JPH09275602A - 自動車の駆動力制御装置 - Google Patents

自動車の駆動力制御装置

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JPH09275602A
JPH09275602A JP8274896A JP8274896A JPH09275602A JP H09275602 A JPH09275602 A JP H09275602A JP 8274896 A JP8274896 A JP 8274896A JP 8274896 A JP8274896 A JP 8274896A JP H09275602 A JPH09275602 A JP H09275602A
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torque
engine
electric motor
program
task
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JP8274896A
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English (en)
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Takashige Oyama
宜茂 大山
Toshimichi Minowa
利通 箕輪
Takuya Shiraishi
拓也 白石
Minoru Osuga
大須賀  稔
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハード、ソフト両面で充分に高い信頼性を有
する自動車の駆動力制御装置を提供すること。 【解決手段】 エンジン1と電動機2を備えたハイブリ
ッド自動車において、コントロールユニット5内のプリ
ント配線基板に複数の入出力回路を設けておき、プリン
ト配線基板面での配線の切断と付加により、種類の異な
るアクチュエータやセンサに対応てきるようにしたも
の。また、コントロールユニット5のCPU13で使用
する複数のプログラムが相互に干渉するのを防止する手
段を設け、エンジン1と電動機2の制御にプログラムの
干渉による誤動作が生じないようにしたもの。 【効果】 ハイブリッド自動車に適用して、充分に高い
安全性を持たせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の駆動力発
生源、すなわち内燃機関やガスタービン、電動機などの
駆動力発生源の制御装置に係り、特に、複数個の駆動発
生源を組合せた、いわゆるハイブリット自動車に適した
駆動力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジン制御にはマイクロプロ
セッサを用いた制御装置が用いられているが、このと
き、電磁ソレノイドのドライバ回路、ステッピング電動
機のドライバ回路、回転センサ入力回路などの制御に必
要な各種の周辺機器が車種毎に異なった構成になってし
まうので、従来技術では、駆動装置及びその組合せが異
なるたびに、それらに個別に対応した制御装置を別に用
意していた。
【0003】また、従来のマイクロプロセッサを用いた
制御装置では、それに使用されているプログラムとして
アセンブリ言語で記述されたものが多く使用されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、制御
装置の標準化についての配慮がされておらず、このため
開発に多大の時間を要し、且つ充分な信頼性を得るのが
困難であった。すなわち、従来技術では、駆動装置及び
その組合せが異なるたびに、それらに個別に対応した制
御装置を別に用意しなければならないので、その都度、
専用の制御装置を開発する必要があり、このため、開発
に多大の時間を要し、且つ充分な信頼性を得るのが困難
になってしまうのである。
【0005】また、従来のマイクロプロセッサを用いた
制御装置では、それに使用されているプログラムとして
アセンブリ言語で記述されているため、メモリ、記憶装
置の管理が不充分で、プログラムの干渉を防止すること
ができず、このため信頼性が低かった。
【0006】さらにまた、高級言語で記述された従来技
術でも、タスク管理、メモリ管理が不充分でプログラム
の干渉を防止することができず、やはり信頼性が低かっ
た。
【0007】本発明は、ハード、ソフト両面で充分に高
い信頼性を有する自動車の駆動力制御装置の提供を目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】まず、第1の本発明によ
れば、標準的な構成で、且つ多機能の制御装置を用意
し、駆動装置の多くに、この標準的な構成の制御装置を
適応するようにし、信頼性の向上が得られるようにした
ものである。
【0009】そして、このため、中央演算処理ユニッ
ト、出力ユニット、入力ユニットからなるコントロール
ユニットにおいて、出力ポート、入力ポートに接続され
るフィルタ、コレクタ出力(トランジスタ回路)、各種ド
ライバをプリント配線基板上に配置し、この基板上で配
線を接続、切断することによって、フィルタからコレク
タ出力に変更したり、ステッピング電動機ドライバから
ソレノイドドライバに変更したりして、同一のユニット
の配置で、異種の駆動装置に適応できるようにしたもの
であり、これにより、ハード面の信頼性が大幅に向上す
る。
【0010】次に、第2の本発明によれば、複数のプロ
グラムを用いたシステムにおいて、それらが相互に干渉
するのを防止し、信頼性の向上が得られるようにしたも
のである。
【0011】このため、例えば内燃機関や電動機などの
駆動装置の所要トルク特性ライブラリを用意し、制御プ
ログラムでは、これを参照することにより制御装置のド
ライバ(電圧ドライバ、燃料噴射ドライバ)に指令を与え
るようにしたものであり、これにより、駆動装置やドラ
イバが異なっても、トルク特性ライブラリで定められた
トルクが得られるので、運転性、排気浄化性が大幅に向
上する。
【0012】そして、センサドライバが使われていない
(装着されていない)ときは、アプリケーションプログラ
ミングインタフェースでロードされた制御プログラムは
カーネル(中核部)に戻り、センサが故障しているときの
誤動作を防止するようにしている。
【0013】また、このとき、セグメント・ディスクリ
プタ・テーブル中のディスクリプタに記述されているセ
グメントベースアドレスによって、目的とする物理アド
レスを得るようにし、これによりグローバル・ディスク
リプタ・テーブルは制御プログラム、ライブラリのアド
レス指令に用いられるようにする。
【0014】さらに、ローカル・ディスクリプタ・テー
ブルは電圧処理プログラムや噴射処理プログラムのアド
レス指定に用いるようにし、セグメント・ディスクリプ
タにセグメントベースアドレスが記憶され、ディスクリ
プタが集まってテーブルを構成するようにした。
【0015】従って、各々のタスクに固有なアドレス空
間が記述されることになり、この結果、プログラムが不
要なセグメントに入って誤動作してしまうのが防止で
