JPH09265655A - マルチビーム生成方法及びマルチビーム光ピックアップ - Google Patents

マルチビーム生成方法及びマルチビーム光ピックアップ

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JPH09265655A
JPH09265655A JP8072707A JP7270796A JPH09265655A JP H09265655 A JPH09265655 A JP H09265655A JP 8072707 A JP8072707 A JP 8072707A JP 7270796 A JP7270796 A JP 7270796A JP H09265655 A JPH09265655 A JP H09265655A
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beams
light receiving
optical pickup
wedge member
beam splitter
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JP8072707A
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Hiroshi Goto
博志 後藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの発光点を有する半導体レーザから複数
のビームを生成し、複数のトラックを同時に再生するこ
とのできる小型で低コストなマルチビーム光ピックアッ
プを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の光ピックアップは、1つの発光
点を有する半導体レーザ70と、くさび状の複屈折部材
を互いに逆向きに接合した平行平板くさび部材72と、
複数の平行平板を一体に成型し、その接合面の一部にグ
レーティングとその接合面の他の一部に偏光ビームスプ
リッタ82とを有するラミレートプリズム74と、複数
の受光素子とを一つのパッケージに形成して構成した。
よって、半導体レーザから受光素子までを一体に組み込
むことができ、小型で低コストのマルチビーム生成方法
及びマルチビーム光ピックアップが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的情報記録媒
体に対して複数のトラックから同時に情報を再生するた
めのマルチビーム生成方法及びマルチビーム光ピックア
ップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザ光により光学的情報記録媒
体(光ディスク)上の情報を再生する装置は著しい発達
をしている。また、コンピュータで取り扱うデータも、
コードデータから音楽、静止画像、動画と進展するにつ
れ、データ量も増大している。それに伴って、光ディス
クの情報再生装置からホストコンピュータにデータを転
送するスピードの高速化が要求されている。データ転送
レートを高速化するために、従来は光ディスクの回転数
を上げる手法がもっぱら行われていた。
【0003】しかしながらこの方法では、光ディスクを
回転駆動するモータの回転数を大幅に上げるためにモー
ターを大型化しなければらならいとか回転数の上昇に伴
って光ディスクの振動や面振れが大きくなりサーボ系の
安定化が困難になる等の問題が生じている。
【0004】そこで、情報の読み取りを行う光ピックア
ップで複数のレーザビームを発生させ、光ディスクに対
して複数のトラックから同時に情報の再生を行うマルチ
ビーム光ピックアップが提案されている。この方法で
は、モータを大型化する必要もなく、さらに回転数の上
昇に伴うディスクの振動や面振れも押さえることが可能
であるため、有望視されている。
【0005】以下、図に基づき従来のマルチビーム光ピ
ックアップの技術を説明する。図3は従来のマルチビー
ム光ピックアップの構成図である。図において、半導体
レーザ40には2個のレーザチップ41、42があり、
2本のビームを発光している。これらの2本のビームは
コリメートレンズ2により平行光となり、グレーティン
グ3により3ビーム化され合計6本のビームがハーフミ
ラー8を通り、対物レンズ9により集光され光ディスク
10に照射される。光ディスク10からの反射光は、再
び対物レンズ9を通りハーフミラー8で反射され、検出
レンズ43、シリンドリカルレンズ44を通り、受光素
子45に入射する。フォーカス検出は公知の非点収差法
により、トラック検出は公知の3ビーム法により行われ
る。
【0006】図4は光ディスク上のトラックとスポット
との関係を示した図である。3ビーム法のメインスポッ
