JPH09266534A - 画像記録方法及び装置 - Google Patents

画像記録方法及び装置

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JPH09266534A
JPH09266534A JP8074153A JP7415396A JPH09266534A JP H09266534 A JPH09266534 A JP H09266534A JP 8074153 A JP8074153 A JP 8074153A JP 7415396 A JP7415396 A JP 7415396A JP H09266534 A JPH09266534 A JP H09266534A
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JP
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density
image
photosensitive material
output signal
test pattern
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JP8074153A
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English (en)
Inventor
Fumihiko Fukunaga
文彦 福永
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像記録に係わる種々の誤差因子の変動によ
って画像濃度が変動するのを防止する画像記録方法。 【解決手段】 感光材料上に段階的に濃度の異なる複数
のテストパターンと前記テストパターンの近傍に出力信
号が一定の参照パターンをそれぞれ発生させ、それによ
り感光した前記感光材料を現像処理し、前記感光材料に
記録された前記テストパターンと前記参照パターンの各
々の濃度を測定し、その濃度結果に基づき規格化して、
この規格化に基づき出力信号と段階的な画像濃度の関係
を求め、さらに予め設定されている画像信号と画像濃度
の関係とより、前記画像信号から前記出力信号の変換テ
ーブルを作成し、前記変換テーブルに基づき前記画像信
号から出力信号に変調し、この変調された光ビームを感
光材料上に走査させ、画像記録を行うことを特徴とする
画像記録方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号に基づい
て光ビームを変調し、この変調された光ビームを感光材
料に走査させ、それにより、画像記録を行なう画像記録
方法及び装置に係わり、さらに詳しくは、画像記録に係
わる種々の誤差因子の変動によって画像濃度が変動する
のを防止した画像記録方法、及び前記画像記録方法によ
る画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像信号に基づいて光ビーム
を変調し、この変調された光ビームを感光材料に走査さ
せ、それにより、感光したこの感光材料を現像するよう
にした画像記録装置が知られている。この種の画像記録
装置においては、例えば感光材料の現像条件が変動した
り、画像記録装置に装置差等があると、同一の画像信号
に対して画像濃度が異なってしまうことがある。特に、
医療用画像記録において、このような画像濃度の変動が
あると診断性能が損なわれることになる。
【0003】そこで、感光材料上に記録された複数のテ
ストパターンの濃度を測定し、その測定結果に基づいて
画像信号と出力信号の変換テーブルを作成し、この変換
テーブルに基づき画像信号を出力信号に変調するように
した技術が開示されている。さらに詳しく図に基づき説
明すると、図9は従来のテストパターンが記録された感
光材料の平面図で、感光材料16に記録された段階的に
濃度のことなるテストパターンPT1(PT11からP
T1n)の濃度を測定し、その測定結果に基づいて出力
信号と画像濃度の関係を調べ、さらに所定の画像信号と
画像濃度の関係とあわせて、変換テーブルを作成して、
この変換テーブルにより画像信号から出力信号に変調す
るようにしたものが知られている。
【0004】しかしながら、前記テストパターンの濃度