き、記憶空間をお互いに保護されているようにすること
ができる。
【0016】複数個のプログラムを多重で処理するとき
も、ディスクリプタ・テーブルによって記憶装置が割り
付けられているので、プログラムの干渉が防止される。
このとき、多重処理は、タスク・ステート・セグメント
を用いてタクスを切換えることにより、すなわち、ロー
カル・ディスクリプタ・テーブルを切換えることによっ
て行われる。
【0017】さらに、本発明では、ハイブリッド自動車
を対象として、次のような手段を用いている。 (1) トルク特性ライブラリ(踏込量、車輸速に対する所
要トルクを与える)を、時間ベースのタスクと回転ベー
スのタスクを含む複数のプログラムで共用し、燃料量と
供給電力量を演算するようにする。
【0018】(2) 内燃機関が、空燃比16付近の窒素酸
化物濃度の高い領域や、始動時の低負荷状態で未燃炭化
水素の高い領域で運転されるのを回避し、この領域での
トルクを電動機、発電機で補なうように制御する。 (3) 電源オンによるシステムプロセス生成の後、セン
サ、アクチュエータが使われていないときは、デバイス
ドライバのルーチンが主記憶装置のカーネルに戻るよう
にし、誤動作を防止するようにする。
【0019】(4) 電動機のトルクと内燃機関のトルクを
多重処理で同時に制御するための、タスク切換用の共用
の制御プログラム、及びライブラリを設けている。 (5) 制御プログラムやライブラリ等の共通なプログラム
を格納しておく空間を記述するテーブルと、電動機、内
燃機関のトルクなど個別のプログラムに固有なアドレス
空間を記述するテーブルとをそれぞれ別に具備し、プロ
グラムの干渉を防止するようにしている。
【0020】(6) CPUのレジスタの内容に固有のアド
レス空間を記述するデーブルの、セレクタが詰まってい
るタスク・ステート・ゼクメントを有し、各々のタスク
を切換えて実行するようにする。 (7) 内燃機関と電動機など、各動力源の制御プログラム
のタスクに優先度を付けて実行するタスク管理プログラ
ムを有する。
【0021】(8) アクセルペダルの踏み込み量に対する
トクル特性及び内燃機関と電動機のトルク特性を記述し
た共用ライブラリを設け、これにより内燃機関の燃料供
給量と電動機の電力、発電機の電力を制御するようにし
た。 (9) 回転速度が高いとき、角度ベースのプログラムのタ
スクの優先度を、時間ベースのプログラムのタスクの優
先度より高くし、確実に燃料噴射が得られるようにし
た。
【0022】(10) ナビケーションシステムの地図情報
などのメッセージが、主記憶装置の通信制御装置を介し
共有メモリに入り、緊急停止など優先度の高い順に読み
出して解読するようにした。 (11) 電動機の出力をフィルタに入れ、これから内燃機
関の出力を演算するようにした。
【0023】(12) 演算処理ユニットにより、出力、入
力の各種デバイスドライバのプログラムを実行する際、
出力、入力デバイスが使われていないとき、カーネルに
戻るようにして、ドライバ回路の配線の接続、切断に対
応できるようにした。
【0024】これにより、ハイブリッド自動車の信頼性
が向上し、車の暴走、不意の停止が防止される。
【0025】また、ハイブリットシステム以外の、単一
の駆動装置の場合でも、変速制御プログラムとの干渉を
防止し、信頼性を向上させる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明による自動車の駆動
力制御装置について、図示の実施形態例により詳細に説
明する。図1は、本発明をハイブリッド自動車に適用し
た場合の一実施形態例で、図において、1はエンジンE
で、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ガスター
ビン、スターリングエンジンなど、何れかの内燃機関か
らなるもの、2は電動機Mで、直流電動機、誘導電動機
などからなるものである。
【0027】そして、これらの一方、もしくは双方によ
り車輪3が駆動されるようになっており、このため、C
1クラッチ15がエンジン1と発電機(G)14の間に設
けられ、C2クラッチ18が発電機14と電動機の間に
それぞれ設けられている。
【0028】ここで、電動機2にはバッテリ(BAT)4
から電力が供給され、このバッテリ4には発電機14か
ら電力が供給されるようになっている。そして、このと
き、電動機2の端子電圧は電圧制御器9により制御さ
れ、これにより所望のトルクのもとでの所望の回転速度
が得られるようになっている。
【0029】コントロールユニット5は、主記憶装置1
0、中央演算処理ユニット(CPU)13、補助記憶装置
17などで構成されている。そして、このコントロール
ユニット5には、アクセルペダルの踏込量センサ6、車
輪速センサ7、回転速度センサ11、それにBATの充
電センサ16から、それぞれの検出出力が入力され、こ
のコントロールユニット5の出力により、燃料バルブ
(燃料噴射弁)8と電圧制御器9が時々刻々制御されるよ
うになっている。
【0030】次に、CPU13には、図2に示すよう
に、データバス104を介して、高速出力ユニット10
1、高速入力ユニット102、アナログディジタル(A
D)コンバータ103、低速ロジック出力105、高速
ロジック出力106などが接続されている。
【0031】そして、まず、高速出力ユニット101の
出力は、マルチプレクサ107で16の出力に分けら
れ、8個のインジェクタの出力と8個のロジック信号、
それに1個のパルス幅変調出力が発生されるようになっ
ている。なお、このマルチプレクサ107はマイクロプ
ロセッサで構成されており、従って、出力シーケンスの
変更を容易に行なうことができ、さらに補助の入出力ラ
インを介して、このプロセッサの直列データ線をアクセ
スできる。
【0032】次に、高速入力ユニット102は、イベン
トが発生した時間をタイマーに関して記録するもので、
例えばエンジン1のクランク軸の回転位置信号に時間付
けする働きをし、このため、図示のように、クランク角
センサからクランク位置が入力され、更にデジタル圧力
センサの信号も入力されるようになっている。
【0033】また、ADコンバータ103は8個のアナ
ログ入力チャンネルを有し、10ビットの分解能を有し
ていて、そのアナログ入力チャンネルには、図示のよう
に、各種のセンサが接続される。さらに低速ロジック出
力105にはリレーやランプが接続され、高速ロジック
出力106には補助インジェクタや点火コイルなどが接
続される。
【0034】上記したように、高速出力ユニット101
は、特定の時間に出力イベントをトリガーするものであ
り、図3(a)に示すように、CPU13に接続されてい
る。そして、これも上記したように、8つのイベントを
同時に処理するようになっており、イベントがトリガー
されたとき割込が発生する。
【0035】このため、図3(b)に示すように、内容ア
ドレス可能メモリファイル108にI/Oポートの番
号、出力のステート(high、low)、時間札109をロー
ドしておき、タイマー110のカウントアップにより、
その内容が時間札と一致したとき、定められた動作が実
