JPH09269868A - コンピュータ用のソフト指示入力装置と同入力装置用バックアップボード - Google Patents

コンピュータ用のソフト指示入力装置と同入力装置用バックアップボード

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JPH09269868A
JPH09269868A JP7715096A JP7715096A JPH09269868A JP H09269868 A JPH09269868 A JP H09269868A JP 7715096 A JP7715096 A JP 7715096A JP 7715096 A JP7715096 A JP 7715096A JP H09269868 A JPH09269868 A JP H09269868A
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JP
Japan
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board
software
input device
instruction input
casing
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JP7715096A
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Inventor
Hiroshi Kidokoro
浩 城所
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HATAKEYAMA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
HATAKEYAMA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】単一の機能指示入力装置を使い、ボードの交換
と同ボード上の機能操作表示に従う簡単なタッチ操作に
より外部コンピュータに多様なソフトを起動させること
ができる機能指示入力装置と同送信器に適用される交換
可能なバックアップボードとを提供する。 【解決手段】ケーシング(111) の一側部にボード挿脱口
(111a ′) を有し、内部にIC基板が装着され、そのス
イッチ操作面に配された透明シート(113a)とボード挿入
空間を介して配されたパネル体(113b)とからなる静電容
量式の位置検出スイッチ回路を有する機能指示入力装置
本体(110) の前記ボード挿脱口(111a ′) に、周辺部に
表裏識別兼機能検出部(20a) を有すると共に、表裏面に
機能操作用の絵文字等の機能表示がなされ、前記透明シ
ート(113a)の押圧によるスイッチ操作時に同透明シート
(113a)を裏面から支持する剛性板材からなるバックアッ
プボード(20)を交換して挿入し、前記透明シート(113a)
を介してバックアップボード(20)の所望の機能操作表示
を軽く押圧することにより、外部コンピュータの対応ソ
フトを起動させると共に、各種機能操作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、通常のマウスに代
えて透明フィルムの裏面側に配されるバックアップボー
ドの表面に表示された絵文字等による指示操作表示に従
って前記透明フィルム表面に軽く触れるだけでコンピュ
ータが実行可能な各種アプリケーションソフトを起動可
能にするソフト指示入力装置と前記バックアップボード
に関し、更に詳しくは単一のソフト指示入力装置により
多様なアプリケーションソフトに対応できると共にその
ソフト指示の組替え・登録・消去・移動が簡単になし得
るソフト指示入力装置と、同ソフト指示入力装置の用途
拡大のために使用される交換可能なバックアップボード
とに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、いわゆるパソコンの普及は目ざま
しく、小学校や中学校の教材にも多く採用されるように
なり、一般家庭にまで使用が拡大されてきている。通
常、これらのパソコン操作はキーボード上のボタン操作
とマウスによるディスプレィ上に表示された特定のソフ
トの起動指示操作が中心となっているが、ウインドウズ