ト27、及び30はトラック32、33の中央に位置
し、サイドスポット26、29はトラック33、32の
右に、サイドスポット28、31はトラック33、32
の左に、それぞれ位置している。
【0007】情報の再生はメインスポット27、30に
よって行われる。フォーカス検出はメインスポット27
により、トラック検出はサイドスポット26、28によ
り行われる。また、半導体レーザ40の2個のレーザチ
ップ41、42の間隔が150μmであり、光ディスク
上のメインスポット27、30の間隔は光学系の横倍率
が約1/5なので30μmになる。メインスポット27
とサイドスポット28との間隔は約10μmである。そ
して、メインスポット27、30の存在により光ディス
クの2つのトラックから同時に情報を再生することが可
能である。
【0008】しかしながら、光ディスクの偏心によりト
ラックが横ずれを起こすと、メインスポットの一方はト
ラッキングサーボ制御により常にトラック中心に位置す
るが、他方のメインスポットはトラックずれを引き起こ
し再生信号が低下するという問題がある。
【0009】図5は光ディスクの偏心によるスポット位
置ずれの説明図である。図5において、光ディスクに偏
心がない時がトラック32、33であり、2つのメイン
スポット36、37は各々トラック32、33(実線表
示)の中心に位置している。しかし、光ディスクに偏心
がある時にはトラック34、35(点線表示)にずれた
位置にあり、一方のメインスポット38はトラッキング
サーボ制御により常にトラック34の中心に位置する
が、もう一方のメインスポット39はトラック35より
オフトラックした位置にある。このため、メインスポッ
ト39により情報を再生すると信号が低下する。
【0010】この偏心の問題を解消するためにマルチビ
ームのメインスポット相互の間隔を狭める方法が提案さ
れた。図6はメインスポット相互の間隔を狭めた従来の
トラックとスポットとの配置図である。図6において、
メインスポット27、30の間隔を狭め、3ビーム法の
メインスポット27、30とサイドスポット26、2
8、29、31との間隔よりもマルチビームのメインス
ポット27、30相互の間隔を狭める方法が考えられ
る。図の例では、メインスポット27とサイドスポット
26、28とが1つのレーザ光源からの光であり、メイ
ンスポット30とサイドスポット29、31とが他方の
レーザ光源からの光である。メインスポット27、30
の相互間隔は光ディスク10の偏心による再生信号の低
下が十分無視できる5μmに設定されている。
【0011】図7は図6のマルチビームの受光素子2
1、24、46とスポット26〜31との関係を示す図
である。図において、非点収差法によるフォーカス信号
を検出するための4分割受光素子46、3ビーム法によ
るトラック信号を検出するための2つの受光素子21、
22が一枚の基盤上に配置されている。
【0012】しかしながら、スポットの相互間隔が狭い
ため受光素子21、22上に2つのレーザチップ41、
42を光源とするサイドスポット(26と29及び28
と31)が照射されているため、フォーカス信号、トラ
ック信号、再生信号が正確に検出できない問題が生じ
る。さらに、半導体レーザ40に2個のレーザチップ4
1、42を搭載して2本のビームを発生させる方法はコ
ストが高いという問題がある。そこで、一つの半導体レ
ーザーと複屈折材料からなるくさび部材からマルチビー
ムを生成し、偏光ビームスプリッタによりマルチビーム
を分離して受光素子に入射させることにより前述のレー
ザチップの問題を解決する方法が提案されている。
【0013】図8はくさび部材を使った従来のマルチビ
ーム光ピックアップの構成図である。図8において、半
導体レーザ40から一本のレーザビームが発光してい
る。このビームはコリメートレンズ2により平行光とな
り、グレーティング3により3本のビーム4に変換さ
れ、複屈折くさび部材5により常光線7(点線表示)と
異常光線6(実線表示)に分離され合計6本のビームに
なる。
【0014】複屈折くさび部材5の材質には水晶が使用
される。その水晶の波長780nmの常光線7に対する
屈折率は1.5387384、異常光線6に対する屈折
率は1.5476658である。半導体レーザ40から
ビームの偏光面を45度回転させて複屈折くさび部材5
に入射させると、複屈折くさび部材5の中でレーザ光は
常光線7と異常光線6とに分かれて進行し、常光線7に
対する屈折率と異常光線6とに対する屈折率が異なるた
め、複屈折くさび部材5から出射する際に2つの光線に
分離されて異なる方向に出射することになる。例えば、
くさびの頂角を10度に設定すると分離された2つのビ
ームのなす角度は0.090度になり、対物レンズ9の
焦点距離を3mmとすると2つのスポットの間隔は4.
