JPH09269557A - 写真用樹脂コーティング紙 - Google Patents

写真用樹脂コーティング紙

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Publication number
JPH09269557A
JPH09269557A JP8234929A JP23492996A JPH09269557A JP H09269557 A JPH09269557 A JP H09269557A JP 8234929 A JP8234929 A JP 8234929A JP 23492996 A JP23492996 A JP 23492996A JP H09269557 A JPH09269557 A JP H09269557A
Authority
JP
Japan
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weight
polyolefin resin
resin
paper
polyolefin
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Pending
Application number
JP8234929A
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English (en)
Inventor
Susumu Miyashita
進 宮下
Kana Sakuma
奏 佐久間
Masaru Hosokawa
優 細川
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Artience Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP8234929A priority Critical patent/JPH09269557A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、分散性、疎水性に富み、高
温加工時に発生する水分の少ない、酸化チタン含有マス
ターバッチを用い、平滑性、白色度、下地の隠蔽性、耐
光変色性、耐候変色性等に優れ、表面に形成される層の
画質を向上しうる写真用樹脂コーティング紙を提供する
ことである。 【解決手段】 0.05〜3.0重量%のシランカップ
リング剤で処理した酸化チタンとポリオレフィン系樹脂
(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水
分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、およ
びポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフ
ィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラ
ミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙等の基体上の少
なくとも一方の面に、酸化チタンを含有するポリオレフ
ィン系樹脂組成物を溶融押出ラミネートしてなる写真用
樹脂コーティング紙に関し、詳しくは平滑性、白色度、
耐光変色性、耐候変色性に優れる写真用樹脂コーティン
グ紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真用樹脂コーティング紙用
のコーティング材料としては、下地を隠蔽し、表面に形
成される画像の質を高めるために、白色度、隠蔽性に優
れる酸化チタンを含有するポリオレフィン系樹脂組成物
が用いられてきた。
【0003】酸化チタンは、白色顔料として優れるもの
ではあるが、結晶水を有する他、その親水性故に多くの
水分を吸着している。酸化チタンを疎水化するために無
機あるいは有機物質による種々の表面処理が行われてい
る。しかしながら、従来の表面処理では十分な疎水性が
得られなかった。
【0004】例えば、ポリオール系、ポリシロキサン系
表面処理剤によって処理してなる酸化チタンがあるが、
ポリオール系表面処理剤で表面処理を行った酸化チタン
は、分散性は良いが、疎水化の効果は小さいので、水分
の吸着が多く、係る表面処理酸化チタン、および熱可塑
性樹脂を用いてなるマスターバッチも疎水性が小さいた
め、多くの水を含有しやすい。
【0005】また、ポリシロキサン系表面処理剤で表面
処理を行った酸化チタンは、疎水化の効果は優れている
ものの、酸化チタン表面と処理剤の化学的結合力が弱い
ため、係る表面処理酸化チタン、および熱可塑性樹脂を
用いてマスターバッチを製造する際の混練条件や押出条
件等により表面処理剤がはがれ、マスターバッチ中のの
酸化チタンの分散状態にバラツキが生じたり、疎水性が
低下するために水の含有量が多くなったりした。
【0006】マスターバッチとは、熱可塑性樹脂を着色
成形加工する際に用いられる着色用組成物の一つであ
り、常温固体状の樹脂に顔料を高濃度に分散させてペレ
ット状やフレーク状にしたものであり、取り扱いの容易
さ、および使用時の作業環境保全等の点でその他の着色
用組成物より優れる。
【0007】マスターバッチと希釈用のポリオレフィン
系樹脂とを溶融・混練し、紙基体上にフィルム状に押出
して、写真用樹脂コーティング紙を得る。写真用樹脂コ
ーティング紙の分野においては、近年、低コスト化の要
求に従い、生産性の向上、すなわち溶融押出ラミネート
時の高速加工性が強く求められている。ポリオレフィン
系樹脂組成物を高速で溶融押出ラミネートすると、フィ
ルムの膜厚が薄くなり、従来の酸化チタン含有量では所
望の隠蔽性が得られなくなるという問題が発生した。係
る問題に対してポリオレフィン系樹脂組成物中に多量の
酸化チタンを含有することで所望の隠蔽性を確保する方
法が試みられた。しかし、多量の酸化チタンに由来する
多量の水分によって種々の問題が発生した。
【0008】すなわち、一般的に多量の酸化チタンを含
有し含水量の多いマスターバッチ、および希釈用のポリ
オレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂を用いて着色樹脂成
形物を製造しようとすると、押し出し加工機の中でマス
ターバッチから発生した水分によってマスターバッチ、
および熱可塑性樹脂等が滑ってしまい、分散不良を呈し
たり、あるいは水分が加工機の原料供給口側に戻ってき
て、円滑に原料を供給できなくなったりするといった問
題が発生する。
【0009】殊に、結晶水等の脱離が生じる280〜3
50℃といった高温加工を要求される写真用樹脂コーテ
ィング紙のような溶融押出ラミネートの分野において
は、含水量は極めて重要であり、含水量が多くなるとフ
ィルムを押出しする際に、水分が揮発し、フィルムに網
目状の穴があく現象、いわゆるレーシングが発生し、実
用に供さなくなるといった問題点を有していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、分散
性、疎水性に富み、高温加工時に発生する水分の少な
い、酸化チタン含有マスターバッチを用い、平滑性、白
色度、下地の隠蔽性、耐光変色性、耐候変色性等に優
れ、表面に形成される層の画質を向上しうる写真用樹脂
コーティング紙を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、第1の発明
は、0.05〜3.0重量%のシランカップリング剤で
処理した酸化チタンとポリオレフィン系樹脂(1)を含
有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水分を120
0ppm以下含有するマスターバッチ、およびポリオレ
フィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂
組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネートし
てなる写真用樹脂コーティング紙である。
【0012】第2の発明は、酸化カルシウム換算で0.
01〜0.5重量%のカルシウム塩で処理した酸化チタ
ン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ
280〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm以
下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹
脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙
または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真
用樹脂コーティング紙である。
【0013】第3の発明は、酸化マグネシウム換算で
0.01〜0.5重量%のマグネシウム塩で処理した酸
化チタン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有
し、かつ280〜350℃で揮発し得る水分を1200
ppm以下含有するマスターバッチ、およびポリオレフ
ィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組
成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネートして
なる写真用樹脂コーティング紙である。
【0014】第4の発明は、酸化カルシウム換算で0.
01〜0.5重量%のカルシウム塩と0.05〜3.0
重量%のシランカップリング剤とで処理した酸化チタ
ン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ
280〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm以
下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹
脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙
または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真
用樹脂コーティング紙である。
【0015】第5の発明は、酸化カルシウム換算で0.