(登録商標)を中心とするグラフィカル・ユーザー・イ
ンタフェース(GUI)の出現は、パソコン操作に馴染
みのない人々にとっても、ディスプレィ上に表示された
絵文字にカーソルを合わせ、スイッチング操作を行うだ
けで所望の多様な機能が実行できるため、パソコンの普
及に一段と拍車をかけている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなGUIの出現によってもマウス操作に全面的に依
存することは相変わらず難しく、特に文字入力にはキー
ボード上のボタン操作が不可欠であり、また個々のアプ
リケーションソフトに対応してパソコンを操作するため
には、マウス操作に加えてキーボード上のボタン操作に
も頼らざるを得ない場合が多い。
【0004】また、パソコン本体が実行できるアプリケ
ーションソフトは多様な種類に及ぶが、そのうち例えば
文字入力用ソフトは別として、現実には頻繁に使われる
アプリケーションソフトの種類は数個に限られる場合が
多い。特に、個々の操作者が定常に使用するアプリケー
ションソフトの種類は極く限られ、またそれらのソフト
の複数を同時に組み合わせて実行させることも多い。こ
のように複数のソフトを組み合わせて実行させる場合に
は、通常、使用ソフト数と同数のマウス操作或いはキー
操作によりソフト呼出しを行わなければならず、これら
の操作に不慣れな者にとってはその負担が大きく、更に
は定常的に使用する熟練者にとってもその煩雑さを払拭
することはできない。
【0005】本発明は上述の課題を解決すべくなされた
ものであり、その具体的な目的は単一のソフト指示入力
装置を使い、しかも同入力器の操作面上に表示されたソ
フト機能を指示する絵文字に軽く触れるだけで簡単に多
様なソフトを起動させることができ、また複数のソフト
をグループ化すると共に、それらの多様な組合せによる
使用が可能であり、更にはその必要な組合わを予め登録
しておけば、それらの組替え・移動も軽いタッチ操作で
簡単に実行できるコンピュータ用のソフト指示入力装置
と同入力器用の交換可能なバックアップボードとを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的は、本発明の主
要な構成をなす一側部に形成されたボード挿脱口、スイ
ッチ操作面に固設された透明シート、同透明シート表面
のスイッチ操作位置を検出する位置検出回路を有するケ
ーシング、同ケーシングの内部に装着され、前記位置検
出回路に接続されたIC基板、及び同IC基板と外部コ
ンピュータとの接続部を有する指示入力装置本体と、前
記ケーシングのボード挿脱口に抜差し可能であり、周辺
部に表裏識別兼ソフト検出部を有すると共に、表裏面に
ソフト別の操作用絵文字等からなるソフト操作表示がな
され、前記透明シート表面のスイッチ操作時に同シート
を裏面から支持する剛性板材からなるバックアップボー
ドとを備えてなることを特徴とするコンピュータ用のソ
フト指示入力装置により達成される。
【0007】前記位置検出回路が、2枚の透明シートが
非接触状態で積層固定され、その相対する操作面にマト
リックス状に配された透明電極を有するパネル体である
場合と、前記位置検出回路が、前記バックアップボード
の裏面側に配され、前記透明シート表面のスイッチ操作
位置との間の静電容量の変化を検出する位置検出電極を
有するパネル体である場合とがある。更には、前記静電
容量の変化を検出する位置検出電極を有するパネル体を
透明板のみで構成してスイッチ操作面とすることもでき
る。そして、前記バックアップボードの周辺部に設けら
れる表裏識別兼ソフト検出部の設定部位はソフト群の種
類別に変位されている。更には、前記表裏識別兼ソフト
検出部が同一ボード上に複数設けられている場合もあ
る。
【0008】一方、前記表裏識別兼ソフト検出部はバッ
クアップボードの挿入端の一部から挿入方向に突出する
突部からなり、同突部の押圧による検出信号が前記IC
基板に導通される。或いは、前記表裏識別兼ソフト検出
部がバックアップボードの周辺の一部に形成される小孔
からなり、前記ケーシングが前記小孔の検出部を有する
と共に、同検出部の検出による検出信号が前記IC基板
の入力部に入力される。更には、前記表裏識別兼ソフト
検出部がバックアップボードの挿入端の一部に設けられ
