JPH09267954A - 記録紙搬送装置及び記録紙搬送方法 - Google Patents

記録紙搬送装置及び記録紙搬送方法

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JPH09267954A
JPH09267954A JP8103844A JP10384496A JPH09267954A JP H09267954 A JPH09267954 A JP H09267954A JP 8103844 A JP8103844 A JP 8103844A JP 10384496 A JP10384496 A JP 10384496A JP H09267954 A JPH09267954 A JP H09267954A
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recording
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pair
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JP8103844A
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English (en)
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Hideji Hirai
秀二 平井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各記録紙搬送ローラ対が、記録紙を挟んでい
るか否かを判断でき、かつ、各記録紙搬送ローラごと
に、個別に駆動力の伝達を制御できるようにする。 【解決手段】 記録紙搬送装置は、記録紙としてカット
紙を用いる画像形成装置に併設され、対向する記録紙搬
送ローラ対を直列に配置することによって記録紙の搬送
経路が構成されている。記録紙は、各記録紙搬送ローラ
対38,39の間を搬送され、連続印写中はその搬送経
路内に複数枚の記録紙を包含している。前記搬送経路を
構成する複数の記録紙搬送ローラ対38,39に関し
て、各記録紙搬送ローラ対への駆動力の伝達を、個別に
制御できる。各記録紙搬送ローラ対が記録紙を挟んでい
るか否かをセンサ40,41により判断し、紙詰り時、
排紙に必要なローラ対のみを駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録紙としてカッ
ト紙を用いる複写機、プリンタ等における記録紙搬送装
置及び記録紙搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭62−106444号公報には、
装置内部を搬送される記録シートの紙詰まりが発生する
ことにより作動を停止させるように構成した画像形成装
置において、上記記録シートの詰まりが発生することに
より、該詰まった箇所よりも下流側の搬送路上に存在す
る記録シートを排出した後に作動を停止させるようにし
た画像形成装置が開示されている。
【0003】また、特開平6−83142号公報には、
外周に用紙が巻き付けられる転写装置を有する画像形成
装置において、前記転写装置に用紙を供給する給紙経路
及び前記転写装置から用紙を排出する排紙経路と、前記
給紙経路における紙詰まりを検出する給紙系紙詰まり検
出手段と、前記排紙経路における紙詰まりを検出する排
紙系紙詰まり検出手段と、前記給紙系及び排紙系の紙詰
まり検出手段の検出結果に基づき、前記転写装置での紙
詰まりを検出する転写装置部紙詰まり検出手段とを備え
た画像形成装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、カット紙を通紙
する画像形成装置においては、特開平6−83142号
公報に示されているように、紙搬送経路内の任意の位置
に記録紙検出手段を配置してある。この特開平6−83
142号公報の発明においては、記録紙検出手段は給紙
経路、転写ドラム、排紙経路にそれぞれ配置されてお
り、各部において紙詰まりが発生した時は、その紙詰ま
りを検知できるようになっている。転写ドラム方式を採
用した画像形成装置においては、記録紙が複数枚連続し
て搬送されてくることはないので、このような記録紙検
出手段の配置で問題はない。しかし、記録紙を複数枚連
続通紙するような構成の画像形成装置においては、記録
紙検出手段の配置を工夫する必要がある。例えば、装置
本体内に記録紙が複数枚同時に存在しているので、あら
ゆる箇所で紙詰まりの発生を監視していなければなら
ず、故に多数の記録紙検出手段を配置する必要がある。
また、任意の箇所で紙詰まりが発生した時に、それより
下流の記録紙を排出してしまいたいという要望も出てく
るので、このような動作が実現できるように記録紙検出
手段を配置する必要も生じる。
【0005】特開昭62−106444号公報には、前
述の、紙詰まりが生じた場合にはそれよりも下流の記録
紙を排出した後に装置を停止することが提案されてい
る。確かに、紙詰まり該当紙以外は排出若しくは所定位
置まで搬送してから停止した方が、記録紙搬送経路内に
留まる記録紙が少なくなるので都合がよい。しかし、そ
のためには、記録紙搬送経路内に複数本ある記録紙搬送