7μmになる。このスポット間隔であれば、図6に示し
たように、光ディスク10の偏心による再生信号の低下
を十分無視する事ができる。
【0015】複屈折くさび部材5から2つの光線に分離
され合計6本のビームとして出射した後、ハーフミラー
8で全反射し対物レンズ9で集光されて光ディスク10
のスポットに焦点を結ぶ。
【0016】光ディスク10からの反射光は、再び対物
レンズ9を通りハーフミラー8を透過し、検出レンズ1
1を通り、偏光ビームスプリッタ12により、その入射
光線の偏光面に応じて常光線7は反射され異常光線6は
透過し受光素子13に入射する。フォーカス検出は常光
線15と異常光線14とのスポットサイズ法により行わ
れ、トラック検出は公知の3ビーム法により行われる。
【0017】前述の図6において、3ビーム法のメイン
スポット27、及び30はトラック32、33の中央に
位置し、サイドスポット26、29はトラックの右に、
サイドスポット28、31はトラックの左に位置してい
る。情報の再生はメインスポット27、30によって行
われる。フォーカス検出はメインスポット27により、
トラック検出はサイドスポット26、28により行われ
る。
【0018】図9は受光素子13上のスポットの配置を
示した図である。異常光線14を検出する受光素子は2
0、21、22であり、常光線15を検出する受光素子
は23、24、25である。受光素子20と受光素子2
3はそれぞれ3分割され、20−A,20−B、20−
C、及び23−A,23−B、23−Cより構成され
る。メインスポット27、30の各々の集光点は受光素
子13の前後にあるため、フォーカス信号を {(20−A)+(20−C)−(20−B)}−
{(23−A)+(23−C)−(23−B)} より得ることができる。
【0019】またトラック信号は、21−22により得
られる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上に
説明した各従来の方法は、半導体レーザの光をコリメー
トレンズにより平行光に変換してから対物レンズに入射
させる無限系である。そのため検出光学系にも集光レン
ズが必要になり、光ピックアップが大型化ししかもコス
トアップになるという問題がある。
【0021】さらに、半導体レーザに2個のレーザチッ
プを搭載し2本のビームを発生させる方法はコストが高
くなるという問題がある。
【0022】また、従来の光ピックアップは半導体レー
ザや光学部品やセンサーが別々に配置されているため光
ピックアップが大型化するという問題がある。
【0023】以上のように、有限系の検出光学系を用
い、小型で低コストなマルチビーム光ピックアップが要
求されている。
【0024】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、1つの発光点を有する半導体レーザから複数のビー
ムを生成し、複数のトラックを同時に再生することので
きる小型で低コストなマルチビーム光ピックアップを提
供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の光ピックアップ
は、発光点が1つの半導体レーザと、くさび状の複屈折
部材を互いに逆向きに接合した平行平板くさび部材と、
複数の平行平板を一体に成型したラミレートプリズム部
材と、受光素子とを一つのパッケージに形成して構成し
たものである。
【0026】以上の構成により、半導体レーザから受光
素子までを一体に組み込むことができるので、小型で低
コストのマルチビーム光ピックアップが得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、1つの発光点を有するレーザ光源と、くさび状の複
屈折部材を互いに逆向きに接合した平行平板くさび部材
と、複数の平行平板を一体に成型し、その接合面の一部
にグレーティングと、その接合面の他の一部に偏光ビー
ムスプリッタとを有するラミレートプリズム部材と、複
数の受光素子とを有し、レーザ光源の1本のビームを平
行平板くさび部材により2本のビームに分割し、さらに
グレーティングにより2本のビームをそれぞれ3分割し
合計6本のビームとしてラミネートプリズム部材より出
射させ、被検出面から反射した入射光をその偏光面に応
じて偏光ビームスプリッタにより3本ずつ2つのグルー
プに分離して受光素子により受光することとしたもので
あり、半導体レーザから受光素子までを一体に組み込む
ことができるので、小型で低コストのマルチビーム光ピ
ックアップを提供することができる。
【0028】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明における光ピックアップ
の構造を示す図である。図において、半導体レーザ70
は保持部材71上にマウントされ、半導体レーザ70か
らのレーザビーム73はくさび状の複屈折部材を互いに
逆向きに接合した平行平板くさび部材72により常光線
87と異常光線86との2本のビームに分割される。
【0029】ここで、平行平板くさび部材72の材質に
は水晶が使用される。波長780nmのレーザ光の常光