01〜0.5重量%のカルシウム塩で処理し、ついで
0.05〜3.0重量%のシランカップリング剤で処理
した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を
含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水分を12
00ppm以下含有するマスターバッチ、およびポリオ
レフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹
脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネート
してなる写真用樹脂コーティング紙である。
【0016】第6の発明は、酸化マグネシウム換算で
0.01〜0.5重量%のマグネシウム塩と0.05〜
3.0重量%のシランカップリング剤とで処理した酸化
チタン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、
かつ280〜350℃で揮発し得る水分を1200pp
m以下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン
系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物
を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる
写真用樹脂コーティング紙である。
【0017】第7の発明は、酸化マグネシウム換算で
0.01〜0.5重量%のマグネシウム塩で処理し、つ
いで0.05〜3.0重量%のシランカップリング剤で
処理した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂
(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水
分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、およ
びポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフ
ィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラ
ミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙である。
【0018】第8の発明は、アルミナ換算で0.01〜
0.3重量%のアルミン酸塩と0.05〜3.0重量%
のシランカップリング剤とで処理した酸化チタン、およ
びポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜
350℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有す
るマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)
を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合
成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コ
ーティング紙である。
【0019】第9の発明は、アルミナ換算で0.01〜
0.3重量%のアルミン酸塩で処理し、ついで0.05
〜3.0重量%のシランカップリング剤で処理した酸化
チタン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、
かつ280〜350℃で揮発し得る水分を1200pp
m以下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン
系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物
を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる
写真用樹脂コーティング紙である。
【0020】第10の発明は、シリカ換算で0.01〜
0.3重量%のケイ酸塩と0.05〜3.0重量%のシ
ランカップリング剤とで処理した酸化チタン、およびポ
リオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜35
0℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有するマ
スターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用
いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙
基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーテ
ィング紙である。
【0021】第11の発明は、シリカ換算で0.01〜
0.3重量%のケイ酸塩で処理し、ついで0.05〜
3.0重量%のシランカップリング剤で処理した酸化チ
タン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、か
つ280〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm
以下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン系
樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を
紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写
真用樹脂コーティング紙である。
【0022】第12の発明は、酸化カルシウム換算で
0.01〜0.5重量%のカルシウム塩とアルミナ換算
で0.01〜0.3重量%のアルミン酸塩とで処理した
酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有
し、かつ280〜350℃で揮発し得る水分を1200
ppm以下含有するマスターバッチ、およびポリオレフ
ィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組
成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネートして
なる写真用樹脂コーティング紙である。
【0023】第13の発明は、酸化カルシウム換算で
0.01〜0.5重量%のカルシウム塩で処理し、つい
でアルミナ換算で0.01〜0.3重量%のアルミン酸
塩で処理した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂
(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水
分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、およ
びポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフ
ィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラ
ミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙である。
【0024】第14の発明は、酸化カルシウム換算で
0.01〜0.5重量%のカルシウム塩とシリカ換算で
0.01〜0.3重量%のケイ酸塩とで処理した酸化チ
タン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、か
つ280〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm
以下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン系
樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を
紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写
真用樹脂コーティング紙である。
【0025】第15の発明は、酸化カルシウム換算で
0.01〜0.5重量%のカルシウム塩で処理し、つい
でシリカ換算で0.01〜0.3重量%のケイ酸塩で処
理した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂(1)
を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水分を1
200ppm以下含有するマスターバッチ、およびポリ
オレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系
樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネー
トしてなる写真用樹脂コーティング紙である。
【0026】第16の発明は、酸化マグネシウム換算で
0.01〜0.5重量%のマグネシウム塩とアルミナ換
算で0.01〜0.3重量%のアルミン酸塩とで処理し
た酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含
有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水分を120
0ppm以下含有するマスターバッチ、およびポリオレ
フィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂
組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネートし
てなる写真用樹脂コーティング紙である。
【0027】第17の発明は、酸化マグネシウム換算で
0.01〜0.5重量%のマグネシウム塩で処理し、つ
いでアルミナ換算で0.01〜0.3重量%のアルミン
酸塩で処理した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹
脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る
水分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、お
よびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレ
フィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出
ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙である。
【0028】第18の発明は、酸化マグネシウム換算で
0.01〜0.5重量%のマグネシウム塩とシリカ換算
で0.01〜0.3重量%のケイ酸塩とで処理した酸化
チタン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、
かつ280〜350℃で揮発し得る水分を1200pp
m以下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン
系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物
を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる
写真用樹脂コーティング紙である。
【0029】第19の発明は、酸化マグネシウム換算で
0.01〜0.5重量%のマグネシウム塩で処理し、つ
いでシリカ換算で0.01〜0.3重量%のケイ酸塩で
処理した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂
(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水
分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、およ
びポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフ
ィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラ
ミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙である。
【0030】第20の発明は、酸化カルシウム換算で
0.01〜0.5重量%のカルシウム塩とアルミナ換算
で0.01〜0.3重量%のアルミン酸塩と0.05〜
3.0重量%のシランカップリング剤とで処理した酸化
チタン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、
かつ280〜350℃で揮発し得る水分を1200pp
m以下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン
系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物
を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる
写真用樹脂コーティング紙である。
【0031】第21の発明は、酸化カルシウム換算で
0.01〜0.5重量%のカルシウム塩で処理し、つい
でアルミナ換算で0.01〜0.3重量%のアルミン酸
塩で処理し、さらに0.05〜3.0重量%のシランカ
ップリング剤で処理した酸化チタン、およびポリオレフ
ィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮
発し得る水分を1200ppm以下含有するマスターバ
ッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなる
ポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に
溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙
である。
【0032】第22の発明は、酸化カルシウム換算で
0.01〜0.5重量%のカルシウム塩とシリカ換算で
0.01〜0.3重量%のケイ酸塩と0.05〜3.0
重量%のシランカップリング剤とで処理した酸化チタ
ン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ
280〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm以
下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹
脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙
または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真
用樹脂コーティング紙である。
【0033】第23の発明は、酸化カルシウム換算で
0.01〜0.5重量%のカルシウム塩で処理し、つい
でシリカ換算で0.01〜0.3重量%のケイ酸塩で処
理し、さらに0.05〜3.0重量%のシランカップリ
ング剤で処理した酸化チタン、およびポリオレフィン系
樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得
る水分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、
およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオ
レフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押
出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙であ
る。
【0034】第24の発明は、酸化マグネシウム換算で
0.01〜0.5重量%のマグネシウム塩とアルミナ換
算で0.01〜0.3重量%のアルミン酸塩と0.05
〜3.0重量%のシランカップリング剤とで処理した酸
化チタン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有
し、かつ280〜350℃で揮発し得る水分を1200
ppm以下含有するマスターバッチ、およびポリオレフ
ィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組
成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネートして
なる写真用樹脂コーティング紙である。
【0035】第25の発明は、酸化マグネシウム換算で
0.01〜0.5重量%のマグネシウム塩で処理し、つ
いでアルミナ換算で0.01〜0.3重量%のアルミン
酸塩で処理し、さらに0.05〜3.0重量%のシラン
カップリング剤で処理した酸化チタン、およびポリオレ
フィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で
揮発し得る水分を1200ppm以下含有するマスター
バッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてな
るポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上
に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング
紙である。
【0036】第26の発明は、酸化マグネシウム換算で
0.01〜0.5重量%のマグネシウム塩とシリカ換算
で0.01〜0.3重量%のケイ酸塩と0.05〜3.
