JPH0927538A - 四隅が支持されて持ち上げられた基板のたわみ軽減方法および枚葉式基板処理装置 - Google Patents

四隅が支持されて持ち上げられた基板のたわみ軽減方法および枚葉式基板処理装置

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JPH0927538A
JPH0927538A JP17762295A JP17762295A JPH0927538A JP H0927538 A JPH0927538 A JP H0927538A JP 17762295 A JP17762295 A JP 17762295A JP 17762295 A JP17762295 A JP 17762295A JP H0927538 A JPH0927538 A JP H0927538A
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JP
Japan
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substrate
glass substrate
inert gas
processing chamber
mounting table
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Application number
JP17762295A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Miyake
俊行 三宅
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/133302Rigid substrates, e.g. inorganic substrates

Abstract

(57)【要約】 【課題】 近年のLCD用ガラス基板の大型化、薄型化
に対応し、四隅が支持されて持ち上げられた基板のたわ
みを簡単に軽減し得る方法を提案し、枚葉式基板搬送装
置の大型化や処理ムラを招来することなく、基板のたわ
みによる基板搬送時の基板の破損を低減する。 【解決手段】 枚葉式基板搬送装置であるドライエッチ
ング装置の処理室11のステージ17に、不活性ガス噴
き出し孔4…を形成し、ガラス基板搬送ロボット21に
よるガラス基板1の出し入れ時、四隅を昇降ピン14…
で支持されたガラス基板1の下をガラス基板搬送ロボッ
ト21の載置台22が移動する際、ガラス基板1の裏面
中心部付近に上記不活性ガス噴き出し孔4…より不活性
ガスを噴きつける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶ディス
プレイ(以後、LCD(Liquid Crystal Disuplay) と記
す) 用ガラス基板といった平板状の基板を四隅を支持し
た状態で持ち上げた際に生じる基板のたわみを軽減する
方法に関するものであり、また、そのたわみ軽減方法が
採用された、例えばLCD製造の際にLCD用ガラス基
板に各種薄膜を成膜するために用いられる枚葉式のCV
D(Chemical Vapor Deposition) 装置、スパッタ装置、
並びにドライエッチング装置等の枚葉式基板処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を、枚葉式基板処理装置の一
種であるドライエッチング装置を例に説明する。従来の
LCD製造装置のドライエッチング装置は、例えば図1
0に示すように、ガラス基板60に対してドライエッチ
ング処理を行う処理室61と、ガラス基板60の出し入
れを行うロードロック室(図示せず)と、上記処理室6
1とロードロック室を結ぶガラス基板搬送室63とを備
えている。処理室61の底部には排気管61bが設けら
れており、処理室61はこの排気管61bを介して高真
空排気されるようになっている。また、ガラス基板搬送
室63の底部には排気管63bが設けられており、ガラ
ス基板搬送室63はこの排気管63bを介して排気され
るようになっている。
【0003】上記処理室61とガラス基板搬送室63と
は、ガラス基板60を出し入れする開口部65を介して
連通されている。開口部65近傍のガラス基板搬送室6
3内には、処理室61とガラス基板搬送室63とを仕切
る仕切り弁66が摺動自在に設けられている。仕切り弁
66は、処理室61にてドライエッチング処理を行う際
には、開口部65を閉じて処理室61を密閉する一方、
ガラス基板60の出し入れを行う際には開口部65を開
いて処理室61を開放するとともに、処理室61とガラ
ス基板搬送室63とを連通させるようになっている。
【0004】ガラス基板搬送室63はその中央部に、処
理室61とロードロック室との間でガラス基板60を搬
送するガラス基板搬送ロボット71を備えており、この
ガラス基板搬送ロボット71には、ガラス基板60を載
置する載置台72が備えられている。
【0005】ガラス基板搬送ロボット71は、アーム部
73等を駆動させることにより、載置台72を図に示す
矢印C方向に移動させて、ガラス基板60を搬送するよ
うになっている。つまり、ガラス基板搬送ロボット71
により、処理室61に対するガラス基板60の出し入れ
がなされる。
【0006】処理室61は、ガラス基板60を載置する
ステージ62と、ステージ62に対向して配された上部
電極74と、ステージ62上でガラス基板60を支持す
る昇降ピン64…を備えている。処理室61からガラス
基板60を搬出する際は、ステージ62から昇降ピン6
4…を上昇させて、ガラス基板60の四隅を昇降ピン6
4…で支持してステージ62から持ち上げ、ガラス基板
搬送ロボット71の載置台72がガラス基板60の下の
所定の位置に移動して来るのを待って、昇降ピン64を
下降させ載置台72にガラス基板60を載せる。また、
搬入したガラス基板60をステージ62に載せる際も、
昇降ピン64…を上昇させて、ガラス基板60の四隅を
支持して載置台72から持ち上げ、載置台72が処理室
61から退避するのを待って昇降ピン64…を下降させ
ステージ62に載せる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように昇降ピン64…にてガラス基板60の四隅を支持
してステージ62から持ち上げ、その下を載置台72が
移動する構成では、近年のガラス基板の大型化、薄型化
に伴い、ガラス基板60のたわみ量が大きくなるため、
ガラス基板60のたわんだ部分に載置台72が接触し、
