JPH09267280A - ハンドリング用ロボット - Google Patents

ハンドリング用ロボット

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JPH09267280A
JPH09267280A JP8606296A JP8606296A JPH09267280A JP H09267280 A JPH09267280 A JP H09267280A JP 8606296 A JP8606296 A JP 8606296A JP 8606296 A JP8606296 A JP 8606296A JP H09267280 A JPH09267280 A JP H09267280A
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ring
shaped
boss
axial direction
shaped bosses
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JP8606296A
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Tatsunori Suwa
達徳 諏訪
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の搬送台のステーションに対するワーク
の搬送搬出作動と、回転作動を、それぞれ個々に独立し
て、任意に行うことができるようにして製造作業のサイ
クルタイムの向上を図ることができるようにす。 【解決手段】 少なくとも4個以上のリング状ボスを同
心状で、かつそれぞれ独立して回転するようにして軸方
向に位置をずらせて設け、この各リング状ボスのそれぞ
れにアームを設けると共に、この各アームにリンクを連
結し、軸方向に隣接する2つのリング状ボスを一対と
し、この各対のリング状ボスの各アームに連結した両リ
ンクの先端に搬送台姿勢規制機構を介して搬送台を連結
して、各対のリング状ボス、アーム、リンクに連結され
る各搬送台を上記回転中心の軸方向に位置をずらせて配
置し、上記各リング状ボスのそれぞれに独立した駆動源
を連結した構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置
や、LCD製造装置等のように、1つのトランスファチ
ャンバの周囲に複数のステーションとなるプロセスチャ
ンバを配設し、各プロセスチャンバにて加工処理される
ウエハ等の薄板状のワークを、トランスファチャンバを
経由して、このトランスファチャンバに設けたハンドリ
ング用ロボットにて、1つのプロセスチャンバから他の
プロセスチャンバへ搬送するようにしたマルチチャンバ
タイプの製造装置における上記ハンドリング用ロボット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マルチチャンバタイプの半導体製造装置
は図1に示すようになっていて、トランスファチャンバ
1の周囲に、複数のプロセスチャンバステーション2
a,2b,2c,2d,2eと、外部に対してワークの
受け渡しを行うワーク受け渡しステーション3とが配設
されており、トランスファチャンバ1内は常時真空装置
にて真空状態が保たれている。
【0003】そして上記トランスファチャンバ1は図2
に示すようになっていて、これの中心部にハンドリング
用ロボットAが回転可能に備えてあり、周壁で、かつ各
ステーション2a,2b,2c,2d,2e及びワーク
受け渡しステーション3に対向する仕切り壁5には各ス
テーションへのワークの出入口となるゲート6が設けて
ある。このゲート6はトランスファチャンバ1の内側に
各ゲート6に対向して設けられた図示しない開閉扉にて
開閉されるようになっている。
【0004】上記ハンドリング用ロボットAはいわゆる
フロッグレッグ式の双腕型といわれているものが用いら
れていて、その構成は図3から図7に示すようになって
いる。
【0005】回転中心に対して同長の2本のアーム7
a,7bがそれぞれ回転可能に設けられている。一方同
一形状の2つの搬送台8a,8bを有しており、この各
搬送台8a,8bの基部に、同長の2本のリンク9a,
9bの一端が連結されている。この両リンク9a,9b
の一端は搬送台8a,8bに対してフロッグレッグ式の
搬送台姿勢規制機構を介して連結されており、両リンク
9a,9bは各搬送台8a,8bに対して完全に対称方
向に回転するようになっている。そして各搬送台8a,
8bに連結した一対のリンクのうちの一方のリンクは一
対のアームのうちの一方のアームに、他方のリンクは他
方のアームにそれぞれ連結されている。
【0006】図4は上記フロッグレッグ式の搬送台姿勢
規制機構を示すもので、搬送台8a,8bに連結される
一対のリンク9a,9bの先端部は図4(a)に示すよ
うに互いに噛合う歯車9c,9cからなる歯車構成によ
り結合されており、搬送台8a,8bに対するリンク9
a,9bの姿勢角θR,θLが常に同じになるようにし
ている。これにより、搬送台8a,8bは常にトランス
ファチャンバ1の半径方向に向けられると共に、半径方
向へ動作される。上記リンク9a,9bの連結は歯車に
よることなく、図4(b)に示すようにたすき掛けした
ベルト9dによってもよい。
【0007】図5は上記アーム7a,7bをそれぞれ独
立して回転するための機構を示すものである。各アーム
7a,7bの基部はそれぞれリング状になっていて、こ
の各リング状ボス10a,10bは回転中心に対して同
軸状にしてトランスファチャンバ1のフレーム1aに対
して回転自在に支持されている。
【0008】一方両リング状ボス10a,10bの内側
には円板状ボス11a,11bがそれぞれに対向されて
同じ同心状に配置されており、この各対向するリング状
ボスと円板状ボスとがマグネットカップリング12a,
12bにて回転方向に係脱自在に連結されている。
【0009】上記各円板状ボス11a,11bのそれぞ
れの回転軸13a,13bは同心状に配置されていて、
このそれぞれの回転軸13a,13bはトランスファチ
ャンバ1のフレーム1aに同心状にして軸方向に位置を
ずらせて支持されたモータユニット14a,14bの出
力部に連結されている。
【0010】上記モータユニット14a,14bは、例
えばACサーボモータを用いたモータ15と、ハーモニ
ックドライブ(商品名、以下同じ)を用いた減速機16
が一体状に結合されていて、各減速機16,16の出力
部が上記各回転軸13a,13bの基端に連結されてい
る。
【0011】アーム7a,7bが位置されるトランスフ
ァチャンバ1内は真空状態に維持されることから、この
アーム回転機構のリング状ボス10a,10bと円板状
ボス11a,11bとの間に密閉用の隔壁17が設けて
ある。
【0012】図7の(a)、(b)は上記したハンドリ
ング用ロボットAの作用を示すもので、図7(a)に示
すように、両アーム7a,7bが回転中心に対して直径
方向に対称位置にあるときには、両搬送台8a,8bに
対してリンク9a,9bが最も拡開するよう回転された
状態となり、従って両搬送台8a,8bは回転中心側へ
移動されている。
【0013】この状態で両アーム7a,7bを同一方向
に回転することにより、両搬送台8a,8bは半径方向
の位置を維持したまま回転中心に対して回転される。ま
た、図7(a)に示す状態から、両アーム7a,7b
を、これらが互いに近付く方向(互いに逆方向)に回転
することにより、図7(b)に示すように両アーム7
a,7bでなす角度が小さくなる方に位置する方の搬送
台8aがリンク9a,9bに押されて放射方向外側へ突
