JPH09266625A - 伝送回路 - Google Patents

伝送回路

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JPH09266625A
JPH09266625A JP8072594A JP7259496A JPH09266625A JP H09266625 A JPH09266625 A JP H09266625A JP 8072594 A JP8072594 A JP 8072594A JP 7259496 A JP7259496 A JP 7259496A JP H09266625 A JPH09266625 A JP H09266625A
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JP
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circuit
voltage
transmission
signal
detection signal
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JP8072594A
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Hideki Kawai
秀規 河合
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Nittan Co Ltd
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Nittan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送線路に短絡障害が発生した場合に、伝送
回路のスイッチング回路を過電流による破壊及び過電流
に至らない熱損失による破壊との両者から保護すること
が可能な伝送回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 並直変換回路22から出力される制御信
号に基づいて電源端子(+VD)から出力される電源電
圧を、スイッチング回路26のPチャネル型MOSトラ
ンジスタFETによりスイッチングして得られる伝送信
号を一対の伝送線路4P,4Cを介して出力する伝送回
路2において、電流検出回路23は、上記スイッチ回路
26の流れる所定レベル以上の電流を検出して、電流検
出信号を出力する一方、電圧検出回路23は、スイッチ
ング回路26に印加される所定レベル以下の電圧を検出
して、電圧電出信号を出力し、そして、保護回路25
は、上記電流検出信号若しくは電圧検出信号に基づい
て、上記スイッチ回路のPチャネル型MOSトランジス
タをオフ状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送回路に関し、
特には保護機能を備えた伝送回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば火災警報装置等に使用され
る伝送回路としては、電源電圧をON/OFFするスイ
ッチ回路を設けて伝送信号を一対の伝送線路に送出する
ものが知られている。
【0003】かかる伝送回路では、一対の伝送線路に短
絡障害が発生すると、スイッチ回路を構成しているトラ
ンジスタ素子等から成るドライバに過電流が流れてトラ
ンジスタ素子が破壊されるのを防止するために、かかる
過電流を検出してドライバ回路を保護する技術が知られ
ている。
【0004】また、従来、スイッチ回路に電源電圧を供
給する電源回路で、過電流保護機能を備えたものが知ら
れているが、この過電流保護機能を備えた電源回路は、
過電流を流さない為に電源電圧のレベルを低下させてい
る。この場合には、伝送回路側の電流検出回路で過電流
を検出することができず、その結果、短絡障害を検出す
ることができない場合がある。
【0005】そして、スイッチ回路に供給される電源電
圧が低下すると、スイッチ回路にFET(Field Efect
Transister)を使用した場合には、ON状態で飽和状態
にならない場合がある。即ち、FETを使用したスイッ
チ回路の破壊は一般に熱損失(電圧×電流)によって定
まり、伝送経路の短絡障害時に、FETのソース、ドレ
イン側に所定の電圧と電流とが供給されて、電流値が所