た導電性接触子からなり、前記ケーシングのボード挿入
空間の相対する部位に被接触子を有すると共に、両接触
子の接触による検出信号が前記IC基板に入力されるよ
うにも構成できる。
【0009】前記バックアップボードの材質は絶縁性で
あり、ある程度の剛性を備えていれば、例えば金属板等
も使用可能であるが、各種の絶縁性の高い熱可塑性合成
樹脂材料から成形されることが望ましい。また、前記バ
ックアップボードの表裏表示面における前記表示の全部
又は一部が、絵文字等が印刷表示された交換可能なシー
ル片によりなされる。
【0010】前記透明シート面のタッチ操作による位置
検出情報と前記バックアップボードの表裏識別兼ソフト
検出部によるソフト検出情報とを外部コンピュータに接
続させるため、前記IC基板は、前記表裏識別兼ソフト
検出部のソフト検出情報に基づく各ソフト群ごとの起動
信号を前記外部コンピュータに送信するためのソフト群
別起動プログラムを有しており、更には上記透明シート
面のスイッチ操作に基づく前記バックアップボードの各
機能操作表示位置を変更するプログラムを有すると共
に、上記透明シート面のスイッチ操作に基づき外部コン
ピュータによる実行可能な各ソフトの組替え・登録・消
去・移動等の多様なプログラムを有している。
【0011】
【発明の実施形態】以下、本発明の好適な実施形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図1〜図4は本発明の
代表的な実施例であるパソコン用のソフト指示入力装置
1の構造図である。本発明の機能指示入力装置1は入力
指示装置本体10と、同装置本体10に挿脱可能な所定
の剛性をもつバックアップボード20とからなる2部材
により構成される。
【0012】前記入力指示装置本体10は、ケーシング
11と同ケーシング11の内部に設けられたIC基板1
2とを有し、そのケーシング11はポリエチレン系、ポ
リスチレン系、ポリエステル系等からなる熱可塑性合成
樹脂材料により成形される。その外形は任意に設計でき
るが、本実施例による外観は略方形の薄型函状をなして
いる。そして、その函体の後壁部11aには細長の開口
が形成されており、この開口が本発明の重要な構成部材
の一部をなす上記バックアップボード20の挿脱口11
a′を構成する。一方、前記挿脱口11a′の横には、
内部のIC基板12の出力ポートと外部コンピュータの
一種をなすパソコン本体PCの入力ポートとを接続する
接続コード14が延設されている。
【0013】また、前記ケーシング11の上面は矩形状
に開口したスイッチ操作面を構成し、その開口部にタッ
チパネル13が装着されている。本実施例では、同タッ
チパネル13は抵抗膜方式が採用された公知の構成を有
しており、相対する操作面にマトリックス状に配された
透明電極を有する2枚の透明シートを非接触状態で積層
したパネル状をなし、その周縁部の一部から各電極端子
をまとめて外方に引出してなるものである。各電極端子
はケーシング内部に装着された上記IC基板12の入力
端子に接続される。
【0014】そして、同ケーシング11の上記ボード挿
脱口11a′に通じる奥部空間15はボード挿入空間1
6よりも上記バックアップボード20より広く形成さ
れ、その奥部空間15には所要のプログラムが書き込ま
れた上記IC基板12が装着されている。このIC基板
12の入力端子には上記タッチパネル13から引き出さ
れた各電極端子が接続されている。
【0015】一方、前記機能支持入力装置本体10に挿
脱される上記バックアップボード20は、ある程度の剛
性を有する絶縁性の合成樹脂材料から構成される矩形状
の板材からなり、図示例にあっては同バックアップボー
ド20はABS樹脂からなり、その表裏両面には上記パ
ソコンPCが起動し得る各種のソフト群別、或いはそれ
らソフトの組合せを意味する絵文字等による操作機能が
表示された複数のシール片21が貼着されている。これ
らのシール片21は、使用する単独のソフト又は複数の
ソフトを組み合わせたソフト群の機能を表示する絵文字
が選択され、タッチパネル13のスイッチ操作面に対す
る所定の手順に従った軽いタッチ操作により、使用者の
要望に沿って最も使いやすい位置に同ソフト群の操作位
置が変更され、その操作位置に前記絵文字を有するシー
ル片21に貼り替えることができる。そのため、前記I