出動されてトランスファチャンバ1に対して放射方向外
側に隣接して設けられた上記ステーション2a,2b,
2c,2d,2e,3の1つのステーション内に突入す
る。
【0014】このとき、他方の搬送台は回転中心側へ移
動されるが、各アーム7a,7bとリンク9a,9bと
のなす角度の関係上、その移動量はわずかとなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のハンドリン
グ用ロボットにあっては、搬送台が2個あることによ
り、この2個の搬送台を各ステーションに対して交互
に、あるいは連続して用いることができ、双腕ロボット
としての作用効果が期待されていたが、現実には次のよ
うな問題がある。
【0016】すなわち、2個の搬送台のそれぞれはそれ
ぞれリンクを介して共通の2本のアームに連結されてい
るため、一方の搬送台をステーション側へ移動したとき
には、他方の搬送台は必ず待機状態となってしまい、個
々の搬送台を任意にステーション側へ移動することがで
きない。
【0017】また搬送台を回転する場合も、両搬送台が
一体状になって回転されてしまい、個々の搬送台を任意
に回転することができなかった。このようなことから、
折角2個の搬送台を有していながら、トランスファチャ
ンバのまわりに複数のプロセスチャンバを設けた半導体
製造装置においてのサイクルタイムの向上にほとんど寄
与されていなかった。
【0018】また、この従来のハンドリング用ロボット
にあっては、各アームを回転するための駆動機構とし
て、図5に示すように、モータ15と減速比の大きな減
速機16とを組合わせたモータユニット14a,14b
が用いられており、このモータユニット14a,14b
の減速機16の出力部が回転軸13a,13bを介して
円板状ボス11a,11bに連結されていたため、減速
機の出力部から円板ボスまでの動力伝達経路が長かっ
た。また他の従来の構成として図6に示すように、両円
板状ボス11a′,11b′の内側に内歯歯車11c,
11dを設け、この各内歯歯車11c,11dにモータ
ユニット14a,14bの減速機に連結した回転軸13
a′,13b′に固着したピニオン歯車13c,13d
が噛合するようにした構成もあるが、この構成にあって
も、減速機の出力部から円板ボスまでの動力の伝達経路
が長かった。このように、従来のハンドリング用ロボッ
トの駆動装置にあっては、モータユニットから円板状ボ
スまでの動力の伝達経路が長いため、ねじり剛性が低
く、また、伝達トルクも円板状ボスから回転軸を介して
離れた部分である減速機で増大されたものなので、たわ
み変形による回転誤差が発生し、これによる回転誤差が
そのままアームの回転角の誤差となってしまい、ハンド
リング用ロボットの正確な回転角制御のネックとなって
いた。
【0019】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、複数の搬送台の各ステーション内及び外への搬送
作動と、回転作動を、それぞれ個々に独立して、任意に
行うことができるようにして製造作業のサイクルタイム
の向上を図ることができるようにすると共に、動力の伝
達経路内での誤差がアームの回転角制御に影響されない
ようにしてアームの回転制御の精度の向上を図ることが
できるようにしたハンドリング用ロボットを提供するこ
とを目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るハンドリング用ロボットは、少なくと
も4個以上のリング状ボスを同心状で、かつそれぞれ独
立して回転するようにして回転中心の軸方向に位置をず
らせて設け、この各リング状ボスのそれぞれにアームを
設けると共に、この各アームにリンクを連結し、軸方向
に隣接する2つのリング状ボスを一対とし、この各対の
リング状ボスの各アームに連結した両リンクの先端に搬
送台姿勢規制機構を介して搬送台を連結して、各対のリ
ング状ボス、アーム、リンクに連結される各搬送台を上
記回転中心の軸方向に位置をずらせて配置し、上記各リ
ング状ボスのそれぞれに独立した駆動源を連結した構成
となっている。
【0021】また、4個のリング状ボスを同心状で、か
つそれぞれ独立して回転するようにして回転中心の軸方
向に位置をずらせて設け、この各リング状ボスのそれぞ
れにアームを設けると共に、この各アームにリンクを連
結し、軸方向に隣接する2つのリング状ボスを一対と
し、この各対のリング状ボスの各アームに連結した両リ
ンクの先端に搬送台姿勢規制機構を介して搬送台を連結
し、上記各リング状ボスのそれぞれに独立した駆動源を
連結してなるハンドリング用ロボットにおいて、軸方向
一方の一対のリング状ボス及びこれに連結した駆動部と
からなる一方のボス部と、他方の一対のリング状ボス及
びこれに連結した駆動部とからなる他方のボス部を別構
成にし、両ボス部を各リング状ボスが軸方向同心状に対
向させて配置すると共に、各対のリング状ボス、アー
ム、リンクに連結される各搬送台を両ボス部の間に上記
回転中心の軸方向に位置をずらせて配置した構成となっ
ている。
【0022】そして上記構成のハンドリング用ロボット
の各リング状ボスの内側に、円板状ボスをそれぞれ回転
自在にしてフレーム側に支承し、この各円板状ボスとこ
れに対向する上記各リング状ボスとをマグネットカップ
リング等の磁性接手を介して回転方向に係脱可能に連結
し、また各円板状ボスの内側に減速機を内装し、この各
円板状ボスに内装した各減速機の入力部材に連結される
回転軸を円板状ボスの回転中心と同心状にして回転中心
の軸方向一側方へ延出し、この各回転軸のそれぞれにモ
ータを連結した構成となっている。
【0023】上記各モータを円板状ボスの回転中心の周
囲に並列状に配置し、この各モータと各回転軸とをタイ
ミングベルト等の動力伝達手段にて連結する。
【0024】また上記各モータを円板状ボスの回転中心
の軸方向に直列状に配置し、この各モータの出力部材に
各回転軸を直接連結してもよい。
【0025】また、少なくとも一対のリング状ボス及び
これを駆動する駆動部とを回転中心の軸方向に移動可能
にした構成となっている。
【0026】さらに、各対の各アームにリンクを介して
連結された複数の搬送台のうち、少なくとも1つの搬送
台を連結する一対のリング状ボスと、この両リング状ボ
スの内側に位置する一対の円板状ボスのそれぞれを、回
転中心の軸方向に移動可能に支持し、この回転中心の軸
方向に移動可能にしたそれぞれの対向する各リング状ボ
スと円板状ボスとを回転力と軸方向の直進力の両方を伝
達可能にしたリニアロータリ型のマグネットカップリン
グ等の磁性接手にて連結すると共に、内側の両円板状ボ
スにこれを移動するためのリニアアクチュエータを連結
した構成となっている。
【0027】なお、搬送台と、この搬送台に連結される
リンクの連結部にこのリンクに対して搬送台を回転中心
の軸方向に移動させるための移動機構を設けてもよい。
【0028】また、リンクとアームの連結部にアームに
対してリンクを回転中心の軸方向に移動する移動機構を
設けた構成としてもよい。
【0029】さらに、ハンドリング用ロボットの駆動部
を含むボス部をフレームに対して回転中心の軸方向に移
動自在に支持し、このボス部にリニアアクチュエータを
連結する。
【0030】また、軸方向一方の一対のリング状ボス及
びこれに連結した駆動部とからなる一方のボス部と、他
方の一対のリング状ボス及びこれに連結した駆動部とか
らなる他方のボス部をそれぞれフレームに対して回転中
心を軸方向に移動自在に支持し、この各ボス部にリニア
アクチュエータを連結する。
【0031】また、リニアロータリ型のマグネットカッ