は、現像むらにより変動したり、また、光源や光検出器
の特性劣化等により正しく測定が行われない場合があ
る。
【0005】そこで、例えば特開昭64−42243号
に開示されているように、光源から発せられた測定光を
テストパターンに照射し、このテストパターンからの光
量を光検出器で検出することによってテストパターンの
濃度を測定するとともに、上記測定光をテストパターン
を介さないで光検出器に検出させて、その時の光検出器
の出力信号レベルL1を求める一方、光源を点灯させな
いときの光検出器の出力信号レベルL2を求め、これら
の信号レベルL1,L2とがそれぞれ所定レベル以下で
あるか否かに基づき、濃度測定の良否を判断して、濃度
測定が正しく行われるようにしたものが提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
64−42243号に開示されているものにあっては、
テストパターンの露光や現像時の変動等が誤差となると
いった問題がある。
【0007】そこで、本発明は、画像記録に係わる種々
の誤差因子の変動によって画像濃度が変動することによ
る濃度変換のズレを防止する画像記録方法、及び前記画
像記録方法による画像記録装置を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記のよう
な手段により達成される。即ち、(1)感光材料上に段
階的に濃度の異なる複数のテストパターンと前記テスト
パターンの近傍に出力信号が一定の参照パターンをそれ
ぞれ発生させ、それにより感光した前記感光材料を現像
処理し、前記感光材料に記録された前記テストパターン
と前記参照パターンの各々の濃度を測定し、その濃度結
果に基づき規格化して、この規格化に基づき出力信号と
段階的な画像濃度の関係を求め、さらに予め設定されて
いる画像信号と画像濃度の関係とより、前記画像信号か
ら前記出力信号の変換テーブルを作成し、前記変換テー
ブルに基づき前記画像信号から出力信号に変調し、この
変調された光ビームを感光材料上に走査させ、画像記録
を行うことを特徴とする画像記録方法であり、(2)感
光材料上に段階的に濃度の異なる複数のテストパターン
を発生させるテストパターン発生部と、前記テストパタ
ーンの近傍に出力信号が一定の参照パターンを発生させ
る参照パターン発生部と、それにより感光した前記感光
材料を現像処理する現像機と、前記感光材料に記録され
た前記テストパターンと前記参照パターンの各々の濃度
を測定する濃度測定部と、その濃度結果に基づき規格化
して、この規格化に基づき求めた前記出力信号と前記画
像濃度の関係とさらに予め設定されている画像信号と画
像濃度の関係とより、前記画像信号から出力信号の変換
テーブルを作成する変換テーブル作成部と、前記変換テ
ーブルに基づき前記画像信号から前記出力信号に変調す
る信号変換部と、を備えこの変調された光ビームを感光
材料上に走査させて画像記録を行うようにしたことを特
徴とする画像記録装置であり、(3)感光材料上に段階
的に濃度の異なる複数のテストパターンを発生させるテ
ストパターン発生部と、前記テストパターンの近傍に出
力信号が一定の参照パターンを発生させる参照パターン
発生部と、それにより感光した前記感光材料を現像処理
して記録された前記テストパターンと前記参照パターン
の各々の濃度を測定する濃度測定部と、その濃度結果に
基づき規格化して、この規格化に基づき求めた前記出力
信号と前記画像濃度の関係とさらに予め設定されている
画像信号と画像濃度の関係とより、前記画像信号から出
力信号の変換テーブルを作成する変換テーブル作成部
と、前記変換テーブルに基づき前記画像信号から前記出
力信号に変調する信号変換部と、を備えこの変調された
光ビームを感光材料上に走査させて画像記録を行うよう
にしたことを特徴とする画像記録装置であり、(4)感
光材料上に段階的に濃度の異なる複数のテストパターン
を発生させるテストパターン発生部と、前記テストパタ
ーンの近傍に出力信号が一定の参照パターンを発生させ
る参照パターン発生部と、それにより感光した前記感光
材料を現像処理して記録された前記テストパターンと前
記参照パターンの各々の濃度を測定された結果に基づき
規格化して、この規格化に基づき求めた前記出力信号と
