JPH09271997A - タブレット成形方法および装置 - Google Patents

タブレット成形方法および装置

Info

Publication number
JPH09271997A
JPH09271997A JP11009696A JP11009696A JPH09271997A JP H09271997 A JPH09271997 A JP H09271997A JP 11009696 A JP11009696 A JP 11009696A JP 11009696 A JP11009696 A JP 11009696A JP H09271997 A JPH09271997 A JP H09271997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forming
tablet
cylinder hole
die
upper punch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11009696A
Other languages
English (en)
Inventor
Ippei Shimizu
一平 清水
Yasuhiro Torizumi
保博 鳥住
Keiko Matsudaira
景子 松平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP11009696A priority Critical patent/JPH09271997A/ja
Publication of JPH09271997A publication Critical patent/JPH09271997A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/02Dies; Inserts therefor; Mounting thereof; Moulds
    • B30B15/022Moulds for compacting material in powder, granular of pasta form
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/30Feeding material to presses
    • B30B15/302Feeding material in particulate or plastic state to moulding presses

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般家庭で簡単に粉状,粒状の材料からタブ
レットを圧縮成形できるタブレット成形方法と、このタ
ブレット成形方法を実施するに好適なタブレット成形装
置とを提供することにある。 【解決手段】 成形筒孔1aが上下方向に貫通形成され
た臼部1と、臼部1の成形筒孔1aに上下方向からそれ
ぞれ嵌挿される上杵部2,下杵部3とを備えたタブレッ
ト成形装置を用い、粉状,粒状の材料Pを臼部1の成形
筒孔1aの内部で上杵部2,下杵部3の加圧によりタブ
レットTに圧縮成形する。成形筒孔1aの上端口に成形
補助フィルムFを被せて成形補助フィルムFの上に材料
Pを盛上げておき、上杵部2を降下させて成形補助フィ
ルムF,材料Pを成形筒孔1aの内部に押込んだ後、上
杵部2を上昇させて成形筒孔1aの上端口にさらに成形
補助フィルムFを被せ、再び上杵部2を降下させて成形
補助フィルムFを成形筒孔1aの内部に押込み、上杵部
2,下杵部3の加圧により材料P,成形補助フィルムF
を一体的にタブレットTに圧縮成形する.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、粉状,粒状の材
料からタブレットを圧縮成形するタブレット成形方法,
タブレット成形装置に係る技術分野に属する。
【0002】
【発明の技術的背景】 従来、タブレット成形方法,タ
ブレット成形装置としては、例えば、材料を臼部,上杵
部,下杵部で圧縮成形する大型で、而も自動式の乾性打
錠式からなる打錠が知られている。この従来のタブレッ
ト成形方法は、成形筒孔が上下方向に貫通形成された臼
部と、臼部の成形筒孔に上下方向からそれぞれ嵌挿され
る上杵部,下杵部とを備えたタブレット自動成形装置を
用い、粉状,粒状の材料を臼部の成形筒孔の内部で上杵
部,下杵部の加圧によりタブレットに連続的に圧縮成形
するものである。この従来のタブレット成形方法では、
材料に結合剤,滑沢剤等を混合することや、タブレット
成形装置の上杵部,下杵部に高圧の加圧力を付与する加
圧駆動部を連結することにより、タブレットの粒子結合
を強化して保形性を高めている。なお、タブレット成形
装置に備えられた加圧駆動部は、上杵部,下杵部を昇降