プリング等の磁性接手を介して対向するリング状ボスと
円板状ボスのそれぞれを回転中心の軸方向に移動自在に
し、軸方向に隣接する一対の円板状のボス部のそれぞれ
を減速機に連結すると共に、この各円板状ボスと同心状
にカムリングを設け、このカムリングに設けたカム部
に、各円板状ボスに設けたカム係合部材を係合し、この
カム部を、両円板状ボスが逆方向に回転したときにそれ
ぞれの円板状ボスが軸方向へ一体状に移動する形状にし
た構成となっている。
【0032】そしてさらに、一対の各アームの先端に、
先端部を搬送台に連結した一対のリンクのそれぞれの端
部を連結したそれぞれのリンクとアームの連結部に、カ
ム部を有するカム軸とカム部に嵌合するカム係合部材と
リンクあるいはアームのそれぞれ一方に結合して設け、
上記カム部を、両アームが互いに近づく方向に回転した
ときに、両リンクが軸方向同一方向に移動する形状にし
た構成となっている。
【0033】
【作 用】リング状ボスは、このリング状ボスの内側
に配置された円板状ボスを減速機を介して駆動源で回転
することにより磁性接手を介して回転される。そして一
対のリング状ボスを互いに逆回転させ、これらに設けた
アームが互いに近付く方向に回転することにより、この
両アームに連結されたリンクを介して搬送台が回転中心
に対して半径方向に突出動し、またアームが互いに離れ
る方向に回転することにより搬送台は没入動される。ま
た一対のリング状ボスが同一方向に回転することによ
り、搬送台は半径方向の位置を維持したまま回転動作さ
れる。
【0034】軸方向一方の一対のリング状ボス及びこれ
に連結した駆動部とからなる一方のボス部と、他方の一
対のリング状ボス及びこれに連結した駆動部とからなる
他方のボス部を別構成にしたものでは、それぞれのボス
部における搬送台が両ボス部の間に位置される。
【0035】上記各対となるアームとリンクは、1つの
搬送台に対しての2つのアーム及び2つのリンクはそれ
ぞれ同長であるが、異なる搬送台相互におけるアーム及
びリンクの長さは特に同長でなくてもよい。この場合、
各搬送台によって搬送ストロークが異なる。
【0036】各円板状ボスを回転する駆動源の回転は回
転軸を介して減速機に伝達され、減速機の出力は円板状
ボスに直接伝達される。
【0037】搬送台を回転中心の軸方向に移動すること
により、各搬送台の突出動作時における回転中心の軸方
向の位置をある位置にあわせることができ、これの突出
動時に通るトランスファチャンバのゲートの開口幅を1
つの搬送台が通る幅にすることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明の請求項1におけるハンドリング
用ロボットによれば、個々の搬送台は、他の搬送台の位
置に関係なく、それぞれ独立してトランスファチャンバ
と各ステーション間でのワークの搬送作動、及びトラン
スファチャンバ内での回転方向への搬送作動を行うこと
ができる。従ってこのハンドリング用ロボットをトラン
スファチャンバに設置した半導体製造装置のように、マ
ルチチャンバタイプの製造装置におけるワークの搬送手
段としての複数腕(双腕)ロボットとしての作用効果を
充分発揮でき、搬送のサイクルタイムの向上を図ること
ができる。
【0039】また請求項2におけるハンドリング用ロボ
ットによれば、一対の搬送台のそれぞれを駆動するボス
部が別々になり、このボス部が対向離間されることによ
り、この両ボス部の間に搬送台を位置でき、搬送台が没
入方向に動きを大きくとることができる。
【0040】また、請求項3におけるハンドリング用ロ
ボットによれば、減速機の出力部材がアームを回転駆動
するための駆動部材に直接連結されていることにより、
原動機から回転軸、減速機を経由して上記駆動部に至る
間の回転角誤差は減速機の減速比分だけ縮小されて伝え
られることになり、減速機以前の回転角誤差の影響を極
めて小さくすることができ、これにより、減速機から円
板状ボスへ回転角誤差が生じることなく回転動力が伝達
され、アームの回転角制御の精度を向上することができ
る。
【0041】また請求項4,5におけるハンドリング用
ロボットによれば、複数のアームに対するそれぞれの原
動源であるモータを、トランスファチャンバにおけるフ
レームの構成にあわせて、このフレームに回転中心の周
囲に並列状に、あるいは軸心に沿って直列状に、選択的
に配置できる。
【0042】さらに、請求項6,7,8,9,10にお
けるハンドリング用ロボットによれば、搬送台が回転中
心の軸方向に移動できることにより、ステーションへの
搬送台の突出動作時における回転中心の軸方向における
位置を選択的にゲートに対向することができ、これによ
り、トランスファチャンバのゲートの幅を1つの搬送台
分の幅にすることができてこのゲートの開閉扉によるシ
ール性をよくすることができる。そして特に請求項9,
10にあってはアームより先端側で軸方向に移動するの
で、その移動質量を小さくすることができる。
【0043】請求項11におけるハンドリング用ロボッ
トでは、ハンドリング用ロボット全体がフレームに対し
て上下動することにより、これの駆動部の構成を簡単化
することができる。そして請求項12では、ハンドリン
グ用ロボットが2つに別れ、それぞれを軸方向に移動す
るので、個々の移動装置は小さくてすむ。
【0044】また請求項13におけるハンドリング用ロ
ボットでは、軸方向に移動するためのアチュエータが不
要となり、また制御軸が少ないため、制御プログラムを
簡単にできる。
【0045】さらに請求項14のものでは、アームに対
するリンクの軸方向の移動がアームとリンクとの相対回
転で行なわれることにより、この移動のためのアクチュ
エータが不要となり、しかも請求項13のものと同様
に、制御用のプログラムも簡単になる。
【0046】
【発明の実施の態様】本発明の実施態様を図8以下の図
面を参照して説明する。なおこの実施態様において、図
1から図7に示した従来の構成のものと同一の部材を用
いるときは同一の符号を用いて説明する。この実施の形
態のものは2個の搬送台を用いるものである。
【0047】トランスファチャンバ1の中心部に第1・
第2・第3・第4の4個のリング状ボス20a,20
b,20c,20dがそれぞれ同心状にして下側から順
に重ね合わせた状態にして回転自在に支持されている。
そして各リング状ボスにそれぞれ同一長さのアーム21
a,21b,21c,21dが設けてある。
【0048】中間に位置する第2のアーム21bは下側
へ、また第3のアーム21cは上側へそれぞれ折り曲げ
られていて、第2のアーム21bの先端部は第1のアー
ム21aと回転中心の軸方向同一高さになっており、ま
た第3のアーム21cの先端部は第4のアーム21dと
回転中心の軸方向同一高さになっている。
【0049】そして第1と第2のアーム21a,21b
のそれぞれの先端に連結されたリンク22a,22bが
フロッグレッグ式の搬送台姿勢規制機構を介して1つの
搬送台8aに連結されており、また第3と第4のアーム
21c,21dのそれぞれの先端に連結されたリンク2
2c,22dが同様に搬送台姿勢規制機構を介して1つ
の搬送台8bに連結されている。
【0050】しかして、各リング状ボス20a,20
b,20c,20dを回転させて、第1・第2のアーム
21a,21bを、互いに近付く方向に回転することに
より、上述した従来のものと同じに、これに連結された
第1の搬送台8aがトランスファチャンバ1の半径方向
外側へ突出動され、また、互いに離れる方向に回転する
ことにより、上記搬送台8aは内側へ没入動される。一
方両アーム21a,21bを同一方向に回転することに
より搬送台8aは半径方向の位置を維持したままその回