定以上の場合には、過電流検出回路によって検出され保
護回路を働かせることができるが、電源電圧が低下する
と過電流検出回路では、検出されずFETに所定の電圧
と電流とが供給され破壊に陥る危険性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した課
題を解決すべくなされたものであり、伝送線路に短絡障
害が発生した場合に、伝送回路のスイッチング回路を過
電流による破壊及び過電流に至らない熱損失による破壊
との両者から保護することが可能な伝送回路を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の伝送回路
は、制御信号に基づいて電源電圧をスイッチング手段に
よりスイッチングして、得られる伝送信号を一対の伝送
線路を介して出力する伝送回路であって、上記スイッチ
ング手段に流れる所定レベル以上の電流を検出して、電
流検出信号を出力する電流検出手段と、上記スイッチン
グ手段に印加される所定レベル以下の電圧を検出して、
電圧検出信号を出力する電圧検出手段と、上記電流検出
信号若しくは電圧検出信号に基づいて、上記スイッチン
グ手段をオフ状態とする保護手段と、を具備して上記課
題を解決する。
【0008】即ち、請求項1記載の伝送回路によれば、
制御信号に基づいて電源電圧をスイッチング手段により
スイッチングして、得られる伝送信号を一対の伝送線路
を介して出力する伝送回路において、電流検出手段は、
上記スイッチング手段に流れる所定レベル以上の電流を
検出して、電流検出信号を出力し、また、電圧検出手段
は、上記スイッチング手段に印加される所定レベル以下
の電圧を検出して、電圧検出信号を出力し、そして、保
護手段は、上記電流検出信号若しくは電圧検出信号に基
づいて、上記スイッチング手段をオフ状態とする。
【0009】従って、伝送線路に短絡障害が発生した場
合に、伝送回路のスイッチング手段の過電流による破壊
及び過電流に至らない熱損失による破壊との両者から保
護することが可能となり、また、電源装置の種類に拘わ
らず伝送回路の保護が可能となる。
【0010】また、この場合、請求項2記載の伝送回路
の如く、上記スイッチング手段として、電界効果トラン
ジスタを用いると、高速のスイッチングか可能となる。
【0011】また、この場合、請求項3記載の伝送回路
の如く、上記保護手段は、第2のスイッチング手段を有
し、上記第2のスイッチング手段は、上記電流検出信号
若しくは電圧検出信号に基づいて、上記スイッチング手
段をオフ状態とすることが有効である。
【0012】従って、保護手段を簡単かつ安価な回路構
成とすることが可能となる。
【0013】また、この場合、請求項4記載の伝送回路
の如く、上記保護手段は、CPUからなり、上記CPU
は、上記電流検出信号若しくは電圧検出信号に基づい
て、上記制御信号を制御して、上記スイッチング手段を
オフ状態とすることが有効である。
【0014】従って、スイッチング手段を精度良く保護
することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照して本発
明の好適な実施の形態を説明する。
【0016】(第1の実施の形態)先ず、構成を説明す
る。図1は、本発明に係る伝送回路を備えた送受信シス
テムの一実施の形態を示す回路図である。
【0017】図1に示される送受信システム1は、伝送
回路(親機)2と受信回路(子機)3とからなり、伝送
回路2と受信回路3とは一対の伝送線路4P,4Cを介
して接続されている。そして、伝送回路2は、中央処理
回路21と、並直変換回路22と、電流検出回路23
と、電圧検出回路24と、保護回路25と、スイッチン
グ回路26等から構成されている。
【0018】中央処理装置21は、CPUからなり、各
種信号処理を行うと共に、アドレスやデータ等のパラレ
ルデジタル信号を並直列変換回路22に出力する。
【0019】並直列変換回路22は、中央処理装置21
から出力されるアドレス、データ等のパラレルデジタル
信号を所定のタイミングでシリアル信号に変換して得ら
れる伝送信号をスイッチ回路26に出力する。
【0020】電流検出回路23は、スイッチ回路26の
Pチャネル型MOSトランジスタFETに流れる所定レ
ベル以上の電流を検出して、電流検出信号を出力するた
めのものであり、抵抗RX、R1,R2,及び発光ダイ