C基板12にはパソコンPC上において各種ソフトの組
替え・移動・登録・移動等を実行させるプログラムが書
き込まれている。
【0016】また、前記バックアップボード20は上記
ケーシング11のボード挿脱口11a′とほぼ同一の断
面形状を有すると共に、上記タッチパネル13を支持す
るに充分な長さを有している。そして、図1〜図4に示
す実施例によれば、バックアップボード20の挿入側先
端の左右いずれかの一端部にバックアップボード本体2
1と同一の肉厚をもち水平に突出する突部22が形成さ
れている。この突部22が本発明における表裏識別兼ソ
フト検出部を構成する。
【0017】前記突部22はバックアップボード20が
機能支持入力装置本体10に挿入されたとき、バックア
ップボード20の表裏を識別すると共に、例えばケーシ
ング11の対応する部位に設置される近接スイッチを作
動させ、以降になされるタッチパネル13上のスイッチ
操作に対応してIC基板12に書き込まれグループ化さ
れた各種ソフト群のための切替信号を、同IC基板12
を介してパソコンPCに送る機能を有している。そのた
め、上記機能指示入力装置本体10の内部には前記突部
22の挿入限位置に対向して近接スイッチ等のソフト切
替えスイッチ手段が設けられている。この場合、バック
アップボード20の機能指示入力装置本体10に対する
挿入態様は表裏の2態様であるため、前記ソフト群の切
替えスイッチ手段は前述の部位に単独に設置するだけで
充分である。
【0018】即ち、例えばバックアップボード20の表
面をタッチパネル13の近接面として機能支持入力装置
本体10に挿入するときは、バックアップボード本体2
1の例えば左端部先端に設けられた突部22が前記切替
えスイッチ手段を入側に作動させて、同バックアップボ
ード本体21の表面に表示された操作機能表示に従った
複数のプログラムが実行されるが、逆にバックアップボ
ード20の裏面をタッチパネル13の近接面として機能
指示入力装置本体10に挿入するときは、前記突部22
の位置はバックアップボード本体21の右端部先端に移
り、前記切替えスイッチ手段を作動させず、同バックア
ップボード本体21の裏面に表示された操作機能表示に
従ったプログラム群が実行されることになる。
【0019】いま、例えばバックアップボード20の裏
面をタッチパネル13の近接面として機能指示入力装置
本体10に挿入すると、上記プログラム切替えスイッチ
手段は作動せず、IC基板12に記憶されたソフト群が
特定される。このとき、タッチパネル13の背面側にあ
るバックアップボード裏面の表示はタッチパネル13を
透して見ることができる。そこで、上記絵文字で表示さ
れた必要とする操作機能表示の部分をタッチパネル13
の表面から軽く押圧すると、その位置信号がケーシング
11の内部に装着されたIC基板12に送られ、同IC
基板12からは選定された特定のソフトの起動信号がパ
ソコンPCに送られて、同ソフトが起動される。
【0020】更に、本発明に係る機能指示入力装置1
は、パソコンPCの内部に予め格納されているソフトの
他に、同パソコンPCが外部ソフトに対応できる場合に
は、同ソフトに対しても本機能指示入力装置1を操作す
ることにより、それらのソフトを起動させることができ
る。そのために、機能指示入力装置1の内部に装着され
たIC基板12には前記パソコンPCを任意に作動する
ための必要なプログラムとデータ処理部が設けられると
共に、多様な外部ソフトに対応できる複数のプログラム
が書き込まれると共に、これらのプログラムに対応する
ソフトを起動させるための起動信号が前記パソコンPC
に送られるようになっている。
【0021】そして、前述の多種類のソフトのうち予め
登録されたソフト群をパソコンPC上で起動可能とする
ための送信は、上記バックアップボード20を選択する
ことにより実行が可能となる。即ち、上述の実施例では
周縁から1個の突部22を有する1枚のバックアップボ
ード20を例示しているが、本発明では上記表裏識別兼
ソフト検出部を異なる部位に設けたバックアップボード
20を予め複数枚用意しておけば、その差別性に基づい
て多様なソフト群に対応できるようになる。この場合、
上記ケーシング11には特定のソフト群を指定するバッ
クアップボード20を、例えばその表面をタッチパネル