線87に対するその水晶の屈折率は1.538738
4、異常光線86に対するその水晶の屈折率は1.54
76658である。また、平行平板くさび部材72のう
ち第1の平行平板くさび部材72aの結晶配向に基づく
光学軸は紙面と垂直方向に、第2の平行平板くさび部材
72bの結晶配向に基づく光学軸は紙面の上下方向にそ
れぞれ形成されている。
【0030】今、半導体レーザ70から出射するビーム
の偏光面を紙面の垂直方向から上下方向に向かって45
度回転させて平行平板くさび部材72に入射させると、
平行平板くさび部材72の中でレーザ光は常光線87と
異常光線86とに分離して進行する。さらに光学軸の相
違により、常光線87に対する屈折率と異常光線86と
に対する屈折率が異なるため、第1の平行平板くさび部
材72aから出射する時と、第2の平行平板くさび部材
72bから出射する時とに2つの光線に屈折して分離
し、異なる方向に出射することになる。例えば、くさび
の頂角を5度に設定すると分離された2つのビームのな
す角度は0.090度になり、対物レンズ84の焦点距
離を3mmとすると2つのスポットの間隔は4.7μm
になる。このスポット間隔であれば、図6に示したよう
に、光ディスク85の偏心による再生信号の低下を十分
無視する事ができる。
【0031】分割された2本のビームはそれぞれ実線で
示した異常光線86と常光線87としてラミネートプリ
ズム74に入射する。このラミネートプリズム74は複
数の平行平板75、76、77、78が接合された構造
であって、その接合面の一部に光学的なコーティングが
なされている。
【0032】入射した2本のビームは、先ず、全反射コ
ーティング79により反射し、次にグレーティング80
で再び反射したとき、グレーティング80によりさらに
3本のビームに分かれて合計6本のビームになる。さら
に、各ビームはビームスプリッタコーティング81によ
りその一部が反射してラミネートプリズム74を出射
し、対物レンズ84により集光され光ディスク85に読
み取りスポットを形成する。
【0033】光ディスク85のスポットからの反射光
は、対物レンズ84により再び集光されてラミネートプ
リズム74に入射する。入射光はビームスプリッタコー
ティング81を透過し、偏光ビームスプリッタ82に達
する。偏光ビームスプリッタ82では入射光の有するそ
の偏光面の相違(即ち、平行平板くさび部材72により
2本のビームに分割された時の偏光面)により、異常光
線86は偏光ビームスプリッタ82を透過し基盤89の
受光素子93〜95に入射する。他方、常光線87は偏
光ビームスプリッタ82を反射し全反射コーティング7
9により再び反射して基盤88の受光素子90〜92に
入射する。
【0034】トラック検出は公知の3ビーム法により、
フォーカス検出は公知のスポットサイズ法により行われ
る。図2は本発明における受光素子の配置図である。常
光線87を受光する基盤88の受光素子90〜92には
3ビーム法のサイドスポットを受光する受光素子90、
92およびスポットサイズ法のメインスポットを受光す
る3分割受光素子91がある。同様に、異常光線86を
受光する基盤89の受光素子93〜95には3ビーム法
のサイドスポットを受光する受光素子93、95および
スポットサイズ法のメインスポットを受光する3分割受
光素子94がある。フォーカス信号は {91B−(91A+91C)}−{94B−(94A
+94C)} より生成される。
【0035】以上に詳細に説明したように、本発明によ
れば、単発光点の半導体レーザ70を用いて、くさび状
の複屈折部材を互いに逆向きに接合した平行平板くさび
部材72により2本のビームを生成し、このマルチビー
ムをラミネートプリズム74を介して対物レンズ84に
入射させて、2本のビームに基づく合計6本のビームに
よりビームスポットを光ディスク上に形成するので、単
発光点の半導体レーザ70により同時に2トラックをア
クセスすることができる。
【0036】さらに、ラミネートプリズム74と複屈折
部材を用いた平行平板くさび部材72とが半導体レーザ
70と対物レンズ84との光路中にあるため、対物レン
ズ84はこれらの各部材の厚みにより発生する球面収差
を補正するように設計することにより、ほぼ無収差の光
学系を得ることが可能になる。
【0037】また、偏光ビームスプリッタ82により異
常光線86と常光線87とを完全に分離して6個の各々
の受光素子90〜95に光を入射することが可能にな
る。さらに、本発明によれば、半導体レーザ70から平
行平板くさび部材72、ラミネートプリズム74、およ
び基盤88、89までを光ピックアップに一体に組み込
むことが可能になり、マルチビーム光ピックアップが大
幅に小型化される。
【0038】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、発光点が一
つの半導体レーザを用いて、くさび状の複屈折部材を互
いに逆向きに接合した平行平板くさび部材により2本の
ビームを生成し、このマルチビームをラミネートプリズ
ムを介して対物レンズに入射させて、2つのスポットを
光ディスク上に形成する。