させること等により、臼部の成形筒孔の内部からのタブ
レットの排出をも行うように構成されている。前述の従
来のタブレット成形方法,タブレット成形装置では、一
般家庭でタブレットの成形を実施,使用するには大掛り
で不向きであるという問題点がある。なお、最近、ビタ
ミン,ミネラル等を含んだ粉状,粒状の材料が薬剤とし
てではなく食品(加工食品)として多数の種類が提供さ
れ、一般人に広範に摂取されるようになってきている。
そして、これ等の材料については、摂取者が嗜好,成分
等を考慮して自前で複数の種類を混合することが行われ
ている。また、医師等から処方される粉状,粒状のいわ
ゆる粉薬をオブラートに包んで服用することが行われて
きている。そして、複数の種類の粉薬を同時に服用しな
ければならないときには、複数の種類の粉薬を1枚のオ
ブラートに包むことが行われている。このため、摂取
(服用)の容易性や携帯の容易性等から、粉状,粒状の
材料を簡単にタブレットに成形する手段の開発が要望さ
れているという社会的背景がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、一般
家庭で簡単に粉状,粒状の材料からタブレットを圧縮成
形することのできるタブレット成形方法と、このタブレ
ット成形方法を実施するに好適なタブレット成形装置と
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 前述の課題を解決する
ため、本発明に係るタブレット成形方法は、次のような
手段を採用する。即ち、上記目的は、成形筒孔が上下方
向に貫通形成された臼部と、臼部の成形筒孔に上下方向
からそれぞれ嵌挿される上杵部,下杵部とを備えたタブ
レット成形装置を用い、粉状,粒状の材料を臼部の成形
筒孔の内部で上杵部,下杵部の加圧によりタブレットに
圧縮成形するタブレット成形方法において、成形筒孔の
上端口に成形補助フィルムを被せて成形補助フィルムの
上に材料を盛上げておき、上杵部を降下させて成形補助
フィルム,材料を成形筒孔の内部に押込んだ後、上杵部
を上昇させて成形筒孔の上端口にさらに成形補助フィル
ムを被せ、再び上杵部を降下させて成形補助フィルムを
成形筒孔の内部に押込み、上杵部,下杵部の加圧により
材料,成形補助フィルムを一体的にタブレットに圧縮成
形することにより達成される。この手段では、成形補助
フィルムで材料を包んで一体的にタブレットに圧縮成形
するため、高圧の加圧力を付与する加圧駆動部を用いた
り特別な結合剤,滑沢剤等を混合したりしなくても、タ
ブレットにかなりの保形性が得られる。成形補助フィル
ムによる材料の包込みは、臼部の成形筒孔の上端口から
の上杵部による2段階の押込みという簡単な操作で行わ
れる。また、上記目的は、請求項1のタブレット成形方
法において、材料は複数の種類が混合されてなることに
より達成される。この手段では、材料の粒子径等が異な
るものをも成形補助フィルムで包込んでタブレットとし
て保形される。上記目的は、成形筒孔が上下方向に貫通
形成された臼部と、臼部の成形筒孔に上下方向からそれ
ぞれ嵌挿される上杵部,下杵部とを備えたタブレット成
形装置において、臼部,上杵部,下杵部は互いに分解可
能な卓上型に形成され、臼部は成形筒孔が複数個設けら
れた盤形に形成され、上杵部は臼部の成形筒孔に抜差し
可能な複数本の加圧部材が共通の加圧用プレートで連結
され、下杵部は臼部の成形筒孔の下端部に固定可能な固
定部材にバネ材で臼部の反対側へ弾圧付勢された加圧部
材が嵌合されていることにより達成される。この手段で
は、従来の加圧駆動部を備えずに分解可能な臼部,上杵
部,下杵部の3個のパーツで構成された卓上型に形成さ
れ、構造が簡素化,小型化されている。臼部に複数個設
けられた成形筒孔は、複数個のタブレットの同時成形を
可能にする。上杵部の各加圧部材による材料の加圧は、
加圧用プレートで均等化される。下杵部の弾圧されてい
る加圧部材は、タブレットの排出部材としても機能す
る。また、上記目的は、請求項3のタブレット成形装置
において、材料を複数の種類収容して揺動混合可能なホ
ッパ形の混合容器と、混合容器に接続され材料を定量す
る定量器とからなる秤量機を備えたことにより達成され
る。この手段では、圧縮成形に際して、複数の種類の材
料が混合されて一定量が供給される。
【0005】
【発明の実施の形態】 以下、本発明に係るタブレット
成形方法および装置の実施の形態を図面に基いて説明す
る。まず、本発明に係るタブレット成形装置の実施の形
態の構成を説明すると、この実施の形態は、図1,図2
に詳細に示される臼部1,上杵部2,下杵部3と、図3
〜図6に詳細に示される秤量機4とで構成されている。
臼部1は、全体形状が円盤形に形成されてなるもので、
上下に貫通して、例えば4個の円筒形の成形筒孔1aが
等間隔毎に設けられている。この各成形筒孔1aの下端