前記画像濃度の関係とさらに予め設定されている画像信
号と画像濃度の関係とより、前記画像信号から出力信号
の変換テーブルを作成する変換テーブル作成部と、前記
変換テーブルに基づき前記画像信号から前記出力信号に
変調する信号変換部と、を備えこの変調された光ビーム
を感光材料上に走査させて画像記録を行うようにしたこ
とを特徴とする画像記録装置である。
【0009】ここでいう、画像記録装置としては、画像
信号に基づいて光ビームを変調し、この変調された光ビ
ームを感光材料に走査させ、それにより画像の記録を行
う装置で、少なくともテストパターンと参照パターンに
基づき、画像信号から出力信号の変換を精度よく行える
ようにしたもので、前記テストパターンと前記参照パタ
ーンの現像処理が行い、さらにテストパターンと参照パ
ターンの濃度測定ができる画像記録装置A、またテスト
パターンと参照パターンの現像処理は外部装置で行うよ
うにした画像記録装置B、さらに、テストパターンと参
照パターンの現像処理、さらに濃度測定を外部装置で行
うようにした画像記録装置C等を言う。なお、例えば画
像記録装置Cとしては所謂レーザイメージャ等がある。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)実施形態の画像記録装置Aを図面に基づ
き説明する。図1は本発明の方法による画像記録装置A
を示す概略構成図で、図2は画像記録装置Aの濃度測定
部を示す概略図で、図3はテストパターンと参照パター
ンとが記録された感光材料を示す平面図で、図4は本発
明に係わる半導体レーザ駆動電流と光出力の関係
(A)、光出力とエネルギー密度の関係(B)、エネル
ギー密度と画像濃度との関係(C)を示すグラフで、図
5は本発明における変換テーブル作成を説明するグラフ
をそれぞれ示している。
【0011】画像記録装置Aは感光材料上に段階的に濃
度の異なる複数のテストパターンを発生させるテストパ
ターン発生部を設け、前記テストパターンの近傍に出力
信号が一定の参照パターンを発生させる参照パターン発
生部を設け、それにより感光した前記感光材料を現像処
理する現像機を設ける。さらに、前記感光材料に記録さ
れた複数のテストパターンと参照パターンの各々の濃度
を測定する濃度測定部を設け、その濃度結果に基づき規
格化して、この規格化に基づき前記出力信号と前記画像
濃度の関係と、さらに予め設定されている画像信号と画
像濃度の関係とより、前記画像信号から出力信号の変換
テーブルを作成する変換テーブル作成部を設け、さらに
前記変換テーブルに基づき前記画像信号から前記出力信
号に変調する信号変換部を設けて、この変調された光ビ
ームを感光材料上に走査して画像記録を行うようにした
ものである。
【0012】さらに詳しくは、図1で前記画像記録装置
Aは画像記録ブロックA1、現像ブロックA2及び濃度
測定ブロックA3より構成されている。
【0013】半導体レーザ10から射出された光ビーム
11は、コリメータレンズ12によって平行ビームとさ
れ、回転多面鏡等の光偏向器13に入射する。光ビーム
11はこの光偏向器13によって反射偏向され、通常f
θレンズからなる集束レンズ14に通され、ミラー15
において反射して感光材料16上を矢印Y方向と略直角
な方向に主走査する。それにともに感光材料16がエン
ドレスベルト等の搬送装置17によって矢印Y方向に搬
送されて副走査がなされる。したがって感光材料16上
には光ビーム11が2次元的に照射される。ここで、こ
の光ビーム11は、外部装置の画像信号出力装置20か
ら出力された画像信号aに基づいて変調され、この変調
された光ビーム11は感光した感光材料16上には、画
像信号を有する画像が写真潜像として記録される。な
お、画像信号はデジタル信号であり、後述する信号変換
部22に通され所定の変換テーブルに基づいて出力信号
bに変換され、D/A変換器23でアナログ信号に変換
されて変調回路24に入力される。そして、変調回路2
4がアナログの画像信号に基づいて半導体レーザ10の
ドライバ21を制御することにより、光ビーム11が上
述のように変調される。
【0014】また、D/A変換部23は信号変換部22
の信号をD/A変換する。変換テーブル作成時にパター
ン信号発生部27からテストパターン信号btが入力さ