【0039】従って、単発光点レーザを使用して、同時
に2本のトラックをアクセスすることができるので、先
ず、ディスクの回転速度を増加することなく2倍のデー
タ点送料を実現することができ、省エネルギーと小型化
とに効果的である。
【0040】また、従来の無限系の技術ではコリメート
レンズと検出レンズ(集光レンズ)とを必要としたが、
本発明によれば有限系の技術によりこれらのレンズが不
要となるのに加え、半導体レーザから平行平板くさび部
材、ラミネートプリズム、および受光素子までを光ピッ
クアップに一体に組み込むことが可能になり、マルチビ
ーム光ピックアップが大幅な小型化とコストダウンが実
現される。
【0041】以上により、低コストでかつ小型化された
マルチビーム光ピックアップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における光ピックアップの構造を示す図
【図2】本発明における受光素子の配置図
【図3】従来のマルチビーム光ピックアップの構成図
【図4】光ディスク上のトラックとスポットとの関係を
示した図
【図5】光ディスクの偏心によるスポット位置ずれの説
明図
【図6】メインスポット相互の間隔を狭めた従来のトラ
ックとスポットの配置図
【図7】図6のマルチビームの受光素子とスポットとの
関係を示す図
【図8】くさび部材を使った従来のマルチビーム光ピッ
クアップの構成図
【図9】受光素子上のスポットの配置を示した図
【符号の説明】
2 コリメートレンズ 3 グレーティング 4 3本のビーム 5 複屈折くさび部材 6、14、86 異常光線 7、15、87 常光線 8 ハーフミラー 9、84 対物レンズ 10、85 光ディスク 11 検出レンズ 12、82 偏光ビームスプリッタ 13、20、21、22、23、24、25、45、9
0、92、93、95受光素子 27、30、36、37、38、39 メインスポット 26、28、29、31 サイドスポット 32、33、34、35 トラック 40、70 半導体レーザ 41、42 レーザチップ 43 検出レンズ 44 シリンドリカルレンズ 46 4分割受光素子 71 保持部材 72 平行平板くさび部材 72a 第1の平行平板くさび部材 72b 第2の平行平板くさび部材 73 レーザビーム 74 ラミネートプリズム 75、76、77、78 平行平板 79 全反射コーティング 80 グレーティング 81 ビームスプリッタコーティング 88、89 基盤 91、94 3分割受光素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つの発光点から出射した1本のレーザ光
    を、くさび状の複屈折部材を互いに逆向きに接合した平
    行平板くさび部材に透過させるステップと、複数の平行
    平板が一体に成型されたラミレートプリズム部材であっ
    て、その接合面の一部に設けられたグレーティングを反
    射するステップと、その接合面の他の一部に設けられた
    偏光ビームスプリッタを透過、または反射するステップ
    と、前記偏光ビームスプリッタを透過したビームと、前
    記偏光ビームスプリッタを反射したビームとを互いに別
    の受光素子に受光するステップとを有し、前記1本のレ
    ーザ光を前記平行平板くさび部材により2本のビームに
    分割し、さらに前記グレーティングにより2本のビーム
    をそれぞれ3分割し合計6本のビームとして前記ラミネ
    ートプリズム部材より出射させ、被検出面から反射した
    入射光をその偏光面に応じて前記偏光ビームスプリッタ
    により3本ずつ2つのグループに分離して前記受光素子
    により受光することを特徴とするマルチビーム生成方
    法。
  2. 【請求項2】1つの発光点を有するレーザ光源と、くさ
    び状の複屈折部材を互いに逆向きに接合した平行平板く
    さび部材と、複数の平行平板を一体に成型し、その接合
    面の一部にグレーティングと、その接合面の他の一部に
    偏光ビームスプリッタとを有するラミレートプリズム部
    材と、複数の受光素子とを有し、前記レーザ光源の1本
    のビームを前記平行平板くさび部材により2本のビーム
    に分割し、さらに前記グレーティングにより2本のビー
    ムをそれぞれ3分割し合計6本のビームとして前記ラミ
    ネートプリズム部材より出射させ、被検出面から反射し
    た入射光をその偏光面に応じて前記偏光ビームスプリッ
    タにより3本ずつ2つのグループに分離して前記受光素
    子により受光することを特徴とするマルチビーム光ピッ
    クアップ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100375310B1 (ko) * 1996-11-13 2003-04-21 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 프리즘및이를이용한광픽업장치
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