JPH09271630A - 複分解反応方法 - Google Patents

複分解反応方法

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JPH09271630A
JPH09271630A JP8082621A JP8262196A JPH09271630A JP H09271630 A JPH09271630 A JP H09271630A JP 8082621 A JP8082621 A JP 8082621A JP 8262196 A JP8262196 A JP 8262196A JP H09271630 A JPH09271630 A JP H09271630A
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JP
Japan
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metathesis
gypsum
tank
dihydrate
magnesium hydroxide
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JP8082621A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Michiki
英之 道木
Hisashi Miyagawa
久司 宮川
Kozo Osaki
功三 大▲崎▼
Kenichi Nakagawa
健一 中川
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Subaru Corp
Toyo Engineering Corp
Original Assignee
Toyo Engineering Corp
Fuji Jukogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硫酸マグネシウムと水酸化カルシウムとの複
分解反応で生成する水酸化マグネシウムと分離しやすい
石膏結晶が得られる複分解条件及びそれに適した複分解
槽の提供にある。 【解決手段】 硫酸マグネシウムを含む水溶液を、塩基
性カルシウム化合物と反応させ水酸化マグネシウムと二
水石膏とに複分解する方法において、種結晶として複分
解反応で生成する20〜80重量%の二水石膏を粉砕し
て複分解槽に返送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス中に含まれ
る硫黄酸化物をマグネシウム系脱硫剤を用いて固定する
水酸化マグネシウム脱硫法に用いられる複分解反応方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】二酸化硫黄を含む排ガスを、水酸化マグ
ネシウムを含む脱硫剤と反応させ、二酸化硫黄を亜硫酸
マグネシウムとして排ガス中から除去し、さらに亜硫酸
マグネシウムを酸化させ水溶性の硫酸マグネシウムに換
え、硫酸マグネシウムを水酸化カルシウムと反応させ二
水石膏と水酸化マグネシウムとに複分解し、二水石膏と
再生された水酸化マグネシウムの粒子の大きさと沈降性
の差を利用して両者を分離し、水酸化マグネシウムを脱
硫剤として循環使用する水酸化マグネシウム脱硫法は良
く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記水酸化マグネシウ
ム脱硫法では上述の通り硫酸マグネシウムを水酸化カル
シウム等の塩基性カルシウム化合物と反応させ再び水酸
化マグネシウムを再生する複分解反応工程がある。複分
解反応では水酸化マグネシウムは極めて小さな粒子とし
て得られ、石膏は通常は二水石膏として水酸化マグネシ
ウムよりは大きな結晶として得られるため、結晶の大小
及び沈降性の差を利用して、例えば、液体サイクロンを
用いて分離可能である。
【0004】しかしながら、得られる二水石膏の結晶形
状、特に針状の結晶が生成する場合は、複分解槽及びそ
の回りの配管やバルブの目詰まりをきたしたり、分離さ
れた石膏中に水酸化マグネシウムが同伴したりして完全
な分離が困難となっていた。本発明は水酸化マグネシウ