部には図2に示すように、成形筒孔1aよりも径を大き
くした雌ネジ部1bが形成されている。前記上杵部2
は、臼部1の成形筒孔1aに上側から抜差し可能な円柱
形をした、例えば4本の加圧部材2aと、各加圧部材2
aの上端面を連結した1枚の共通する円板形の加圧用プ
レート2bとからなる。この各加圧部材2aの加圧面
(下端面)には、タブレットTに「S」字のような刻印
Mを形成するための刻印溝2cが刻設されている。又前
記下杵部3は、前記臼部1の各雌ネジ部1bにそれぞれ
螺合固定可能なネジリング形の固定部材3aと、該固定
部材3aに抜止め嵌合され臼部1の成形筒孔1aに下側
から摺動可能とした加圧部材3bと、この加圧部材3b
を臼部1の反対側へ弾圧付勢するコイルスプリングなど
のバネ材3cとからなる。この各加圧部材3bの加圧面
(上端面)には、タブレットTに「S」字の刻印Mを形
成するための刻印溝3dが刻設されている。また、この
各加圧部材3bの下端面には、加圧部材3bよりも大き
な径の基板3eがそれぞれ設けられている。この基板3
eは、前記バネ材3cの弾圧を受ける弾圧受板と、加圧
部材3bの卓上での自立を補助する自立底板とを兼用し
ている。上述のように構成したこれらの臼部1,上杵部
2,下杵部3は、臼部1に対して上杵部2の加圧部材2
aを引抜き、臼部1に対して下杵部3の固定部材3aを
回動離脱させることで、3個のパーツに分解される。
【0006】図3〜図6に示す秤量機4は、混合容器
5,定量器6,支持台7によって構成されている。以下
その詳細を説明すると、混合容器5は、全体形状がホッ
パ形に形成されてなるもので、この混合容器5は、粉
状,粒状の材料Pが収容される円筒形の容器本体5a
と、該容器本体5aの上部に着脱可能に取付けられ容器
本体5aへの材料Pの投入口を開閉する蓋5bと、容器
本体5aの下部に接続され材料Pを流下排出する細管形
の排出筒5cと、排出筒5cの上下に一定の間隔を介し
て水平方向に開口された2つのスリット5d,5eと、
容器本体5aと排出筒5cを連結してスリット5d,5
eにより排出筒5cが分離されるのを阻止するアーム5
fとにより構成されている。前記定量器6は、前記混合
容器5に対して移動可能に形成したもので、混合容器5
のスリット5d,5eにそれぞれ嵌入する薄板製の摺切
板6a,6bと、この摺切板6a,6bを択一的に前記
スリット5d,5eに嵌入可能になるように垂直方向の
位置を位相支持したスライダ6cとからなる。又前記支
持台7は、混合容器5,定量器6を組付けるもので、卓
上に設置される基台7aと、該基台7aに立設され、か
つ前記混合容器5を一定の高さに支持する支柱7bと、
基台7aに掘設され前記定量器6のスライダ6cのスラ
イドを規制するアリ溝形のスライド溝7cとからなる。
この支柱7bの支持高さは、図3に示されるように、前
記下杵部3により卓上に設置された臼部1の成形筒孔1
aの上端口の上方へ、前記混合容器5の排出筒5cの下
端が位置するように設定される。
【0007】
【動作の説明】 次に、本発明に係るタブレット成形装
置の実施の形態の操作,動作の説明に基づいて、本発明
に係るタブレット成形方法の実施の形態を説明する。本
発明に係るタブレット成形装置の実施の形態の使用に際
しては、臼部1の雌ネジ部1bに下杵部3の固定部材3
aを螺合固定し、下杵部3の基板3eを卓上面に当接さ
せて、下杵部3,臼部1を卓上に自立させておく。そし
て、図1に矢印で段階経過を示される操作工程を順次行
うことにより、タブレットTを圧縮成形することにな
る。即ち、まず、卓上に自立している臼部1の各成形筒
孔1aの上端口にそれぞれ成形補助フィルムFを被せ
る。このとき、材料Pが食品,薬剤の摂取(服用)等さ
れるものである場合には、成形補助フィルムFとして可
食フィルムであるオブラートが選択される。なお、この
成形補助フィルムFは、臼部1の成形筒1aの径よりも
僅かに大きな径の円形に形成しておくのがよい。続い
て、この成形補助フィルムFの上に粉状,粒状の材料P
を山盛状に盛上げる。このとき、秤量機4を使用して成
形補助フィルムFの上に材料Pを盛上げる。秤量機4の
使用では、まず、混合容器5の蓋5bを開けて複数の種
類の材料Pを容器本体5aの内部に投入し、混合容器5
を上下,横方向等に揺動して材料Pを混合する。この
後、臼部1の成形筒1a上端口の上方に混合容器5の排
出筒5cの下端を位置させるようにして支持台7を卓上
に設置し、定量器6をスライドさせて混合された定量の
材料Pを成形補助フィルムFに流下させることになる。
なお、定量器6のスライダ6cが支持台7のスライド溝
7cをスライドして、定量器6の下側の摺切板6bを混
合容器5の下側のスリット5eに嵌入させた場合(図4
参照)には、上側の摺切板6aが上側のスリット5dか
ら抜出され、混合容器5の排出筒5cの内部にある材料