ーオードPC1DとホトトランジスタPC1TRから成
るホトカプラPC1を備えている。そして、抵抗RX
と、発光ダイオードPC1D及び抵抗R2とは互いに並
列接続され、この並列回路の一端には電源端子(+V
D)が接続されており、その他端には、電圧検出回路2
4の抵抗R3、スイッチ回路26の抵抗R5,抵抗R
6、Pチャネル型MOSトランジスタFETのソースS
が夫々接続されている。また、発光ダイオードPC1D
から発せられる光を受光するホトトランジスタPC1T
Rのコレクタは、抵抗R1を介して電源端子(+VC)
に接続され、このコレクタと抵抗R1間の出力が、保護
回路25のインバータ回路NOTに供給され、一方、そ
のエミッタは接地されている。
【0021】電圧検出回路24は、スイッチ回路26の
Pチャネル型MOSトランジスタFETに印加される所
定レベル以下の電圧を検出して、電圧検出信号を出力す
るためのものであり、抵抗R3、R4、ツエナーダイオ
ードZ1,及び発光ダイーオードPC2Dとホトトラン
ジスタPC1TRから成るホトカプラPC2を備えてい
る。そして、その抵抗R3、ツエナーダイオードZ1、
及びホトカプラからなる直列回路の一端は、電流検出回
路23の抵抗RXと、発光ダイオードPC1D及び抵抗
R2とからなる並列回路に接続されると共に、その他端
は接地されている。また、発光ダイオードPC2Dから
発せられる光を受光するホトダイオードPC2TRのコ
レクタは、抵抗R4を介して電源端子(+VC)に接続
されており、このコレクタと抵抗R4間の出力が、保護
回路25のホトダイオードLED2のアノード側に供給
され、一方、そのエミッタは接地されている。
【0022】保護回路25は、上記電流検出信号若しく
は電圧検出信号に基づいて、スイッチ回路26のPチャ
ネル型MOSトランジスタFETを強制的にオフ状態と
するためのものであり、ノット回路NOT、発光ダイオ
ードLED1、LED2、抵抗R1、R8、及びトラン
ジスタTR2を備えている。そして、発光ダイオードL
ED1及びLED2は、障害(短絡)が発生したことを
報知する機能を有している。NOT回路及び発光ダイオ
ードLED1から成る直列回路の一端は、電流検出回路
23のホトトランジスタPC1TRのコレクタと抵抗R
1間に接続され、その他端は、抵抗R7に接続されてい
る。この発光ダイオードLED1は電流検出表示灯とし
て機能し、電流検出回路23から電流検出信号が供給さ
れた場合に点灯して過電流を検出したことを報知する。
また、発光ダイオードLED2のアノードには電圧検出
回路23のトランジスタPC2のコレクタと抵抗R4間
の出力が供給され、そのカソードは抵抗R7に接続され
ている。この抵抗R7とR8とは直列接続され、抵抗R
8は接地されている。この発光ダイオードLED2は電
圧検出表示灯として機能し、電圧検出回路24から電圧
検出信号が供給された場合に点灯して低レベルの電圧を
検出したことを報知する。また、トランジスタTR2の
ベースには抵抗R7と抵抗R8間の分圧出力が供給さ
れ、そのエミッタはスイッチ回路26のトランジスタT
R1のベースに接続され、コレクタは接地されている。
【0023】スイッチ回路26は、並直列変換回路22
から供給される制御信号に基づいて電源電圧をPチャネ
ル型MOSトランジスタによりスイッチングして、得ら
れる伝送信号を一対の伝送線路4P,4Cを介して出力
するものであり、抵抗R5、R6、R9、ツエナーダイ
オードZ2、トランジスタTR1、及びPチャネル型M
OSトランジスタFETを備えている。そして、トラン
ジスタTR2のベースは保護回路25のトランジスタT
R2のコレクタが接続されると共に、抵抗R9を介して
並直列変換回路22に接続されている。また、トランジ
スタTR2のコレクタは、抵抗5と接続されると共に、
ツエナーダイオードZ2を介してPチャネルMOSトラ
ンジスタFETのゲートに接続され、また、そのエミッ
タは接地されている。また、互いに並列接続された抵抗
R5及びR6の一端には、電流検出回路23の抵抗RX
を介して電源電圧(+V)が供給されると共に、その他
端間にはツエナーダイオードZ2が接続されている。さ
らに、Pチャネル型MOSトランジスタのソースSに
は、電源端子(+VD)から供給され電流検出回路23
の抵抗RXを介した電圧VXが印加され、そのドレイン
Dは伝送線路の一方4Pに接続されている。また、伝送