0重量%のシランカップリング剤とで処理した酸化チタ
ン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ
280〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm以
下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹
脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙
または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真
用樹脂コーティング紙である。
【0037】第27の発明は、酸化マグネシウム換算で
0.01〜0.5重量%のマグネシウム塩で処理し、つ
いでシリカ換算で0.01〜0.3重量%のケイ酸塩で
処理し、さらに0.05〜3.0重量%のシランカップ
リング剤で処理した酸化チタン、およびポリオレフィン
系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し
得る水分を1200ppm以下含有するマスターバッ
チ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポ
リオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶
融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙で
ある。
【0038】第28の発明は、0.01〜0.5重量%
のカルシウム塩で処理した酸化チタンとポリオレフィン
系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し
得る水分を1200ppm以下含有するマスターバッ
チ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポ
リオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶
融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙で
ある。
【0039】第29の発明は、0.01〜0.5重量%
のマグネシウム塩で処理した酸化チタンとポリオレフィ
ン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発
し得る水分を1200ppm以下含有するマスターバッ
チ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポ
リオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶
融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙で
ある。
【0040】第30の発明は、0.01〜0.5重量%
のカルシウム塩と0.05〜3.0重量%のシランカッ
プリング剤とで処理した酸化チタン、およびポリオレフ
ィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮
発し得る水分を1200ppm以下含有するマスターバ
ッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなる
ポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に
溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙
である。
【0041】第31の発明は、0.01〜0.5重量%
のカルシウム塩で処理し、ついで0.05〜3.0重量
%のシランカップリング剤で処理した酸化チタン、およ
びポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜
350℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有す
るマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)
を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合
成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コ
ーティング紙である。
【0042】第32の発明は、0.01〜0.5重量%
のマグネシウム塩と0.05〜3.0重量%のシランカ
ップリング剤で処理した酸化チタン、およびポリオレフ
ィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮
発し得る水分を1200ppm以下含有するマスターバ
ッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなる
ポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に
溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙
である。
【0043】第33の発明は、0.01〜0.5重量%
のマグネシウム塩で処理し、ついで0.05〜3.0重
量%のシランカップリング剤で処理した酸化チタン、お
よびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280
〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有
するマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂
(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙ま
たは合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用
樹脂コーティング紙である。
【0044】第34の発明は、0.01〜0.5重量%
のカルシウム塩とアルミナ換算で0.01〜0.3重量
%のアルミン酸塩とで処理した酸化チタン、およびポリ
オレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350
℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有するマス
ターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用い
てなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基
体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティ
ング紙である。
【0045】第35の発明は、0.01〜0.5重量%
のカルシウム塩で処理し、ついでアルミナ換算で0.0
1〜0.3重量%のアルミン酸塩で処理した酸化チタ
ン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ
280〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm以
下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹
脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙
または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真
用樹脂コーティング紙である。
【0046】第36の発明は、0.01〜0.5重量%
のカルシウム塩とシリカ換算で0.01〜0.3重量%
のケイ酸塩とで処理した酸化チタン、およびポリオレフ
ィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮
発し得る水分を1200ppm以下含有するマスターバ
ッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなる
ポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に
溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙
である。
【0047】第37の発明は、0.01〜0.5重量%
のカルシウム塩で処理し、ついでシリカ換算で0.01
〜0.3重量%のケイ酸塩で処理した酸化チタン、およ
びポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜
350℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有す
るマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)
を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合
成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コ
ーティング紙である。
【0048】第38の発明は、0.01〜0.5重量%
のマグネシウム塩とアルミナ換算で0.01〜0.3重
量%のアルミン酸塩とで処理した酸化チタン、およびポ
リオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜35
0℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有するマ
スターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用
いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙
基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーテ
ィング紙である。
【0049】第39の発明は、0.01〜0.5重量%
のマグネシウム塩で処理し、ついでアルミナ換算で0.
01〜0.3重量%のアルミン酸塩で処理した酸化チタ
ン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ
280〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm以
下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹
脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙
または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真
用樹脂コーティング紙である。
【0050】第40の発明は、0.01〜0.5重量%
のマグネシウム塩とシリカ換算で0.01〜0.3重量
%のケイ酸塩とで処理した酸化チタン、およびポリオレ
フィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で
揮発し得る水分を1200ppm以下含有するマスター
バッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてな
るポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上
に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング
紙である。
【0051】第41の発明は、0.01〜0.5重量%
のマグネシウム塩で処理し、ついでシリカ換算で0.0
1〜0.3重量%のケイ酸塩で処理した酸化チタン、お
よびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280
〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有
するマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂
(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙ま
たは合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用
樹脂コーティング紙である。
【0052】第42の発明は、0.01〜0.5重量%
のカルシウム塩とアルミナ換算で0.01〜0.3重量
%のアルミン酸塩と0.05〜3.0重量%のシランカ
ップリング剤とで処理した酸化チタン、およびポリオレ
フィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で
揮発し得る水分を1200ppm以下含有するマスター
バッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてな
るポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上
に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング
紙である。
【0053】第43の発明は、0.01〜0.5重量%
のカルシウム塩で処理し、アルミナ換算で0.01〜
0.3重量%のアルミン酸塩で処理し、さらに0.05
〜3.0重量%のシランカップリング剤で処理した酸化
チタン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、
かつ280〜350℃で揮発し得る水分を1200pp
m以下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン
系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物
を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる
写真用樹脂コーティング紙である。
【0054】第44の発明は、0.01〜0.5重量%
のカルシウム塩とシリカ換算で0.01〜0.3重量%
のケイ酸塩と0.05〜3.0重量%のシランカップリ
ング剤とで処理した酸化チタン、およびポリオレフィン
系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し
得る水分を1200ppm以下含有するマスターバッ
チ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポ
リオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶
融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙で
ある。
【0055】第45の発明は、0.01〜0.5重量%
のカルシウム塩で処理し、シリカ換算で0.01〜0.