ムと分離しやすい石膏結晶が得られる複分解条件及びそ
れに適した複分解槽の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)硫酸マ
グネシウムを含む水溶液を、塩基性カルシウム化合物と
反応させ水酸化マグネシウムと二水石膏とに複分解する
方法において、種結晶を添加し、かつ、複分解反応で生
成する20〜80重量%の二水石膏を複分解槽に返送す
る複分解反応方法であり、(2)硫酸マグネシウムを含
む水溶液を、塩基性カルシウム化合物と反応させ水酸化
マグネシウムと二水石膏とに複分解する方法において、
複分解反応で生成する20〜80重量%の二水石膏を粉
砕して複分解槽に返送する複分解反応方法を含み、
(3)複分解槽からの二水石膏と水酸化マグネシウム混
合スラリーを二水石膏を主体とするスラリーと水酸化マ
グネシウムを主体とするスラリーとに分割し、二水石膏
を主体とするスラリーを粉砕して複分解槽に返送する上
記(2)記載の複分解反応方法を含み、(4)二水石膏
の結晶を長さ50〜100μmに粉砕する上記(2)又
は(3)記載の複分解反応方法を含み、(5)複分解槽
下部から抜き出された二水石膏に富む混合スラリーを液
体サイクロンにて分離し、微細な二水石膏部分を複分解
槽に返送する上記(2)乃至(4)記載の複分解反応方
法を含み、(6)硫酸マグネシウムを含む水溶液を、塩
基性カルシウム化合物と反応させ水酸化マグネシウムと
二水石膏とに複分解する方法において、複分解反応を複
数の複分解槽で順次実施し、その複分解槽のpHを順次
高くする複分解反応方法を含み、(7)複分解反応で得
られた二水石膏の一部を何れかの複分解槽に返送する上
記(8)記載の複分解反応方法を含む。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図を用いてさらに
詳細に説明する。
【0007】図1は本発明の複分解反応方法で得られた
二水石膏の一部を粉砕して複分解槽に返送するために使
用される複分解反応装置の一例である。複分解反応装置
は複分解槽1、生成した二水石膏を循環させるポンプP
1及び混合粉砕器2からなる。複分解槽1には硫酸マグ
ネシウムを主成分とする水溶液が配管L1から、水酸化
カルシウムスラリーが配管L2から供給され攪拌されな
がら複分解反応により硫酸マグネシウムは、次式に示す
ように、二水石膏と水酸化マグネシウムに変換される。 MgSO4 +Ca(OH)2 +2H2O=Mg(OH)2 +CaSO4 ・2H2O 複分解反応で生成した水酸化マグネシウムと二水石膏か
らなる混合スラリーは複分解槽1の底部に沈殿してく
る。水酸化マグネシウムの結晶は二水石膏の結晶に比較
して極めて微細なため、相対的に水酸化マグネシウムの
結晶は上部に二水石膏の結晶は下部に沈殿する。複分解
槽底部から抜き出された水酸化マグネシウムと二水石膏
からなる混合スラリーの一部を混合粉砕器2を経由して
複分解槽1に返送する。残部の混合スラリーは別途設け
た液体サイクロン4などで水酸化マグネシウムと二水石
膏に分離する。あるいは複分解槽底部から抜き出された
混合スラリーを全量液体サイクロンにて処理し、分離さ
れた二水石膏の一部を種結晶として複分解槽1に返送し
てもよい。
【0008】図2は、複分解槽内を二重に区分する内筒
6を設けた複分解槽1と、液体サイクロン4を設けた例
である。細かい水酸化マグネシウムに富むスラリーを複
分解槽上部取出口から取り出し、複分解槽底部から二水
石膏に富んだ混合スラリーを抜き出す。底部から抜き出
した混合スラリーを液体サイクロン4にて処理し、上部
から細かい結晶の二水石膏を分離し複分解槽に返送す
る。底部からは柱状若しくは棒状の二水石膏を分離する
例である。
【0009】図3は、図2に液体サイクロン上部から抜
き出された二水石膏を粉砕して複分解槽1に返送する混
合粉砕器2を設けた例である。
【0010】図4は、第1段反応器3と複分解槽1から
なり、複分解反応を多段で実施する例を示している。配
管L1から硫酸マグネシウム水溶液が過剰に、配管L2
から水酸化カルシウムスラリーが配管L2から第1反応
器3に供給され、さらに複分解槽1にて残部の水酸化カ
ルシウムスラリーが添加されて複分解反応を完結する。