ローラのうち、どのローラが紙詰まり該当紙を挟んでお
り、どのローラが搬送すべき記録紙を挟んでいるかを認
識する必要があり、その必要に応じて駆動力の伝達を搬
送ローラごとに切り替える必要がある。もし、記録紙搬
送ローラが記録紙を挟んでいるか否か、若しくは挟んで
いる記録紙が紙詰まり該当紙か否かを判断できなけれ
ば、その搬送ローラを駆動するべきかどうかの判断がで
きない。また、駆動すべき記録紙搬送ローラを認識でき
ても、搬送ローラごとに個別に駆動力伝達制御ができな
ければ、紙詰まり該当紙と同じ駆動エリア内にいるため
に搬送すべき記録紙を搬送できない場合や、駆動エリア
の異なる搬送ローラに前端と後端を挟まれて止まった記
録紙に対して、前端のローラは搬送しようとするのに後
端のローラはホールドする等の不具合が生じてしまう。
【0006】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、 各記録紙搬送ローラが、記録紙を挟んでいるか否かを
判断できること、 各記録紙搬送ローラが、挟んでいる記録紙のID情報
を認識できること、 各記録紙搬送ローラごとに、個別に駆動力の伝達を制
御できること、 を目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、記録
紙としてカット紙を用いる画像形成装置に併設される記
録紙搬送装置であって、対向する記録紙搬送ローラ対を
直列に配置することによって搬送経路が構成されてお
り、記録紙はその記録紙搬送ローラ対の間を搬送され、
連続印写中はその搬送経路内に複数枚の記録紙を包含す
る記録紙搬送装置において、搬送経路を構成する複数の
記録紙搬送ローラ対に関して、各記録紙搬送ローラ対へ
の駆動力の伝達を、個別に制御できることを特徴とし、
もって、各記録紙搬送ローラ対への駆動力伝達を個別に
制御できるようにし、紙詰まり発生時等において任意の
記録紙搬送ローラ対のみ駆動して任意の記録紙のみを搬
送することができるようにしたものである。
【0008】請求項2の発明は、記録紙としてカット紙
を用いる画像形成装置に併設される記録紙搬送装置であ
って、対向する記録紙搬送ローラ対を直列に配置するこ
とによって搬送経路が構成されており、記録紙はその記
録紙搬送ローラ対の間を搬送され、連続印写中はその搬
送経路内に複数枚の記録紙を包含する記録紙搬送装置に
おいて、搬送経路を構成する複数の記録紙搬送ローラ対
の各々に関して、搬送方向上流近傍の位置に記録紙検知
センサを備えたことを特徴とし、もって、各記録紙搬送
ローラ対近傍に記録紙検知センサを備えることにより、
各記録紙搬送ローラ対が記録紙を挟んでいるか否かを判
断できるようにし、緊急停止時等に駆動すべき記録紙搬
送ローラ対と停止すべき記録紙搬送ローラ対とを区別す
ることができるようにしたものである。
【0009】請求項3の発明は、記録紙としてカット紙
を用いる画像形成装置に併設される記録紙搬送装置であ
って、対向する記録紙搬送ローラ対を直列に配置するこ
とによって搬送経路が構成されており、記録紙はその記
録紙搬送ローラ対の間を搬送され、連続印写中はその搬
送経路内に複数枚の記録紙を包含する記録紙搬送装置に
おいて、搬送経路を構成する複数の記録紙搬送ローラ対
の各々に関して、搬送方向下流近傍の位置に記録紙検知
センサを備えたことを特徴とし、もって、各記録紙搬送
ローラ対近傍に記録紙検知センサを備えることにより、
各記録紙搬送ローラ対が記録紙を挟んでいるか否かを判
断できるようにし、緊急停止時等に駆動すべき記録紙搬
送ローラ対と停止すべき記録紙搬送ローラ対とを区別す
ることができるようにしたものである。
【0010】請求項4の発明は、記録紙としてカット紙
を用いる画像形成装置に併設される記録紙搬送装置であ
って、対向する記録紙搬送ローラ対を直列に配置するこ
とによって搬送経路が構成されており、記録紙はその記
録紙搬送ローラ対の間を搬送され、連続印写中はその搬
送経路内に複数枚の記録紙を包含する記録紙搬送装置に
おいて、搬送経路を構成する複数の記録紙搬送ローラ対
の各々に関して、搬送方向上流近傍の位置及び下流近傍
の位置に記録紙検知センサを備えたことを特徴とし、も
って、各記録紙搬送ローラ対近傍に記録紙検知センサを
備えることにより、各記録紙搬送ローラ対が記録紙を挟
んでいるか否かを判断できるようにし、緊急停止時等に
駆動すべき記録紙搬送ローラ対と停止すべき記録紙搬送
ローラ対とを区別することができるようにしたものであ
る。
【0011】請求項5の発明は、記録紙としてカット紙
を用いる画像形成装置に併設される記録紙搬送装置であ
って、対向する記録紙搬送ローラ対を直列に配置するこ
とによって搬送経路が構成されており、記録紙はその記
録紙搬送ローラ対の間を搬送され、連続印写中はその搬
送経路内に複数枚の記録紙を包含する記録紙搬送装置に
おいて、搬送経路を構成する複数の記録紙搬送ローラ対
の各々に関して、直下の位置に記録紙検知センサを備え
たことを特徴とし、もって、各記録紙搬送ローラ対近傍
に記録紙検知センサを備えることにより、各記録紙搬送
ローラ対が記録紙を挟んでいるか否かを判断できるよう
にし、緊急停止時等に駆動すべき記録紙搬送ローラ対と
停止すべき記録紙搬送ローラ対とを区別することができ