転方向に回転される。
【0051】この動作は第3・第4のアーム21c,2
1dにおいても全く同様に行われる。そしてこれらの動
作において、第1・第2のアーム21a,21bと、第
3・第4のアーム21c,21dは上下(回転軸心の軸
方向)に離間していて相互に干渉することなく回転され
ることにより、これらのアームに連結された2個の搬送
台8a,8bは個々に独立して任意に突出、没入及び回
転の各動作が行われる。
【0052】上記各リング状ボス20a,20b,20
c,20dのそれぞれに対向する内側には円板状ボス2
3a,23b,23c,23dが軸方向に重ね合せ状に
してトランスファチャンバ1のフレーム1aにそれぞれ
回転自在に支持されている。そして互いに対向する各リ
ング状ボス20a〜20dと円板状ボス23a〜23d
のそれぞれはマグネットカップリング24a,24b,
24c,24dにて回転方向に係脱自在に連結されてい
る。なお、この構成においても、トランスファチャンバ
1内の真空状態を維持するために、リング状ボスと円板
状ボスとの間に密閉用の隔壁17が設けてある。また上
記マグネットカップリング24a〜24dには永久磁石
を用いた磁性流体シール(フェローシール)を用いても
よい。
【0053】上記各円板状ボス23a〜23dの内側に
減速機25a,25b,25c,25dが組込まれてい
る。この減速機は、円板状ボスの内側という極めて限ら
れた狭い部分に組込まれること、及び極めて大きな減速
比を得る必要上、従来から広く用いられている、ウェブ
ジェネレータaとフレクスプラインbとサーキュラ・ス
プラインc,dからなるフラット型のハーモニックドラ
イブを用いた。
【0054】各減速機25a〜25dの入力部材に回転
軸26a,26b,26c,26dが連結されている。
この各回転軸は同心状に配置されていて、下側からの第
1・第2・第3の回転軸26a,26b,26cは中空
になっていると共に、それぞれ同心状に嵌合されてい
て、第1の回転軸26aの内側に第2の回転軸26b
が、また第2の回転軸26bの内側に第3の回転軸26
cが、また第3の回転軸26cの内側に第4の回転軸2
6dが嵌挿されている。
【0055】そして各回転軸26a〜26dの下端部は
順次上下方向に位置をずらせてそれぞれがフレーム内に
露出されており、この各露出部にタイミングプーリが固
着してあり、この各回転軸26a〜26dにタイミング
ベルトを介してモータ27a,27b,27c,27d
の出力軸が連結してある。この各モータにはエンコーダ
が備えてある。この各モータ27a〜27dは図11に
示すようにフレーム内で回転軸26a〜26dのまわり
に位置をずらせて配置されている。
【0056】上記各モータのうち、第1と第2のモータ
27a,27bが、第3と第4のモータ27c,27d
がそれぞれ対となって回転制御されるようになってい
る。
【0057】すなわち、第1と第2のモータ27a,2
7bが互いに逆方向に同一回転角にわたって回転するこ
とにより、この両モータ27a,27bの回転はタイミ
ングベルトを介して回転軸26a,26b、減速機25
a,25b、円板状ボス23a,23b、マグネットカ
ップリング24a,24b、リング状ボス20a、20
bに伝達されて、これに固着された第1・第2のアーム
21a,21bが、互いに近付く方向(あるいは離れる
方向)に対称状に回転し、近付く方向に回転したときに
は搬送台8aが突出動作され、離れる方向に回転したと
きには没入動作される。両モータ27a,27bが同一
方向に回転したときには、両アーム21a,21bは一
体状となって一方向(あるいは逆方向)に回転される。
【0058】第3・第4のモータ27c,27dの回転
によっても上記第1・第2のモータ27a,27bと全
く同じ作動が行われ、この第3・第4のモータ27c,
27dにより、第3・第4のアーム21c,21dが対
称状及び同一方向に回転して、第2の搬送台8bが突出
動作、没入動作及び回転動作される。
【0059】このとき、第1・第2のアーム21a,2
1bと、第3・第4のアーム21c,21dが上下方向
に離間していることにより、各対のアーム21a,21
bとアーム21c,21dは互いに干渉されることなく
回転動作される。
【0060】上記各モータ27a〜27dの回転は上記
したように、タイミングベルト、回転軸を介して減速機
の入力部材に入力され、ここで大減速比に減速されて円
板状ボス側へ出力されることにより、上記タイミングベ
ルトによるバックラッシュ等のガタがあり、及び回転軸
にねじれ変形があっても、この間の回転角誤差は減速機
で、これの減速比分だけ縮小されて出力側へ伝達される
ので、その影響は極めて小さくなる。
【0061】図8及び図11に示す実施の形態では、各
回転軸26a〜26dに連結するモータ27a〜27d
を回転中心の周囲に配置して、これらの連結手段にタイ
ミングベルトを用いた例を示したが、このモータ27a
〜27dは図12に示すように回転中心に直列状に配置
してもよい。
【0062】この場合、一番下側に位置する第4のモー
タ27d′以外のモータ27a′〜27c′を中空にし
て、この中空部に第2〜第4の回転軸26b〜26dが
順次挿入されるようにする。この実施態様では各モータ
27a′〜27d′の出力部材28が回転軸26a〜2
6dに直接結合される。
【0063】本発明に係るハンドリング用ロボットにあ
っては、上記したように、1つの搬送台は、2つのモー
タの対称回転により回転中心に対して放射方向に突出動
作及び没入動作され、さらに両モータを同一方向に回転
することにより回転動作される。
【0064】そして上記突出動作により図9、図10に
示すように搬送台8a及びリンク22a,22bの先端
部はトランスファチャンバ1の仕切り壁5に設けたゲー
ト6より各ステーション内に突出され、この搬送台8a
上に載置した半導体の素材であるウエハ29がステーシ
ョン内に搬入される。
【0065】また上記没入動作により、各ステーション
内のウエハ29がトランスファチャンバ1内に搬送さ
れ、さらにこの没入状態での回転動作により、搬送台8
a,8bが所定のステーションのゲート6に対向され
る。
【0066】このとき、上記2つの搬送台8a,8b
は、上記したように、それぞれの回転時に互いに干渉し
ないように上下にSだけ離間しているため、これらが挿
入される上記ゲート6は双方の搬送台8a,8b及びリ
ンク22a,22bが挿入するに足るだけの開口幅とな
っている。
【0067】上記ゲート6には上記したように開閉扉6
aが設けてあり、この開閉扉6aは上記搬送台8a,8
bの動作に連動して開閉動作が行われるようになってい
て、この開閉扉6aは必要時以外は閉じられている。ト
ランスファチャンバ1は真空状態となっており、各ステ
ーションも開閉扉6aが開く前に真空装置にて真空状態
にしている。
【0068】半導体製造装置の場合、ナノメータオーダ
の薄膜により電気特性を確保維持しなければならないた
め、その製造プロセスでは、素子の高集積化、高機能化
に伴い、膜質の高品質化が重要になっている。そして不
要なガス分子が膜に吸着すると、膜質を悪化させ、膜本
来の特性や信頼性を低下させる可能性がある。
【0069】このため、トランスファチャンバ1から各
ステーションへのウエハの搬送は、各ステーションでの
残留ガスのウエハに対する影響を排除する目的で、超高
真空中(あるいは超高真空に匹敵する高純度ガス雰囲気
中)で行われるようにしている。
【0070】このようなことから、上記したように、ト
ランスファチャンバ1のゲート6には開閉扉6aが設け
てあり、ゲート6はこの開閉扉6aにより搬送台8a,
8bの出没動作に連動して開閉されるようになってい
