JPH09271473A - 立体視用超音波イメージング方法及び立体視用超音波イメージング装置 - Google Patents

立体視用超音波イメージング方法及び立体視用超音波イメージング装置

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JPH09271473A
JPH09271473A JP8082467A JP8246796A JPH09271473A JP H09271473 A JPH09271473 A JP H09271473A JP 8082467 A JP8082467 A JP 8082467A JP 8246796 A JP8246796 A JP 8246796A JP H09271473 A JPH09271473 A JP H09271473A
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stereoscopic
images
ultrasonic
dimensional
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Application number
JP8082467A
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English (en)
Inventor
Yasuto Takeuchi
康人 竹内
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GE Healthcare Japan Corp
Original Assignee
GE Yokogawa Medical System Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
    • G01S15/88Sonar systems specially adapted for specific applications
    • G01S15/89Sonar systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging
    • G01S15/8906Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques
    • G01S15/8993Three dimensional imaging systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/48Diagnostic techniques
    • A61B8/483Diagnostic techniques involving the acquisition of a 3D volume of data
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S128/00Surgery
    • Y10S128/916Ultrasound 3-D imaging

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間に奥行感のある超音波イメージを表示
する立体視用超音波イメージング方法及び装置を実現す
る。 【解決手段】 所定の基線長を有するように配置された
2つの2次元受波エレメントアレイ32,33と、これ
ら2つの2次元受波エレメントアレイにより得られた超
音波受波データから音線に直交する被観測面について所
定の視差を有する正視像イメージをそれぞれ生成する正
視像イメージ生成手段40と、この正視像イメージ生成
手段により生成された複数の正視像イメージについて立
体視用の表示を行う立体視用表示手段50と、を備えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は立体視用超音波イメ
ージング方法及び立体視用超音波イメージング装置に関
し、特に、高速に3Dイメージを生成することに適した
立体視用超音波イメージング方法及び立体視用超音波イ
メージング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、3次元画像表示が注目されてい
る。ここで、最も簡単な3次元画像表示方法として、複
数の断層イメージから3次元的な画像を生成するMIP
処理(Maximum Intensity Projection)が知られてい
る。
【0003】このMIP処理というのは処理対象である
全ての原画像に対し、それぞれの観察方向の視線上にあ
る全てのピクセルについて、一番大きな値を取り出して
得られた投影画像のことである。
【0004】また、取り出す値として上述した最大値に
限定せず、最小値,平均値あるいは特定値を取り出すこ
とも考えられるので、以下これを画像投影法またはIP
法と呼ぶことにする。
【0005】例えば、造影撮影によって、病巣部が最小
値(low density)として描出されることもある。その
とき、病巣部を抽出するために、最小値を取り出すMi
n_IP(Minimum Intensity Projection)が有効であ
る。
【0006】ここで図9に示すような例を考えてみる。
ここでは4枚の元イメージの射影軌道Aについて、各元
イメージの画素値の一例を示している。ここでは、上か