3重量%のケイ酸塩で処理し、さらに0.05〜3.0
重量%のシランカップリング剤で処理した酸化チタン、
およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ28
0〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含
有するマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂
(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙ま
たは合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用
樹脂コーティング紙である。
【0056】第46の発明は、0.01〜0.5重量%
のマグネシウム塩とアルミナ換算で0.01〜0.3重
量%のアルミン酸塩と0.05〜3.0重量%のシラン
カップリング剤とで処理した酸化チタン、およびポリオ
レフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃
で揮発し得る水分を1200ppm以下含有するマスタ
ーバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いて
なるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体
上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティン
グ紙である。
【0057】第47の発明は、0.01〜0.5重量%
のマグネシウム塩で処理し、ついでアルミナ換算で0.
01〜0.3重量%のアルミン酸塩で処理し、さらに
0.05〜3.0重量%のシランカップリング剤で処理
した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を
含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水分を12
00ppm以下含有するマスターバッチ、およびポリオ
レフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹
脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネート
してなる写真用樹脂コーティング紙である。
【0058】第48の発明は、0.01〜0.5重量%
のマグネシウム塩とシリカ換算で0.01〜0.3重量
%のケイ酸塩と0.05〜3.0重量%のシランカップ
リング剤とで処理した酸化チタン、およびポリオレフィ
ン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発
し得る水分を1200ppm以下含有するマスターバッ
チ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポ
リオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶
融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙で
ある。
【0059】第49の発明は、0.01〜0.5重量%
のマグネシウム塩で処理し、ついでシリカ換算で0.0
1〜0.3重量%のケイ酸塩で処理し、さらに0.05
〜3.0重量%のシランカップリング剤で処理した酸化
チタン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、
かつ280〜350℃で揮発し得る水分を1200pp
m以下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン
系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物
を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる
写真用樹脂コーティング紙。
【0060】第50の発明は、カルシウム塩として、塩
化カルシウム、臭化カルシウム、ヨウ化カルシウム、硫
酸カルシウムを用いることを特徴とする第2、第4、第
5、第12、第13、第14、第15、第20、第2
1、第22、第23、第28、第30、第31、第3
4、第35、第36、第37、第42、第43、第4
4、第45の発明いずれか記載の写真用樹脂コーティン
グ紙である。
【0061】第51の発明は、マグネシウム塩として、
塩化マグネシウム、臭化マグネシウム、ヨウ化マグネシ
ウム、硫酸マグネシウムを用いることを特徴とする第
3、第6、第7、第16、第17、第18、第19、第
24、第25、第26、第27、第29、第32、第3
3、第38、第39、第40、第41、第46、第4
7、第48、第49の発明いずれか記載の写真用樹脂コ
ーティング紙である。
【0062】第52の発明は、シランカップリング剤と
して、メチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエ
トキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、フェニルト
リアルコキシシランまたはジアルキルジアルコキシシラ
ンを用いることを特徴とする第1、第4、第5、第6、
第7、第8、第9、第10、第11、第20、第21、
第22、第23、第24、第25、第26、第27、第
30、第31、第32、第33、第42、第43、第4
4、第45、第46、第47、第48、第49の発明い
ずれか記載の写真用樹脂コーティング紙である。
【0063】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明に用いられるシランカップリング剤は、酸化チタン
表面の水酸基と反応することにより該水酸基を固定し、
酸化チタンを疎水化するために用いられるものであると
ともに、分散性を向上するために用いられるものであ
り、下記一般式(1)〜(4)に示す構造を有するも
の、例えばメチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルト
リエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、フェニルト
リアルコキシシランやジフェニルジアルコキシシランな
どのフェニルアルコキシシラン、およびジメチルジメト
キシシラン、ジメチルジエトキシシランなどのジアルキ
ルジアルコキシシラン等が挙げられる。
【0064】
【化1】
【0065】上記一般式の有機官能性基のうち、メチル
基、アミノ基が好ましく、特にジアルキルジアルコキシ
シランが好ましく、中でもジメチルジメトキシシランが
好ましい。
【0066】酸化チタンは、係るシランカップリング剤
を0.05〜3.0重量%含むものであり、好ましくは
0.05〜1.0重量%、さらに好ましくは0.1〜
0.5重量%、最も好ましくは0.1〜0.3重量%で
ある。3.0重量%を越えると、押出時にスリップを起
こし材料の吐出が不安定になり、着色組成物を安定に製