13に対向させた状態で挿入したとき、ケーシング11
の内部には前記表裏識別兼ソフト検出部である突部22
に対応する位置に近接スイッチ等のソフト切替えスイッ
チ手段が設けられている。
【0022】更に本実施例では、上記IC基板12には
所定の手順に従って上記タッチパネル13のスイッチ操
作を行うことにより、パソコンPCにおける各種ソフト
の組替え・登録・消去・移動等をも可能にするプログラ
ムが書き込まれている。この場合、一枚の上記バックア
ップボード20の周縁部に2以上の表裏識別兼ソフト検
出部を設けることにより解決される。即ち、2以上の前
記表裏識別兼ソフト検出部がケーシング11内の対応す
るソフト切替えスイッチ手段を作動させて、パソコンP
Cによる起動可能な2以上のソフト群に対応して前記I
C基板12に書き込まれた切替えプログラムを同時に実
行させ得るようにしている。更には、前記IC基板12
には、上記透明シート面を所定の操作手順でタッチする
ことにより、前記パソコンPC上における実行可能な対
応ソフト群間の各ソフトの組替え・登録・消去・移動等
を可能にするために必要な各種信号が前記パソコンPC
に送り出されるような各種の機能プログラムが書き込ま
れている。勿論、この場合には前記バックアップボード
の表裏両面に、或いは前記透明シート上にそれらの操作
手順・機能が絵文字等により表示されている。
【0023】図5〜図9は、本発明の他の実施例である
機能指示入力装置101の一例を示している。上記実施
例ではケーシングのスイッチ操作部における位置検出回
路として抵抗膜方式を採用しているが、本実施例による
前記位置検出回路は、前記スイッチ操作部に張設される
透明シート113aと、上記バックアップボード20が
ケーシング111に挿入されたとき、同バックアップボ
ート20を挟んで前記透明シート113aに対設された
パネル体113bとからなる。前記透明シート113a
と前記パネル体130bとの対向面には、それぞれに図
示せぬ位置検出電極が印刷等により形成されている。そ
して、前記透明シート113aの裏面に形成される位置
検出電極は透明であり、同透明シート113aに指等で
軽く接触すると、その接触位置における透明シート11
3aとパネル体113bとの静電容量がバックアップボ
ード20を介して変化する。この容量の変化を検出し
て、その接触位置の位置座標を前記IC基板112によ
り検出し、その検出信号をパソコンPCに送り出す、い
わゆる静電容量方式によるスイッチ操作部を採用してい
る。
【0024】かかる位置検出方式を採用しているため、
本実施例の機能指示入力装置本体110は、図5〜図9
に示し以下に説明する外観形状と内部構造とを有してい
る。
【0025】即ち、前記入力指示装置本体110は、ケ
ーシング111と同ケーシング111の内部に設けられ
たIC基板112とを有し、その外形は上記実施例と同
様に任意に設計できるが、本実施例によるケーシング1
11は外観が略矩形の薄型函状をなしている。そして、
そのケーシング111の後壁部111aには上記バック
アップボード20の挿脱口111a′が形成されてお
り、また同挿脱口111a′の横には、内部のIC基板
112の出力ポートと外部のパソコン本体PCの入力ポ
ートとを接続するための接続コード114が延設されて
いる。
【0026】更に、前記ケーシング111の上面はスイ
ッチ操作面が矩形状に開口しており、その開口部には裏
面に透明な位置検出電極を有する上記透明シート113
aが張設固定されている。一方、本実施例では前記ケー
シング111の底部に沿ったほぼ全面にわたりIC基板
112が装着固定されており、バックアップボード20
が前記挿脱口111a′から挿入されるための挿入空間
を残して、前記IC基板112と前記透明シート113
aとの間に、上記パネル体113bをケーシング111
に介装固定している。このパネル体113bは前記ケー
シング111及びバックアップボード20と同様の材質
が使われ、本実施例ではABS樹脂からなる適度に剛性
をもつ板材から構成されている。このパネル体113b
の上記透明シート113aに相対する面には図示せぬ位
置検出電極が形成されている。そして、前記透明シート
113a及びパネル体113bの各周縁部に集められた
各位置検出電極の電極端子は、上記IC基板112の入
力端子に接続される。