【0011】図5は、図4の装置に、複分解槽底部から
抜き出した混合スラリーの一部を第1反応器3に戻し、
含まれる二水石膏の針状結晶を粉砕する例を示してい
る。
【0012】以下さらに複分解反応方法の条件について
詳細に説明する。
【0013】種結晶の添加量:種結晶の添加量は生成す
る二水石膏の量に対して20重量%以上の添加が必要で
ある。好ましくは20〜80重量%の添加が好ましい。
20重量%以下の添加では一次核の発生が抑えられない
ため好ましくない。また80重量%を超える量を添加し
ても結晶化自体には差し支えはないが、分離器の容量が
必要以上に大きくなるため好ましくない。種結晶を常時
添加することは経済上好ましくなく、最初の添加のみと
し、その後は生成した石膏を粉砕処理を行った後複分解
槽に戻すことで行う。そのため、図1から図3、図5に
示すように水酸化マグネシウムを一部含む二水石膏を返
送することで実施できる。
【0014】種結晶の形状は相対的に短い柱状の形状が
好ましい。そのため生成した二水石膏を混合粉砕器で粗
く粉砕し、針状の長い結晶を短く砕き、相対的に柱状の
形状に変化させることが好ましい。二水石膏の粉砕はボ
ールミルあるいは強力な攪拌によっても可能である。
【0015】結晶化のpH: 上記複分解反応はMg(OH)2 、Ca(OH)2 のp
Hにより調節するのが好ましい。即ち、Mg(OH)2
スラリーの示すpHは=10.0近辺で、Ca(OH)
2 スラリーの示すpHは=11.5近辺であり複分解反
応の終点のpHは両者の中間とするのが好ましい。実際
にはpHは10.0から11.0の範囲で実施すればよ
い。pHが10.0未満ではMgSO4 が残留してお
り、pHが11.5を越えるとCa(OH)2 が過剰な
状態である。
【0016】低いpHで複分解反応を行わせることは添
加したCa(OH)2 がMgSO4によって消費し尽く
されMgSO4 が過剰に存在する状態である。高いpH
での反応は添加したMgSO4 がCa(OH)2 によっ
て消費しつくされCa(OH)2 が過剰に存在する状態
である。後者の場合には過剰に存在するCa(OH) 2
を核として針状の二水石膏が放射状に結晶し好ましくな
い。
【0017】複分解反応の終点pHは約10.5である
が固液反応のためその終点を決定するのが難しい。その
ため複分解反応の第一段階ではMgSO4 を過剰とし、
pHの低い状態でCa(OH)2 を全て反応させる複分
解反応を行い、第二段階でpHを高い状態で反応させ完
結させる。
【0018】複分解反応温度は10℃以上60℃以下が
好ましい。10℃未満では反応速度が遅くなり、60℃
を越えると針状の結晶が顕著となり好ましくない。
【0019】
【作用】複分解槽中に生成した二水石膏の針状結晶を再
添加、あるいは長い針状の結晶を粉砕して再添加するこ
とにより種結晶添加と同じ効果を与えるとともに、種結
晶の形状が相対的に柱状若しくは棒状となり、種結晶表
面上に成長する石膏の結晶も柱状若しくは棒状となり、
微粒子である水酸化マグネシウムとの分離が容易とな
る。複分解反応をpHが異なる二段階反応とし、その第
一段階を低いpHで行い、第二段階を高いpHで行うこ
とによりCa(OH)2 を核とする二水石膏結晶の成長
がなくなる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の複分解反応方法を実施例によ
りより詳細に説明する。 実施例1 図3に示す装置で実験を行った。
【0021】複分解槽1(有効複分解反応容積560リ
ットル)には槽内の攪拌のための攪拌羽根5が設けら
れ、混合粉砕器2には針状石膏を粉砕するための攪拌機
が設けられている。液体サイクロン4で小さい二水石膏
結晶をその上部から抜き出し、再び混合粉砕器2経由複
分解槽1に戻すようになっている。二水石膏の種結晶6
0kgを事前に添加してある複分解槽1に酸化工程で得
られた硫酸マグネシウム3%を含む水溶液および水酸化
カルシウムの5%スラリーを、それぞれ配管L1から1
00リットル/時間、配管L2から35リットル/時間
で供給した。反応液のpHを10.3、反応温度を45
℃、攪拌速度を150r.p.mとした。
【0022】水酸化マグネシウムの一部は複分解槽1の
