JPH09268200A - ラットトロンボモジュリン - Google Patents

ラットトロンボモジュリン

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JPH09268200A
JPH09268200A JP8078494A JP7849496A JPH09268200A JP H09268200 A JPH09268200 A JP H09268200A JP 8078494 A JP8078494 A JP 8078494A JP 7849496 A JP7849496 A JP 7849496A JP H09268200 A JPH09268200 A JP H09268200A
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dna
rat
sequence
peptide
cys
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JP8078494A
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Shuji Muramatsu
周治 村松
Michitaka Zushi
通孝 図師
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 配列番号3の1−559のアミノ酸配列の部
分配列からなり、トロンビンに結合しトロンビンによる
プロテインCの活性化を促進する活性を有する可溶性の
ラットトロンボモジュリンの誘導体ペプチド、及び該ペ
プチドやラットトロンボモジュリンをコードするDN
A、組換え体DNA、形質転換体、及びこれらのペプチ
ドの製造法、またさらに、ラットトロンボモジュリンを
コードする遺伝子を変異せしめたトランスジェニックラ
ットの作製方法およびそのトランスジェニックラット。 【効果】 ラットTMまたはその誘導体ペプチドの大量
調製が可能となり、ラット実験モデルとして使用できる
トランスジェニックラットを提供でき、TM薬効の正確
な評価が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ラットトロンボモ
ジュリンの誘導体ペプチド、及び該ペプチドやラットト
ロンボモジュリンをコードするDNA、組換え体DN
A、形質転換体、及びこれらのペプチドの製造法に関す
る。またさらに、ラットトロンボモジュリンをコードす
る遺伝子を変異せしめたトランスジェニックラットの作
製方法およびそのトランスジェニックラットに関する。
【0002】
【従来の技術】トロンボモジュリン(以下TMと略すこ
とがある)は、血管内皮細胞膜上に存在する糖蛋白のひ
とつであり、トロンビンに結合し、トロンビンによるプ
ロテインC活性化の補酵素として、主に血液凝固系の調
節因子として機能している。特に、ヒトTMまたはその
誘導体ペプチドは、医薬品として有望視されており、開
発研究が検討されつつある。
【0003】従来、ヒトTMについては、H.H.Sa
lemら[J.Biol.Chem.,259,122
46−12251,(1984)]において臓器から抽
出する方法が知られている。また、K.Suzukiら
[EMBO J,6,1891−1897,(198
7)]により、ヒトTMのN末端アミノ酸配列及び、ヒ
トTMcDNAの全配列が報告されている。また、T.
Shiraiら[J.Biolchem.,103,2
81−285,(1988)]が、ヒトTM遺伝子につ
いて報告している。また、ヒトTM改変体についても知
られている〔特開昭64−6219号公報〕。
【0004】また、ウサギTMについては、C.T.E
smonら[J.Biol.Chem.,257,85
9−864,(1982)]において、臓器から抽出す
る方法で、そのペプチドが取得されており、D.J.S
ternsら[J.Biol.Chem.,264,3
352−3356,(1989)]により、極めて限定
された部分的なアミノ酸配列のみが明らかになってい
る。また、ウシTMについては、K.Suzukiら
[Biochemica et Biophysica
Acta,882,343−35,(1986)]に
おいて、臓器から抽出する方法で、そのペプチドが取得
されており、R.W.Jackmanら[Proc.N
atl.Acad.Sci.U.S.A.,83,88
34−8838(1986)]により、ウシTMcDN
Aの部分配列が報告されている。
【0005】マウスTMについては、W.A.Ditt
amanら[J.Biol.Chem.,263,15
815−15822(1988)]により、マウスTM
cDNAの部分配列について報告している。またP.N
iforasら[Bichemica et Biop
hysica Acta,1173,179−188
(1993)]が、マウスTM遺伝子について報告して
いる。
【0006】また、ラットTMについては、C.T.E
smonら[Pathobiology of the
Endotherlal Cell,Academic
Press 121−136(1982)]及びT.
Kumadaら[Blood,71,3,728−73
3(1987)]において、臓器から抽出する方法で、
そのペプチドが取得されている。
【0007】ところで、ヒトTMまたはその誘導体ペプ
チドを、医薬品として開発するには、各種の基礎検討及
び前臨床試験が必要とされ、これらの段階で、有効性や
安全性に関する各種の試験管内試験や動物試験あるいは
スクリーニング実験等が必要である。これらの試験は実
際にヒトでの臨床試験における有効性や安全性を予測す
るために行うものであり、それらの試験を行うために
は、少なくとも数10gの蛋白サンプルが必要であると
されている。生体内に通常微量にしか存在しない生理活
性蛋白の場合は、それがいかに微量で効くとしても、医
薬品とする前提として極めて多量のサンプル量の確保が
必要とされるのである。
【0008】ところが、一般的に生理活性を持つ蛋白
は、その効果に種差を有し、種の等しい動物には高い有
効性を有するが、種の異なる動物には有効性が劣る場合
が多く、その蛋白質の生理活性を十分に評価することが
できず問題となる場合が多い。例えば、γ−IFNに関
して、 C.H.Scheinら[Biochem.
J.,307,1,123−127(1995)]は、
ヒトとウシのγ−IFNは、RNAに強く結合してウシ
の精子から単離したRNaseAダイマーの活性を阻害
するがマウスγ−IFNにはその阻害能がないと報告し
ている。さらにまた、M.Onoら[Thrombos
is and Haemostasis,71,1,5
4−61,(1994)]は、組換えラットプロテイン
Cとラット血漿由来プロテインCはラット血漿を用いた
活性化部分トロンボプラスチン時間を用量依存的に延長
するが、ヒト血漿由来プロテインCは延長作用が弱いと
報告している。
【0009】さらにTMについて種差が存在する可能性
を指摘したものとして、以下の文献が存在する。即ち、
K.Hiraharaら[Thrombosis Re
search,57,117−126,(1990)]
は、ウサギTMは、アンチトロンビンIIIによるトロン
ビン阻害を促進するが、ヒトTMにはその作用はなくヒ
トTMとウサギTMには種差が存在すると報告してい
る。
【0010】したがって、TMについて、より正確に研
究が可能となる動物モデルの確立が待たれるところであ
る。ところで、前臨床試験等の実験に用いる動物として
は、上記のマウスやウサギの他に、ラットが知られてい
る。ラットは、栄養代謝がヒトと似ていることの他、マ
ウスの8〜10倍の大きさがあり、解析に十分な組織試
料が確保できること、血管を通した血液の採取が反復し
て可能であること、再現性が高く確立された実験動物と
して最も多用されていること等の、種々の利点を有す
る。
【0011】したがって、TMについてのラットを用い
た動物モデルの確立は極めて有用であるが、従来、ラッ
トを用いた動物モデルを確立するには至っていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】TMの開発研究、実験
等に必要な、ラットTMの十分な提供が求められている
が、従来の、臓器から抽出する方法による該ペプチドに
おいては、実験に用いるのに十分な量が得られず、質的
にも常に均一な物が得られる保証がなく、量、質的に満
足のいく物ではなかった。また、前述の通り、従来、ラ
ットを用いた動物モデルを確立するには至っていない。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、本発明
者らは、種々検討をした。上記の通り、種差が存在する
ことが明らかなことから、必ずしも、他の種のTMの情
報が通用しないことは明らかであって、この様な状況に
おいては、ラットTM遺伝子や遺伝子工学、さらにその
誘導体ペプチドの確立など全く不可能であったが、以下
の方法で本発明を完成した。
【0014】即ち、本発明は、配列番号3の1−559
のアミノ酸配列の部分配列からなり、トロンビンに結合
しトロンビンによるプロテインCの活性化を促進する活
性を有するペプチドである。本発明のペプチドがトロン
ビンに結合することは、例えば、本願明細書実施例に記
載されているように、DIP−トロンビン〔ジイソプロ
ピルホスフォロトロンビン(diisopropylp
hosphoro−thrombin)、またはDIP
−トロンビン−アガロースに結合することにより確認さ
れる。また、トロンビンによるプロテインCの活性化を
促進する活性を有することも、本願明細書実施例に記載
されている通りである。
【0015】上記トロンビンに結合しトロンビンによる
プロテインCの活性化を促進する活性を示す、最も典型
的な例としては、該部分配列中に、少なくとも配列番号
1の1−114のアミノ酸配列が包含されていることで
ある。勿論、配列番号1の1−114のアミノ酸配列
は、好ましい例であって、程度の差はあっても、トロン
ビンに結合しトロンビンによるプロテインCの活性化を
促進する活性を示せればよいのであって、その配列のさ
らに小さな部分配列であってもよい。
【0016】上記で定義される本発明のペプチドは、界
面活性剤の非存在下で水溶液となる可溶性であることが
好ましく、特に、蒸留水ml当たり少なくとも2mg溶
解する可溶性ペプチドであることが好ましい。上記蒸留
水としては、勿論、pH7程度の中性条件において特に
溶解性を減ずるような溶解成分を含まないような条件と
理解すべきである。
【0017】また、配列番号2の1−500のアミノ酸
配列の全配列又は部分配列からなり、トロンビンに結合
しトロンビンによるプロテインCの活性化を促進する活
性を有するペプチドも好ましい例示として挙げられる。
通常、このペプチドも上記の通り、蒸留水ml当たり少
なくとも2mg溶解する可溶性ペプチドである。即ち、
配列番号3の501−559のアミノ酸配列は、溶解性
に関与する部分であると認識できる。したがって、配列
番号3の501−559のアミノ酸配列を少なくとも包
含しないアミノ酸配列からなるペプチドは、好ましい例
として挙げられる。
【0018】具体的に、好ましくは、配列番号1の1−
114のアミノ酸配列〔式(I)ということがある〕、