るようにしたものである。
【0012】請求項6の発明は、請求項2乃至5に記載
の記録紙搬送装置において、各記録紙搬送ローラ対の近
傍に備えられた記録紙検知センサを利用することによ
り、各記録紙搬送ローラ対に、現在挟んでいる記録紙の
ID情報を持たせることを特徴とし、もって、各記録紙
搬送ローラ対に、隣接する記録紙搬送ローラと同一の記
録紙を挟んでいるのか否かを判断できるようにし、緊急
停止時等に該記録紙搬送ローラ対を駆動すべきか否かを
判断することができるようにしたものである。
【0013】請求項7の発明は、請求項6に記載の記録
紙搬送方法において、紙詰まり等により緊急停止要求が
発生した時、各記録紙搬送ローラ対の記録紙ID情報及
び記録紙検知センサの検知状態により、任意の記録紙搬
送ローラ対への駆動力の伝達を切断することを特徴と
し、もって、紙詰まり停止時に、搬送したい記録紙のみ
搬送することができるようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、記録紙搬送装置が併設さ
れた画像形成装置の概略構成図で、記録紙1は給紙部1
0にストックされており、給紙命令と同時にピックアッ
プローラ2によって給紙搬送経路11へ向けて搬送され
る。レジストローラ3に到達した記録紙は、ここでタイ
ミングを調整されてから転写ベルト12へ搬送され、転
写ベルト12に静電力で貼り付いて、感光体21K〜2
1C(ただし、Kはブラック、Mはマゼンタ、Yはイエ
ロー、Cはシアンを示す)と接触しながら転写チャージ
ャ22K〜22Cによって各色のトナー像を転写されて
いく。フルカラー画像を転写された記録紙は、分離チャ
ージャ4の働きによって転写ベルト12から分離され、
定着ローラ5間を通過していく。定着ローラ5間におい
て熱及び圧力によってトナー像を定着され、その後は排
紙搬送経路13によって排紙部14へ排紙される。この
ような流れで記録紙に画像が形成されていくのである
が、この中で記録紙搬送装置に該当するのは給紙部10
−レジストローラ3間と、定着ローラ5−排紙部14間
である。転写ベルト上に貼り付いて搬送されていくエリ
アは現像装置20内のエリアであるが、本発明において
は現像装置は図1に示すようなものでなくても良い。例
えば、感光体ドラムが1個の単色現像装置でも良いし、
同じく感光体ドラムが1個のフルカラー現像装置でも良
い。また、熱転写方式の現像装置でも良いし、インクジ
ェット方式の現像装置でも良い。それぞれの現像装置に
おいける記録紙搬送方法は様々であり、転写ベルト方式
であるとは限らない。ちなみに、図1の現像装置20
は、湿式電子写真方式によるフルカラー現像装置であ
る。記録紙搬送装置においては記録紙搬送ローラ対が複
数本直列に設置されており、本発明はこれらの記録紙搬
送ローラ対に関わるものである。
【0015】(請求項1の発明)図2は、各記録紙搬送
ローラ対への駆動力の伝達を個別に制御できるようにし
た場合の一例を説明するための図で、モータ(図示せ
ず)からの駆動力は、駆動ベルト31により電磁クラッ
チ32に伝達される。電磁クラッチ32がONされてい
る場合は、伝達された駆動力がプーリ33から駆動力搬
送ベルト34を介してギヤ35,36,37へ伝達さ
れ、記録紙搬送ローラ対38,39を駆動することにな
る。電磁クラッチ32がOFFの場合は、この駆動力が
元から断たれることになるので記録紙搬送ローラ対3
8,39は駆動されない。この図に示したギヤの構成は
一例であり、このような構成でなくても、電磁クラッチ
に供給された駆動力を記録紙搬送ローラ対38,39に
伝達できる構成であれば良い。また、電磁クラッチによ
り駆動力を供給する方式ではなく、各記録紙搬送ローラ
対にモータを1個ずつ割り当てるようにしても良い。
【0016】(請求項2の発明)図3は、記録紙搬送ロ
ーラ対の搬送方向上流近傍の位置に記録紙検知センサ4
0を備えた場合の位置関係を示す図で、記録紙検知セン
サ40はインタラプタ若しくはリフレクタであり、直に
記録紙によって光路を遮断されたり光が反射されるのを
検知しても良いし、フィラーの先に遮光板若しくは反射
板を設置し、記録紙がフィラーに接触することによって
遮光板若しくは反射板が揺動して、光路が遮断されたり
光が反射されるのを検知しても良い。記録紙検知センサ
40は、記録紙搬送ローラ対38,39に挟まれる直前
の記録紙先端を検知し、該記録紙搬送ローラ対38,3
9が記録紙を挟み込んだと認識するとともに、該記録紙
搬送ローラ対38,39に割り付けられたRAMエリア
の記録紙ID情報を更新する。記録紙搬送ローラ対3
8,39に挟まれて搬送された記録紙は、やがて後端を
記録紙検知センサ40によって検知される。この場合
は、該記録紙搬送ローラ対38,39が記録紙を解放し
たと認識するが、記録紙ID情報に関しては何もしな
い。
【0017】(請求項3の発明)図4は、記録紙搬送ロ
ーラ対の搬送方向下流近傍の位置に記録紙検知センサ4
1を備えた場合の位置関係を示す図で、記録紙検知セン
サ41はインタラプタ若しくはリフレクタであり、直に
記録紙によって光路を遮断されたり光が反射されるのを
検知しても良いし、フィラーの先に遮光板若しくは反射
板を設置し、記録紙がフィラーに接触することによって
遮光板若しくは反射板が揺動して、光路が遮断されたり