れD/A変換するようになている。なお、変換テーブル
作成部33については後述する。
【0015】次に、現像ブロックA2の現像機25は感
光した感光材料16を現像、定着、水洗、乾燥の各処理
を行う。この処理により前記写真潜像が現像され、感光
材料16には画像信号を有する画像が可視像として記録
される。
【0016】濃度測定ブロックA3の濃度測定部28は
変換テーブル作成時にテストパターンPT1、参照パタ
ーンPT2の濃度をそれぞれ測定できるようになってい
る。感光材料16はニップローラ等の移送手段40によ
り、感光材料16のテストパターンPT1は矢印F方向
に移送され、テストパターンPT1が次々と測定光32
を横切る状態となり、LED等の光源29はテストパタ
ーンPT1に照射され、フォトトランジスタ等の光検出
器30で受ける。さらに測定回路31に入り濃度の測定
ができるようになっている。これらテストパターンPT
1の濃度が順次自動記録される。
【0017】さらに図2で、光源29及び光検出器30
を図で1点鎖線のように移動させて、参照パターンPT
2を順次自動記録させる。測定後、対数圧縮45され、
さらにA/D変換47されメモリ48に入り、図1の変
換テーブル作成部33に送られるようになっている。な
お、50は光源29及び光検出器を遮光する遮光部材で
ある。
【0018】次に、図3でテストパターン及び参照パタ
ーンを詳しく説明すると、感光材料16上の所定位置
に、感光材料16の搬送方向と略平行の位置に各々のテ
ストパターンPT1及び参照パターンPT2がある。テ
ストパターンPT1はPT11からPT1nが一列に並
べて記録されている。また、各テストパターンPT2と
同時に、同一信号の各参照パターンPT2(PT21か
らPT2n)が記録されている。
【0019】ここで、前述の図1で示した半導体レーザ
10による出力信号から感光材料16に画像濃度を得る
までの各関係に付いて説明すると、図4は半導体レーザ
駆動電流I、光出力P、エネルギー密度H、画像濃度D
等の関係説明図で、図4(A)は本発明に係わる半導体
駆動電流と光出力の関係を示し、また図4(B)は光出
力と光ビームのエネルギー密度の関係を示し、さらに、
図4(C)は光ビームのエネルギー密度と画像濃度との
関係をそれぞれ示している。
【0020】次に、図5の変換テーブル作成を説明する
グラフにおいて、テストパターン信号btとテストパタ
ーンの画像濃度Dとの関係は、図で第1象限の曲線hで
示されるようなものとなる。また、変換テーブル作成部
には、所望の画像信号aに対する感光材料上の画像濃度
Dの関係は第2象限の曲線gが記憶されており、さらに
変換テーブル作成部では、各テストパターン信号btに
対する画像濃度Dを求め、さらに予め所定の画像信号と
画像濃度の関係により、最終的に画像信号aとテストパ
ターン信号btとの関係(第4象限に曲線f)を求め
る。なお、この画像信号aとテストパターン信号btと
の関係は、実際にテストパターン発生に利用された例え
ば数点程度のテストパターン信号btについて求めた後
に、それらを補間して求めることができる。
【0021】さらに、変換テーブルの作成を具体例で表
1を参照して説明する。
【0022】
【表1】
【0023】先ず、テストパターンPT1と参照パター
ンPT2の濃度D1を測定する(濃度D1は表1に示
す)。次に、テストパターンPT1と参照パターンPT
2の露光エネルギを次式で求める。ここで、露光エネル
ギと濃度特性の関係式を「数1」にする。
【0024】
【数1】
【0025】但し、Hは露光エネルギで、Dは濃度で、
α、βは係数をそれぞれ示している。
【0026】ここで、各値をDmax=3.5,Dmin
0.2,α=300,β=1.5とすると、露光エネル
ギーは前記式(1)を解いて次の「数2」となる。
【0027】
【数2】
【0028】ここで、式(2)より、参照パターンPT
2の露光エネルギーH1を求める(露光エネルギーH1
表1に示す)。
【0029】ここで、参照パターンPT2をPT21基
準として割り算をして露光エネルギーの比率Sを計算す
る。(比率Sは表1に示す)。
【0030】次に、式(2)より、テストパターンPT
2の露光エネルギH1を求める(露光エネルギH1は表1
に示す)。
【0031】この値に比率Sを掛けてテストパターンP