行されるようになっており、このとき、例えば、図3
(b)中に示す2ms幅のパルスを出力するようになって
いる。
【0036】<実施形態その1>ところで、以上のよう
なシステムにおいて、コントロールユニット5は、それ
が制御対象とするエンジン1と電動機2の種別や容量、
性能などに応じて、出力ポートと入力ポートに接続され
ているフィルタ回路、コレクタ出力回路、ドライバ回路
などの構成を、それぞれに適合したものに変更する必要
が有り、このため従来技術では、上記したように、汎用
性が乏しかった。そこで、本発明の実施形態その1で
は、以下のようにして、コントロールユニット5に広い
汎用性が与えられるようにしたものである。
【0037】図4において、コントロールユニットのマ
イクロプロセッサに設けられている出力ポートと入力ポ
ートの内、上側の出力ポートと入力ポートは高速用で、
これらには、それぞれ、例えば図示のように、フィルタ
入力回路111とオープンコレクタ出力回路112が接
続されており、これらを組合わせることで多機能の信号
パスを得ることができるようになっている。
【0038】また、下側の出力ポートと入力ポートは低
速速用で、これらには、それぞれ、例えば図示のよう
に、ソレノイドドライバ回路113が接続されている。
そして、このソレノイドドライバ回路113は、ソレノ
イド114に流れる電流が4Aに達したら、その後はソ
レノイド114の電流を1Aに制限するように構成され
ている。
【0039】ところで、制御対象によっては、このソレ
ノイド114の駆動に、200〜400Hzのパルス幅
変調された電流を用いることが要求される場合がある。
そこで、この実施形態では、別にパルス幅変調信号で駆
動されるMOSFET115を設けておき、必要に応じ
て線116を付加し、線117を切断することにより、
ソレノイド114をパルス幅変調駆動に変更することが
できるようにしてある。
【0040】このとき、図示の実施形態では、MOSF
ET115のドレイン(ソース)電流を検出し、これをA
/Dコンバータを介して入力することにより、出力電流
を一定に保持するように構成してある。
【0041】次に、図5は、リレーやソレノイドバルブ
118を駆動するため、付加の高電流出力が必要なとき
の実施形態で、図示のように、ジャンパ抵抗119を用
い、低速ロジック出力120をソレノイドドライバ回路
121に接続すると共に、補助ロジック出力回路は低速
ロジック出力120から切り離すのである。
【0042】次に、ステッピングモータドライバ回路1
22には、パルス/ステップ、回転方向、停止の各デジ
タル信号が供給されるようになっているが、ステッピン
グモータを用いないときには、ジャパン抵抗124を接
続することにより、オープンコレクタトランジスタ出力
回路123を働かせることができるようになり、これに
より別の制御対象に対応させることができる。
【0043】このように、プリント回路板上でのジャン
パ線の接続、或いは切断により、同一デバイス構成のコ
ントロールユニット5を用いても、種々のセンサ、アク
チュエータに対応することができる。
【0044】従って、この実施形態によれば、汎用性に
富んだコントロールユニット5を容易に得ることがで
き、システムのコスト低減を充分に図ることができる。
ハイブリッド自動車では、前述したように、エンジン1
として、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ガス
タービン、スターリングエンジンが、電動機2として直
流機、同期機、誘導機等が用いられ、センサ、アクチュ
エータも千差万別であるので、特に、このようなコント
ロールユニットの構成が有効である。
【0045】<実施形態その2>よく知られているよう
に、従来のガソリンエンジンのトルク特性は、図6(a)
に示すようになっている。すなわち、スロットルバルブ
開度θが一定のとき、回転速度nに対してトルクTは右
下がりの変化となる。そして、これにより、結果として
エンジンの暴走が回避されている。
【0046】そこで、このような特性を与えるのに必要
なトルク特性ライブラリ(アクセルペダルの踏込量、車
輪速に対して、所要トルクを与える)を用意しておき、
噴射処理プログラムは、これを参照して噴射量を定める
ようにしてやれば、エンジン1の暴走を回避することが
できる。
【0047】いま、図1のシステムを対象とすると、ま
ず、エンジン1単独で車輪3が駆動されるときは、当然
のこととして排気浄化性、燃料経済性は通常の自動車の
場合と同じである。このとき、駆動源がガソリンエンジ
ンの場合は、スロットル全開付近が多用されるようにな
るので、混合気を理論混合比に維持する必要があり、ま
た、ディーゼルエンジンの場合はすすの発生を防止する
必要がある。
【0048】ところで、性能を上げるには、最高回転数
を上げてトルクを増大するのも有効であるが、ここでガ
ソリンエンジンの場合、図6(b)に示すように、アクセ
ルペダルの踏込量θPに対して燃料量は比例的に増加さ
せるのが通例である。
【0049】そして、このとき、空気量については、図
示のように、踏込量θP=θ1でステップ的に変化させ、
これにより空燃比が、理論混合比から20にステップ状
に変化するように制御してやれば、窒素酸化物の排出量
が多くなる領域での運転を回避させることができる。し
かしながら、これでは、トルクが踏込量θPに対応しな
くなり、滑らかな加速が得られない。
【0050】そこで、このとき、ハイブリッド自動車の
機能を活かし、図6(c)に示すように、踏込量θP=θ2
になるまでは燃料量を増加させ、これによるトルクの増
加を得るようにするが、踏込量θPがθ2<θP<θ3の間
は燃料量を増加させず、電動機2に電力を供給して、そ
のトルクを付加してゆき、踏込量θP=θ3の点で再び燃
料量を増加させる一方、電動機2のトルクを零に戻すよ
うに制御してやれば、アクセルペダルの踏込量θPに対
するトルクTの変化を円滑にでき、且つ窒素酸化物の放
出を抑止できることになる。
【0051】次に、電動機2として、例えば他励式直流
電動機を用いたとすると、その速度制御は、電機子端子
電圧と界磁電流の制御により行われる。そして、そのト
ルクは回転速度nの増加に反比例して低下し、その関係
は(1)式に示すようになる。
【0052】
【数1】
【0053】ここに、V:端子電圧 K:定数 Φ:磁束 T:トルク r:電機子回路の全抵抗 従って、その回転速度nに対するトルクTの特性は、磁
束Φが一定のとき、図6(d)に示すようになる。そし
て、磁束Φは、界磁電流により制御される。そこで、電
動機2単独で車輪3を駆動するときは、上記の(数1)式
を用い、所要のトルクを得るのに必要な端子電圧Vは、
アクセルペダルの踏込量と車輪速の関数として与えられ
る。
【0054】このため、主記憶装置10には、図7に示
すように、カーネル、センサドライバの他に、電圧制御
器9(図1)を制御するのに使用する電圧ドライバのため
のメモリ領域が設けてあり、さらに所要電圧を演算し
て、この電圧ドライバに指令を与える電圧処理プログラ
ムが補助記憶装置17からロードされるようになってい
る。
【0055】ところで、自動車では、電動機2単独で走