光が反射されるのを検知しても良い。記録紙検知センサ
41は、記録紙搬送ローラ対38,39に挟まれた直後
の記録紙先端を検知し、該記録紙搬送ローラ対が記録紙
を挟み込んだと認識するとともに、該記録紙搬送ローラ
対に割り付けられたRAMエリアの記紙ID情報を更新
する。記録紙搬送ローラ対に挟まれて搬送された記録紙
は、やがて後端を記録紙検知センサ41によって検知さ
れる。この場合は、該記録紙搬送ローラ対が記録紙を解
放したと認識するが、記録紙ID情報に関しては何もし
ない。
【0018】(請求項4の発明)図5は、記録紙搬送ロ
ーラ対の搬送方向上流及び下流近傍の位置に記録紙検知
センサ40,41を備えた場合の位置関係を示す図で、
記録紙検知センサはインタラプタ若しくはリフレクタで
あり、直に記録紙によって光路を遮断されたり光が反射
されるのを検知しても良いし、フィラーの先に遮光板若
しくは反射板を設置し、記録紙がフィラーに接触するこ
とによって遮光板若しくは反射板が揺動して、光路が遮
断されたり光が反射されるのを検知しても良い。上流近
傍に設置された記録紙検知センサ40は記録紙搬送ロー
ラ対38,39に挟まれる直前の記録紙先端を検知し、
下流近傍に設置された記録紙検知センサ41は記録紙搬
送ローラ対38,39に挟まれた直後の記録紙先端を検
知する。
【0019】なお、図3,図4の説明においては、各記
録紙検知センサ−記録紙搬送ローラ対間の距離を微少な
ものとして無視しているが、正確には誤差が生じてしま
う。その誤差とは、図3(上流近傍に記録紙検知センサ
40を設置)においては、記録紙先端が記録紙搬送ロー
ラ対に挟まれる直前に既に挟まれたものと認識し、記録
紙後端が記録紙搬送ローラ対間を抜ける直前に既に抜け
たものと認識することである。また、図4(下流近傍に
記録紙検知センサ41を設置)においては、記録紙先端
が記録紙搬送ローラ対に挟まれた後もまだ挟まれていな
いと認識し、記録紙後端が記録紙搬送ローラ対間を抜け
た後もまだ挟まれていると認識することである。
【0020】実際に各記録紙搬送ローラ対を個別制御す
るにあたって、これらの認識誤差がどのように作用する
かは記録紙搬送装置全体の構成やプログラムの構成によ
って変化するものと思われる。場合によっては、「記録
紙を挟んでいるのに挟んでいないと認識されるよりは、
記録紙を挟んでいないのに挟んでいると認識される方が
良い」場合もあるだろうし、その逆もあり得る。
【0021】このような場合、上流側と下流側の記録紙
検知センサを複合的に用いることで、都合良く認識でき
る。記録紙の先端を上流側の記録紙検知センサ、後端を
下流側の記録紙検知センサによって検知するようにする
と、「記録紙を挟んでいないのに挟んでいると認識する
瞬間がある」方に統一されるし、記録紙の後端を上流側
の記録紙検知センサ、先端を下流側の記録紙検知センサ
によって検知するようにすると、「記録紙を挟んでいる
のに挟んでいないと認識する瞬間がある」方に統一され
る。また、両方の記録紙検知センサにより記録紙の先端
・後端ともに検知するようにすると、記録紙の端部(先
端または後端)が両記録紙検知センサの間にある時(片
方のセンサがONでもう片方がOFFの時)は不確定時
間帯として認識することもできる。このように記録紙搬
送ローラ対の上流側・下流側ともに記録紙検知センサを
設けると、片側しか設けない時よりは緻密な認識を実現
できる。しかし、片側にしか設置しない時でも、設置位
置が記録紙搬送ローラ対に充分近ければ実動作上におい
て問題はない。
【0022】(請求項5の発明)図6は、記録紙搬送ロ
ーラ対の直下に記録紙検知センサを備えた場合の例を説
明するための要部概略構成図である。請求項2〜4(図
3〜図5)の発明においては、記録紙搬送ローラ対は軸
方向長が記録紙幅よりも長く、搬送される記録紙全面に
記録紙搬送ローラ38,39が当接することが前提であ
ったが、本発明では、記録紙搬送ローラ対は軸方向に数
ブロックに分割(38a,38b,39a,39b)さ
れ、ローラが途切れている箇所は軸芯(380,390
がむき出し状態であることを前提としている。記録紙搬
送ローラ対がこのような状態であれば、ローラの直下に
おいても記録紙検知センサ42のフィラーを設置する空
間が確保でき、よって記録紙搬送ローラ対の直下を通過
する記録紙を検知することができる。図6のように、記
録紙検知センサ42を記録紙搬送ローラ対の直下に配置
できる構成に装置がなっているならば、請求項2〜4に
示す設置方法よりもこの設置方法を選択した方が良いの
は明白である。記録紙検知センサ42は、例えば、フィ
ラー42aの付いたインタラプタであり、搬送されてき
た記録紙が記録紙搬送ローラ対に挟まれると同時にフィ
ラー42aが押し下げられ、これにより遮光板42bが
支点Pを中心に上方向に上がりインタラプタ42cの光
を遮らなくなるので、記録紙先端を検知することができ
る。
【0023】また、記録紙が記録紙搬送ローラ対の間を
抜けて行くと、フィラー42aは図示しないスプリング
の力により上方向に戻って行き、遮光板42bがインタ
ラプタ42cの光を遮るようになることで記録紙後端を
検知することができる。このように、記録紙搬送ローラ
対が記録紙を挟んでいるか否かを誤差なく検知できるの
で、緊急停止時に即断すべき搬送ローラ対とそうでない