T1のそれぞれの補正後の露光エネルギーH2を求める
(補正後の露光エネルギーH2は表1に示す)。この値
を、(1)式に代入すると、テストパターンPT1の補
正後のテストパターンの濃度D2が得られる(補正後の
テストパターンの濃度D2は表1に示す)。このテスト
パターンの補正後の露光エネルギH2と補正後の濃度D2
より出力信号と画像濃度の関係を求め、さらに予め設定
されている画像信号と画像濃度の関係とより、前記画像
信号から前記出力信号の変換テーブルを作成する。
【0032】ここで、画像記録装置全体の動作を説明す
ると、感光材料上に段階的に濃度の異なるテストパター
ンPT1と前記テストパターンの近傍に出力信号が一定
の参照パターンPT2をそれぞれ発生させ、それにより
感光した前記感光材料16を現像機25により現像処理
し、前記感光材料16に記録されたテストパターンと参
照パターンの各々の濃度を測定し、その濃度結果に基づ
き規格化して、この規格化に基づき前記出力信号と前記
画像濃度の関係を求める。さらに詳しく説明すると、参
照パターンの濃度を感光材料の所定の露光エネルギと濃
度の関数より露光エネルギに換算する。さらに、参照パ
ターンの露光エネルギの基準とする参照パターンを基に
他の参照パターンの露光エネルギ比率を求める。さらに
テストパターンの濃度を所定の露光エネルギと濃度の関
数より露光エネルギに換算する。テストパターンの露光
エネルギに比率を掛けて補正露光エネルギ値を求め、さ
らにテストパターンの補正後露光エネルギを前記関数の
逆関数により補正後テストパターンの濃度を求め、この
補正後露光エネルギと補正後テストパターンの濃度の関
係より前記出力信号と前記画像濃度の関係を求める。上
記の出力信号と前記画像濃度の関係とさらに、予め設定
されている画像信号と画像濃度の関係とより、前記画像
信号から前記出力信号の変換テーブルTを作成する。前
記変換テーブルTに基づき前記画像信号から前記出力信
号に変調し、この変調された光ビームを感光材料16上
に走査させ、それにより画像記録を行う。
【0033】以上により、画像記録に係わる種々の誤差
因子が変動する恐れがある場合、すなわち使用材料のロ
ットが変わった場合、現像液を新しくした場合、濃度測
定の光源が劣化した場合、現像液温度が変化した場合な
どに、変換テーブルを作成して画像記録を行うと、常に
濃度の安定した記録画像を得ることができる。
【0034】(実施形態2)他の画像記録装置Aを図面
に基づき説明する。図6は本発明の画像記録方法による
他の画像記録装置を示す要部構成図で、図6(A)は画
像記録装置の濃度測定部の構成図で、図6(B)は他の
テストパターンと参照パターンの構成図である。なお、
実施形態2は実施形態1の変形例で、濃度測定部とテス
トパターン以外は実施形態1と機構的、機能的に同じも
ので、同一の部材には同一の符号を付すと共に、機能
的、機構的に変わらないものはその説明を省略する。
【0035】図で濃度測定部28は基準となる濃度値を
校正する機能があり、標準透過濃度フィルム保持板62
には標準透過濃度フィルムの白色標準透過濃度フィルム
60と黒色標準透過濃度フィルム61が設けられ、標準
透過濃度フィルム保持板62は駆動手段63のリニアモ
ータで駆動されるようになっている。また、感光材料1
6上のテストパターンPT1と参照パターンPT2とは
一列に配置されており、また、Nは各パターンの位置を
識別する識別マークである。
【0036】濃度測定部28の濃度値の校正は、先ず白
色標準透過濃度フィルム60を測定光にある位置に置
き、白色標準透過濃度フィルム60の濃度を測定し、同
様にして、黒色標準透過濃度フィルム61を測定する。
この白、黒の濃度値に基づき、公知の校正技術により正
しい濃度値を得るように校正を行う。その後、一列にな
ったテストパターンPT1と参照パターンPT2を測定
光学系を移動させなることなく測定する。なお、線64
は測定軌跡を示す。
【0037】ここで、画像記録装置の実施形態1と異な
る部分の動作について説明すると、感光材料上に段階的
に濃度の異なるテストパターンと前記テストパターンの
近傍に出力信号が一定の参照パターンをそれぞれ発生さ
せる。次に、現像機により前記テストパターン及び前記
参照パターンを現像処理する。前記現像済みテストパタ