る。
【0071】上記ゲート6の開閉扉6aはゲート6の開
口面積よりひとまわり大きくなっていて、この開閉扉6
aをゲート6に押し当ててガスが漏れないようにシール
するようになっている。
【0072】ゲート6はそのシール性の問題から、でき
るだけ小さい方がよい。しかしながら、本発明の上記実
施の形態では、上記したように、上下に位置がずれた2
個のいずれの搬送台8a,8bが挿入できるようにする
ために上下方向の幅がその分大きくなっていて、ゲート
面積がはからずも大きくなり、開閉扉6aによる閉塞状
態でのシール性に不安がある。またこれに対する他の問
題として、トランスファチャンバ1と各ステーションと
の圧力差を受ける面積が大きくなると、開閉扉6aを押
し付けるアクチュエータは大出力のものが必要となって
しまうことがあげられる。
【0073】これらの問題を解決するためには、同時に
双方の搬送台がゲート6に挿入されることがないことに
より、少なくとも一方の搬送台を回転時に互いに干渉し
ない位置から他方の搬送台の位置まで上下方向に位置移
動可能にして、ゲート6の高さ方向の幅を1つの搬送台
が挿入できる幅にすればよい。
【0074】図13は下側の搬送台8aを上下動可能に
した構成の一例を示すもので、第1・第2のリング状ボ
ス20a′,20b′と第1・第2の円板状ボス23
a′,23b′が一体状に上記上下方向の位置ずれ高さ
分のストロークS′だけ上下動するようになっている。
【0075】すなわち、最下側に位置する第1のリング
状ボス20a′はトランスファチャンバ1のフレーム1
aに対してリニアボールブッシュにて構成された上下動
ガイド手段30を介して上記ストロークS′にわたって
上下動自在に支持された上下動部材31に回転自在に支
持されている。
【0076】そしてこの第1のリング状ボス20a′の
上側に第2のリング状ボス20b′が上下方向に一体状
に、かつ回転自在に支持されている。
【0077】一方第1・第2の円板状ボス23a′,2
3b′はこれらの内側に設けられた減速機25a,25
bを介して上下方向に一体状になっており、下側の第1
の減速機25aの減速機固定部材はピン32aにて、ま
た上側の第2の減速機25bの減速機固定部材はピン3
2bにてそれぞれトランスファチャンバ1のフレーム1
a側に上記ストロークS′にわたって上下方向へ移動自
在に、かつ回転方向に係合されて支持されている。
【0078】そして上記下側の第1の減速機25bの減
速機固定部材とフレーム1aの間にリニアステッピング
モータを用いた電動シリンダ33が介装してあり、この
電動シリンダ33にてストロークS′だけ上下動するよ
うになっている。
【0079】上記第1・第2の円板状ボス23a′,2
3b′のそれぞれの減速機25a,25bの回転軸26
a′,26b′の先端部は、各モータ27a′,27
b′の出力軸34a,34bに対してスプラインを介し
て摺動自在にして回転方向に係合されている。
【0080】第1・第2の各リング状ボス20a′,2
0b′と第1・第2の円板状ボス23a′,23b′の
間には通常のマグネットカップリングに代えて回転力と
軸方向の直進力の両方を伝達可能にしたリニアロータリ
型のマグネットカップリング35a,35bが介装して
ある。
【0081】この構成において、電動シリンダ33によ
り下側の第1減速機25aの減速機固定部材を上動する
ことにより両リング状ボス20a′,20b′がストロ
ークS′にわたって上動され、これに固着したアームを
介して第1の搬送台8aが上動して第2の搬送台8bと
同一のレベルになる。
【0082】従って、下側に位置する第1の搬送台8a
をステーションへ突入させるときに、この位置まで上昇
させることにより、ゲート6の高さ方向の大きさは1つ
の搬送台が挿入するだけの大きさですむ。
【0083】上記図13で示した実施の形態は一方の搬
送台を上下動するようにした構成のものであるが、双方
の搬送台8a,8bを一体状に上下動するようにしても
よい。
【0084】以下にその実施の形態のいくつかを図14
から図18を参照して説明する。 ・ボス部全体が上下動(図14) 第1・第2・第3・第4の各円板状ボス23a〜23d
が、それぞれ独立して回転自在に、かつ軸方向に連結さ
れており、同様に、各円板状ボス23a〜23dにリニ
アロータリ型マグネットカップリング35a〜35dを
介して対向しているリング状ボス20a〜20dも、そ
れぞれ独立して回転自在に、かつ軸方向に連結されてい
る。
【0085】第1のリング状ボス20aと円板状ボス2
3aはフレーム1a側に固着された下側筒部材41にリ
ニアガイド30aを介して軸方向に摺動自在に支持され
ている。また第4のリング状ボス20dと円板状ボス2
3dは上記下側筒部材41に固着された隔壁17に結合
された上側筒部材42にリニアガイド30bを介して軸
方向に摺動自在に支持されている。
【0086】また上記各円板状ボス23a〜23dの内
側に設けられる減速機25a〜25dはそれぞれ各円板
状ボス23a〜23dに支持されていることにより円板
状ボス23a〜23dと一体状に軸方向に移動可能にな
っている。そして第1の減速機25aの固定部材はブラ
ケット43を介してリニアステッピングモータを用いた
電動シリンダ33に連結してあり、他の減速機25b〜
25dのそれぞれの固定部材の相互はこの第1の減速機
25aの固定部材に回転方向に連結されている。また最
上部の第4の減速機25dの固定部材は上記上側筒部材
42と一体のカバー44に対して軸方向に摺動自在にピ
ン結合されている。
【0087】一方上記各円板状ボス23a〜23dのそ
れぞれの内側に設けられる減速機25a〜25dの入力
部材に連結される回転軸26a〜26dの入力端側は各
モータ27a′〜27d′の出力部に対してスプライン
等により軸方向に摺動自在に係合されている。
【0088】この実施例1における構成では、電動シリ
ンダ33の伸縮動作によりボス部全体がストロークSに
わたって上下動される。そして両位置において、各モー
タ27a′〜27b′を所定の作動を行うことにより、
両搬送台8a,8bが各ゲート6に対向して所定の作動
を行う。
【0089】・駆動部を含むボス部全体が上下動(図1
5) この実施例は図8にて示されるハンドリング用ロボット
Aのモータ27a〜27bを収納するケースごとフレー
ム1a内にリニアガイド45を介して上記ストロークS
だけ上下動自在に支持されていて電動シリンダ33にて
駆動されるようになっている。なお、この場合、フレー
ム1aに摺動自在に嵌合されるケース46はフレーム1
aに対して回転しないようにピン1bにて係合されてい
る。
【0090】上記リニアガイド45部分からトランスフ
ァチャンバ1内にゴミが侵入するのを防止するために、
第1の円板状ボスとフレーム1aとの間にベローズ46
aが介装してある。
【0091】・カム機構でボス部が上下動(図16から
図18) 第1〜第4の各リング状ボス20a〜20d及び第1〜
第4の各円板状ボス23a〜23dは軸方向に摺動自在
になっている。そして、第1の減速機25aの出力部に
第1のカムリング47aが固着されており、このカムリ
ング47aに設けたカム溝48aに、第1の円板状ボス
23aに支持杆49aを介して設けたカムフォロア50
aが係合されている。そしてこの第1のカムリング47
aに突設したガイドピン51aが第2の円板状ボス23
bに軸方向に摺動自在に嵌合されている。
【0092】第2の減速機25bの出力部に第2のカム
リング47bが固着されており、このカムリング47b
に設けたカム溝48bに、第2の円板状ボス23bに支
持杆49bを介して設けたカムフォロア50bが係合さ