および配列番号2の1−500のアミノ酸配列のいずれ
かのアミノ酸配列からなるペプチドが例示される。本発
明のプチペドはまた、N末端アミノ酸配列として、例え
ば次式: Met Leu Gly Val Phe Leu Leu Gly Val Leu Ala Pro Ala Gly Leu Gly Ile Ser で表されるアミノ酸配列を有するシグナル配列(リーダ
ー配列)の一部または全部を含有していてもよい。
【0019】自然の変異によりまたは人工の変異によ
り、ペプチドの活性に重大な変化を与えることなく、ペ
プチドの構造の一部を変化させることが可能である。本
発明のペプチドは、前記アミノ酸配列を有するペプチド
の相同変異体(Homologous varian
t)に相当する構造を有するペプチドも包含する。本発
明のペプチドは少なくとも1個の糖残基を含有していて
もよいし、含有していなくてもよい。また、本発明の複
数のTMペプチドの混合物であってもよい。
【0020】配列番号2の1−500のアミノ酸配列の
N末端に、上記のリーダー配列が結合してなる配列であ
る配列番号17の1−518のアミノ酸配列からなるペ
プチドも本発明で提供し得る。本発明のプチペドはN末
端アミノ酸残基としてアミノ酸メチオニンを含有してい
てもよい。
【0021】また、本発明は、上記で示される本発明の
ペプチドをコードするDNAである。上記の配列番号2
の1−500のアミノ酸配列をコードする塩基配列とし
てより具体的には、例えば、配列番号5の1−1500
の塩基配列が挙げられ、また配列番号1の1−114の
アミノ酸配列をコードする塩基配列としてより具体的に
は、例えば、配列番号4の1−342の塩基配列が挙げ
られ、本発明のDNAは、これらの塩基配列の全部また
は部分配列を実質的に包含するDNAである。
【0022】また、本発明は、ラットトロンボモジュリ
ンをコードする下記の制限酵素地図
【0023】
【化3】
【0024】に示す制限酵素サイトにより特徴付けられ
るDNA、又はそのペプチドコード領域の塩基配列を含
有するDNAである。この制限酵素地図は、図1の要部
と一致するが、図中の斜線部分は、配列番号18の1−
18に示されるリーダー配列の18アミノ酸をコードす
る塩基配列部分である。また、斜交線部分は配列番号3
の1−559のアミノ酸配列をコードする塩基配列部分
である。したがって、上記のペプチドコード領域の塩基
配列とは、通常は、配列番号3の1−559のアミノ酸
配列をコードする塩基配列部分を示し、リーダー配列の
18アミノ酸配列を付加する目的においては、このリー
ダー配列をコードする塩基配列部分を含む塩基配列を示
す。
【0025】また、上記の制限酵素サイトにより特徴付
けられるDNA、又はそのペプチドコード領域の塩基配
列を含有するDNAとしては、RTME2又RTMX2
のラット由来のDNAや、配列番号7の1−5283の
塩基配列からなるDNAが挙げられる。上記の配列番号
3の1−559のアミノ酸配列をコードする塩基配列と
してより具体的には、例えば、配列番号6の1−167
7の塩基配列が挙げられる。
【0026】遺伝暗号の縮重に従い、遺伝子から生産さ
れるポリペプチドのアミノ酸配列を変えることなくその
遺伝子の塩基配列の少なくとも1つの塩基を他の種類の
塩基に置換することができる。従って、本発明のDNA
はまた、遺伝略号の縮重に基づく置換によって変化され
た塩基配列を含有することも可能である。また、本発明
は、上記で示される本発明のDNAに対する相補的なD
NAである。
【0027】上記の本発明のDNAは前述のペプチドを
組換えDNA技術を用いて製造するのに用いることがで
きる。本発明のDNA及び、ペプチドは、概略以下の
(1)〜(8)ようにして得ることができる。 (1)例えば、配列番号8の1−23及び配列番号9の
1−23の塩基配列からなるプライマーにより、ラット
の染色体DNAを鋳型としてPCRを行い部分DNA断
片を取得する。 (2)かくして得られたDNA断片の塩基配列を決定
し、該DNA断片がTM遺伝子の部分DNA断片である
可能性を検討する。 (3)(2)で得たDNAをラベルし、ラット染色体D
NAライブラリーとハイブリダイゼーションを行なわ
せ、該プローブと相同性を示すクローンを選択分離す
る。 (4)(3)で選択したクローンよりDNAを抽出し、
同上のプローブを用いてサザンハイブリダイゼーション
を行い、適当なサイズの制限酵素断片上に目的の遺伝子
を位置づけ、それをプラスミドベクターにサブクローニ
ングする。 (5)かくして得られたDNA断片の塩基配列を決定
し、そのコード領域の位置づけを行う。 (6)ラットTMの全コード領域あるいはその一部を含
むDNA断片を発現用ベクターに組み込んで組換え体D
NA構築する。 (7)構築した組換え体DNAにより、宿主細胞を形質
転換する。 (8)得られた細胞を培養し、組換えラットTMまた
は、その類縁体を発現させ活性を確認後、カラムクロマ
トグラフィーにより精製する。
【0028】上記の工程中でDNA、組換え体宿主とし
ての大腸菌等の取扱いに必要な一般的な操作は、当業者
間で通常行われているものであり、例えば T.Man
iatisらの実験操作書(Molecular Cl
oning A Laboratory Manua
l,Cold Spring Harbor Labo
ratory 1982,1989)に従えば容易に実
施できる。使用する酵素、試薬類もすべて市販の製品を
用いることができ、特に断わらない限り、製品で指定さ
れている使用条件に従えば、完全にそれらの目的を達成
することができる。以下に、上記(1)〜(8)の工程
について更に詳しく説明する。
【0029】上記(3)における染色体DNAライブラ
リーとしては、例えば、市販されている(CLONTE
CH社、STRATAGENE社等)ライブラリーを使
用することができる。また、EMBL3、EMBL4
(STRATAGENE社)等のラムダファージベクタ
ーもしくは、pHC79(Bethesda Rese
arch Laboratories(BRL)社)等
のコスミドベクターを用いて作製したライブラリーを使
用することもできる。また、プローブのラベル化は、従
来から汎用されている放射性同位元素あるいはジゴキシ
ゲニン、ビオチン等の非放射性化合物のいづれも使用可
能である。 また上記(1)、(2)を行うかわりに、
例えばヒトのTM遺伝子を単離し、該DNAをプローブ
として上記(3)の染色体DNAライブラリーとハイブ
リダイゼーションを行わせることにより、ラットTM遺
伝子を単離することもできる。ヒトTM遺伝子は、例え
ば既に明かとなっている塩基配列に相当するDNAオリ
ゴマーを合成し、該オリゴマーをプローブとしてヒトの
DNAライブラリーをスクリーニングすることによって
容易に取得することができる。また、遺伝子の両端に相
当する2種のプライマーを利用したPCRによりヒトの
染色体DNAから直接クローン化することも可能であ
る。上記のようにして得られるラットTM遺伝子は、ラ
ットTMのオープンリーディングフレームをコードする
DNAに相当するDNA断片を含んでいればよく、更に
好ましくは配列番号(17)に示したオープンリーディ
ングフレームをコードする塩基配列を含むDNA断片で
ある。
【0030】また、上記ラットTM遺伝子DNA断片を
プローブとして用いれば、ラット由来cDNAライブラ
リーから、ラットTMの全コード域を含有するcDNA
を単離することができる。これらcDNAもラットTM
遺伝子DNA断片と同様に利用することができる。本発
明は、前述のラットトロンボモジュリンをコードする制
限酵素地図に示す制限酵素サイトにより特徴付けられる
DNA、又はそのペプチドコード領域の塩基配列を含有
するDNA、又はその活性発現部位の塩基配列を含有す
るDNAを調製し、このDNAを、または発現ベクター
に組み込んで調製された組み換えDNAを、ラットに導
入し、ラットTMの過発現を引き起こすことを特徴とす
るトランスジェニックラットの作製方法である。
【0031】ここで、上記で組換えDNAとなすに際
し、前述のラットトロンボモジュリンをコードする制限
酵素地図に示す制限酵素サイトにより特徴付けられるD
NA、又はそのペプチドコード領域の塩基配列を含有す
るDNA、又はその活性発現部位の塩基配列を含有する
DNA(以下、ラットTM遺伝子ともいう)を調製し、
このDNAを、発現ベクターに組み込んで調製すればよ
い。この組み換えDNAにより、ラットTMを過発現す
るトランスジェニックラットを作製することができる。
この際用いられる発現ベクターとは、プロモーター、ス
プライシングシグナル、ターミネーター等、ラットTM
をラット生体内で発現させるために必要な各機能部位を
含むものであって、個々のプロモーター、スプライシン
グシグナル、ターミネーター等はラット本来の物であっ
てもよいし、ラット生体内で機能する物であれば、例え
ば、他の種の動物やウィルス由来の物であってもよい。
このトランスジェニックラットの作製に際して、例え
ば、J.J.Mullinsら[Nature,34
4,541−555(1990)]を参考にすればよ
く、この引例においては、マウスレニン遺伝子のコード
領域及び、その上流約5kb、下流約9kbの領域を含
む直鎖状のDNA断片をラット卵細胞に顕微注入操作を
行うことにより、高血圧症モデルラットを作製できるこ
とが確認されているため、本発明の十分な指針となる。
【0032】また本発明は、ラットTM遺伝子の上流及
び下流のDNA配列、または、ラットTM遺伝子の活性
発現部分の上流及び下流のDNA配列と相同性を有する
塩基配列であり、ラットTM遺伝子とハイブリダイズし
得る第1の部位および第2の部位と、ラットTMに関す
る任意の変異を起こせしめる第3の配列部位とを含み、
該第3の配列部位は該第1の部位と該第2の部位との間
に存在せしめたDNA断片を調製し、このDNA断片に
よりラットTMに関する任意の変異を有する組換えDN
Aとなすことを特徴とするトランスジェニックラットの
作製方法である。
【0033】上記のトランスジェニックラットの作製方
法においては、例えば、H.Suemoriら[Mec
h.Dev.,51,265−273(1995)]の
方法が参考にできる。上記で、ラットTMに関する任意
の変異としては、例えば、過発現、破壊、部分的な欠
失、挿入、置換等が挙げられる。このトランスジェニッ
クラットによれば、TM遺伝子の遺伝子発現の調節機構
の検討、遺伝子産物の生体への影響、遺伝子産物の過剰
発現や異所性の発現、疾患モデル動物の樹立や動物工場
等に利用することができる。
【0034】上記(6)において発現ベクターに組み込
むラットTMをコードする断片は、ラットTMの全長を
コードする断片でもよいし、その一部分を発現するよう
に構築されたDNA断片でもよい。即ち、本発明は、上
記のDNAをベクターに組み込んだ複製可能な組換え体
DNAである。
【0035】また、用いる発現ベクターとしては複製可
能であれば、大腸菌をはじめとする原核生物由来、真菌
由来、酵母由来、昆虫ウィルス由来、脊椎動物ウィルス
由来いずれのベクターでも良いが、宿主として使用する
微生物または細胞に適したものを選択する必要がある。
また、発現物に応じて、宿主細胞−発現ベクター系は適
切な組み合わせが選択される。
【0036】微生物を宿主として使用する場合、これら