Pが下側の摺切板6b,スリット5eまで流下する(図
6(A)参照)。また、逆に、定量器6の上側の摺切板
6aを混合容器5の上側のスリット5dに嵌入させた場
合(図5参照)には、下側の摺切板6bが下側のスリッ
ト5eから抜出され、混合容器5の排出筒5cの内部に
ある材料Pが上側の摺切板6a,スリット5dで遮断さ
れ、上側の摺切板6a,スリット5dよりも下方に位置
していた材料Pのみが成形補助フィルムFの上に流下す
る(図6(B)参照)。従って、定量器6の上側の摺切
板6a,混合容器5の上側のスリット5dと定量器6の
下側の摺切板6b,混合容器5の下側のスリット5eと
の間の容積分が成形補助フィルムFの上への材料Pの1
回のを盛上げ量として定量されることになる。続いて、
4箇所の成形補助フィルムF,材料Pに対して4本の加
圧部材2aを対応させて上杵部2を降下させ、加圧部材
2aにより成形補助フィルムF,材料Pを臼部1の成形
筒孔1aの内部へ押込む。このとき、加圧用プレート2
bを手で押圧すると、上杵部2の各加圧部材2aの嵌挿
姿勢を垂直に保持しやすくなるため、各加圧部材2aを
ガタ付かせず円滑に臼部1の各成形筒1aの内部へそれ
ぞれ嵌挿させることができる。続いて、上杵部2を上昇
させる。このとき、加圧用プレート2bを手で掴んで引
上げると、上杵部2の各加圧部材2aの引抜姿勢を垂直
に保持しやすくなるため、各加圧部材2aをガタ付かせ
ず円滑に臼部1の各成形筒孔1aの内部からそれぞれ引
抜くことができる。なお、押込まれた成形補助フィルム
F,材料Pは、臼部1の各成形筒孔1aの内部に残存す
る。続いて、臼部1の各成形筒孔1aの上端口にさらに
それぞれ成形補助フィルムFを被せる。このとき、好ま
しくは、この成形補助フィルムFを先の成形補助フィル
ムFと同一のものとする。次に、4箇所の成形補助フィ
ルムFに対して4本の加圧部材2aを対応させて上杵部
2を降下させ、加圧部材2aにより成形補助フィルムF
を臼部1の成形筒1aの内部へ押込み上杵部2を加圧す
る。このとき、加圧用プレート2bを手で加圧すると、
上杵部2の各加圧部材2aによるそれぞれの加圧力を均
等化することができる。なお、上杵部2の加圧に際して
は、図7に示すように、載置板8aと加圧ネジ8bとを
アーム8cで連結した一般家庭にあるような万力形の加
圧具8を用いると、高圧での加圧が可能である。また、
図8に示すように、臼部1に補助脚9を取付けると、加
圧時に臼部1,下杵部3のガタ付きを防止することがで
きる。上杵部2の加圧は、下杵部3との間で材料Pをタ
ブレットTに圧縮成形することになる。この圧縮成形で
は、材料Pの上下側に成形補助フィルムFが存在してい
るため、材料Pが成形補助フィルムFで包込まれるよう
にして一体的にタブレットTになる。従って、高圧の加
圧力を付与する加圧駆動部を用いたり特別な結合剤,滑
沢剤等を混合したりしなくても、タブレットTにかなり
の保形性が得られる。また、粒子径等が異なる複数の種
類が混合された材料Pでも、タブレットTにかなりの保
形性が得られる。なお、圧縮成形されたタブレットTに
は、「S」字の刻印Mが形成されることになる。続い
て、上杵部2を上昇させると、圧縮成形されたタブレッ
トTは、臼部1の各成形筒孔1aの内部に残存する。こ
の状態で臼部1を押下げる。このとき、下杵部3のバネ
材3bの弾圧に抗して臼部1を垂直に押下げる。臼部1
が押下げられると、下杵部3の各加圧部材3bが臼部1
の成形筒孔1aの内部にそれぞれ摺動嵌入して、臼部1
の各成形筒孔1aの内部に残存しているタブレットTを
成形筒孔1aの上端口に押上げ排出することになる。従
って、圧縮成形された4個のタブレットTを同時に取出
すことができる。本発明に係るタブレット成形装置の実
施の形態の使用後は、臼部1から上杵部2を引抜き、臼
部1の雌ネジ部1bから下杵部3の固定部材3aを回動
離脱させることにより、臼部1,上杵部2,下杵部3の
3個のパーツに分解して洗浄,保管等することができ
る。
【0008】以上、図示した実施の形態の外に、材料P
を薬剤,食品以外とすることも可能である。さらに、臼
部1の成形筒1aを円筒形以外の角筒形等とすることも
可能である。又上杵部2の刻印溝2c,下杵部3の刻印
溝3dを交換可能な型板とすることも可能である。更
に、成形補助フィルムFの上への材料Pの盛上げをスプ
ーン等で行うことも可能である。
【0009】
【発明の効果】 上述のように本発明の構成によれば、
次のような効果が得られる。 (a)請求項1,2共通として、臼部の成形筒の上端口
からの上杵部による2段階の押込みという簡単な操作に
より、成形補助フィルムで材料を包んで一体的にタブレ
ットに圧縮成形することから、特別な装置や特別な補助
材料が不要になるため、一般家庭で簡単に粉状,粒状の
材料からタブレットを圧縮成形することができる効果が