ーンと現像済み参照パターンの濃度を測定する。この
時、標準透過濃度フィルムを使用した校正が行われた濃
度測定器を使用して濃度測定をする。また前記テストパ
ターンの濃度を参照パターンの濃度に基づき実施形態1
と同様に規格化する。この規格化に基づき前記出力信号
と画像濃度の関係を求める。さらに、予め設定されてい
る画像信号と画像濃度の関係より前記画像信号から前記
出力信号の変換テーブルを作成し、前記変換テーブルに
基づき画像信号から出力信号に変換し画像記録を行う。
【0038】(実施形態3)実施形態の画像記録装置B
を図面に基づき説明する。図7は本発明の画像記録方法
による画像記録装置Bと外付け機器の構成図である。な
お、実施形態4は実施形態1の変形例で、実施形態1と
同一の部材には同一の符号を付し、機構的、機能的に同
じものはその説明を省略する。
【0039】画像記録装置Bは、外付け機器現像機U3
と組み合わされるようになっている装置で、また外部機
器現像機U3は感光材料を現像処理する現像機である。
【0040】(実施形態4)実施形態の画像記録装置C
を図面に基づき説明する。図8は本発明の画像記録方法
による画像記録装置Cと外付け機器の構成図である。な
お、実施形態4は実施形態1の変形例で、実施形態1と
同一の部材には同一の符号を付し、機構的、機能的に同
じものはその説明を省略する。
【0041】画像記録装置Cは、外付け機器濃度測定部
U2と外付け機器の現像機U3と組み合わされるように
なっている。外付け機器濃度測定部U2は現像済感光材
料を濃度測定する濃度測定器であり、さらに外部機器現
像機U3は感光材料を現像処理する現像機である。
【0042】以上により、既存の濃度測定器や現像機と
組み合わせができるようになり、画像記録に係わる誤差
因子が変動する恐れがある場合、すなわち使用材料のロ
ットが変わった場合、現像液を新しくした場合、濃度測
定の光源が劣化した場合、現像液温度が変化した場合な
どに、変換テーブルを作成して画像記録を行うと、常に
濃度の安定した記録画像を得ることができる。
【0043】なお、上記の実施形態以外に変換テーブル
の関係を変換関数で変換しても良く、例えば、双曲線関
数式で、aを画像信号、bを出力信号とし、係数をp,
q,rをとして、b=(p/(a−q))−rとし、テ
ストパターン、参照パターンより変数a1,b1とa2
2とa3,b3より係数p,q,rを求めて、画像信号
より出力信号を求める方法であっても良い。
【0044】
【発明の効果】以上説明した通り本発明の画像記録方法
及び装置によれば、下記の効果を奏する。
【0045】請求項1、2によれば、テストパターンを
正確に測定でき、正確な変換テーブルを作成することが
でき、所望の画像濃度を得ることができる。特に、例え
ば医療用の画像記録に利用されれば、画像記録の再現性
が高まり、診断性能の向上に寄与することができる。
【0046】請求項3によれば、請求項1に記載の画像
記録方法において、変換テーブルが簡易に作成すること
がでる。
【0047】請求項4、5、6によれば、テストパター
ンを正確に測定でき正確な変換テーブルを作成すること
ができ、所望の画像濃度を得ることができる。
【0048】請求項7によれば、請求項4から6のいず
れか1項に記載の画像形成装置において、光ビームの主
走査方向の走査むら影響を防止できるテストパターン及
び参照パターン濃度を正確に測定でき、精度の高い変換
テーブルを作成することができる。
【0049】請求項8によれば、請求項4または5に記
載の画像形成装置において、テストパターンと参照パタ
ーンの測定機差を無くし、濃度を正確に測定でき、精度
の高い変換テーブルを作成することができる。
【0050】請求項9によれば、請求項4または5に記
載の画像形成装置において、濃度が広い範囲に渡りより
精度に高い測定ができ、精度の高い変換テーブルを作成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法による画像記録装置Aを示す概略
構成図である。
【図2】画像記録装置Aの濃度測定部を示す概略図であ
る。
【図3】テストパターンと参照パターンとが記録された
感光材料を示す平面図である。
【図4】本発明に係わる半導体レーザ駆動電流と光出力
の関係(A)、光出力とエネルギー密度の関係(B)、