れている。そしてこの第2のカムリング47bに突設さ
れたガイドピン51bが第1の円板状ボス23aに軸方
向に摺動自在に嵌合されている。
【0093】第3の減速機25cの出力部に第3のカム
リング47cが固着されており、このカムリング47c
に設けたカム溝48cに、第3の円板状ボス23cに支
持杆49cを介して設けたカムフォロア50cが係合さ
れている。そしてこの第3のカムリング47cに突設さ
れたガイドピン51cが第4の円板状ボス23dに軸方
向に摺動自在に嵌合されている。
【0094】第4の減速機25dの出力部に第4のカム
リング47dが固着されており、このカムリング47d
に設けたカム溝48dに、第4の円板状ボス23dに支
持杆49dを介して設けたカムフォロア50dが係合さ
れている。そしてこの第4のカムリング47dに突設し
たガイドピン51dが第3の円板状ボス23cに軸方向
に摺動自在に嵌合されている。
【0095】第1,第4の円板状のボス23a,23d
は図16,図17に示すように、ガイドピン51a(5
1d)とカムフォロアの支持杆49b(49c)が貫通
する空間52が設けてあり、この空間52により、円板
状ボスの相互の回転時にこれらが円板状ボスと干渉しな
いようになっている。
【0096】この構成における作用及びカム溝48a,
48bの形状について図18を参照して説明する。第1
・第2の減速機25a,25bを介して第1のカムリン
グ47aを右方向にω1 だけ回転し、第2のカムリング
47bを左方向へω1 だけ回動すると、これらにガイド
ピン51a,51bを介して回転方向に係合されている
第2の円板状ボス23bが右方向に、第1の円板状ボス
23aが左方向に回転する。これによりこれの外側に位
置する第1・第2のリング状ボス20a,20bがリニ
アロータリ型のマグネットカップリング35a,35b
を介して各アーム21a,21bが互いに近付く方向に
回転するものとする。
【0097】これにより、第1の円板状ボス23aに設
けたカムフォロア50aがカム溝48a内を移動してス
トロークSだけ上動し、同様に第2の円板状ボス23b
に設けたカムフォロア50bがカム溝48b内を移動し
て所定ストロークだけ上動し、両円板状ボス23a,2
3bがSだけ上動する。これにより、リニアロータリ型
のマグネットカップリング35a,35bを介して、第
1・第2のリング状ボス20a,20bが追随して上動
し、第1の搬送台8aがトランスファチャンバ1内でゲ
ート6に対向させる。
【0098】さらに両円板状ボス23a,23bを
ω2 ,ω2 だけ回転すると、リニアロータリ型のマグネ
ットカップリングを介して第1・第2のリング状ボス2
0a,20bが回転し、搬送台8aはそのままの高さで
突出動されてゲート6からプロセスチャンバ内へ突出動
される。上記状態から、両円板状ボス23a,23bを
逆方向にω2 だけ回転すると搬送台8aはトランスファ
チャンバ1内へ没入動され、ついでω1 だけ回転すると
下側の搬送台8aは上記ストロークだけ下動してゲート
6の位置からはずれる。
【0099】上側に位置する第3・第4のカム溝48
c,48dは下側に位置する第1・第2のカム溝48
a,48bとは逆方向に設けてあり、第3・第4の減速
機25c,25dをリング状ボス20c,20dが、こ
れに固着されたアーム21c,21dが互いに近付く方
向にω1 だけ回転することにより、円板状ボス23c,
23dは上記ストロークだけ下動し、これにより上側の
搬送台8bがトランスファチャンバ1内で下動してゲー
ト6に対向し、さらにω2 だけ回転することによりゲー
ト6よりプロセスチャンバ内に突出されるようになって
いる。そして逆方向に回転することによりこの搬送台8
bはトランスファチャンバ1内に没入動されると共に上
動されてゲート6の位置からはずれる。
【0100】また一方の搬送台の高さを他方の搬送台の
高さと一致させる手段としては、図19(a)に示すよ
うに、一方の搬送台8bと搬送台姿勢規制機構のリンク
22a,22bとの結合部に、上下方向に伸縮するねじ
機構やシリンダ機構からなる伸縮機36を介装して、こ
れを図19(b)に示すように伸長することにより、こ
の搬送台8bを他の搬送台8aと同一レベルにするよう
にしてもよい。
【0101】この少なくとも1つの搬送台8a,8bを
回転中心の軸方向に移動するようにした構成において、
搬送台が3つ以上ある場合は、1つの搬送台だけを移動
できるようにしても、ゲート6の幅を最小(1つの搬送
台が通過可能な幅)にすることはできない。
【0102】このことから、図20に示すように、各搬
送台8a,8b,…のそれぞれが各アームに対して伸縮
機36,36,…を介して連結し、この各伸縮機36,
36,…にて各搬送台を移動して、この各搬送台を幅を
最小にしたゲート6に個々に対向するようにする。
【0103】上記搬送台8a,8bを上下方向に移動す
るための構成としては図21に示すように、例えば第3
・第4のアーム21c,21dの先端に各リンク22
c,22dを伸縮機36a介して連結してもよい。この
構成において、55はリニアアクチュエータ、56はリ
ニアロータリボールベアリングであり、リニアアクチュ
エータ55の伸縮動によりリンク22c,22dが上下
動してこれにより搬送台8bが上下動される。
【0104】図22は上記アーム21c,22dに対し
てリンク22c,22dを上下動するための伸縮機の他
例を示すもので、リニアアクチュータ55のかわりにカ
ム機構57を用いた実施例を示すものである。すなわ
ち、アーム21c(21d)の先端にリニアロータリボ
ールベアリング58を介してカム軸59が支持されてお
り、このカム軸59の先端にリンク22c(22d)が
一体に固着されている。このカム軸59の側面にカム溝
60,60が対称に設けてあり、このカム溝60,60
にアーム21c(21d)側に固着された筒部材61に
設けたカムフォロア62,62が嵌合してある。
【0105】このカム溝60とカムフォロア62の関係
は、搬送台8bが没入動作の終端状態でトランスファチ
ャンバ1内にあるときにはゲート6から上下方向に位置
ずれ、この没入動作の終端位置よりわずかに突出方向に
動作したときには上下方向に移動して、搬送台8bの先
端がトランスファチャンバ1の周壁に達する直前にこの
搬送台8a,8bがゲート6の高さになってゲート6よ
りプロセスチャンバ内へ突出するようになっている。こ
の動作は他の搬送台8aにおいても同様である。
【0106】上記した各実施の形態にあっては、ハンド
リング用ロボットAの第1・第2・第3・第4の各リン
グ状ボス20a〜20bを駆動する各駆動部を含むボス
部が直列状に重ね合わせてトランスファチャンバ1の底
部側のフレーム1aに支持される構成になっている形態
について説明したが、第1・第2のリング状ボス20
a,20bを駆動するボス部と、第3・第4のリング状
ボス20c,20dを駆動するボス部を図23,図24
に示すように軸方向(上下方向)に分離し、下側のボス
部をトランスファチャンバ1の底部のフレーム1aに、
上側のボス部をトランスファチャンバ1の上側を閉じる
チャンバカバー65にそれぞれ対向させて同心状に支持
するようにしてもよい。この実施の形態によれば、4つ
ある駆動部が上下に2つに分離されることにより、各駆
動部の組立てや保守が楽になる。
【0107】この駆動部を上下に分離した構成のハンド
リング用ロボットA′のいくつかの構成を図24から図
28に示す。 ・少なくとも一方のボス部が上下動(図24,25) この実施の形態は、図14で示したボス部全体が上下動
する形態に対応するもので、この図14で示した形態を
第1・第2のリング状ボス20a,20bを駆動する部
