JPH09272403A - 車両用ワイパディアイサ装置 - Google Patents

車両用ワイパディアイサ装置

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Publication number
JPH09272403A
JPH09272403A JP8086646A JP8664696A JPH09272403A JP H09272403 A JPH09272403 A JP H09272403A JP 8086646 A JP8086646 A JP 8086646A JP 8664696 A JP8664696 A JP 8664696A JP H09272403 A JPH09272403 A JP H09272403A
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JP
Japan
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wiper
vehicle
windshield
layer
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP8086646A
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English (en)
Inventor
憲雄 ▲吉▼江
Norio Yoshie
Satoru Hibino
了 日比野
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Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後付けによって容易に装着することができる
車両用ワイパディアイサ装置を提供する。 【解決手段】 弾性圧縮可能な弾性層13と、通電に基づ
いて発熱する発熱層14と、を備えて積層シ−ト体12をな
し、ウインドガラス1の下部とダッシュボ−ド6との間
の隙間5に差込まれることで、弾性層13が弾性圧縮さ
れ、その弾性圧縮に基づく弾発力によって発熱層14がウ
インドガラス1に密着する構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のウインド
ガラスに対しワイパブレ−ドを凍結している氷を解氷す
るための車両用ワイパディアイサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用ワイパディアイサ装置111
は、図6に示すように、ワイパ107 のワイパブレ−ド10
8 の休止位置に対応するウインドガラス101 の下部の室
内側面に蛇行状に貼着されたニクロム線114 を発熱源と
して構成され、注文装備品として車両の生産ライン上に
おいて装着されるのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、後付けによ
ってワイパディアイサ装置111 を装着する場合、ウイン
ドガラス101 の下部の室内側にはダッシュボ−ド106 が
装着されるため、ウインドガラス101 の下部の室内側に
ワイパディアイサ装置111 のニクロム線114 を貼着する
ことが困難となる。また、車両ボディの窓枠部に対しウ
インドガラス101 を取外し、そのウインドガラス101 に
ニクロム線114 を貼着した後、ウインドガラス101 を再
び装着する作業は厄介であり、かつ多くの手間が必要と
なるため、ワイパディアイサ装置111 の後付けに多大な
費用が必要となる。この発明の目的は、前記従来の問題
点に鑑み、後付けによって容易に装着することができる
車両用ワイパディアイサ装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る車両用ワイパディアイサ装置
は、車両のウインドガラスに対しワイパブレ−ドを凍結
している氷を解氷するための車両用ワイパディアイサ装
置であって、弾性圧縮可能な弾性層と、通電に基づいて
発熱する発熱層と、を備えて積層シ−ト体をなし、ウイ
ンドガラスの下部とダッシュボ−ドとの間の隙間に差込
まれることで、前記弾性層が弾性圧縮され、その弾性圧
縮に基づく弾発力によって前記発熱層が前記ウインドガ
ラスに密着する構成にしてあることを特徴とする。
【0005】したがって、ワイパディアイサ装置は、弾
性層と発熱層とを備えて積層シ−ト体をなし、ウインド
ガラスの下部とダッシュボ−ドとの間の隙間に対し、弾
性層を弾圧縮させながら差込むことで装着することがで
きるとともに、前記隙間が湾曲されている場合において
も容易に装着することができる。前記隙間に装着された
状態において、弾性層の弾性圧縮に基づく弾発力によっ
て発熱層をウインドガラスに密着させることができると
ともに、前記弾性層が有する断熱・保温作用によって、
前記発熱層が発する熱をウインドガラスに効率よく伝導