エネルギー密度と画像濃度との関係(C)を示すグラフ
である。
【図5】本発明における変換テーブルの作成を説明する
グラフである。
【図6】本発明の画像記録方法による他の画像記録装置
Aを示す概略図である。
【図7】本発明の画像記録方法による画像記録装置Bと
外付け機器の構成図である。
【図8】本発明の画像記録方法による画像記録装置Cと
外付け機器の構成図である。
【図9】従来のテストパターンが記録された感光材料の
平面図である。
【符号の説明】
10 半導体レーザ 11 光ビーム 12 コリメータレンズ 13 光偏向器 14 集束レンズ 15 ミラー 16 感光材料 17 搬送装置 20 画像信号出力装置 21 ドライバ 22 信号変換部 23 D/A変換部 24 変調回路 25 現像機 27 パターン信号発生部 28 濃度測定部 29 光源 30 光検出器 31 測定回路 32 測定光 33 変換テーブル作成部 40 移送手段 45 対数圧縮 47 A/D変換 48 メモリ 50 遮光部材 60 白色標準透過濃度フィルム 61 黒色標準透過濃度フィルム 62 標準透過濃度フィルム保持板 63 駆動手段 64 線 A 画像記録装置 A1 画像記録ブロック A2 現像ブロック A3 濃度測定ブロック B 画像記録装置 C 画像記録装置 a 画像信号 b 出力信号 bt テストパターン信号 D 画像濃度(濃度) H エネルギー密度(露光エネルギー) P 光出力 PT1,PT11からPT1n テストパターン PT2,PT21からPT2n 参照パターン N 位置検知マーク T 変換テーブル U2 外付け機器濃度測定器 U3 外付け機器現像機

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料上に段階的に濃度の異なる複数
    のテストパターンと前記テストパターンの近傍に出力信
    号が一定の参照パターンをそれぞれ発生させ、それによ
    り感光した前記感光材料を現像処理し、前記感光材料に
    記録された前記テストパターンと前記参照パターンの各
    々の濃度を測定し、その濃度結果に基づき規格化して、
    この規格化に基づき出力信号と段階的な画像濃度の関係
    を求め、さらに予め設定されている画像信号と画像濃度
    の関係とより、前記画像信号から前記出力信号の変換テ
    ーブルを作成し、前記変換テーブルに基づき前記画像信
    号から出力信号に変調し、この変調された光ビームを感
    光材料上に走査させ、画像記録を行うことを特徴とする
    画像記録方法。
  2. 【請求項2】 前記出力信号と前記画像濃度の関係が、
    参照パターンの濃度を感光材料の所定の露光エネルギと
    濃度の関数より露光エネルギに換算し、さらに前記参照
    パターンの基準とする位置の露光エネルギに対する他の
    参照パターンの露光エネルギ比率を求め、さらに前記テ
    ストパターンの濃度を前記感光材料の所定の露光エネル
    ギと濃度の関数より露光エネルギに換算し、前記テスト
    パターンの露光エネルギに前記比率を掛けて補正後露光
    エネルギを求め、さらにテストパターンの前記補正後露
    光エネルギを前記関数の逆関数により補正後テストパタ
    ーン濃度を求め、この補正後露光エネルギと補正後テス
    トパターン濃度の関係より求められることを特徴とする
    請求項1に記載の画像記録方法。
  3. 【請求項3】 前記変換テーブルの画像信号から出力信
    号の変換が関数式により行われることを特徴とする請求
    項1または2に記載の画像記録方法。
  4. 【請求項4】 感光材料上に段階的に濃度の異なる複数
    のテストパターンを発生させるテストパターン発生部
    と、前記テストパターンの近傍に出力信号が一定の参照
    パターンを発生させる参照パターン発生部と、それによ
    り感光した前記感光材料を現像処理する現像機と、前記
    感光材料に記録された前記テストパターンと前記参照パ
    ターンの各々の濃度を測定する濃度測定部と、その濃度
    結果に基づき規格化して、この規格化に基づき求めた前
    記出力信号と前記画像濃度の関係とさらに予め設定され