分と、第3・第4のリング状ボス20c,20dを駆動
する部分を上下に分割して下側ボス部C1 と上側ボス部
2 にした例である。
【0108】図25は下側ボス部C1 を示すもので、こ
れの構成は、図14で示した構成の第1・第2の円板状
ボス部23a,23bを駆動する構成と略同一構成とな
っており、この同一構成部分は同一符号で示した。
【0109】一方上側ボス部C2 はこの下側ボス部C1
と略同一の構成で天地を逆にしてチャンバカバー65に
固着されている。この構成において、各ボス部C1 ,C
2 の電動シリンダ33を駆動することにより各搬送台8
a,8bが上下動され、それぞれの対向方向へストロー
クエンドにてそれぞれトランスファチャンバ1のゲート
6に対向されるようになっている。
【0110】・上下の各ボス部、あるいはその少なくと
も一方が駆動部を含む全体が上下動(図26) この実施の形態は、図15で示したボス部全体が上下動
する形態に対応するもので、下側及び上側のボス部
1 ,C2 を、これの駆動部を収納するケースごと電動
シリンダ33,33にて上下動するようにしている。こ
の各ボス部C1 ,C2 はトランスファチャンバ1のフレ
ーム1aとチャンバカバー65にそれぞれ上下方向に対
向して配置されそれぞれが上下動することにより、各搬
送台8a,8bがゲート6に対向されるようになってい
る。
【0111】・カム機構で上下の各ボス部、及び少なく
ともその一方が上下動する(図27,図28) この実施の形態は、図16〜図18で示した構成のボス
部を第1・第2の円板状ボス23a,23bと第3・第
4の円板状ボス23c,23dとをそれぞれ駆動するボ
ス部を上下に分割したもので、各円板状ボス23a〜2
3dを駆動する構成は基本的に同一であり、同一部分は
同一符号で示した。この構成によれば、下側及び上側の
各ボス部C1 ,C2 はカム機構により個々に上下動され
る。
【0112】さらに、このように、ボス部を下側と上側
とに分離した構成にあっても、この各ボス部C1 ,C2
では上下動せず、アームとリンクとを連結する各関節部
を、上記した図21,図22に示すように伸縮機36a
あるいはカム機構57でリンク側を上下動するようにし
てもよく、あるいは、搬送台と、この搬送台に連結され
るリンクの連結部に移動機構を付けて上下動するように
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】マルチチャンバタイプの製造装置の一例である
半導体製造装置の概略的な平面図である。
【図2】トランスファチャンバと従来のハンドリング用
ロボットの関係を示す分解斜視図である。
【図3】従来のハンドリング用ロボットを示す斜視図で
ある。
【図4】(a),(b)は搬送台姿勢規制機構を示す説
明図である。
【図5】従来のアーム回転機構を示す断面図である。
【図6】従来のアーム回転機構を示す断面図である。
【図7】(a),(b)は従来のハンドリング用ロボッ
トの作用説明図である。
【図8】本発明に係るハンドリング用ロボットのアーム
回転機構を示す断面図である。
【図9】本発明に係るハンドリング用ロボットの一部破
断正面図である。
【図10】本発明に係るハンドリング用ロボットの作用
説明図である。
【図11】モータを並列状に配置した状態を示す説明図
である。
【図12】モータを直列状に配置した状態を示す説明図
である。
【図13】1つの搬送台を回転中心の軸方向へ移動可能
にした構成を示す断面図である。
【図14】ボス部全体を回転中心の軸方向へ移動可能に
した構成を示す断面図である。
【図15】ボス部全体を回転中心の軸方向へ移動可能に
した構成を示す断面図である。
【図16】ボス部全体を回転中心の軸方向へ移動可能に
した構成を示す断面図である。
【図17】図16のA−A線に沿う断面矢視図である。
【図18】図16で示す実施の形態の要部の展開説明図
である。
【図19】(a),(b)は搬送台を回転中心の軸方向
へ移動可能にした構成を示す作用説明図である。
【図20】搬送台を回転中心の軸方向へ移動可能にした
構成を示す作用説明図である。
【図21】アームに対してリンクを軸方向へ移動するた
めの機構を示す断面図である。
【図22】アームに対してリンクを軸方向へ移動するた
めの他の機構を示す断面図である。
【図23】ボス部を軸方向に分割した構成の実施の形態
を示す平面図である。
【図24】ボス部を軸方向に分割した構成の実施の形態
を示す正面図である。
【図25】軸方向に分割したボス部の一方を示す断面図
である。
【図26】ボス部を軸方向に分割すると共に、それぞれ
を軸方向へ移動可能にした例を示す断面図である。
【図27】ボス部を軸方向に分割すると共に、それぞれ
をカム機構を用いて軸方向へ移動可能にした例を示す正
面図である。
【図28】図27で示したボス部の一方を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
A…ハンドリング用ロボット C1 ,C2 …ボス部 1…トランスファチャンバ 2a,2b,2c,2d,2e…プロセスチャンバステ
ーション 3…ワーク受け渡しステーション 5…仕切り壁 6…ゲート 6a…開閉扉 7a,7b,21a,21b,21c,21d…アーム 8a,8b…搬送台 9a,9b,22a,22b,22c,22d…リンク 9c…歯車 9d…ベルト 10a,10b,20a,20b,20c,20d,2
0a′,20b′…リング状ボス 11a,11b,23a,23b,23c,23d,2
3a′,23b′…円板状ボス 11c,11d…内歯歯車 12a,12b,24a,24b,24c,24d…マ
グネットカップリング 13a,13b,13a′,13b′,26a,26
b,26c,26d,26a′,26b′…回転軸 13c,13d…ピニオン歯車 14a,14b…モータユニット 15,27a,27b,27c,27d,27a′,2
7b′,27c′,27d′…モータ 16,25a,25b,25c,25d…減速機 17…隔壁 28…モータ出力部材 29…ウエハ 30……上下動ガイド手段 30a,30b,45…リニアガイド 31…上下動部材 32a,32b…ピン 33…電動シリンダ 34a,34b…モータ出力軸 35a,35b,35c,35d…リニアロータリ型の
マグネットカップリング 36,36a…伸縮機 41,42…下側、上側筒状部材 43…ブラケット 44…カバー 46…ケース 46a…ベローズ 47a,47b,47c,47d…カムリング 48a,48b,48c,48d…カム溝 49a,49b,49c,49d…支持杆 50a,50b,50c,50d…カムフォロア 51a,51b,51c,51d…ガイドピン 52…空間 55…リニアアクチュエータ 57…カム機構 59…カム軸 60…カム溝 61,62…カムフォロア 65…チャンバカバー

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも4個以上のリング状ボスを同
    心状で、かつそれぞれ独立して回転するようにして回転
    中心の軸方向に位置をずらせて設け、この各リング状ボ
    スのそれぞれにアームを設けると共に、この各アームに
    リンクを連結し、軸方向に隣接する2つのリング状ボス
    を一対とし、この各対のリング状ボスの各アームに連結
    した両リンクの先端に搬送台姿勢規制機構を介して搬送
    台を連結して、各対のリング状ボス、アーム、リンクに
    連結される各搬送台を上記回転中心の軸方向に位置をず
    らせて配置し、上記各リング状ボスのそれぞれに独立し
    た駆動源を連結したことを特徴とするハンドリング用ロ