造できなくなる。特にフィルムの場合は膜厚が不均一に
なったり、膜切れを起こし成形不能となる。また、含有
量が0.1重量%未満では、酸化チタンへの疎水化の効
果が小さく、マスターバッチ製造後の経時での水分吸着
が多くなり、従来と同様の問題が発生する。
【0067】本発明において用いられるカルシウム塩又
はマグネシウム塩は、上記のシランカップリング剤と同
様に酸化チタン表面の水酸基と反応することにより該水
酸基を固定し、酸化チタンを疎水化するために用いられ
るものである。係るカルシウム塩又はマグネシウム塩と
しては、塩化カルシウム、臭化カルシウム、ヨウ化カル
シウム、硫酸カルシウム、塩化マグネシウム、臭化マグ
ネシウム、ヨウ化マグネシウム、硫酸マグネシウム等が
挙げられる。
【0068】含有量は、酸化カルシウム換算又は酸化マ
グネシウム換算で0.01〜0.5重量%である。含有
量が0.01重量%未満だと、疎水化の効果が不十分で
あり、0.5重量%より多く含有しても、疎水化の効果
は殆ど変わらなくなる。
【0069】上記のようなカルシウム塩又はマグネシウ
ムの塩の含有量は、0.01〜0.5重量%である。含
有量が0.01重量%未満だと、疎水化の効果が不十分
であり、0.5重量%より多く含有しても、疎水化の効
果は殆ど変わらなくなる。
【0070】本発明においては、酸化チタンの表面の水
酸基を固定するために前記シランカップリング剤による
処理とカルシウム塩やマグネシウム塩等による処理とを
併用することができる。
【0071】本発明においては、シランカップリング剤
による処理やカルシウム塩等による処理、あるいはシラ
ンカップリング剤による処理とカルシウム塩等による処
理との併用系に、さらにアルミン酸ナトリウム等のアル
ミン酸塩やケイ酸塩を用いてアルミナ、シリカ等の処理
を併せて施すことができる。すなわち、酸化チタンをア
ルミン酸塩、ケイ酸塩等で処理した後、シランカップリ
ング剤で処理しても良いし、酸化チタンをカルシウム塩
等によって処理した後、アルミン酸塩、ケイ酸塩等で処
理しても良いし、あるいは酸化チタンをカルシウム塩等
によって処理した後、アルミン酸塩、ケイ酸塩等で処理
し、さらにシランカップリング剤で処理しても良い。
【0072】アルミナ、シリカ等は、一般に結晶水を含
有したり、水和しているものであり、水分の低減という
観点からは極力低減することが好ましいものではある
が、隠蔽性の強く求められる分野においては、できるだ
け少量のアルミナ、シリカ等を含有することが好まし
く、酸化チタンに対して0.3重量%以下であることが
好ましく、さらに好ましくは0.2重量%以下である。
0.3重量%を越えると含水量が増え、加工時のトラブ
ル等が発生し易い。また、分散性に優れるという点では
アルミナの方が好ましい。
【0073】本発明において用いられる酸化チタンは、
平均粒径0.01〜1.0μmであることが好ましい。
ルチル型、アナターゼ型いずれであってもよいが、白色
度の点からはアナターゼ型が好ましい。
【0074】なお、シランカップリング剤等の有機処理
剤による処理、アルミナ等の無機処理剤による処理、い
ずれの処理もおこなわれていない場合は、酸化チタンの
分散が極めて悪く、着色樹脂成形物中に凝集物が発生し
たり、成形機のスクリーンメッシュの目詰まりをひきお
こす。
【0075】本発明において用いられるポリオレフィン
系樹脂(1)、ポリオレフィン系樹脂(2)としては、
ポリエチレン系樹脂、ポロプロピレン系樹脂等の一般的
なポリオレフィン系樹脂であれば良く、写真用樹脂コー
ティング紙用としては、ポリオレフィン系樹脂(1)、
ポリオレフィン系樹脂(2)共にポリエチレン系樹脂で
あることが好ましい。
【0076】本発明において用いられるマスターバッチ
は、前述の酸化チタンとポリオレフィン系樹脂(1)と
を2/8〜8/2の割合で配合すればよく、5/5〜7
/3が好ましく、さらに好ましくは6/4〜7/3であ
る。
【0077】本発明において用いられるマスターバッチ
は、280〜350℃で揮発し得る水分が1200pp
m以下であるものであり、さらに好ましくは280〜3
50℃で揮発し得る水分が800ppm以下であり、3
00℃で揮発する水分が600ppm以下であることが
最も好ましい。280〜350℃で揮発し得る水分が1
200ppmよりも多いと、係るマスターバッチ及びポ
リオレフィン系樹脂(2)を用いて溶融ラミネートによ
って写真用樹脂コーティング紙を得ようとすると、前記
したような種々の問題が生じる。なお、水分は、カール
フィッシャー式水分計を用いて、窒素雰囲気下にて所定
温度で発生する水分量である。
【0078】本発明において用いられるポリオレフィン
系樹脂組成物は、前述のマスターバッチとポリオレフィ
ン系樹脂(2)とを、1/9〜9/1の割合で配合すれ
ばよい。
【0079】本発明において用いられる紙または合成紙
は、天然パルプ、合成パルプ、それらの混合物等いずれ
でも良いが、天然パルプが好ましい。紙厚は約20〜4
00μ程度であり、70〜250μが好ましく、表面が
平滑なものが好ましい。また、坪量としては15〜35
0g/m2 程度が好ましく、50〜250g/m2 がさ
らに好ましい。
【0080】本発明の写真用樹脂コーティング紙は、走
行する紙または合成紙上に、マスターバッチ、ポリオレ
フィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂
組成物の溶融物をスリットダイからフィルム状に押出ラ
ミネートして製造される。その際の溶融押出温度は25
0〜350℃、好ましくは280〜320℃である。
【0081】本発明の写真用樹脂コーティング紙のコー
ティング層の厚さは、5〜200μ程度であり、5〜5
0μが好ましく、さらに5〜20μが好ましい。
【0082】また、本発明の写真用樹脂コーティング紙
のためのポリオレフィン系樹脂組成物には、上記成分以
外に効果を阻害しない範囲で、他の任意の顔料、紫外線
吸収剤等公知の添加剤を必要に応じて添加することがで
きる。
【0083】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を詳
しく説明する。 実施例1〜10、比較例1〜2 低密度ポリエチレン(比重0.917,MFR 7.0g/10min. )4
0重量%、表1に示す処理の異なる酸化チタン60重量
%を混合し、混練機で加熱混合し、冷却粉砕を行った
後、押出機により押出成形し、ペレット状のマスターバ
ッチを得た。実施例7は低密度ポリエチレン30重量
%、処理酸化チタン70重量%、実施例8は低密度ポリ
エチレン50重量%、処理酸化チタン50重量%とした
以外は全て実施例6と同様にした。得られたマスターバ
ッチを用い、種々の評価をした。評価方法を以下に示
し、その結果をを表1に示す。
【0084】水分測定法 上記マスターバッチ1gをカールフィッシャー式水分計
(平沼産業 製)を用いて各温度における水分の発生量
を測定した。単位:ppm
【0085】分散性評価法 ラボプラストミル単軸押出機20mm(東洋精機 製)
の出口の40/80/120/500と順次メッシュの
細かくなるスクリーンを装着し、50rpm,押出温度
300℃にて、低密度ポリエチレン(比重0.916,MFR 9.