ガラス基板が破損するといった問題が発生している。
【0008】例えば、四隅を支持した状態でのガラス基
板中央部のたわみ量は、縦×横が360mm×465mm、
厚さが1.1mmのガラス基板では2.3mmであるのに対し、
縦×横が同じで厚さが0.7mmのガラス基板では5.4mmで
ある。さらに、厚さが0.7mmで縦×横が500mm×60
0mm以上になると、たわみ量は1cmを超えるようにな
る。
【0009】したがって、前述のように昇降ピン64…
で四隅を支持されたガラス基板60の下を、ガラス基板
搬送ロボット71の載置台72が出入りする際に、載置
台72とガラス基板60とが接触するといったことが生
じるわけである。
【0010】なお、載置台72とガラス基板60との接
触を防ぐ対策として、昇降ピン64…の位置の変更や本
数の増加が考えられるが、昇降ピン64…が載置台72
の移動経路上に位置しないように考慮する必要があり、
また、多くの場合ステージ62が下部電極を兼ねてお
り、その場合は、処理ムラを防ぐために昇降ピン64…
はできるだけ隅に配置し、本数を少なくする必要があ
る。したがって、昇降ピン64…の位置の変更や本数の
増加では、思うように載置台72とガラス基板60との
接触を防ぐことができない。
【0011】また、昇降ピン64…の長さを長くすると
いう対策も考えられるが、この場合も上記と同様処理ム
ラを防ぐために昇降ピン64…の断面積をできるだけ小
さくする必要があるので、断面積の小さい昇降ピン64
…が長くなるとガラス基板60の支持が不安定になり、
ガラス基板60の落下、破損の虞れが生じるとともに、
当然、処理室61の更なる大型化を招くことになる。
【0012】本発明は、上記の問題点に鑑み成されたも
のであり、その目的は、近年のLCD用ガラス基板の大
型化、薄型化に対応し、四隅が支持されて持ち上げられ
た基板のたわみ軽減方法を提案するとともに、この方法
を適用し、搬送する基板がたとえ大型・薄型のガラス基
板であっても、装置の大型化や処理ムラを招来すること
なく、基板搬送手段の載置台と基板との接触を回避し
て、安定して基板を搬送し得る枚葉式基板処理装置を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る四
隅が支持されて持ち上げられた基板のたわみ軽減方法
は、上記の課題を解決するために、四隅が支持されて持
ち上げられた平板状の基板に対して、基板の裏面中心部
付近に下方からガスを噴きつけることで、基板に発生し
たたわみを軽減することを特徴としている。
【0014】これによれば、四隅を支持されて最もたわ
んでいる中心部付近に、下方からガスが噴きつけられ、
噴きつけられたガスの風圧によりガラス基板のたわみを
軽減するようになっている。これにより、四隅が支持さ
れて持ち上げられた平板状の基板に発生したたわみを、
基板の支持位置を変更したり支持点を増加させたりする
ことなく、簡単に軽減することができる。
【0015】請求項2の発明に係る枚葉式基板処理装置
は、上記の課題を解決するために、ステージ上に載置さ
れた平板状の基板に対して所定の処理を施す処理室と、
この処理室に上記基板を載置台に載せた状態で搬入出す
る基板搬送手段を有した搬送室とを備え、上記処理室
に、基板搬送手段による基板の搬入出時に、載置台から
ステージへ、或いはステージから載置台へと基板を移す
べく、基板の四隅を支持して基板をステージ上から持ち
上げる基板持ち上げ手段が備えられている枚葉式基板処
理装置において、上記処理室に、基板搬送手段による基
板の搬入出時に、上記基板持ち上げ手段にて持ち上げら
れた基板の裏面中心部付近にステージ側から不活性ガス
を噴きつける第1不活性ガス噴きつけ手段が設けられて
いることを特徴としている。
【0016】これによれば、基板持ち上げ手段にて持ち
上げられた基板の下を、基板搬送装置の載置台が移動す
る間、第1不活性ガス噴きつけ手段により、基板の裏面
中心部付近に不活性ガスが噴きつけられるようになって
いる。したがって、噴きつけられた不活性ガスの風圧に
より基板のたわみは軽減されるので、持ち上げ手段の支
持位置を変更したり、支持点を増加させたり、あるいは
より高く基板を持ち上げたりすることなく、基板搬送手
段の載置台と基板との接触を回避することが可能とな
り、接触による基板の破損等を効果的に防止することが
できる。
【0017】しかも、この場合、噴きつけるガスに不活
性ガスを用いているので、処理室内にこのガスが残留し
た場合においても、残留ガスが上記処理に対して悪影響
を及ぼすことはない。したがって、長期間安定して可動
させることができるとともに、基板に対して安定して所
定の処理を施すことができる。
【0018】請求項3の発明に係る枚葉式基板処理装置
は、上記の課題を解決するために、請求項2に記載の構
成において、上記基板搬送手段の載置台に、基板のたわ
みが許容範囲にあるか否かを検知する検知手段が設けら
れ、上記第1不活性ガス噴きつけ手段は、上記検知手段
にてたわみが許容範囲を超えていることが検知された場
合にのみ不活性ガスを噴きつけるようになっていること
を特徴としている。
【0019】これによれば、検知手段にて基板のたわみ
が許容範囲にあるか否かが検知され、検知手段にてたわ
みが許容範囲を超えている場合のみ、第1不活性ガス噴
きつけ手段が基板に対して不活性ガスを噴きつけるよう
になっている。したがって、上記請求項2の構成による
作用に加えて、不活性ガスの無駄な消費がなくなるの
で、不活性ガスの消費量を節約することができ、ランニ
ングコストを削減できる。
【0020】請求項4の発明に係る枚葉式基板処理装置
は、上記の課題を解決するために、請求項2に記載の構
成において、上記処理室に、第1不活性ガス噴きつけ手
段が基板の裏面に不活性ガスを噴きつける際に、処理室
上部から基板の表面四隅に不活性ガスを噴きつける第2
不活性ガス噴きつけ手段が設けられていることを特徴と
している。
【0021】これによれば、第1不活性ガス噴きつけ手
段が基板の裏面に不活性ガスを噴きつける際、基板の上
方に設けられた第2不活性ガス噴きつけ手段が、基板の
表面四隅に不活性ガスを噴きつけるようになっている。
したがって、請求項2の構成による作用に加えて、第2
不活性ガス噴きつけ手段からのガスの風圧にて上から四
隅が押さえつけられるので、第1不活性ガス噴きつけ手
段による下からの風圧にて基板が基板持ち上げ手段から
浮き上がるといったことを防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1な