    ボット。
  2. 【請求項2】 4個のリング状ボスを同心状で、かつそ
    れぞれ独立して回転するようにして回転中心の軸方向に
    位置をずらせて設け、この各リング状ボスのそれぞれに
    アームを設けると共に、この各アームにリンクを連結
    し、軸方向に隣接する2つのリング状ボスを一対とし、
    この各対のリング状ボスの各アームに連結した両リンク
    の先端に搬送台姿勢規制機構を介して搬送台を連結し、
    上記各リング状ボスのそれぞれに独立した駆動源を連結
    してなるハンドリング用ロボットにおいて、 軸方向一方の一対のリング状ボス及びこれに連結した駆
    動部とからなる一方のボス部と、他方の一対のリング状
    ボス及びこれに連結した駆動部とからなる他方のボス部
    を別構成にし、両ボス部を各リング状ボスが軸方向同心
    状に対向させて配置すると共に、各対のリング状ボス、
    アーム、リンクに連結される各搬送台を両ボス部の間に
    上記回転中心の軸方向に位置をずらせて配置したことを
    特徴とするハンドリング用ロボット。
  3. 【請求項3】 各リング状ボスの内側に、円板状ボスを
    それぞれ回転自在にしてフレーム側に支承し、この各円
    板状ボスとこれに対向する上記各リング状ボスとをマグ
    ネットカップリング等の磁性接手を介して回転方向に係
    脱可能に連結し、また各円板状ボスの内側に減速機を内
    装し、この各円板状ボスに内装した各減速機の入力部材
    に連結される回転軸を円板状ボスの回転中心と同心状に
    して回転中心の軸方向一側方へ延出し、この各回転軸の
    それぞれにモータを連結したことを特徴とする請求項1
    または2記載のハンドリング用ロボット。
  4. 【請求項4】 各モータを円板状ボスの回転中心の周囲
    に並列状に配置し、この各モータと各回転軸とをタイミ
    ングベルト等の動力伝達手段にて連結したことを特徴と
    する請求項3記載のハンドリング用ロボット。
  5. 【請求項5】 各モータを円板状ボスの回転中心の軸方
    向に直列状に配置し、この各モータの出力部材に各回転
    軸を直接連結したことを特徴とする請求項3記載のハン
    ドリング用ロボット。
  6. 【請求項6】 各対の各アームにリンクを介して連結さ
    れた複数の搬送台のうち、少なくとも1つの搬送台を回
    転中心の軸方向に移動可能にしたことを特徴とする請求
    項1記載のハンドリング用ロボット。
  7. 【請求項7】 少なくとも一対のリング状ボス及びこれ
    を駆動する駆動部とを回転中心の軸方向に移動可能にし
    たことを特徴とする請求項1または2記載のハンドリン
    グ用ロボット。
  8. 【請求項8】 各対の各アームにリンクを介して連結さ
    れた複数の搬送台のうち、少なくとも1つの搬送台を連
    結する一対のリング状ボスと、この両リング状ボスの内
    側に位置する一対の円板状ボスのそれぞれを、回転中心
    の軸方向に移動可能に支持し、この回転中心の軸方向に
    移動可能にしたそれぞれの対向する各リング状ボスと円
    板状ボスとを回転力と軸方向の直進力の両方を伝達可能
    にしたリニアロータリ型のマグネットカップリング等の
    磁性接手にて連結すると共に、内側の両円板状ボスにこ
    れを移動するためのリニアアクチュエータを連結したこ
    とを特徴とする請求項3記載のハンドリング用ロボッ
    ト。
  9. 【請求項9】 搬送台と、この搬送台に連結されるリン
    クの連結部にこのリンクに対して搬送台を回転中心の軸
    方向に移動させるための移動機構を設けたことを特徴と
    する請求項1または2記載のハンドリング用ロボット。
  10. 【請求項10】 リンクとアームの連結部にアームに対
    してリンクを回転中心の軸方向に移動する移動機構を設
    けたことを特徴とする請求項1または2記載のハンドリ
    ング用ロボット。
  11. 【請求項11】 ハンドリング用ロボットの駆動部を含
    むボス部をフレームに対して回転中心の軸方向に移動自
    在に支持し、このボス部にリニアアクチュエータを連結
    したことを特徴とする請求項1記載のハンドリング用ロ
    ボット。
  12. 【請求項12】 軸方向一方の一対のリング状ボス及び
    これに連結した駆動部とからなる一方のボス部と、他方
    の一対のリング状ボス及びこれに連結した駆動部とから
    なる他方のボス部の少なくとも一方をフレームに対して
    回転中心を軸方向に移動自在に支持し、このボス部にリ
    ニアアクチュエータを連結したことを特徴とする請求項
    2記載のハンドリング用ロボット。
  13. 【請求項13】 リニアロータリ型のマグネットカップ
    リング等の磁性接手を介して対向するリング状ボスと円
    板状ボスのそれぞれを回転中心の軸方向に移動自在に
    し、軸方向に隣接する一対の円板状のボス部のそれぞれ
    を減速機に連結すると共に、この各円板状ボスと同心状
    にカムリングを設け、このカムリングに設けたカム部
    に、各円板状ボスに設けたカム係合部材を係合し、この
    カム部を、両円板状ボスが逆方向に回転したときにそれ
    ぞれの円板状ボスが軸方向へ一体状に移動する形状にし
    たことを特徴とする請求項3記載のハンドリング用ロボ
    ット。
  14. 【請求項14】 一対の各アームの先端に、先端部を搬
    送台に連結した一対のリンクのそれぞれの端部を連結し
    たそれぞれのリンクとアームの連結部に、カム部を有す
    るカム軸とカム部に嵌合するカム係合部材とリンクある
    いはアームのそれぞれ一方に結合して設け、上記カム部
    を、両アームが互いに近づく方向に回転したときに、両
    リンクが軸方向同一方向に移動する形状にしたことを特
    徴とする請求項1または2記載のハンドリング用ロボッ
    ト。
JP8606296A 1996-02-02 1996-03-15 ハンドリング用ロボット Pending JPH09267280A (ja)

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TW086100930A TW349897B (en) 1996-02-02 1997-01-28 Operational robot
PCT/JP1997/000225 WO1997027977A1 (fr) 1996-02-02 1997-01-30 Robot de manutention
EP97901792A EP0913237A1 (en) 1996-02-02 1997-01-30 Robot for handling
US09/077,827 US6062099A (en) 1996-02-02 1997-01-30 Robot for handling
KR1019980704277A KR19990071986A (ko) 1996-02-02 1997-01-30 핸들링용 로봇
US09/459,454 US6155131A (en) 1996-02-02 1999-12-13 Handling robot

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JP3913696 1996-02-02
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