線路の他方4Cの一端は接地されている。
【0024】受信回路3は、送信回路2から送信される
送信信号を伝送線路4P,4Cを介して受信する。尚、
この受信回路3は、所定のインピーダンスを有している
ので、受信回路3を複数個接続しても伝送回路2のPチ
ャネル型MOSトランジスタFETがオン状態時に電流
検出回路22では過電流が検出されない。
【0025】次に、伝送回路1の通常動作と短絡障害の
発生した場合の動作を説明する。
【0026】先ず、通常動作(短絡障害の発生していな
い場合)について説明する。
【0027】中央処理装置21から出力されたアドレス
やデータ等のパラレルディジタル信号が並直列変換回路
22でシリアルの制御信号に変換され、次いで、この制
御信号によりスイッチ回路26のトランジスタTR1及
びPチャネル型MOSトランジスタFETが協働してオ
ン・オフされ、Pチャネル型MOSトランジスタFET
のソースSに印加される電圧VXがスイッチングされて
ドレインDから伝送信号が伝送線路4Pに出力されて、
受信回路31で受信される。
【0028】即ち、トランジスタTR1がオンするとト
ランジスタTR1のコレクタと抵抗R5間の出力が
「L]レベルとなり、ツエナーダイオードZ2を介して
Pチャネル型MOSトランジスタFETがオンされる。
【0029】一方、電流検出回路23では、Pチャネル
型MOSトランジスタFETに過電流が流れない故、ホ
トカプラPC1はオンされず、ホトトランジスタPC1
TRと抵抗R1間からの出力は「H」レベルとなり、保
護回路25のNOT回路で反転されて「L]となるた
め、保護回路25のトランジスタTR2はオンされな
い。
【0030】また、電圧検出回路24では、Pチャネル
型MOSトランジスタFETに印加される電圧VXがツ
エナーダイオードZ1のツエナー電圧VZ1以上となって
ホトカプラPC2がONされ、ホトダイオードPC2の
コレクタと抵抗R4間の出力が「L]レベルとなって、
保護回路25のトランジスタTR2をオンさせない。
【0031】従って、通常動作では保護回路25のトラ
ンジスタTR2はオフ状態に保たれスイッチ回路26の
伝送信号送出動作には影響を与えない。
【0032】次に、伝送回路2に短絡障害が発生した場
合の動作を説明する。
【0033】電源端子(+VD)から電圧を供給する電
源装置の過電流保護機能の検出電流のレベルが伝送回路
2の過電流検出のレベルより大きい場合や、電源装置に
過電流保護機能がない場合には、伝送線路4P、4Cが
短絡すると、スイッチ回路26のPチャネル型MOSト
ランジスタFETのオン状態時に抵抗RXに流れる電流
が所定値以上になり、電流検出回路23で過電流が検出
される。
【0034】即ち、電流検出回路23は、スイッチ回路
26のPチャネル型MOSトランジスタFETのオン状
態時に抵抗RXに流れる電流が所定値以上になると、ホ
トカプラPC1がオン状態となり、ホトダイオードPC
1Dのコレクタと抵抗R1間間からは、「L]レベルの
信号、即ち電流検出信号を保護回路25のNOT回路に
出力する。
【0035】保護回路25は、電流検出回路23から出
力される電流検出信号(「L]レベルの信号)をNOT
回路で反転して「H」レベルの信号として、発光ダイオ
ードLED1を介し(LED1は点灯する)、抵抗R7
とR8とで分圧した電圧をトランジスタTR2のベース
に出力してトランジスタTR2をオン状態とすることに
より、スイッチ回路26のトランジスタTR1とPチャ
ネル型MOSトランジスタFETを強制的にオフ状態と
して、Pチャネル型MOSトランジスタFETが過電流
により破壊されるのを防止する。
【0036】また、伝送線路4P、4Cの短絡障害によ
り電源装置の過電流保護機能が働く場合、伝送線路4
P、4Cが短絡すると、電源装置の過電流保護機能が動
作して電源電圧+VDを低下させる。このため、スイッ
チ回路26では、トランジスタTR1がオン状態時でも
PチャネルMOS型トランジスタFETのゲートG、ソ
ースS間のゲート・ソース電圧VGSが小となって、ドレ
イン電流が小となるため電流検出回路23では過電流を
検出できない。
【0037】しかしながら、電源電圧が低下すると、P
チャネル型MOSトランジスタFETのゲート・ソース
電圧VGSが低下すると、図3に示すゲート・ソース電圧
VGSに対するドレイン電流ID−ドレイン・ソース電圧