微生物に適したプラスミドベクターが組換え体DNAの
複製可能な発現ベクターとして一般に用いられる。例え
ば大腸菌を形質転換するためのプラスミドベクターとし
てはプラスミドpBR322やpBR327などを用い
ることができる。プラスミドベクターは通常複製起源、
プロモーター、および組換え体DNAで形質転換した細
胞を選別するのに有用な表現型を組換え体DNAに与え
るマーカー遺伝子等を含んでいる。プロモーターの例と
しては、β−ラクタマーゼ及びラクトースプロモータ
ー、トリプトファンプロモーター等が挙げられる。マー
カー遺伝子の例としては、アンピシリン耐性遺伝子やテ
トラサイクリン耐性遺伝子が挙げられる。適した発現ベ
クターの例としては、プラスミドpBR322及びpB
R327の他に、pUC18、pUC19、等が挙げら
れる。
【0037】酵母で本発明のDNAを発現するためには
複製可能な発現ベクターとして例えばプラスミドYRp
7を用いることができる。プラスミドYRp7はtrp
l遺伝子を含有しており、このtrpl遺伝子をマーカ
ー遺伝子として利用することができる。酵母細胞用の発
現ベクターのプロモーターの例としては、3−ホスホグ
リセレートキナーゼまたはエノラーゼ、グリセルアルデ
ヒド−3−ホスフェートデヒドロゲナーゼ、ヘキソキナ
ーゼ、ピルベートデカルボキシラーゼ、ホスホフラクト
キナーゼ、グルコース−6−ホスフェートイソメラー
ゼ、グルコキナーゼ、などの解糖系に関与する酵素類の
遺伝子のプロモーターやアルコールデヒドロゲナーゼ
2、イソチトクロームC、酸性ホスファターゼ、窒素代
謝に関与する酵素、マルトース及びラクトースの利用に
関与する酵素類の遺伝子のプロモーターが挙げられる。
これらのうち、アルコールデヒドロゲナーゼ2、イソチ
トクロームC、酸性ホスファターゼ、窒素代謝に関与す
る酵素類、グリセルアルデヒド−3−ホスフェートデヒ
ドロゲナーゼ、及びマルトース及びラクトースの利用に
関与する酵素類の遺伝子のプロモーターは、これらのプ
ロモーターによる転写を宿主の培養条件を変えることに
よって制御することができるので有利である。酵母細胞
中における転写や翻訳を制御するための複製起源や終止
コドンおよびその他のDNA配列としては、酵母細胞に
適している通常の公知のDNA配列を用いることができ
る。適した発現ベクターの例としては、YEp24(A
TCC37051)等が挙げられる。
【0038】真菌で本発明のDNAを発現するための複
製可能な発現ベクターに用いられるプロモーター及びタ
ーミネーターの例としては、ホスホグリセレートキナー
ゼ(PGK)またはグリセルアルデヒド−3−ホスフェ
ートデヒドロゲナーゼ(GAPD)、アクチン等の遺伝
子プロモーター及びターミネーターが挙げられる。適し
た発現ベクターの例としては、プラスミドpPGACY
2、pBSFAHY83等が挙げられる。
【0039】動物細胞で本発明のDNAを発現させるた
めの組換え体DNAは、一般に遺伝子発現を制御するた
めの機能配列、例えば、複製起源、本発明のDNAの上
流に位置すべきプロモーター、リボゾーム結合部位、ポ
リアデニル化部位や転写終止配列を含有している。本発
明のDNAを真核細胞内で発現させるのに用いることの
できるそのような機能配列はウィルスやウィルス性物質
から得ることができる。例えば、本発明で用いることの
できるプロモーターは、アデノウィルス2、ポリオーマ
ウィルス、シミアンウィルス40(SV40)、などか
ら得ることができる。特に、アデノウィルス2の主後期
プロモーターやSV40の初期および後期プロモーター
が好ましい。また、トロンビンのプロテインC活性化を
促進する作用を有するヒト肺由来のペプチドをコードす
る遺伝子の上流の位置に本来存在するプロモーターも、
上述の宿主−ベクター系で使用するのに適しているなら
ば使用することができる。複製起源については、外来性
の起源、例えば、アデノウィルス、ポリオーマ、SV4
0、水疱性口内炎ウィルス(VSV)、ウシ乳頭腫ウィ
ルス(BPV)等のウィルス由来の複製起源を用いるこ
とができる。また、発現ベクターとして宿主染色体に組
み込まれるような性質を有するベクターを用いる場合、
宿主染色体の複製起源を利用することができる。適した
発現ベクターの例としては、プラスミドpSV2−dh
fr(ATCC 37146)、pBPV−1(9−
1)(ATCC 37111)、pBP69T(69−
6)、pcDL−SRα296、CDM8等が挙げられ
る。
【0040】また、本発明は、上記の組換え体DNAに
より形質転換体である。本発明の複製可能な組換え体D
NAで形質転換された微生物または細胞は、前述のとお
り、組換え体DNAに与えられた少なくとも1種の表現
型によって形質転換されずに残った親細胞から選別され
る。表現型は少なくとも1種のマーカー遺伝子を組換え
体DNAに挿入することによって与えることができる。
また複製可能な発現ベクターが本来有しているマーカー
遺伝子を利用することもできる。マーカー遺伝子の例と
しては、例えば、ネオマイシン耐性などの薬剤耐性遺伝
子やジヒドロ葉酸レダクターゼ(以下“DHFR”と称
する)をコードする遺伝子などが挙げられる。これに関
し、DHFR遺伝子をマーカー遺伝子として用いる場
合、DHFRには様々のタイプがあるため、その使用す
るマーカー遺伝子のコードしているDHFRのタイプに
よって用いるべき宿主を選択しなければならない。例え
ば、マーカー遺伝子として野生型DHFRをコードする
遺伝子を用いる場合、宿主としてはDHFR欠損株を用
いるのが好ましい。DHFR欠損株はヒポキサンチン、
グリシン及びチミジンを要求するので、ヒポキサンチ
ン、グリシン及びチミジンを含まない培地中では成育で
きない。しかしながら、DHFR欠損株をDHFR遺伝
子を含有する組換え体DNAで形質転換すると、その株
はもはやヒポキサンチン、グリシン及びチミジンを要求
しなくなり、ヒポキサンチン、グリシン及びチミジンを
含まない培地中でも成育することができる。従って、形
質転換細胞は、ヒポキサンチン、グリシン及びチミジン
についての栄養要求性を判断基準にして形質転換されな
いで残った細胞から容易に選択することができる。
【0041】一方、メトトレキセート(MTX)に対す
る親和性の低い変異体DHFRをコードする遺伝子(以
下“MTX耐性DHFR遺伝子”と称する)をマーカー
遺伝子として用いる場合には、宿主細胞は正常なDHF
Rをコードする遺伝子を有していればよくDHFRを欠
損している必要はない。その理由は以下のとおりであ
る。正常DHFRはMTXによって阻害されるため、正
常DHFRをコードする遺伝子を含有する宿主細胞はM
TXの存在下ではヒポキサンチン、グリシン及びチミジ
ンを要求する。しかしながら、その宿主細胞がMTX耐
性DHFR遺伝子を含有する組換え体DNAで形質転換
すると形質転換細胞はMTX存在下においてももはやヒ
ポキサンチン、グリシン及びチミジンを要求しない。従
って、形質転換細胞は、MTX存在下におけるヒポキサ
ンチン、グリシン及びチミジンについての栄養要求性を
判断基準として用いて形質転換されていない細胞から選
択することができる。これに関し、真核細胞の大多数が
MTX感受性であるのでMTX耐性DHFR遺伝子はマ
ーカー遺伝子として用いるのに好都合である。
【0042】上記(7)において用いる宿主としては、
大腸菌をはじめとする原核生物、真菌、等の微生物、及
び酵母、昆虫や動物等の細胞いずれでも良いが、用いる
発現ベクターに適したものを選択する必要がある。微生
物の例としては、エシェリヒア コリ(Escheri
chia coli)の菌株、例えばE.coliK1
2株294(ATCC 31446)、E.coli
B、E.coliX1776(ATCC 3153
7)、E.coli C600、E.coliC600
hfl、E.coli W3110(F− 、λ− 、
プロトトロフィック、ATCC27375)、E.co
li JM105並びにE.coliJM109;バチ
ラス サブチリス(Bacillus subtili
s)の如きBacillus属の菌株;サルモネラ チ
フィムリウム(Salmonella typhimu
rium)またはセラチア マーセサンス(Serra
tia marcesans)等の大腸菌以外の腸内
菌;シュードモーナス(Pseudomonas)属の
種々の菌株;およびサッカロミセスセレビシエ(Sac
charomyces cerevisiae);アス
ペルギルス ニドランス(Asperugillus
nidulans)、アクレモニウム クリソゲナム
(Acremonium chrysogenum)
(ATCC11550)等の真菌類等が挙げられる。細
胞の例としては、COS−1細胞、COS−7細胞、C
V−1細胞、VERO細胞(ATCC CCL−8
1)、Hela細胞、チャイニーズハムスター(CH
O)細胞、W138細胞、BHK細胞、ハムスターAV
−12−664細胞、ヒト293細胞などが挙げられる
が、好ましくは、COS−1細胞である。
【0043】また、細胞を宿主とする場合、用いられる
発現ベクターと宿主細胞の組み合わせは実験の目的によ
り異なるが、その組み合わせにより、一過的発現、構成
的発現の2種類の発現方式が考えられる。一過的な発現
の場合、その組み合わせは、発現用ベクターが、SV4
0の複製開始点を含むものであり、好ましくはpSV2
−X、pcDL−SRα296であり、宿主細胞は、S
V40のT抗原産生能を持つ細胞株であり、好ましく
は、COS−1細胞またはCOS−7細胞である。構成
的な発現の場合、染色体外で安定に維持される宿主ベク
ター系を用いるか、発現ベクターが宿主染色体内に安定
に機能する形で挿入される宿主−ベクター系が使用され
る。宿主染色体内へ挿入する場合には、生産性を上げる
ために、薬剤により遺伝子増幅を起こすマーカー遺伝子
を発現ベクターに組み込み同時に導入する方法も用いる
事ができる。用いられる遺伝子増幅能を持つマーカー遺
伝子−薬剤の組み合わわせは、Adenosine d
eaminase(AD)−Deoxycoformy
cin(dCF)、Dihydrofolate re
ductase(DHFR)−Methtorexat
e(MTX)、Gulutamine synthet
ase(GS)−Methionine sulpho
ximine(MSX)が挙げられるが、好ましくは、
DHFR−MTXの組み合わせである。
【0044】また、上記(7)における微生物及び細胞
の形質転換とは、DNAを強制的方法や細胞の貪食能に
より微生物や細胞に取りこませ、プラスミド状態あるい
は、染色体に組み込まれた状態でDNAの形質を一過的
にあるいは構成的に発現させることである。動物細胞の
場合、DEAE−デキストラン法、リン酸カルシウム
法、電気窄孔法などのいずれの方法でも導入することで
きが、特に好ましくは、[Current Protp
cols in Molecular Biology
Vol.1、John Wiley & Sons,
Inc.,9.2.1−6(1993)]記載のDEA
E−デキストラン法であり、DEAE−デキストランと
DNAの複合体を形成後、細胞に導入する方法である。
この際のDNAの形状は前述の通り、環状DNAであっ
てもよいし、線状DNAであってもよい。
【0045】上記(7)で得られた形質転換体を培養
し、本発明のペプチドを発現させる場合で、一過的な発
