良好に行われ、しかも、姿勢変更され
た根菜作物が送出移送路(40B)で地面近くまで搬送さ
れて送出されるから姿勢の乱れや損傷が少なくなる。さ
らに、整列搬送装置(36)の搬送始端部(36a)よりも
搬送上手側において引抜き搬送装置(16)と下部搬送装
置(17)との間に配設する切断装置(21)を上下方向に
位置可変に設けた場合には、必要に応じて切断装置の上
下位置を調節して茎葉部の切除長さを変えることができ
る。
【図1】野菜収穫機の全体側面図である。
【図2】野菜収穫機の全体平面図である。
【図3】野菜収穫機の要部を抽出し拡大した側面概略図
である。
である。
【図4】同じく要部の平面概略図である。
【図5】図5のA−A断面図である。
【図6】図5のB−B断面図である。
16 引抜き搬送装置 17 下部搬送装置 20 掘取装置 21 切断装置 26 掻込み搬送装置 27 縦回し型分草引起し装置 30 縦軸回転輪体 31 縦軸回転輪体 32 横軸回転輪体 33 横軸回転輪体 34 軟弾性ベルト 35 軟弾性ベルト 36 整列搬送装置 36a 整列搬送装置の搬送始端部 37 上部輪体 38 前部輪体 39 後部輪体 40 搬送帯 40A 前側斜辺部上面(揚上移送路) 40B 後側斜辺部上面(送出移送路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入 江 信 行 岡山県岡山市江並428番地セイレイ工業株 式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 圃場に植立する根菜作物の茎葉部分を左
右に分け捌く縦回し型分草引起し装置(27)と、その後
背部に配設する掻込み搬送装置(26)と、前記根菜作物
の根部の適宜下方部位を掘削する掘取装置(20)と、掻
込み搬送装置(26)に搬送始端部を連絡させて前低後高
に傾斜装設する引抜き搬送装置(16)と、引抜き搬送装
置(16)の下方部位に配設する下部搬送装置(17)と、
下部搬送装置(17)に連繋する整列搬送装置(36)とを
備え、前記下部搬送装置(17)を前端部に位置する左右
一対の縦軸回転輪体(30)(31)と後端部に位置する左
右一対の横軸回転輪体(32)(33)間に捻回掛張する一
対の軟弾性ベルト(34)(35)で構成し、両軟弾性ベル
ト(34)(35)が形成する姿勢変更移送経路の中途部の
横側下方部位に前記整列搬送装置(36)の搬送始端部
(36a)を位置させるとともに、その搬送始端部(36
a)よりも搬送上手側において引抜き搬送装置(16)と
下部搬送装置(17)との間に根菜作物の茎葉部分を切り
離すための切断装置(21)を設けてある野菜収穫機。 - 【請求項2】 横軸回転輪体(32)(33)のうち下位の
横軸回転輪体(33)付近に配設する上部輪体(37)と、
上部輪体(37)の前方下位に配設する前部輪体(38)
と、上部輪体(37)の後方下位に配設する後部輪体(3
9)に側面視三角状に搬送帯(40)を巻回して整列搬送
装置(36)を構成し、その搬送帯(40)の前側斜辺部の
上面(40A)を揚上移送路とし、後側斜辺部の上面(4
0B)を送出移送路にしてある請求項1記載の野菜収穫
機。 - 【請求項3】 整列搬送装置(36)の搬送始端部(36
a)よりも搬送上手側において引抜き搬送装置(16)と
下部搬送装置(17)との間に配設する切断装置(21)を
上下方向に位置可変に設けてある請求項1記載の野菜収
穫機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12247896A JPH09275737A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 野菜収穫機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12247896A JPH09275737A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 野菜収穫機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09275737A true JPH09275737A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14836848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12247896A Pending JPH09275737A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 野菜収穫機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09275737A (ja) |
-
1996
- 1996-04-19 JP JP12247896A patent/JPH09275737A/ja active Pending
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