    ている画像信号と画像濃度の関係とより、前記画像信号
    から出力信号の変換テーブルを作成する変換テーブル作
    成部と、前記変換テーブルに基づき前記画像信号から前
    記出力信号に変調する信号変換部と、を備えこの変調さ
    れた光ビームを感光材料上に走査させて画像記録を行う
    ようにしたことを特徴とする画像記録装置。
  5. 【請求項5】 感光材料上に段階的に濃度の異なる複数
    のテストパターンを発生させるテストパターン発生部
    と、前記テストパターンの近傍に出力信号が一定の参照
    パターンを発生させる参照パターン発生部と、それによ
    り感光した前記感光材料を現像処理して記録された前記
    テストパターンと前記参照パターンの各々の濃度を測定
    する濃度測定部と、その濃度結果に基づき規格化して、
    この規格化に基づき求めた前記出力信号と前記画像濃度
    の関係とさらに予め設定されている画像信号と画像濃度
    の関係とより、前記画像信号から出力信号の変換テーブ
    ルを作成する変換テーブル作成部と、前記変換テーブル
    に基づき前記画像信号から前記出力信号に変調する信号
    変換部と、を備えこの変調された光ビームを感光材料上
    に走査させて画像記録を行うようにしたことを特徴とす
    る画像記録装置。
  6. 【請求項6】 感光材料上に段階的に濃度の異なる複数
    のテストパターンを発生させるテストパターン発生部
    と、前記テストパターンの近傍に出力信号が一定の参照
    パターンを発生させる参照パターン発生部と、それによ
    り感光した前記感光材料を現像処理して記録された前記
    テストパターンと前記参照パターンの各々の濃度を測定
    された結果に基づき規格化して、この規格化に基づき求
    めた前記出力信号と前記画像濃度の関係とさらに予め設
    定されている画像信号と画像濃度の関係とより、前記画
    像信号から出力信号の変換テーブルを作成する変換テー
    ブル作成部と、前記変換テーブルに基づき前記画像信号
    から前記出力信号に変調する信号変換部と、を備えこの
    変調された光ビームを感光材料上に走査させて画像記録
    を行うようにしたことを特徴とする画像記録装置。
  7. 【請求項7】 感光材料の搬送方向と略平行の位置に前
    記テストパターン及び前記参照パターンを発生させるこ
    とを特徴とする請求項4、5または6に記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記濃度測定部が、1つの測光光学系に
    より前記テストパターンと前記参照パターンの濃度を測
    定するものであることを特徴とする請求項4または5に
    記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記濃度測定部が、少なくとも1つの標
    準濃度フィルムにより濃度校正されるものであることを
    特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
JP8074153A 1996-03-28 1996-03-28 画像記録方法及び装置 Pending JPH09266534A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002137447A (ja) * 2000-11-06 2002-05-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および記録媒体
JP2007144731A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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JP2002137447A (ja) * 2000-11-06 2002-05-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および記録媒体
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