ある。 (b)請求項2のみとして、成形補助フィルムによるタ
ブレットの保形性の向上により、複数の種類が混合され
た材料がタブレットに圧縮成形されるため、得られるタ
ブレットの用途が拡大される効果がある。 (c)本発明に係るタブレット成形装置は、請求項3,
4共通として、分解可能な卓上型で構造が簡素化,小型
化されているため、一般家庭で簡単に粉状,粒状の材料
からタブレットを圧縮成形する場合に用いるのに好適で
ある効果がある。 (d)請求項4のみとして、圧縮成形する複数の種類の
材料を簡単に混合定量することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るタブレット成形方法の実施の形
態を示す工程図である。
【図2】 本発明に係るタブレット成形装置の実施の形
態の要部を示す斜視図である。
【図3】 本発明に係るタブレット成形装置の実施の形
態の全体を示す正面図である。
【図4】 図3の動作を示す斜視図である。
【図5】 図3の他の動作を示す斜視図である。
【図6】 図4,図5の要部の拡大断面図で、(A)は
図4に対応し(B)は図5に対応する。
【図7 本発明
に係るタブレット成形方法の実施の形態の他器具使用例
を示す斜視図である。 【図8】本発明に係るタブレット成形方法の実施の形態
の別の他器具使用例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 臼部 1a 成形筒孔 2 上杵部 2a 加圧部材 2b 加圧用プレート 3 下杵部 3a 固定部材 3b 加圧部材 3c バネ材 4 秤量機 5 混合容器 6 定量器 F 成形補助フィルム P 材料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形筒孔が上下方向に貫通形成された臼
    部と、臼部の成形筒孔に上下方向からそれぞれ嵌挿され
    る上杵部,下杵部とを備えたタブレット成形装置を用
    い、粉状,粒状の材料を臼部の成形筒孔の内部で上杵
    部,下杵部の加圧によりタブレットに圧縮成形するタブ
    レット成形方法において、成形筒孔の上端口に成形補助
    フィルムを被せて成形補助フィルムの上に材料を盛上げ
    ておき、上杵部を降下させて成形補助フィルム,材料を
    成形筒孔の内部に押込んだ後、上杵部を上昇させて成形
    筒孔の上端口にさらに成形補助フィルムを被せ、再び上
    杵部を降下させて成形補助フィルムを成形筒孔の内部に
    押込み、上杵部,下杵部の加圧により材料,成形補助フ
    ィルムを一体的にタブレットに圧縮成形することを特徴
    とするタブレット成形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、材料は複数の種類が
    混合されてなることを特徴とするタブレット成形方法。
  3. 【請求項3】 成形筒孔が上下方向に貫通形成された臼
    部と、臼部の成形筒孔に上下方向からそれぞれ嵌挿され
    る上杵部,下杵部とを備えたタブレット成形装置におい
    て、臼部,上杵部,下杵部は互いに分解可能な卓上型に
    形成され、臼部は成形筒孔が複数個設けられた盤形に形
    成され、上杵部は臼部の成形筒孔に抜差し可能な複数本
    の加圧部材が共通の加圧用プレートで連結され、下杵部
    は臼部の成形筒孔の下端部に固定可能な固定部材にバネ
    材で臼部の反対側へ弾圧付勢された加圧部材が嵌合され
    ていることを特徴とするタブレット成形装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、材料を複数の種類収
    容して揺動混合可能なホッパ形の混合容器と、混合容器
    に接続され材料を定量する定量器とからなる秤量機を備
    えたことを特徴とするタブレット成形装置。
JP11009696A 1996-04-05 1996-04-05 タブレット成形方法および装置 Pending JPH09271997A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11009696A JPH09271997A (ja) 1996-04-05 1996-04-05 タブレット成形方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11009696A JPH09271997A (ja) 1996-04-05 1996-04-05 タブレット成形方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09271997A true JPH09271997A (ja) 1997-10-21