VDS特性の一例に示される如く、ドレイン電流IDが小
となってドレイン・ソース電圧VGSが大となりPチャネ
ル型MOSトランジスタが破壊される恐れがある。すな
わち、熱損失(電流×電圧)によりトランジスタが破壊
される場合がある。
【0038】そこで、本実施の形態では、電流検出回路
23により過電流として検出できない電圧以下になった
時に、電圧検出回路24がこれを検出して、トランジス
タが破壊されるのを防止する。即ち、電圧検出回路24
では、スイッチ回路26のPチャネル型MOSトランジ
スタTFTに印加される電圧VXがツエナーダイオード
Z1のツエナー電圧VZ1以下になると、ホトカプラPC
2がオフ状態となり、ホトトランジスタPC2TRのコ
レクタと抵抗R4間からは、「H」レベルの信号、即ち
電圧検出信号が保護回路25に出力される。
【0039】保護回路25は、電圧検出回路25から出
力される電圧検出信号(「H」レベルの信号)を発光ダ
イオードLED2を介して(ここで、LED2は点灯す
る)、抵抗R7とR8とで分圧した電圧をトランジスタ
TR2のベースに出力して、トランジスタTR2をオン
状態とすることにより、スイッチ回路26のトランジス
タTR1とPチャネル型MOSトランジスタFETを強
制的にオフ状態として、Pチャネル型MOSトランジス
タFETのドレイン・ソース電圧VGSが大となるのを防
止して、電流検出回路23により過電流を検出した場合
と同様に、Pチャネル型MOSトランジスタが破壊され
るのを防止する。
【0040】以上説明したように、本実施の形態では、
制御信号によってスイッチングされるスイッチ回路26
のMOSトランジスタFETに所定レベル以上の電流が
流れたことを電流検出回路23が検出した場合は、電流
検出信号を保護回路25に供給する一方、Pチャネル型
MOSトランジスタFETに所定レベル以下の電圧が印
加されていることを電圧検出回路24が検出した場合
は、電圧検出信号を保護回路25に出力し、保護回路2
5は、上記電流検出信号若しくは電圧検出信号に基づい
て、Pチャネル型MOSトランジスタFETをオフする
構成である。
【0041】従って、伝送線路の短絡障害が発生した場
合に、伝送回路のスイッチ回路が過電流による破壊と、
過電流に至らない熱損失による破壊との両方から保護す
ることが可能となると共に、電源装置の種類に拘わらず
伝送回路の保護が可能となる。
【0042】(第2の実施の形態)図2に本発明に係る
伝送回路を備えた送受信システムの第2の実施の形態の
回路構成図を示す。同図において、図1に示す第1の実
施の形態の回路構成図と同等機能を有する部分は同一符
号を付し、かかる部分の説明は省略し、特徴部分のみを
説明する。
【0043】第2の実施の形態(図2)の伝送回路は、
第1の実施の形態(図1)と電流検出回路23、電圧検
出回路24、及びスイッチ回路26の構成及び動作はほ
ぼ同じであり、異なる構成は、表示回路27を有してい
る点、及び中央処理装置21(CPU)が電流検出回路
23から入力される電流検出信号若しくは電圧検出回路
24から入力される電圧検出信号に基づいて並直列変換
回路22から出力される制御信号を制御する点である。
【0044】図2に示す表示回路27は、電流検出表示
灯及び電圧検出表示灯として機能するもの、即ち、障害
(短絡)を報知するためのものであり、抵抗R10、R
11、トランジスタTR3、TR4、発光ダイオードL
ED3、LED4等を備えている。トランジスタTR3
のゲートは、中央処理装置21と接続され、そのコレク
タは抵抗R10を介して電源端子(+VC)に接続され
ており、また、エミッタは、発光ダイオードLED3を
介して接地されている。また、トランジスタTR4のゲ
ートは、中央処理装置21と接続され、そのコレクタ
は、抵抗11を介して電源端子(+VC)に接続されて
おり、また、エミッタは発光ダイオードLED4を介し
て接地されている。
【0045】次に、第2の実施の形態の動作を説明す
る。図2において、電流検出回路23及び電圧検出回路
24からの検出信号は、中央処理装置21(CPU)に
取り込まれ、中央処理装置10は、電流検出回路23か
ら電流検出信号若しくは電圧検出回路24から電圧検出
信号が入力された際には、制御信号を出力している並直
列変換回路22の出力を強制的に「L]レベルにしてス
イッチ回路26のトランジスタTR1及びPチャネル型