行駆動されるときも、アクセルペダルの踏込量に対する
トルク特性は、ガソリンエンジンの特性と同じく、図6
(a)に示すように、回転速度nに対して右下がりの特性
となるようにするのが望ましい。
【0056】従って、回転速度nと踏込量θPに対して
所要のトルクTが得られるように、電機子の端子電圧V
が演算されるようになっており、このため、主記憶装置
10には、図7に示すように、回転速度nと踏込量に対
する所要のトルク特性ライブラリ201が入れてあり、
噴射処理プログラム202と電圧処理プログラム203
では、これを参照して燃料噴射量と電圧Vを定めるよう
になっており、これにより、エンジン1単独の駆動か
ら、電動機2単独の駆動に切換わったときでも、異和感
なく車を運転することができる。
【0057】次に、エンジン1単独で車輪3が駆動され
るときは、基本的には燃料量が踏込量と車輪速の関数で
与えられ、同時に、噴射タイミングがエンジンの回転速
度とる噴射量の関数により与えられるように構成されて
おり、これにより演算された燃料量、噴射タイミングに
応じて燃料バルブ8が動き、適正な燃料がエンジン1に
供給されることになる。
【0058】上記したように、コントロールユニット5
には、制御に必要な関数などを記憶しておく主記憶装置
10と補助記憶装置17が設けられているが、これらに
は、図7に示すように、記憶領域の管理を行うカーネル
204、燃料バルブ8の動作を制御する燃料噴射ドライ
バ205、踏込量センサ6、車輪速センサ7、エンジン
回転速度センサ11の動作を制御するセンサドライバ2
06、それに燃料噴射量、噴射タイミングを演算して、
燃料噴射ドライバ208に指令を与えるための噴射処理
プログラム202が補助記憶装置17からロードされ
る。
【0059】この噴射処理プログラム202は、燃料噴
射量を求めるスレッド(タスク)、噴射タイミングを求め
るスレッド(タスク)、噴射の指令を与えるスレッド(タ
スク)などに分けられる。そして、処理プログラムの命
令はCPU13によって解読され、実行される。
【0060】そして、エンジン1と電動機2の両方で駆
動されるときは、カーネル204とセンサドライバ20
6、トルク特性ライブラリ201、それに制御プログラ
ム207は、これらに共用される。このとき、アプリケ
ーションプログラムインタフェースAPIの1つを使っ
てプロセス、すなわち、噴射処理プログラム202がロ
ードされて実行され、電圧処理プログラム203がロー
ドされて実行される。
【0061】そして、燃料バルブ8、電圧制御器9、回
転速度センサ11が使われていないときは、噴射ドライ
バ208、電圧ドライバ209、センサドライバ200
のルーチンはカーネル204に戻るように構成してあ
り、これにより、センサが故障しているときの誤動作が
防止できるようになっている。
【0062】アプリケーションプログラムインタフェー
スAPIによって処理プログラムが切換えられ、エンジ
ンと電動機の切換えが行なわれるが、このとき、図7に
示されているトルク分担ライブラリ210が用いられ
る。
【0063】この図7に示されているトルク分担ライブ
ラリ210は、所要トルクTに対して、エンジン1のト
ルクTEと電動機2のトルクTMの分担を定める関数であ
り、トルク管理プログラム211は、このトルク分担ラ
イブラリ210を用いてトルクTE、TMの分担を定める
ようになっている。
【0064】電圧処理プログラム202と噴射処理プロ
グラム203は、上記したように、補助記憶装置17か
ら主記憶装置10に読み込まれるが、このとき、目的と
する物理アドレスを得るには、セグメント・ディスクリ
プタ・テーブルが用いられ、このテーブル中のディスク
リプタに、セグメントベースアドレスが記述されてい
る。
【0065】セグメント・アドレスによってセグメント
・ディスクリプタ・テーブルの所定のディスクリプタを
指示し、ディスクリプタに記述されているセグメント・
ベース・アドレスとオフセット・アドレスから目的とす
る物理アドレスが得られる。ここで、セグメント・アド
レスとオフセット・アドレスは、CPU13のセレクタ
・レジスタに入っている。
【0066】そして、セグメント・ディスクリプタ・テ
ーブルには、制御プログラムとライブラリ用のGDT
(グローバル・ディスクリプタ・テーブル)と、電圧処理
プログラム用と噴射処理プログラム用のLDT(ローカ
ル・ディスクリプタ・テーブル)が用意されており、こ
れらGDTとLDTは、セグメント・セレクタのTIと
称するビットを0にするか1にするかによって選択され
るように構成されており、従って、不要のセグメントに
入り込んでしまうという誤動作が防止できる。
【0067】ここで、GDTにはシステムに共通なプロ
グラムやデータを格納しておく空間を記述し、LDTに
は各々のタスクに固有なアドレス空間を記述する。ま
た、セグメント・ディスクリプタには、セグメント・ベ
ース・アドレスの他に、セグメント・リミット、特権レ
ベルなどが含まれている。そして、グローバル・ディス
クリプタ・テーブル・レジスタGDTRによってGDT
のそれぞれのディスクリプタが指示され、物理アドレス
が得られる。
【0068】次に、LDTは、図7から明らかなよう
に、プログラムタスクの数だけ存在する。そして、ロー
カル・ディスクリプタ・テーブルレジスタLDTRによ
ってLDTディスクリプタが指示され、セグメント・セ
レクタによってLDTが指示されて物理アドレスが得ら
れることになる。
【0069】このように、各タスクのアドレス空間は、
LDTによって分離されており、従って、お互いに干渉
することはない。また、このとき、LDTレジスタのセ
レクタによってLDTディスクリプタのテーブルが指示
され、LDTが選択されるので、このLDTレジスタに
よって、どの処理プログラムが実行されているかが判る
ことになる。
【0070】従って、電圧処理プログラム実行中に、間
違って噴射処理プログラムのセグメントを呼び出してし
まったりすることはなく、記憶空間はお互いに保護され
ることになる。
【0071】LDTにはセグメント・ディスクリプタが
用意されており、ここに、上記したように、特権レベル
が記憶されている。そして、コード・セグメントは、同
一の特権レベル内で実行される。従って、異なる特権レ
ベル、例えば、処理プログラムからカーネルへ移るとき
は、CALL命令で特定のコール・ゲート・ディスクリ
プタを指示し、目的のコード・セグメントに向うことに
なる。
【0072】ここで、電圧処理プログラム203と噴射
処理プログラム202は、必要になったときに補助記憶
装置17から主記憶装置10に入ってくる。そして、こ
れらの処理プログラムの命令はCPU13に取り出さ
れ、命令が解読され、実行されることになるが、ここ
で、これらの電圧処理プログラム203と噴射処理プロ
グラム202は、図8に示すように、制御プログラム2
07によって多重で処理される。
【0073】すなわち、まず噴射処理プログラムから燃
料噴射ドライバを呼び、処理プログラムの要求を解釈
し、燃料噴射の操作をスタートさせる。そこで、CPU
13は、電圧処理プログラムを解読、実行する。そし
て、燃料バルブ(燃料噴射弁)8の操作が終了すると、終