0g/10min. )とマスターバッチを1:1に配合したペレ
ットを通し、通し始めたときの初期圧力(P1)を求
め、前記1:1に配合したペレットを所定量(該ペレッ
ト中に酸化チタンを360g含有する量)を通過させた
時の終了圧力(P2)を求める。この圧力差ΔP=P2
−P1が小さいほど酸化チタンの分散性が良好であると
いえる。
【0086】Tダイフィルム成膜方法 上記マスターバッチ67重量%、低密度ポリエチレン
(比重0.918,MFR 4.0g/10min. )33重量%を配合し、
Tダイフィルム成形機(東洋精機 製)を用いて、成形
温度280℃、300℃、350℃で、それぞれ膜厚3
0μmのTダイフィルムを紙の上に溶融押出しラミネー
トし、成膜性(外観等)を評価した。なお、実施例7の
場合は、マスターバッチを57重量%、低密度ポリエチ
レン43重量%、実施例8の場合は、マスターバッチを
80重量%、低密度ポリエチレン20重量%とした。
【0087】成膜性評価:レーシングの有無等を目視評
価 ◎:レーシング、発泡全くなし。 ○:レーシング、発泡若干有り。 △:レーシング、発泡有り。 ×:レーシング、発泡が顕著で成膜不能。
【0088】なお、実勢例10、11において300℃
で押出作成した溶融押出ラミネートフィルムについて、
測色機(クラボウ製)を用いて、各波長における透過率
を測定したところ、表2のようになった。透過率が大き
いほど隠蔽性が悪い。
【0089】また、300℃で押出作成した溶融押出ラ
ミネートフィルムについて、写真性を評価したところ、
実施例1〜10は優れていた。
【0090】
【表1】
【0091】
【表2】
【0092】
【本発明の効果】本発明により、高速高温加工性に優
れ、従来よりも白色度が高く、耐熱変色性、耐候変色
性、耐光変色性に優れる写真用樹脂コーティング紙を提
供することが出来るようになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/32 B32B 27/32 E // B29L 9:00

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0.05〜3.0重量%のシランカップ
    リング剤で含む酸化チタンとポリオレフィン系樹脂
    (1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水
    分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、およ
    びポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフ
    ィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラ
    ミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙。
  2. 【請求項2】 酸化カルシウム換算で0.01〜0.5
    重量%のカルシウム塩で処理した酸化チタン、およびポ
    リオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜35
    0℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有するマ
    スターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用
    いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙
    基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーテ
    ィング紙。
  3. 【請求項3】 酸化マグネシウム換算で0.01〜0.
    5重量%のマグネシウム塩で処理した酸化チタン、およ
    びポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜
    350℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有す
    るマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)
    を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合
    成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コ
    ーティング紙。
  4. 【請求項4】 酸化カルシウム換算で0.01〜0.5
    重量%のカルシウム塩と0.05〜3.0重量%のシラ
    ンカップリング剤とで処理した酸化チタン、およびポリ
    オレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350
    ℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有するマス
    ターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用い
    てなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基
    体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティ
    ング紙。
  5. 【請求項5】 酸化カルシウム換算で0.01〜0.5
    重量%のカルシウム塩で処理し、ついで0.05〜3.
    0重量%のシランカップリング剤で処理した酸化チタ
    ン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ
    280〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm以
    下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹
    脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙
    または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真
    用樹脂コーティング紙。
  6. 【請求項6】 酸化マグネシウム換算で0.01〜0.
    5重量%のマグネシウム塩と0.05〜3.0重量%の
    シランカップリング剤とで処理した酸化チタン、および
    ポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜3
    50℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有する
    マスターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を
    用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成
    紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コー
    ティング紙。
  7. 【請求項7】 酸化マグネシウム換算で0.01〜0.
    5重量%のマグネシウム塩で処理し、ついで0.05〜
    3.0重量%のシランカップリング剤で処理した酸化チ
    タン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、か
    つ280〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm
    以下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン系
    樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を
    紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写
    真用樹脂コーティング紙。
  8. 【請求項8】 アルミナ換算で0.01〜0.3重量%
    のアルミン酸塩と0.05〜3.0重量%のシランカッ
    プリング剤とで処理した酸化チタン、およびポリオレフ
    ィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮
    発し得る水分を1200ppm以下含有するマスターバ
    ッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなる
    ポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に
    溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング
    紙。
  9. 【請求項9】 アルミナ換算で0.01〜0.3重量%
    のアルミン酸塩で処理し、ついで0.05〜3.0重量
    %のシランカップリング剤で処理した酸化チタン、およ
    びポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜
    350℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有す
    るマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)
    を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合
    成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コ
    ーティング紙。
  10. 【請求項10】 シリカ換算で0.01〜0.3重量%
    のケイ酸塩と0.05〜3.0重量%のシランカップリ
    ング剤とで処理した酸化チタン、およびポリオレフィン
    系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し
    得る水分を1200ppm以下含有するマスターバッ
    チ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポ
    リオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶
    融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙。
  11. 【請求項11】 シリカ換算で0.01〜0.3重量%
    のケイ酸塩で処理し、ついで0.05〜3.0重量%の
    シランカップリング剤で処理した酸化チタン、およびポ
    リオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜35
    0℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有するマ
    スターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用
    いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙
    基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーテ
    ィング紙。
  12. 【請求項12】 酸化カルシウム換算で0.01〜0.
    5重量%のカルシウム塩とアルミナ換算で0.01〜
    0.3重量%のアルミン酸塩とで処理した酸化チタン、
    およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ28
    0〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含
    有するマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂
    (2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙ま
    たは合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用
    樹脂コーティング紙。
  13. 【請求項13】 酸化カルシウム換算で0.01〜0.
    5重量%のカルシウム塩で処理し、ついでアルミナ換算
    で0.01〜0.3重量%のアルミン酸塩で処理した酸
    化チタン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有
    し、かつ280〜350℃で揮発し得る水分を1200
    ppm以下含有するマスターバッチ、およびポリオレフ
    ィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組
    成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネートして
    なる写真用樹脂コーティング紙。
  14. 【請求項14】 酸化カルシウム換算で0.01〜0.
    5重量%のカルシウム塩とシリカ換算で0.01〜0.
    3重量%のケイ酸塩とで処理した酸化チタン、およびポ
    リオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜35
    0℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有するマ
    スターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用
    いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙
    基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーテ
    ィング紙。
  15. 【請求項15】 酸化カルシウム換算で0.01〜0.
    5重量%のカルシウム塩で処理し、ついでシリカ換算で
    0.01〜0.3重量%のケイ酸塩で処理した酸化チタ
    ン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ
    280〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm以
    下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹
    脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙
    または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真
    用樹脂コーティング紙。
  16. 【請求項16】 酸化マグネシウム換算で0.01〜
    0.5重量%のマグネシウム塩とアルミナ換算で0.0
    1〜0.3重量%のアルミン酸塩とで処理した酸化チタ
    ン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ
    280〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm以
    下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹
    脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙
    または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真
    用樹脂コーティング紙。
  17. 【請求項17】 酸化マグネシウム換算で0.01〜
    0.5重量%のマグネシウム塩で処理し、ついでアルミ
    ナ換算で0.01〜0.3重量%のアルミン酸塩で処理
    した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を
    含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水分を12
    00ppm以下含有するマスターバッチ、およびポリオ
    レフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹
    脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネート
    してなる写真用樹脂コーティング紙。
  18. 【請求項18】 酸化マグネシウム換算で0.01〜
    0.5重量%のマグネシウム塩とシリカ換算で0.01
    〜0.3重量%のケイ酸塩とで処理した酸化チタン、お
    よびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280
    〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有
    するマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂
    (2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙ま
    たは合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用
    樹脂コーティング紙。
  19. 【請求項19】 酸化マグネシウム換算で0.01〜
    0.5重量%のマグネシウム塩で処理し、ついでシリカ
    換算で0.01〜0.3重量%のケイ酸塩で処理した酸
    化チタン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有
    し、かつ280〜350℃で揮発し得る水分を1200
    ppm以下含有するマスターバッチ、およびポリオレフ
    ィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組
    成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネートして
    なる写真用樹脂コーティング紙。
  20. 【請求項20】 酸化カルシウム換算で0.01〜0.