ら2枚目の元イメージについて射影軌道A上でスパイク
ノイズ、又は、やや輝度が高いランダムノイズが発生し
ている。従って、このスパイクノイズ、又は、やや輝度
が高いランダムノイズによる画素値425が投影イメー
ジ上に表れることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、投影画像
処理においては極端な値のスパイクノイズ、又は、やや
輝度が高いランダムノイズが投影イメージに表れ易くな
るという問題を有している。この結果、本来投影すべき
ピクセルのデータが隠されることになり、投影イメージ
の明瞭度が低下する問題も有している。
【0008】また、最終的に得られるIPイメージは2
次元のデータであるため、物体の存在や重なりが生じて
いることは分かるものの、手前にあるのか奥にあるのか
といった奥行感は得られない。
【0009】このような場合には、射影軌道を変えて生
成した複数の投影イメージを順次表示することで、連続
して見えるか一時的に見えるかでスパイクノイズ、又
は、やや輝度が高いランダムノイズであるかを判断する
必要がある。従って、射影軌道を変えた複数の投影イメ
ージが必要になり、投影イメージが1枚だけの場合には
ノイズか否かの判断は困難である。
【0010】そこで、元イメージについて平滑化処理を
施してから投影画像処理を実行することによりスパイク
ノイズ、又は、やや輝度が高いランダムノイズの影響を
低減することが可能になる。しかし、元イメージに含ま
れる本来の画像の輪郭や境界が鈍ってしまうという不具
合を有している。
【0011】このような場合に、断層像についての複数
の元イメージについてしきい値処理を施してからコンピ
ュータグラフィックスにより3次元像を生成すること
で、奥にある物体なども明瞭に表示することが可能にな
る。
【0012】しかし、このような処理には、複数の画像
の各ピクセル同士で膨大な量の演算処理(複数の断層像
のなす体積画像データから計算によって新たに3次元像
を抽出(生成)するための処理)が必要になり、多大な
処理時間を要する問題がある。
【0013】例えば、複数の断層像の所望の部位(ター
ゲット)のデータをしきい値処理で抽出し、その抽出さ
れた複数の断層像のピクセルから立体像(サーフェスモ
デル(表面のみの3次元画像) やボリューメトリックモ
デル (表面と内部を描写した3次元画像) 等のレンダリ
ング(rendering) )を生成し、この立体像に特定の方向
から光を当てたときの見え方を表示するようにして3D
イメージを生成,表示している。
【0014】このような3Dイメージの生成の場合に
は、どのようなしきい値を設定することでどのような3
Dイメージが得られるかは、3次元表示の生成を行う前
には分からない。このため、オペレータの経験と勘によ
って決定されたしきい値を設定して3次元画像処理,表
示を行っていた。
【0015】以上の3Dイメージを生成する3次元画像
処理では複数の断層データを用いて3次元画像の画像再
構成を行う必要があるため、多くの処理時間を必要とし
ている。例えば、一般的な超音波画像(断層像)を複数
枚用意して3次元画像を生成するには1分以上の処理時
間を必要としていた。
【0016】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、第1の目的は、短時間に奥行感のある超音波イメー
ジの表示を行う立体視用超音波イメージング方法を実現
することである。
【0017】また、第2の目的は、短時間に奥行感のあ
る超音波イメージを表示するに適した立体視用超音波イ
メージング装置を実現することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本件出願の発明者は、従
来の3Dイメージの生成における得られたイメージの奥
行感と処理時間との問題点を改良すべく鋭意研究を行っ
た結果、奥行感を出しながら短時間にイメージを生成可
能な立体視の生成方法を見い出し、本発明を完成させた
ものである。
【0019】尚、本発明においては、3Dイメージを生
成するにあたり、多数の断層像イメージに対して演算処
理を施す従来の方法に代えて、少なくとも2つの正視像
イメージを用いてステレオイメージとして立体感(奥行
感)を表現できる手法を採用した。
【0020】ここで、断層像とは、観測点からの超音波
音線の方向をzとし、音線の走査方向をθ(若しくは
x)とした場合に、音線と平行するz−θ(若しくはz
−x)平面について得られる像である。
【0021】また、正視像とは、観測点からの超音波音
線の方向をzとした場合に、このz方向の音線と直交す
るx−y平面について得られる像である。そして、ステ
レオイメージとは、所定の基線長だけ離して撮影された
2つのイメージを基線長だけ離して表示し、これらによ
り視差に基づいた遠近感をもって表現できる表示方法で
ある。
【0022】従って、課題を解決する手段である本発明
は以下に説明するように構成されたものである。 (1)第1の発明は、音線に直交する被観測面について
視差を有する複数の正視像イメージを生成し、これら複
数の正視像イメージを立体視用に表示することを特徴と
する立体視用超音波イメージング方法である。
【0023】ここでは視差を有する複数の正視像イメー
ジとして最低2つを用意し、これら2つの正視像イメー
ジを立体視用にステレオイメージとして表示することが
好ましい。
【0024】この立体視用超音波イメージング方法で