了が割込みによって燃料噴射ドライバに伝えられ、制御
プログラムによって、優先度の高い噴射処理プログラム
が続行する。
【0074】燃料バルブ8の操作中は電圧処理プログラ
ムを続行し、出力要求があったときには電圧トライバを
呼び、電圧制御器の操作をスタートさせる。ここで、噴
射処理プログラムの方が電圧処理プログラムより優先度
が高い。このようにして、エンジン1のトルクTEと電
動機2のトルクTMが同時に制御される。
【0075】また、この燃料バルブ8の操作は、エンジ
ン1のストローク(サイクル)に同期して行なわれ、4ス
トロークエンジンの場合には、2回転に1回行われる。
これに対して電圧制御器9の操作は一定時間毎に行われ
る。そこで、これら両者のプログラムの干渉を回避する
ため、それぞれの処理プログラムは、図7に示すよう
に、それぞれのLDT(ローカル・ディスクリプタ・テ
ーブル)によって、主記憶装置10のセグメントに割り
付けられるようになっている。
【0076】LDTの中に、それぞれのディスクリプタ
によってセグメント・ベースが与えられ、記憶領域のア
ドレスが指定される。ここで、一般的なセグメントの大
きさは64Kバイトである。
【0077】ところで、図8に示した多重処理は、プロ
グラムを構成しているタスク毎に実行される。そこで、
このため、図9に示すように、タスク・ステート・セグ
メントTSSが用意されており、タスクの内容が記述さ
れている。そして、これらのTSSはTSSディスクリ
プタによって割り付けされるようになっており、TSS
ディスクリプタはタスク・レジスタTRのセレクタによ
って選択されるようになている。また、各TSSには、
図9に示されているように、LDTセレクタが含まれて
いる。
【0078】まずCALL命令のセレクタがタスク・ゲ
ート・ディスクリプタ・テーブルの電圧処理のタスク・
ゲート・ディスクリプタを指示すると、その中のTSS
セレクタによりTSSディスクリプタ・テーブルの電圧
処理ディスクリプタが指示される。このとき、TRにT
SSディスクリプタの値がロードされる。
【0079】TSSディスクリプタによって電圧処理T
SSが指示され、その中のLDTセレクタが、図7の電
圧処理プログラム用のLDTディスクリプタを指示し、
このディスクリプタが電圧処理プログラム用のLDTを
指示する。この結果、電圧処理のLDTがアクティブに
なる。
【0080】次に、このタスクが終了すると、電圧処理
TSSのバック・リンクが指示される。この結果、噴射
処理のTSSディスクリプタが有効になり、このとき、
TSSディスクリプタがTRにロードされる。そこで、
このTSSディスクリプタが噴射処理のTSSを指示
し、この中でLDTセレクタが噴射処理のLDTディス
クリプタを指示し、LDTRにロードされた結果、噴射
処理のLDTがアクティブになる。
【0081】このようにして、噴射処理プログラムのタ
スクから電圧処理プログラムのタスクに切換わり、この
タスクが終了すると噴射処理プログラムのタスクに戻
る。このときのタスクの動作は下記のようになる。
【0082】図10に示すように、タスク・レジスタT
Rのセレクタによってタスク・ステート・セグメントT
SSのディスクリプタが指示され、どのタスクが実行さ
れているかが判る。このため、TSSには、CPU13
のすべてのレジスタとフラグの内容が格納されている。
【0083】タスクはTSSと一対一に対応しているの
で、TSSへのセレクタでタスクを指定することができ
る。そして、タスクAの実行中に、タスクBに切換える
ときは、 まず、CALL命令のセレクタでタスクBのタスク
・ゲート・ディスクリプタを指示する。 次に、ディスクリプタのTSSセレクタがタスクB
のTSSディスクリプタを指示する。このとき、タスク
レジスタにTSSディスクリプタの値がロードされる。
【0084】 TSSディスクリプタがタスクBのT
SSを指示する。 TSSにあるLDTセレクタがタスクBのLDTデ
ィスクリプタを指示する。 LDTディスクリプタがタスクBのLDTを指示す
る。 このようにして、CALL命令によって、タスクBへ切
換えられる。
【0085】次に、タスクBが終了すると、タスクBの
TSSのバック・リンクによって、タスクAのTSSデ
ィスクリプタが有効になり、タスクAのTSSディスク
リプタがタスクレジスタTRにロードされ、タスクAの
TSSが指示されるようになるのである。
【0086】ところで、これら図9と図10の例では、
タスクはCALL命令によって切換えられるようになっ
ているが、さらに割込みによって実行中のプログラムを
中断し、事象に対応づけられたプログラムを先に実行す
るようになっている。例えば、データ入力の通知があっ
た場合には、実行中のプログラムを中断し、そのための
入力プログラムを割込み処理ルーチンとして実行するの
である。
【0087】ところで、噴射処理のプログラムは、噴射
量を求めるスレッド、噴射タイミングを求めるスレッ
ド、噴射の指令を与えるスレッドから構成されている。
そして、タスク管理プログラムにより、これらのスレッ
ド、タスクに優先度を付け、優先度が高いタスクほど先
に処理するようにしてある。
【0088】このとき、優先度が同じタスクの場合は、
そのレベルの中で順番に処理する。また、同一の優先度
を持つスレッドに対しては、CPUの処理時間を一定の
長さに分割し、タスク、スレッドは、それらを次々に使
うようになっている。
【0089】例えば、噴射の指令のタスクは、噴射量や
噴射タイミングを求めるタスクに優先し、噴射量、噴射
タイミングを求めるタスクを中断して、回転に同期して
実行される。そして、このタスクが終了した後、他のタ
スクを順番に処理する。
【0090】ここで、エンジン1への燃料噴射は、各ス
トローク毎に確実に実行しなければならず、従って、噴
射量の計算のタスクより優先度が高い。また、電動機2
の電圧制御は、連続的であるが、応答性の範囲内で噴射
の指令のタスクより優先度が低い。
【0091】この実施形態では、図11に示すように、
タイム・クリティカル、フォアグランド、レギュラー、
それにアイドルの4種の優先度クラスが用意されてお
り、これらは、並んでいる順に優先度が高い。さらに、
フォアグランドを除くクラスには、0から31までのレ
ベルがあり、数値が大きなレベルほど優先度が高い。な
お、普通のスレッドはレギュラー割当である。
【0092】そして、同一の優先度クラスで同一のレベ
ルにあるスレッドが複数個存在するときは、次々に順番
に動かす処理、いわゆるラウンド・ロビンで処理するよ
うになっている。これを図11で説明すると、優先度ク
ラスがアイドルのとき、スレッドS1→S2→S1の順
に処理するのである。
【0093】しかして、これらスレッドS1、S2の実
行中に、優先度の高いフォアグランドのスレッドS3、
S4の実行準備が整ったら、現在のスレッドの実行は中
止され、優先度の高いスレッドが実行されることにな
る。
【0094】これを詳しく説明すると、図12に示すよ
うに、同一の優先度を持つスレッドS3、S4に対して
は、CPU13の処理時間を同じ長さに分割、すなわ
ち、タイムスライスし、各スレッドは、それらの分割し
た処理時間で次々に処理する。そして、このとき、さら