    5重量%のカルシウム塩とアルミナ換算で0.01〜
    0.3重量%のアルミン酸塩と0.05〜3.0重量%
    のシランカップリング剤とで処理した酸化チタン、およ
    びポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜
    350℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有す
    るマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)
    を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合
    成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コ
    ーティング紙。
  21. 【請求項21】 酸化カルシウム換算で0.01〜0.
    5重量%のカルシウム塩で処理し、ついでアルミナ換算
    で0.01〜0.3重量%のアルミン酸塩で処理し、さ
    らに0.05〜3.0重量%のシランカップリング剤で
    処理した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂
    (1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水
    分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、およ
    びポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフ
    ィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラ
    ミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙。
  22. 【請求項22】 酸化カルシウム換算で0.01〜0.
    5重量%のカルシウム塩とシリカ換算で0.01〜0.
    3重量%のケイ酸塩と0.05〜3.0重量%のシラン
    カップリング剤とで処理した酸化チタン、およびポリオ
    レフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃
    で揮発し得る水分を1200ppm以下含有するマスタ
    ーバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いて
    なるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体
    上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティン
    グ紙。
  23. 【請求項23】 酸化カルシウム換算で0.01〜0.
    5重量%のカルシウム塩で処理し、ついでシリカ換算で
    0.01〜0.3重量%のケイ酸塩で処理し、さらに
    0.05〜3.0重量%のシランカップリング剤で処理
    した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を
    含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水分を12
    00ppm以下含有するマスターバッチ、およびポリオ
    レフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹
    脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネート
    してなる写真用樹脂コーティング紙。
  24. 【請求項24】 酸化マグネシウム換算で0.01〜
    0.5重量%のマグネシウム塩とアルミナ換算で0.0
    1〜0.3重量%のアルミン酸塩と0.05〜3.0重
    量%のシランカップリング剤とで処理した酸化チタン、
    およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ28
    0〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含
    有するマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂
    (2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙ま
    たは合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用
    樹脂コーティング紙。
  25. 【請求項25】 酸化マグネシウム換算で0.01〜
    0.5重量%のマグネシウム塩で処理し、ついでアルミ
    ナ換算で0.01〜0.3重量%のアルミン酸塩で処理
    し、さらに0.05〜3.0重量%のシランカップリン
    グ剤で処理した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹
    脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る
    水分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、お
    よびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレ
    フィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出
    ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙。
  26. 【請求項26】 酸化マグネシウム換算で0.01〜
    0.5重量%のマグネシウム塩とシリカ換算で0.01
    〜0.3重量%のケイ酸塩と0.05〜3.0重量%の
    シランカップリング剤とで処理した酸化チタン、および
    ポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜3
    50℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有する
    マスターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を
    用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成
    紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コー
    ティング紙。
  27. 【請求項27】 酸化マグネシウム換算で0.01〜
    0.5重量%のマグネシウム塩で処理し、ついでシリカ
    換算で0.01〜0.3重量%のケイ酸塩で処理し、さ
    らに0.05〜3.0重量%のシランカップリング剤で
    処理した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂
    (1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水
    分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、およ
    びポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフ
    ィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラ
    ミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙。
  28. 【請求項28】 0.01〜0.5重量%のカルシウム
    塩で処理した酸化チタンとポリオレフィン系樹脂(1)
    を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水分を1
    200ppm以下含有するマスターバッチ、およびポリ
    オレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系
    樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネー
    トしてなる写真用樹脂コーティング紙。
  29. 【請求項29】 0.01〜0.5重量%のマグネシウ
    ム塩で処理した酸化チタンとポリオレフィン系樹脂
    (1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水
    分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、およ
    びポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフ
    ィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラ
    ミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙。
  30. 【請求項30】 0.01〜0.5重量%のカルシウム
    塩と0.05〜3.0重量%のシランカップリング剤と
    で処理した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂
    (1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水
    分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、およ
    びポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフ
    ィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラ
    ミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙。
  31. 【請求項31】 0.01〜0.5重量%のカルシウム
    塩で処理し、ついで0.05〜3.0重量%のシランカ
    ップリング剤で処理した酸化チタン、およびポリオレフ
    ィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮
    発し得る水分を1200ppm以下含有するマスターバ
    ッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなる
    ポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に
    溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング
    紙。
  32. 【請求項32】 0.01〜0.5重量%のマグネシウ
    ム塩と0.05〜3.0重量%のシランカップリング剤
    で処理した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂
    (1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水
    分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、およ
    びポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフ
    ィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラ
    ミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙。
  33. 【請求項33】 0.01〜0.5重量%のマグネシウ
    ム塩で処理し、ついで0.05〜3.0重量%のシラン
    カップリング剤で処理した酸化チタン、およびポリオレ
    フィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で
    揮発し得る水分を1200ppm以下含有するマスター
    バッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてな
    るポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上
    に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング
    紙。
  34. 【請求項34】 0.01〜0.5重量%のカルシウム
    塩とアルミナ換算で0.01〜0.3重量%のアルミン
    酸塩とで処理した酸化チタン、およびポリオレフィン系
    樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得
    る水分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、
    およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオ
    レフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押
    出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙。
  35. 【請求項35】 0.01〜0.5重量%のカルシウム
    塩で処理し、ついでアルミナ換算で0.01〜0.3重
    量%のアルミン酸塩で処理した酸化チタン、およびポリ
    オレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350
    ℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有するマス
    ターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用い
    てなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基