は、音線に直交する被観測面の正視像イメージを複数生
成し、これを立体視用に表示しているので、観察者は被
観測面をステレオイメージとして立体視することができ
る。
【0025】尚、正視像を生成して立体視用に表示する
ため、複数の断層像のなす体積画像データから計算によ
って新たに3次元像を抽出するという3次元画像処理
(以下、これを単に、計算による3次元画像処理と言
う)は必要なく、極めて短時間に処理が完了する。そし
て、ステレオイメージによる立体視であるため、正視像
イメージについて遠近感が得られるようになる。
【0026】また、2つより多くの視点の異なる正視像
イメージを生成し、これらの正視像イメージを切り換え
て表示することで、異なる位置の視点からの立体視を実
現することが可能になる。
【0027】(2)第2の発明は、音線に直交する被観
測面について視差を有する複数の正視像イメージを生成
する正視像イメージ生成手段と、この正視像イメージ生
成手段により生成された複数の正視像イメージについて
立体視用の表示を行う立体視用表示手段と、を備えたこ
とを特徴とする立体視用超音波イメージング装置であ
る。
【0028】ここでは視差を有する複数の正視像イメー
ジとして最低2つを用意し、これら2つの正視像イメー
ジを立体視用にステレオイメージとして表示することが
好ましい。
【0029】この立体視用超音波イメージング装置で
は、音線に直交する被観測面の正視像イメージを複数生
成し、これを立体視用に表示しているので、観察者は被
観測面をステレオイメージとして立体視することができ
る。
【0030】尚、正視像を生成して立体視用に表示する
ため、計算による3次元画像処理は必要なく、極めて短
時間に処理が完了する。そして、ステレオイメージによ
る立体視であるため、正視像イメージについて遠近感が
得られるようになる。
【0031】また、2つより多くの視点の異なる正視像
イメージを生成し、これらの正視像イメージを切り換え
て表示することで、異なる位置の視点からの立体視を実
現することが可能になる。
【0032】(3)第3の発明は、所定の基線長を有す
るように配置された2つの2次元受波エレメントアレイ
と、これら2つの2次元受波エレメントアレイにより得
られた超音波受波データから音線に直交する被観測面に
ついて所定の視差を有する正視像イメージをそれぞれ生
成する正視像イメージ生成手段と、この正視像イメージ
生成手段により生成された複数の正視像イメージについ
て立体視用の表示を行う立体視用表示手段と、を備えた
ことを特徴とする立体視用超音波イメージング装置であ
る。
【0033】ここでは視差を有する複数の正視像イメー
ジとして最低2つを用意し、これら2つの正視像イメー
ジを立体視用にステレオイメージとして表示することが
好ましい。
【0034】この立体視用超音波イメージング装置で
は、音線に直交する被観測面の正視像イメージを複数生
成し、これを立体視用に表示しているので、観察者は被
観測面をステレオイメージとして立体視することができ
る。
【0035】尚、2次元受波エレメントアレイを用いて
被観測面の正視像イメージを得るようにしているので、
極めて短時間に被観測面についての超音波受波データを
得ることができる。
【0036】また、2次元イメージである正視像イメー
ジを生成して立体視用に表示するため、計算による3次
元画像処理は必要なく、極めて短時間に処理が完了す
る。そして、ステレオイメージによる立体視であるた
め、正視像イメージについて遠近感が得られるようにな
る。
【0037】また、2つより多くの視点の異なる正視像
イメージを生成し、これらの正視像イメージを切り換え
て表示することで、異なる位置の視点からの立体視を実
現することが可能になる。
【0038】(4)第4の発明は、所定の基線長を有す
るように互いに平行に配置され、基線長方向に音線を走
査可能な2つの1次元受波エレメントアレイと、これら
2つの1次元受波エレメントアレイにより得られた超音
波受波データから音線に直交する被観測面について所定
の視差を有する正視像イメージをそれぞれ生成する正視
像イメージ生成手段と、この正視像イメージ生成手段に
より生成された複数の正視像イメージについて立体視用
の表示を行う立体視用表示手段と、を備えたことを特徴
とする立体視用超音波イメージング装置である。
【0039】ここでは視差を有する複数の正視像イメー
ジとして最低2つを用意し、これら2つの正視像イメー
ジを立体視用にステレオイメージとして表示することが
好ましい。
【0040】この立体視用超音波イメージング装置で
は、音線に直交する被観測面の正視像イメージを複数生
成し、これを立体視用に表示しているので、観察者は被
観測面をステレオイメージとして立体視することができ
る。
【0041】尚、2つの平行した1次元受波エレメント
アレイを走査して被観測面の正視像イメージを得るよう
にしているので、極めて短時間に被観測面についての超
音波受波データを得ることができる。
【0042】また、2次元イメージである正視像イメー
ジを生成して立体視用に表示するため、計算による3次
元画像処理は必要なく、極めて短時間に処理が完了す
る。そして、ステレオイメージによる立体視であるた
め、正視像イメージについて遠近感が得られるようにな
る。
【0043】また、2つより多くの視点の異なる正視像
イメージを生成し、これらの正視像イメージを切り換え
て表示することで、異なる位置の視点からの立体視を実