MOSトランジスタFETをオフして、Pチャネル型M
OSトランジスタが破壊されるのを防止する。また、中
央処理装置21は、電流検出回路23から電流検出信号
が供給されると、表示回路27のトランジスタTR3の
ゲートに「H」レベルの信号を出力して、発光ダイオー
ドLED3を点灯させる。そして、中央処理装置21は
電圧検出回路24から電圧検出信号が供給されると、ト
ランジスタTR4に「H]レベルの信号を出力して発光
ダイオードLED4を点灯させる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、伝送線路に短絡障害が発生した場合に、伝送
回路のスイッチ回路を過電流による破壊及び過電流に至
らない熱損失による破壊との両者から保護することが可
能となり、また、電源装置の種類に拘わらず伝送回路の
保護が可能となる。
【0047】また、請求項2記載の発明によれば、上記
効果に加えて、高速のスイッチングが可能となる。
【0048】また、請求項3記載の発明によれば、上記
効果に加えて、保護手段を簡単かつ安価な回路構成とす
ることが可能となる。
【0049】また、請求項4記載の発明によれば、上記
効果に加えて、スイッチング手段を精度良く保護するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る伝送回路を備えた送受信システム
の第1の実施の形態を示す回路構成図。
【図2】本発明に係る伝送回路を備えた送受信システム
の第2の実施の形態を示す回路構成図。
【図3】電界効果型トランジスタのゲート・ソース電圧
に対するドレイン電流とドレイン・ソース電圧の関係を
示す特性図。
【符号の説明】 1 送受信システム 2 送信回路(親機) 3 受信回路(子機) 21 中央処理装置 22 並直列変換回路 23 電流検出回路 24 電圧検出回路 25 保護回路 26 スイッチ回路 27 表示回路 R 電気抵抗 D ダイオード Z ツエナーダイオード TR バイポーラトランジスタ FET 電界効果型トランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御信号に基づいて電源電圧をスイッチン
    グ手段によりスイッチングして、得られる伝送信号を一
    対の伝送線路を介して出力する伝送回路であって、 上記スイッチング手段に流れる所定レベル以上の電流を
    検出して、電流検出信号を出力する電流検出手段と、 上記スイッチング手段に印加される所定レベル以下の電
    圧を検出して、電圧検出信号を出力する電圧検出手段
    と、 上記電流検出信号若しくは電圧検出信号に基づいて、上
    記スイッチング手段をオフ状態とする保護手段と、 を具備したことを特徴とする伝送回路。
  2. 【請求項2】上記スイッチング手段は、電界効果トラン
    ジスタであることを特徴とする請求項1記載の伝送回
    路。
  3. 【請求項3】上記保護手段は、第2のスイッチング手段
    を有し、 上記第2のスイッチング手段は、上記電流検出信号若し
    くは電圧検出信号に基づいて、上記スイッチング手段を
    オフ状態とすることを特徴とする請求項1又は2記載の
    伝送回路。
  4. 【請求項4】上記保護手段は、CPUからなり、 上記CPUは、上記電流検出信号若しくは電圧検出信号
    に基づいて、上記制御信号を制御して、上記スイッチン
    グ手段をオフ状態とすることを特徴とする請求項1又は
    2記載の伝送回路。
JP8072594A 1996-03-27 1996-03-27 伝送回路 Pending JPH09266625A (ja)

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JP8072594A JPH09266625A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 伝送回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021218534A1 (zh) * 2020-04-30 2021-11-04 深圳市时代华影科技股份有限公司 一种防篡改保护电路

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