現で細胞表面上に発現させる場合は、形質転換後数日で
細胞を回収する。その培養期間は、通常、2〜4日、好
ましくは2日である。また、一過的な発現で培養上清中
に分泌させる場合は、2〜3日毎に培地交換を繰り返し
ながら培養する。培養期間は通常数週間、好ましくは2
週間である。構成的に発現させる場合で、DHFR−M
TX系による遺伝子増幅を行う場合は、MTX濃度の漸
増する濃度条件下で選択される。MTXの漸増を行うに
際しては、連続的にまたは、段階的に行なえばよいが、
通常は、段階的が好ましい。MTXの濃度の範囲は、通
常20nM〜100mM、好ましくは、20nM〜10
mMである。高生産細胞を得るためには、MTXの濃度
は、初期濃度の3〜10倍づつ増加させ、段階はできる
だけ多く行なうのが好ましいが、少なくとも、5段階以
上行うことが好ましい。さらに、各段階でラットTMの
生産性を調べながら行なうのが好ましい。また、MTX
選択後の生産細胞について、MTX有無による長期継代
を行い、生産性の低下しない安定生産株を選択すること
が好ましい。この長期継代の期間は通常1〜6カ月で、
好ましくは1〜2カ月が例示される。
【0046】本発明の製造方法でラットTMを製造する
に際しては、上述の方法で得られたラットTM生産細胞
を、各種の動物細胞培養法、例えば、シャーレ培養、マ
ルチトレー式培養、モジュール培養などの付着培養、ま
たは、細胞培養用担体(マイクロキャリアー)に付着さ
せるか生産細胞自体を浮遊化させ浮遊培養等の公知の方
法により培養を行なえばよい。培地は、通常良く用いら
れる動物細胞用培地、例えばD−MEMやRPMI16
40等を用いればよい。また、必要に応じて血清を添加
してもよいし、さらに、生産性の向上を図るために、ア
ミノ酸、ビタミン、核酸、脂質等を添加してもよい。培
養温度は使用する細胞により異なるが、一般的に37℃
が好ましい。培養液の回収法は、付着培養か浮遊培養か
で異なるが、バッチ式の回収法でもよいし、培養液を潅
流して連続的に回収することもできる。培養後、通常の
公知の方法、例えばイオン交換、アッフィニティー、ゲ
ルろ過等の通常の公知のカラムクロマトグラフィー等を
単独または組み合わせて用いることにより精製ラットT
M及びその類縁体を単離することができる。
【0047】このようにして得られた本発明のペプチド
としては、配列番号1、2または、3に示されるペプチ
ドが挙げられる。このようにして得られたペプチドは様
々な種類と長さの糖鎖を少なくとも1種含有していても
よい。得られたペプチドが糖鎖を含有しているか否かは
用いる宿主細胞の種類によって異なる。また、ペプチド
が糖鎖を含有している場合の糖鎖の種類や長さも用いる
宿主細胞の種類によって異なる。
【0048】一般に翻訳開始シグナルのATGから翻訳
されたペプチドは宿主細胞から分泌されるときにプロセ
ッシングを受けて成熟蛋白になることが知られている。
本発明のペプチドの場合もそのようなプロセッシングを
受けることがある。ペプチドがプロセッシングを受ける
部位は、宿主により、または培養条件により変化する場
合がある。例えば、本発明で発現されるペプチドは、ヒ
トTMとの比較により推測される配列番号18の1−1
8のアミノ酸配列 Met Leu Gly Val Phe Leu Leu Gly Val Leu Ala Pro Ala Gly Leu Gly Ile Ser からなるリーダー配列とを含むプロセッシングを受けて
いない未成熟形で形質転換細胞中で産生される場合、そ
の未成熟形ペプチドはプロセッシングを受けてリーダー
配列が削除されて成熟形となることがある。しかしなが
ら、前述のように未成熟形ペプチドのプロセッシングを
受ける位置は使用する宿主の種類や宿主の培養条件によ
り変化するので必ずしも上記のようなプロセッシングが
起きるとは限らない。よって最終的に得られたペプチド
は上記アミノ酸配列で表されるリーダー配列の一部また
は全部を含有していてもよい。また、本発明のペプチド
はN末端アミノ酸残基としてアミノ酸メチオニンを含有
していてもよい。
【0049】自然の変異によりまたは人工の変異によ
り、ペプチドの活性に重大な変化を与えることなく、ペ
プチドの構造の一部を変化させることが可能である。本
発明のペプチドは、前記アミノ酸配列を有するペプチド
の相同変異体(Homologous varian
t)に相当する構造を有するペプチドも包含する。ヒト
TMに関しては、455番目のアミノ酸残基に関してV
alとAlaの多型性が存在し、それは活性の変化とは
関係ない中立の変異である事が確認されている。本発明
はこの様なペプチドも包含する。
【0050】本発明のペプチドは少なくとも1個の糖残
基を含有していてもよいし、含有していなくてもよい。
即ち、本発明では少なくともアミノ酸配列として、本明
細書に説明された配列であることを示すものであって、
特に糖残基により限定されるものではない。前述の通
り、TMは血液凝固線溶機構において重要な機能を有し
ているばかりでなく、その他の多くの新たな機能を有す
ると考えられる。本発明のペプチドは、実験動物として
最も多く用いられるラットの各種実験モデルにおける薬
効評価において、ヒトTMの有する種差という問題を解
決し、TMの持つ薬効の正確な評価と新たな薬効探索を
可能にせしめるものである。また、本発明のラットTM
遺伝子、およびトランスジェニックラットは、TMの新
たな機能を探索する事を可能にせしめるものである。従
って、本発明は生体におけるTMの機能研究に大きく寄
与するものである。
【0051】以下に、実施例を挙げて本発明を詳しく説
明するが、本発明は、これらの例になんら限定されるも
のではない。また、以下の実施例において、特に断わら
ない限り、DNA断片のアガロースゲルからの分離精製
はジーンクリーン(GENE CLEANTMフナコシ社
販)を用いてその添付プロトコールに従って行い、サブ
クローニング、プラスミド構築等における基本操作(D
NA断片間の連結反応、該反応により生ずるハイブリッ
ドプラスミドによる大腸菌の形質転換、得られた形質転
換体からのプラスミドの調製及びその解析等)はすべて
上記マニアティスの実験書(T.Maniatisら、
Molecular Cloning A Labor
atory Manual,Cold Spring
Harbor Laboratory1982)に準じ
て行った。
【0052】
【実施例】
【0053】
【実施例1】 ラットTM部分DNAの単離。 配列番号8と9に示された塩基配列からなるミックスプ
ライマー並びに鋳型DNAとして、ラット染色体DNA
(CLONTECH社より購入:CAT.No.675
0−1)を用いてPCRを行う事により、ラットTMの
一部をコードするDNA断片を取得した。以下に実験の
詳細を記述する。
【0054】PCRは、10倍濃度の反応緩衝液(Ta
kara Taqに添付のバッファー:宝酒造販)5μ
l、2.5mMdNTP混合液5μl、上記プライマー
TM1、TM2各々2.5μl(各々濃度は2μg/μ
lの溶液)、TaqDNAポリメラーゼ(Takara
rTaq:宝酒造)0.5μl、ラット染色体DNA
(濃度0.1μg/μlの溶液)1μl、ジメチルスル
ホキシド2.5μl、滅菌脱イオン水31μlからなる
反応系を調整し、94℃で40秒間、60℃で1分間、
72℃で40秒間のインキュベーションをパーキン エ
ルマー シータス DNA サーマル サイクラー(P
erkin Elmer CetusDNA Ther
mal Cycler)を使用して40サイクル行っ
た。得られた反応液をアガロースゲル電気泳動により解
析したところ約700bpのバンドが検出された。そこ
で該断片をゲルから抽出し、TAクローニングシステム
(Novagen社)を用いてpT7Blue(R)に
クローン化した後、その塩基配列をサンガーらの方法
[Proc.Natl.Acad.Sci.USA,7
4,5463(1977)]に基づき、アプライドバイ
オシステムズ(Applied Biosystem
s)社製の373 DNA Sequencerを用い
て決定した。配列を解析した結果、アミノ酸レベルでヒ
トのTMと65%、マウスのTMと81%、ウシのTM
と66%の相同性を有する単一の読み取り枠が見いださ
れた。そして、該部分DNA断片(約500ng)をジ
ゴキシゲニン標識デオキシウリジン3リン酸(DIG−
dUTP)で標識し、RTMプローブと称し、以下のハ
イブリダイゼーションに供した。尚、DIG−dUTP
による標識は、ノンラジオシステムDNA標識システム
(DNA LabelingKit:Boehring
er)を用い、それに付属するプロトコールに従って行
った。
【0055】
【実施例2】 ラットTM遺伝子の単離 a.ハイブリダイゼーションによる染色体DNAライブ
ラリーのスクリーニングCLONTECH社より購入し
たラット染色体DNAライブラリー(λEMBL3 S
P6/T7:CAT.:RL1022j)の一部を大腸
菌LE392株に感染させ、L−ブロス寒天培地上(1
50mmプレート12枚)に約40万個のプラークを形
成させた。次いで該プラークをハイボンドN(アマーシ
ャム社)に、アマーシャム社の添付プロトコールに従っ
て転写し、アルカリ変性、中和処理を行い、UV−照射
でDNAを固定した。かくして得たフィルターを上記実
施例1で得たRTMブローブとハイブリダイゼーション
させた。ハイブリダブリダイゼーションは、50%ホル
ムアミド、5×SSC(0.75M塩化ナトリウム/7
5mMクエン酸ナトリウム)、0.02%SDS、2%
ブロッキング剤(Blocking Reagen:B
oehringer)、0.1%N−ラウロイルザルコ
シン及び終濃度10ng/mlでDIG−dUTPラベ
ル化RTMプローブ(100℃で5分間の熱変性処理後
に添加した)を含有する溶液を用いて、42℃で16時
間行った。次いで、フィルターを0.1%のSDSを含
む2×SSC溶液中、室温で10分間ずつ2回洗浄し、
更に0.1%のSDSを含む0.1×SSC溶液中68℃
で15分間ずつ2回洗浄した。次いで、アルカリフォス
ファターゼ標識された抗ジゴキシゲニン抗体及び発光基
質AMPPDを利用した検出キット(DIG Lumi
nescent Detection Kit:Boe
hringer)を使用し、その添付プロトコールに従
って、RTMプローブとハイブリダイズしたクローンの
検出を行った。その結果4個の陽性スポットが見い出さ
れた。そこで、これら陽性スポットに相応する寒天領域
よりファージを抽出し、再度上記の工程に従ってプラー
クハイブリダイゼーションを行い、4個の純化ポジティ
ブファージクロ−ンを得た。 b.TM遺伝子のサブクローニング及びその位置の限定 上記a.で得たファージクローン4種より、グロスバー
ガー(Grossberger)記載の方法[文献:N
ucleic Acids.Research15,6
737(1987)]に従ってDNAを抽出した。次い
でこのλDNAをEcoRIまたはXbaIで消化し
て、アガロースゲル電気泳動を行った後、RTMプロー
ブを用いてサザンハイブリダイゼーション[方法につい
ては文献:サザン(Southern)、(J.Mo
l.Biol.,98,503,(1975]を行っ
た。尚、ハイブリダイゼーション、フィルター(ハイボ
ンドN)の洗浄、シグナルの検出等の操作は、上記a.