いし図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。本
実施の形態に係る枚葉式基板処理装置に適用されてい
る、本発明の概念は、図1(a)に示すように、ガラス
基板1の裏面が底面3に触れないようにガラス基板1の
四隅を支持部材2…で支持してガラス基板1を持ち上げ
た場合に発生するガラス基板1のたわみを、同図(b)
に示すように、ガラス基板1の裏面の中央部付近にガス
を矢印のように噴きつけ、その風圧によって軽減すると
いったものである(T2 <T1 )。
【0023】なお、本実施の形態では、上記のたわみ軽
減方法を、枚葉式基板処理装置としての薄膜形成装置の
一種であるドライエッチング装置に適用した場合につい
て説明するが、本発明の適用範囲は、何らこれに限定さ
れるものではなく、ドライエッチング装置の他、例え
ば、プラズマCVD装置やスパッタ装置等に好適に適用
することができる。
【0024】本実施の形態のドライエッチング装置は、
クラスタ型の枚葉式であり、図2、図3に示すように、
ガラス基板1に対してプラズマエッチング等のドライエ
ッチング処理を行う処理室11を3つと、ガラス基板1
の出し入れを行うロードロック室12と、上記処理室1
1とロードロック室12とを結ぶガラス基板搬送室(搬
送室)13とを備えている。
【0025】ロードロック室12は、真空予備室であ
り、処理室11を大気中に開放しないでガラス基板1の
取り入れ、取り出しを行うことを目的として設けられて
いる。ガラス基板搬送室13は、その中央部に、各処理
室11とロードロック室12との間でガラス基板1を搬
送するガラス基板搬送ロボット(基板搬送手段)21を
備えている。このガラス基板搬送ロボット21は、ガラ
ス基板1を載置するコ字型の載置台22を有している。
【0026】処理室11とガラス基板搬送室13とは、
開口部15を介して互いに連通されている。開口部15
は、ガラス基板1の出し入れが円滑に行われるように、
ガラス基板1を載置した載置台22が通過可能な大き
さ、および形状に形成されている。開口部15における
ガラス基板搬送室13側には、開口部15を閉じること
により、処理室11とガラス基板搬送室13とを仕切る
仕切り弁(ゲートバルブ)16が摺動自在に設けられて
いる。上記の仕切り弁16は、図示しない仕切り弁駆動
装置により駆動され、処理室11にて上記処理を行う際
には、開口部15を閉じて処理室11を密閉する一方、
ガラス基板1の出し入れを行う際には、開口部15を開
いて処理室11を開放するとともに、処理室11とガラ
ス基板搬送室13とを連通させるようになっている。
【0027】同様に、ロードロック室12とガラス基板
搬送室13とは、特に図示してはいないが、開口部を介
して互いに連通されており、その開口部も、ガラス基板
1を載置した載置台22が通過可能な大きさおよび形状
に形成されている。そして、開口部におけるガラス基板
搬送室13側には、開口部を閉じることによりロードロ
ック室12とガラス基板搬送室13とを仕切る仕切り弁
(図示せず)が摺動自在に設けられており、仕切り弁
は、ロードロック室12に対してガラス基板1の出し入
れを行う際には、開口部を開いてロードロック室12と
ガラス基板搬送室13とを連通させる一方、通常は開口
部を閉じている。
【0028】上記処理室11は処理チャンバとなってお
り、筺体11a内に、ガラス基板1を載置するステージ
17と、このステージ17と対向して設けられた上部電
極18とを収容している。
【0029】ステージ17および上部電極18は、例え
ば、処理室11がカソード・カップリング型にて処理を
行う場合には、ステージ17側に直流成分を遮断するブ
ロッキング・コンデンサおよび整合器(いずれも図示せ
ず)を介してRF(高周波)電源が接続されており、上
部電極18側は接地されている。そして、ステージ17
と上部電極18との間にRF電界を印加することによ
り、筺体11a内に存在する希薄なエッチングガスを放
電解離させてプラズマを発生させ、このプラズマを利用
してドライエッチングを行うようになっている。なお、
処理室11にて行われる処理は、カソード・カップリン
グ型で実施される処理に限定されるものではなく、した
がって、ステージ17および上部電極18に対する電気
的な接続は、上記例示に限定されるものではない。ま
た、エッチングガスは特に限定されるものではない。
【0030】また、ステージ17には、処理時において
ステージ17上に載置されたガラス基板1を最適の温度
に加熱するための加熱装置(図示せず)、ステージ上で
ガラス基板1を支持する4本の昇降ピン14…、および
不活性ガスを噴きつけるための不活性ガス噴き出し孔4
…が配設されている。なお、図3中の19は処理室11
内を真空に保つためのOリングである。
【0031】上記昇降ピン14…は、図示しない昇降ピ
ン駆動装置によって駆動され、ガラス基板1を処理室1
1に搬入出する際上昇し、図4に示すようにガラス基板
1の四隅を支持して、ガラス基板1をステージ17上か
ら持ち上げるようになっている。つまり、昇降ピン14
…と昇降ピン駆動装置とによって、基板持ち上げ手段が
構成されている。なお、通常は、図3に示すように、昇
降ピン14…はステージ17に収納されている。
【0032】不活性ガス噴き出し孔4…は、ステージ1
7上方に持ち上げられているガラス基板1の中央部付近
にガスを噴きつけられれば良く、例えば図5(a)(b)
に示すように、ステージ17上面のクロスハッチングを
つけた部分に適当な間隔で形成される。その場合、不活
性ガス噴き出し孔4の大きさは、処理ムラを防ぐために
できるだけ小さい方が望ましい。なお、不活性ガス噴き
出し項4…の配置例としては、図5(a)(b)の例に限
らず、さまざまな配置が考えられる。
【0033】また、筺体11aの底部には、図3に示す
ように、図示しない排気装置に導かれた排気管11bが
設けられており、処理室11は、この排気管11bを介
して高真空排気されるようになっている。この排気管1
1bには、図示しない排気調節弁が設けられており、こ
の排気調節弁にて排気装置の排気能力が調整されること
により、筺体11a内の真空のコンダクタンス(conduc
tance)が調節される。
【0034】筺体11a内の圧力は100mTorr〜20
00mTorrが好適である。また、排気装置には、圧力計
が取り付けられており、この圧力計によって測定された
圧力データは、図示しない制御装置に入力されるように
なっている。
【0035】また、筺体11aの上部は、ドライエッチ