Family

ID=14526938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11009696A Pending JPH09271997A (ja) 1996-04-05 1996-04-05 タブレット成形方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09271997A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004014639A3 (en) * 2002-08-12 2004-04-01 Tiy Inc An apparatus for bench scale tablet-making
CN102886912A (zh) * 2012-10-26 2013-01-23 北京林业大学 旋转柱塞式生物质成型机
JP6128476B1 (ja) * 2016-10-25 2017-05-17 正泰 増茂 固化状体製造デバイス、及び固化状体の製造メソッド

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004014639A3 (en) * 2002-08-12 2004-04-01 Tiy Inc An apparatus for bench scale tablet-making
CN102886912A (zh) * 2012-10-26 2013-01-23 北京林业大学 旋转柱塞式生物质成型机
JP6128476B1 (ja) * 2016-10-25 2017-05-17 正泰 増茂 固化状体製造デバイス、及び固化状体の製造メソッド

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1946737A1 (en) Apparatus for compacting powder
EP1584454A3 (en) A method for controlling a rotary tablet press and such a press
JPH09271997A (ja) タブレット成形方法および装置
US2700938A (en) Apparatus and method for tablet production
CN207984067U (zh) 一种满足不同厚度药片加工用压制机
CN111407661B (zh) 中药制丸机
US6148636A (en) Apparatus for dispensing dry ice
EP2313260A1 (en) Rapid low-cost manufacture of tablets using disposable equipment
CN104527124A (zh) 药物的压片机
CN214071719U (zh) 一种片剂食品加工的压片装置
CN214002113U (zh) 一种用于液态物质的定量灌装机
CN108466450A (zh) 一种瓦楞纸箱生产用打孔装置
CN101861101A (zh) 豆腐处理器
CN219618584U (zh) 一种制药用压片装置
JP3054405B2 (ja) 分配装置
US4655702A (en) Press apparatus with eccentric cam for compacting waste soap
JPH0647526B2 (ja) 固形粉末化粧料の成形法およびその装置
TWM581528U (zh) Oil press
CN212171406U (zh) 一种降低废料高精度制药压片机
JP2912614B1 (ja) 回転式粉末圧縮成形機
CN217752925U (zh) 一种粉末压片装置
US20040028765A1 (en) Apparatus for home-made tablet-making
CN219650643U (zh) 一种片剂药物生产用压片机构
EP1053863A3 (de) Vorrichtung zur Herstellung von Presslingen
CN217456415U (zh) 一种袋煎式投料装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050422

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060104

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20060509

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02