搬送ローラ対の区別を的確に行うことができる。また、
請求項2〜4の発明で述べたのと同様に、記録紙先端を
検知すると同時に該記録紙搬送ローラ対に割り付けられ
たRAMエリアの記録紙ID情報を更新する。
【0024】(請求項6の発明)図7は、各記録紙搬送
ローラ対に現在挟んでいる記録紙のID情報を持たせる
ために、各記録紙搬送ローラ対にRAMエリアを割り付
けるようにしたもので、図7においては、各記録紙搬送
ローラ対に3バイトずつのRAMエリアを割り付けるよ
うになっており、それぞれに「記録紙No.」、「紙サイ
ズ情報」、「紙種情報」が格納されるものとしている。
記録紙のID情報としては、別にこれだけの種類に制限
するものでもないし、また、3バイトと限定する訳でも
ない。記録紙搬送装置内にn対の記録紙搬送ローラ対が
あるとすれば、この3バイトのRAMエリアをn組用意
してそれぞれに割り付ける。給紙部から記録紙が給紙さ
れ、1本目の記録紙搬送ローラ対に該記録紙が挟まれる
と、該記録紙搬送ローラ対に付設してある記録紙検知セ
ンサによって記録紙が検知され、これをトリガとして該
記録紙搬送ローラ対に割り付けられたRAMエリアに記
録紙ID情報をコピーする。この場合、コピー元の記録
紙ID情報は、RAMエリアの別の場所にさしずめ「現
在の使用記録紙情報」等という名前で保管されている。
【0025】次に、この1枚目の記録紙が2本目の記録
紙搬送ローラ対にさしかかった時も、同様に2本目の記
録紙搬送ローラ対に割り付けられたRAMエリアに記録
紙ID情報をコピーする。このようにして、各記録紙搬
送ローラ対は現在挟んでいる記録紙ID情報を保有する
ことになる。記録紙No.に関しては、全ての記録紙搬
送ローラ対に関して一連の給紙動作の始めから加算して
いく方式でも、1本目の記録紙搬送ローラ対に関しての
み加算計算し、2本目以降の記録紙搬送ローラ対に関し
ては上流の記録紙搬送ローラ対の保有している記録紙N
o.をコピーしていく方式でも良い。このようにして、
各記録紙搬送ローラ対に現在挟んでいる記録紙の情報を
持たせることにより、例えば、紙詰まりによる緊急停止
の時など、隣り合った記録紙搬送ローラ対が同じ記録紙
を挟んでいるか否かが即座に判断できるので、紙詰まり
の発生した位置より下流の記録紙を排出する場合におい
て、任意の記録紙搬送ローラ対を駆動するか否かを的確
に判断することができる。
【0026】(請求項7の発明)図8は、紙詰まり等に
より緊急停止要求が発生した時、各記録紙搬送ローラ対
の記録紙ID情報及び記録紙検知センサの検知状態によ
り、任意の記録紙搬送ローラ対への駆動力の伝達を切断
する場合の状況説明図で、以下に、各状況における紙詰
まりの発生の検知、及びその場合に各記録紙搬送ローラ
対への駆動力の供給を行うか否かを示す。なお、図中に
おける記録紙検知センサの設置位置は、記録紙搬送ロー
ラ対の上流近傍の位置である。
【0027】状況1 状況1(図8(A))は、記録紙搬送ローラ対1−2間
において紙詰まりが発生し、かつ記録紙搬送ローラ対
1,2近傍に付設してある記録紙検知センサ40 1,4
2が記録紙を検知している場合である。この場合、紙
詰まりが発生したと判断する方法としては、記録紙検知
センサ401上に記録紙が一定時間以上存在している
か、若しくは記録紙検知センサ401が記録紙先端を検
知してから一定時間以内に記録紙検知センサ402が記
録紙先端を検知しない、のいずれかである。いずれにし
ても、これらの場合は紙詰まり該当紙は記録紙検知セン
サ401上にあるので、記録紙搬送ローラ対1は即座に
停止する必要がある。
【0028】このような状況で紙詰まりが検知された場
合、紙詰まり箇所より下流である記録紙搬送ローラ対2
に挟まれた記録紙は、搬送してしまうのがベターであ
る。よって、ここで焦点になるのは、記録紙搬送ローラ
対2への駆動力の伝達を継続するか、遮断するかであ
る。この是非を判断するためには、記録紙検知センサ4
1が検知している記録紙と、記録紙検知センサ402
検知している記録紙が同一の記録紙であるか否かを確認
する必要がある。記録紙検知センサ401,402が検知
している記録紙が同一の記録紙である場合は、記録紙搬
送ローラ対1を即断する関係上、記録紙搬送ローラ対2
も即断しないと1枚の記録紙を先端と後端で引っ張り合
うことになってしまうので、記録紙搬送ローラ対1,2
は両方とも停止させる必要がある。
【0029】一方、異なる記録紙を検知している場合
(状況1はこれに該当)、記録紙搬送ローラ対1は停止
させるが、記録紙搬送ローラ対2に挟まれている記録紙
は搬送するべきなので、記録紙搬送ローラ対2は駆動し
続ける必要がある。このように、検知している記録紙が
同一か否かを判断しなければならない場合があり、この
時に各記録紙搬送ローラ対に持たせた記録紙ID情報を
利用するのである。記録紙ID情報には記録紙No.が
含まれており、このNo.が同じであれば同一の記録
紙、異なっていれば違う記録紙ということになる。この
ような判断を行うことにより、状況1のようなタイミン
グで紙詰まりが発生した場合には、記録紙搬送ローラ対
1は即断、記録紙搬送ローラ対2はしばらく回して記録
紙を搬送し終えてから停止することになる。なお、記録
紙搬送ローラ対3(及びそれより下流の記録紙搬送ロー