円筒堰外側よりオーバーフロー(120リットル/時
間)させ吸収塔(図示せず。)へ戻した。複分解槽下部
から水酸化マグネシウムと二水石膏からなる混合スラリ
ーを液体サイクロンに15リットル/時間で導き、大き
な結晶は下部から2リットル/時間で抜き出した。針状
の小さな結晶を上部から13リットル/時間で抜き出
し、これを混合粉砕器2に送り粉砕し、複分解槽1での
種結晶とした。液体サイクロン4入り口スラリー濃度は
15%であり、二水石膏1モルに対し約0.7モルの水
酸化マグネシウムが混合していた。入口フィード圧力は
2.0kg/cm2 Gでおこなったところ上部からの水
酸化マグネシウムを主体としたスラリーの中には約30
%の二水石膏を含有しており、これを直接混合粉砕器2
に導入した。混合粉砕器2の攪拌速度は10000rp
mとし、その滞留時間は4分とした。このようにして得
られた水酸化マグネシウムと二水石膏との分離はハイド
ロサイクロンにて簡単に分離ができた。結果を表1に示
した。 実施例2 図1に示す装置を用いて実施例1と同じ反応条件で実験
を行った。
【0023】複分解槽1内のスラリー濃度が25%に達
した時点でポンプP1より抜き出された混合スラリー
は、二水石膏と水酸化マグネシウムとの分離を行わず、
混合粉砕器2に100リットル/時間の流速で、次工程
の水酸化マグネシウムと二水石膏の分離工程に20リッ
トル/時間で送液した。このようにして得られた水酸化
マグネシウムと二水石膏との分離はハイドロサイクロン
にて簡単に分離ができた。結果を表1に示す。
【0024】分離性能を簡便に調べるために、500ミ
リリットルのメスシリンダーによって沈降性を調べた。
結果を表3に示す。 実施例3 図6に示す装置で実験を行った。
【0025】事前に種結晶を加え、混合粉砕器を経由す
ることなく複分解槽1から抜き出した混合スラリーの一
部を複分解槽に戻したこと以外は実施例2と同様に行っ
た。結果を表1及び表3に示す。 比較例 図6に示す装置を用いて実験を行った。
【0026】種結晶を添加しないことを除き、実施例3
と同様に行った。結果を表1及び表3に示す。 実施例4 図5に示す装置を用いて実験を行った。複分解反応を2
段階に分けて行う例である。第一段反応器3の混合手段
は混合粉砕器程強力である必要がないため、ラインミキ
サーを使用することでもよい。
【0027】ラインL1より硫酸マグネシウムを主体と
する水溶液(硫酸マグネシウム3%)を100リットル
/時間で、L2からの5%水酸化カルシウムスラリーを
30リットル/時間で及び複分解槽底部から抜き出され
た二水石膏及び水酸化マグネシウム混合スラリーの一部
が15リットル/時間で第1段反応器3に導入される。
第1段反応器3のpHを約9.5に保つよう硫酸マグネ
シウム水溶液量を水酸化カルシウム添加量より過剰と
し、水酸化カルシウムが残存しない条件で複分解槽1へ
送った。複分解槽1ではさらにL2からの残りの5%水
酸化カルシウムスラリーを5リットル/時間で加えてp
Hを10.3に調節し、複分解反応を完了させた。
【0028】複分解槽底部から抜き出されるスラリー中
の二水石膏の粒径は100μ以上のものはほとんどなく
50μ以下のものが多くなるが、スラリーの沈降性や流
動性が極めて良好で、パイプや配管への詰まりはなかっ
た。結果を表1及び表3に示した。 良:二水石膏の沈降性が極めて早く、複分解槽からのス
ラリーの連続的抜き出し良好、バルブ、配管の詰まりが
起こらない。
【0029】やや良:二水結晶の形状が長い針状であっ
たり、縦方向に長くのびた柱状となり、複分解槽からの
スラリーの連続的抜き出しに運転管理が必要となる。
【0030】不良:二水結晶の形状が長い針状であった
り、縦方向に長くのびた柱状となり、複分解槽からのス
ラリーの連続的抜き出しが困難となる。 数字は運転時間35時間経過後の値である。
【0031】
【発明の効果】複分解槽中に生成した二水石膏の針状結
晶を再添加、あるいは長い針状の結晶を粉砕して再添加
することにより、種結晶添加と同じ効果を与えるととも
に、種結晶の形状が相対的に柱状となり種結晶表面上に
成長する石膏の結晶も柱状となり微粒子である水酸化マ
グネシウムとの分離が容易となる。複分解反応をpHが
異なる二段階反応とし、その第一段階を低いpHで行