に記載したものと同様に行った。その結果、上記4種の
λクローン中2種において共通に存在する約4.8kb
のRcoRI断片または約4.6kbのXbaI断片が
該プローブとハイブリダイズする事が判明した。また、
ラット染色体DNAをEcoRIまたはXbaIで消化
し、同上のサザン解析を行ったところ、この場合もEc
oRI消化では約4.8kbの断片、XbaI消化では
約4.6kbの断片にのみハイブリダイゼーションシグ
ナルが観察された。そこでこれら2種のλクローンの1
種よりEcoRI4.8kb、XbaI4.6kbの両
断片を分離精製し、pUC118(宝酒造販)のEco
RI部位またはXbaI部位にサブクローニングする事
によって、pRTME2またはpRTMX2を取得し
た。尚、pRTME2をEcoRIで切断した後または
pRTMX2をXbaIで消化した後、再度同上のサザ
ン解析を行い、該プラスミドが所望のインサートを担っ
ているという事を確認した。なお、pRTMX2のラッ
ト由来DNA部分をRTMX2、pRTME2のラット
由来DNA部分をRTME2とした。次に、pRTME
2とpRTMX2を種々の制限酵素で切断し、アガロー
スゲル電気泳動により解析した結果、図1に示される
5.3kbインサートの制限酵素地図が得られた。ま
た、得られたプラスミドpRTME2を保持する微生物
は、Escherichia coli DH5/pRTME2 (FERM P−1
5499)として工業技術引用例生命工学工業技術研究
所に寄託されている。 c.ラットTM遺伝子の塩基配列 上記5.3kb断片の全塩基配列をサンガーらの方法に
基づき決定した。本DNA配列には、1386番目に始
まるATGから3119番で終わるTGAまで、577
個のアミノ酸をコードしうるオープンリーディングフレ
ーム(ORF)が存在していた。コンピュータ検索の結
果、本アミノ酸配列は、ヒトのTMと約65%、マウス
のTMと約85%の相同性を示した。なお決定した52
83bpの配列を予想される翻訳産物とともに配列番号
17に示した。
【0056】
【実施例3】 ラットTMの発現 a.発現プラスミドの構築 (1)以下に説明する工程に従って、配列番号3に示す
559アミノ酸からなるペプチドをCOS−1細胞で発
現させるためのプラスミドpSV2RTMを構築した。
【0057】発現ベクターpSV2のHindIIIと
BglII部位に上記遺伝子領域を挿入するために以下
に示す2種類のPCR反応を行い、2種類のDNA断片
を作製した。まず配列番号10、11に示す2種類の化
学合成DNAをプライマーを用い、pRTME2を鋳型
DNAとしてPCRを行い、得られた約1.2kbのD
NA分離し、TAクローニングシステム(Novage
n社)を用いてpT7Blue(R)にクローン化した
後、その塩基配列を決定し配列に誤りの無いことを確認
した。そして該プラスミドをHindIIIとBamH
Iで消化後、アガロースゲル電気泳動に供し約1.2k
bの断片をゲルから回収、精製した(断片1)。次に、
配列表配列番号12、13に示す2種類の化学合成DN
Aをプライマーを用い、pRTME2を鋳型DNAとし
てPCRを行い、得られた約0.7kbのDNA分離
し、TAクローニングシステム(Novagen社)を
用いてpT7Blue(R)にクローン化した後、その
塩基配列を決定し配列に誤りの無いことを確認した。そ
して該プラスミドをBamHIで消化後、アガロースゲ
ル電気泳動に供し約0.7kbの断片をゲルから回収、
精製した(断片2)。続いて発現ベクターpSV2−d
hfr(ATCC 37146)をHindIIIとB
glIIで消化してSV40の初期転写プロモーター及
びSV40の転写ターミネーターを有する断片を得、そ
の断片と、上記断片1、断片2の3者をT4−リガーゼ
で連結することによりpSV2RTMを得た。最後にp
SV2RTMの制限酵素解析を行い、正しく構築されて
いることを確認した。この構築の過程を図2に示した。
なおPCRは、10倍濃度の反応緩衝液(TaKaRa
Ex Taqに添付のバッファー:宝酒造販)5μl、
2.5mMdNTP混合液5μl、上記プライマー各々
2μl(各々濃度は0.1μg/μlの溶液)、TaK
aRa Ex Taqポリメラーゼ(宝酒造)0.5μ
l、pRTME2(濃度0.1μg/μlの溶液)1μ
l、滅菌脱イオン水34.5μlからなる反応系を調整
し、94℃で30秒間、64℃で30秒間、72℃で1
分間のインキュベーションをパーキン エルマー シー
タス DNA サーマル サイクラー(Perkin
Elmer Cetus DNA Thermal C
ycler)を使用して15サイクル行った。 (2)以下に説明する工程に従って、配列番号2に示す
500アミノ酸からなるペプチドをCOS−1細胞で発
現させるためのプラスミドpSV2RTM123を構築
した。
【0058】発現ベクターpSV2のHindIIIと
BglII部位に上記遺伝子領域を挿入するために以下
に示すPCR反応を行い、0.5kbのDNA断片を作
製した。配列番号12、14に示す2種類の化学合成D
NAをプライマーを用い、pRTME2を鋳型DNAと
してPCRを行い、得られた約0.5kbのDNA分離
し、TAクローニングシステム(Novagen社)を
用いてpT7Blue(R)にクローン化した後、その
塩基配列を決定し配列に誤りの無いことを確認した。そ
して該プラスミドをBamHIで消化後、アガロースゲ
ル電気泳動に供し約0.5kbの断片をゲルから回収、
精製した(断片3)。続いて発現ベクターpSV2−d
hfr(ATCC 37146)をHindIIIとB
glIIで消化してSV40の初期転写プロモーター及
びSV40の転写ターミネーターを有する断片を得、そ
の断片と、上記断片1、断片3の3者をT4−リガーゼ
で連結することによりpSV2RTM123を得た。最
後にpSV2RTM123の制限酵素解析を行い、正し
く構築されていることを確認した。この構築の過程を図
3に示した。なおPCRは、10倍濃度の反応緩衝液
(TaKaRa ExTaqに添付のバッファー:宝酒
造販)5μl、2.5mMdNTP混合液5μl、上記
プライマー各々2μl(各々濃度は0.1μg/μlの
溶液)、TaKaRa Ex Taqポリメラーゼ(宝
酒造)0.5μl、pRTME2(濃度0.1μg/μ
lの溶液)1μl、滅菌脱イオン水34.5μlからな
る反応系を調整し、94℃で30秒間、64℃で30秒
間、72℃で1分間のインキュベーションをパーキン
エルマー シータス DNA サーマル サイクラー
(Perkin Elmer Cetus DNA T
hermal Cycler)を使用して15サイクル
行った。 (3)以下に説明する工程に従って、配列番号1に示す
114アミノ酸からなるペプチドをCOS−1細胞で発
現させるためのプラスミドpSV2RTME456を構
築した。
【0059】発現ベクターpSV2のHindIIIと
BglII部位に上記遺伝子領域を挿入するために以下
に示す部位特異的変異反応とPCR反応を行った。ま
ず、上記実施例3−a−(1)で構築した断片1、上記
実施例3−a−(2)で構築した断片3及び、Hind
IIIとBamHIで消化したM13mp19とT4D
NAリガーゼで連結させM13mp19RTM123を
構築し、制限酵素解析により正しく構築されているのを
確認した。更に、特願昭63−2027に記載されてい
る公知の部位特異的変異法により配列番号15に示す2
5塩基の合成DNAを用い配列番号2に示されるペプチ
ドの19番目から365番目のアミノ酸をコードするD
NAを欠失させたDNAを得た。このプラスミドDNA
をM13mp19RTM123Dと称した。次にその塩
基配列を決定し配列に誤りの無いことを確認した。更
に、配列番号10、16に示す2種類の化学合成DNA
をプライマー、M13mp19RTM123Dを鋳型D
NAとしてPCRを行い、得られた約0.4kbのDN
A分離し、TAクローニングシステム(Novagen
社)を用いてpT7Blue(R)にクローン化した
後、その塩基配列を決定し配列に誤りの無いことを確認
した。そして該プラスミドをHindII及びBamH
Iで消化後、アガロースゲル電気泳動に供し約0.4k
bの断片をゲルから回収、精製した(断片4)。続いて
発現ベクターpSV2−dhfr(ATCC3714
6)をHindIIIとBglIIで消化してSV40
の初期転写プロモーター及びSV40の転写ターミネー
ターを有する断片を得、その断片と、上記断片4の2者
をT4−リガーゼで連結することによりpSV2RTM
E456を得た。最後にpSV2RTME456の制限
酵素解析を行い、正しく構築されていることを確認し
た。この構築の過程を図4に示した。なおPCRは、1
0倍濃度の反応緩衝液(TaKaRa Ex Taqに
添付のバッファー:宝酒造販)5μl、2.5mMdN
TP混合液5μl、上記プライマー各々2μl(各々濃
度は0.1μg/μlの溶液)、TaKaRa Ex
Taqポリメラーゼ(宝酒造)0.5μl、pRTME
2(濃度0.1μg/μlの溶液)1μl、滅菌脱イオ
ン水34.5μlからなる反応系を調整し、94℃で3
0秒間、64℃で30秒間、72℃で1分間のインキュ
ベーションをパーキン エルマー シータス DNA
サーマル サイクラー(Perkin Elmer C
etus DNA Thermal Cycler)を
使用して15サイクル行った。 b.動物細胞におけるラットTMの発現 上記工程で得られた発現プラスミドpSV2RTM、p
SV2RTM123及び、pSV2RTME456をそ
れぞれDEAE−デキストラン法[Current P
rotocols in Molecular Bio
lody Vol.1,John Wiley & S
ons.Inc.,9.2.1−6(1993)]によ
りCOS−1細胞へトランスフェクションした。導入の
2日前にCOS−1細胞(ATCC CRL1650)
2X106個を直径10cmディシュ(ファルコン 3
003)に10%(v/v)ウシ胎児血清(以下FCS
と略す)含有ダルベッコ変法イーグル培地(Flow
Laboratory社製、10−331、以下DME
M培地と略す。)を使用して継代し、37℃、5%炭酸
ガスの条件で炭酸ガスインキュベーター内で培養する。
導入当日、培地を除去し、10mlの滅菌PBS溶液
(日水)で洗浄後、10%(v/v)Nuserum
(Collaborative Research I
nc.)を含むDMEM培地4mlを加える。次に、上
記aで構築したプラスミドを濃度0.17μg/μlで
TBSに溶解したDNA溶液60μlを 37℃に加温
した10mg/ml(w/v)DEAE−デキストラン
(Sigma)を含むTBS溶液120μlに添加撹は
んした溶液を作製し、細胞に均一に滴下する。炭酸ガス
インキュベーター内で37℃で4時間培養後、ディシュ
内の溶液を除去し、10%(v/v)のDMSO(Me
rk)を含むPBS溶液5mlを加え室温で1分間静置
する。ディシュ内の溶液を除去し、PBS溶液5mlで
1回洗浄する。100μMクロロキン(sigma)及
び2%FCS含有のDMEM培地を7ml添加し、炭酸
ガスインキュベーター内で37℃で3時間培養後、PB
S溶液10mlで1回洗浄する。10%(v/v)FC
S含有のDMEM培地を10ml加え、炭酸ガスインキ
ュベーター内で37℃で2日間培養する。2日後、培地
を除去し、37℃に暖めたPBS10mlで洗浄する。
次いで、37℃に暖めたDMEM培地10mlで洗浄す
る。次いで37℃に暖めたDMEM10mlを加え、炭
酸ガスインキュベーター内で37℃で4日間培養する。
pSV2RTM場合は、4日後に細胞をスクレイパーで
かきとって回収した。pSV2RTM123とpSV2
RTME456の場合は、4日後に発現したペプチドを
含む上清を回収する。以後4日毎に4回上清液を回収し
た。また、上記実験で使用したTBSは以下の通り作製
した。:A液(80g/LNaCl、3.8g KC
l、2g/L Na2HPO4、30g/L Trisb
aseを蒸留水に溶解した液)10mlを89mlの蒸
留水に加え、撹はんしながらB液(15g/L CaC
l2、10g/L MgCl2で蒸留水に溶解した液)1
mlをゆっくり滴下しpHを7.5に調整後、フィルタ
ー濾過により滅菌した。 c.トロンビンによるプロテインCの活性化の促進活性
の確認 発現したラットTMのトロンビンによるプロテインCの
活性化の促進活性の測定は、合成基質Boc−Leu−
Ser−Thr−Arg−MCA(Boc及びMCAは
それぞれt−ブトキシカルボニル基及び4−メチルクマ
リル−7−アミドの略称である)を用いる公知のプロテ
インC測定法〔Y.Ohnoら、J.Biochem.