ラ対)は当然回転させ続け、記録紙が機外へ排出された
後、任意のタイミングで停止させれば良い。
【0030】状況2 状況2(図8(B))は、記録紙搬送ローラ対2−3間
において紙詰まりが発生し、かつ記録紙搬送ローラ対
1,2近傍に付設してある記録紙検知センサ401,4
2が記録紙を検知している場合である。この場合、紙
詰まりが発生したと判断する方法としては、記録紙検知
センサ401上に記録紙が一定時間以上存在している場
合である。また、記録紙の寸法と記録紙検知センサ設置
間隔の条件によっては、記録紙検知センサ402が記録
紙先端を検知してから一定時間以内に記録紙検知センサ
403が記録紙先端を検知しない場合もある得る。後者
の場合は、紙詰まり発生該当センサが401から402
移っただけで、状況1と同一であるので、前者の状況に
関して説明する。前者の場合は紙詰まり発生該当センサ
は401であり、よって記録紙搬送ローラ対1は即断す
る必要がある。
【0031】また、記録紙検知センサ401,402は紙
詰まり発生時点において記録紙を検知しており、この点
は状況1と同一であるが、異なるのはこの検知している
記録紙が同一の記録紙である点である。検知している記
録紙が違う記録紙である場合は、状況1で述べたように
記録紙搬送ローラ対2を回転させて搬送してしまうのが
良いが、同一の記録紙である場合は記録紙搬送ローラ対
1を即断する関係上、記録紙搬送ローラ対2も即断しな
いと1枚の記録紙を先端と後端で引っ張り合うことにな
ってしまうので、記録紙搬送ローラ対2も即断する必要
がある。この検知している記録紙が同一か否かの判断
は、状況1で説明したように各記録紙搬送ローラ対に持
たせた記録紙ID情報を用いて行う。このように、状況
2のようなタイミングで紙詰まりが発生した場合には、
記録紙搬送ローラ対1,2とも即断ということになる。
また、記録紙搬送ローラ対3に関しては、記録紙搬送ロ
ーラ対2と同一の記録紙を挟んでいるなら即断、それ以
外ならば回転させ続け、紙詰まり発生箇所より下流の記
録紙が全て機外へ排出された後、任意のタイミングで停
止させれば良い。
【0032】状況3 状況3(図8(C))は、記録紙搬送ローラ対1−2間
において紙詰まりが発生し、記録紙検知センサ401
記録紙を検知しているのに対して、記録紙検知センサ4
2は検知していない場合である。この場合、紙詰まり
が発生したと判断する方法は状況1の場合と同様に、記
録紙検知センサ401上に記録紙が一定時間以上存在し
ているか、若しくは記録紙検知センサ401が記録紙先
端を検知してから一定時間以内に記録紙検知センサ40
2が記録紙先端を検知しない、のいずれかである。いず
れにしても、これらの場合は紙詰まり該当紙は記録紙検
知センサ401上にあるので、記録紙搬送ローラ対1は
即座に停止する必要がある。また、記録紙搬送ローラ対
1が挟んでいるのと別の記録紙を、記録紙搬送ローラ対
2が挟んでいればそれを搬送する必要がある(状況1)
し、同一の記録紙を挟んでいるならば記録紙搬送ローラ
対2を即断する必要がある(状況2)。
【0033】しかし、状況3の場合は記録紙検知センサ
402が記録紙を検知していない、すなわち、記録紙搬
送ローラ対2が記録紙を挟んでいないので、記録紙搬送
ローラ対2に対する処理は適当で良い。紙詰まり発生位
置より下流の記録紙が全て排出されるまで回転させ続け
ても良いし、即断しても良い。いずれの場合も、状況3
の場合は実動作上、影響ないのである。
【0034】以上のように、図8に示す各状況における
記録紙搬送ローラ対の動作を説明したが、各記録紙搬送
ローラ対への駆動力を個別に制御できること、各記録紙
搬送ローラ対に記録紙ID情報を持たせること、各記録
紙搬送ローラ対の近傍(または直下)に記録紙検知セン
サを設けること、の3点により、きめ細かい制御を行う
ことができることが分かる。記録紙の搬送方向長、及び
記録紙搬送ローラ対(記録紙検知センサ)の設置間隔の
関係によって、上で説明した状況1〜3以外の状況も起
こり得るが、どのような状況においてもここに述べた3
点を備えていることにより、きめ細かい対応が可能とな
る。
【0035】以上より本発明をまとめると、紙詰まりが
生じた時に、搬送・排出できる記録紙は搬送して機外へ
排出し、搬送できない記録紙は即座に停止させることに
より、ダメージを受けていない記録紙を無駄に浪費する
ことを防ぎ、またジャム紙により機械本体にダメージが
及ぶことを防止する効果がある。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明によると、記録紙として
カット紙を用いる画像形成装置に併設される記録紙搬送
装置であって、対向する記録紙搬送ローラ対を直列に配
置することによって搬送経路が構成されており、記録紙
はその記録紙搬送ローラ対の間を搬送され、連続印写中
はその搬送経路内に複数枚の記録紙を包含する記録紙搬
送装置において、搬送経路を構成する複数の記録紙搬送
ローラ対に関して、各記録紙搬送ローラ対への駆動力の
伝達を、個別に制御できるようにしたので、各記録紙搬
送ローラ対への駆動力伝達を個別に制御できることによ
り、紙詰まり発生時等において任意の記録紙搬送ローラ
対のみ駆動して任意の記録紙のみを搬送することができ
る。
【0037】請求項2の発明によると、記録紙としてカ