【0027】本実施例におけるバックアップボード20
の構成は上述の実施例と同様であるが、ケーシング11
1はIC基板113の収容空間を広く設定できるため、
IC基板112の記憶容量を上記実施例におけるIC基
板12よりも大きくでき、その結果、上述の各種機能に
加えて更にきめ細かな多様な機能を付加することが可能
となる。例えば、本実施例によると、片仮名、英文字、
各種コード、記号等の入力モードの登録、アプリケーシ
ョン別に頻繁に使用されるメニュー、ツール等のアイコ
ンの登録、グラフィックソフトのツールの登録、特定の
アプリケーションのファイル登録、各種ソフトの起動操
作手順の登録、或いはこれらの登録がみだりに消去され
ないようにするセキュリティ管理の登録等、各種の登録
が可能とされている。勿論、これらの各種の登録を所定
の手順により消去したり、或いは各種ソフト間における
組合せ、組替え、移動もできるようにされている。
【0028】これら登録等の各機能を実行するためのプ
ログラムは上記IC基板112に組み込まれているが、
上記各バックアップボード20にそれらの機能を実行さ
せるためのアイコン表示をした場合に、他の通常のソフ
トの機能表示部位に制約を受けかねないこと、並びにこ
れら登録等の機能は一時的に使用されるものが多いこと
等を考慮すると、これらの機能のうち通常はあまり使わ
れない種類の登録等の機能は一枚の共通する登録等専用
のバックアップボード20を予め用意しておき、同バッ
クアップボード20の表裏面に必要な機能表示をアイコ
ンで表示しておくことも可能である。
【0029】いま、図5〜図9に示すバックアップボー
ド20を使って本実施例の機能指示入力装置101によ
るパソコンPCの操作手順とその機能の一例を説明す
る。例えば、前記バックアップボード20の表面を上記
透明シート113aと相対するようにしてケーシング1
11の内部に挿入する。前記バックアップボード20が
挿入されると、ケーシング111の内部の図示せぬ対応
するソフト切替えスイッチ手段が作動して、その信号が
IC基板112に送られパソコンPCの実行可能なソフ
ト群のうちから特定のソフト群が選択され、パソコンP
Cを起動させる。
【0030】ここで、透明シート113aを透して見え
る前記バックアップボード20の表面表示に従って同透
明シート113aの特定の操作表示部分を軽くタッチす
ると、同タッチ位置において前記透明シート113aと
裏面側に配された上記パネル体113bとの間の静電容
量が変化し、同変化量からIC基板112がタッチ位置
の位置座標を検出し、対応する特定のアプリケーション
ソフトの選択信号をパソコンPCに送り込まれる。以降
は、可能である場合には機能指示入力装置101の前記
透明シート113aのタッチ操作により直接パソコンP
Cを操作し、或いは不可能である場合には通常のキーボ
ード上におけるボタン操作によりパソコンPCを操作す
る。
【0031】以上は、バックアップボード20が単一の
表裏識別兼ソフト検出部を有している場合であるが、本
発明の機能指示入力装置1,101では、図10に例示
する如く同バックアップボード20に複数の表裏識別兼
ソフト検出部を設け、パソコンPC上で複数のソフト群
を同時に起動させるようにすることもできる。この場
合、バックアップボードの周縁部に多数の表裏識別兼ソ
フト検出部を設けると共に、それらの表裏識別兼ソフト
検出部のうち不要な検出部を切除して、同時に起動可能
なソフト群を利用者の自由な選択に任せることも可能で
ある。ただし、バックアップボード20の表裏面を利用
とする場合には、前記多数の表裏識別兼ソフト検出部
を、バックアップボード20の表裏を反転させたとき、
同ボード20の幅方向で重複部分に設けることはできな
い。
【0032】以上の説明から理解できるように、本発明
の機能指示入力装置1,101はパソコンPCが実行可
能な多様なソフト群、或いはその組合せに対応するバッ
クアップボードを用意すれば、単に特定のソフトに限定
されることなく多様な機能を同時に実行できるものであ
る。
【0033】また、上述の実施例ではバックアップボー
ドの表裏識別兼機能検出部として突部22,220を設
けると共に、ケーシング本体内の対応部位に例えば近接
スイッチ等のプログラム切替えスイッチ手段を設けてい
るが、図11に示すように前記突部22,220に代え