ング等の処理に必要なエッチングガスを供給する供給孔
(図示せず)が設けられている。筺体11aの下部に
は、枝分かれする形で上記の不活性ガス噴き出し孔4…
が構成されるガス導入管30が設けられており、このガ
ス導入管30は、マスフローコントローラ(流量制御装
置)31を介して図示しないガス供給装置に接続されて
いる。したがって、不活性ガス噴き出し孔4…に導入さ
れるガスの流量は、マスフローコントローラ31により
適宜調節されるようになっている。
【0036】ガス導入管30を介して供給されるガス
は、上述したドライエッチングやプラズマCVD等の処
理を行う際に、該処理系に対して不活性な物質であれ
ば、特に限定されるものではない。不活性ガスを用いる
ことにより、上記処理を行う際における、処理室11内
に残留するガスの影響を低減させることができる。この
ようなガスとしては、具体的には、例えばAr(アルゴ
ン)やKr(クリプトン)等の希ガス、N2 (窒素)ガ
ス等が挙げられる。
【0037】上記マスフローコントローラ31、ガス供
給装置、排気装置、および制御装置等により、処理室1
1にて、ステージ17からガラス基板1の裏面中心部付
近に不活性ガスを噴きつける本発明の第1不活性ガス噴
きつけ手段が構成されている。なお、制御装置は、上記
の仕切り弁駆動装置や加熱装置、ガラス基板搬送ロボッ
ト21等の動作も制御して、処理室11にて行われるド
ライエッチング処理の処理動作を制御するものでもあ
る。
【0038】一方、ガラス基板搬送室13には、筺体1
3a内に、上述した仕切り弁16と、ガラス基板1を搬
送するガラス基板搬送ロボット21とが収容されてい
る。上記筺体13a底部の所定位置には、排気調節弁で
あるバタフライ弁35を有する排気管36が設けられて
おり、この排気管36は図示しない排気装置に導かれて
いる。バタフライ弁35は、その角度を適宜調節するこ
とにより、排気装置の排気能力を調整し、これにより筺
体13a内の真空のコンダクタンスを調節するようにな
っている。
【0039】また、筺体13aの底部には圧力計37が
取り付けられている。圧力計37によって測定された圧
力データは上記の制御装置に入力される。制御装置はこ
の圧力計37と、処理室11側の圧力計とによって測定
された圧力データに基づいて上記のマスフローコントロ
ーラ31やバタフライ弁35、排気装置等の動作を制御
するようになっている。つまり、筺体13a内の真空の
コンダクタンス、すなわち、ガラス基板搬送室13内の
圧力は、上記の圧力データに基づいて、制御装置がバタ
フライ弁35、排気装置等の動作を制御することにより
調整される。
【0040】ガラス基板搬送ロボット21は、枚葉式ガ
ラス基板搬送装置であり、図2、図3に示すように、回
動軸23aを有する回動装置23と、アーム部24・2
5と、連結部22aと、載置台22とからなっている。
アーム部24は、回動装置23に、図2に示す矢印A方
向に回動自在に取り付けられており、アーム部25はア
ーム部24に回動自在に取り付けられている。そして、
載置台22は、連結部22aを介してアーム部25に回
動自在に取り付けられている。なお、図3において、筐
体13aと回動装置23との間に設けられているリング
38は、ガラス基板搬送室13とガラス基板搬送ロボッ
ト21本体との間をシールするものである。
【0041】また、アーム部24内部には、図6に示す
ように、上記の回動軸23aに固着された歯車26と、
アーム部25の支軸25aに固着された歯車28と、歯
車26・28間に巻き掛けられたベルト27とが配設さ
れている。歯車26・28は、例えば合成樹脂からなっ
ている。ベルト27は、例えば柔軟性を有する合成樹脂
からなっており、その内側に歯車26・28とかみ合う
溝(歯)が複数形成されている。
【0042】そして、回動装置23の回動軸23aが回
動すると、歯車26、ベルト27、歯車28、支軸25
a、および連結部22a等を介して載置台22が、例え
ば図3に示す矢印B方向に移動され、処理室11または
ロードロック室12に対するガラス基板1の出し入れが
なされるようになっている。つまり、例えば処理室11
での処理動作の前後において、回動軸23aが回動する
と、この回動動作によりアーム部24・25が回動さ
れ、載置台22が所望の位置に配設されるとともに、該
載置台22が処理室11またはロードロック室12に対
して出し入れされるようになっている。上記動作によ
り、処理室11とロードロック室12との間でガラス基
板1が搬送される。
【0043】また、ガラス基板搬送ロボット21の載置
台22は、図2に示すようなコ字型、或いは図7(a)
(b)に示すような、穴のあいた形状を有している。前
記した処理室11のステージ17上に形成された不活性
ガス噴き出し孔4…は、この載置台22の穴の位置に合
わせて配置されており、載置台22が移動している間、
載置台22に遮られることなくガラス基板1に不活性ガ
スを噴きつけることができるようになっている。これに
より、載置台22に不活性ガスが遮られ、その部分で載
置台22とガラス基板1とが接触するといったことを防
ぐことができる。
【0044】次に、上記構成のドライエッチング装置を
用いて、ガラス基板1上に形成されたTa(タンタル)
薄膜にドライエッチング処理を施す際の処理工程につい
て以下に説明する。なお、以下の説明においては、CF
4 (四フッ化炭素)ガスを用いたドライエッチング処理
を例に挙げることとする。また、不活性ガス噴き出し孔
にはArガスが供給されるものとする。
【0045】まず、所定の手法によってTa薄膜が形成
されたガラス基板1上に、フォトレジストからなり微細
なパターンを有するマスクパターンが載置され、このガ
ラス基板1がロードロック室12の所定位置に載置され
る。すると、制御装置の制御によってガラス基板搬送ロ
ボット21の回動装置23が駆動され、回動装置23の
回動動作により載置台22等が駆動されて、載置台22
にガラス基板1が載置される。なお、このとき仕切り弁
16によって開口部15は閉じられている。したがっ
て、処理室11は密閉されており、高真空排気されて所
定の圧力に保たれている。
【0046】次いで、制御装置の制御によってガラス基
板搬送ロボット21が駆動され、ガラス基板搬送ロボッ
ト21は、ロードロック室12からガラス基板搬送室1
3にガラス基板1を搬送する。ガラス基板1がガラス基
板搬送室13に搬送されると、ロードロック室12とガ
ラス基板搬送室13とを結ぶ開口部が仕切り弁(図示せ
ず)によって閉じられ、ロードロック室12は密閉され