ット紙を用いる画像形成装置に併設される記録紙搬送装
置であって、対向する記録紙搬送ローラ対を直列に配置
することによって搬送経路が構成されており、記録紙は
その記録紙搬送ローラ対の間を搬送され、連続印写中は
その搬送経路内に複数枚の記録紙を包含する記録紙搬送
装置において、搬送経路を構成する複数の記録紙搬送ロ
ーラ対の各々に関して、搬送方向上流近傍の位置に記録
紙検知センサを備えたので、各記録紙搬送ローラ対近傍
に記録紙検知センサを備えることにより、各記録紙搬送
ローラ対が記録紙を挟んでいるか否かを判断することが
でき、緊急停止時等に駆動すべき記録紙搬送ローラ対と
停止すべき記録紙搬送ローラ対とを区別することができ
る。
【0038】請求項3の発明によると、記録紙としてカ
ット紙を用いる画像形成装置に併設される記録紙搬送装
置であって、対向する記録紙搬送ローラ対を直列に配置
することによって搬送経路が構成されており、記録紙は
その記録紙搬送ローラ対の間を搬送され、連続印写中は
その搬送経路内に複数枚の記録紙を包含する記録紙搬送
装置において、搬送経路を構成する複数の記録紙搬送ロ
ーラ対の各々に関して、搬送方向下流近傍の位置に記録
紙検知センサを備えたので、各記録紙搬送ローラ対近傍
に記録紙検知センサを備えることにより、各記録紙搬送
ローラ対が記録紙を挟んでいるか否かを判断することが
でき、緊急停止時等に駆動すべき記録紙搬送ローラ対と
停止すべき記録紙搬送ローラ対とを区別することができ
る。
【0039】請求項4の発明によると、記録紙としてカ
ット紙を用いる画像形成装置に併設される記録紙搬送装
置であって、対向する記録紙搬送ローラ対を直列に配置
することによって搬送経路が構成されており、記録紙は
その記録紙搬送ローラ対の間を搬送され、連続印写中は
その搬送経路内に複数枚の記録紙を包含する記録紙搬送
装置において、搬送経路を構成する複数の記録紙搬送ロ
ーラ対の各々に関して、搬送方向上流近傍の位置及び下
流近傍の位置に記録紙検知センサを備えたので、各記録
紙搬送ローラ対近傍に記録紙検知センサを備えることに
より、各記録紙搬送ローラ対が記録紙を挟んでいるか否
かを判断することができ、緊急停止時等に駆動すべき記
録紙搬送ローラ対と停止すべき記録紙搬送ローラ対とを
区別することができる。
【0040】請求項5の発明によると、記録紙としてカ
ット紙を用いる画像形成装置に併設される記録紙搬送装
置であって、対向する記録紙搬送ローラ対を直列に配置
することによって搬送経路が構成されており、記録紙は
その記録紙搬送ローラ対の間を搬送され、連続印写中は
その搬送経路内に複数枚の記録紙を包含する記録紙搬送
装置において、搬送経路を構成する複数の記録紙搬送ロ
ーラ対の各々に関して、直下の位置に記録紙検知センサ
を備えたので、各記録紙搬送ローラ対近傍に記録紙検知
センサを備えることにより、各記録紙搬送ローラ対が記
録紙を挟んでいるか否かを判断することができ、緊急停
止時等に駆動すべき記録紙搬送ローラ対と停止すべき記
録紙搬送ローラ対とを区別することができる。
【0041】請求項6の発明によると、請求項2乃至5
に記載の記録紙搬送装置において、各記録紙搬送ローラ
対の近傍に備えられた記録紙検知センサを利用すること
により、各記録紙搬送ローラ対に、現在挟んでいる記録
紙のID情報を持たせたので、各記録紙搬送ローラ対
は、隣接する記録紙搬送ローラと同一の記録紙を挟んで
いるのか否かを判断することができ、緊急停止時等に該
記録紙搬送ローラ対を駆動すべきか否かを判断すること
ができる。
【0042】請求項7の発明によると、請求項6に記載
の記録紙搬送方法において、紙詰まり等により緊急停止
要求が発生した時、各記録紙搬送ローラ対の記録紙ID
情報及び記録紙検知センサの検知状態により、任意の記
録紙搬送ローラ対への駆動力の伝達を切断するようにし
たので、紙詰まり停止時に、搬送したい記録紙のみ搬送
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される画像形成装置の要部概略
構成図である。
【図2】 記録紙搬送ローラ対への駆動力伝達を個別に
制御できるようにした場合(請求項1の発明)の一実施
例を説明するための要部概略構成図である。
【図3】 記録紙搬送ローラ対上流近傍に記録紙検知セ
ンサを備えた場合(請求項2の発明)の一実施例を説明
するための図である。
【図4】 記録紙搬送ローラ対下流近傍に記録紙検知セ
ンサを備えた場合(請求項3の発明)の一実施例を説明
するための図である。
【図5】 記録紙搬送ローラ対上流及び下流近傍に記録
紙検知センサを備えた場合(請求項4の発明)の一実施
例を説明するための図である。
【図6】 記録紙搬送ローラ対直下に記録紙検知センサ
を備えた場合(請求項5の発明)の一実施例を説明する
ための図である。
【図7】 各記録紙搬送ローラ対に記録紙のID情報を
持たせる場合(請求項6の発明)の一実施例を説明する
ための図である。
【図8】 緊急度止要求発生時において駆動力の伝達を
切断する場合(請求項7の発明)の一実施例を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1…記録紙、2…ピックアップローラ、3…レジストロ
ーラ、4…分離チャージャ、5…定着ローラ、10…給