てバックアップボードの周辺の一部にピンホール222
を形成すると共に、同ピンホール222に対応するケー
シングのボード挿入空間に例えば光センサのような図示
せぬピンホール検出手段を設けることもあり、或いは図
12に示すように表裏識別兼機能検出部としてバックア
ップボードの挿入端の一部に導電性接触子220bを設
けると共に、前記ケーシングのボード挿入空間の相対す
る部位に図示せぬ被接触子を設けて、前記ピンホール2
22の検出信号或いは前記両接触子220bの接触信号
を上記IC基板の入力ポートに導通するように構成する
ことも可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明は上述の構成を備えているため、
表裏面に異なった機能を有するソフト群について、その
機能操作表示がなされているバックアップボードの表裏
を入れ換えてケーシングに挿入することにより、同ボー
ドの表裏面に表示されたアイコンに従った多様な処理を
外部コンピュータに実行可能にするばかりでなく、更に
は同バックアップボードの周辺の異なる部位に表裏識別
兼ソフト検出部を設けた複数枚のバックアップボードを
用意しておけば、そのボードの入れ換えという簡単な操
作で多数のソフト群から特定のソフト群について選択的
に外部コンピュータを起動させることができるものであ
る。
【0035】また、本発明の機能指示入力装置は、それ
自体が各ソフト毎或いはソフト群毎に登録・組替え・移
動、消去等の機能を有しているため、一枚のバックアッ
プボードに使用者が頻繁に利用するソフト群をまとめて
登録もでき、そのボード上におけるソフトのタッチ操作
位置も任意に選定し、或いは任意に移動させることが可
能である。従って、本発明装置はその操作面の軽いタッ
チによる簡単な操作で多様なソフトが実行できることに
加えて、煩雑な操作を要することなく極めて使い勝手に
優れた有用な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例である機能指示入力装
置の上面図である。
【図2】同機能指示入力装置の正面図である。
【図3】図1におけるI-I 線の矢視断面図である。
【図4】図1におけるII-II 線の矢視断面図である。
【図5】本発明の他の実施例である機能指示入力装置の
ボード挿入時における使用態様を示す斜視図である。
【図6】上記機能指示入力装置の上面図である。
【図7】同機能指示入力装置の側面図である。
【図8】図6におけるIII-III 線の矢視断面図である。
【図9】図6におけるIV-IV 線の矢視断面図である。
【図10】上記バックアップボードの変形例を示す要部
斜視図である。
【図11】上記バックアップボードに形成される表裏識
別兼機能検出部の変形例を示す部分斜視図である。
【図12】上記バックアップボードに形成される表裏識
別兼機能検出部の他の変形例を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1,101 機能指示入力装置 10,110 装置本体 11,111 ケーシング 11a,111a 後壁部 11a ′,111a ′ボード挿脱口 12,112 IC基板 13 タッチパネル 14 接続コード 15 奥部空間 16 ボード挿入空間 113a 透明シート 113b パネル体 20 バックアップボード 21 シール片 22 突部 220a ピンホール 220b 接触子

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側部に形成されたボード挿脱口、スイ
    ッチ操作面に固設された透明シート、同透明シート表面
    のスイッチ操作位置を検出する位置検出回路を有するケ
    ーシング、同ケーシングの内部に装着され、前記位置検
    出回路に接続されたIC基板、及び同IC基板と外部コ
    ンピュータとの接続部を有する指示入力装置本体と、 前記ケーシングのボード挿脱口に抜差し可能であり、周
    辺部に表裏識別兼ソフト検出部を有すると共に、表裏面
    にソフト別の操作用絵文字等からなるソフト操作表示が
    なされ、前記透明フィルム表面のスイッチ操作時に同フ
    ィルムを裏面から支持する剛性板材からなるバックアッ
    プボードと、を備えてなることを特徴とするコンピュー