現することが可能になる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の発
明の実施の形態例を詳細に説明する。 <立体視用超音波イメージング装置の構成(1)>図1
は本発明の実施の形態例の立体視用超音波イメージング
方法を実現するための装置並びに本発明の実施の形態例
の立体視用超音波イメージング装置の構成を示す構成図
である。
【0045】まず、図1を用いて装置全体の構成を説明
する。この図1において、制御部10は装置全体を統括
的に制御するもので、送受信の制御や画像処理の制御を
行っている。
【0046】発振器11は送受信の変復調に使用する信
号を生成する発振手段である。送信部20は発振部11
からの信号を受けて制御部10の指示のもとで送波電気
信号を生成する送信手段である。
【0047】超音波探触子30は送波電気信号を超音波
に変換して被検体内に送波し、被検体内から反射されて
戻って来た超音波信号を電気信号に変換する電気音響変
換素子である。ここでは超音波探触子30は、単一の送
波エレメント31と複数の受波エレメント32及び33
により構成されている。
【0048】送波エレメント31は送信部20からの送
波電気信号を超音波に変換して被検体内部に送波する電
気音響変換素子であり、被検体内のターゲット付近の被
観測面に対して超音波の送波を行うものである。
【0049】受波エレメント32及び33は所定の距離
(後述する基線長)を有するように配置され、被検体内
から反射されて戻って来た超音波信号を受波電気信号に
変換する電気音響変換素子である。
【0050】尚、この受波エレメント32及び33につ
いては、被検体内のターゲット付近の被観測面で反射さ
れた超音波を受けるもので、xy方向の2次元受波エレ
メントアレイ若しくは、y方向に走査可能なx方向の1
次元受波エレメントアレイにより構成されている。
【0051】尚、ここで、xy平面は被検体内の正視像
の平面(超音波の音線に直交する平面)を意味し、z方
向は被検体の奥行き方向(超音波の音線方向)を意味す
るものとして説明を行う。
【0052】受信部40は受波エレメント32及び33
からの2系統の受波電気信号から被観測面の正視像イメ
ージをステレオイメージとして生成するもので、受波電
気信号を直交検波等により復調する復調部41及び4
2、復調データから2次元イメージを2次元の高速フー
リエ変換(FFT)処理により生成する2次元FFT部
43及び44、イメージデータに対して座標変換や走査
周波数の変換等を行って表示用の映像信号を生成する画
像処理部44及び45から構成されている。
【0053】表示部50は受信部40で生成された正視
像イメージをステレオイメージとして表示するものであ
り、ステレオイメージ表示が可能な各種表示装置やビュ
ーワで構成されている。
【0054】また、図2は超音波探触子30の要部の断
面構成を示す断面図である。この図2においては、2つ
の2次元の受波エレメントアレイを用いた場合を例とし
て示している。
【0055】ここでは、送波エレメント31が中央部に
配置され、その両側に所定の基線長(ステレオ観察する
際の2つの観察位置の相互間距離)を有するように、受
波エレメント32と受波エレメント33とが配置されて
いる。尚、この基線長としては観察者の両眼の間隔程度
(約6cm)であることが好ましい。
【0056】また、送波エレメント31と受波エレメン
ト32及び33の送波側には超音波を集束させる音響レ
ンズ34a〜34cがそれぞれ設けられている。そし
て、音響レンズ34a〜34cにより超音波が集束する
位置と、受波エレメント32と受波エレメント33との
受波中心軸とが交わる位置とは、ターゲット60の被観
測面において略一致していることが好ましい。この一致
した位置近傍が被観測面として一番明瞭に描出されるこ
とになる。
【0057】<超音波イメージング処理方法の処理手順
(1)>次に、本発明の実施の形態例にかかる立体視用
超音波イメージング方法の処理手順並びに立体視用超音
波イメージング装置の動作について説明する。
【0058】図3は本発明の実施の形態例の立体視用超
音波イメージング方法の処理手順並びに立体視用超音波
イメージング装置の動作の概略処理フローを示すフロー
チャートである。
【0059】尚、立体視用超音波イメージング処理の処
理手順は大きく分けて、以下の,,の各ステップ
により構成されている。図3を参照して、このステップ
を順を追って説明する。
【0060】超音波送受波(図3ステップ1):送信
部20で生成された送波電気信号は超音波探触子30内
の送波エレメント31に送られる。送波エレメント31
は送波電気信号を超音波信号に変換して被検体内に送波
する。
【0061】送波された超音波信号は被検体内の反射,
散乱部位から反射,散乱されて、その一部が超音波探触
子30に戻って受波され、受波電気信号(受波信号)に
変換される。
【0062】この際、受波エレメント32及び33の観
察位置の違いによって、ターゲット60付近の物体には
見掛け上の相対位置の違い(視差)が生じている。従っ
て、受波電気信号も視差に応じたものになっている。
【0063】尚、正視像イメージを生成するためである
ので、採用する超音波送受信系としてはCWドプラシス
テムで十分である。 正視像イメージ生成(図3ステップ2):以上のよう
にして超音波探触子30で生成された受波電気信号は、