紙部、11…給紙搬送経路、12…転写ベルト、13…
排紙搬送経路、14…排紙部、20…現像装置、21K
〜21C…感光体、22K〜22C…転写チャージャ、
31…駆動ベルト、32…クラッチ、34…ベルト、3
5〜37…ギヤ、38,38a,38b,39,39
a,39b…搬送ローラ、40,401,402,4
3,41…センサ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙としてカット紙を用いる画像形成
    装置に併設される記録紙搬送装置であって、対向する記
    録紙搬送ローラ対を直列に配置することによって搬送経
    路が構成されており、記録紙はその記録紙搬送ローラ対
    の間を搬送され、連続印写中はその搬送経路内に複数枚
    の記録紙を包含する記録紙搬送装置において、搬送経路
    を構成する複数の記録紙搬送ローラ対に関して、各記録
    紙搬送ローラ対への駆動力の伝達を、個別に制御できる
    ことを特徴とする記録紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 記録紙としてカット紙を用いる画像形成
    装置に併設される記録紙搬送装置であって、対向する記
    録紙搬送ローラ対を直列に配置することによって搬送経
    路が構成されており、記録紙はその記録紙搬送ローラ対
    の間を搬送され、連続印写中はその搬送経路内に複数枚
    の記録紙を包含する記録紙搬送装置において、搬送経路
    を構成する複数の記録紙搬送ローラ対の各々に関して、
    搬送方向上流近傍の位置に記録紙検知センサを備えたこ
    とを特徴とする記録紙搬送装置。
  3. 【請求項3】 記録紙としてカット紙を用いる画像形成
    装置に併設される記録紙搬送装置であって、対向する記
    録紙搬送ローラ対を直列に配置することによって搬送経
    路が構成されており、記録紙はその記録紙搬送ローラ対
    の間を搬送され、連続印写中はその搬送経路内に複数枚
    の記録紙を包含する記録紙搬送装置において、搬送経路
    を構成する複数の記録紙搬送ローラ対の各々に関して、
    搬送方向下流近傍の位置に記録紙検知センサを備えたこ
    とを特徴とする記録紙搬送装置。
  4. 【請求項4】 記録紙としてカット紙を用いる画像形成
    装置に併設される記録紙搬送装置であって、対向する記
    録紙搬送ローラ対を直列に配置することによって搬送経
    路が構成されており、記録紙はその記録紙搬送ローラ対
    の間を搬送され、連続印写中はその搬送経路内に複数枚
    の記録紙を包含する記録紙搬送装置において、搬送経路
    を構成する複数の記録紙搬送ローラ対の各々に関して、
    搬送方向上流近傍の位置及び下流近傍の位置に記録紙検
    知センサを備えたことを特徴とする記録紙搬送装置。
  5. 【請求項5】 記録紙としてカット紙を用いる画像形成
    装置に併設される記録紙搬送装置であって、対向する記
    録紙搬送ローラ対を直列に配置することによって搬送経
    路が構成されており、記録紙はその記録紙搬送ローラ対
    の間を搬送され、連続印写中はその搬送経路内に複数枚
    の記録紙を包含する記録紙搬送装置において、搬送経路
    を構成する複数の記録紙搬送ローラ対の各々に関して、
    直下の位置に記録紙検知センサを備えたことを特徴とす
    る記録紙搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至5に記載の記録紙搬送装置
    において、各記録紙搬送ローラ対の近傍に備えられた記
    録紙検知センサを利用することにより、各記録紙搬送ロ
    ーラ対に、現在挟んでいる記録紙のID情報を持たせる
    ことを特徴とする記録紙搬送方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の記録紙搬送方法におい
    て、紙詰まり等により緊急停止要求が発生した時、各記
    録紙搬送ローラ対の記録紙ID情報及び記録紙検知セン
    サの検知状態により、任意の記録紙搬送ローラ対への駆
    動力の伝達を切断することを特徴とする記録紙搬送方
    法。
JP8103844A 1996-03-29 1996-03-29 記録紙搬送装置及び記録紙搬送方法 Pending JPH09267954A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001146341A (ja) * 1999-11-20 2001-05-29 Samsung Electronics Co Ltd 湿式電子写真方式カラー印刷機のトランスファジャム感知装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001146341A (ja) * 1999-11-20 2001-05-29 Samsung Electronics Co Ltd 湿式電子写真方式カラー印刷機のトランスファジャム感知装置

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