る。そして、制御装置がバラフライ弁35、排気装置等
の動作を常に制御することにより、筺体13a内が所定
の圧力に調整される。なお、これらの動作の間も処理室
11は所定の圧力に保たれている。
【0047】続いて、仕切り弁16が摺動されて開口部
15が開き、処理室11が解放されると、ガラス基板搬
送ロボット21はガラス基板搬送室13から処理室11
にガラス基板1を搬送する。
【0048】まず、ガラス基板搬送ロボット21の載置
台22等が駆動されて、処理室11内の所定の位置まで
移動する。次いで昇降ピン14…が上昇し、ガラス基板
1の四隅を支持して載置台22から持ち上げると、載置
台22が処理室11から退避する。この間、ステージ1
7の不活性ガス噴き出し孔4…は、マスフローコントロ
ーラ31を介してArガスが供給され、図4の上向きの
矢印で示されるようにガラス基板1の裏面に該Arガス
を噴きつける。これにより、ガラス基板1のたわみ量が
軽減されるので、ガラス基板1と載置台22とは接触し
ない。載置台22が退避すると、仕切り弁16が摺動さ
れて開口部15が閉じられ、処理室11が密閉される。
また、Arガスの噴きつけが終了し、昇降ピン14…が
下降して、ガラス基板1が処理室11のステージ17上
に載置される。なお、不活性ガス噴き出し孔4…より噴
きつけられたArガスは、図4の下向きの矢印で示され
るように排気管11bを介して排気される。
【0049】次に、処理室11にてドライエッチング処
理が行われる。すなわち、図示しない供給孔を介してエ
ッチングガスであるCF4 ガスを筺体11a内に供給す
るとともに、排気調節弁にて排気装置の排気能力を調整
し、筺体11a内の圧力を100mTorr〜2000mTo
rrに調節する。その後、ステージ17と上部電極18と
の間にRF電界を印加することにより、筺体11a内に
存在する希薄なCF4ガスを放電解離させてプラズマを
発生させる。プラズマ中においては、上記電界により加
速された電子がCF4 分子に衝突し、これにより反応性
の高いフッ素原子が発生する。そして、上記のフッ素原
子がガラス基板1表面に到達し、Taと反応することに
より反応生成物であるフッ化タンタル(TaFx)が生
成する。このフッ化タンタルは、筺体11a内が高真空
かつ高温であるので昇華しガラス基板1の表面から離れ
る。これによりTa薄膜のドライエッチングが行われ
る。
【0050】上記のドライエッチング処理が終了する
と、ガラス基板1を処理室11から搬出する。まず、昇
降ピン14…がガラス基板1の四隅を支持して上昇す
る。次いで仕切り弁16が摺動されて開口部15が開
き、ガラス基板搬送ロボット21の載置台22等が駆動
されて、ガラス基板1の下の所定の位置に移動する。こ
の間、ガラス基板1搬入時と同様、ステージ17の不活
性ガス噴き出し孔4…には、マスフローコントローラ3
1を介してArガスが供給され、図4の上向きの矢印で
示されるようにガラス基板1の裏面にArガスを噴きつ
ける。これにより、ガラス基板1のたわみ量が軽減され
るので、ガラス基板1と載置台22とは接触しない。次
に昇降ピン14…が下降してガラス基板1を載置台22
に載置すると、Arガスの噴きつけが終了する。そし
て、載置台22は処理室11から退避し、ガラス基板1
をガラス基板搬送室13に搬送する。その後、仕切り弁
16が摺動されて開口部15が閉じられ、処理室11は
密閉される。
【0051】次いで、ロードロック室12とガラス基板
搬送室13とを結ぶ開口部が開かれ、ロードロック室1
2にガラス基板1が搬送され、所定位置に載置される。
これにより、ガラス基板1上に形成されたTa薄膜にド
ライエッチング処理を施す際の処理工程が終了する。な
お、不活性ガス噴き出し孔4…より噴きつけられたAr
ガスは、図4の下向きの矢印で示されるように排気管1
1bを介して排気される。
【0052】以上のように、本ドライエッチング装置で
は、ガラス基板搬送ロボット21によるガラス基板1の
出し入れ時に、四隅を昇降ピン14…で支持されたガラ
ス基板1の下をガラス基板搬送ロボット21の載置台2
2が移動する際、ステージ17に設けられた不活性ガス
噴き出し孔4…より、ガラス基板1の裏面中心部付近に
不活性ガスが噴きつけられるようになっている。
【0053】したがって、ガラス基板1のたわみ量は不
活性ガス気流により軽減されることとなり、昇降ピン1
4…の配置を変更したり、昇降ピン14…を増加させた
り、あるいは昇降ピン14…の長さを長くしたりするこ
となく、ガラス基板1と載置台22との接触を回避する
ことができ、接触によるガラス基板1の損傷を防ぐこと
ができる。
【0054】また、処理室11内に上記不活性ガスが残
留した場合においても、不活性ガスであるので、このガ
スが上記処理に対して悪影響を及ぼすことはなく、長期
間安定して稼働させることができるとともに、ガラス基
板に対して安定して所定の処理を施すことができる。
【0055】なお、本実施の形態においては、Ta薄膜
をCF4 ガスを用いてドライエッチング処理する場合を
例示して説明したが、ドライエッチング処理される薄膜
は、Al(アルミニウム)、Mo(モリブデン)、W
(タングステン)、Si(ケイ素)等からなっていても
よい。また、エッチングガスは、O2 (酸素)ガス、S
2 (二フッ化イオウ)等のフッ素系ガス、Cl2 (塩
素)やHCl(塩酸)等の塩素系ガス等であってもよ
く、例えば薄膜の種類等に応じて適宜変更すればよい。
さらに、ドライエッチング処理する代わりに、フォトレ
ジストをアッシング処理することもできる。
【0056】また、本実施の形態においては、不活性ガ
ス噴き出し孔4…に導入されるガスの流量は、マスフロ
ーコントローラ31により調節される構成としたが、上
記の流量は、いわゆるオリフィスにより調節される構成
であってもよい。また、バタフライ弁35および排気装
置を用いてガラス基板搬送室13内の真空のコンダクタ
ンスを調節する代わりに、メカニカルブースタポンプを
用い、このメカニカルブースタポンプをインバータ制御
することにより排気能力を調整し、上記の真空のコンダ
クタンスを調節する構成としてもよい。その上、ガラス
基板搬送ロボット21は、ドライエッチング装置の単位
時間当たりの処理能力を高めるため、複数の載置台22
を備えた構成となっていてもよい。
【0057】〔実施の形態2〕本発明のその他の実施の
一形態について前述の図3を参照するとともに、図8に
基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本発明