発振部11からの発振信号が参照されて、それぞれ復調
部41及び42で直交検波等により復調されて復調デー
タが生成される。
【0064】各復調データは2次元FFT部43及び4
4に供給され、この復調データから視線(超音波の音
線)に直交する被観測面についての正視像イメージデー
タがFFT処理により生成される。
【0065】この場合、受波エレメント32及び33と
して2次元の受波エレメントアレイを使用しているの
で、この被観測面についての2つの正視像イメージ(オ
ルソグラフィ)及びその映像信号を極めて短時間に生成
することができる。
【0066】ステレオイメージ表示(図3ステップ
3):そして、2次元FFT処理部で生成されたイメー
ジデータは画像処理部44及び45に供給される。
【0067】画像処理部44及び45は、このイメージ
データに座標変換や走査周波数の変換等の必要な処理を
施すと共に、表示装置50に適した走査周波数の映像信
号に変換してステレオイメージ表示用の映像信号を生成
する。
【0068】以上のようにして生成された正視像イメー
ジについてのステレオイメージ表示用の映像信号につい
て、表示部50においてステレオイメージとしての表示
が行われる。
【0069】この場合のステレオイメージの表示として
は、ステレオイメージとしての表示が可能な各種表示装
置やビューワを用いたものであれば、どのような表示で
も構わない。
【0070】従って、CRTディスプレイや液晶ディス
プレイ等に視差を有する2つの正視像イメージを基線長
だけ離して表示し、これらを平行法若しくは交差法によ
り観察者が観察することで、視差に基づいた遠近感が得
られる。
【0071】また、ビューワ内部に基線長だけ離した状
態で2つの正視像イメージを表示して、この正視像イメ
ージをビューワ外部から観察者が観察することで、視差
に基づいた遠近感が得られる。
【0072】従って、単独の正視像イメージでは単なる
2次元イメージであって奥行き(音線(z)方向のデー
タ)を有していないが、ステレオイメージとして表示す
ることで遠近感が感じられるようになり、正視像イメー
ジ内で表示されている物体の前後関係が明確になる。
【0073】また、このステレオイメージの表示として
は、微細なレンチキュラーレンズを用い、その後ろに2
つの正視像イメージを分割して交互に配置する方法を用
いることも可能である。その他、各種のステレオイメー
ジの表示方法を用いることができる。
【0074】尚、全体の処理としては2次元イメージデ
ータの生成と表示であるので、正視像イメージを生成し
ながらリアルタイムで立体視用の表示を開始することが
可能である。従って、高速な立体視用超音波イメージン
グ処理及び表示が行なえる。
【0075】<実施の形態例により得られる効果(1)
>以上詳細に説明した実施の形態例によれば、以下に説
明するような効果が得られる。
【0076】音線に直交する被観測面の正視像イメー
ジを複数生成し、これを立体視用に表示しているので、
観察者は被観測面をステレオイメージとして立体視する
ことができ、奥行きの前後関係を把握することができ
る。
【0077】この場合に、2次元受波エレメントアレ
イを用いて被観測面の正視像イメージを得るようにして
いるので、極めて短時間に被観測面についての超音波受
波データを得ることができる。
【0078】また、2つの正視像を生成して立体視用
に表示するため、2つの2次元イメージデータを生成す
るのみで済む。従って、計算による3次元画像処理は必
要なく、極めて短時間にリアルタイムで処理及び表示が
完了する。
【0079】<その他の実施の形態例>以上の実施の形
態例では受波エレメント32及び33として2次元受波
エレメントアレイを用いるものについて説明を行った
が、以下の構成にも使用することが可能である。
【0080】図4に示すように、紙面に垂直(x)方向
に複数の素子を有する1次元受波エレメントアレイで構
成された受波エレメント32′及び33′の受波面が被
検体表面61上で平行になるように配置する。
【0081】そして、これら受波エレメント32′及び
33′を周知の連結機構等によって連結すると共に、φ
(y)方向に傾けることが可能になるように構成してお
く。尚、このφ方向への傾けることについては、観察者
による手動操作であっても機械駆動であっても構わな
い。
【0082】このような構成とすることで、図5に示す
ように、x方向の1次元受波エレメントアレイである受
波エレメント32′及び33′をφ方向にスキャンさせ
ることにより、x−y平面の視差を有する2つの正視像
イメージが得られる。
【0083】そして、このようにして得られた2つの正
視像イメージをステレオイメージとして表示し、このス
テレオイメージの表示を観察者が観察することで、視差
に基づいた遠近感が得られる。
【0084】すなわち、音線に直交する被観測面の正視
像イメージを複数生成し、これを立体視用に表示してい
るので、観察者は被観測面をステレオイメージとして立
体視することができ、奥行きの前後関係を把握すること
ができる。
【0085】また、この場合に、2つの連動して走査可
能な1次元受波エレメントアレイを用いて被観測面の2
つの正視像イメージを得るようにしているので、極めて
短時間に(例えば、走査完了に伴って)被観測面につい
ての超音波受波データを得ることができる。
【0086】また、2つの正視像を生成して立体視用に
表示するため、2つの2次元イメージデータを生成する