90、1387(1981年)〕に従って行なった。
【0060】すなわち、10倍濃度アッセイ緩衝液(1
% BSA、1M NaCl、30mM CaCl2を
含むトリス塩酸緩衝液pH8.5)5μl、75NIH
U/mlのヒトトロンビン溶液3μl、蒸留水29.5
μlを混合した溶液にラットTMを含む培養上清5μl
及び300ng/mlのウシプロテインC溶液7.5μ
lを加え全量を50μlとする。得られた混合物を37
℃で30分間反応させてプロテインCを活性化した後
に、0.3 A280 /mlのアンチトロンビンIII及
び、100μg/mlのヘパリン(和光純薬工業社
製)、100mM NaClを含有する20mMトリス
塩酸緩衝液(pH7.5)を7.5μl加えて37℃で
15分間保温して反応を停止させた。得られた反応混合
物に、前述の合成基質Boc−Leu−Ser−Thr
−Arg−MCA(Peptide 研究所)100μ
g/ml、50mM塩化セシウム、100mMNaCl
を含む50mMトリス塩酸緩衝液(pH8.5)500
μlを加え、37℃で20分間反応させた後、酢酸50
μlを加えて反応を停止させ、遊離してきたAMC(7
−アミノ−7−メチル−クマリン)の濃度を励起波長3
80nm、発光波長440nmで蛍光光度計F−200
0(日立)により測定した。1分間に1pmolのウシ
プロテインCを活性化しAPCとする量を1unitと
した。
【0061】pSV2RTMを導入した細胞をそのまま
100μlのPBSに懸濁し活性を測定したところ50
u/mlのトロンビンによるプロテインCの活性化の促
進活性が確認された。pSV2RTM123を導入後4
日目の培養上清に、1950u/mlのトロンビンによ
るプロテインCの活性化の促進活性が確認された。pS
V2RTME456を導入後4日目の培養上清に、25
00u/mlのトロンビンによるプロテインCの活性化
の促進活性が確認された。 d.ラットTMの精製 上記実施例3−bと同様の操作により、pSV2RTM
123及びpSV2RTME456を用いてDEAE−
デキストラン法によるCOS−1細胞へトランスフェク
ションを 各々40回繰り返し、各々2Lの培養上清液
を回収した。pSV2RTM123をトランスフェクト
した培養上清液については、150mM NaClを含
む20mMトリス塩酸緩衝液(pH7.4)で平衡化し
たQ−Sepharose(Pharmacia)カラ
ム(直径26mm、高さ10cm)に供した。500m
M NaClを含む20mMトリス塩酸緩衝液(pH
7.4)及び1.0M NaClを含む20mMトリス
塩酸緩衝液(pH7.4)で溶出し、各フラクションの
トロンビンによるプロテインCの活性化の促進活性を測
定した。このふたつの活性画分を100mM NaCl
及び0.5mM塩化カルシウムを含む20mMトリス塩
酸緩衝液(pH7.4)に対して透析した。Q−Sep
haroseの500mMNaCl溶出画分の透析後の
液を、100mM NaCl及び0.5mM塩化カルシ
ウムを含む20mMトリス塩酸緩衝液(pH7.4)で
平衡化したDIP−トロンビン−アガロース(PAES
ELLOREI、06−148−1035、直径90m
m、高さ22cm)に供した。200mM NaCl及
び0.5mM塩化カルシウムを含む20mMトリス塩酸
緩衝液(pH7.4)で洗浄後、1.0M NaCl及
び0.5mM塩化カルシウムを含む20mMトリス塩酸
緩衝液(pH7.4)で溶出した。この溶出画分の各フ
ラクションのトロンビンによるプロテインCの活性化の
促進活性を測定したところ強い活性が確認された。この
画分をRTM−1とした。一方、Q−Sepharos
eの1.0M NaCl溶出画分の透析後の液を、10
0mMNaCl及び0.5mM塩化カルシウムを含む2
0mMトリス塩酸緩衝液(pH7.4)で平衡化したD
IP−トロンビン−アガロース(PAESEL LOR
EI、06−148−1035、直径90mm、高さ2
2cm)に供した。200mMNaCl及び0.5mM
塩化カルシウムを含む20mMトリス塩酸緩衝液(pH
7.4)で洗浄後、1.0M NaCl及び0.5mM
塩化カルシウムを含む20mMトリス塩酸緩衝液(pH
7.4)で溶出した。この溶出画分の各フラクションの
トロンビンによるプロテインCの活性化の促進活性を測
定したところ強い活性が確認された。この画分をRTM
−2とした。BSAを標準としてLowry法で蛋白定
量を行った結果、RTM−1画分として1.5mg、R
TM−2画分として2mgの蛋白が回収された。このふ
たつの活性画分について還元、非還元の両条件でSDS
−PAGE電気泳動を行ない、銀染色により検出したと
ころRTM−1画分については還元で約96kDa、非
還元で約80kDaの1本のバンドが検出された。RT
M−2画分については還元で約105kDa、非還元で
約90kDaの1本のバンドが検出された。結果を図5
に示す。
【0062】pSV2RTME456をトランスフェク
トした培養上清液については、150mM NaClを
含む20mMトリス塩酸緩衝液(pH7.4)で平衡化
したQ−Sepharose(Pharmacia)カ
ラム(直径26mm、高さ10cm)に供した。1.0
M NaClを含む20mMトリス塩酸緩衝液(pH
7.4)で溶出し、フラクションのトロンビンによるプ
ロテインCの活性化の促進活性を測定した。この活性画
分を100mM NaCl及び0.5mM塩化カルシウ
ムを含む20mMトリス塩酸緩衝液(pH7.4)に対
して透析し、透析後の液を、100mM NaCl及び
0.5mM塩化カルシウムを含む20mMトリス塩酸緩
衝液(pH7.4)で平衡化したDIP−トロンビン−
アガロース(PAESEL LOREI、06−148
−1035、直径90mm、高さ22cm)に供した。
200mM NaCl及び0.5mM塩化カルシウムを
含む20mMトリス塩酸緩衝液(pH7.4)で洗浄
後、1.0M NaCl及び0.5mM塩化カルシウム
を含む20mMトリス塩酸緩衝液(pH7.4)で溶出
した。この溶出画分の各フラクションのトロンビンによ
るプロテインCの活性化の促進活性を測定したところ強
い活性が確認され、この画分をRTM−Eとした。BS
Aを標準としてLowry法で蛋白定量を行った結果、
RTM−E画分として2mgの蛋白が回収された。ま
た、この活性画分について還元条件でSDS−PAGE
電気泳動を行ない、銀染色により検出したところ約30
kDaの1本のバンドが検出された。
【0063】
【実施例4】 ラットTMの溶解性 上記実施例3−(3)−dで精製したRTM−1、RT
M−2、RTM−E各々の溶液について、分子量300
0カットの透析膜を用い、150mM NaClを含有
する20mMリン酸バッファー(pH7.4)に対して
十分に透析を行った後、ペンシル型モジュール及びセン
トリコン等を用いて濃縮を行い、0.2mg/mlの濃
度の溶液を調製した。さらに、該溶液を5mlずつガラ
スバイアルに分注し、凍結乾燥を行った。凍結乾燥は、
−40℃で18時間予備凍結し、−40〜+20℃、真
空度0.05〜0.01mmHgで40時間一次乾燥
し、ついで20℃、真空度0.05〜0.01mmHg
で6時間二次乾燥した。
【0064】凍結乾燥後、RTM−1、RTM−2、R
TM−E各々のバイアルについて注射用蒸留水0.5m
lを加え、完全に溶解することを確認した。すなわち、
本発明のペプチドは、少なくとも2mg/mlの溶解性
を有し、界面活性剤の非存在下においても極めて可溶性
であることが確認された。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、ラットTMまたはその
誘導体ペプチドの大量調製が可能となり、ラット実験モ
デルでのTM薬効の正確な評価が可能となる。また、本
発明のラットTM遺伝子や、トランスジェニックラット
によりTMの新たな機能を探索する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラットTMをコードするDNAの制限
酵素マップ、および実施例2で得られたプラスミドRT
ME2とRTMX2の制限酵素マップを示す。図中の斜
線部分は、リーダー配列をコードする塩基配列部分であ
る。また、斜交線部分、または前記の斜線部分と斜交線
部分を合わせた部分は、ペプチドコード領域の塩基配列
を示す。
【図2】実施例3−a−(1)で作製したプラスミドp
SV2RTMの構築を示したフローチャートである。
【図3】実施例3−a−(2)で作製したプラスミドp
SV2RTM123の構築を示したフローチャートであ
る。
【図4】実施例3−a−(3)で作製したプラスミドp
SV2RTME456の構築を示したフローチャートで
ある。
【図5】実施例3−cで精製したラットトロンボモジュ
リンの還元条件下(レーン1〜3)、及び非還元条件下
(レーン4〜6)でのSDS−PAGEを行った結果を
示す図である。レーン1及び6は、分子量マーカーであ
る。レーン2及び5はRTM−1、レーン3及び4はR
TM−2である。
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:114 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Asp Pro Cys Phe Arg Ser Lys Cys Glu Tyr Gln Cys Gln Pro Val Asn 1 5 10 15 Ser Thr His Tyr Asn Cys Ile Cys Ala Glu Gly Phe Ala Pro Lys Leu 20 25 30 Asp Asp Pro Asp Arg Cys Glu Met Phe Cys Asn Glu Thr Ser Cys Pro 35 40 45 Ala Asp Cys Asp Pro Asn Ser Pro Ser Phe Cys Gln Cys Pro Glu Gly 50 55 60 Phe Ile Leu Asp Glu Gly Ser Ile Cys Thr Asp Ile Asp Glu Cys Ser 65 70 75 80 Gln Gly Glu Cys Leu Thr Asn Glu Cys Arg Asn Leu Pro Gly Ser Tyr 85 90 95 Glu Cys Ile Cys Gly Pro Asp Thr Ala Leu Ala Gly Gln Ile Ser Lys 100 105 110 Asp Cys 配列番号:2 配列の長さ:500 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ala Leu Ala Lys Leu Gln Pro Lys Gly Ser Gln Cys Val Gly Asn Glu 1 5 10 15 Cys Phe Ala Leu Phe Gln Asp Pro Val Thr Phe Leu Asp Ala Ser Gln 20 25 30 Ala Cys Gln Arg Leu Gln Gly His Leu Met Thr Val Arg Ser Ser Val 35 40 45 Ala Ala Asp Val Ile Ser Leu Leu Val Ser Asp Ser Ser Met Asp Ser 50 55 60 Arg Pro Trp Ile Gly Leu Gln Leu Pro Gln Gly Cys Gly Asp Pro Val 65 70 75 80 His Leu Gly Pro Leu Arg Gly Phe Gln Trp Val Thr Gly Asp Asn His 85 90 95 Thr Ser Tyr Ser Arg Trp Ala Arg Pro Asn Asp Gln Ser Pro Pro Leu 100 105 110 Cys Gly Pro Leu Cys Val Thr Val Ser Thr Ala Thr Glu Ala Ala Pro 115 120 125 Gly Glu Pro Ala Trp Glu Glu Lys Pro Cys Glu Asn Glu Thr Lys Gly 130 135 140 Phe Leu Cys Glu Phe Tyr Phe Ala Ala Phe Cys Arg Pro Leu Arg Val 145 150 155 160 Asn Thr Arg Asp Pro Glu Gly Ala His Ile Ser Ser Thr Tyr Asn Thr 165 170 175 Pro Leu Gly Val Ser Gly Ala Asp Phe Gln Thr Leu Pro Ile Gly Ser 180 185 190 Ser Ala Thr Val Ala Pro Phe Gly Leu Glu Leu Val Cys Arg Ala Leu 195 200 205 Pro Gly Thr Ser Glu Gly His Trp Thr Arg Glu Val Thr Gly Ala Trp 210 215 220 Asn Cys Ser Val Glu Asn Gly Gly Cys Glu Tyr Met Cys Asn Arg Ser 225 230 235 240 Ala Asn Gly Pro Arg Cys Val Cys Pro Ser Gly Gly Asp Leu Gln Ala 245 250 255 Asp Gly Arg Ser Cys Ala Lys Pro Val Ala Gln Leu Cys Asn Glu Leu 260 265 270 Cys Gln His Phe Cys Val Asn Asn Ser Asp Val Pro Gly Ser Tyr Ser 275 280 285 Cys Met Cys Glu Thr Gly Tyr Gln Leu Ala Ala Asp Gly His Arg Cys 290 295 300 Glu Asp Val Asp Asp Cys Lys Gln Gly Pro Asn Pro Cys Pro Gln Leu 305 310 315 320 Cys Ser Asn Thr Glu Gly Gly Phe Glu Cys Arg Cys Tyr Asp Gly Tyr 325 330 335 Glu Leu Val Asp Gly Glu Cys Val Glu Gln Leu Asp Pro Cys Phe Arg 340 345 350 Ser Lys Cys