に優先度の高いタイム・クリティカルのスレッドS5
(例えば燃料噴射指令)の実行準備が整ったら、スレッド
S4の実行を中止し、スレッドS5を実行するのであ
る。
【0095】ところで、このとき、レギュラー・クラス
のスレッドが多いと、これより優先度の低いアイドル・
クラスのスレッドS1、S2には、なかなか順番が回っ
てこず、場合によってはいつまでたっても処理されない
ことになってしまう。そこで、レギュラー・クラスの処
理が、予め設定した待ち時間以内に処理されないとき
は、スレッドS1、S2の優先度を一時的に上げて処理
を行なうようにしてある。
【0096】ところで、このような多重タスク処理で
は、プログラムの共用の他に、データの共有も可能であ
り、図13に示すように、共通の一組の入力データを使
用する数個のプログラムを実行させて別々のタスクを処
理し、それぞれ別個の結果を作り出すことができる。
【0097】この図13は、例えば図7における電圧処
理プログラムと噴射処理プログラムを対象とし、これら
が共通のトルク特性ライブラリを使い、それぞれ、燃料
量、電圧を演算する場合を示したものである。
【0098】次に、この実施形態では、記憶空間の保護
の見地から、セグメント・ディスクリプタに特権レベル
が用意してある。そして、データ・セグメントは、同
等、ないしは上の特権レベルを有するセグメント・ディ
スクリプタからだけアクセスし得るように構成してあ
る。そして、コード・セグメントは、同一の特権レベル
内でだけ実行され、異なる特権レベルへ移るときは、ゲ
ートを利用するようになっている。
【0099】コール・ゲート・ディスクリプタ・テーブ
ルの特定のコール・ゲート・ディスクリプタを指示する
ことによって、ディスクリプタに記述されたベースアド
レスが指示され、それによって、目的とするコードセグ
メントの物理アドレスが得られる。
【0100】CALL命令のセレクタによって、必ず決
まったエントリ・ポイントに飛び込め、そこから、より
上の特権レベルのセグメントに入り込むことができる。
この結果、エンジン1と電動機2は、多重処理で同時
に、且つ干渉の虞れもなく、さらには互の記憶空間を破
壊することなく制御されることになる。
【0101】ところで、ハイブリッド自動車では、アク
セルペダルの踏込量に対するトルクを、エンジン1単独
のときと、電動機2単独のときとで等しくする必要があ
り、且つ、両者を同時に使用するときには、エンジン1
と電動機2への要求トルクの分担を定めておく必要があ
る。
【0102】そこで、このトルク分担方法について説明
すると、まず図14(a)に示すように、全運転領域で電
動機Mのトルクを優先させ、これにエンジンEのトルク
を加算する方法がある。この方法の場合、全ての回転速
度nに渡って、電動機MのトルクとエンジンEトルクを
最大限に得ることができ、この結果、単独で運転する場
合よりもトルク領域が広くすることができる。
【0103】次に、図14(b)に示すように、電動機M
の分担を少なくし、高速領域では、エンジンEのトルク
だけとなるようにする方法がある。この方法は、バッテ
リBATの充電量が不足したときなどに適用される。そ
して、バッテリBATが放電状態になったときには、図
14(c)に示すように、全運転領域にわたりエンジンE
だけで駆動するしかない。
【0104】一方、図14(e)に示すように、エンジン
Eのトルクを優先し、加速時など大きな駆動力が必要な
とき、電動機Mのトルクを付加する方法もある。
【0105】次に、回転速度が一定のときでのトルクの
分担について説明すると、回転速度が低くて、エンジン
Eと電動機Mから、それぞれ100%のトルクが出せる
ときには、図14(f)に示すように、最大で200%の
トルクを得ることができる。そして、必要なトルクTが
100%のときは、エンジンEと電動機Mは0〜100
%の範囲で分担することができる。
【0106】しかしながら、回転速度が高くなると、電
動機Mから得られる最大トルクが低下するので、例えば
図14(g)に示すように、電動機Mから得られる最大ト
ルクが50%に低下した回転速度では、最大でも150
%のトルクしか得られず、従って、このときは、エンジ
ンEの分担が大きくなる。これら図14(f)、(g)のトル
ク特性は、図7に示した主記憶装置10のトルク分担ラ
イブラリ210に記述されており、従って、エンジンE
と電動機Mの仕様が与えられると、このトルク分担ライ
ブラリ210の内容が定まる。一方、主記憶装置10の
トルク特性ライブラリ201の内容は車両の仕様によっ
て定まる。
【0107】次に、ハイブリッド自動車では、バッテリ
BATの充電がエンジンEの出力により発電機を駆動す
ることにより行なわれるが、このとき、自動車の運転状
態に応じて、エンジン出力の配分を制御する必要があ
る。
【0108】図1の実施形態では、発電機G14が電動
機M2とは独立に設けてあるので、BAT4充電時に
は、図14(f)のP0点では運転せず、P1点、すなわち
電動機Mの分担を0%にした上で、エンジンEの出力の
内、50%を自動車走行用に振り分け、残りの50%の
出力で発電機Gを駆動して充電にあてる。
【0109】このとき、アクセルペダルの踏込量があま
り大きくならない状態でも、エンジンEはP2 点での運
転状態になってしまうので、排気浄化の面では不利であ
り、従って、市街地走行は、BATが充電状態で電動機
Mの出力が充分に利用可能の状態から始めるのが望まし
い。
【0110】バッテリBATの充電状態は充電センサ1
6の出力によって検出されるので、この検出結果により
エンジンEのトルク分担を変える制御を行なうようにな
っており、例えば、BATの充電量が不足してきたとき
は、電動機Mの分担を減らしてエンジンEの分担を増加
させ、且つ発電機Gを駆動してBATの充電状態を管理
するようにする。
【0111】この制御は、トルク管理プログラムによっ
て行なわれ、電動機MのトルクTMとエンジンEのトル
クTE、及び発電機GのトルクTGの分担を定め、電圧処
理プログロム、噴射処理プログラムを実行するのであ
る。要求されるトルクが200%のときは、余剰トルク
は零になり、従って、このときは発電機Gからの電力の
取り出しは行なわないようにする。
【0112】要求トルクが100%のときは、電動機M
でBATの電力を消費し、発電機GでBATは充電され
るので、トルクTMとトルクTGの比率を変えてもバッテ
リの充電量は増加しない。従って、要求されているトル
クが100%以下のときだけ、発電機Gに振り分けるト
ルクが得られることになる。
【0113】このための制御は上述の通りであるが、詳
しく言えば、まず、トルク特性ライブラリを用いて所要
のトルクを求め、こうして求めた所要トルクとBATの
充電量から、トルク管理プログラムがトルク分担ライブ
ラリを参照して各トルクTM、TE、TGを求め、これを
電圧処理プログラムと噴射処理プログラムに渡すのであ
る。
【0114】なお、ハイブリッド自動車としては、図1
の実施形態のように、独立に発電機を設けておかず、電
動機Mを発電機として兼用する場合があるが、このとき
は、BATの充電に際しては、電動機Mは発電機として
動作することになるので、当然ながら、そのトルクはマ