のみで済む。従って、計算による3次元画像処理は必要
なく、極めて短時間に処理が完了する。
【0087】<立体視用超音波イメージング装置の構成
(2)>以上の図1,図2,図4及び図5で説明した立
体視用超音波イメージング装置は、ステレオイメージを
生成するために2つ(1組)の受波エレメントを備えた
ものであった。従って、受波エレメントが配置された位
置により視点の位置が定まることになる。
【0088】そこで、複数組の視差を有する受波エレメ
ントを配置しておいて正視像イメージを生成して、正視
像イメージを切り替えることで視点を切り替えるような
表示が可能である。
【0089】すなわち、図6に示すように、複数組の受
波エレメント38a〜38eを備えておく。また、受信
部40の各部(復調部46a〜46e,2次元FFT部
47a〜47e,画像処理部48a〜48e)について
も、受波エレメントと同数の処理を行える構成にしてお
き、正視像イメージをそれぞれ生成しておく。
【0090】そして、制御部10の指示により所望の視
点に相当する正視像イメージを選択する視点変更部49
を設け、ここで選択された視点に相当する正視像イメー
ジを表示部50に表示することで、視点変更が可能にな
る。
【0091】尚、このような場合の超音波探触子30と
しては、1次元受波エレメントアレイの場合には図7の
ように、互いに平行する受波エレメント38a〜38e
を並べて配置した構成が考えられる。
【0092】この図7の場合では、受波エレメントの配
置の間隔と基線長との関係により以下のようにして視点
が定まる。尚、受波エレメントの配置の間隔により視点
の位置は変化する。 視点:受波エレメント38a−受波エレメント38c 視点:受波エレメント38b−受波エレメント38d 視点:受波エレメント38c−受波エレメント38e また、更に多くの受波エレメントを配置しておけば更に
細かな視点の変更が可能にもなる。尚、この図6では1
次元受波エレメントアレイの場合を示したが、図2に示
した2次元受波エレメントアレイの場合であっても、複
数組の受波エレメントを設けることで視点の変更が可能
になる。
【0093】<超音波イメージング処理方法の処理手順
(2)>図8は本発明の実施の形態例の立体視用超音波
イメージング方法の処理手順並びに立体視用超音波イメ
ージング装置の動作の概略処理フローを示すフローチャ
ートである。
【0094】尚、立体視用超音波イメージング処理の処
理手順は大きく分けて、以下の,,,の各ステ
ップにより構成されている。図8を参照して、このステ
ップを順を追って説明する。
【0095】超音波送受波(図8ステップ1):送信
部20で生成された送波電気信号は超音波探触子30内
の送波エレメント31に送られる。送波エレメント31
は送波電気信号を超音波信号に変換して被検体内に送波
する。
【0096】送波された超音波信号は被検体内の反射,
散乱部位から反射,散乱されて、その一部が超音波探触
子30に戻って受波され、受波電気信号(受波信号)に
変換される。
【0097】この際、受波エレメント38a〜38eの
観察位置の違いによって、ターゲット60付近の物体に
は見掛け上の相対位置の違い(視差)が生じている。従
って、受波電気信号も視差に応じたものになっている。
【0098】正視像イメージ生成(図8ステップ
2):以上のようにして超音波探触子30で生成された
受波電気信号は、発振部11からの発振信号が参照され
て、それぞれ復調部46a〜46eで直交検波等により
復調されて復調データが生成される。
【0099】各復調データは2次元FFT部47a〜4
7eに供給され、この復調データから視線(超音波の音
線)に直交する被観測面についての正視像イメージデー
タがFFT処理により生成される。
【0100】この場合、受波エレメント38a〜38e
の受波結果からそれぞれ被観測面についての正視像イメ
ージ(オルソグラフィ)を生成しているので、それぞれ
についての映像信号を極めて短時間に生成することがで
きる。
【0101】ステレオイメージ表示(図8ステップ
3):そして、2次元FFT処理部で生成されたイメー
ジデータは画像処理部48a〜48eに供給される。
【0102】画像処理部48a〜48eは、このイメー
ジデータに座標変換や走査周波数の変換等の必要な処理
を施すと共に、表示装置50に適した走査周波数の映像
信号に変換してステレオイメージ表示用の映像信号を生
成する。
【0103】以上のようにして生成された正視像イメー
ジについて、まず第1の視点についてのステレオイメー
ジ表示用の映像信号が視点変更部49で選択され、表示
部50においてステレオイメージとしての表示が行われ
る。
【0104】尚、ここでは第1の視点については、正視
像イメージを生成しながら立体視用の表示を開始するこ
とが可能である。従って、高速な立体視用超音波イメー
ジング処理が行なえる。
【0105】視点変更(図8ステップ4,ステップ
5):視点変更について観察者から指示があれば、他の
視点についての映像信号を視点変更部49で選択して表
示部50に表示を行う。この場合、観察者から具体的に
指示された視点の表示を行う場合と、単に視点変更の指
示を受けて制御部が他の視点の順次切り替えて表示する
場合との両方が可能である。
【0106】この視点の順次切り替え表示によれば、視
点が順次移動する状態になるので、被検体が回転してい
る状態で立体視を行うことが可能になる。従って、奥行