の上述した実施の形態1にて示した部材と同一の機能を
有する部材には、同一の符号を付記し、その説明を省略
する。
【0058】本実施の形態に係る枚葉式基板処理装置で
あるドライエッチング装置におけるガラス基板搬送ロボ
ット21の載置台22には、図8に示すように、載置台
22とガラス基板1とが接触するかどうか、すなわち、
ガラス基板1が載置台22に接触し得る程度にまでたわ
んでいるかどうかを検知して出力する二つのセンサ(検
知手段)40・41が取り付けられている。なお、セン
サ40・41が載置台22に取り付けられている以外
は、前記の実施の形態1で示した構成と同一の構成を有
している。
【0059】載置台22のほぼ中央部に取り付けられた
センサ40は、ガラス基板1を処理室11へ搬入後、載
置台22が退避する際に、ガラス基板1のたわみ量が大
きく、載置台22に接触する程度にたわんでいることを
検知すると、検知信号を制御装置に入力するようになっ
ている。また、センサ41は、載置台22の先端部に取
り付けられており、ガラス基板1を処理室11より搬出
するため載置台22が処理室11に進入する際、ガラス
基板1のたわみ量が大きく、載置台22に接触する程度
にたわんでいることを検知すると、検知信号を制御装置
に入力するようになっている。
【0060】制御装置は、各センサ40・41からの検
知信号を受信すると、マスフローコントローラ31、ガ
ス供給装置、排気装置等を制御して、ステージ17の不
活性ガス噴き出し孔4…に不活性ガスを供給するように
なっている。
【0061】本実施の形態におけるガラス基板1の処理
室11への搬入は下記の手順で行われる(図3参照)。
まず、仕切り弁16が摺動されて開口部15が開き処理
室11が開放される。次いでガラス基板搬送ロボット2
1の載置台22等が駆動されて、処理室11内の所定の
位置まで移動する。次いで昇降ピン14…が上昇し、ガ
ラス基板1の四隅を支持して載置台22から持ち上げる
と、載置台22が処理室11から退避する。このときセ
ンサ40がガラス基板1と載置台22の接触を検知する
と、制御装置の制御によりステージ17の不活性ガス噴
き出し孔4…に、マスフローコントローラ31を介して
不活性ガスが供給され、ガラス基板1の裏面に該不活性
ガスを噴きつける。これにより、ガラス基板1のたわみ
量が軽減されるので、ガラス基板1と載置台22とは接
触しなくなる。
【0062】載置台22が退避すると、仕切り弁16が
摺動されて開口部15が閉じられ、処理室11が密閉さ
れる。また、不活性ガスの噴きつけが終了し、昇降ピン
14が下降して、ガラス基板1が処理室11のステージ
17上に載置される。なお、不活性ガス噴き出し孔4…
より噴きつけられた不活性ガスは、排気管11bを介し
て排気される。
【0063】次に、処理室11にてドライエッチング処
理が行われた後、ガラス基板1は下記の手順で処理室1
1より搬出される(図3参照)。まず、昇降ピン14…
がガラス基板1の四隅を支持して上昇する。次いで仕切
り弁16が摺動されて開口部15が開き、ガラス基板搬
送ロボット21の載置台22等が駆動されて、ガラス基
板1の下の所定の位置に移動する。このときセンサ41
がガラス基板1と載置台22とが接触することを検知す
ると、制御装置の制御によりステージ17の不活性ガス
噴き出し孔4…に、マスフローコントローラ31を介し
て不活性ガスが供給され、ガラス基板1の裏面に不活性
ガスを噴きつける。これにより、ガラス基板1のたわみ
量が軽減されるので、ガラス基板1と載置台22とは接
触しなくなる。次に昇降ピン14…が下降してガラス基
板1を載置台22に載置すると、不活性ガスの噴きつけ
が終了する。
【0064】そして、載置台22は処理室11から退避
し、ガラス基板1をガラス基板搬送室13に搬送する。
その後、仕切り弁16が摺動されて開口部15が閉じら
れ、処理室11は密閉される。なお、不活性ガス噴き出
し孔4…より噴きつけられた不活性ガスは、排気管11
bを介して排気される。
【0065】以上のように、本ドライエッチング装置で
は、ガラス基板搬送ロボット21によるガラス基板1の
出し入れ時に、四隅を昇降ピン14…で支持されたガラ
ス基板1の下をガラス基板搬送ロボット21の載置台2
2が移動する際、ガラス基板1が載置台22に接触し得
る程度に大きくたわんでいることがセンサ40・41に
て検知されると、ステージ17に設けられた不活性ガス
噴き出し孔4…より、ガラス基板1の裏面中心部付近に
不活性ガスが噴きつけられるようになっている。
【0066】これにより、前記の実施の形態1のドライ
エッチング装置と同様の作用・効果を奏することができ
るとともに、ガラス基板1と載置台22が接触するとき
のみ不活性ガスを噴きつけるので、不活性ガスの消費量
を節約することができ、ランニングコストの削減が図れ
る。
【0067】なお、本実施の形態においては、載置台2
2にガラス基板1と接触する際に信号を出力するセンサ
40・41を上記のような配置で設けた構成としたが、
センサの配置位置は、図8の例に限られるものでなはな
く、本発明の検知手段も、上記構成に限られるものでは
ない。
【0068】また、本実施の形態においても、本発明の
枚葉式基板処理装置の構成を、薄膜形成装置の一種であ
るドライエッチング装置に適用した場合について説明し
たが、本発明は、ドライエッチング装置の他、例えば、
プラズマCVD装置やスパッタ装置等に好適に適用可能
であることは言うまでもない。
【0069】〔実施の形態3〕本発明のその他の実施の
一形態について前述の図3を参照するとともに、図9に
基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本発明
の上述した実施の形態1にて示した部材と同一の機能を
有する部材には、同一の符号を付記し、その説明を省略
する。
【0070】本実施の形態に係る枚葉式基板処理装置で
あるドライエッチング装置は、図9に示すように、処理
室11内の上部に、ガラス基板1の四隅に不活性ガスを
噴きつける上部不活性ガス噴きつけ部(第2不活性ガス
噴き出し手段)45が設けられている。上部不活性ガス
噴きつけ部45は、上部電極18に設けられた上部不活
性ガス噴き出し孔42…、これら上部不活性ガス噴き出
し孔42…に不活性ガスを導入するガス導入管43、そ
の流量を調整するマスフローコントローラ44、図示し
ないガス供給装置、排気装置、および及び制御装置等か
ら構成されている。なお、上部不活性ガス噴きつけ部4
5が設けられている以外は、前記の実施の形態1で示し