イナスになり、動力は全てエンジンEのトルクで賄われ
る。
【0115】しかして、このときは、図14(c)に示す
ように、狭い運転領域になり、利用可能なトルクTが少
ない。従って、BAT充電中でも、加速時には一時、充
電をやめ、電動機Mのトルク分担率を100%にしてト
ルクを増すようにしてやればよい。しかしながら、この
状態が長時間続くとBATの充電量が底をついてしまう
ので、なるべく早く充電状態に戻すようにしてやる必要
がある。
【0116】ところで、エンジンEのトルクTEと電動
機MのトルクTM、それに発電機GのトルクTGの分担状
態は、BATの充電量の他に、運転状態の関数としても
変化する。ここで、自動車の駆動に使用可能なトルクT
は、 T=TE+TM−TG …(2) となる。
【0117】従って、TIC=100%、TM=100
%、TG=0のとき、トルクTが最大になることが判
る。そして、トルクTが小さいときは、発電機Gのトル
クTGを増すことができ、このとき、TG=100%とす
ると、T=TEとなり、BATの充電量は変化しないこ
とになる。ここで、BATの充電量を増すための条件
は、T<TEで、且つTM<TGとなる。
【0118】ここで、エンジンEを充電にだけ用いてい
るときには、充電完了によりエンジンEは停止される
が、しかし、停止期間が長くなると解媒コンバータやエ
ンジンの温度が低下し過ぎ、再始動したとき、かえって
エネルギーが無駄になり、性能も劣化する虞れがある。
そこで、温度が低下しすぎない前に再始動させるように
しても良い。
【0119】ところで、エンジンEは、燃料系の遅れや
可動部の慣性などによって、トルクTEの変更要求に際
しても、すぐには目標のトルクが得られない。そこで、
加速時などには、トルクTEの目標値からの誤差を電動
機MのトルクTMで補正することにより、目標のトルク
Tを速やかに得ることができる。
【0120】エンジンEと車輪3が、クラッチ18によ
って切離されているときは、 T=TM、TG=TIC …(3) となり、車輪3の駆動に用いられるトルクTは、電動機
MのトルクTMによってのみ定まる。また、電動機Mが
発電機Gとして動作しているときは、 T=TM−TG …(4) となり、トルクTGが一定のときは、トルクTMによって
定まる。
【0121】ここで、エンジンEと発電機M、発電機
G、それに車輪3は振動系を構成しているので、電動機
MのトルクTMと、発電機GのトルクTGを制御して振動
を抑制することができる。上述したように、トルク管理
プログラムは、運転状態(運転要求)、BATの充電状態
によって、それぞれのトルクTE、TM、TGを決定する
が、このトルク管理プログラムを、目標のトルクTを得
るためのトルクTE、TM、TGを決定するプログラム
と、エンジンEと発電機M、発電機Gの応答遅れを補償
するためのプログラムと、駆動系の振動抑制のプログラ
ムとで構成する。
【0122】ここで、このような振動系では、可動部の
慣性をI、変位をx、時間をt、そして、μ、kを定数
とすると、
【0123】
【数5】
【0124】となる。そこで、この系で変位xの変動を
低減するためには、エンジントルクTEのステップ的変
化に対して、
【0125】
【数6】
【0126】に相当する大きさのトルクTMを、電動機
Mから与えて修正してやればよい。この振動の周波数は
4Hz程度であるので、0.4Hz でトルクTMが更新
される。
【0127】ところで、このプログラムは、所定の時間
ごとに結果を出す。これに対して、燃料噴射指令のプロ
グラムは、エンジンのクランク角度ごとに結果を出す。
ところで、通常、タスク管理プログラムは、CPUの処
理時間を一定の長さに分割し、これをタスク、スレッド
が次々に使うようにした、タイムスライス方式になって
おり、このため、時間ごとに結果を出すプログラムには
適している。
【0128】これに対して、クランク角度毎に結果を出
すプログラムでは、回転速度が高くなるにつれ時間間隔
が小さくなるので、上記のタイムスライス方式では処理
しきれなくなるので、このときには、タスク管理プログ
ロムの優先度を上げて処理を早めるようにしてやれば良
い。
【0129】図1に戻り、ここでコントロールユニット
5は、図示してないキースイッチがオンされて電源が供
給されることにより動作を開始するが、このとき、まず
CPU13がシステムを初期化するプロセス0を作り、
このプロセス0が子プロセスをフォークしてプロセス1
を作る。そして、このプロセス1がシステム内のすべて
のプロセスの親となり、ここで、コマンドプロセッサが
起動され、その後、トルク管理プログラムなどが実行さ
れることになる。
【0130】一方、キースイッチがオフされると電源が
しゃ断されて動作が停止されるが、このとき、車の走行
中は、コントロールユニット5の電源は切れないように
保護されており、停止後、アプリケーションプログラミ
ングインターフェースの1つによってプロセスを終了さ
せる。その後、exit system callを実行し、プロセス
0、1を終了させるのである。
【0131】次に、この実施形態では、自動車走行路の
前方に長い下り坂があったときは、その手前で電動機M
による走行を多用させ、これにより予めBATの電力を
放電させておき、下り坂に入ったとき充電モードにする
ことによってエンジンブレーキをきかせ、燃費を低減す
ることができるようにしてある。
【0132】ここで、自動車走行路の前方に下り坂があ
るか否かの情報は、ナビゲーションシステムの地図から
容易に得ることができる。図14(a)に示すように、ナ
ビゲーション・システムを設け、必要な情報を通信制御
装置によってデータ、コードを分解し、データ伝送回線
に送り出す。一方、コントロールユニット5は、データ
伝送回線を介して送られてくるデータを通信制御装置に
よって取り込み、それを主記憶装置に転送し、これによ
り上記の情報を得るのである。このとき、コントロール
ユニット5では、CPU13を複数個用意しておき、障
害が発生した場合、直ちに残りの装置でシステムが再構
成されるようにしてある。
【0133】ナビゲーションシステムがポーリングを受
けると、所定のメッセージが通信制御装置を介してコン
トロールユニット5の主記憶装置10内に用意してある
バッファに入ってくる。その後、補助記憶装置17の処
理待ち行列に入り、この後、主記憶装置10の処理待ち
行列に貯えられることになる。このとき、GETマクロ
命令により、待ち行列からメッセージを作業域に入れて
処理するようになっている。
【0134】ところで、このナビゲーションシステムか
らは、市街地に入ったときを把握して、「静かに」など
のメッセージも入力されるようにすることができるの
で、このメッセージに応じて電動機Mによる走行を優先
させるようにする制御を適用するようにしても良い。
【0135】ここで、いくつかあるプログラムからのデ
ータ要求速度の方が、記憶装置のデータをアクセスする
速度よりも早いと、待ち行列ができてしまうので、配慮
を要する。
【0136】ナビゲーションシステムからは種々のメッ
セージがキューに書き込まれ、キューを所有するプロセ
スがこれを読み出すようになっているが、このとき、メ