きの前後関係を更に明確に把握することができるように
なる。
【0107】この場合のステレオイメージの表示として
は、ステレオイメージとしての表示が可能な各種表示装
置やビューワを用いたものであれば、どのような表示で
も構わない。
【0108】従って、CRTディスプレイや液晶ディス
プレイ等に視差を有する2つの正視像イメージを基線長
だけ離して表示し、これらを平行法若しくは交差法によ
り観察者が観察することで、視差に基づいた遠近感が得
られる。
【0109】また、ビューワ内部に基線長だけ離した状
態で2つの正視像イメージを表示して、この正視像イメ
ージをビューワ外部から観察者が観察することで、視差
に基づいた遠近感が得られる。
【0110】従って、単独の正視像イメージでは単なる
2次元イメージであって奥行き(音線(z)方向のデー
タ)を有していないが、ステレオイメージとして表示す
ることで遠近感が感じられるようになり、正視像イメー
ジ内で表示されている物体の前後関係が明確になる。
【0111】<実施の形態例により得られる効果(2)
>以上詳細に説明した実施の形態例によれば、以下に説
明するような効果が得られる。
【0112】音線に直交する被観測面の正視像イメー
ジを複数生成し、これを立体視用に表示しているので、
観察者は被観測面をステレオイメージとして立体視する
ことができ、奥行きの前後関係を把握することができ
る。
【0113】この場合に、複数の受波エレメントによ
り被観測面の正視像イメージを得るようにしているの
で、極めて短時間に被観測面についての超音波受波デー
タを得ることができる。
【0114】また、複数の正視像を生成して立体視用
に表示するため、2次元イメージデータを生成するのみ
で済む。従って、計算による3次元画像処理(多数の2
次元断層像イメージからの3次元イメージの生成)は必
要なく、極めて短時間に処理が完了する。従って、リア
ルタイムで処理と表示を行うことが可能である。
【0115】そして、複数の視点のステレオイメージ
を切り替えて表示することで、少しずつ異なる異なる視
点からの観察によって奥行きの前後関係を更に明確に把
握することができるようになる。また、この場合にも、
2次元イメージデータを生成するのみで済み、3次元画
像処理は必要なく、極めて短時間に処理が完了する。
【0116】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、以下に説明するような効果が得られる。
【0117】(1)音線に直交する被観測面について視
差を有する複数の正視像イメージを生成し、これら複数
の正視像イメージを立体視用に表示する立体視用超音波
イメージング方法についての第1の発明では、音線に直
交する被観測面の正視像イメージを複数生成し、これを
立体視用に表示しているので、観察者は被観測面をステ
レオイメージとして立体視することができる。
【0118】尚、正視像を生成して立体視用に表示する
ため、計算による3次元画像処理は必要なく、極めて短
時間に処理が完了する。そして、ステレオイメージによ
る立体視であるため、正視像イメージについて遠近感が
得られるようになる。
【0119】また、2つより多くの視点の異なる正視像
イメージを生成し、これらの正視像イメージを切り換え
て表示することで、異なる位置の視点からの立体視を実
現することが可能になる。
【0120】(2)音線に直交する被観測面について視
差を有する複数の正視像イメージを生成する正視像イメ
ージ生成手段と、この正視像イメージ生成手段により生
成された複数の正視像イメージについて立体視用の表示
を行う立体視用表示手段と、を備えた立体視用超音波イ
メージング装置についての第2の発明では、音線に直交
する被観測面の正視像イメージを複数生成し、これを立
体視用に表示しているので、観察者は被観測面をステレ
オイメージとして立体視することができる。
【0121】尚、正視像を生成して立体視用に表示する
ため、計算による3次元画像処理は必要なく、極めて短
時間に処理が完了する。そして、ステレオイメージによ
る立体視であるため、正視像イメージについて遠近感が
得られるようになる。
【0122】また、2つより多くの視点の異なる正視像
イメージを生成し、これらの正視像イメージを切り換え
て表示することで、異なる位置の視点からの立体視を実
現することが可能になる。
【0123】(3)所定の基線長を有するように配置さ
れた2つの2次元受波エレメントアレイと、これら2つ
の2次元受波エレメントアレイにより得られた超音波受
波データから音線に直交する被観測面について所定の視
差を有する正視像イメージをそれぞれ生成する正視像イ
メージ生成手段と、この正視像イメージ生成手段により
生成された複数の正視像イメージについて立体視用の表
示を行う立体視用表示手段と、を備えた立体視用超音波
イメージング装置の第3の発明では、音線に直交する被
観測面の正視像イメージを複数生成し、これを立体視用
に表示しているので、観察者は被観測面をステレオイメ
ージとして立体視することができる。
【0124】尚、2次元受波エレメントアレイを用いて
被観測面の正視像イメージを得るようにしているので、
極めて短時間に被観測面についての超音波受波データを
得ることができる。
【0125】また、2次元イメージである正視像イメー
ジを生成して立体視用に表示するため、計算による3次
元画像処理は必要なく、極めて短時間に処理が完了す
る。そして、ステレオイメージによる立体視であるた