た構成と同一の構成を有している。
【0071】上部不活性ガス噴き出し孔42…は、ガス
導入管43が枝分かれする形で構成されており、上記の
ガス導入管43は、マスフローコントローラ44を介し
て図示しないガス供給装置に接続されている。したがっ
て、上部不活性ガス噴き出し孔42…に導入されるガス
の流量は、マスフローコントローラ44により適宜調節
されるようになっている。そして、上部不活性ガス噴き
出し部45においては、ステージ17の不活性ガス噴き
出し孔4…からガラス基板1の裏面に不活性ガスを噴き
つけるのに合わせて、ガラス基板1の表面四隅に不活性
ガスを噴きつけるようになっている。
【0072】ガス導入管43を介して供給されるガス
は、ガス導入管30を介して供給されるガスと同様ドラ
イエッチングやプラズマCVD等の処理を行う際に、該
処理系に対して不活性な物質であれば、特に限定される
ものではない。不活性ガスを用いることにより、上記処
理を行う際における、処理室11内に残留するガスの影
響を低減させることができる。
【0073】本ドライエッチング装置におけるガラス基
板1の処理室11への搬入は下記の手順で行われる(図
3参照)。まず、仕切り弁16が摺動されて開口部15
が開き、処理室11が開放される。次いでガラス基板搬
送ロボット21の載置台22等が駆動されて、処理室1
1内の所定の位置まで移動する。次いで昇降ピン14…
が上昇し、ガラス基板1の四隅を支持して載置台22か
ら持ち上げると、載置台22が処理室11から退避す
る。この間ステージ17の不活性ガス噴き出し孔4…
に、マスフローコントローラ31を介して不活性ガスが
供給され、ガラス基板1の裏面に該不活性ガスを噴きつ
ける。これにより、ガラス基板1のたわみ量が軽減され
るので、ガラス基板1と載置台22とは接触しなくな
る。また、上記ガラス基板1の裏面への不活性ガスの噴
きつけと同期して、上部不活性ガス噴き出し孔42…
に、マスフローコントローラ44を介して不活性ガスが
供給され、ガラス基板1の表面四隅に該不活性ガスを噴
きつける。これにより、裏面への不活性ガスの噴きつけ
によるガラス基板1の浮き上がりが防止される。
【0074】載置台22が退避すると、仕切り弁16が
摺動されて開口部15が閉じられ、処理室11が密閉さ
れる。また、不活性ガスの噴きつけが終了し、昇降ピン
14…が下降して、ガラス基板1が処理室11のステー
ジ17上に載置される。なお、不活性ガス噴き出し孔4
…、および上部不活性ガス噴き出し孔42…より噴きつ
けられた不活性ガスは、排気管11bを介して排気され
る。
【0075】次に、処理室11にてドライエッチング処
理が行われた後、ガラス基板1は下記の手順で処理室1
1より搬出される(図3参照)。まず、昇降ピン14…
がガラス基板1の四隅を支持して上昇する。次いで仕切
り弁16が摺動されて開口部15が開き、ガラス基板搬
送ロボット21の載置台22等が駆動されて、ガラス基
板1の下の所定の位置に移動する。この間ステージ17
の不活性ガス噴き出し孔4…に、マスフローコントロー
ラ31を介して不活性ガスが供給され、ガラス基板1の
裏面に不活性ガスを噴きつける。これにより、ガラス基
板1のたわみ量が軽減されるので、ガラス基板1と載置
台22とは接触しなくなる。また、上記ガラス基板1の
裏面への不活性ガスの噴きつけと同期して、上部不活性
ガス噴き出し孔42…に、マスフローコントローラ44
を介して不活性ガスが供給され、ガラス基板1の表面四
隅に不活性ガスを噴きつける。これにより、裏面への不
活性ガスの噴きつけによるガラス基板1の浮き上がりを
防止する。次に昇降ピン14…が下降してガラス基板1
を載置台22に載置すると、不活性ガスの噴きつけが終
了する。
【0076】そして、載置台22は処理室11から退避
し、ガラス基板1をガラス基板搬送室13に搬送する。
その後、仕切り弁16が摺動されて開口部15が閉じら
れ、処理室11は密閉される。なお、不活性ガス噴き出
し孔4…、および上部不活性ガス噴き出し孔42…より
噴きつけられた不活性ガスは、排気管11bを介して排
気される。
【0077】以上のように、本ドライエッチング装置で
は、処理室11に上部不活性ガス噴きつけ部45がさら
に設けられており、ガラス基板搬送ロボット21による
ガラス基板1の出し入れ時に、四隅を昇降ピンで支持さ
れたガラス基板1の下を、ガラス基板搬送ロボット21
の載置台22が移動する際、ステージ17に設けられた
不活性ガス噴き出し孔4…より、ガラス基板1裏面中心
部付近に不活性ガスが噴きつけられるのに同期して、上
部不活性ガス噴き出し孔42…からガラス基板1表面四
隅に不活性ガスが噴きつけられるようになっている。
【0078】これにより、前記の実施の形態1のドライ
エッチング装置と同様の作用/効果を奏することができ
るとともに、裏面への不活性ガスの噴きつけによるガラ
ス基板1の浮き上がりを防止するので、ガラス基板1が
昇降ピン14…から落下し破損することを防ぐことがで
きる。
【0079】なお、本発明における第2不活性ガス噴き
つけ手段の構成は、上記の上部不活性ガス噴きつけ部4
5の構成に限るものではなく、例えば上部不活性ガス噴
き出し孔42…も本実施の形態では上部電極18に設け
た構成としていたが、ノズル状にして上部電極18とは
別途に設けてもよい。
【0080】また、本実施の形態においても、本発明の
枚葉式LCD用ガラス基板処理装置の構成を、薄膜形成
装置の一種であるドライエッチング装置に適用した場合
について説明したが、本発明は、ドライエッチング装置
の他、例えば、プラズマCVD装置やスパッタ装置等に
好適に適用することができることは言うまでもない。
【0081】
【発明の効果】請求項1の発明に係る四隅が支持されて
持ち上げられた基板のたわみ軽減方法は、以上のよう
に、四隅が支持されて持ち上げられた平板状の基板に対
して、基板の裏面中心部付近に下方からガスを噴きつけ
ることで、基板に発生したたわみを軽減するものであ
る。
【0082】これにより、四隅が支持されて持ち上げら
れた平板状の基板に発生したたわみを、基板の支持位置
を変更したり支持点を増加させたりすることなく、簡単
に軽減することができるという効果を奏する。
【0083】請求項2の発明に係る枚葉式基板処理装置
は、以上のように、上記処理室に、基板搬送手段による
基板の搬入出時に、上記基板持ち上げ手段にて持ち上げ
られた基板の裏面中心部付近にステージ側から不活性ガ
スを噴きつける第1不活性ガス噴きつけ手段が設けられ
ている構成である。
【0084】これにより、噴きつけられた不活性ガスの