    体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティ
    ング紙。
  36. 【請求項36】 0.01〜0.5重量%のカルシウム
    塩とシリカ換算で0.01〜0.3重量%のケイ酸塩と
    で処理した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂
    (1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水
    分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、およ
    びポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフ
    ィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラ
    ミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙。
  37. 【請求項37】 0.01〜0.5重量%のカルシウム
    塩で処理し、ついでシリカ換算で0.01〜0.3重量
    %のケイ酸塩で処理した酸化チタン、およびポリオレフ
    ィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮
    発し得る水分を1200ppm以下含有するマスターバ
    ッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなる
    ポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に
    溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング
    紙。
  38. 【請求項38】 0.01〜0.5重量%のマグネシウ
    ム塩とアルミナ換算で0.01〜0.3重量%のアルミ
    ン酸塩とで処理した酸化チタン、およびポリオレフィン
    系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し
    得る水分を1200ppm以下含有するマスターバッ
    チ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポ
    リオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶
    融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙。
  39. 【請求項39】 0.01〜0.5重量%のマグネシウ
    ム塩で処理し、ついでアルミナ換算で0.01〜0.3
    重量%のアルミン酸塩で処理した酸化チタン、およびポ
    リオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜35
    0℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有するマ
    スターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用
    いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙
    基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーテ
    ィング紙。
  40. 【請求項40】 0.01〜0.5重量%のマグネシウ
    ム塩とシリカ換算で0.01〜0.3重量%のケイ酸塩
    とで処理した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂
    (1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水
    分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、およ
    びポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフ
    ィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラ
    ミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙。
  41. 【請求項41】 0.01〜0.5重量%のマグネシウ
    ム塩で処理し、ついでシリカ換算で0.01〜0.3重
    量%のケイ酸塩で処理した酸化チタン、およびポリオレ
    フィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で
    揮発し得る水分を1200ppm以下含有するマスター
    バッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてな
    るポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上
    に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング
    紙。
  42. 【請求項42】 0.01〜0.5重量%のカルシウム
    塩とアルミナ換算で0.01〜0.3重量%のアルミン
    酸塩と0.05〜3.0重量%のシランカップリング剤
    とで処理した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂
    (1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水
    分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、およ
    びポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフ
    ィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラ
    ミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙。
  43. 【請求項43】 0.01〜0.5重量%のカルシウム
    塩で処理し、アルミナ換算で0.01〜0.3重量%の
    アルミン酸塩で処理し、さらに0.05〜3.0重量%
    のシランカップリング剤で処理した酸化チタン、および
    ポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜3
    50℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有する
    マスターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を
    用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成
    紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コー
    ティング紙。
  44. 【請求項44】 0.01〜0.5重量%のカルシウム
    塩とシリカ換算で0.01〜0.3重量%のケイ酸塩と
    0.05〜3.0重量%のシランカップリング剤とで処
    理した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂(1)
    を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水分を1
    200ppm以下含有するマスターバッチ、およびポリ
    オレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフィン系
    樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラミネー
    トしてなる写真用樹脂コーティング紙。
  45. 【請求項45】 0.01〜0.5重量%のカルシウム
    塩で処理し、シリカ換算で0.01〜0.3重量%のケ
    イ酸塩で処理し、さらに0.05〜3.0重量%のシラ
    ンカップリング剤で処理した酸化チタン、およびポリオ
    レフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜350℃
    で揮発し得る水分を1200ppm以下含有するマスタ
    ーバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)を用いて
    なるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体
    上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コーティン
    グ紙。
  46. 【請求項46】 0.01〜0.5重量%のマグネシウ
    ム塩とアルミナ換算で0.01〜0.3重量%のアルミ
    ン酸塩と0.05〜3.0重量%のシランカップリング
    剤とで処理した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹
    脂(1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る
    水分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、お
    よびポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレ
    フィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出
    ラミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙。
  47. 【請求項47】 0.01〜0.5重量%のマグネシウ
    ム塩で処理し、ついでアルミナ換算で0.01〜0.3
    重量%のアルミン酸塩で処理し、さらに0.05〜3.
    0重量%のシランカップリング剤で処理した酸化チタ
    ン、およびポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ
    280〜350℃で揮発し得る水分を1200ppm以
    下含有するマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹
    脂(2)を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙
    または合成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真
    用樹脂コーティング紙。
  48. 【請求項48】 0.01〜0.5重量%のマグネシウ
    ム塩とシリカ換算で0.01〜0.3重量%のケイ酸塩
    と0.05〜3.0重量%のシランカップリング剤とで
    処理した酸化チタン、およびポリオレフィン系樹脂
    (1)を含有し、かつ280〜350℃で揮発し得る水
    分を1200ppm以下含有するマスターバッチ、およ
    びポリオレフィン系樹脂(2)を用いてなるポリオレフ
    ィン系樹脂組成物を紙または合成紙基体上に溶融押出ラ
    ミネートしてなる写真用樹脂コーティング紙。
  49. 【請求項49】 0.01〜0.5重量%のマグネシウ
    ム塩で処理し、ついでシリカ換算で0.01〜0.3重
    量%のケイ酸塩で処理し、さらに0.05〜3.0重量
    %のシランカップリング剤で処理した酸化チタン、およ
    びポリオレフィン系樹脂(1)を含有し、かつ280〜
    350℃で揮発し得る水分を1200ppm以下含有す
    るマスターバッチ、およびポリオレフィン系樹脂(2)
    を用いてなるポリオレフィン系樹脂組成物を紙または合
    成紙基体上に溶融押出ラミネートしてなる写真用樹脂コ
    ーティング紙。
  50. 【請求項50】 カルシウム塩として、塩化カルシウ
    ム、臭化カルシウム、ヨウ化カルシウム、硫酸カルシウ
    ムを用いることを特徴とする請求項2、4、5、12、
    13、14、15、20、21、22、23、28、3
    0、31、34、35、36、37、42、43、4
    4、45いずれか記載の写真用樹脂コーティング紙。
  51. 【請求項51】 マグネシウム塩として、塩化マグネシ
    ウム、臭化マグネシウム、ヨウ化マグネシウム、硫酸マ
    グネシウムを用いることを特徴とする請求項3、6、
    7、16、17、18、19、24、25、26、2
    7、29、32、33、38、39、40、41、4
    6、47、48、49いずれか記載の写真用樹脂コーテ
    ィング紙。
  52. 【請求項52】 シランカップリング剤として、メチル
    トリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメ
    トキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
    ン、ビニルトリエトキシシラン、フェニルトリアルコキ
    シシランまたはジアルキルジアルコキシシランを用いる
    ことを特徴とする請求項1、4、5、6、7、8、9、
    10、11、20、21、22、23、24、25、2
    6、27、30、31、32、33、42、43、4
    4、45、46、47、48、49いずれか記載の写真
    用樹脂コーティング紙。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8043715B2 (en) 2005-06-07 2011-10-25 E. I. Du Pont De Nemours And Company Paper and paper laminates containing modified titanium dioxide

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