Glu Tyr Gln Cys Gln Pro Val Asn Ser Thr His Tyr Asn 355 360 365 Cys Ile Cys Ala Glu Gly Phe Ala Pro Lys Leu Asp Asp Pro Asp Arg 370 375 380 Cys Glu Met Phe Cys Asn Glu Thr Ser Cys Pro Ala Asp Cys Asp Pro 385 390 395 400 Asn Ser Pro Ser Phe Cys Gln Cys Pro Glu Gly Phe Ile Leu Asp Glu 405 410 415 Gly Ser Ile Cys Thr Asp Ile Asp Glu Cys Ser Gln Gly Glu Cys Leu 420 425 430 Thr Asn Glu Cys Arg Asn Leu Pro Gly Ser Tyr Glu Cys Ile Cys Gly 435 440 445 Pro Asp Thr Ala Leu Ala Gly Gln Ile Ser Lys Asp Cys Asp Pro Ile 450 455 460 Pro Val Leu Glu Asp Ser Glu Asp Gly Gly Ser Gly Glu His Pro Ser 465 470 475 480 Ser Asn Pro Thr Val Val Ser Ser Thr Val Pro Pro Ser Ala Arg Pro 485 490 495 Met His Ser Gly 500 配列番号:3 配列の長さ:559 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ala Leu Ala Lys Leu Gln Pro Lys Gly Ser Gln Cys Val Gly Asn Glu 1 5 10 15 Cys Phe Ala Leu Phe Gln Asp Pro Val Thr Phe Leu Asp Ala Ser Gln 20 25 30 Ala Cys Gln Arg Leu Gln Gly His Leu Met Thr Val Arg Ser Ser Val 35 40 45 Ala Ala Asp Val Ile Ser Leu Leu Val Ser Asp Ser Ser Met Asp Ser 50 55 60 Arg Pro Trp Ile Gly Leu Gln Leu Pro Gln Gly Cys Gly Asp Pro Val 65 70 75 80 His Leu Gly Pro Leu Arg Gly Phe Gln Trp Val Thr Gly Asp Asn His 85 90 95 Thr Ser Tyr Ser Arg Trp Ala Arg Pro Asn Asp Gln Ser Pro Pro Leu 100 105 110 Cys Gly Pro Leu Cys Val Thr Val Ser Thr Ala Thr Glu Ala Ala Pro 115 120 125 Gly Glu Pro Ala Trp Glu Glu Lys Pro Cys Glu Asn Glu Thr Lys Gly 130 135 140 Phe Leu Cys Glu Phe Tyr Phe Ala Ala Phe Cys Arg Pro Leu Arg Val 145 150 155 160 Asn Thr Arg Asp Pro Glu Gly Ala His Ile Ser Ser Thr Tyr Asn Thr 165 170 175 Pro Leu Gly Val Ser Gly Ala Asp Phe Gln Thr Leu Pro Ile Gly Ser 180 185 190 Ser Ala Thr Val Ala Pro Phe Gly Leu Glu Leu Val Cys Arg Ala Leu 195 200 205 Pro Gly Thr Ser Glu Gly His Trp Thr Arg Glu Val Thr Gly Ala Trp 210 215 220 Asn Cys Ser Val Glu Asn Gly Gly Cys Glu Tyr Met Cys Asn Arg Ser 225 230 235 240 Ala Asn Gly Pro Arg Cys Val Cys Pro Ser Gly Gly Asp Leu Gln Ala 245 250 255 Asp Gly Arg Ser Cys Ala Lys Pro Val Ala Gln Leu Cys Asn Glu Leu 260 265 270 Cys Gln His Phe Cys Val Asn Asn Ser Asp Val Pro Gly Ser Tyr Ser 275 280 285 Cys Met Cys Glu Thr Gly Tyr Gln Leu Ala Ala Asp Gly His Arg Cys 290 295 300 Glu Asp Val Asp Asp Cys Lys Gln Gly Pro Asn Pro Cys Pro Gln Leu 305 310 315 320 Cys Ser Asn Thr Glu Gly Gly Phe Glu Cys Arg Cys Tyr Asp Gly Tyr 325 330 335 Glu Leu Val Asp Gly Glu Cys Val Glu Gln Leu Asp Pro Cys Phe Arg 340 345 350 Ser Lys Cys Glu Tyr Gln Cys Gln Pro Val Asn Ser Thr His Tyr Asn 355 360 365 Cys Ile Cys Ala Glu Gly Phe Ala Pro Lys Leu Asp Asp Pro Asp Arg 370 375 380 Cys Glu Met Phe Cys Asn Glu Thr Ser Cys Pro Ala Asp Cys Asp Pro 385 390 395 400 Asn Ser Pro Ser Phe Cys Gln Cys Pro Glu Gly Phe Ile Leu Asp Glu 405 410 415 Gly Ser Ile Cys Thr Asp Ile Asp Glu Cys Ser Gln Gly Glu Cys Leu 420 425 430 Thr Asn Glu Cys Arg Asn Leu Pro Gly Ser Tyr Glu Cys Ile Cys Gly 435 440 445 Pro Asp Thr Ala Leu Ala Gly Gln Ile Ser Lys Asp Cys Asp Pro Ile 450 455 460 Pro Val Leu Glu Asp Ser Glu Asp Gly Gly Ser Gly Glu His Pro Ser 465 470 475 480 Ser Asn Pro Thr Val Val Ser Ser Thr Val Pro Pro Ser Ala Arg Pro 485 490 495 Met His Ser Gly Val Leu Ile Gly Ile Ser Ile Ala Ser Leu Ser Leu 500 505 510 Val Val Ala Leu Leu Ala Leu Leu Cys His Leu Arg Lys Lys Gln Gly 515 520 525 Thr Ala Arg Ala Glu Leu Glu Tyr Lys Cys Thr Ser Ser Ala Lys Glu 530 535 540 Val Val Leu Gln His Val Arg Thr Asp Arg Thr Leu Gln Lys Phe 545 550 555 配列番号:4 配列の長さ:342 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:ラット(Rat) 配列 GATCCGTGCT TCAGATCTAA ATGCGAGTAT CAGTGCCAGC CAGTAAACTC CACGCACTAC 60 AATTGCATCT GTGCTGAGGG CTTCGCACCT AAGCTGGATG ATCCCGACAG GTGCGAAATG 120 TTCTGCAATG AAACTTCGTG CCCAGCAGAC TGTGACCCCA ACTCCCCAAG CTTTTGTCAA 180 TGCCCTGAGG GCTTCATCCT GGACGAGGGT TCCATATGCA CAGACATTGA TGAGTGCAGT 240 CAAGGCGAAT GCCTCACCAA TGAATGTCGA AACCTTCCTG GCTCCTATGA GTGCATCTGC 300 GGACCTGACA CAGCCCTTGC TGGTCAGATT AGCAAGGACT GT 342 配列番号:5 配列の長さ:1500 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:ラット(Rat) 配列 GCACTAGCCA AGCTGCAGCC CAAAGGCAGT CAATGCGTGG GGAATGAGTG CTTCGCGCTT 60 TTCCAGGACC CCGTGACCTT CCTCGATGCC AGCCAGGCCT GCCAGCGCCT GCAGGGACAT 120 TTGATGACAG TGCGCTCCTC GGTGGCTGCG GATGTCATCT CCCTTCTGGT GAGCGACAGT 180 AGTATGGACT CACGGCCCTG GATCGGTTTA CAGCTCCCTC AGGGCTGTGG TGACCCGGTG 240 CATCTCGGGC CCCTGCGCGG CTTCCAGTGG GTTACTGGGG ATAACCACAC CAGTTACAGC 300 AGGTGGGCGC GGCCCAACGA CCAGTCGCCT CCACTTTGCG GTCCGCTGTG CGTCACGGTC 360 TCAACAGCAA CAGAAGCTGC ACCAGGCGAG CCGGCCTGGG AAGAGAAGCC GTGCGAGAAC 420 GAGACCAAGG GTTTTCTCTG CGAGTTTTAC TTCGCAGCTT TCTGCAGGCC TTTACGGGTG 480 AATACCCGAG ATCCTGAGGG TGCCCACATC TCTAGCACCT ACAATACCCC ATTGGGGGTC 540 AGCGGCGCGG ATTTTCAGAC GCTGCCGATA GGCAGTTCTG CTACCGTGGC GCCCTTTGGC 600 TTGGAGCTGG TGTGCAGGGC CCTGCCCGGA ACTTCAGAGG GACACTGGAC TCGGGAAGTG 660 ACAGGAGCTT GGAACTGCAG CGTGGAGAAT GGTGGCTGCG AGTACATGTG CAACAGGAGC 720 GCTAACGGAC CCAGATGCGT CTGCCCCAGC GGCGGGGACC TGCAGGCTGA TGGCCGTTCG 780 TGCGCAAAAC CTGTGGCTCA ATTGTGCAAC GAACTCTGCC AGCATTTTTG CGTCAACAAC 840 TCTGATGTGC CAGGCTCTTA TTCCTGTATG TGCGAAACAG GCTACCAGTT GGCGGCAGAC 900 GGACATCGGT GTGAGGACGT GGATGACTGT AAGCAGGGGC CCAATCCATG CCCTCAGCTC 960 TGTTCTAACA CCGAGGGCGG CTTCGAATGC CGCTGCTATG ATGGCTATGA GTTGGTGGAC 1020 GGAGAGTGCG TGGAGCAACT GGATCCGTGC TTCAGATCTA AATGCGAGTA TCAGTGCCAG 1080 CCAGTAAACT CCACGCACTA CAATTGCATC TGTGCTGAGG GCTTCGCACC TAAGCTGGAT 1140 GATCCCGACA GGTGCGAAAT GTTCTGCAAT GAAACTTCGT GCCCAGCAGA CTGTGACCCC 1200 AACTCCCCAA GCTTTTGTCA ATGCCCTGAG GGCTTCATCC TGGACGAGGG TTCCATATGC 1260 ACAGACATTG ATGAGTGCAG TCAAGGCGAA TGCCTCACCA ATGAATGTCG AAACCTTCCT 1320 GGCTCCTATG AGTGCATCTG CGGACCTGAC ACAGCCCTTG CTGGTCAGAT TAGCAAGGAC 1380 TGTGACCCCA TCCCTGTTCT GGAGGACTCA GAGGATGGTG GCTCTGGGGA GCACCCATCA 1440 AGCAATCCGA CGGTAGTCTC TTCGACAGTT CCCCCTTCTG CAAGACCAAT GCACTCTGGT 1500 配列番号:6 配列の長さ:1677 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:ラット(Rat) 配列 GCACTAGCCA AGCTGCAGCC CAAAGGCAGT CAATGCGTGG GGAATGAGTG CTTCGCGCTT 60 TTCCAGGACC CCGTGACCTT CCTCGATGCC AGCCAGGCCT GCCAGCGCCT GCAGGGACAT 120 TTGATGACAG TGCGCTCCTC GGTGGCTGCG GATGTCATCT CCCTTCTGGT GAGCGACAGT 180 AGTATGGACT CACGGCCCTG GATCGGTTTA CAGCTCCCTC AGGGCTGTGG TGACCCGGTG 240 CATCTCGGGC CCCTGCGCGG CTTCCAGTGG GTTACTGGGG ATAACCACAC CAGTTACAGC 300 AGGTGGGCGC GGCCCAACGA CCAGTCGCCT CCACTTTGCG GTCCGCTGTG CGTCACGGTC 360 TCAACAGCAA CAGAAGCTGC ACCAGGCGAG CCGGCCTGGG AAGAGAAGCC GTGCGAGAAC 420 GAGACCAAGG GTTTTCTCTG CGAGTTTTAC TTCGCAGCTT