させることができ、ウインドガラス下部の前面に凍結し
ているワイパブレ−ドの氷を良好に解氷することができ
る。
【0006】また、請求項2の発明に係る車両用ワイパ
ディアイサ装置は、請求項1に記載の車両用ワイパディ
アイサ装置において、発熱層の発熱温度を所定温度に制
御する温度制御手段を備えていることを特徴とする。し
たがって、温度制御手段によって発熱層の発熱温度を所
定温度に制御することで、発熱層の発熱温度が異常に高
くなることを防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1〜図5にしたがって説明する。図1と図2において、
車両のウインドガラス1の下端部には、断面U字状のシ
−ル部材2がその嵌込溝3において装着されている。そ
して、ウインドガラス1の下部の室内側面とダッシュボ
−ド6との間には前記シ−ル部材2の内側壁部4の肉厚
寸法に相当して隙間5が構成されている。このような構
造は、市販されている車両(自動車)においては一般的
な構造である。また、図1と図2において、符号7は、
休止位置にあるワイパを示し、符号9は、フ−ドパネル
の後縁部を示す。そして、ワイパ7が休止位置にあると
きには、そのワイパブレ−ド8がウインドガラス1の下
部前面に当接している。
【0008】さて、前記ウインドガラス1の下部の室内
側面とダッシュボ−ド6との間の隙間5にはワイパディ
アイサ装置11が後付けによって装着される。前記ワイパ
ディアイサ装置11は、弾性層13、発熱層14とを備えた積
層シ−ト体12を主体として構成されている。弾性層13
は、圧縮性に優れ、かつ断熱・保温性を有する発泡合成
樹脂,ゴム,エラストマ,不織布等の弾性体、例えば、
発泡ウレタンゴムより形成されている。
【0009】図3と図4に示すように、発熱層は、可撓
性を有し、かつ絶縁性及び耐熱性を有する合成樹脂フィ
ルムよりなるベ−スフィルム15の表面に抵抗体16が蛇行
状にプリントされて構成されている。そして、発熱層14
は、そのベ−スフィルム15において弾性層13の表面に接
着剤17によって一体状に接合されている。
【0010】前記弾性層13と発熱層14とを一体に備えた
積層シ−ト体12の肉厚寸法Aは、前記隙間5の間隔寸法
Eよりも適宜に大きく設定され、前記隙間5に対し弾性
層13が弾性圧縮されながら差込まれるようになってい
る。また、積層シ−ト体12の幅寸法Bは、前記隙間5の
長さ寸法Fよりも適宜に小さく設定され、更に積層シ−
ト体12の長さ寸法Cは、休止位置にある一対のワイパ7
における各ワイパブレ−ド8に対向し得る程度の長さ寸
法Cに設定されている。
【0011】図3に示すように、前記発熱層14の発熱源
となる抵抗体16の両端部には、リ−ド線18,19がそれぞ
れ接続されている。一方のリ−ド線18は電源プラグ20の
プラス側に接続されるとともに、同リ−ド線18には抵抗
体16の発熱温度を所定温度に制御する制御手段としての
温度制御スイッチ21と、電源スイッチ22とが直列に接続
されている。また、他方のリ−ド線19は電源プラグ20の
マイナス側に接続されている。
【0012】図5に示すように、前記電源プラグ20は、
車載のインストルメントパネル等に配設されたシガライ
タのソケット23に挿脱可能に差込まれる。また、ソケッ
ト23のプラス側は車載バッテリ24のプラス側に接続さ
れ、マイナス側はボディア−スされている。そして、電
源スイッチ22がオンされることで、車載バッテリ24の電
流が温度制御スイッチ21を介して抵抗体16に流れるよう
になっている。また、この実施の形態において、図4に
示すように、温度制御スイッチ21は弾性層13の内部に設
けられている。
【0013】この実施の形態の車両用ワイパディアイサ
装置11は上述したように構成される。したがって、ウイ
ンドガラス1の下部の室内側面とダッシュボ−ド6の間
の隙間5に対し、ワイパディアイサ装置11の主体部をな
す積層シ−ト体12が、その弾性層13を弾性圧縮させなが
ら差込まれることで、前記隙間5に積層シ−ト体12が容
易に装着される。また、前記隙間5がウインドガラス1
の湾曲面に沿って平面形状で湾曲に構成されている場合
においても、その湾曲形状に対応して積層シ−ト体12が
弾性変形されるため、前記隙間が湾曲している場合にお
いても、積層シ−ト体12が容易に差込まれて装着され
る。
【0014】前記隙間5に積層シ−ト体12が差込まれて
装着された状態において、弾性層13の弾性圧縮に基づく
弾発力によって発熱層14がウインドガラス1の室内側面
に密着する。ここで、電源プラグ20がシガライタのソケ
ット23に差込まれ、電源スイッチ22がオンされること
で、車載バッテリ24の電流が温度制御スイッチ21を介し
て発熱層14の抵抗体16に流れ同抵抗体16が発熱すること
で、ウインドガラス1の下部が加熱される。また、弾性
層13が有する断熱・保温作用によって前記抵抗体16が発
する熱をウインドガラス1に効率よく伝導させることが