ッセージは先入れ先出し方式により読出される。
【0137】また、図15(b)に示すように、システム
としては、ナビゲーションシステムのほか、前方監視シ
ステムやアンチロックブレーキシステムが設けられ、前
方監視システムからは「停止」、アンチロックブレーキ
システムからは、「エンジンブレーキ停止」などのメッ
セージが送られてくる。そこで、この場合には、これら
のメッセージによって、エンジントルクTE、電動機ト
ルクTM、それに発電機トルクTGが制御されるようにな
っている。
【0138】このとき、キューには、上記したメッセー
ジ情報の他に、書込みプロセスのIDに関する情報が入
り、これによりメッセージが識別できるようになってお
り、従って、優先度順に読み出すことができる。
【0139】また、このとき、ナビゲーションシステ
ム、前方監視システム、アンチロックブレーキシステム
のプロセスからは、キーにメッセージを書き込むことが
できるだけになっており、トルク管理プログラムのプロ
セスからだけ、読み出すことができる。
【0140】ところで、エンジンEによって発電機Gを
駆動し、BATの電力で電動機Mを働かせ、この電動機
Mのトルクだけで走行駆動しているときは、小さな車両
の負荷変動は、電動機Mを力行制御することによるBA
Tの充電と、電動機Mを回生制御することによるBAT
の放電により補償することができる。
【0141】すなわち、電動機Mのトルクだけで走行し
ているときは、図16の実線で示すように、電動機Mの
出力は負荷(走行抵抗など)の変動に対応して細かく変化
するが、この変動に対しては、図示のように、BATの
充電と放電による電動機Mのトルク制御により対応さ
せ、この間、エンジンEの出力は、破線で示すように、
ほぼ平均的な値に保たれるように制御するのである。
【0142】このような制御によれば、自動車の走行状
態に係わらず、エンジンEの回転速度をほぼ一定に保持
でき、この結果、効率の良い運転が得られ、且つ回転速
度の変動に伴う排ガスの悪化を充分に抑えることができ
る。この図16に示した制御を得るためには、電動機M
の出力にフィルタを掛けるなどして平均出力値を求め、
エンジンEの出力が、この平均出力値に収斂するよう
に、エンジンEを制御してやれば良い。
【0143】なお、このとき、電動機Mのトルク制御は
繁忙になるが、しかし、電動機の制御応答性は充分に高
いので問題は無く、他方、エンジンEは、発電機Gを駆
動してBATを充電するためだけに用いられるので、負
荷変動は少なく、頻繁な制御をしないで済む。
【0144】
【発明の効果】本発明によれば、まず、標準的な構成
で、且つ多機能の制御装置を用意し、駆動装置の多く
に、この標準的な構成の制御装置を適応するようにした
ので、ハード面での信頼性を充分に向上させることがで
きる。
【0145】次に、本発明によれば、複数のプログラム
を使用するシステムにおいても、それらが相互に干渉す
るのを確実に防止できるので、ソフト面での信頼性を充
分に向上させることができ、この結果、内燃機関と電動
機の制御を必要とするハイブリッド自動車に適用するこ
とにより、高い安全性を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車の駆動力制御装置が適用さ
れたハイブリッド自動車の一例を示す構成図である。
【図2】本発明の実施形態におけるコントロールユニッ
トの一例を示す説明図である。
【図3】本発明の実施形態における高速出力ユニットの
一例を示す説明図である。
【図4】本発明の実施形態における入力回路と出力回路
の一例を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施形態における回路切換処理の説
明図である。
【図6】ガソリンエンジンの制御動作を説明するための
特性図である。
【図7】本発明の一実施形態におけるプログラムの説明
図である。
【図8】本発明の一実施形態におけるプログラムの多重
処理の説明図である。
【図9】本発明の一実施形態におけるタスク・ステート
・セグメントの説明図である。
【図10】本発明の一実施形態におけるタスクの動作説
明図である。
【図11】本発明の一実施形態における優先処理の説明
図である。
【図12】本発明の一実施形態におけるスレッド処理の
説明図である。
【図13】本発明の一実施形態における複数のプログラ
ムの処理説明図である。
【図14】本発明の一実施形態におけるトルク分担の説
明図である。
【図15】本発明の一実施形態におけるナビゲーション
・システムとの接続形態の説明図である。
【図16】本発明の一実施形態におけるエンジンと電動
機の制御態様の一例を示す特性図である。
【符号の説明】
1 エンジンE 2 電動機M 3 車輪 4 バッテリBAT 5 コントロールユニット 6 アクセルペダルの踏込量センサ 7 車輪速センサ 8 燃料バルブ 9 電圧制御器 10 主記憶装置 11 エンジンの回転速度センサ 13 中央演算処理ユニットCPU 14 発電機G 15 第1のクラッチC1 16 バッテリの充電センサ 17 補助記憶装置 18 第2のクラッチC2
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大須賀 稔 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも制御用のプログラムを処理す
    る中央演算処理ユニットと出力ユニット、それに入力ユ
    ニットを備えた自動車の駆動力制御装置において、 出力ポート、入力ポートに接続されているフィルタ、コ
    レクタ出力、ドライバ回路の配線を接続、切断すること
    によって、異なる駆動装置に適応できるようにした自動
    車の駆動力制御装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも制御用のプログラムを処理す
    る中央演算処理ユニットと出力ユニット、それに入力ユ
    ニットを備えた自動車の駆動力制御装置において、 各々のタクスに固有なアドレス空間が記述されたセグメ
    ントベースアドレスによって目的とする物理アドレスを
    得る手段を具備し、 角度ベースのプログラムと時間ベースのプログラムを実
    行する自動車の駆動力制御装置。
JP8274896A 1996-04-04 1996-04-04 自動車の駆動力制御装置 Pending JPH09275602A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000102107A (ja) * 1998-09-28 2000-04-07 Hitachi Ltd 駆動力制御装置およびそれを用いたハイブリッド車

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JP2000102107A (ja) * 1998-09-28 2000-04-07 Hitachi Ltd 駆動力制御装置およびそれを用いたハイブリッド車

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