    タ用のソフト指示入力装置。
  2. 【請求項2】 前記位置検出回路は、2枚の透明シート
    が非接触状態で積層固定され、その相対する操作面にマ
    トリックス状に配された透明電極を有しるパネル体であ
    る請求項1記載のソフト指示入力装置。
  3. 【請求項3】 前記位置検出回路は、前記バックアップ
    ボードの裏面側に配され、前記透明シート表面のスイッ
    チ操作位置との間の静電容量の変化を検出する位置検出
    電極を有するパネル体である請求項2記載のソフト指示
    入力装置。
  4. 【請求項4】 前記表裏識別兼ソフト検出部の位置情報
    に基づき、IC基板の記憶部に書き込まれたプログラム
    を介して外部コンピュータによる起動可能な表裏対応ソ
    フトに切替えられる請求項1記載のソフト指示入力装
    置。
  5. 【請求項5】 前記表裏識別兼ソフト検出部の設定部位
    が外部コンピュータによる起動可能な複数のソフト群毎
    に変位されてなり、前記IC基板が前記検出部の位置情
    報に基づく各ソフト群ごとの起動信号を前記外部コンピ
    ュータに送信するためのソフト群別起動プログラムを有
    してなる請求項1又は4記載のソフト指示入力装置。
  6. 【請求項6】 前記IC基板は、上記透明シート面のス
    イッチ操作に基づく前記バックアップボードの各機能操
    作表示位置を変更するプログラムを有してなる請求項
    1、4又は5記載のソフト指示入力装置。
  7. 【請求項7】 前記IC基板は、上記透明シート面のス
    イッチ操作に基づき外部コンピュータによる実行可能な
    各ソフトの組替え・登録・消去の各プログラムを有して
    なる請求項1、4又は5記載のソフト指示入力装置。
  8. 【請求項8】 前記バックアップボードが合成樹脂材料
    からなる請求項1記載の機能指示入力装置。
  9. 【請求項9】 前記表裏識別兼ソフト検出部がバックア
    ップボードの挿入端の一部から挿入方向に突出する突部
    からなり、同突部の押圧による検出信号が前記IC基板
    に導通される請求項1記載のソフト指示入力装置。
  10. 【請求項10】前記表裏識別兼ソフト検出部がバックア
    ップボードの周辺の一部に形成される小孔からなり、前
    記ケーシングが前記小孔の検出部を有すると共に、同検
    出部の検出による検出信号が前記IC基板の入力ポート
    に導通される請求項1記載のソフト指示入力装置。
  11. 【請求項11】前記表裏識別兼ソフト検出部がバックア
    ップボードの挿入端の一部に設けられた導電性接触子か
    らなり、前記ケーシングのボード挿入空間の相対する部
    位に被接触子を有すると共に、両接触子の接触による検
    出信号が前記IC基板に導通される請求項1記載のソフ
    ト指示入力装置。
  12. 【請求項12】一側部にボード挿脱口を有すると共に、
    透明シートからなるスイッチ操作部を有するケーシン
    グ、前記透明シート表面のスイッチ操作位置を検出する
    位置検出回路、同位置検出回路に接続されたIC基板、
    及び同IC基板と外部コンピュータとの接続部を有する
    装置本体を備えたソフト指示入力装置に適用され、 前記ケーシングのボード挿脱口からケーシング内のボー
    ド挿入空間に抜差し可能であり、周辺部の一部に表裏識
    別兼ソフト検出部を有すると共に、表裏面に絵文字等か
    らなる複数のソフト別操作表示がなされ、前記透明フィ
    ルムのスイッチ操作時に同フィルムを裏面から支持する
    ことを特徴とする剛性板材からなるバックアップボー
    ド。
  13. 【請求項13】前記表示の全部又は一部が、絵文字等が
    印刷表示された交換可能なシール片によりなされる請求
    項12記載のバックアップボード。
  14. 【請求項14】前記表裏識別兼ソフト検出部がバックア
    ップボード本体の周辺部の1箇所又はそれ以上の箇所に
    設けられてなる請求項12記載のバックアップボード。
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