い、第二段階を高いpHで行うことにより、Ca(O
H)2 を核とする針状の二水石膏結晶の成長がなくなる
ため、分離が容易になるとともに配管、バルブへの詰ま
りがなくなり、複分解槽からのスラリーの連続抜き出し
が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複分解反応を実施する複分解槽の一例
である。
【図2】本発明の複分解反応を実施する複分解槽の一例
である。
【図3】本発明の複分解反応を実施する複分解槽の一例
である。
【図4】本発明の複分解反応を実施する複分解槽の一例
である。
【図5】本発明の複分解反応を実施する複分解槽の一例
である。
【図6】従来技術の複分解反応を実施する複分解槽の一
例である。
【符号の説明】
1 複分解槽 2 混合粉砕器 3 第1反応器 4 液体サイクロン P1 ポンプ L1〜L2 配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 健一 奈良県生駒市新旭が丘16番49号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硫酸マグネシウムを含む水溶液を、塩基
    性カルシウム化合物と反応させ水酸化マグネシウムと二
    水石膏とに複分解する方法において、種結晶を添加し、
    かつ、複分解反応で生成する20〜80重量%の二水石
    膏を複分解槽に返送することを特徴とする複分解反応方
    法。
  2. 【請求項2】 硫酸マグネシウムを含む水溶液を、塩基
    性カルシウム化合物と反応させ水酸化マグネシウムと二
    水石膏とに複分解する方法において、複分解反応で生成
    する20〜80重量%の二水石膏を粉砕して複分解槽に
    返送することを特徴とする複分解反応方法。
  3. 【請求項3】 複分解槽からの二水石膏と水酸化マグネ
    シウム混合スラリーを二水石膏を主体とするスラリーと
    水酸化マグネシウムを主体とするスラリーとに分割し、
    二水石膏を主体とするスラリーを粉砕して複分解槽に返
    送することを特徴とする請求項2記載の複分解反応方
    法。
  4. 【請求項4】 二水石膏の結晶を長さ50〜100μm
    に粉砕することを特徴とする請求項2又は請求項3記載
    の複分解反応方法。
  5. 【請求項5】 複分解槽下部から抜き出された二水石膏
    に富む混合スラリーを液体サイクロンにて分離し、微細
    な二水石膏部分を複分解槽に返送することを特徴とする
    請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の複分解反
    応方法。
  6. 【請求項6】 硫酸マグネシウムを含む水溶液を、塩基
    性カルシウム化合物と反応させ水酸化マグネシウムと二
    水石膏とに複分解する方法において、複分解反応を複数
    の複分解槽で順次実施し、その複分解槽のpHを順次高
    くすることを特徴とする複分解反応方法。
  7. 【請求項7】 複分解反応で得られた二水石膏の一部を
    何れかの複分解槽に返送することを特徴とする請求項6
    記載の複分解反応方法。
JP8082621A 1996-04-04 1996-04-04 複分解反応方法 Pending JPH09271630A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001347134A (ja) * 2000-06-09 2001-12-18 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 湿式排煙脱硫設備

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001347134A (ja) * 2000-06-09 2001-12-18 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 湿式排煙脱硫設備

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