め、正視像イメージについて遠近感が得られるようにな
る。
【0126】また、2つより多くの視点の異なる正視像
イメージを生成し、これらの正視像イメージを切り換え
て表示することで、異なる位置の視点からの立体視を実
現することが可能になる。
【0127】(4)所定の基線長を有するように互いに
平行に配置され、基線長方向に音線を走査可能な2つの
1次元受波エレメントアレイと、これら2つの1次元受
波エレメントアレイにより得られた超音波受波データか
ら音線に直交する被観測面について所定の視差を有する
正視像イメージをそれぞれ生成する正視像イメージ生成
手段と、この正視像イメージ生成手段により生成された
複数の正視像イメージについて立体視用の表示を行う立
体視用表示手段と、を備えたことを特徴とする立体視用
超音波イメージング装置についての第4の発明では、音
線に直交する被観測面の正視像イメージを複数生成し、
これを立体視用に表示しているので、観察者は被観測面
をステレオイメージとして立体視することができる。
【0128】尚、2つの平行した1次元受波エレメント
アレイを走査して被観測面の正視像イメージを得るよう
にしているので、極めて短時間に被観測面についての超
音波受波データを得ることができる。
【0129】また、2次元イメージである正視像イメー
ジを生成して立体視用に表示するため、計算による3次
元画像処理は必要なく、極めて短時間に処理が完了す
る。そして、ステレオイメージによる立体視であるた
め、正視像イメージについて遠近感が得られるようにな
る。
【0130】また、2つより多くの視点の異なる正視像
イメージを生成し、これらの正視像イメージを切り換え
て表示することで、異なる位置の視点からの立体視を実
現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の立体視用超音波イメー
ジング装置の構成を示す構成図である。
【図2】本発明の実施の形態例の立体視用超音波イメー
ジング装置の主要部である超音波探触子の要部断面構成
を示す構成図である。
【図3】本発明の実施の形態例の立体視用超音波イメー
ジング方法の処理内容の概略を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明の実施の形態例の立体視用超音波イメー
ジング装置の主要部である超音波探触子の他の構成例を
示す構成図である。
【図5】本発明の実施の形態例の立体視用超音波イメー
ジング装置の主要部である超音波探触子の他の構成例を
示す構成図である。
【図6】本発明の実施の形態例の立体視用超音波イメー
ジング装置の構成を示す構成図である。
【図7】本発明の実施の形態例の立体視用超音波イメー
ジング装置の主要部である超音波探触子の他の構成例を
示す構成図である。
【図8】本発明の実施の形態例の立体視用超音波イメー
ジング方法の処理内容の概略を示すフローチャートであ
る。
【図9】3次元画像表示方法として複数の断層イメージ
から3次元的な画像を生成するMIP処理の様子を示す
説明図である。
【符号の説明】
10 制御部 11 発振部 30 超音波探触子 31 送波エレメント 32 受波エレメント 33 受波エレメント 34a〜34c 音響レンズ 40 受信部 41,42 復調部 43,44 2次元FFT部 44,45 画像処理部 50 表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音線に直交する被観測面について視差を
    有する複数の正視像イメージを生成し、 これら複数の正視像イメージを立体視用に表示すること
    を特徴とする立体視用超音波イメージング方法。
  2. 【請求項2】 音線に直交する被観測面について視差を
    有する複数の正視像イメージを生成する正視像イメージ
    生成手段と、 この正視像イメージ生成手段により生成された複数の正
    視像イメージについて立体視用の表示を行う立体視用表
    示手段と、を備えたことを特徴とする立体視用超音波イ
    メージング装置。
  3. 【請求項3】 所定の基線長を有するように配置された
    2つの2次元受波エレメントアレイと、 これら2つの2次元受波エレメントアレイにより得られ
    た超音波受波データから音線に直交する被観測面につい
    て所定の視差を有する正視像イメージをそれぞれ生成す
    る正視像イメージ生成手段と、 この正視像イメージ生成手段により生成された複数の正
    視像イメージについて立体視用の表示を行う立体視用表
    示手段と、を備えたことを特徴とする立体視用超音波イ
    メージング装置。
  4. 【請求項4】 所定の基線長を有するように互いに平行
    に配置され、基線長方向に音線を走査可能な2つの1次
    元受波エレメントアレイと、 これら2つの1次元受波エレメントアレイにより得られ
    た超音波受波データから音線に直交する被観測面につい
    て所定の視差を有する正視像イメージをそれぞれ生成す
    る正視像イメージ生成手段と、 この正視像イメージ生成手段により生成された複数の正
    視像イメージについて立体視用の表示を行う立体視用表
    示手段と、を備えたことを特徴とする立体視用超音波イ
    メージング装置。
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