TCTGCAGGCC TTTACGGGTG 480 AATACCCGAG ATCCTGAGGG TGCCCACATC TCTAGCACCT ACAATACCCC ATTGGGGGTC 540 AGCGGCGCGG ATTTTCAGAC GCTGCCGATA GGCAGTTCTG CTACCGTGGC GCCCTTTGGC 600 TTGGAGCTGG TGTGCAGGGC CCTGCCCGGA ACTTCAGAGG GACACTGGAC TCGGGAAGTG 660 ACAGGAGCTT GGAACTGCAG CGTGGAGAAT GGTGGCTGCG AGTACATGTG CAACAGGAGC 720 GCTAACGGAC CCAGATGCGT 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430 CTG GAC GAG GGT TCC ATA TGC ACA GAC ATT GAT GAG TGC AGT CAA GGC 2726 Leu Asp Glu Gly Ser Ile Cys Thr Asp Ile Asp Glu Cys Ser Gln Gly 435 440 445 GAA TGC CTC ACC AAT GAA TGT CGA AAC CTT CCT GGC TCC TAT GAG TGC 2774 Glu Cys Leu Thr Asn Glu Cys Arg Asn Leu Pro Gly Ser Tyr Glu Cys 450 455 460 ATC TGC GGA CCT GAC ACA GCC CTT GCT GGT CAG ATT AGC AAG GAC TGT 2822 Ile Cys Gly Pro Asp Thr Ala Leu Ala Gly Gln Ile Ser Lys Asp Cys 465 470 475 GAC CCC ATC CCT GTT CTG GAG GAC TCA GAG GAT GGT GGC TCT GGG GAG 2870 Asp Pro Ile Pro Val Leu Glu Asp Ser Glu Asp Gly Gly Ser Gly Glu 480 485 490 495 CAC CCA TCA AGC AAT CCG ACG GTA GTC TCT TCG ACA GTT CCC CCT TCT 2918 His Pro Ser Ser Asn Pro Thr Val Val Ser Ser Thr Val Pro Pro Ser 500 505 510 GCA AGA CCA ATG CAC TCT GGT GTG CTC ATT GGG ATC TCC ATT GCC AGC 2966 Ala Arg Pro Met His Ser Gly Val Leu Ile Gly Ile Ser Ile Ala Ser 515 520 525 CTG TCC CTG GTG GTG GCG CTT TTG GCG CTT CTT TGT CAC CTG CGC AAG 3014 Leu Ser Leu Val Val Ala Leu Leu Ala Leu Leu Cys His Leu Arg Lys 530 535 540 AAG CAG GGC ACT GCT CGC GCG GAG CTG GAG TAC AAG TGT ACC TCT TCA 3062 Lys Gln Gly Thr Ala Arg Ala Glu Leu Glu Tyr Lys Cys Thr Ser Ser 545 550 555 GCC AAG GAG GTA GTA CTG CAG CAC GTG AGG ACT GAT CGG ACG CTG CAG 3110 Ala Lys Glu Val Val Leu Gln His Val Arg Thr Asp Arg Thr Leu Gln 560 565 570 575 AAG TTC TGAGGGATTT ACTCCAGAGA CCAAGGTGGC CTTTGTCTTT CCGGGCTCTG 3166 Lys Phe TACCTCTCCT TTCTCTCTCT TCAGCCTCCC AGCTGTGCTC TCTGGCAATG TAAAAGCATT 3226 CTGGCTGGTA TAATAACCAG AGAAGAGCTC ATCCTCTTAT GACAAGCGAG GGTAGGGAGG 3286 ACTTGAAGCC GGAGAGCCCA GTTTCTTCCA AGTAGAGACT GGACAACTGG GCGGAGGTGA 3346 CAAATACAGT GAAGATCCCA GAGTGTCCCA GTCCCTCACC TCGGGGTGCA GGATGTGTGG 3406 GTGCTGCTGA TCTGTAGGCT TGGAGGCAAA CCTTGACCCT ATGGACTGGA GATGACCCAG 3466 ATATTTATTT TTTTAAAAGT ATTTAGTATT TTCTTCCCTT CAGCTTTATT CTGCTTGTAA 3526 GTCTCCAGTC CCTCACCCTT TTCTGTGTCC CTCCATTCCT TTCCCTCCCC TCCCCCTCTC 3586 CATCATTCTC CTCCCCGAAC CTGATCATAG TTTGCCTTTA CCCTTGTCTC CAAACTCTTA 3646 TGTGAAACAG AAAAAAAAAA AACACTAAAC GCAGAAAAAT ATTTTTTTTC GCTAGCTTTG 3706 GCAATTTAAT CGGGGATTTC AGGTAACCAG AGCAAAAGAA TTTAAACAAA AGTTAAAATG 3766 TTTCAACTGA ACACTAACTA GTTAATAGTG CTGGAATATC ACAGAATTTA AACTCAAGGA 3826 AGTAGGGTTT TGATTTTTTT TAATCTTTGT TTTTGAAAGG GTGAGCCTGG GTTTTATGAT 3886 TGTTGCTGTT GTTTTTTTTT TTATTTAGAA TGACAAAAGA GGTAATAATT ATTAAACTTT 3946 TTATGCCGGC TTCTACAGTG TTATTAATTT TTGACAGTGT TTCAAATGTG CAGAGGATCC 4006 TTTGTCCAAC CCTTTGACAT TCCAATAGGA CATTGCCATC TTCAGACATA TTGGGCCACA 4066 TTCATAGCTA TCCAAGAATG TATGTGGTCC TTAGCCTGGA CATATCTGAG ACGGATGGAT 4126 GGAAGCATCT TCCAGTAAAG CTTGAGCTGT ATGCTTCGTG CCTGGCTGAC TCTCCACTGT 4186 GTTTGCCACT TGTAGTCCCA AAATAAAAGC AATGTGCTGC TTAGGGAGAT ATGGCAACTT 4246 GGGAAAGGAG TCTGGGGGGT GACTAGATGG GACTTTGCTT TAATGAAACT CTGGAACGAT 4306 ATCTTGTACT TCAGAGAGAT CTACTAGCCC TGGCCTATAC ACAAGAATTG GGACCTCCCT 4366 TGGGATCTGG CTAGAATTGC AAAATCCTAA CCCCCACCCT ACCCCACTCC CACCCCAGTG 4426 AGCCAGTTCA TAAGAAGCTG CATTTTGACA ACATCCACAG GGCATTGTCC AGTCATTTCA 4486 GGACAACTGG TCTAAAGAGT TTCCAACTTC TTGAGAACAT TTAAATGTCA CTTAATAATA 4546 AGTAGCAGGC CATATGCAGG CCATTTTTTA ATAAAGAAAC TGAGGAATTT TCTCTGCATA 4606 GCTTTGCTTT CTGGATAAAA TAAAAGGACC AGGTACATGC CTCTAGATAT TGGCATACAG 4666 AGTCCAGAAG GGTTTTGTTT TAAGTAAGCT AGGAATGAGT TCATATGTCA GTGTAAGGAA 4726 CAAATGTATC ATATGTGTAT CTTTTGTGAA GAAAAGGTTT TCTTTACTGT TTTGTAGGCT 4786 CAGCATATCT GTACATATTT ATTTATTGGA GTTTAGCTAG AACACAAGCA AAGCCTTTGC 4846 TTATGACGTC ACGTGTATAA AATAAATAGA TTACAATGTA CCGATGGGTG TCTCCTTCCT 4906 TTCTCTCCTC CAAGTCCCTT CATTTTTAAA TCTTATTTTA TACTCAGAAA CAATGCCAAC 4966 TGCAGGAGAT ACATTCCAGG CTGGACTGCA TCTTTACGGC CTACCTGCCG CCCAATCTCT 5026 GACGTTGCCT TCCAAGAGGA GGCTCTTTTC CATGTAACAG GAGTTTGTTA CCTTTGTATG 5086 CACAGATATT TTTTTTTATG TGTATGACCG TAGCAACCTT ATATTGGAGG CCTCGTGTCT 5146 GTGTTTTCAG ACACACTCTA GGATCTGAGG GAATCTTTAG CCTCCCAACT GAGGGTCATT 5206 CTGTGTGTGC GTCATTATTG CCTGTTATCT GGCATGTAAA ACTCAACTTT GTCATGAGAG 5266 GTCTACGGCT CGAATTC 5283 配列番号:18 配列の長さ:18 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Met Leu Gly Val Phe Leu Leu Gly Val Leu Ala Pro Ala Gly Leu Gly 1 5 10 15 Ile Ser
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61K 38/00 ACB A61K 37/02 ACB (C12P 21/02 C12R 1:91)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号3の1−559のアミノ酸配列
    の部分配列からなり、トロンビンに結合しトロンビンに
    よるプロテインCの活性化を促進する活性を有するペプ
    チド。
  2. 【請求項2】 該ペプチドが、蒸留水ml当たり少なく
    とも2mg溶解する可溶性ペプチドであることを特徴と
    する請求項1に記載のペプチド。
  3. 【請求項3】 配列番号2の1−500のアミノ酸配列
    の全配列又は部分配列からなり、トロンビンに結合しト
    ロンビンによるプロテインCの活性化を促進する活性を
    有するペプチド。
  4. 【請求項4】 該部分配列中に、少なくとも配列番号1
    の1−114のアミノ酸配列が包含されていることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のペプチド。
  5. 【請求項5】 配列番号2の1−500のアミノ酸配
    列、または配列番号1の1−114のアミノ酸配列のい
    ずれかのアミノ酸配列からなるペプチド。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のペプチ
    ドをコードするDNA。
  7. 【請求項7】 配列番号5の1−1500の塩基配列、
    または配列番号4の1−342の塩基配列のいずれかの
    塩基配列から実質的になるDNA。
  8. 【請求項8】 ラットトロンボモジュリンをコードする
    下記の制限酵素地図 【化1】 に示す制限酵素サイトにより特徴付けられるDNA、又
    はそのペプチドコード領域の塩基配列を含有するDN
    A。
  9. 【請求項9】 配列番号3の1−559のアミノ酸配列
    をコードするDNA。
  10. 【請求項10】 配列番号6の1−1677の塩基配列
    のいずれかの塩基配列から実質的になる請求項9に記載
    のDNA。
  11. 【請求項11】 請求項6〜10のいずれかに記載のD
    NAに対する相補的なDNA。
  12. 【請求項12】 請求項6〜11のいずれかに記載のD
    NAをベクターに組み込んだ複製可能な組換え体DN
    A。
  13. 【請求項13】 請求項12のいずれかに記載の組換え
    体DNAにより形質転換体。
  14. 【請求項14】 請求項13の形質転換体を培養して取
    得することを特徴とする請求項1〜5のペプチド、又は
    ラットトロンボモジュリンペプチドの製造法。
  15. 【請求項15】 ラットトロンボモジュリンをコードす
    る下記の制限酵素地図 【化2】 に示す制限酵素サイトにより特徴付けられるDNA、又
    はそのペプチドコード領域の塩基配列を含有するDN
    A、又はその活性発現部位の塩基配列を含有するDNA
    を調製し、このDNAを、または発現ベクターに組み込
    んで調製された組み換えDNAを、ラットに導入し、ラ
    ットTMの過発現を引き起こすことを特徴とするトラン
    スジェニックラットの作製方法。
  16. 【請求項16】 ラットTM遺伝子の上流及び下流のD
    NA配列、または、ラットTM遺伝子の活性発現部分の
    上流及び下流のDNA配列と相同性を有する塩基配列で
    あり、ラットTM遺伝子とハイブリダイズし得る第1の
    部位および第2の部位と、ラットTMに関する任意の変
    異を起こせしめる第3の配列部位とを含み、該第3の配
    列部位は該第1の部位と該第2の部位との間に存在せし
    めたDNA断片を調製し、このDNA断片によりラット
    TMに関する任意の変異を有する組換えDNAとなすこ
    とを特徴とするトランスジェニックラットの作製方法。
  17. 【請求項17】 請求項15または16に記載の作製方
    法により作製されたトランスジェニックラット。
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