できる。このため、ウインドガラス1下部の前面に対し
ワイパブレ−ド8を凍結している氷が短時間で解氷され
る。
【0015】前記抵抗体16の発熱温度が所定温度、例え
ば、70℃前後に達すると、温度制御スイッチ21がオフさ
れるため、抵抗体16の発熱温度が所定温度以上に高くな
ることが防止される。この結果、前記抵抗体16の発熱に
よってウインドガラス1や弾性層13が熱損傷されること
を防止することができる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ウインドガラスの下部とダッシュボ−ドとの間の隙間を
有効に利用し、その隙間に対し、ワイパディアイサ装置
の主体をなす積層シ−ト体を後付けによって容易に装着
することができるとともに、構造が極めて簡単であり、
安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すもので、ウインド
ガラスとダッシュボ−ドとの間の隙間にワイパディアイ
サ装置の積層シ−ト体を装着した状態を示す断面図であ
る。
【図2】同じく車両のフロントガラス回りを示す説明図
である。
【図3】同じくワイパディアイサ装置を示す斜視図であ
る。
【図4】同じく縦断面図である。
【図5】同じくワイパディアイサ回路を示す説明図であ
る。
【図6】従来のワイパディアイサ装置を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ウインドガラス 5 隙間 6 ダッシュボ−ド 7 ワイパ 8 ワイパブレ−ド 11 ワイパディアイサ装置 12 積層シ−ト体 13 弾性層 14 発熱層 21 温度制御スイッチ(温度制御手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のウインドガラスに対しワイパブレ
    −ドを凍結している氷を解氷するための車両用ワイパデ
    ィアイサ装置であって、 弾性圧縮可能な弾性層と、通電に基づいて発熱する発熱
    層と、を備えて積層シ−ト体をなし、ウインドガラスの
    下部とダッシュボ−ドとの間の隙間に差込まれること
    で、前記弾性層が弾性圧縮され、その弾性圧縮に基づく
    弾発力によって前記発熱層が前記ウインドガラスに密着
    する構成にしてあることを特徴とする車両用ワイパディ
    アイサ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用ワイパディアイ
    サ装置において、発熱層の発熱温度を所定温度に制御す
    る温度制御手段を備えていることを特徴とする車両用ワ
    イパディアイサ装置。
JP8086646A 1996-04-09 1996-04-09 車両用ワイパディアイサ装置 Pending JPH09272403A (ja)

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JP8086646A JPH09272403A (ja) 1996-04-09 1996-04-09 車両用ワイパディアイサ装置

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JP8086646A JPH09272403A (ja) 1996-04-09 1996-04-09 車両用ワイパディアイサ装置

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JP8086646A Pending JPH09272403A (ja) 1996-04-09 1996-04-09 車両用ワイパディアイサ装置

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JP (1) JPH09272403A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8530792B2 (en) 2003-08-20 2013-09-10 Agc Automotive Americas Co. Heated side window glass
WO2017110206A1 (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 株式会社デンソー ヒータ制御装置
KR102194209B1 (ko) * 2019-07-25 2020-12-22 고려대학교 세종산학협력단 와이퍼 블레이드의 결빙 방지 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8530792B2 (en) 2003-08-20 2013-09-10 Agc Automotive Americas Co. Heated side window glass
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