風圧により基板のたわみは軽減されるので、持ち上げ手
段の支持位置を変更したり、支持点を増加させたり、あ
るいはより高く基板を持ち上げたりすることなく、基板
搬送手段の載置台と基板のたわんでいる部分との接触を
回避することが可能となり、接触による基板の破損等を
効果的に防止することができる。
【0085】しかも、この場合、噴きつけるガスに不活
性ガスを用いているので、処理室内にこのガスが残留し
た場合においても、残留ガスが上記処理に対して悪影響
を及ぼすことはなく、長期間安定して可動させることが
できるとともに、基板に対して安定して所定の処理を施
すことができる。
【0086】これらの結果、搬送する基板が、たとえ大
型・薄型のLCD用ガラス基板であっても、装置の大型
化や処理ムラを招来することなく、基板搬送手段の載置
台と基板との接触を回避して、安定して基板を搬送し
得、かつ、長期間安定して可動させることができるとと
もに、基板に対して安定して所定の処理を施すことが可
能な枚葉式基板処理装置を提供できるという効果を奏す
る。
【0087】請求項3の発明に係る枚葉式基板処理装置
は、以上のように、請求項2に記載の構成において、上
記基板搬送手段の載置台に、基板のたわみが許容範囲に
あるか否かを検知する検知手段が設けられ、上記第1不
活性ガス噴きつけ手段は、上記検知手段にてたわみが許
容範囲を超えていることが検知された場合にのみ不活性
ガスを噴きつけるようになっている構成である。
【0088】これにより、上記請求項2の構成による効
果に加えて、不活性ガスの無駄な消費がなくなるので、
不活性ガスの消費量を節約することができ、ランニング
コストを削減できるという効果を奏する。
【0089】請求項4の発明に係る枚葉式基板処理装置
は、以上のように、請求項2に記載の構成において、上
記処理室に、第1不活性ガス噴きつけ手段が基板の裏面
に不活性ガスを噴きつける際に、処理室上部から基板の
表面四隅に不活性ガスを噴きつける第2不活性ガス噴き
つけ手段が設けられている構成である。
【0090】これにより、請求項2の構成による効果に
加えて、第2不活性ガス噴きつけ手段からのガスの風圧
にて上から四隅が押さえつけられるので、第1不活性ガ
ス噴きつけ手段による下からの風圧にて基板が基板持ち
上げ手段から浮き上がるといったことを防止できるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施例を示すものであり、枚葉式基
板処理装置であるドライエッチング装置の構成を示す破
砕断面図である。
【図3】上記ドライエッチング装置における要部を示す
もので、処理室およびガラス基板搬送室の部分の縦断面
図である。
【図4】上記ドライエッチング装置における処理室の構
成を示す縦断面図である。
【図5】上記ドライエッチング装置における処理室のス
テージに形成される不活性ガス噴き出し孔の配置例を示
す説明図である。
【図6】上記ドライエッチング装置におけるガラス基板
搬送装置のアーム部の構成を示す説明図である。
【図7】上記ドライエッチング装置におけるガラス基板
搬送装置の載置台の形状例を示す説明図である。
【図8】本発明の他の実施例を示すものであり、枚葉式
基板処理装置であるドライエッチング装置のガラス基板
搬送ロボットの載置台に取り付けられた検知手段である
センサの配置位置を示す説明図である。
【図9】上記ドライエッチング装置における処理室の縦
断面図である。
【図10】従来のドライエッチング装置における処理室
およびガラス基板搬送室の部分の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板(基板) 2 支持部材 3 底部 4 不活性ガス噴き出し孔(第1不活性ガス噴きつけ
手段) 11 処理室 13 ガラス基板搬送室(搬送室) 14 昇降ピン(基板持ち上げ手段) 17 ステージ 21 ガラス基板搬送ロボット(基板搬送手段) 22 載置台 30 ガス導入管(第1不活性ガス噴きつけ手段) 31 マスフローコントローラ(第1不活性ガス噴き
つけ手段) 40 センサ(検知手段) 41 センサ(検知手段) 45 上部不活性ガス噴きつけ部(第2不活性ガス噴
きつけ手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05H 1/46 C23F 4/00 Z // C23F 4/00 H01L 21/302 B F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四隅が支持されて持ち上げられた平板状の
    基板に対して、基板の裏面中心部付近に下方からガスを
    噴きつけることで、基板に発生したたわみを軽減するこ
    とを特徴とする四隅が支持されて持ち上げられた基板の
    たわみ軽減方法。
  2. 【請求項2】ステージ上に載置された平板状の基板に対
    して所定の処理を施す処理室と、この処理室に上記基板
    を載置台に載せた状態で搬入出する基板搬送手段を有し
    た搬送室とを備え、上記処理室に、基板搬送手段による
    基板の搬入出時に、載置台からステージへ、或いはステ
    ージから載置台へと基板を移すべく、基板の四隅を支持
    して基板をステージ上から持ち上げる基板持ち上げ手段
    が備えられている枚葉式基板処理装置において、 上記処理室に、基板搬送手段による基板の搬入出時に、
    上記基板持ち上げ手段にて持ち上げられた基板の裏面中
    心部付近にステージ側から不活性ガスを噴きつける第1
    不活性ガス噴きつけ手段が設けられていることを特徴と
    する枚葉式基板処理装置。
  3. 【請求項3】上記基板搬送手段の載置台に、基板のたわ
    みが許容範囲にあるか否かを検知する検知手段が設けら
    れ、 上記第1不活性ガス噴きつけ手段は、この検知手段にて
    たわみが許容範囲を超えていることが検知された場合に
    のみ不活性ガスを噴きつけるようになっていることを特
    徴とする請求項2記載の枚葉式基板処理装置。
  4. 【請求項4】上記処理室に、第1不活性ガス噴きつけ手
    段が基板の裏面に不活性ガスを噴きつける際に、処理室
    上部から基板の表面四隅に不活性ガスを噴きつける第2
    不活性ガス噴きつけ手段が設けられていることを特徴と
    する請求項2記載の枚葉式基板処理装置。
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